JP2014126214A - ファンフィルターユニット制御システム - Google Patents

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JP2014126214A JP2012280674A JP2012280674A JP2014126214A JP 2014126214 A JP2014126214 A JP 2014126214A JP 2012280674 A JP2012280674 A JP 2012280674A JP 2012280674 A JP2012280674 A JP 2012280674A JP 2014126214 A JP2014126214 A JP 2014126214A
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Abstract

【課題】一時的な電源低下や電源不良時においても、システム全体の運転維持および継続ができるファンフィルターユニット制御システムを提供する。
【解決手段】室内に空気を送る機器1を順送りに複数台連ねて連結して、制御を行う中央監視装置2と、中央監視装置2からの回転数指示信号を受信して回転数指示を認識する回転数受信手段13と、異常時の指示回転数を記憶している記憶部21を設けて、異常時の指示回転数と回転数受信手段13の認識した異常時の指示回転数のいずれかひとつを選択し、モータ8を駆動させるモータ動作決定手段14と、機器1の力率改善手段18の出力電圧を検出する電圧検出手段19と、電圧検出手段19が検出した電圧から電源異常時を判断する電圧判断部20を設け、モータ動作決定手段14は、電圧判断部20が異常時を判断したときに、記憶部21の異常時の指示回転数で、モータ8の動作を決定し、運転するものである。
【選択図】図3

Description

本発明は、主にクリーンルーム内に設置される半導体デバイスや液晶等を製造する製造装置、或いはクリーンブースなど、清浄空間を必要とする箇所に設置される複数台のファンフィルターユニットを同時に制御するファンフィルターユニット制御システムに関する。
従来の複数台設置されたファンフィルターユニットを制御する方法を説明する。
複数台のファンフィルターユニットを制御するゾーンコントローラは、クリーンルーム全体を所定数のゾーンに区分し、このゾーン毎に1台備えられている。
ゾーンコントローラ同士は、上位のネットワークに接続されている。
このネットワーク上に中央監視制御部を接続し、この中央監視制御部から各ゾーンコントローラに対し、ファンフィルターユニットの制御指令(ファンの発停など)を送るものである。
各ゾーンコントローラは、制御指令を受けて、ファンフィルターユニットへ制御指令を送信しているものである。
各ゾーンコントローラと中央監視制御部とをつないでいるネットワーク上では、各ゾーンコントローラから接続されたファンフィルターユニットの状態情報なども中央監視制御部へ送信する構成となっている(特許文献1参照)。
また、1系統の電源系に異常があってもクリーンルームの清浄度が著しく低下しないように、電源系統を分けて製品の配置を千鳥状もしくは市松状にすることで、平均的に分散配置することで、クリーンルーム全体をあるレベルの清浄度を維持する構成となっている(特許文献2参照)。
特開2003−287267号公報 特開平6−174279号公報
このような従来のファンフィルターユニット制御システムでは、ファンフィルターユニット(以下機器と呼ぶ)の動作を安定させるために機器の台数毎に電源設備を用意することが望ましいが、その数が多いことから、準備することは困難であり、現実的でなかった。
そこで、安価な方法で実現するために、機器のインバータ電源に力率改善及び高調波低減を抑制する直流リアクトル(力率改善手段)を搭載していた。
そのため規定の風量が電圧範囲を超えた低電圧領域で、回転数一定制御を行うと負荷電流が著しく増加して、前記直流リアクトルの電圧降下によって、運転を継続することができず、運転の停止をせざるをえなかったという課題があった。
そこで、本発明は従来のこのような課題を解決するものであり、一時的な電源低下や電源不良時においても、システム全体の運転維持および継続ができるファンフィルターユニット制御システムを提供する。
そして、この目的を達成するために、本発明のファンフィルターユニットは、室内に空気を送るファンフィルターユニット(以下、機器)と、この機器を順送りに複数台連ねて連結して、その制御を行う中央監視装置とから構成し、前記中央監視装置には、各機器の1台毎へ回転数指示信号の送信が可能な回転数送信手段と、前記機器の実回転数信号を認識する実回転数受信手段と、前記回転数送信手段と前記実回転数受信手段の回転数差を比較可能な回転数比較手段と、前記回転数比較手段の出力にアラーム発報手段を有し、前記機器は、上面中央に空気吸込み口と、下面に吹出口を備えた箱型のチャンバーであって、このチャンバーには、ファンとインバータ電源によって電源の供給を受け動作するモータから構成したファンモータユニットと、前記吹出口に配置したフィルターと、前記モータを駆動して回転数一定制御を行う制御部を有し、前記制御部は、前記中央監視装置からの回転数指示信号を受信して回転数指示を認識する回転数受信手段と、電源異常時の指示回転数を記憶している記憶部を設けて、この異常時の指示回転数と前記回転数受信手段が認識した回転数指示のいずれかひとつを選択し前記モータを駆動させるモータ動作決定手段と、前記モータ動作決定手段で決定したモータ駆動回転数を前記中央監視装置に実回転数信号として送信する実回転数送信手段と、前記インバータ電源側の力率改善及び高調波低減を抑制する力率改善手段と、前記力率改善手段の出力電圧を検出する電圧検出手段と、前記電圧検出手段が検出した電圧から電源異常時を判断する電圧判断部を設けた構成とし、前記モータ動作決定手段は、前記電圧判断部が異常時を判断したときに、前記記憶部の異常時の指示回転数で、モータの動作を決定し、運転することを特徴とし、前記中央監視装置は、前記回転数送信手段と前記実回転数受信手段の回転数差が所定の回転数に達したときにアラーム発報手段によって警報を発することを特徴とするものである。
これにより所期の目的を達成するものである。
本発明のファンフィルターユニット制御システムによれば、室内に空気を送るファンフィルターユニット(以下、機器)と、この機器を順送りに複数台連ねて連結して、その制御を行う中央監視装置とから構成し、前記中央監視装置には、各機器の1台毎へ回転数指示信号の送信が可能な回転数送信手段と、前記機器の実回転数信号を認識する実回転数受信手段と、前記回転数送信手段と前記実回転数受信手段の回転数差を比較可能な回転数比較手段と、前記回転数比較手段の出力にアラーム発報手段を有し、前記機器は、上面中央に空気吸込み口と、下面に吹出口を備えた箱型のチャンバーであって、このチャンバーには、ファンとインバータ電源によって電源の供給を受け動作するモータから構成したファンモータユニットと、前記吹出口に配置したフィルターと、前記モータを駆動して回転数一定制御を行う制御部を有し、前記制御部は、前記中央監視装置からの回転数指示信号を受信して回転数を認識する回転数受信手段と、異常時の指示回転数を記憶している記憶部を設けて、この異常時の指示回転数と前記回転数受信手段が認識した異常時の指示回転数のいずれかひとつを選択し前記モータを駆動させるモータ動作決定手段と、前記モータ動作決定手段で決定したモータ駆動回転数を前記中央監視装置に実回転数信号として送信する実回転数送信手段と、前記インバータ電源側の力率改善及び高調波低減を抑制する力率改善手段と、前記力率改善手段の出力電圧を検出する電圧検出手段と、前記電圧検出手段が検出した電圧から電源異常時を判断する電圧判断部を設けた構成とし、前記モータ動作決定手段は、前記電圧判断部が異常時を判断したときに、前記記憶部の異常時の指示回転数で、モータの動作を決定し、運転することを特徴とし、前記中央監視装置は、前記回転数送信手段と前記実回転数受信手段の回転数差が所定の回転数に達したときにアラーム発報手段によって警報を発することを特徴とするものである。
これにより、電圧判断部は、電圧検出手段が検出した電圧から電源異常時を判断したときに、モータ動作決定手段は、中央監視装置からの回転数指示信号に対して記憶部が記憶している電源異常時の指示回転数を優先的に選択して、モータを駆動させることになる。
さらに、実回転数送信手段は、前記モータ動作決定手段で決定したモータ駆動回転数を中央監視装置に実回転数信号として送信することとなり、中央監視装置は、さきに回転数送信手段から送信した回転数指示信号と実回転数受信手段が受信した実回転数信号の回転数差が所定の回転数に達したときにアラーム発報手段によって警報を発することとなり、安価な方法で、クリーン度低下の抑制と機器の異常を認識できるという効果のあるファンフィルターユニット制御システムを提供することができる。
本発明の実施の形態1のシステム構成図 本発明の実施の形態1の機器の断面側面図 本発明の実施の形態1のシステムブロック図 本発明の実施の形態1の制御部の回転数指示データを示す図 本発明の実施の形態2のシステムブロック図 本発明の実施の形態2の制御部の回転数指示データを示す図
本発明の請求項1記載の発明は、室内に空気を送るファンフィルターユニット(以下、機器)と、この機器を順送りに複数台連ねて連結して、その制御を行う中央監視装置とから構成し、前記中央監視装置には、各機器の1台毎へ回転数指示信号の送信が可能な回転数送信手段と、前記機器の実回転数信号を認識する実回転数受信手段と、前記回転数送信手段と前記実回転数受信手段の回転数差を比較可能な回転数比較手段と、前記回転数比較手段の出力にアラーム発報手段を有し、前記機器は、上面中央に空気吸込み口と、下面に吹出口を備えた箱型のチャンバーであって、このチャンバーには、ファンとインバータ電源によって電源の供給を受け動作するモータから構成したファンモータユニットと、前記吹出口に配置したフィルターと、前記モータを駆動して回転数一定制御を行う制御部を有し、前記制御部は、前記中央監視装置からの回転数指示信号を受信して回転数指示を認識する回転数受信手段と、源異常時の指示回転数を記憶している記憶部を設けて、この異常時の指示回転数と前記回転数受信手段が認識した回転数指示のいずれかひとつを選択し前記モータを駆動させるモータ動作決定手段と、前記モータ動作決定手段で決定したモータ駆動回転数を前記中央監視装置に実回転数信号として送信する実回転数送信手段と、前記インバータ電源側の力率改善及び高調波低減を抑制する力率改善手段と、前記力率改善手段の出力電圧を検出する電圧検出手段と、前記電圧検出手段が検出した電圧から電源異常時を判断する電圧判断部を設けた構成とし、前記モータ動作決定手段は、前記電圧判断部が異常時を判断したときに、前記記憶部段の異常時の指示回転数で、モータの動作を決定し、運転することを特徴とし、前記中央監視装置は、前記回転数送信手段と前記実回転数受信手段の回転数差が所定の回転数に達したときにアラーム発報手段によって警報を発することを特徴とするものである。
これにより、電圧判断部は、電圧検出手段が検出した電圧から電源異常時を判断したときに、モータ動作決定手段は、中央監視装置からの回転数指示信号に対して記憶部が記憶している電源異常時の指示回転数を優先的に選択して、モータを駆動させることになる。
このとき実回転数送信手段は、前記モータ動作決定手段で決定したモータ駆動回転数を中央監視装置に実回転数信号として送信することとなり、中央監視装置は、さきに回転数送信手段から送信した回転数指示信号と実回転数受信手段が受信した実回転数信号の回転数差が所定の回転数に達したときにアラーム発報手段によって警報を発することとなり、安価な方法で、クリーン度低下の抑制と機器の異常を認識できるという効果のあるファンフィルターユニット制御システムを提供することができる。
また、請求項2記載の発明は、電圧判断部は、電圧検出手段が検出した電圧から複数に段階に分けて電源異常時を判断する電圧判断手段であって、記憶部は、前記複数の電源異常時に対応した異常時の指示回転数を複数記憶する記憶手段であって、モータ動作決定手段は、前記電源異常に対応して一つの指示回転数を抽出する構成としたものである。
これにより、電圧判断部は、電圧検出手段が検出した電圧から複数に段階に分けて電源異常時を判断し、記憶部は、前記複数の電源異常時に対応した指示回転数を複数記憶しているので、モータ動作決定手段は、前記電源異常に対応して一つの指示回転数を選択することができ、安価な方法で、電源異常の段階に対応して細かな風量設定をすることで、クリーン度の維持と継続を行うことができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1から図4に示すように、本実施の形態1におけるファンフィルターユニット制御システムのシステム構成図、断面側面図、ブロック図、回転数データを参照しながら説明する。
図1に示すように、室内に空気を送るファンフィルターユニット(以下、機器1)と、この機器1を順送りに複数台連ねて連結して、一筆書きのように電源線及び通信線が接続された構成で、その制御を行う中央監視装置2を有している。
また、図3に示すように、前記中央監視装置2には、各機器1の1台毎へ回転数指示信号の送信が可能な回転数送信手段12と、前記機器1の実回転数信号を認識する実回転数受信手段16と、前記回転数送信手段12と前記実回転数受信手段16の回転数差を比較可能な回転数比較手段17と、前記回転数比較手段17の出力に接続したアラーム発報手段23を有している。
さらに、機器1は、図2に示すように、前記機器1の上面中央に空気吸込み口4と、下面に吹出口5を備えた箱型のチャンバー6である。
また、このチャンバー6には、ファン7とインバータ電源によって電源の供給を受け動作するモータ8から構成したファンモータユニット9と、前記吹出口5に配置したフィルター10と、前記モータ8を駆動して回転数一定制御を行う制御部11を有している。
さらに、前記制御部11には、図3に示すように、前記中央監視装置2からの回転数指示信号を受信して回転数指示を認識する回転数受信手段13と、異常時の指示回転数を記憶している記憶部21を設けて、この異常時の指示回転数と前記回転数受信手段13の認識した異常時の指示回転数のいずれかひとつを選択し前記モータ8を駆動させるモータ動作決定手段14と、前記モータ動作決定手段14で決定したモータ駆動回転数を前記中央監視装置に実回転数信号として送信する実回転数送信手段15と、前記インバータ電源側の力率改善及び高調波低減を抑制する力率改善手段18と、前記力率改善手段18の出力電圧を検出する電圧検出手段19と、前記電圧検出手段19が検出した電圧から電源異常時を判断する電圧判断部20を設けている。
前記モータ動作決定手段14は、電圧判断部20が異常時を判断したときに、前記記憶部21の異常時の指示回転数で、モータ8の動作を決定し、運転するものである。
また、前記中央監視装置2は、前記回転数送信手段12と前記実回転数受信手段16の回転数差が所定の回転数に達したときにアラーム発報手段23によって警報を発するものである。
上記構成により、まず、前記中央監視装置2は、複数台ある各機器1へ回転数送信手段12にて各機器の運転時の回転数指示を送信する。
各機器1には、アドレスが付与され、アドレス番号を割り振られた機器1は、前記中央監視装置2から個別に回転数指示を受け取ることとなる。
また、前記機器1の前記制御部11内にある前記回転数受信手段13が、前記回転数送信手段12の回転数指示を受信し、前記モータ動作決定手段14に回転数指示を指示する。
前記制御部11は、回転数一定制御を基本としており、負荷変動及び電源電圧変動時においても出来る限り、回転数指示を一定にする。
また、前記実回転数受信手段16は、前記モータ8の現在回転数を前記機器1から送信したものである。
さらに、一般的な一例として、前記回転数比較手段17は、前記回転数送信手段12の回転数指示と前記実回転数受信手段16の現在回転数の回転数差を把握しながら、回転数補正するフィードバック制御することで回転数一定制御を行っている。
ここで、前記機器1の電源電圧の仕様範囲内のDCL電圧であれば、前記電圧検出手段19は、正常領域の電圧を検出できるため、前記電圧判断部20は、モータ動作決定手段14へ正常の信号を送信することができる。
モータ動作決定手段14は、前記電圧判断部20から正常信号を受信すると、前記回転数受信手段13の回転数指示を選択して運転することとなる。
例えば、電圧判断部20の判断で正常電圧領域であれば、図4のように前記回転数受信手段13の回転数指示とおり、前記モータ8を回転させることができる。
また、モータ動作決定手段14は、選択した回転数指示を前記実回転数送信手段15に、現在回転数として送信する。
実回転数送信手段15は、前記実回転数受信手段16へ前記現在回転数を送信することとなるので、前記中央監視装置2が現在回転数を把握することができる。
ところで、機器1は、液晶パネル工場などで数100台、数1000台規模で設置されるため、電力消費量低減目的で各機器の力率改善が必須であることが多い。
そのため、制御部11内に用いる前記力率改善手段18は、本実施の形態のように電源整流回路後に用いられる直流リアクトル(DCL)が主流である。
DCLは、前記モータ8の回転数変化による負荷電流の増減で、DCL自身の電圧降下が発生することがある。
そこで、前記力率改善手段18の出力電圧を検出する前記電圧検出手段19は、インバータの整流回路後のDCLの電圧を測定して回転数の調整を行っている。
このような、機器1の入力電源(AC電源)に低下があった場合、風量を確保するために回転数一定制御を行っているために負荷電流は増加する。そのためDCLの電圧降下が顕著に発生する。
そこで、本実施の形態では、前記電圧判断部20は、電圧検出手段19の検出した力率改善手段18の出力電圧を判断して、仕様範囲外の場合は、モータ動作決定手段14へ異常の信号を送信することができる。
また、前記モータ動作決定手段14は、前記電圧判断部20から異常信号を受信すると、回転数一定制御を解除して、記憶部21に予め記憶されていた異常時の回転数を選択して運転することができる。
例えば、電圧判断部20の判断で異常電圧領域であれば、前記モータ動作決定手段14に異常信号が送信され、前記モータ動作決定手段14は、前記回転数受信手段13の回転数指示を採用せず、前記記憶部21の図4の異常時の指示回転数データで、回転する。
すなわち、機器1の仕様電圧範囲外であっても、前記機器1として、安全に動作できる電圧範囲では、前記機器1を停止することなく、低回転数で運転を継続することができる。
図4では、定格DC280Vの機器ではDC240Vまでは正常電圧領域であって、DC220Vに低下しても、不安全の恐れはないため、記憶部21に記憶した異常時の指示回転数は400rpmとしている。また、表内のDC180V時においては、前記回転数受信手段13は、400rpm、800rpm、1200rpm時において、前記記憶部21の回転数データは、停止となっているので、不安全の恐れがある電圧であるため、強制的に前記機器1を停止させている。
また、モータ動作決定手段14は、選択した異常時の指示回転数を前記実回転数送信手段15に、現在回転数として伝達する。
実回転数送信手段15は、前記実回転数受信手段16へ前記現在回転数を送信することとなるので、前記中央監視装置2が現在回転数を把握することができる。
そして、中央監視装置2内の回転数比較手段17は、前記回転数送信手段12と前記実回転数受信手段16の回転数差を比較し、回転数差が基準値を超えるとアラーム発報手段23を動作させることとなる。
例えば、回転数一定制御をしている前記機器1において、±10回転以内であれば、正常と判断し、±100回転未満であれば、注意と判断して運転状態を継続監視するようにする。また、±100回転以上であれば、異常と判断してアラーム発報手段23を動作させることができる。
このように、モータ動作決定手段14は、電圧判断部20が異常時を判断したときに、前記記憶部21の異常時の指示回転数で、モータ8の動作を決定し、運転するものであるから、ユーザーがメンテナンスするまでの間、より長い時間、機器1を継続運転することができるので、クリーン度低下の抑制ができる。
また、前記回転数比較手段17は、前記回転数送信手段12と前記実回転数受信手段16の回転数差を比較し、回転数差が基準値を超えるとアラーム発報手段23を動作させることができるため機器の異常を認識することができる。
(実施の形態2)
実施の形態1では、前記モータ動作決定手段14の正常時の動作と異常時の動作の概要を説明した。
本実施の形態では、電源異常を段階的に識別して細かな風量設定をすることで、クリーン度の維持と継続を行うことができる形態について説明する。
そのために、本実施の形態では、実施の形態1の電圧判断部20と記憶部21を、電圧判断部24と記憶部25にしたものである。
実施の形態1の電圧判断部20は、電源異常時を判断するだけであったが、本実施の形態の電圧判断部24は、電圧判断手段26を設けて、電圧検出手段19が検出した力率改善手段18の電圧から複数の段階に分けて電源異常時を判断するものである。
実施の形態1の記憶部21は、異常時の指示回転数が1つであったが、本実施の形態の記憶部25は、記憶手段29を設けて、前記複数の電源異常時に対応した指示回転数を有するというものである。
以下、図を用いて説明する。
図5、6に示すように、モータ動作決定手段14は、電圧判断部24が判断した前記電源異常に対応して、記憶部25のひとつから異常時の指示回転数を一つ抽出する構成とする。
前記電圧判断部24は、複数の電圧異常時に対応したものであり、図5に示すように、内部には、電圧範囲の設定毎に設けられた電圧判断手段26と、電圧判断手段27と、電圧判断手段28を備えている。
また、前記記憶部25は、内部に記憶手段29と、記憶手段30と記憶手段31を備えている。
電圧判断手段26と電圧判断手段27と電圧判断手段28は、この順番に高い電圧値から低い電圧値へと判断値を設定している。
電圧判断手段26は、記憶手段29に対応させている。
すなわち、電圧判断手段26で電源異常の判断がされたときには記憶手段29の指示回転数が抽出される。
同様に電圧判断手段27は、記憶手段30に、電圧判断手段28は、記憶手段31に対応している。
上記構成により、実施の形態1で既に説明したが、同様に電圧判断部24は、電圧検出手段19の検出した力率改善手段18の出力電圧を判断して、仕様範囲外の場合は、モータ動作決定手段14へ異常の信号を送信することができる。
また、前記モータ動作決定手段14は、前記電圧判断部24から異常信号を受信すると、回転数一定制御を解除して、記憶部25に予め記憶されていた異常時の回転数を選択して運転することができる。
さて、本実施の形態では、電圧判断部24は、電圧検出手段19が検出した電圧から複数に段階に分けて電源異常時を判断し、記憶部25は、前記複数の電源異常時に対応した指示回転数を複数記憶しているので、モータ動作決定手段14は、前記電源異常に対応して一つの指示回転数を選択することができる。
すなわち、電源異常時には、図6に示す前記記憶部25の異常時の指示回転数データで、回転する。
例えば、前記電圧判断部24が、正常電圧領域であれば、前記回転数受信手段13の回転数指示とおり、前記モータ8を回転させることができる。
また、前記電圧判断部24が、異常電圧領域であり、異常電圧範囲を前記電圧判断手段26が判断すれば、前記モータ動作決定手段14は、前記回転数受信手段13の回転数指示を採用せず、前記電圧判断手段26の異常時の指示回転数の前記記憶手段29に記憶された回転数を選択して、モータ8を回転することになる。図6では、記憶手段29の回転数に変更されることになる。
さらに、前記電圧判断部24が、異常電圧領域であり、異常電圧範囲を前記電圧判断手段27が判断すれば、前記モータ動作決定手段14は、前記回転数受信手段13の回転数指示を採用せず、前記電圧判断手段27の異常時の指示回転数の前記記憶手段30の記憶された回転数を選択して、モータ8を回転することになる。図6では、記憶手段30の回転数に変更されることになる。
また、同様に異常電圧範囲を前記電圧判断手段28が判断すれば、前記モータ動作決定手段14は、前記回転数受信手段13の回転数指示を採用せず、前記電圧判断手段28の異常時の指示回転数の前記記憶手段31の記憶された回転数を選択し、モータ8を回転することになる。図6では、記憶手段31の回転数に変更されることになる。
さらに、検出電圧範囲毎に設定された回転数で動作することで、異常電圧領域でありながら、DCLの出力電圧の変動を抑え、少しでも高回転化させることができるため、安価な方法で、細かな風量設定をすることで、クリーン度の維持と継続を行うことができる。
本発明のファンフィルターユニット制御システムは、クリーンルーム内に設置される半導体デバイスや液晶等を製造する製造装置、あるいはクリーンブースなど、清浄空間を必要とする箇所に複数台設置されるファンフィルターユニットを同時に制御することができる安価でかつ構成が容易なファンフィルターユニット制御システムを提供できる。
1 機器
2 中央監視装置
3 ファンフィルターユニット制御システム
4 空気吸込み口
5 吹出口
6 チャンバー
7 ファン
8 モータ
9 ファンモータユニット
10 フィルター
11 制御部
12 回転数送信手段
13 回転数受信手段
14 モータ動作決定手段
15 実回転数送信手段
16 実回転数受信手段
17 回転数比較手段
18 力率改善手段
19 電圧検出手段
20 電圧判断部
21 記憶部
22 駆動回路部
23 アラーム発報手段
24 電圧判断部
25 記憶部
26 電圧判断手段
27 電圧判断手段
28 電圧判断手段
29 記憶手段
30 記憶手段
31 記憶手段

Claims (2)

  1. 室内に空気を送るファンフィルターユニット(以下、機器)と、この機器を順送りに複数台連ねて連結して、その制御を行う中央監視装置とから構成し、前記中央監視装置には、各機器の1台毎へ回転数指示信号の送信が可能な回転数送信手段と、前記機器の実回転数信号を認識する実回転数受信手段と、前記回転数送信手段と前記実回転数受信手段の回転数差を比較可能な回転数比較手段と、前記回転数比較手段の出力にアラーム発報手段を有し、前記機器は、上面中央に空気吸込み口と、下面に吹出口を備えた箱型のチャンバーであって、このチャンバーには、ファンとインバータ電源によって電源の供給を受け動作するモータから構成したファンモータユニットと、前記吹出口に配置したフィルターと、前記モータを駆動して、回転数一定制御を行う制御部を有し、前記制御部は、前記中央監視装置からの回転数指示信号を受信して、回転数指示を認識する回転数受信手段と、異常時の指示回転数を記憶している記憶部を設けて、この異常時の指示回転数と前記回転数受信手段が認識した回転数指示のいずれかひとつを選択し、前記モータを駆動させるモータ動作決定手段と、前記モータ動作決定手段で決定したモータ駆動回転数を前記中央監視装置に実回転数信号として送信する実回転数送信手段と、前記インバータ電源側の力率改善及び高調波低減を抑制する力率改善手段と、前記力率改善手段の出力電圧を検出する電圧検出手段と、前記電圧検出手段が検出した電圧から電源異常時を判断する電圧判断部を設けた構成とし、前記モータ動作決定手段は、電圧判断手段が異常時を判断したときに、前記記憶部の異常時の指示回転数で、モータの動作を決定し、運転することを特徴とし、前記中央監視装置は、前記回転数送信手段と前記実回転数受信手段の回転数差が所定の回転数に達したときにアラーム発報手段によって警報を発することを特徴とするファンフィルターユニット制御システム。
  2. 電圧判断部は、電圧検出手段が検出した電圧から複数に段階に分けて電源異常時を判断する電圧判断手段であって、記憶部は、前記複数の電源異常時に対応した指示回転数を複数記憶する記憶手段であって、モータ動作決定手段は、前記電源異常に対応して一つの指示回転数を抽出する請求項1記載のファンフィルターユニット制御システム。
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