JP2014126093A - ピンスライド型車両用ディスクブレーキのキャリパボディ及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】一対の反力爪間の開口部の大きさを極力小さく抑えて、反力爪の剛性を確保するピンスライド型車両用ディスクブレーキのキャリパボディ
及びその製造方法を提供する。
【解決手段】反力爪5h,5iと開口部5jとは、ディスクロータ中心を通るディスク半径方向線L1、及び、シリンダ孔5eの中心軸L2に直交する仮想線L3上において、開口部5jのディスク周方向両端部P1,P1間の寸法B1は、仮想線L3上において、ディスク回出側の反力爪5hのディスク回出側端部P2と、ディスク回入側の反力爪5iのディスク回入側端部P3との間の寸法B2の40%以下となっている。
【選択図】図1

Description

本発明は、ピンスライド型車両用ディスクブレーキのキャリパボディ及びその製造方法に係り、詳しくは、キャリパボディの反作用部のディスク回出側とディスク回入側とに一対の反力爪を有するピンスライド型車両用ディスクブレーキのキャリパボディ及びその製造方法に関する。
一般に、ピンスライド型車両用ディスクブレーキのキャリパボディは、ピストンを内挿するシリンダ孔を有する作用部と、車両前進時におけるディスク回出側とディスク回入側とにそれぞれ配置される一対の反力爪を有する反作用部とをブリッジ部で連結し、前記一対の反力爪の間には、前記シリンダ孔に対応して、ディスク中心側に開口する開口部が形成されている。また、軽量化やリサイクル性を考慮して、キャリパボディをアルミニウム(アルミニウム合金を含む)で形成したものがある(例えば、特許文献1参照。)。
特許第4043979号公報
しかし、上述のようなキャリパボディでは、シリンダ孔の加工性や組み付け性を確保するために、一対の反力爪の間に設けられる開口部は、シリンダ孔に対応した大きさに形成されている。しかし、アルミニウムで形成されたキャリパボディは、鉄製のキャリパボディに比べて剛性が低いので、反力爪が振動してブレーキ鳴きの要因となる虞があることから、開口部をできるだけ小さく抑えて、反力爪の剛性を確保することが求められる。
そこで本発明は、一対の反力爪間の開口部の大きさを極力小さく抑えて、反力爪の剛性を高めるピンスライド型車両用ディスクブレーキのキャリパボディ及びその製造方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明のピンスライド型車両用ディスクブレーキのキャリパボディは、ピストンを内挿するシリンダ孔を有する作用部と、該作用部にディスクロータを挟んで対向する反作用部とをブリッジ部で連結し、前記反作用部に、前記シリンダ孔に対応した位置にディスク中心側が開口した開口部を形成し、該開口部の両側の車両前進時におけるディスク回出側とディスク回入側とに一対の反力爪をそれぞれ形成したピンスライド型車両用ディスクブレーキのキャリパボディにおいて、前記ディスクロータ中心を通るディスク半径方向線、及び、前記シリンダ孔の中心軸に直交する仮想線上における前記開口部のディスク周方向両端部間の寸法を、前記仮想線上におけるディスク回出側の前記反力爪のディスク回出側端部と、ディスク回入側の前記反力爪のディスク回入側端部との間の寸法の半分よりも短く形成したことを特徴としている。
さらに、前記開口部のディスク周方向両端部間の寸法は、ディスク回出側の前記反力爪のディスク回出側端部と、ディスク回入側の前記反力爪のディスク回入側端部との間の寸法の40%以下であること好適である。また、前記開口部のディスク半径方向の最外周部と前記反作用部側の摩擦パッドとが当接する第1最外周当接点は、前記反作用部側の前記摩擦パッドと前記ディスクロータとが当接するディスク半径方向最外周部の第2最外周当接点、及び、前記作用部側の摩擦パッドと前記ピストンの内周面の最外周部とが当接する第3最外周当接点よりも、ディスク内周側に配置されると好ましい。さらに、前記ブリッジ部には天井開口部を備え、前記開口部のディスク半径方向の最外周部と前記反作用部側の摩擦パッドとが当接する第1最外周当接点とディスクロータ中心とを通る、前記キャリパボディのディスク半径方向の断面における長さ寸法は、前記天井開口部の反作用部側端部から、前記反作用部の最外端部までの前記断面におけるディスク軸方向の長さ寸法よりも長いと好ましい。
また、ピストンを内挿するシリンダ孔を有する作用部と、該作用部にディスクロータを挟んで対向する反作用部とをブリッジ部で連結し、前記反作用部に、前記シリンダ孔に対応した位置にディスク中心側が開口した開口部を形成し、該開口部の両側の車両前進時におけるディスク回出側とディスク回入側とに一対の反力爪をそれぞれ形成したピンスライド型車両用ディスクブレーキのキャリパボディにおいて、前記開口部のディスク半径方向の最外周部と前記反作用部側の摩擦パッドとが当接する第1最外周当接点は、前記反作用部側の前記摩擦パッドと前記ディスクロータとが当接するディスク半径方向最外周部の第2最外周当接点、及び、前記作用部側の摩擦パッドと前記ピストンの内周面の最外周部とが当接する第3最外周当接点よりも、ディスク内周側に配置されることを特徴としている。
さらに、ピストンを内挿するシリンダ孔を有する作用部と、該作用部にディスクロータを挟んで対向する反作用部とを、天井開口部を備えたブリッジ部で連結し、前記反作用部に、前記シリンダ孔に対応した位置にディスク中心側が開口した開口部を形成し、該開口部の両側の車両前進時におけるディスク回出側とディスク回入側とに一対の反力爪をそれぞれ形成したピンスライド型車両用ディスクブレーキのキャリパボディにおいて、前記開口部のディスク半径方向の最外周部と前記反作用部側の摩擦パッドとが当接する第1最外周当接点とディスクロータ中心とを通る、前記キャリパボディのディスク半径方向の断面における長さ寸法は、前記天井開口部の反作用部側端部から、前記反作用部の最外端部までの前記断面におけるディスク軸方向の長さ寸法よりも長いことを特徴としている。
また、前記キャリパボディは、アルミニウム製で、前記反作用部側を下方に、前記作用部側を上方に向けて重力鋳造法により鋳造されると好適である。
さらに、本発明のピンスライド型車両用ディスクブレーキのキャリパボディの製造方法は、前記開口部からシリンダ切削加工用の治具を挿入し、該治具に設けたシリンダ孔加工用切削刃にて前記シリンダ孔を切削加工した後、前記シリンダ孔加工用切削刃からシール溝切削刃を突出させて、前記シリンダ孔にシール溝を切削加工することを特徴としている。
本発明のピンスライド型車両用ディスクブレーキのキャリパボディでは、ディスクロータ中心を通るディスク半径方向線、及び、シリンダ孔の中心軸に直交する仮想線上における開口部のディスク周方向両端部間の寸法を、ディスク回出側の反力爪のディスク回出側端部と、ディスク回入側の反力爪のディスク回入側端部との間の寸法の半分よりも短くし、さらには、40%以下とすることにより、反力爪のディスク回転方向の幅寸法を長くすることができ、反力爪の剛性を向上させ、ブレーキ鳴きの低減化を図ることができる。
また、開口部のディスク半径方向の最外周部と反作用部側の摩擦パッドとが当接する第1最外周当接点を、反作用部側の摩擦パッドとディスクロータとが当接するディスク半径方向最外周部の第2最外周当接点、及び、作用部側の摩擦パッドとピストンの内周面の最外周部とが当接する第3最外周当接点よりも、ディスク内周側に配置することにより、反力爪のディスク半径方向の長さ寸法を長くすることができ、反力爪の剛性を向上させることができ、ブレーキ鳴きの低減化を図ることができる。
さらに、開口部のディスク半径方向の最外周部と反作用部側の摩擦パッドとが当接する第1最外周当接点とディスクロータ中心とを通る、前記キャリパボディのディスク半径方向の断面における長さ寸法を、天井開口部の反作用部側端部から、反作用部の最外端部までの前記断面におけるディスク軸方向の長さ寸法よりも長くすることで、反力爪のディスク半径方向の長さ寸法を長くすることができ、反作用部側の摩擦パッドの押圧面を大きくすることができ、摩擦パッドを大きな面で押圧することで、ブレーキ鳴きを低減させることができる。また、天井開口部を大きく形成しても反力爪の剛性を確保でき、反作用部側の剛性の確保しながら摩擦パッドの摩耗量の視認性を向上させることができる。
さらに、キャリパボディを、反作用部側を下方に、作用部側を上方に向けて重力鋳造法により鋳造することにより、反力爪側への湯回り性を確保することができ、ブリッジ部と反作用部との連続部分の断面積が大きくなるものについては、さらに湯回り性の向上を図ることができる。
また、本発明のピンスライド型車両用ディスクブレーキのキャリパボディ製造方法では、反力爪間の開口部を小さく抑えながら、シリンダ孔を良好に加工することができる。
本発明の一形態例を示すキャリパボディの背面図である。 図1のII-II断面図である。 図5のIII-III断面図である。 本発明の一形態例を示すピンスライド型ディスクブレーキの一部断面背面図である。 同じくピンスライド型ディスクブレーキの正面図である。 同じくピンスライド型ディスクブレーキの平面図である。
図1乃至図6は、本発明の第1形態例を示すもので、図中の矢印Aは、車両前進走行時のディスクロータの回転方向を示し、以下の説明で用いるディスク回入側と回出側とは、車両前進走行時の場合とする。
本形態例のピンスライド型のディスクブレーキ1は、ディスクロータ2の一側部で車体に固設されるキャリパブラケット3に、ディスクロータ2の外周をディスク軸方向に延びる一対のキャリパ支持腕3a,3aを延設し、両キャリパ支持腕3a,3aに、一対のスライドピン4,4を介して、キャリパボディ5をディスク軸方向へ移動可能に支持している。各スライドピン4は、キャリパボディ5の作用部5aの両側へ突出する取付腕5b,5bに、それぞれ取付ボルト6によって突設され、各キャリパ支持腕3aには、このスライドピン4をスライド可能に収容する袋状のピン摺動孔3bがそれぞれ形成され、各スライドピン4の露出部分は、ピンブーツ7でそれぞれ覆われている。
キャリパブラケット3は、ディスクロータ2の一側部で車体取付部3c,3cに挿通される固定ボルトを、車体(いずれも図示せず)にネジ止めして固着されており、キャリパブラケット3の両端には、ディスクロータ2の外側を跨いでキャリパボディ5のブリッジ部5cのディスク回入側と回出側とを挟みながら、作用部方向へ突出する前記一対のキャリパ支持腕3a,3aが延設されている。
キャリパボディ5は、アルミニウム又はアルミニウム合金で形成され、ディスクロータ2の両側に対向配置される前記作用部5aと反作用部5dと、キャリパ支持腕3a、3aの間でディスクロータ2の外周を跨いでこれらを連結する前記ブリッジ部5cとを備えている。作用部5aには、ピストン8が収容されるシリンダ孔5eと、該シリンダ孔5eの底部に画成される液圧室9と上述の取付腕5b,5bとが設けられ、シリンダ孔5eには、ピストンシール10を嵌着するピストンシール溝5fと、ダストシール11を嵌着するダストシール溝5gが形成されている。また、反作用部5dには、ディスク回出側とディスク回入側とに一対の反力爪5h,5iが設けられ、該反力爪5h,5iの間には、シリンダ孔5eに対応した位置に、ディスク中心側に開口する逆U字状の開口部5jが形成され、ピストン8と反力爪5h,5iとの間には、一対の摩擦パッド12,12がディスクロータ2を挟んで対向配置されている。さらに、ブリッジ部5cには、摩擦パッド12,12を視認するための矩形の天井開口部5kが形成されている。
摩擦パッド12は、ディスクロータ2の側面に摺接するライニング12aと、金属製の裏板12bとからなっている。裏板12bの両側部には、耳片12c,12cが突設されており、各摩擦パッド12は、耳片12c,12cをキャリパ支持腕3a,3aのパッド装着凹部3d,3dに挿入し、ディスク軸方向へスライド可能に吊持されている。
反力爪5h,5iと開口部5jとは、図1に示されるように、ディスクロータ中心を通るディスク半径方向線L1、及び、シリンダ孔5eの中心軸L2に直交する仮想線L3上において、開口部5jのディスク周方向両端部P1,P1間の寸法B1は、ディスク回出側の反力爪5hのディスク回出側端部P2と、ディスク回入側の反力爪5iのディスク回入側端部P3との間の寸法B2の40%以下となっている。
さらに、図3に示されるように、開口部5jのディスク半径方向の最外周部5mと反作用部側の摩擦パッド12とが当接する第1最外周当接点P4は、反作用部側の摩擦パッド12とディスクロータ2とが当接するディスク半径方向最外周部の第2最外周当接点P5、及び、作用部側の摩擦パッド12とピストン8の内周面の最外周部とが当接する第3最外周当接点P6よりも、ディスク内周側に配置されている。また、第1最外周当接点P4とディスクロータ中心とを通る、キャリパボディ5のディスク半径方向の断面F1におけるディスク半径方向の長さ寸法C1は、天井開口部5kの反作用部側端部P7から、反作用部5dの最外端部P8までの断面F1におけるディスク軸方向の長さ寸法C2よりも長くなっている。
上述のようなキャリパボディ5は、反作用部側を下方に、作用部側を上方に向けて重力鋳造法により鋳造され、開口部5jのディスク中心側からシリンダ切削加工用の治具の軸を挿入し、シリンダ孔加工用切削刃にて、シリンダ孔5eを切削加工した後、シリンダ孔加工用切削刃の外周からシール溝切削刃を突出させ、該シール溝切削刃にてシリンダ孔5eにピストンシール溝5fとダストシール溝5gとを切削加工することで形成される。
本形態例は上述のように形成されることから、各反力爪5h,5iのディスク回転方向の幅寸法D1と、ディスク半径方向の長さ寸法D2とを長くすることができ、反力爪5h,5iの剛性を向上させることができると共に、反作用部側の摩擦パッド12を、反力爪5h,5iの大きな面で押圧することができ、ブレーキ鳴きを低減させることができる。また、天井開口部5kを大きく形成しても反力爪5h,5iの剛性を確保でき、反作用部側の剛性を向上させながら摩擦パッド12,12の摩耗量の視認性を向上させることができる。さらに、ブリッジ部5cと反作用部5dとの連続部分の断面積が大きくなると共に、反力爪5h,5iの幅寸法D1と長さ寸法D2とが長くなることから、重力鋳造法によりキャリパボディ5を鋳造する際の湯回り性の向上を図ることができる。また、反力爪5h,5i間の開口部5jを小さく抑えながら、シリンダ孔5eや、ピストンシール溝5f及びダストシール溝5gを良好に切削加工することができる。
尚、本発明のピンスライド型キャリパボディは、上述のものに限らず、反力爪と開口部とは、前記仮想線L3上において、開口部のディスク周方向両端部の寸法B1が、仮想線L3上において、ディスク回出側の反力爪のディスク回出側端部と、ディスク回入側の反力爪のディスク回入側端部との間の寸法B2の半分以下であれば良い。また、天井開口部を形成していないキャリパボディにも適用できる。さらに、スライドピンの取付構造や、摩擦パッドの形状は任意であり、摩擦パッドをハンガーピンで吊持するタイプのものでも差し支えない。
1…ディスクブレーキ、2…ディスクロータ、3…キャリパブラケット、3a…キャリパ支持腕、3b…ピン摺動孔、3c…車体取付部、3d…パッド装着凹部、4…スライドピン、5…キャリパボディ、5a…作用部、5b…取付腕、5c…ブリッジ部、5d…反作用部、5e…シリンダ孔、5f…ピストンシール溝、5g…ダストシール溝、5h,5i…反力爪、5j…開口部、5k…天井開口部、5m…最外周部、6…取付ボルト、7…ピンブーツ、8…ピストン、9…液圧室、10…ピストンシール、11…ダストシール、12…摩擦パッド、12a…ライニング、12b…裏板、12c…耳片

Claims (8)

  1. ピストンを内挿するシリンダ孔を有する作用部と、該作用部にディスクロータを挟んで対向する反作用部とをブリッジ部で連結し、前記反作用部に、前記シリンダ孔に対応した位置にディスク中心側が開口した開口部を形成し、該開口部の両側の車両前進時におけるディスク回出側とディスク回入側とに一対の反力爪をそれぞれ形成したピンスライド型車両用ディスクブレーキのキャリパボディにおいて、前記ディスクロータ中心を通るディスク半径方向線、及び、前記シリンダ孔の中心軸に直交する仮想線上における前記開口部のディスク周方向両端部間の寸法を、前記仮想線上におけるディスク回出側の前記反力爪のディスク回出側端部と、ディスク回入側の前記反力爪のディスク回入側端部との間の寸法の半分よりも短く形成したことを特徴とするピンスライド型車両用ディスクブレーキのキャリパボディ。
  2. 前記開口部のディスク周方向両端部間の寸法は、ディスク回出側の前記反力爪のディスク回出側端部と、ディスク回入側の前記反力爪のディスク回入側端部との間の寸法の40%以下であることを特徴とする請求項1記載のピンスライド型車両用ディスクブレーキのキャリパボディ。
  3. 前記開口部のディスク半径方向の最外周部と前記反作用部側の摩擦パッドとが当接する第1最外周当接点は、前記反作用部側の前記摩擦パッドと前記ディスクロータとが当接するディスク半径方向最外周部の第2最外周当接点、及び、前記作用部側の摩擦パッドと前記ピストンの内周面の最外周部とが当接する第3最外周当接点よりも、ディスク内周側に配置されることを特徴とする請求項1又は2記載のピンスライド型車両用ディスクブレーキのキャリパボディ。
  4. 前記ブリッジ部には天井開口部を備え、前記開口部のディスク半径方向の最外周部と前記反作用部側の摩擦パッドとが当接する第1最外周当接点とディスクロータ中心とを通る、前記キャリパボディのディスク半径方向の断面における長さ寸法は、前記天井開口部の反作用部側端部から、前記反作用部の最外端部までの前記断面におけるディスク軸方向の長さ寸法よりも長いことを特徴とする請求項1又は2記載のピンスライド型車両用ディスクブレーキのキャリパボディ。
  5. ピストンを内挿するシリンダ孔を有する作用部と、該作用部にディスクロータを挟んで対向する反作用部とをブリッジ部で連結し、前記反作用部に、前記シリンダ孔に対応した位置にディスク中心側が開口した開口部を形成し、該開口部の両側の車両前進時におけるディスク回出側とディスク回入側とに一対の反力爪をそれぞれ形成したピンスライド型車両用ディスクブレーキのキャリパボディにおいて、前記開口部のディスク半径方向の最外周部と前記反作用部側の摩擦パッドとが当接する第1最外周当接点は、前記反作用部側の前記摩擦パッドと前記ディスクロータとが当接するディスク半径方向最外周部の第2最外周当接点、及び、前記作用部側の摩擦パッドと前記ピストンの内周面の最外周部とが当接する第3最外周当接点よりも、ディスク内周側に配置されることを特徴とするピンスライド型車両用ディスクブレーキのキャリパボディ。
  6. ピストンを内挿するシリンダ孔を有する作用部と、該作用部にディスクロータを挟んで対向する反作用部とを、天井開口部を備えたブリッジ部で連結し、前記反作用部に、前記シリンダ孔に対応した位置にディスク中心側が開口した開口部を形成し、該開口部の両側の車両前進時におけるディスク回出側とディスク回入側とに一対の反力爪をそれぞれ形成したピンスライド型車両用ディスクブレーキのキャリパボディにおいて、前記開口部のディスク半径方向の最外周部と前記反作用部側の摩擦パッドとが当接する第1最外周当接点とディスクロータ中心とを通る、前記キャリパボディのディスク半径方向の断面における長さ寸法は、前記天井開口部の反作用部側端部から、前記反作用部の最外端部までの前記断面におけるディスク軸方向の長さ寸法よりも長いことを特徴とするピンスライド型車両用ディスクブレーキのキャリパボディ。
  7. 前記キャリパボディは、アルミニウム製で、前記反作用部側を下方に、前記作用部側を上方に向けて重力鋳造法により鋳造されたことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項記載のピンスライド型車両用ディスクブレーキのキャリパボディ。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1項記載のピンスライド型車両用ディスクブレーキのキャリパボディの製造方法において、前記開口部からシリンダ切削加工用の治具を挿入し、該治具に設けたシリンダ孔加工用切削刃にて前記シリンダ孔を切削加工した後、前記シリンダ孔加工用切削刃からシール溝切削刃を突出させて、前記シリンダ孔にシール溝を切削加工することを特徴とするピンスライド型車両用ディスクブレーキのキャリパボディの製造方法。
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