JP2014130076A - 材料試験機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 電力を多くは消費しない安価な構成でありながら、動的試験にも対応することが可能な材料試験機を提供する。
【解決手段】 直動サーボバルブ50は、スプール52がスリープ57内を軸方向に変位することで、各ポートの連通・遮断を切り換えるスプール型の弁構造を有する。また、直動サーボバルブは、スプール52に接続された駆動部であるフォースモータ51により、直接的に円柱形のランド53、54、55が配置されたスプール52を移動させる、いわゆる直動弁である。そして、スプール52のフォースモータ51との連結端とは反対側には、スプール52の軸方向の位置変位を検出する検出器としての変位計56が配設されている。
【選択図】 図2

Description

この発明は材料試験機に関し、特に、油圧シリンダを駆動源とする材料試験機に関する。
材料試験機においては、一般に、負荷機構の駆動により試験片等の供試体に対して、各種の負荷を加えている。例えば、試験片に対して疲労試験を行う場合には、試験片に連続して試験力を付与している。そして、試験片に試験力を付与するための負荷機構の駆動源としては、油圧シリンダが使用されている。
このような油圧シリンダを動作させる油圧回路としては、方向流量制御弁を制御する方式(特許文献1参照)や、双方向回転ポンプを制御する方式(特許文献2参照)のものが採用されている。
特許文献1に記載のような油圧回路は、モータの駆動により一方向に作動油を吐出する油圧ポンプと、サーボ弁を備え、サーボ弁の流路の切り換えと弁開度の調整により、油圧シリンダへの作動油の流れ方向と流量とを調整している。このような油圧回路は、油圧源のコストが高額となり、また、油圧源は常時定格出力で連続運転しているため、試験条件によってはエネルギーの使用効率が非常に悪くなり、かつ、リリーフ弁による発熱及びモータ・ポンプの回転時の騒音等の問題が生ずる。
一方、特許文献2に記載のような油圧回路は、ACサーボモータで駆動する双方向回転ポンプを備え、ACサーボモータの回転方向と回転数を調整することにより、油圧シリンダへの作動油の流れ方向と流量とを調整している。この油圧回路は、方向流量制御弁による制御方式の油圧回路に比べて、エネルギー効率が良く、騒音や振動が小さいという特徴がある。
図4は、従来の双方向回転ポンプを制御する方式の油圧回路を示す図である。
図4に示すように、この油圧回路は、正逆双方向にACサーボモータ134を回転させることにより、作動油を正逆双方向に吐出する双方向回転ポンプ133を備え、油圧シリンダ121のピストンで隔てられた2つのシリンダ室の何れか一方に作動油を流入させることにより、油圧シリンダ121のシリンダロッドを移動させるものである。2つのシリンダ室のそれぞれに連通する管路137、138の途中には、オイルタンク136と連通することにより、不足する作動油を供給する管路が設けられている。なお、双方向回転ポンプ133により作動油を往復流動させる油圧回路では、このようなオイルタンク136と連通する管路がないと、油圧回路内が真空状態となり、油圧シリンダ121の動作が悪くなる。
また、この管路には、パイロットチェック弁131、132が介挿され、油圧シリンダ121のシリンダ室の圧力と、それに連通する管路137、138内の圧力と作動油の流れ方向に応じて、油圧回路に作動油が補充される構成となっている。パイロットチェック弁131、132は、それぞれ、双方向回転ポンプ133を挟んで反対側となる管路137、138から、パイロット管路172、171を介してパイロット圧が供給されることにより開くものである。
特開平10−38779号公報 特開2001-215182号公報
ところで、油圧シリンダ121の各シリンダ室および各管路137、138の圧力は、双方向回転ポンプ133の吐出方向の切り換えと同時に変化するものではない。例えば、双方向回転ポンプ133の吐出方向が(+)から(−)方向に切り替わると、(+)側の管路138およびシリンダ室の圧力がゼロになるまで、(−)側の管路137およびシリンダ室の圧力は上がらない。このため、双方向回転ポンプ133の吐出方向が切り換えられてから(−)側の管路137からパイロット管路172を介してパイロット圧が供給され、パイロットチェック弁131が開くまでに、時間的なズレが生じる。そして、双方向回転ポンプ133の吐出方向が切り換えられてからパイロットチェック弁131が開くまでの間は、作動油が補充されないため、シリンダロッドの動作が鈍くなる。このような動作の遅れは、動的試験を行うときには、試験波形に対する応答遅れの原因となる。
この発明は上記課題を解決するためになされたものであり、電力を多くは消費しない安価な構成でありながら、動的試験にも対応することが可能な材料試験機を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、油圧シリンダに作動油を供給することにより、試験片に負荷する試験力を発生させる材料試験機において、正逆回転する可変速モータと、前記可変速モータにより駆動され、前記可変速モータの回転方向と回転数に応じて、双方向に作動油を吐出する双方向回転ポンプと、前記油圧シリンダと前記双方向回転ポンプとを接続する作動油の往復管路と、前記往復管路に補充する作動油を貯留するオイルタンクと、を有する油圧供給部と、予め設定された指令値と、試験片に与えられた試験力、または、前記油圧シリンダのシリンダロッドのストロークとに基づいて、前記可変速モータの回転方向および回転速度を調整する制御信号を出力する制御部と、を備え、前記油圧供給部は、弁体を移動させる駆動部と、前記弁体の位置を検出する検出器とを有し、前記オイルタンクと前記往復管路とを連通する流路を、前記可変速モータの回転方向に応じて切り換えるとともに、前記可変速モータの回転速度を調整する制御信号に応じて、前記オイルタンクと前記往復管路との間を流れる作動油の流量を変更する電動弁と、前記可変速モータの回転速度を調整する制御信号と、前記検出器の検出値とに基づいて、前記電動弁の動作を調整する弁制御回路と、を備えることを特徴とする材料試験機。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記電動弁は、スプール型の直動サーボバルブである。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の材料試験機において、前記電動弁には、2つの前記往復管路への接続配管と、1つの前記オイルタンクへの接続配管とが形成される。
請求項1から請求項3に記載の発明によれば、油圧供給部が、双方向回転ポンプの駆動により油圧シリンダへ作動油を供給する往復管路とオイルタンクとを連通させる電動弁と、電動弁の動作を調整する弁制御回路を備えることから、電力を多くは消費しない安価な構成でありながら、動的試験にも対応することが可能となる。
この発明に係る材料試験機の要部を示す正面図である。 直動サーボバルブ50と直動サーボアンプ60の概要図である。 直動サーボアンプ60への入力信号と直動サーボバルブにおけるポートC1、C2の流量との関係を示すグラフである。 従来の双方向回転ポンプを制御する方式の油圧回路図である。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、この発明に係る材料試験機の概要図である。
この材料試験機は、テーブル11により支持された一対のコラム12と、これらのコラム12により支持されたクロスヨーク13とを備える。テーブル11には、供試体としての試験片10に試験力を負荷するための油圧シリンダ21が配設されている。この油圧シリンダ21には、油圧シリンダ21を動作させるための作動油を供給する油圧供給部30と、油圧シリンダ21のシリンダロッド25の変位を検出する変位検出器26とが接続されている。油圧シリンダ21のシリンダロッド25には、試験片10を掴むつかみ具29が取り付けられている。
クロスヨーク13の下面には、試験力を検出するための試験力検出器としてのロードセル27と、試験片10を固定するためのつかみ具29とが配設されている。
また、この材料試験機は、装置全体を制御するための制御部40を備える。この制御部40は、その内部に記憶装置としてのROM、RAMを備えるとともに、PID制御(Proportional Integral Derivative Controller)を実行するための制御信号を演算する演算回路44より構成される。また、変位検出器26の出力信号と、ロードセル27の出力信号とは、材料試験の実行中に、常時制御部40に取り込まれる。
演算回路44は、材料試験の実行中に、制御モードとしてストローク制御モードが選択されている場合には、切換部43の作用により、アンプ41を介して入力された変位検出器26の出力信号と、目標値として設定されている試験波形との偏差に基づいて制御値を演算し、その値を制御信号として出力する。また、演算回路44は、材料試験の実行中に、制御モードとして試験力制御モードが選択されている場合には、切換部43の作用により、アンプ42を介して入力されたロードセル27の出力信号と、目標値として設定されている試験波形との偏差に基づいて制御値を演算し、制御信号を出力する。
油圧シリンダ21は、油圧供給部30から供給される作動油によって動作する。油圧シリンダ21のシリンダ内は、複動するシリンダロッド25に連結されたピストン22により第1シリンダ室23と第2シリンダ室24に隔てられている。第1シリンダ室23と第2シリンダ室24には、それぞれ他端が後述する双方向回転ポンプ33の吐出口に連結された管路37と管路38が接続されている。管路37と管路38は、この発明の油圧シリンダ21と双方向回転ポンプ33を接続する作動油の往復管路である。
油圧供給部30は、制御部40から供給される制御信号によって油圧シリンダ21へ流入させる作動油の流れ方向と流量とが制御される。この油圧供給部30は、双方向回転ポンプ33と、この双方向回転ポンプ33を駆動するためのACサーボモータ34とを備える。また、この油圧供給部30は、作動油を貯留するオイルタンク36と、ACサーボモータ34の回転方向および回転速度を変更するためのACサーボアンプ35と、この発明の電動切換弁である直動サーボバルブ50と、この発明の弁制御回路としての機能を備えた直動サーボアンプ60とを備える。なお、双方向回転ポンプ33を駆動するモータは、正逆双方向の回転速度が変更可能なモータであればよい。
ACサーボアンプ35は、制御部40から供給される制御信号を、ACサーボモータ34の回転指令信号に変換して、ACサーボモータ34に供給する。ACサーボモータ34の回転方向の(+)と(−)は、双方向回転ポンプ33の作動油吐出方向の(+)と(−)に対応し、ACサーボモータ34の回転速度は、双方向回転ポンプ33から吐出される作動油の流量に比例する。
油圧シリンダ21は、油圧供給部30から供給される作動油によって動作する。ACサーボモータ34が(−)方向に回転し、双方向回転ポンプ33が(−)方向に作動油を吐出しているときには、管路37から油圧シリンダ21のピストン22により隔てられた第1シリンダ室23に、作動油が供給される。このとき、油圧シリンダ21の第2シリンダ室24から排出された作動油は、双方向回転ポンプ33の作用により管路38から管路37へと流れる。
一方、ACサーボモータ34が(+)方向に回転し、双方向回転ポンプ33が(+)方向に作動油を吐出しているときには、管路38から油圧シリンダ21のピストン22により隔てられた第2シリンダ室24に、作動油が供給される。このとき、油圧シリンダ21の第1シリンダ室23から排出された作動油は、双方向回転ポンプ33の作用により管路37から管路38へと流れる。このように、作動油は、双方向回転ポンプ33の作動油吐出方向に応じて、油圧シリンダ21における第1シリンダ室23と第2シリンダ室24との間を管路37および管路38を介して往復流動する。
直動サーボバルブ50は、直動サーボアンプ60を介した制御部40からの指令を受けて、オイルタンク36と連通する流路を切り換えることにより、不足する作動油を管路37または管路38に供給、または、余剰の作動油を管路37または管路38からオイルタンク36に戻すためのものである。すなわち、この直動サーボバルブ50においては、ACサーボモータ34の回転方向の切り換えと、ACサーボモータ34の回転数の変更に応じて、オイルタンク36と連通する流路と、そのときの作動油の流量とを調整することが可能となっている。
図2は、直動サーボバルブ50と直動サーボアンプ60の概要図である。
直動サーボバルブ50は、弁体として機能するスプール52がスリープ57内を軸方向に変位することで、各ポートの連通・遮断を切り換えるスプール型の弁構造を有する。また、直動サーボバルブ50は、スプール52に接続された駆動部であるフォースモータ51により、直接的に円柱形のランド53、54、55が配置されたスプール52を移動させる、いわゆる直動弁である。そして、スプール52のフォースモータ51との連結端とは反対側には、スプール52の軸方向の位置変位を検出する検出器としての変位計56が配設されている。
スリープ57には、オイルタンク36、管路37、38にそれぞれ接続するための接続配管が設けられている。すなわち、管路37と連通するポートC1と、管路38と連通するポートC2と、オイルタンク36と連通するポートTが、スリープ57に形成されている。スリープ57の内周面には、ポートC1、C2へ作動油を導く開口68、69が形成されている。また、スリープ57の内周面には、ポートTへ作動油を導く2つの開口58、59が形成されている。なお、開口68と開口58はポートC1とポートTを連通状態とするための開口であり、開口69と開口59は、ポートC2とポートTを連通状態とするための開口である。
スプール52のランド53とランド54との間隔、および、ランド53とランド55との間隔は、スリープ57の内周面に形成された各開口58、59、68、69がそれぞれ連通するのに十分な長さとなっている。また、ポートTの開口58、59は、ランド53が中央位置にあるときは、スリープ57内周面において開口58、59のいずれもが全開状態となる間隔で形成されている。一方、ポートC1とポートC2の開口68、69は、ランド53が中央位置にあるときには、スリープ57の内周面においてランド53により全閉状態となる間隔で形成されている。したがって、ランド53が中央位置にあるときは、ポートC1とポートC2の両者とも遮断された状態となる。なお、この実施形態では、他の管路との接続用のポートが3個の直動サーボバルブ50を使用しているが、接続用ポートが4個以上のものであっても、使用しないポートを塞いだり外部で連結することにより、この実施形態と同様の動作を実現することができる。
以上のような構成を有する直動サーボバルブ50は、直動サーボアンプ60により、その動作が調整される。この直動サーボアンプ60は、PID制御を実行するための制御値を演算する演算回路62と、出力回路63を有する。試験実行中の変位計56の検出値は、直動サーボアンプ60に入力される。演算回路62は、制御部40から入力された入力信号とアンプ61を介して入力されたスプール52の変位信号との偏差に基づいて、制御値を演算する。演算回路62において演算された制御値は、出力回路63において、フォースモータ51の駆動信号に変換され、フォースモータ51に出力される。
図3は、直動サーボアンプ60への入力信号と直動サーボバルブ50におけるポートC1、C2の流量との関係を示すグラフである。横軸は、入力信号を百分率で示し、縦軸は、流量を百分率で示している。
直動サーボアンプ60に入力される入力信号は、ACサーボモータ34の駆動信号を出力するACサーボアンプ35に入力される制御信号と同じである。したがって、図3のグラフの横軸の入力信号の+と−は、ACサーボモータ34の回転方向の(+)と(−)に対応する。横軸の入力信号の100%は、ACサーボモータ34の最大回転速度に相当するものであり、縦軸の流量の100%は、ポートC1、C2の各ポートを全開にしたときの流量に相当する。すなわち、オイルタンク36と管路37または管路38を連通する流路における作動油の流量は、ポートC1、C2の各ポートの開度に対応した変化をする。
ACサーボモータ34が(+)側に回転し、双方向回転ポンプ33が(+)側に作動油を吐出する場合には、フォースモータ51を駆動して、スプール52を図2におけるフォースモータ51側に移動させることにより、ポートC1がACサーボモータ34の回転速度に応じた開度で開き、管路37がポートC1、ポートTを介してオイルタンク36と連通する。すなわち、ポートC1の開口68の開度がランド53により調整される。この時、ポートTの開口58は常に開いており、ポートC2はランド53により常に閉じた状態となる。
一方、ACサーボモータ34が(−)側に回転し、双方向回転ポンプ33が(−)側に作動油を吐出する場合には、フォースモータ51を駆動して、スプール52を図2における変位計56側に移動させることにより、ポートC2がACサーボモータ34の回転速度に応じた開度で開き、管路38がポートC2、ポートTを介してオイルタンク36と連通する。すなわち、ポートC2の開口69の開度がランド53により調節される。この時、ポートTの開口59は常に開いており、ポートC1はランド53により常に閉じた状態となる。
このように、直動サーボバルブ50は、ACサーボモータ34の回転方向に応じてオイルタンク36から油圧シリンダ21に至る管路への作動油の供給流路を切り換えるとともに、ACサーボモータ34への指令回転速度に応じて、オイルタンク36と、管路37または管路38との間を流れる作動油の流量を調節する。
また、この実施形態では、直動サーボアンプ60において、スプール52の変位をフィードバックすることによる閉ループ制御が実行されていることから、ACサーボモータ34の指令値に応じた作動油の流量調整をより正確に行うことが可能となっている。
上述した材料試験機により動的試験を行うときには、試験片10をつかみ具29により支持した状態で、下つかみ具29を油圧シリンダ21のシリンダロッド25により往復移動させ、この試験片10に対して試験周波数の振動を付与する。このときの油圧シリンダ21におけるシリンダロッド25のストロークは、変位検出器26により検出される。また、このときに試験片10に付与される試験力は、ロードセル27により検出される。そして、上述したように、油圧シリンダ21のシリンダロッド25の移動方向の変更は、油圧供給部30におるACサーボモータ34の回転方向を切り換ええることにより実行される。
この材料試験機では、制御部40から出力されるACサーボモータ34を駆動するための制御信号が、直動サーボバルブ50の弁制御回路として機能する直動サーボアンプ60にも入力される。このため、図4に示す従来の油圧回路とは異なり、油圧シリンダ21の第1シリンダ室23、第2シリンダ室24、管路37、38の圧力の変化に依らず、ACサーボモータ34の回転方向の切り換えと同期して、直動サーボバルブ50の流路を切り換え、オイルタンク36から管路37または管路38へ、不足する作動油を供給することができる。したがって、この材料試験機では、従来の双方向回転ポンプを制御する方式の油圧回路を採用した材料試験機で生じていた、動的試験を行う場合の、試験周波数に対する応答遅れの問題を解消している。
なお、動的試験における試験周波数への応答性の観点から、動的試験を行う材料試験機には、特許文献1に記載された油圧回路が採用されていたが、この発明の油圧供給部30を適用することにより、消費電力や試験時の騒音を低減しつつ、動的試験と静的試験のどちらも精度よく行うことが可能な材料試験機を提供することができる。
10 試験片
11 テーブル
12 コラム
13 クロスヨーク
21 油圧シリンダ
22 ピストン
23 シリンダ室
24 シリンダ室
25 シリンダロッド
26 変位検出器
27 ロードセル
29 つかみ具
30 油圧供給部
33 双方向回転ポンプ
34 ACサーボモータ
35 ACサーボアンプ
36 オイルタンク
37 管路
38 管路
40 制御部
41 アンプ
42 アンプ
43 切換部
44 演算回路
50 直動サーボバルブ
51 フォースモータ
52 スプール
53 ランド
54 ランド
55 ランド
56 変位計
57 スリープ
58 開口
59 開口
60 直動サーボアンプ
61 アンプ
62 演算回路
63 出力回路
68 開口
69 開口

Claims (3)

  1. 油圧シリンダに作動油を供給することにより、試験片に負荷する試験力を発生させる材料試験機において、
    正逆回転する可変速モータと、前記可変速モータにより駆動され、前記可変速モータの回転方向と回転数に応じて、双方向に作動油を吐出する双方向回転ポンプと、前記油圧シリンダと前記双方向回転ポンプとを接続する作動油の往復管路と、前記往復管路に補充する作動油を貯留するオイルタンクと、を有する油圧供給部と、
    予め設定された指令値と、試験片に与えられた試験力、または、前記油圧シリンダのシリンダロッドのストロークとに基づいて、前記可変速モータの回転方向および回転速度を調整する制御信号を出力する制御部と、
    を備え、
    前記油圧供給部は、
    弁体を移動させる駆動部と、前記弁体の位置を検出する検出器とを有し、前記オイルタンクと前記往復管路とを連通する流路を、前記可変速モータの回転方向に応じて切り換えるとともに、前記可変速モータの回転速度を調整する制御信号に応じて、前記オイルタンクと前記往復管路との間を流れる作動油の流量を変更する電動弁と、
    前記可変速モータの回転速度を調整する制御信号と、前記検出器の検出値とに基づいて、前記電動弁の動作を調整する弁制御回路と、
    を備えることを特徴とする材料試験機。
  2. 請求項1に記載の材料試験機において、
    前記電動弁は、スプール型の直動サーボバルブである材料試験機。
  3. 請求項1または請求項2に記載の材料試験機において、
    前記電動弁には、2つの前記往復管路への接続配管と、1つの前記オイルタンクへの接続配管とが形成される材料試験機。
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