JP2014129922A - 室外ユニット - Google Patents
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Abstract
【解決手段】板金製の外装体11の天面にフラットファンガードが配置され、フラットファンガードの下方に室外熱交換器用のプロペラファンが配置された室外ユニット11において、プロペラファンのベルマウス25が外装体11の内側に固定され、このベルマウス25とフラットファンガードとの間に板金製の天面材33B1が設けられ、この天面材33B1とベルマウス25との間に水溜り防止のための間隔dが形成されている構成とする。
【選択図】図10
Description
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、天面材とベルマウスとの間の水溜まりを防止可能な室外ユニットを提供することを目的とする。
空気調和装置は、室外ユニット10と室内ユニット(図示せず)とから構成されており、冷媒配管により接続された冷媒回路に冷媒を流して、冷房運転および暖房運転を行う。室外ユニット10は、室外に設置され、室外空気と熱交換して冷房運転時には冷媒を凝縮させて外気に熱を放出し、暖房運転時には冷媒を蒸発させて外気から熱を取り込むものである。なお、以下に述べる上下および左右といった方向は、室外ユニット10を設置した状態でその前面側から見た場合の方向を示している。
室外ユニット10は、図1に示すように、略直方体箱形状のユニットケース(筐体、外装体)11を備え、このユニットケース11は、前後方向に延びる一対の脚部材13,13上に架け渡されて固定される底板12と、この底板12の4隅から鉛直方向に延びる支柱14と、前面パネル15を有して構成される。
底板12上には、図2に示すように、上面視略コ字形状に屈曲されて形成された熱交換器21が配置され、この熱交換器21によってユニットケース11の背面及び左右両側面が形成されている。この熱交換器21の上部には、送風装置(軸流型送風装置)22が配置される。熱交換器21は、ユニットケース11の側面部を構成し、このユニットケース11の左側面から背面及び右側面に沿わせて配置されている。
プロペラファン24の周囲には、プロペラファン24の吸込側の空気を吹出側に案内するベルマウス25が設けられ、このベルマウス25の吹出開口25Aの上方は、図2に示すように、プロペラファン24への人体などの接触を防止するフラットファンガード40で覆われる。また、ベルマウス25の周囲には、化粧パネル27が設けられている。
また、本構成では、圧縮機は、ユニットケース11の前面側に配置され、この圧縮機の上方空間に空気調和装置を制御する制御基板などの各種電装ユニットを配設した電装箱50が配置される。このため、前面パネル15を取り外すことによって、作業者が前面側からユニットケース11内の部品のメンテナンス作業を容易に行うことができる。符号29は、圧縮機の上方、後方、及び左右側方に設けられ、圧縮機に直接雨滴がかからないようにするためのカバー板である。
図3は、フラットファンガード40を外した状態の室外ユニット10の上部を示す斜視図である。図4は、図3の室外ユニット10の上部を示す分解斜視図である。図5は、前側天面パネル部33Aを示す斜視図である。図6は、後側天面パネル部33Bを示す斜視図である。図7は、フラットファンガード40を固定した状態の室外ユニット10を示す平面図である。
ベルマウス25の後方及び左右側方は、図3及び図4に示すように、それぞれ背面パネル体(端板)31及び側面パネル体(側板)32,32によって覆われている。ベルマウス25は、ユニットケース11の短尺長さ(本実施形態では、左右方向の幅)と略同一の大きさに形成されるとともに、吹出開口25Aに側面パネル体32,32に沿う直線部25B,25Bを備えている。各パネル体31,32は、上部を内側に折り曲げて形成した上端面(天面)31A,32Aを備えている。背面パネル体31及び側面パネル体32,32は、側部が支柱14に、下端が連結部材16,16に固定されている。
背面パネル体31及び側面パネル体32,32には天面パネル体33が設けられている。これらパネル体31−33は、板金製であり、ユニットケース(外装体)11を構成している。
後側天面パネル部33Bは、図6に示すように、ベルマウス25の上方に位置する天面材33B1と、天面材33B1から立設する立設面33B2と、立設面33B2から後方の背面パネル体31に延出する上端面(天面)33B3とを一体に備えて構成されている。
フラットファンガード40は、フラット形状、且つ、略矩形状に形成されたファンガードであり、外周縁部(外周縁)40Aがパネル体31−33の内周縁30よりも小さく形成されている。これにより、フラットファンガード40とパネル体31−33との間に隙間δが形成されるので、フラットファンガード40とパネル体31−33との接触を抑制できる。このフラットファンガード40は、縦列、横列に複数の細線材41を配列するとともに、細線材41の間に太線材42を配列して構成されている。フラットファンガード40は、各辺が、複数箇所(本実施形態では、6箇所)でパネル体31−33の上端面31A,32A,33A3,33B3にビス49によって固定されている。なお、図7中、符号43,44は、いずれかの太線材42の両端部42Aに設けられた、フラットファンガード40を上端面31A,32A,33A3,33B3に取り付けるための取り付け部である。
図8は、図3の水抜き箇所36,37を拡大して示す斜視図である。図9は、図8の第二の水抜き箇所37を拡大して示す横断面図である。図10は、天面パネル体33とベルマウス25との関係を示す縦断面図である。
各天面パネル部33A,33Bの天面材33A1,33B1には、図5、図6及び図7に示すように、開口34に沿って上方に起き上がる切り起こし壁35が形成されている。切り起こし壁35は、天面パネル部33A,33Bを構成する板金を曲げることにより、天面材33A1,33B1と一体に形成されており、容易に形成可能に構成されている。しかも、上述したように、天面パネル体33は、半割一対に形成されているため、切り起こし壁35を有する天面材33A1,33B1を容易に形成することができる。また、前側天面パネル部33Aと後側天面パネル部33Bとは、ベルマウス25の直線部25B,25Bの分だけ間を空けて設けられているため、ベルマウス25の直線部25B,25Bの分だけ天面材33A1,33B1の材料を削減することができる。
さらに、天面材33A1,33B1の両側部には、下方に延出する延出片33A4,33B4が設けられているため、この延出片33A4,33B4によっても、天面材33A1,33B1とベルマウス25との間がラビリンス状となり、エアショートを発生し難くすることができる。しかも、延出片33A4,33B4は、リブ25Cの外側に設けられているため、延出片33A4,33B4を伝って落ちる水が、ベルマウス25の外側に排出されることとなる。また、延出片33A4,33B4とリブ25Cとの間は上述のようにラビリンス状なので、ベルマウス25による空気の流れの漏れが少なく、スムーズな流れを維持できる。
また、天面材33A1,33B1は側面パネル体32,32に固定されて、水溜り防止のための間隔dが維持されているため、水溜まり防止のための間隔dを確実に維持することができる。
例えば、上記実施形態では、フラットファンガード40は略矩形状に形成されていたが、フラットファンガード40の形状はこれに限定されるものではない。
11 ユニットケース(筐体、外装体)
21 室外熱交換器
24 プロペラファン
25 ベルマウス
31 背面パネル体(外装体、端板)
31A,32A,33A3,33B3 上端面(天面)
32 側面パネル体(外装体、側板)
33 天面パネル体(外装体)
33A,33B 天面パネル部
33A1,33B1 天面材
40 フラットファンガード
d 間隔
Claims (4)
- 板金製の外装体の天面にフラットファンガードが配置され、フラットファンガードの下方に室外熱交換器用のプロペラファンが配置された室外ユニットにおいて、
前記プロペラファンのベルマウスが前記外装体の内側に固定され、このベルマウスと前記フラットファンガードとの間に板金製の天面材が設けられ、この天面材と前記ベルマウスとの間に水溜り防止のための間隔が形成されていることを特徴とする室外ユニット。 - 前記水溜り防止のための間隔が氷の発生を防止するための間隔であることを特徴とする請求項1に記載の室外ユニット。
- 前記外装体は一対の端板と一対の側板とを備えて形成され、前記天面材は前記側板と前記端板に固定されて、前記水溜り防止のための間隔が維持されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の室外ユニット。
- 前記外装体は一対の端板と一対の側板とを備えて形成され、前記天面材は前記端板を形成する一枚の板金を折り曲げることにより前記端板と一体に形成され、更に前記側板に固定されて、前記水溜り防止のための間隔が維持されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の室外ユニット。
Priority Applications (1)
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JP2012287350A JP6115855B2 (ja) | 2012-12-28 | 2012-12-28 | 室外ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
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JP6115855B2 JP6115855B2 (ja) | 2017-04-19 |
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ID=51408449
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2012287350A Active JP6115855B2 (ja) | 2012-12-28 | 2012-12-28 | 室外ユニット |
Country Status (1)
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JP (1) | JP6115855B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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EP3739271A4 (en) * | 2018-02-19 | 2021-03-17 | Daikin Industries, Ltd. | FAN UNIT AND OUTDOOR UNIT OF AIR CONDITIONING WITH FAN UNIT |
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-
2012
- 2012-12-28 JP JP2012287350A patent/JP6115855B2/ja active Active
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JP6115855B2 (ja) | 2017-04-19 |
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