JP2014127696A - 半導体素子搭載用プリント配線板 - Google Patents

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    • H01L2924/15311Connection portion the connection portion being formed only on the surface of the substrate opposite to the die mounting surface being a ball array, e.g. BGA

Abstract

【課題】第1の半田バンプの周囲に第1の半田バンプよりも高さが高い第2の半田バンプが存在していても、第1のプリント配線板に対し第1の半導体素子を本来の位置に容易に位置決めして搭載できる手段を提供する。
【解決手段】第1の半導体素子の接続用の第1の半田バンプ76Uと、その第1の半田バンプを囲む位置に位置する、第1の半田バンプよりも高さが高い、第2の半導体素子の接続用の第2の半田バンプ76Sと、を具える半導体素子搭載用プリント配線板10において、前記第1の半田バンプの先端部が、前記半導体素子搭載用プリント配線板の延在方向と平行な平坦面を有していることを特徴とする半導体素子搭載用プリント配線板である。
【選択図】図6

Description

この発明は、半導体素子の搭載用のプリント配線板に関し、特にはプリント配線板上に直接搭載する半導体素子の位置ずれを防止するプリント配線板に関するものである。
半導体素子を搭載するプリント配線板では、パッケージ基板としての第1のプリント配線板の延在方向中央部に第1の半導体素子(例えばCPUチップ)を直接搭載し、その第1の半導体素子に被せて、その半導体素子より大きいこれもパッケージ基板としての第2のプリント配線板を第1のプリント配線板上に搭載し、その第2のプリント配線板上に第2の半導体素子(例えばメモリチップ)を搭載する、いわゆるパッケージ・オン・パッケージ(PoP)型とする場合がある。
そしてこのPoP型プリント配線板では、第1のプリント配線板の導体回路を、その第1のプリント配線板の中央部に設けた第1の半田バンプで第1の半導体素子に接続するとともに、その第1の半田バンプの周囲に設けた、第1の半田バンプよりも高さが高い第2の半田バンプで第2のプリント配線板にも接続し、その第2のプリント配線板に設けた半田バンプで第2の半導体素子に接続する場合があり(例えば特許文献1参照)、その接続は通常、先端部が略半球状をなす半田バンプを加熱によりリフローさせて行う。
特開2008−177503号公報
ところで、上記の接続構造を採る場合に、第1のプリント配線板の導体回路を第1の半田バンプで第1の半導体素子に接続する際、第1の半導体素子の接続電極もボールグリッドアレイ(BGA)バンプ等の半田バンプを有している場合があり、この場合には、半田バンプの略半球状の先端部同士が当接して、第1の半導体素子の半田バンプが第1のプリント配線板の第1の半田バンプ上から滑り落ちてしまい、第1のプリント配線板に対し第1の半導体素子が本来の位置から位置ずれし易いという問題があった。
そしてこの問題の解決のため、第1の半導体素子の位置ずれを治具等で規制しようとしても、第1の半導体素子の周囲に存在する、第1の半田バンプよりも高さが高い第2の半田バンプが妨げとなるため、実際上困難であった。
この発明は、上記課題を有利に解決することを目的とするものであり、この発明の半導体素子搭載用プリント配線板は、第1の半導体素子の接続用の第1の半田バンプと、その第1の半田バンプを囲む位置に位置する、第1の半田バンプよりも高さが高い、第2の半導体素子の接続用の第2の半田バンプと、を具える半導体素子搭載用プリント配線板において、前記第1の半田バンプの先端部が、前記半導体素子搭載用プリント配線板の延在方向と平行な平坦面を有していることを特徴とするものである。
また、この発明の半導体素子搭載用プリント配線板の製造方法は、第1の半導体素子の接続用の第1の半田バンプと、その第1の半田バンプを囲む位置に位置する、第1の半田バンプよりも高さが高い、第2の半導体素子の接続用の第2の半田バンプと、を具える半導体素子搭載用プリント配線板を製造するに際し、前記第1の半田バンプの先端部に、前記半導体素子搭載用プリント配線板の延在方向と平行な平坦面を形成することを特徴とするものである。
かかる半導体素子搭載用プリント配線板およびその製造方法にあっては、第1の半田バンプの先端部に、前記半導体素子搭載用プリント配線板の延在方向と平行な平坦面を形成することから、第1の半導体素子の接続電極が半田バンプを有している場合に、その半田バンプの略半球状の先端部が第1の半田バンプの先端部の平坦面に当接する。
従って、本発明の半導体素子搭載用プリント配線板およびその製造方法によれば、第1の半導体素子の半田バンプが第1のプリント配線板の第1の半田バンプ上から滑り落ちてしまうことがないので、例え第1の半田バンプの周囲に第1の半田バンプよりも高さが高い第2の半田バンプが存在していても、第1のプリント配線板に対し第1の半導体素子を本来の位置に容易に位置決めして搭載することができる。
なお、この発明の半導体素子搭載用プリント配線板においては、好ましくは前記第1の半田バンプと前記第2の半田バンプとを、互いに等しい溶融温度のものとする。このようにすれば、一つの工程で第1の半田バンプと第2の半田バンプとを同時にリフローさせてそれらを略半球状の先端部を持つように形成することができる。そして第1の半田バンプについては、例えばこのリフローによって略半球状の先端部を持つように形成する際に金型等で、さらにその先端部に平坦面を形成しても良く、あるいはこのリフロー後に平板プレス等で、その先端部に平坦面を形成しても良い。
一方、この発明の半導体素子搭載用プリント配線板においては、好ましくは前記第1の半田バンプと前記第2の半田バンプとを、第1の半田バンプ>第2の半田バンプの順に高い溶融温度のものとする。このようにすれば、第1の半田バンプの平坦面形成後に第2の半田バンプをリフロー形成しても、第1の半田バンプが溶融してその平坦面がなくなることがないので、第2の半田バンプに妨げられずに第1の半田バンプの平坦面を平板プレス等で容易に形成することができる。
また、この発明の半導体素子搭載用プリント配線板の製造方法においては、好ましくは前記第1の半田バンプと前記第2の半田バンプとを、第1の半田バンプ>第2の半田バンプの順に高い溶融温度のものとし、前記第1の半田バンプの平坦面形成後に前記第2の半田バンプをリフロー形成するものとする。このようにすれば、第2の半田バンプに妨げられずに第1の半田バンプの平坦面を平板プレス等で容易に形成することができる。
(A)〜(E)は、図9に示す本発明の一実施形態の半導体素子搭載用プリント配線板を製造するための、本発明の一実施形態の半導体素子搭載用プリント配線板の製造方法における各工程を模式的に示す断面図である。 (A)〜(D)は、上記実施形態の半導体素子搭載用プリント配線板の製造方法における各工程を模式的に示す断面図である。 (A)〜(D)は、上記実施形態の半導体素子搭載用プリント配線板の製造方法における各工程を模式的に示す断面図である。 (A),(B)は、上記実施形態の半導体素子搭載用プリント配線板の製造方法における各工程を模式的に示す断面図である。 (A),(B)は、上記実施形態の半導体素子搭載用プリント配線板の製造方法によって製造したプリント配線板に半導体素子を搭載する方法における各工程を模式的に示す断面図である。 本発明の一実施形態の半導体素子搭載用プリント配線板を模式的に示す断面図である。 上記実施形態の半導体素子搭載用プリント配線板を模式的に示す平面図である。 半導体素子が搭載された上記実施形態の半導体素子搭載用プリント配線板を模式的に示す断面図である。
以下に、本発明の一実施形態の半導体素子搭載用プリント配線板について、図6,図7および図8を参照して詳細に説明する。ここに、図6は、半導体素子としてのICチップおよびパッケージ基板を搭載する前の、本発明の一実施形態の半導体素子搭載用プリント配線板10を示す断面図、図7は、その実施形態の半導体素子搭載用プリント配線板10を示す平面図、そして図8は、図6および図7に示す半導体素子搭載用プリント配線板10に、ICチップ90とパッケージ基板94とを搭載した状態を示している。
ICチップ90は、そのICチップ90のパッド92と、第1バンプ76Uとを介してパッケージ基板搭載用プリント配線板10に搭載され、その一方、パッケージ基板94は、そのパッケージ基板94の端子96と、第2バンプ76Sとを介してパッケージ基板搭載用プリント配線板10に搭載されている。パッケージ基板搭載用プリント配線板10は、コア基板30の両面に層間絶縁層50,150、導体回路58、導体回路としての第1パッド158、および第2パッド159をビルドアップ積層してなる。
パッケージ基板搭載用プリント配線板10では、コア基板30の両面に導体回路34が形成されている。コア基板30の、図では上向きの第1面(上面)の導体回路34と図では下向きの第2面(下面)の導体回路34とは、スルーホール導体36を介して接続されており、スルーホール導体36は導電性金属により充填されている。コア基板の導体回路34の上に、ビア導体60および導体回路58の形成された層間絶縁層50と、ビア導体160、第1パッド158および第2パッド159の形成された層間絶縁層150とが順次に配設されている。該層間絶縁層150とビア導体160と第1パッド158と第2パッド159との上にはソルダーレジスト層70が形成されている。該ソルダーレジスト層70の第1開口部71を介して、第1面側の中央部のビア導体160および第1パッド158上には第1バンプ76Uが形成されており、第2面側のビア導体160および第1パッド158上には半田バンプ76Dが形成されている。該ソルダーレジスト層70は、第2パッド159を部分的に露出させる第2開口部73を有する。該ソルダーレジスト層70の第2開口部73を介して、第1面側の周辺部の第2パッド159上には第1バンプ76Uよりも高さが高い第2バンプ76Sが形成されている。
半田ボール搭載前のパッケージ基板搭載用プリント配線板10の平面図を図7に示す。上述したように、ソルダーレジスト70層には、パッケージ基板搭載用プリント配線板10の外周に沿って第2バンプ76Sを収容する第2開口部73が形成されている。第1バンプ76Uを配置するためのソルダーレジスト層70の第1開口部71は、パッケージ基板搭載用プリント配線板10の中央部に設けられている。なお、図7中の仮想線は、第1バンプ76Uに端子92を介して接続するICチップ90の搭載領域を示す。
第2バンプ76Sは、第2パッド159の上に形成されており、該第2パッド159は、15μmの厚みに形成されている。該第2パッド159の上面から第1ソルダーレジスト層70の表面までの厚みは20μmに設定されている。これにより第1ソルダーレジスト層70の厚みは35μmとされている。第1ソルダーレジスト層70の第2開口部73は直径が250μmに形成されている。第2パッド159は直径が310μmに設定されている。該第2パッド159の外周部が最外周から中心に向かって直径分で60μmの距離だけ第1ソルダーレジスト層70に被覆されている。第1開口部71は、直径が80μmに形成されている。
この実施形態のパッケージ基板搭載用プリント配線板10では、第1面外周側で最上層の第2パッド159に形成される第2バンプ76Sを介して、パッケージ基板搭載用プリント配線板10にパッケージ基板94を搭載するため、第1バンプ76Uよりも大径で高さのある第2バンプ76Sによりクリアランスを設けられる。そのため、パッケージ基板10へ搭載するICチップ90とパッケージ基板94との間のクリアランスを確保することができる。一方、ICチップ90は、小径の第1バンプ76Uで接続できるため、端子92のピッチを狭くできる。
また、この実施形態のパッケージ基板搭載用プリント配線板10では、図6に示すように、第1の半田バンプとしての小径の第1バンプ76Uの先端部に、ICチップ90の搭載前に、パッケージ基板搭載用プリント配線板10の延在方向と平行な平坦面が形成されている。このため、第1の半導体素子としてのICチップ90の接続電極としての端子92が半田バンプを有している場合には、その端子92の半田バンプの略半球状の先端部が第1バンプ76Uの先端部の平坦面に当接する。
従って、この実施形態のパッケージ基板搭載用プリント配線板10によれば、ICチップ90の端子92の半田バンプがパッケージ基板搭載用プリント配線板10の第1バンプ76U上から滑り落ちてしまうことがないので、例え第1バンプ76Uの周囲に第1バンプ76Uよりも高さが高い第2バンプ76Sが存在していても、パッケージ基板搭載用プリント配線板10に対しICチップ90を本来の位置に容易に位置決めして搭載することができる。
さらに、この実施形態のパッケージ基板搭載用プリント配線板10では、第1バンプ76Uと第2バンプ76Sとを互いに等しい溶融温度のものとする。このようにすることで、半田ボールから一つの工程で第1バンプ76Uと第2バンプ76Sとを同時にリフローさせてそれらを略半球状の先端部を持つように形成することができる。そして第1バンプ76Uについては、例えばこのリフローによって略半球状の先端部を持つように形成する際に、例えば金型に形成した下向き凹部内の底面で、さらにその略半球状の先端部に平坦面を形成するか、またはこのリフロー後に平板プレスで、その略半球状の先端部に平坦面を形成する。
次に、上記実施形態のパッケージ基板搭載用プリント配線板10を製造するための、本発明の一実施形態の半導体素子搭載用プリント配線板の製造方法について図1〜図4を参照して説明する。
(1)先ず、コア基板30を準備する。ここでは厚さ60〜200μmのガラスエポキシ樹脂またはBT(ビスマレイミドトリアジン)樹脂からなる絶縁性基板30の両面に10〜25μmの銅箔32がラミネートされている銅張積層板30Aをコア基板30として用いる(図1(A))。
(2)このコア基板30にレーザによりスルーホール用貫通孔33を形成し後、無電解めっき処理によりめっき膜31を設ける。
(3)次に、コア基板30の両面に所定パターンのめっきレジストを形成する。
(4)電解めっき処理により、めっきレジスト28の非形成部に電解めっき膜35を形成するとともに、スルーホール用貫通孔33に電解めっきを充填する。
(5)めっきレジスト28を剥離し、めっきレジスト下のめっき膜31および銅箔32をエッチングにより除去して、コア基板30の両面に導体回路34を形成するとともに、スルーホール用貫通孔33にスルーホール導体36を形成し、次いでコア基板30の両面の導体回路34の表面およびスルーホール導体36のランドの表面に粗化層を設ける(図1(B))。
(6)上記工程を経たコア基板30の両面上に、コア基板30より少し大きめで厚さ10〜25μmの銅箔39が片面に貼られた厚さ40μmの層間絶縁層用樹脂材を、温度30〜200℃まで昇温しながら真空圧着ラミネートし、層間絶縁層50を設ける(図1(C))。
(7)次いでCOガスレーザにて、銅箔39および層間絶縁層50に直径70μmのビア用開口部51を設ける(図1(D))。
(8)その後、コア基板30をクロム酸、過マンガン酸塩などの酸化剤等に浸漬することによって、層間絶縁層50の表面に粗化面を設ける。
(9)層間絶縁層50の表層にパラジウムなどの触媒を付与し、コア基板30を無電解めっき液に5〜60分間浸漬することにより、1〜2μmの範囲の厚さでコア基板30の両面に無電解めっき膜52を設ける(図2(A))。
(10)上記処理を終えたコア基板30に、市販の感光性ドライフィルムを貼り付け、その上にフォトマスクフィルムを載置して感光性ドライフィルムを露光させた後、炭酸ナトリウムで現像処理し、所定パターンを持つ厚さ15μmのめっきレジスト54を設ける(図2(B))。
(11)次いで電解めっき処理により、めっきレジスト開口部に厚さ15μmの導体回路58になるように電解めっき膜56を形成する(図2(C)参照)。
(12)めっきレジスト54を5%NaOHで剥離除去した後、そのめっきレジスト下の無電解めっき膜52と銅箔39とを、硝酸と硫酸と過酸化水素との混合液を用いるエッチングにて溶解除去し、銅箔39と無電解めっき膜52と電解めっき膜56とからなる、厚さ15μmの導体回路58と、ビア導体60とを形成する。次いで第二銅錯体と有機酸とを含有するエッチング液によって、導体回路58およびビア導体60の表面に粗化面を形成する(図2(D))。
(13)次に、上記(6)、(7)と同様にして、銅箔152を備える層間絶縁層150を形成し、上記(8)、(9)と同様にして、層間絶縁層150上に電解めっき用電極となる無電解めっき膜154を形成する(図3(A))。次いで上記(10)と同様にして、所定パターンを持つめっきレジストを形成し、上記(11)と同様にして、めっきレジスト開口部に銅箔152と無電解めっき膜154と電解めっき膜156とを設ける。
(14)上記(12)と同様にして、めっきレジストを剥離除去した後、そのめっきレジスト下の銅箔152と無電解めっき膜154とをエッチングにて溶解除去する。これにより、図では上向きの第1面(上面)に、銅箔152と無電解めっき膜154と電解めっき膜156とからなる、厚さ15μmの第1パッド158および第2パッド159と、ビア導体160とを形成する(図3(B))。第2パッド159の直径は、310μmに設定する。また、図では下向きの第2面(下面)に、銅箔152と無電解めっき膜154と電解めっき膜156とからなる、厚さ15μmの第1パッド158と、ビア導体160とを形成する(図3(B))。
(15)次に、上記工程を経たコア基板30の第1面(上面)に、厚さ35μmのソルダーレジスト層70を塗布または貼り付けにより形成する(図3(C))。このソルダーレジスト層70に、露光・現像により、第1パッド158を露出させる、直径が80μmの第1開口部71と、第2パッド159を露出させる、直径が250μmの第2開口部73とを設ける(図3(D))。また、このコア基板30の第2面(下面)に、厚さ35μmのソルダーレジスト層70を積層する(図3(C))。このソルダーレジスト層70に、露光・現像により、第1パッド158を露出させる、直径が80μmの第1開口部71を設ける(図3(D))。
(16)次いで、第1開口部71内に露出する第1パッド158および、第2開口部73内に露出する第2パッド159上にそれぞれ厚さ5μmのニッケルめっき層72を形成する。さらに、各ニッケルめっき層72上に、厚さ0.03μmの金めっき層74を形成する(図4(A))。このニッケルめっき層72および金めっき層74からなるニッケル−金層(Ni/Au)の代わりに、Snめっき層、ニッケル−パラジウム−金層(Ni/Pd/Au)、Pd/Agめっき層、OSP(Organic Solderability Preservative)膜が形成されてもよい。
(17)その後、先ず、第1開口部71に対応する通孔を有する平板状の半田ボール搭載用マスクを用い、第1面(上面)の第1開口部71に小径の半田ボール75Uを搭載する。この半田ボール75Uに代えて、印刷で半田材料を搭載しても良い。さらに、それぞれの開口部に対応する通孔を有する平板状の半田ボール搭載用マスクを用いて、第1面(上面)の第2開口部73に大径の半田ボール75Sを搭載し、第2面(下面)の第1開口部71に中径の半田ボール75Dを搭載する。ここで、小径の半田ボール75U(または印刷による半田材料)と、大径の半田ボール75Sと、中径の半田ボール75Dとは各々同一組成の半田材料、例えばSn/Ag/Cu=96.5/3.0/0.5の成分比率の半田材料とする。従って、これらの半田ボール75U,75S,75Dの溶融温度も互いに等しい。
(18)その後、リフローにより一括して、第1面(上面)側の第1開口部71に第1バンプ76Uを、また第2開口部73に第2バンプ76Sをそれぞれ形成するとともに、第2面(下面)側の第1開口部71に半田バンプ76Dを形成する(図4(B))。ここで、第1バンプ76U,第2バンプ76Sおよび半田バンプ76Dは各々、リフロー時の半田材料の表面張力により先端部を略半球状に形成するが、小径の半田ボール75Uのみは、このリフロー時に、例えば第1面(上面)の中央部を覆う図示しない金型に形成した、小径の半田ボール75Uを収容する下向き凹部内で半田ボール75Uをリフローさせて先端部が略半球状の第1バンプ76Uを形成するとともに、その下向き凹部の、上記第1面(上面)に平行な底面でさらにその第1バンプ76Uの略半球状の先端部に平坦面を形成するか、または、このリフロー後に、例えば第1面(上面)の中央部のみを覆う図示しない平板を第1面(上面)と平行に維持したまま第1バンプ76Uに押し付けることで、その略半球状の先端部に平坦面を形成する。
これにより、第1面(上面)側の第1開口部71に第1バンプ76Uを、また第2開口部73に第2バンプ76Sをそれぞれ有するとともに、第2面(下面)側の第1開口部71に半田バンプ76Dを有する、上記実施形態のパッケージ基板搭載用プリント配線板10を製造する(図4(B)、図6)。
次に、この実施形態の半導体素子搭載用プリント配線板の製造方法では、第1バンプ76Uを介して第1パッド158に、第1の半導体素子としてのIC(集積回路)チップ90の端子92を接続し、ICチップ90をパッケージ基板搭載用プリント配線板10に搭載(実装)する(図5(A))。このとき、ICチップ90の端子92側にも半田バンプを設けてある場合があるが、その場合でも、端子92の半田バンプの略半球状の先端部が第1バンプ76Uの先端部の平坦面に当接することから、ICチップ90の端子92の半田バンプがパッケージ基板搭載用プリント配線板10の第1バンプ76U上から滑り落ちてしまうことがないので、例え第1バンプ76Uの周囲に第1バンプ76Uよりも高さが高い第2バンプ76Sが存在していても、パッケージ基板搭載用プリント配線板10に対しICチップ90を本来の位置に容易に位置決めして搭載することができる。
次いでこの実施形態の半導体素子搭載用プリント配線板の製造方法では、上記パッケージ基板搭載用プリント配線板10の第1面(上面)側を樹脂充填材層170で全体的に封止し、その樹脂充填材層170の表面を平坦に研磨し、その樹脂充填材層170の表面に、第2バンプ76Sを露出させる開口部をCOガスレーザで形成し、その開口部から露出した第2バンプ76Sを介して第2パッド159に、パッケージ基板94の端子96を接続し、樹脂充填材層170の表面とパッケージ基板94との隙間に接着剤を充填して、パッケージ基板94をパッケージ基板搭載用プリント配線板10に搭載する。
なお、パッケージ基板94の端子96の接続のために第2バンプ76Sをリフローさせる際には、第1バンプ76Uも再度リフローするが、このとき第1バンプ76Uは既に樹脂充填材層170で封止されているので、隣り合う第1バンプ76U同士や第1バンプ76Uと第2バンプ76Sとの間の短絡の問題は生じない。
その後、図5(B)に示すように、パッケージ基板94の上面側の端子78に設けた半田バンプ79を介して、第2の半導体素子としてのメモリチップ190の端子192をパッケージ基板94の端子78に接続することで、メモリチップ190をパッケージ基板94に搭載(実装)する。この半田バンプ79も、溶融温度が半田ボール75U,75S,75Dの溶融温度と等しい半田材料からなるものとする。
従って、この半田バンプ79をリフロー形成およびリフロー接続する際にも、第1バンプ76Uおよび第2バンプ76Sも再度リフローするが、このとき第1バンプ76Uおよび第2バンプ76Sは既に樹脂充填材層170および接着剤で封止されているので、隣り合う第1バンプ76U同士や第1バンプ76Uと第2バンプ76Sとの間の短絡の問題は生じない。そして最後に、図示しないがそのメモリチップ190とパッケージ基板94との隙間を樹脂充填材層で樹脂封止することで、パッケージ・オン・パッケージ(PoP)型プリント配線板を製造する。
次に、本発明の半導体素子搭載用プリント配線板およびその製造方法の他の一実施形態について説明する。この実施形態の半導体素子搭載用プリント配線板においては、第1の半田バンプとしての第1バンプ76Uと、第2の半田バンプとしての第2バンプ76Sと半田バンプ79とを、第1バンプ76U>第2バンプ76S>半田バンプ79の順に高い溶融温度のものとする。すなわち、第1バンプ76Uを、第2バンプ76Sよりも溶融温度の高いものとし、第2バンプ76Sを、半田バンプ79よりも溶融温度の高いものとする。他の点では先の実施形態と同様に構成する。
そしてこの実施形態の半導体素子搭載用プリント配線板の製造方法においては、上記のように第1バンプ76Uと第2バンプ76Sとを、第1バンプ76U>第2バンプ76S>半田バンプ79の順に高い溶融温度のものとし、第1バンプ76Uの平坦面形成後に第2バンプ76Sをリフロー形成する。他の点では先の実施形態と同様の手順を行ってパッケージ・オン・パッケージ(PoP)型プリント配線板を製造する。他の点では先の実施形態と同様の手順を実施する。
この実施形態の半導体素子搭載用プリント配線板およびその製造方法によれば、第1バンプ76Uの溶融温度が第2バンプ76Sの溶融温度よりも高いことから、第1バンプ76Uの平坦面形成後に第2バンプ76Sをリフロー形成しても、第1バンプ76Uが溶融してその平坦面がなくなることがないので、パッケージ基板搭載用プリント配線板10の周辺部に第2バンプ76Sを形成する前に、中央部の第1バンプ76Uの先端部にパッケージ基板搭載用プリント配線板10の全体を覆うような大きな平板を押し付けたり、第1バンプ76Uの先端部を一括して研磨したりすることで、その第1バンプ76Uの略半球状の先端部に、パッケージ基板搭載用プリント配線板10の表面に平行な平坦面を容易に形成することができ、その後に半田ボール75Sを載置して第2バンプ76Sをリフロー形成することができる。
また、第1バンプ76Uおよび第2バンプ76Sの溶融温度が半田バンプ79の溶融温度よりも高いことから、パッケージ基板94の搭載後に半田バンプ79をリフローさせても、第1バンプ76Uと第2バンプ76Sとが再度リフローすることがないので、それら第1バンプ76Uと第2バンプ76Sとによる接続を、より確実に維持することができる。
以上、図示例に基づき説明したが、この発明の半導体素子搭載用プリント配線板およびその製造方法は上述の例に限定されるものでなく、特許請求の範囲の記載の範囲内で適宜変更し得るものであり、例えば上記実施形態では第1バンプ76U、第2バンプ76Sおよび半田バンプ76Dを半田ボールから形成したが、それらの何れか一種以上を、印刷した半田ペーストをリフローさせて形成してもよい。また、プリント配線板に搭載する半導体素子は、IC(集積回路)チップ90やメモリチップ190に限定されず、他の種類の半導体素子としてもよい。さらに、層間絶縁層やレジスト層や導体回路等の厚さや開口部の孔径等の寸法も、上記例に限定されず、所要に応じて適宜変更することができる。
かくして本発明の半導体素子搭載用プリント配線板および本発明の半導体素子搭載用プリント配線板の製造方法によれば、第1の半導体素子の半田バンプが第1のプリント配線板の第1の半田バンプ上から滑り落ちてしまうことがないので、例え第1の半田バンプの周囲に第1の半田バンプよりも高さが高い第2の半田バンプが存在していても、第1のプリント配線板に対し第1の半導体素子を本来の位置に容易に位置決めして搭載することができる。
10 パッケージ基板搭載用プリント配線板
28 めっきレジスト
30 コア基板
30A 銅張積層板
31 めっき膜
32 銅箔
33 スルーホール用貫通孔
34 導体回路
35 電解めっき膜
36 スルーホール導体
39 銅箔
50 層間絶縁層
51 ビア用開口部
52 無電解めっき膜
54 めっきレジスト
56 電解めっき膜
58 導体回路
60 ビア導体
70 ソルダーレジスト層
71 第1開口部
72 ニッケルめっき層
73 第2開口部
74 金めっき層
75U 小径の半田ボール
75S 大径の半田ボール
75D 中径の半田ボール
76U 第1バンプ
76S 第2バンプ
76D 半田バンプ
78 端子
90 ICチップ
92 端子
94 パッケージ基板
96 端子
150 層間絶縁層
152 銅箔
154 無電解めっき膜
156 電解めっき膜
158 第1パッド
159 第2パッド
160 ビア導体
170 樹脂充填材層
190 メモリチップ
192 端子

Claims (5)

  1. 第1の半導体素子の接続用の第1の半田バンプと、その第1の半田バンプを囲む位置に位置する、第1の半田バンプよりも高さが高い、第2の半導体素子の接続用の第2の半田バンプと、を具える半導体素子搭載用プリント配線板において、
    前記第1の半田バンプの先端部が、前記半導体素子搭載用プリント配線板の延在方向と平行な平坦面を有していることを特徴とする半導体素子搭載用プリント配線板。
  2. 前記第1の半田バンプと前記第2の半田バンプとを、互いに等しい溶融温度のものとしたことを特徴とする、請求項1記載の半導体素子搭載用プリント配線板。
  3. 前記第1の半田バンプと前記第2の半田バンプとを、第1の半田バンプ>第2の半田バンプの順に高い溶融温度のものとしたことを特徴とする、請求項1記載の半導体素子搭載用プリント配線板。
  4. 第1の半導体素子の接続用の第1の半田バンプと、その第1の半田バンプを囲む位置に位置する、第1の半田バンプよりも高さが高い、第2の半導体素子の接続用の第2の半田バンプと、を具える半導体素子搭載用プリント配線板を製造するに際し、
    前記第1の半田バンプの先端部に、前記半導体素子搭載用プリント配線板の延在方向と平行な平坦面を形成することを特徴とする半導体素子搭載用プリント配線板の製造方法。
  5. 前記第1の半田バンプと前記第2の半田バンプとを、第1の半田バンプ>第2の半田バンプの順に高い溶融温度のものとし、
    前記第1の半田バンプの平坦面形成後に前記第2の半田バンプをリフロー形成することを特徴とする、請求項4記載の半導体素子搭載用プリント配線板の製造方法。
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