JP2014127548A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】集積度を向上させることが可能な半導体装置、及び半導体装置の製造方法を提供する。
【解決手段】平面的に配置される複数の単位セルを備え、各単位セルは、トランジスタを有し、該トランジスタのゲート電極8が設けられる溝5の底部にダイオードを構成するP型アノード領域6を設けている。そして、溝5内の一部の領域において、ソース電極13とP型アノード領域6が電気的に接続され、溝5内の他の領域において、該溝5内の一方の側面に形成されたゲート電極8と、他方の側面に形成されたゲート電極8が、該溝5の底部を通じて電気的に接続される。このため、半導体装置の集積度を向上させることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、半導体装置及び半導体装置の製造方法に係り、特に、集積度を向上させる技術に関する。
高耐圧で大電流を流すことが可能な炭化珪素を用いた電界効果トランジスタを、誘導性負荷の駆動用スイッチとして利用する場合に、還流用ダイオード、及び電界効果トランジスタを同一の半導体基板上に形成したいという要望がある。
このような炭化珪素半導体装置として、従来より特開平9−260650号公報(特許文献1)に開示されたものが知られている。該特許文献1には、炭化珪素用いた電界効果トランジスタであって、ゲート絶縁電極をトレンチの中に埋め込んだ縦型電界効果トランジスタが開示されている。
特開平9−260650号公報
しかしながら、上述した特許文献1に開示された従来の半導体装置では、集積度が高いとはいえない。そこで、トランジスタと環流用ダイオードを同一の半導体装置に搭載するに当たり、トランジスタと環流用ダイオードとの配置を考慮して集積度をより一層向上させたいという要望が高まっていた。
本発明は、このような従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、集積度を向上させることが可能な半導体装置、及び半導体装置の製造方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本願発明は、平面的に配置される複数の単位セルを備え、各単位セルは、トランジスタを有し、該トランジスタのゲート電極が設けられる溝の底にダイオードを構成するアノード領域を設けている。そして、ソース電極とアノード領域が電気的に接続され、溝内の他の領域において、該溝内の一方の側面に形成されたゲート電極と、他方の側面に形成されたゲート電極が、該溝の底部を通じて電気的に接続される。
本発明では、溝内の一部の領域において、ソース電極とアノード領域が電気的に接続され、溝内の他の領域において、該溝内の一方の側面に形成されたゲート電極と、他方の側面に形成されたゲート電極が、該溝の底部を通じて電気的に接続される。従って、半導体装置に形成された各単位セル毎のゲート電極を電気的に接続することができ、集積度を向上させることが可能となる。
本発明の第1実施形態に係る半導体装置の構成を示す断面図である。 本発明の第1実施形態に係る半導体装置の平面レイアウト図である。 本発明の第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す工程断面図であり、炭化珪素基体上にドリフト領域を形成した様子を示す。 本発明の第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す工程断面図であり、ウェル領域、ソース領域を形成した様子を示す。 本発明の第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す工程断面図であり、溝を形成した様子を示す。 本発明の第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す工程断面図であり、ゲート絶縁膜を形成した様子を示す。 本発明の第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す工程断面図であり、ゲート絶縁膜を形成した様子を示す。 本発明の第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す工程断面図であり、ゲート電極材料を形成した様子を示す。 本発明の第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す工程断面図であり、ゲート電極材料を形成した様子を示す。 本発明の第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す工程断面図であり、ゲート電極をパターニングする様子を示す。 本発明の第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す工程断面図であり、ゲート電極をパターニングする様子を示す。 本発明の第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す工程断面図であり、ゲート電極をパターニングする様子を示す。 本発明の第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す工程断面図であり、ゲート電極をエッチングする様子を示す。 本発明の第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す工程断面図であり、ゲート電極をエッチングする様子を示す。 本発明の第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す工程断面図であり、ゲート電極をエッチングする様子を示す。 本発明の第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す工程断面図であり、P型アノード領域を形成する様子を示す。 本発明の第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す工程断面図であり、P型アノード領域を形成する様子を示す。 本発明の第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す工程断面図であり、P型アノード領域を形成する様子を示す。 本発明の第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す工程断面図であり、ゲート絶縁膜をエッチングする様子を示す。 本発明の第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す工程断面図であり、ゲート絶縁膜をエッチングする様子を示す。 本発明の第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す工程断面図であり、ゲート絶縁膜をエッチングする様子を示す。 本発明の第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す工程断面図であり、層間絶縁膜を形成する様子を示す。 本発明の第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す工程断面図であり、層間絶縁膜を形成する様子を示す。 本発明の第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す工程断面図であり、層間絶縁膜を形成する様子を示す。 本発明の第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す工程断面図であり、ゲート電極8を露出するためのパターニングを実施する様子を示す。 本発明の第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す工程断面図であり、ゲート電極8を露出するためのパターニングを実施する様子を示す。 本発明の第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す工程断面図であり、ゲート電極8を露出するためのパターニングを実施する様子を示す。 本発明の第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す工程断面図であり、層間絶縁膜をエッチングする様子を示す。 本発明の第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す工程断面図であり、層間絶縁膜をエッチングする様子を示す。 本発明の第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す工程断面図であり、層間絶縁膜をエッチングする様子を示す。 本発明の第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す工程断面図であり、ソース電極、ドレイン電極を形成する様子を示す。 本発明の第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す工程断面図であり、ソース電極、ドレイン電極を形成する様子を示す。 本発明の第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す工程断面図であり、ソース電極、ドレイン電極を形成する様子を示す。 本発明の第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す工程断面図であり、ソース電極とゲート電極を絶縁する様子を示す。 本発明の第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す工程断面図であり、ソース電極とゲート電極を絶縁する様子を示す。 本発明の第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す工程断面図であり、ソース電極とゲート電極を絶縁する様子を示す。 本発明の第2実施形態に係る半導体装置の平面レイアウト図である。 本発明の第3実施形態に係る半導体装置の平面レイアウト図である。 本発明の第3実施形態に係る半導体装置の断面図である。 本発明の第4実施形態に係る半導体装置の断面図である。 本発明の第4実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す工程断面図であり、異種材料アノード領域を形成する様子を示す。 本発明の第4実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す工程断面図であり、異種材料アノード領域を形成する様子を示す。 本発明の第4実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す工程断面図であり、異種材料アノード領域を形成する様子を示す。 本発明の第4実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す工程断面図であり、異種アノード領域をエッチングする様子を示す。 本発明の第4実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す工程断面図であり、異種アノード領域をエッチングする様子を示す。 本発明の第4実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す工程断面図であり、異種アノード領域をエッチングする様子を示す。 本発明の第4実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す工程断面図であり、層間絶縁膜をエッチングする様子を示す。 本発明の第4実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す工程断面図であり、層間絶縁膜をエッチングする様子を示す。 本発明の第4実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す工程断面図であり、層間絶縁膜をエッチングする様子を示す。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、本実施形態では、N型を第1導電型とし、P型を第2導電型として説明するが、P型を第1導電型とし、N型を第2導電型としても良い。
[第1実施形態の説明]
図1は、本発明の第1実施形態に係る半導体装置の断面図である。また、図2は、第1実施形態に係る半導体装置の平面図であり、図1に示すA−A’断面を示している。即ち、図1に示す矩形状の単位セルが複数個マトリクス状に配置して構成されており、図1のA−A’断面が図2に示す形状となっている。図1に示す例では、4×4個の単位セルがマトリクス状に配置されている。また、該半導体装置を平面視した際に、縦方向、及び横方向に網目状に溝5が形成され、該溝5により、複数の単位セルが区分されている。なお、図1における縦方向の長さは、理解を促進するために誇張して記載している。
図1に示すように、第1実施形態に係る半導体装置は、N型高濃度のN+型炭化珪素基体1を有し、該N+型炭化珪素基体1の表面上には、炭化珪素からなるN型低濃度のドリフト領域2(第1導電型のドリフト領域)が形成されている。
ドリフト領域2の主面側には、P型ウェル領域3(第2導電型のウェル領域)、及びN+型ソース領域4(第1導電型のソース領域)が形成されている。更に、P型ウェル領域3、及びN+型ソース領域4を貫通するように、溝5が形成されている。溝5の底部の一部には、P型アノード領域6が形成されている。即ち、溝5は、隣接する単位セルどうしの境界部に設けられ、ソース領域4及びP型ウェル領域3を貫通してドリフト領域2に至るように形成されている。
また、ドリフト領域2と、P型ウェル領域3、及び、N+型ソース領域4に接するように、溝5の側面、及び溝5の底部の一部に、ゲート絶縁膜7が形成されている。
溝5の側面には、ゲート絶縁膜7を介してゲート電極8が形成されている。該ゲート電極8は、層間絶縁膜9に覆われている。また、溝5の内部には、層間絶縁膜9によってコンタクトホール10が形成されている。
コンタクトホール10の直下のドリフト領域2内には、P型アノード領域6が形成される。層間絶縁膜9、及びN+型ソース領域4上側には、ソース電極13が形成され、P型アノード領域6、及びN+型ソース領域4を電気的に低抵抗でオーミック接続している。また、ゲート電極8とソース電極13は、層間絶縁膜9により絶縁されている。更に、N+型炭化珪素基体1の裏面(図1中、下方の面)には、ドレイン電極12が電気的に低抵抗でオーミック接続されている。
即ち、本実施形態に係る半導体装置は、半導体基板の一方の主面上に形成されたN型のドリフト領域2と、ドリフト領域2内に形成されたP型のウェル領域3と、ウェル領域3内に形成されたN型のソース領域4と、ウェル領域3に形成された溝5と、ゲート絶縁膜7を介して該溝5内に形成したゲート電極8とを含むトランジスタを有している。また、ドリフト領域2をカソード領域とし、このカソード領域と接触するP型アノード領域6を含むダイオードを有している。
更に、P型アノード領域6の少なくとも一部は、ドリフト領域2内に形成され、ドリフト領域2との接合面で、該ドリフト領域をカソードとするPN接合型のダイオードを形成する。
また、図2に示すように、溝5は網目状に構成され、B−B’断面(図15C)に示すように、ソース電極13が溝5の底部と接触しない領域(溝内の他の領域)が数箇所に形成されている。つまり、図1に示すように、溝5の底部にP型アノード領域6が形成されている部位においては、ソース電極13は溝5の底部と接触するが、P型アノード領域6が形成されていない部位(図2のB−B’で示す部位)では、ソース電極13は溝5の底部と接触しない。
即ち、溝5内の一部の領域において、ソース電極13はP型アノード領域6と電気的に接続され、溝5内の他の領域において、該溝5内の一方の側面に形成されたゲート電極8と、他方の側面に形成されたゲート電極8が、該溝5の底部を通じて電気的に接続されている。
そして、ソース電極13が溝5の底部と接触しない領域(図2のB−B’断面図15Cに示す)において、溝5の底部はゲート絶縁膜7を介してゲート電極8と接触する。これにより、溝5内部の両側面にあるゲート電極8が電気的に接続される。即ち、後述する図16Cに示すように、ゲート電極8が設けられている。
次に、図3〜図16Cを参照して、第1実施形態に係る半導体装置の製造方法について説明する。初めに、図3に示すように、N+型炭化珪素基体1上にN−型炭化珪素エピタキシャル層からなるドリフト領域2を形成する。炭化珪素にはいくつかのポリタイプ(結晶多形)が存在するが、ここでは代表的な4Hとして説明する。N+型炭化珪素基体1は、数十から数百μm程度の厚みを有する。N−型のドリフト領域2は、例えば不純物濃度が1E14〜1E18cm−3、厚さが数μm〜数十μmとして形成される。
次いで、図4に示すように、ドリフト領域2にイオン注入によってP型ウェル領域3、及びN+型ソース領域4を形成する。ここで、イオン注入領域をパターニングするために、下記に示す工程により、ドリフト領域2上にマスク材を形成してもよい。
マスク材としては、シリコン酸化膜を用いることができ、堆積方法としては、熱CVD法やプラズマCVD法を用いることができる。次に、マスク材上にレジストをパターニングする(図示省略)。パターニングの方法としては、一般的なフォトリソグラフィー法を用いることができる。パターニングされたレジストをマスクにして、マスク材をエッチングする。エッチング方法としては、フッ酸を用いたウエットエッチングや、反応性イオンエッチング等の、ドライエッチングを用いることができる。
次に、レジストを酸素プラズマや硫酸等で除去する。マスク材をマスクにして、P型、及びN型不純物をイオン注入し、P型ウェル領域3、及びN+型ソース領域4を形成する。P型不純物としては、アルミやボロンを用いることができる。また、N型不純物としては窒素を用いることができる。この際、基体温度を600℃程度に加熱した状態でイオン注入することで、注入領域に結晶欠陥が生じることを抑制できる。イオン注入後、マスク材を例えばフッ酸を用いたウェットエッチングによって除去する。その後、イオン注入した不純物を熱処理することで活性化する。熱処理温度としては1700℃程度の温度を用いることができ、雰囲気としてはアルゴンや窒素を好適に用いることができる。
その後、図5に示すように、ドリフト領域2に溝5を形成する。この処理では、まず、N+型ソース領域4上にマスク層14を形成する。マスク層14としては、図4に示した処理と同様に、パターニングされたシリコン酸化膜を使用することができる。次に、マスク層14をマスクとして溝5を形成する。溝5を形成する方法としては、ドライエッチング法が好適に用いられる。溝5の深さとしては、P型ウェル領域3の深さより深くする必要がある。即ち、ソース領域4ならびにP型ウェル領域3を貫通してドリフト領域2に至る深さの溝5を形成する(第1の工程、第7の工程)。そして、溝5を形成した後、マスク層14を除去する。例えば、マスクはシリコン酸化膜の場合は、フッ酸洗浄で除去する。
次に、図6A、図6Bに示すように、ゲート絶縁膜7を形成する。即ち、溝5の内面、及びソース領域4の表面にゲート絶縁膜7を形成する(第2の工程、第8の工程)。図6Bは、図6Aの一点鎖線部右側の断面図であり、溝5の終端の形状を示す。この処理は、熱酸化法を用いても、堆積法を用いても構わない。一例として、熱酸化の場合には、基体を酸素雰囲気中に、温度を1100℃程度に加熱することで、基体が酸素に触れる全ての部分において、シリコン酸化膜が形成される。ゲート絶縁膜7を形成後、P型ウェル領域3とゲート絶縁膜7の界面の界面準位を低減するために、窒素、アルゴン、N2O等の雰囲気中で1000℃程度のアニールを行っても良い。
次いで、図7A、図7Bに示すように、ゲート電極8を堆積する。図7Bは、図7Aの一点鎖線部右側の断面図であり、溝5の終端の形状を示す。ゲート電極8となる材料は、ポリシリコンが一般的で、ここではポリシリコンを用いる場合を例に挙げて説明する。ポリシリコンの堆積方法としては、減圧CVD法を用いることができる。ポリシリコンの堆積厚さは、溝5の幅の1/2よりも小さい値にする。これにより、溝5をポリシリコンで埋めずに、溝5の側壁と底部には、ほぼ同一の厚さでポリシリコンを堆積することができる。例えば、溝5の幅が2μmの場合は、ポリシリコンの厚さは1μmよりも薄くする。また、ポリシリコン堆積後に、950℃でPOCl3(塩化ホスホリル)中にアニールすることで、N型のポリシリコンが形成され、ゲート電極8に導電性を持たせる。即ち、溝5内に、溝幅の1/2未満となる膜圧のゲート電極材料を堆積して、ゲート電極8を形成する(第3の工程)。
その後、図8A、図8B、図8Cに示すように、ゲート電極電位制御用PAD11(図2参照)、及びソース電極13(図2のB−B’参照)が溝5の底部と接しない領域を形成するために、パターニングを行う。図8Aは、図2のC−C’断面の工程図を示す。図8Bは、図8Aの一点鎖線部右側の断面図で、溝5の終端の形状を示す。図8Cは、図2のB−B’の工程図断面を示す。この処理では、ゲート電極8のポリシリコンの表面にレジストマスク層14を塗り、パターニングを行う。パターニングの方法としては、一般的なフォトリソグラフィー法を用いることができる。
次に、図9A、図9B、図9Cに示すように、ゲート電極8の材料であるポリシリコンのエッチングを行う。図9Aは、図2のC−C’断面の工程図を示す。図9Bは、図9Aの一点鎖線部右側の断面図で、溝5の終端の形状を示す。図9Cは、図2のB−B’断面の工程図を示す。この処理では、エッチング後、レジストの下部以外にポリシリコンが残らないように、且つ、溝5の側壁にあるポリシリコンは、P型ウェル領域3を被せるようにエッチング量を設定する。エッチングは異方性エッチング法を用いる。その後、レジストマスクを酸素プラズマや硫酸等で除去する。
次いで、図10A、図10B、図10Cに示すように、P型アノード領域6を形成する。図10Aは、図2のC−C’断面の工程図を示す。図10Bは、図10Aの一点鎖線部右側の断面図で、溝5の終端の形状を示す。図10Cは、図2のB−B’断面の工程図を示す。P型アノード領域6の形成方法としては、イオン注入を用いることができる。イオン注入時のマスクとして、図5に示した処理で用いたマスク層14を使用することで、溝5の底部の一部にセルフアラインでP型アノード領域6を形成することができる。
即ち、溝5の一部の領域の直下のドリフト領域2内、或いは溝5の内部にP型アノード領域6を形成する(第6の工程、第12の工程)
図10A〜図10Cでは、図9A〜図9Cでマスク層14を除去した状態を記載している。マスク層14を除去した状態でもイオン注入を行うことができ、図10A〜図10Cのように、P型アノード領域6が形成される。この場合は、N+型ソース領域4にもイオン種が注入されるが、一般的にP型アノード領域6が必要とするドーズ量は、N+型ソース領域4のドーズ量に対して桁違いに小さいので、N+型ソース領域4の不純物濃度には、ほぼ影響しない。
また、注入エネルギーは、P型ウェル領域3の深さまで、イオンが到達しないように設定することが好適である。イオン注入に用いるイオン種、基体温度に関しては、図4に示した処理と同様であるので説明を省略する。ここで、図10Cは図2のB−B’断面を示す。ドリフト領域2にP型アノード領域6が形成されないように表示しているが、イオン注入エネルギーによっては、B−B’断面でのドリフト領域2にP型アノード領域6を形成することが可能である。
その後、図11A、図11B、図11Cに示すように、ゲート絶縁膜7のエッチングを行う。図11Aは、図2のC−C’断面の工程図を示す。図11Bは、図11Aの一点鎖線部右側の断面図で、溝5の終端の形状を示す。図11Cは、図2のB−B’断面の工程図を示す。この処理において、エッチング量は、溝5の底部にあるSiO2の厚さに対して数%〜数十%のオーバーエッチングを行っても良い。また、エッチングは異方性エッチング法を用いることができる。この工程はマスクを使わずにセルフアラインでエッチングできる。
即ち、溝5の一部の領域の底部にて、ドリフト領域2の表面を露出させ、溝5の他の領域の底部にて、該溝5内の一方の側面に形成されたゲート電極8と他方の側面に形成されたゲート電極8が、溝の底部を通じて電気的に接続された状態とする処理を実施する(第4の工程)。
次いで、図12A、図12B、図12Cに示すように、層間絶縁膜9を形成する。即ち、ゲート電極8と、P型アノード領域6及びソース領域4と、を絶縁する層間絶縁膜9を形成する(第5の工程、第11の工程)。図12Aは、図2のC−C’断面の工程図を示す。図12Bは、図12Aの一点鎖線部右側の断面図で、溝5の終端の形状を示す。図12Cは、図2のB−B’断面の工程図を示す。この処理において、層間絶縁膜9は、ポリシリコンの熱酸化で形成されても良い。酸素雰囲気中で、900℃程度の温度で酸化を行う。この温度で酸化するとポリシリコンの熱酸化と同時に、炭化珪素もほんのわずか酸化される。炭化珪素表面の酸化膜を除去するために、熱酸化後希釈フッ酸で数秒の洗浄を行うことで、ポリシリコンの熱参加膜を残したままでSiCの参加膜を除去できる。
次に、図13A、図13B、図13Cに示すように、ゲート電極8を露出するためのパターニングを行う。図13Aは、図2のC−C’断面の工程図を示す。図13Bは、図13Aの一点鎖線部右側の断面図で、溝5の終端の形状を示す。図13Cは、図2のB−B’断面の工程図を示す。この処理では、まず、レジストをマスク材(マスク層14)として図13A〜図13Cに示す如くのパターニングを行う。その後、層間絶縁膜9のエッチングを行う。このエッチングは、異方性エッチング法でも、等方性エッチング法でもよい。エッチング量は層間絶縁膜9の厚さに対して数%〜数十%のオーバーエッチングが好適である。エッチング後、マスク材のレジストを除去する。
その後、図14A、図14B、図14Cに示すように、パッド部となるゲート電極8(ポリシリコン)を露出している。図14Aは、図2のC−C’断面の工程図を示す。図14Bは、図14Aの一点鎖線部右側の断面図で、溝5の終端の形状を示す。図14Cは、図2のB−B’断面の工程図を示す。図14Bでは、パッド部となるゲート電極8が露出している。
次に、図15A、図15B、図15Cに示すように、ソース電極13とドレイン電極12を形成する。図15Aは、図2のC−C’断面の工程図を示す。図15Bは、図15Aの一点鎖線部右側の断面図で、溝5の終端の形状を示す。図15Cは、図2のB−B’断面の工程図を示す。この処理では、P型ウェル領域3、及びN+型ソース領域4、及びP型アノード領域6に電気的に低抵抗でオーミック接続するようにソース電極13を形成する。ソース電極13としてはニッケルシリサイドが好適に用いられるが、コバルトシリサイド、チタンシリサイド等の金属を用いても良い。堆積方法としては、蒸着法、スパッタ法、CVD法等を用いることができる。更に、ソース電極13上にチタンやアルミを積層した積層構造としても構わない。この方法でソース電極13を形成することにより、ソース電極13とゲート電極8が同電位となる。
次に、N+型炭化珪素基体1の裏面に、ニッケルを堆積する。そして、1000℃程度のアニールを施し、SiCとニッケルを合金化させ、ニッケルシリサイドを形成し、ソース電極13、及びドレイン電極12を形成する。
次に、図16A、図16B、図16Cに示すように、ソース電極13とゲート電極8を電気的に絶縁する。図16Bは、図2のC−C’断面の工程図を示す。図16Bは、図16Bの一点鎖線部右側の断面図で、溝5の終端の形状を示す。図16Cは、図2のB−B’断面の工程図を示す。図16Bの形状で、レジストをマスク材として、レジストパターニングして、ソース電極13となるメタル材料をエッチングし、ソース電極13とゲート電極8を電気的に絶縁させる。図16Bでは、ソース電極13が分離している。以上の工程を経て、図1、図2に示す第1実施形態に係る半導体装置が完成する。
次に、第1実施形態に係る半導体装置の基本的な動作について説明する。図1に示す構成の半導体装置は、ウェル領域3とソース領域4とソース電極13が同電位で、ソース電極13の電位を基準として、ドレイン電極12に所定の正の電位を印加した状態でゲート電極8の電位を制御することにより、トランジスタとして機能する。即ち、ゲート電極8とソース電極13間の電圧を、所定の閾値電圧以上にすると、ゲート電極8側面のP型ウェル領域3のチャネル部に反転層が形成されるためオン状態となり、ドレイン電極12からソース電極13へ電流が流れる。
一方、ゲート電極8とソース電極13間の電圧を、所定の閾値電圧以下にすると、反転層が消滅してオフ状態となり、ドレイン電極12からソース電極13へ向かう電流が遮断される。この際、ドレイン・ソース間には数百〜数千ボルトの高電圧が印加される。
ソース電極13の電位を基準として、ドレイン電極12に所定の電位を印加した場合には、P型ウェル領域3及びP型アノード領域6をアノード、ドリフト領域2をカソードとしたダイオードに還流電流が流れる。
このようにして、第1実施形態に係る半導体装置では、隣接する単位セルの境界に設けられた溝5の、一部の底部に、ゲート電極8(図16Cの符号8参照)を形成することにより、溝5内の一方の側部に形成されたゲート電極8(図16Cの左側の側面のゲート電極)と、これに対向する他方の側部に形成されたゲート電極8(図16Cの右側の側面のゲート電極)が電気的に接続されることになる。従って、網目状に配置された溝5内の、両側部に形成された全てのゲート電極8が電気的に接続されることになる。従って、全ての単位セルに形成されたゲート電極8の電位を一律に制御することができる。その結果、面積効率化高い半導体装置、換言すれば集積度の高い半導体装置を提供することができる。
また、溝5の一部の底部にP型アノード領域6を形成することにより、溝5の底部を還流ダイオードとして使用することができる。従って、面積効率を向上させることができ、還流動作時の損失を低減した低損失な半導体装置を提供することができる。
一般的に、炭化珪素トランジスタの場合には、シリコントランジスタと対比してドレイン電界が高くなるので、従来はゲート絶縁膜7底部の厚さを厚くする等の対策が必要となり、トランジスタのオン抵抗が悪化していた。これに対し、第1実施形態に係る半導体装置では、溝5の底部の一部にP型アノード領域6を形成することで、トランジスタがオフの際にゲート絶縁膜7の底部に印加されるドレイン電界を緩和することができる。その結果、トランジスタのオン抵抗の悪化を抑制しつつ、溝5の下部に還流ダイオードを内蔵した低損失な半導体装置を提供することができる。
また、一般に、炭化珪素に低抵抗なP型領域を形成することは容易でない。更に、ドレイン電界を緩和するためにはP型アノード領域6の底部を低濃度に、上部を高濃度にした濃度傾斜が必要である。従って、溝5の底部にP型アノード領域6を形成しただけでは、図1の奥行き方向におけるP型アノード領域6のシート抵抗が高くなり、還流電流の面内ばらつきやシート抵抗による寄生抵抗の悪化が生じる。第1実施形態に係る半導体装置では、P型アノード領域6の直上でソース電極13と低抵抗に接続されるため、面内の還流電流のばらつきを抑えた低損失な半導体装置を提供することができる。
また、第1実施形態に係る半導体装置においては、溝5の底部に形成される還流ダイオードがPN接合型のダイオードであるので、P型ウェル領域3とドリフト領域2とで形成されるPN接合型のダイオードと同一の立ち上り電圧を有することになる。従って、還流動作時に面内に均一な還流電流が流れることになり、電流ばらつきの発生を抑制した信頼性の高い半導体装置を提供することができる。
更に、第1実施形態に係る半導体装置の製造方法では、図7A、図7Bに示したゲート電極8のポリシリコンの堆積工程において、堆積するポリシリコンの厚さを溝5の幅の1/2未満とするので、溝5内をポリシリコンで完全に埋めることなく、溝の側壁と底をほぼ均一の膜厚とすることができる。このため、マスクを使わずに溝5に存在するゲート電極8のポリシリコンとゲート絶縁膜7をエッチングすることにより、溝5の底部のドリフト領域2を露出させることができる。そして、マスクを使わないことで、マスク設計時の設計ルールによる寸法制限がなくなり、面積効率化高い半導体装置を提供することができる。
また、マスクによる合わせずれも回避することができる。これによって、トータルの製造工程を簡素化でき、低コストで信頼性の高い半導体装置の製造方法を提供することができる。 更に、図9A、図9B、図9Cに示したゲート電極8のポリシリコンのエッチングを行う工程において、図2に示すB−B’断面で示す領域をマスクで保護することにより、ソース電極13が溝5の底と接しない領域が形成される。これによって、全ての単位セルのゲート電極8が電気的に接続され、全てのゲート電極8の電位を一律に制御できる。このため、面積効率化高い半導体装置を提供できる。また、ゲート電極電位制御用パットも同時に形成することが可能になる。従って、トータルの製造工程を簡素化でき、ひいては低コストな製造方法を提供できる。
[第2実施形態の説明]
次に、本発明の第2実施形態に係る半導体装置について説明する。図17は、第2実施形態に係る半導体装置の平面図である。図17に示すD−D’断面は、前述の図2に示したC−C’断面と同様である。また、E−E’断面は、図16Cと同様である。
第2実施形態に係る半導体装置は、単位セルの境界となる溝5の構造が、前述した第1実施形態と相違する。即ち、第2実施形態に係る半導体装置では、ソース電極13が溝5の底部と接触しない領域は、溝の交点に形成される。つまり、平面形状をなす半導体装置の、縦方向、及び横方向に形成された溝5の交点(図17中の、E−E’に示す交点)では、図16Cに示すように、ソース電極13は、溝5の底部と接触していない。また、この交点において、隣接する単位セルのゲート電極8どうしが接続されている。
即ち、溝5内の一方の側面に形成されたゲート電極8と、他方の側面に形成されたゲート電極8は、縦方向の溝5と横方向の溝5の交点となる領域にて、各溝5の底部を通じて電気的に接続される。
第2実施形態に係る半導体装置の製造方法は、前述した第1実施形態と同様であるので説明を省略する。また、第2実施形態に係る半導体装置は、前述した第1実施形態で示した半導体装置と同様に動作する。
このようにして、第2実施形態に係る半導体装置では、縦方向に形成される溝5と横方向に形成される溝5の交点近傍において、溝5内の両側部の一部に形成されたゲート電極8が、溝5の底部に形成されたゲート絶縁膜7の下方を通じて互いに電気的に接続されるように構成されている。
その結果、図17に示すように、ソース電極13が溝5の底と接しない領域が、2箇所の交点のみとなり(図17のE−E’断面で示される領域は2箇所のみである)、この交点により全ての単位セルのゲート電極8が電気的に接続されることとなる。ここで、図2に示した第1実施形態の場合と対比すると、第1実施形態では、ソース電極13が溝5の底と接しない領域(図2のB−B’で示す領域)は、溝どうしの交点と交点の途中に存在しており、全部で4箇所となっている。即ち、全てのゲート電極を電気的に接続するために、半導体装置全体の中の4箇所にて、ソース電極13が溝5の底と接しない領域が存在する。
即ち、第2実施形態に係る半導体装置では、ソース電極13が溝5の底と接しない領域を削減することができ、アノード領域6を有効に形成することができるので(アノード領域6が犠牲となる量を低減できるので)、面積効率が良く、集積度の高い半導体装置を提供することができる。
また、図9A、図9B、図9Cに示したゲート電極8のポリシリコンのエッチングを行う工程において、図17に示すE−E’断面で示す領域をマスクで保護することにより、ソース電極13が溝5の底と接しない領域が形成される。これによって、全ての単位セルのゲート電極8が電気的に接続され、全てのゲート電極8の電位を一律に制御できる。このため、面積効率化高い半導体装置を提供できる。従って、トータルの製造工程を簡素化でき、ひいては低コストな製造方法を提供できる。
[第3実施形態の説明]
次に、本発明の第3実施形態に係る半導体装置について説明する。図18は、第3実施形態に係る半導体装置の平面図である。図18に示すF−F’断面は、前述の図2に示したC−C’断面と同様である。また、G−G’断面は、図19に示す如くの構造を有している。
第3実施形態では、第1の幅aとされた溝5(第1の溝)と、第2の幅bとされた溝5(第2の溝)が存在する。そして、第2の幅bは第1の幅aよりも短く設定されている。また、図19の断面図に示すように、第2の幅bとされた溝5内には、ソース電極13が含まれず、図18に示すように、溝5内の両側面と接するゲート電極8は互いに接続されている。つまり、溝5内がゲート絶縁膜7を介してゲート電極8で充填されている。
即ち、溝5は、幅aの第1の溝と、幅aよりも短い幅bの第2の溝からなり、第1の溝内ではソース電極13がP型アノード領域6と電気的に接続され、第2の溝5内にはゲート電極8が設けられ、該ゲート電極8により、互いに隣接する単位セルのゲート電極8どうしが電気的に接続されている。また、溝5の交点は幅bとなっても良い。
第3実施形態に係る半導体装置の製造方法は、前述した第1実施形態と同様の処理手順で製造することができる。但し、図7A、図7Bに示したゲート電極8の、ポリシリコンの成膜の厚さは、図18に示した第1の幅aの値の半分より小さく、第2の幅bの値の半分より大きく設定する。このように設定すると、第2の幅bとされた溝5は、ゲート電極8のポリシリコンに埋められ、ソース電極13は、第2の幅bの溝内部に含まれない。
即ち、第1の溝内に溝幅の1/2未満となる膜厚のゲート電極材料を堆積し、且つ第2の溝内の全体にゲート電極材料を堆積して、ゲート電極8を形成する(第9の工程)。また、前述した図8A〜図8Cに示した処理では、ゲート電極電位制御用PAD11の部分にパターニングする。
更に、第1の溝の底部にてドリフト領域2の表面を露出させる処理を実施する(第10の工程)。
そして、図19に示す第3実施形態に係る半導体装置は、第1実施形態で示した半導体装置と同様に動作し、第1実施形態と同様の効果を達成できる。更に、下記の効果を達成することができる。
即ち、第3実施形態に係る半導体装置では、図18の第2の幅bとされた溝5では、溝5内部はゲート電極8の材料となるポリシリコンによって埋められ、これに溝5内のゲート電極8が全て電気的に接続される。また、溝5の幅を小さくすることにより、トランジスタのチャネル数を増やすことができる。具体的には、図18の左から2列目、3列目は、単位セルが5個設けられており、図2に示した第1実施形態と対比して単位セルが2個増加している。その結果、面積効率が良く、集積度の高い半導体装置を提供することができる。
[第4実施形態の説明]
次に、本発明の第4実施形態について説明する。第4実施形態に係る半導体装置の平面的な構成は、前述した第1〜第3実施形態で示した図2、図17、図18のうちのいずれかの構成を採用することができる。ここでは、図2に示した構成の半導体装置(第1実施形態に示した半導体装置)の平面構成を採用した場合について説明する。
図20は、第4実施形態に係る半導体装置の断面図であり、図2のC−C’断面図を示している。前述した第1〜第3実施形態と対比して、アノード領域は、ドリフト領域2と異なる材料で構成される異種材料アノード領域15とされている。こうすることにより、製造上では前述した第1〜第3実施形態で示したP型アノード領域6のイオン注入工程を割愛することができる。
異種材料アノード領域15は、メタル材料、或いはドリフト領域2とはバンドギャップが異なる半導体材料にて形成され、コンタクトホール10内にはアノードとなる材料を有する。異種材料アノード領域15は、層間絶縁膜9にてゲート電極8と絶縁され、ソース電極13と電気的に接続されている。即ち、異種材料アノード領域15は、ドリフト領域2とは異なる材料で形成され、ドリフト領域との接合面でユニポーラ型のダイオードを構成している。
次に、第4実施形態に係る半導体装置を製造する手順について説明する。初めに、第1実施形態で示した図3〜図9(図9A〜図9C)に示した処理を実施する。なお、本実施形態では、P型アノード領域6が存在しないため、図10A〜図10Cに示す処理は不要である。
図9(図9A〜図9C)に示した処理の後に、図21A、図21B、図21Cに示すように、異種材料アノード領域15を形成する。図21Aは、図2のC−C’断面の工程図を示す。図21Bは、図21Aの一点鎖線部右側の断面図で、溝5の終端の形状を示す。図21Cは図2のB−B’断面の工程図を示す。この処理において、異種材料アノード領域15は、メタル材料、半導体材料等から、形成することができる。
例えば、異種材料アノード領域15は、Ti(チタン)の場合は電子ビーム蒸着法でコンタクトホール10を埋める厚さでTi(チタン)を堆積する。また、異種材料アノード領域15としてポリシリコンを用いる場合は、減圧CVD法でコンタクトホール10を完全に埋める厚さでポリシリコンを堆積する。ポリシリコンを、堆積中BCl3(三塩化ホウ素)ガスを投入することで、P型のポリシリコンが形成される。このように、Ti(チタン)、またはP型ポリシリコンは、溝5の底の一部のドリフト領域2と接し、異種材料アノード領域15を形成する。ここでは、異種材料はポリシリコンの場合を例にして説明する。
その後、図22A、図22B、図22Cに示すように、ソース領域4を露出するために、異種材料アノード領域15のエッチングを行う。図22Aは、図2のC−C’断面の工程図を示す。図22Bは、図22Aの一点鎖線部右側の断面図で、溝5の終端の形状を示す。図22Cは、図2のB−B’断面の工程図を示す。この処理において、エッチングはセルフアラインで行う。エッチング方法は、異方性エッチング法でも、等方性エッチング法でも良い。エッチング量は異種材料アノード領域15の堆積量に対して数%〜数十%のオーバーエッチングが好適である。
次いで、図23A、図23B、図23Cに示すように、ゲート電極8のポリシリコンを露出するための層間絶縁膜9のエッチングを行う。図23Aは、図2のC−C’断面の工程図を示す。図23Bは、図23Aの一点鎖線部右側の断面図で、溝5の終端の形状を示す。図23Cは、図2のB−B’断面の工程図を示す。この処理では、まず、レジストをマスク材として図23Aと図23Bに示すようにパターニングを行う。その後、層間絶縁膜9のエッチングを行う。このエッチングは、異方性エッチング法でも、等方性エッチング法でも良い。エッチング量は層間絶縁膜9の厚さに対して数%〜数十%のオーバーエッチングが好適である。エッチング後、マスク材のレジストを除去する。
次に、第1実施形態で示した図15(図15A〜図15C)〜図16(図16A〜図16C)に示した処理と同様の処理を実施する。以上の工程を経て、図20に示す第4実施形態の半導体装置が完成する。
第4実施形態に係る半導体装置の基本的な動作は、前述した第1実施形態と同様であるので説明を省略する。
更に、第4実施形態に係る半導体装置では、溝5の底部に異種材料アノード領域15を形成することで、ユニポーラダイオードを内蔵することができる。ユニポーラダイオードは、前述の第1実施形態で示したPN接合型のダイオード(バイポーラダイオード)と比較して、逆回復電荷を抑制できるので、低損失な半導体装置を提供することができる。
また、第4実施形態に係る半導体装置では、異種材料アノード領域15を多結晶シリコン(ドリフト領域2とバンドギャップが異なる半導体)により形成している。多結晶シリコンで形成されるヘテロ接合ダイオードは、特許第4211642号に示されるように、ユニポーラダイオードとして動作するため、第1実施形態に示したPN接合型のダイオードと比較して、逆回復電荷を抑制した低損失なダイオードを内蔵することができる。
以上、本発明の半導体装置、及び半導体装置の製造方法を図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置き換えることができる。
例えば、上述した第1〜第4実施形態では、炭化珪素基板を用いる半導体装置について説明したが、本発明は炭化珪素基板に限らず、バンドギャップの広い半導体材料からなる半導体基板上に、第1〜第4実施形態の半導体装置、及びその製造方法を適用しても良い。バンドギャップの広い半導体材料としては、GaN、ダイヤモンド、ZnO、AlGaN等を挙げることができる。
また、第1〜第4実施形態では、ゲート電極8としてN型ポリシリコンを用いる例について説明したが、P型ポリシリコンを用いても良い。また、他の半導体材料や、メタル材料等の他の導電性を有する材料を用いても良い。具体的には、P型ポリ炭化珪素、SiGe、Al等を用いることができる。
更に、ゲート絶縁膜7の形成に、シリコン酸化膜を用いる例について説明したが、シリコン窒化膜を用いても良い。或いは、シリコン酸化膜とシリコン窒化膜の積層でも良い。シリコン窒化膜を用いる際の等方性エッチングは、160℃の熱燐酸による洗浄でエッチングすることができる。
また、第4実施形態において、異種材料アノード領域15は、メタルを用いて良いし、半導体とメタルの合金でも良いし、それ以外の導体でも良い。メタルの材料は、一例としてNi、Ti、Mo等が挙げられる。堆積方法は電子ビーム蒸着やMOCVD、スパッタ等がある。半導体とメタルの合金としてはSiNi、SiW、TiSi等でも良い。堆積方法はスパッタ等を用いることができる。それ以外に、TiN、TaN、WN等の導体でも異種材料アノード領域とすることができる。
更に、第4実施形態において、異種材料アノード領域は、ドリフト領域2とバンドギャップが異なる半導体材料として、ポリシリコンを用いる例について説明したが、Ge、Sn、GaAs等でも良い。導電性を持たせるためには、イオン注入でも良い。注入原子はN型の場合はP、As、Sb等を利用することができる。P型に関してB、Al、Ga等が良い。
更に、全ての実施形態の図で示す半導体装置は数セルで示しているが、必要に応じて、数百個以上のセルの場合でも良く、この場合は全ての溝の両側部にあるゲート電極にて電位を取れるように、接続する箇所は溝の交点または交点以外に用途に応じて設計すればよい。
本発明は、面積効率を向上して集積度を高めた半導体装置を製造することに利用できる。
1 炭化珪素基体
2 ドリフト領域
3 ウェル領域
4 ソース領域
5 溝
6 P型アノード領域
7 ゲート絶縁膜
8 ゲート電極
9 層間絶縁膜
10 コンタクトホール
12 ドレイン電極
13 ソース電極
14 マスク層
15 異種材料アノード領域

Claims (10)

  1. 平面的に配置される複数の単位セルを備えた半導体装置において、
    前記各単位セルは、
    半導体基板と、前記半導体基板の一方の主面に形成された第1導電型のドリフト領域と、前記ドリフト領域内に形成された第2導電型のウェル領域と、前記ウェル領域内に形成された第1導電型のソース領域と、隣接する単位セルとの境界部に設けられ、前記ソース領域ならびに前記ウェル領域を貫通して前記ドリフト領域に至る溝と、前記溝内の側面に、ゲート絶縁膜を介して形成されるゲート電極と、前記ゲート電極上に形成されて、前記ゲート電極を覆う層間絶縁膜と、前記ウェル領域および前記ソース領域に接続されたソース電極と、前記半導体基板の他方の主面に接続されたドレイン電極と、を有するトランジスタと、
    前記ドリフト領域をカソード領域とし、前記溝の底部にて前記カソード領域と接触する領域をアノード領域としたダイオードと、
    を含み、
    前記溝内の一部の領域において、前記ソース電極は前記アノード領域と電気的に接続され、
    前記溝内の他の領域において、該溝内の一方の側面に形成されたゲート電極と、他方の側面に形成されたゲート電極が、該溝の底部を通じて電気的に接続されることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記溝は、前記半導体基板を平面視した際に、縦方向、及び横方向に複数形成された網目状に設けられて、複数の前記単位セルを区分し、
    前記溝内の一方の側面に形成されたゲート電極と、他方の側面に形成されたゲート電極は、縦方向の溝と横方向の溝の交点となる領域にて、各溝の底部を通じて電気的に接続されることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 平面的に配置される複数の単位セルを備えた半導体装置において、
    前記各単位セルは、
    半導体基板と、前記半導体基板の一方の主面に形成された第1導電型のドリフト領域と、前記ドリフト領域内に形成された第2導電型のウェル領域と、前記ウェル領域内に形成された第1導電型のソース領域と、隣接する単位セルとの境界部に設けられ、前記ソース領域ならびに前記ウェル領域を貫通して前記ドリフト領域に至る溝と、前記溝内の全体または溝内の側面に、ゲート絶縁膜を介して形成されるゲート電極と、前記ゲート電極上に形成されて、前記ゲート電極を覆う層間絶縁膜と、前記ウェル領域および前記ソース領域に接続されたソース電極と、前記半導体基板の他方の主面に接続されたドレイン電極と、を有するトランジスタと、
    前記ドリフト領域をカソード領域とし、前記溝の底部にて前記カソード領域と接触する領域をアノード領域としたダイオードと、
    を含み、
    前記溝は、幅aの第1の溝と、前記幅aよりも短い幅bの第2の溝からなり、前記第1の溝内では前記ソース電極が前記アノード領域と電気的に接続され、
    前記第2の溝内にはゲート電極が設けられ、該ゲート電極により、互いに隣接する単位セルのゲート電極どうしが電気的に接続されることを特徴とする半導体装置。
  4. 前記アノード領域の少なくとも一部は、前記ドリフト領域内に第2導電型の領域として形成され、前記ドリフト領域との接合面で、該ドリフト領域をカソードとするPN接合型のダイオードを形成することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の半導体装置。
  5. 前記アノード領域は、前記ドリフト領域とは異なる材料で形成され、前記ドリフト領域との接合面でユニポーラ型のダイオードを構成することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の半導体装置。
  6. 前記アノード領域は、前記ドリフト領域とバンドギャップが異なる半導体で形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項3または請求項5のいずれか1項に記載の半導体装置。
  7. 平面的に配置される複数の単位セルを備え、
    前記各単位セルは、
    半導体基板と、前記半導体基板の一方の主面に形成された第1導電型のドリフト領域と、前記ドリフト領域内に形成された第2導電型のウェル領域と、前記ウェル領域内に形成された第1導電型のソース領域と、隣接する単位セルとの境界部に設けられ、前記ソース領域ならびに前記ウェル領域を貫通して前記ドリフト領域に至る溝と、前記溝内の側面に、ゲート絶縁膜を介して形成されるゲート電極と、前記ゲート電極上に形成されて、前記ゲート電極を覆う層間絶縁膜と、前記ウェル領域および前記ソース領域に接続されたソース電極と、前記半導体基板の他方の主面に接続されたドレイン電極と、を有するトランジスタと、
    前記ドリフト領域をカソード領域とし、前記溝の底部にて前記カソード領域と接触する領域をアノード領域としたダイオードと、
    を含む半導体装置を製造する半導体装置の製造方法において、
    前記ソース領域ならびに前記ウェル領域を貫通して前記ドリフト領域に至る深さの前記溝を形成する第1の工程と、
    前記溝の内面、及び前記ソース領域の表面にゲート絶縁膜を形成する第2の工程と、
    前記第2の工程の後に、前記溝内に溝幅の1/2未満となる膜厚のゲート電極材料を堆積して、前記ゲート電極を形成する第3の工程と、
    前記溝の一部の領域の底部にて、前記ドリフト領域の表面を露出させ、前記溝の他の領域をマスクし、その底部にて該溝内の一方の側面に形成されたゲート電極と他方の側面に形成されたゲート電極が、溝の底部を通じて電気的に接続された状態とする第4の工程と、
    前記ゲート電極と、前記アノード領域及びソース領域とを絶縁する前記層間絶縁膜を形成する第5の工程と、
    前記溝の一部の領域の直下のドリフト領域内、或いは溝の内部にアノード領域を形成する第6の工程と、
    を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  8. 前記溝は、前記半導体基板を平面視した際に、縦方向、及び横方向に複数形成された網目状に設けられて、複数の前記単位セルを区分し、
    前記第4の工程において、前記溝の一部の領域は、前記溝の交点を含む領域であり、これ以外の領域を前記溝の他の領域とすることを特徴とする請求項7に記載の半導体装置の製造方法。
  9. 前記溝は、前記半導体基板を平面視した際に、縦方向、及び横方向に複数形成された網目状に設けられて、複数の前記単位セルを区分し、
    前記第4の工程において、前記溝の他の領域は、前記溝の交点を含む領域であり、これ以外の領域を前記溝の一部の領域とすることを特徴とする請求項7に記載の半導体装置の製造方法。
  10. 平面的に配置される複数の単位セルを備え、
    前記各単位セルは、
    半導体基板と、前記半導体基板の一方の主面に形成された第1導電型のドリフト領域と、前記ドリフト領域内に形成された第2導電型のウェル領域と、前記ウェル領域内に形成された第1導電型のソース領域と、隣接する単位セルとの境界部に設けられ、前記ソース領域ならびに前記ウェル領域を貫通して前記ドリフト領域に至る溝と、前記溝内全体または溝内の側面に、ゲート絶縁膜を介して形成されるゲート電極と、前記ゲート電極上に形成されて、前記ゲート電極を覆う層間絶縁膜と、前記ウェル領域および前記ソース領域に接続されたソース電極と、前記半導体基板の他方の主面に接続されたドレイン電極と、を有するトランジスタと、
    前記ドリフト領域をカソード領域とし、前記溝の底部にて前記カソード領域と接触する領域をアノード領域としたダイオードと、
    を含む半導体装置を製造する製造方法において、
    前記溝は、幅aの第1の溝と、幅aよりも短い幅bの第2の溝からなり、前記ソース領域ならびに前記ウェル領域を貫通して前記ドリフト領域に至る深さの前記第1の溝及び第2の溝を形成する第7の工程と、
    前記第1の溝及び第2の溝の内面、及び前記ソース領域の表面にゲート絶縁膜を形成する第8の工程と、
    前記第2の工程の後に、前記第1の溝内に溝幅の1/2未満となる膜厚のゲート電極材料を堆積し、且つ第2の溝内全体にゲート電極材料を堆積して、前記ゲート電極を形成する第9の工程と、
    前記第1の溝の底部にて、前記ドリフト領域の表面を露出させる第10の工程と、
    前記ゲート電極と、前記アノード領域及びソース領域とを絶縁する前記層間絶縁膜を形成する第11の工程と、
    前記第1の溝直下のドリフト領域内にアノード領域を形成する第12の工程と、
    を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
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