JP2014129001A - 電鉄用回生電力吸収装置 - Google Patents

電鉄用回生電力吸収装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2014129001A
JP2014129001A JP2012286998A JP2012286998A JP2014129001A JP 2014129001 A JP2014129001 A JP 2014129001A JP 2012286998 A JP2012286998 A JP 2012286998A JP 2012286998 A JP2012286998 A JP 2012286998A JP 2014129001 A JP2014129001 A JP 2014129001A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
regenerative power
voltage
ripple
absorption
regenerative
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012286998A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayuki Matsuo
隆之 松尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Meidensha Corp, Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd filed Critical Meidensha Corp
Priority to JP2012286998A priority Critical patent/JP2014129001A/ja
Publication of JP2014129001A publication Critical patent/JP2014129001A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Abstract

【課題】電気鉄道用の直流変電設備では、回生電力が発生しなくても軽負荷時に架線電圧が上昇し、回生電力吸収装置は電力吸収動作を開始し、電力が無駄に消費される。
【解決手段】検出された架線電圧値と予め設定される吸収開始電圧の設定値を比較し、架線電圧値>設定値のとき論理積回路の一方の入力端子に出力する。また、架線電圧の検出値をリプル検出部に入力して整流器の出力パルスに基づくリプルを検出する。リプルが所定数以下となったとき論理積回路の他方の入力端子に出力する。論理積の成立時に回生電力の吸収動作を開始する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電気鉄道用の直流変電設備における回生電力吸収装置に係わり、特に車両からの回生電力検出に関するものである。
電気車では、駆動用電動機が直流電動機の場合には架線からパンタグラフを介して取り入れた直流電力をチョッパで、また、交流電動機の場合にはインバータによる電力変換装置を用いて駆動用電動機が制御される。この駆動用電動機による速度制御時に車両の減速時などで回生電力が発生する。その際、架線上に力行する他の電気車が存在した場合、力行電力が回生電力より大きいときには回生電力の全ては力行車両によって消費され、不足分の電力は直流変電設備の整流器から供給される。一方、回生電力が整流器から供給される電力より上回った場合には、その回生電力は直流変電設備に設置される回生電力吸収装置により吸収している。
回生電力吸収装置としては、インバータを用いて直流変電設備の交流側へ戻す方法、蓄電媒体を用いて回生電力を貯蔵する方法、および電力消費用の抵抗器を用いて回生電力を消費する方法が存在する。
図4は特許文献1に記載された回生電力吸収装置を示したもので、抵抗器で消費する方法の例である。交流電力は整流器2で直流電力に変換され、架線3を介して電気車4に供給される。電気車4が回生状態になったとき、回生電力は回生電力吸収装置1によって吸収される。回生電力を消費する制御としては、電圧検出器12により検出された架線電圧と、電圧設定器14において予め設定された吸収開始電圧とを調整器15で比較し、架線電圧が上回ったとき位相器16を介してチョッパ13の導通率を制御することで、抵抗器11に電流を流して回生電力を吸収する。
特開平2−77340
電気車4に搭載される部品や整流器2の耐電圧を抑制しながら回生電力吸収装置1による回生電力の吸収を適切に行うためには、吸収開始電圧を決める電圧検出器12と電圧設定器14との電圧差はできるだけ小さく設定されている。
架線3に接続される負荷は一定ではなく、例えば、通勤・通学の時間帯と比較して早朝や深夜では負荷が軽減されて架線電圧が上昇する。上昇電圧は電圧検出器12によって検出され、電圧設定器14との電圧極性が反転したとき回生電力発生と誤認識し、回生電力吸収装置1は電力吸収動作を開始する。その結果、回生電力吸収装置1と整流器2間で循環電流が流れて無駄に電力が消費される。
したがって、本発明が目的とするとこは、軽負荷により整流器の二次側(架線側)電圧が上昇した場合でも、回生と誤認識しない電鉄用回生電力吸収装置を提供することにある。
本発明は、整流器からの直流出力を架線を介して電気車に供給する直流変電設備に設置され、検出された架線電圧と予め設定される吸収開始電圧の設定値を比較し、吸収開始電圧となったときに回生電力の吸収動作をおこなう回生電力吸収装置において、
前記架線電圧のリプルをリプル検出部で検出し、リプルが所定値よりも少なくなったときの回生判定部による信号と、前記吸収開始電圧の出力値との論理積で吸収制御を行うよう構成したことを特徴としたものである。
また、本発明による架線電圧のリプルは、前記整流器の全波整流に基づくパルスに対応したリプルであることを特徴としたものである。
また、本発明によるリプル検出部と回生判定部は、ディジタル方式で構成したことを特徴としたものである。
以上のとおり、本発明によれば、早朝・深夜等の軽負荷時に整流器の出力側電圧が上昇しても、回生電力吸収装置が回生と誤認識することがなくなり、整流器と回生電力吸収装置間での無駄な循環電流が流れなくなる。
また、確実に回生検出が可能となることで、回生電力吸収装置の動作電圧(架線電圧上昇値)を低く設定することができ、回生吸収率を高めることができるものである。
本発明の実施形態を示す回路構成図。 回生時の架線電圧波形図。 無負荷・力行時の架線電圧波形図。 従来の回生電力吸収装置の構成図。
図1は、本発明の実施例を示す回路図で、図2と同一部分若しくは相当する部分に同一符号を付している。
21はリプル検出部で、電圧検出器12により検出され架線電圧のパルス数からリプル発生の有無を検出する。すなわち、整流器3は一般に3相全波や6相全波の場合が多いことから、その出力電圧には、1周期で6個のパルス或いは12個のパルス数に応じたリプルが発生する。このリプルは、無負荷時、或いは負荷時の何れの場合にも存在する。
22は回生判定部で、リプル検出部21により検出されたリプルはパルスに由来するため決まった周期で増減する。回生判定部22はこのリプルの周期を測定して、その周期が整流器に由来する値でない場合、或いはリプルがない場合、論理積回路25の一方の入力端子に出力する。リプル周期の測定方法の1例としてリプルの谷ー谷間のインターバル測定などが用いられる。
なお、リプルの検出方式はディジタル,アナログ何れの方式でも良いが、好ましくはディジタル方式がよく、その際、リプル検出部21と回生判定部22の機能として、検出された架線電圧をA/D変換器によりアナログ信号をディジタル信号に変換してリプルを抽出し、回生判定機能で走査の1周期毎に前回値若しくは設定数と比較することで素早く判別する。
電圧検出器12により検出され架線電圧は減算部23にも印加され、電圧設定器24による吸収開始電圧の設定値と比較される。比較結果、検出値>設定値のとき調整器25を介して論理積回路25の他方の入力端子に出力する。
27は回生電圧の吸収制御部で、調整器25の出力に応じて回生電圧の吸収部5を制御する。そして、これら吸収部5、電圧検出器12および21〜27の各要素によって本発明の回生電力吸収装置20が構成される。なお、図1では吸収部5として図4で示すような抵抗器とチョッパからなる吸収部を示しているが、インバータ方式や蓄電媒体方式の場合には、吸収部5はそれぞれの方式に対応した制御信号を出力する。
以上のように構成された本発明において、架線3に接続される負荷が軽負荷となって架線電圧が上昇し、減算部23における比較結果が、電圧検出器12による検出値が吸収開始電圧の設定値より大となったとき、その偏差値に対応した信号を調整器25を介して論理積回路25の入力端子に出力する。
一方、電圧検出器12による検出値はリプル検出部21にも出力されるが、リプルは負荷の有無、又は負荷の増減によっても存在するので、架線電圧には図3で示すように整流器2によるパルスに伴うリプルが存在する。したがって、回生判定部22からは出力は発生せず、論理積回路25でのアンド条件は成立しないので吸収部5は不動作状態を維持する。
次に、電気車4の減速に伴い回生電圧が発生して架線電圧が上昇すると、減算部23における比較結果は、前述と同様に検出値が設定値より大となって論理積回路25の入力端子の一つに検出信号を出力する。
一方、電気車4の減速に伴って発生する回生電圧は、車両からのインバータの出力波形となるため、整流器2の出力電圧波形のようにパルス数に対応したリプルは現れない。したがって、架線3に整流器2の出力電圧に回生電圧が重畳されると架線電圧は図2で示すように略フラットな直流電圧となり、リプル検出部21によって検出されるリプルは、無くなる(又は所定数より少なくなる)ことで回生判定部22は回生電圧発生と判断し、その信号を論理積回路25の入力端子に出力する。
論理積回路25は、調整器25と回生判定部22による両信号でオン状態となり、これにより吸収制御部27は、、調整器25で生成した回生電力値に応じた信号を基に制御信号を生成し、吸収部5が有するスイッチング素子の導通率、若しくは位相制御を実行して回生電力を吸収する。
以上のように、本発明によれば、早朝・深夜等の軽負荷時に整流器の出力側電圧が上昇しても、回生電力吸収装置が回生と誤認識することがなくなり、整流器と回生電力吸収装置間での無駄な循環電流が流れなくなる。
また、確実に回生検出が可能となることで、回生電力吸収装置の動作電圧(架線電圧上昇値)を低く設定することができ、回生吸収率を高めることができるものである。
1,20… 回生電力吸収装置
2… 整流器
3… 架線
4… 電気車
5… 吸収部
12… 電圧検出部
21… リプル検出部
22… 回生判定部
25… 調整器
27… 吸収制御部

Claims (3)

  1. 整流器からの直流出力を架線を介して電気車に供給する直流変電設備に設置され、検出された架線電圧と予め設定される吸収開始電圧の設定値を比較し、吸収開始電圧となったときに回生電力の吸収動作をおこなう回生電力吸収装置において、
    前記架線電圧のリプルをリプル検出部で検出し、リプルが所定値よりも少なくなったときの回生判定部による信号と、前記吸収開始電圧の出力値との論理積で吸収制御を行うよう構成したことを特徴とした電鉄用回生電力吸収装置。
  2. 前記架線電圧のリプルは、前記整流器の全波整流に基づくパルスに対応したリプルであることを特徴とした請求項1記載の電鉄用回生電力吸収装置。
  3. 前記リプル検出部と回生判定部は、ディジタル方式で構成したことを特徴とした請求項1又は2記載の電鉄用回生電力吸収装置。
JP2012286998A 2012-12-28 2012-12-28 電鉄用回生電力吸収装置 Pending JP2014129001A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012286998A JP2014129001A (ja) 2012-12-28 2012-12-28 電鉄用回生電力吸収装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012286998A JP2014129001A (ja) 2012-12-28 2012-12-28 電鉄用回生電力吸収装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014129001A true JP2014129001A (ja) 2014-07-10

Family

ID=51407831

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012286998A Pending JP2014129001A (ja) 2012-12-28 2012-12-28 電鉄用回生電力吸収装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014129001A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5931301B1 (ja) * 2015-02-19 2016-06-08 三菱電機株式会社 駅舎電源装置および回生判定電圧値演算方法
US10730405B2 (en) 2015-08-27 2020-08-04 Mitsubishi Electric Corporation Station building auxiliary power unit for efficient use of regenerative power
WO2022157661A1 (en) * 2021-01-20 2022-07-28 Abb Schweiz Ag Power line system with ripple generator for electric vehicles

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5931301B1 (ja) * 2015-02-19 2016-06-08 三菱電機株式会社 駅舎電源装置および回生判定電圧値演算方法
CN107206917A (zh) * 2015-02-19 2017-09-26 三菱电机株式会社 车站电源装置及再生判定电压值运算方法
US10351018B2 (en) 2015-02-19 2019-07-16 Mitsubishi Electric Corporation Station-building power-supply device and method of calculating regeneration determining voltage value
CN107206917B (zh) * 2015-02-19 2019-10-25 三菱电机株式会社 车站电源装置及再生判定电压值运算方法
US10730405B2 (en) 2015-08-27 2020-08-04 Mitsubishi Electric Corporation Station building auxiliary power unit for efficient use of regenerative power
WO2022157661A1 (en) * 2021-01-20 2022-07-28 Abb Schweiz Ag Power line system with ripple generator for electric vehicles

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5393901B2 (ja) 充電装置
JP5480351B2 (ja) モータ制御装置
JP5119229B2 (ja) 車両用制御装置
US9837950B2 (en) Vehicle control device and railroad vehicle
JP2016152665A5 (ja)
JP4243321B1 (ja) 交流電気車の制御装置
JP5578972B2 (ja) 交流電車のコンバータ制御装置
JP5968518B2 (ja) 電気車用主変換装置
JP6342082B2 (ja) 駅舎補助電源装置
EP3246195B1 (en) Charge/discharge control device
JP5049456B2 (ja) 車両用制御装置
JP2014129001A (ja) 電鉄用回生電力吸収装置
JPS6315231B2 (ja)
JP6972343B2 (ja) 鉄道車両用制御装置および離線判定方法
JP2013059144A (ja) 鉄道車両の駆動システム
JP5458613B2 (ja) 回生対策装置と回生対策装置の制御方法
JP6951061B2 (ja) 電気車制御装置
KR100862288B1 (ko) 전철변전소 회생인버터의 순환전류감시장치 및 제어방법
JP3883091B2 (ja) 電力回生インバータの制御方法
KR100758979B1 (ko) 직류 전철용 회생 인버터 장치 및 그 제어방법
KR100865167B1 (ko) 전철변전소의 회생인버터 제어방법
JP6072359B1 (ja) 電力変換装置
CN112004713B (zh) 馈电装置以及馈电系统
KR100884153B1 (ko) 전기차 제어 장치
JP2020040639A (ja) 回生制御装置