JP2014125622A - 洗剤粒子群の製造方法 - Google Patents

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高志 中山
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賢一郎 川元
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崇 亀井
Hiroaki Katsuta
浩章 割田
Yoshinobu Imaizumi
義信 今泉
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Abstract

【課題】噴霧乾燥を使用しない方法にて、流動性と中低嵩密度を満足する洗剤粒子群を低コストで製造する方法を提供すること。
【解決手段】容器回転型混合器を用い、洗剤用粉体原料に対して多流体ノズルからバインダーを噴霧して造粒する洗剤粒子群の製造方法であって、該洗剤用粉体原料の平均粒径が5〜50μmであり、該バインダーとして少なくとも(A)成分:水溶性ポリマーの水溶液及び/又は無機塩の水溶液並びに(B)成分:陰イオン界面活性剤及び/又はその酸前駆体の2種を噴霧し、(A)成分の添加量が、洗剤用粉体原料100質量部に対して2〜30質量部であり、(B)成分の添加量が、洗剤用粉体原料100質量部に対して10〜35質量部である、洗剤粒子群の製造方法。
【選択図】なし

Description

本発明は容器回転型混合機と多流体ノズルを用いた、中低嵩密度の洗剤粒子群の製造方法に関する。
現在、市販されている洗剤には、大きく分けて高嵩密度型洗剤(700g/Lより大きい)、中嵩密度型洗剤(400〜700g/L)、低嵩密度型洗剤(250g/L以上400g/L未満)、液体洗剤等がある。例えば、日本においては高嵩密度型洗剤が多く使用されているが、アジア・オセアニアや欧州等においては、中低嵩密度型洗剤の需要も多い。
経済性、環境対応の観点からは、噴霧乾燥を用いない製造方法として、非噴霧乾燥法による陰イオン性界面活性剤を用いた洗剤組成物の製造法が開示されている(例えば、特許文献1及び特許文献2等)。
特開2011−127104号公報 特開2011−127106号公報
特許文献1、2は、中低嵩密度の洗剤粒子群の製造方法を開示するものであるが、中低嵩密度の洗剤粒子群を、より低嵩密度でより低コストに製造することが求められている。例えば、平均粒径の小さい洗剤用粉体原料に対して多流体ノズルから陰イオン界面活性剤及び/又はその酸前駆体を噴霧して造粒することで、より低い嵩密度の洗剤粒子群を得ることができるが、一方、このような製法によって洗剤粒子群の流動性を満足するには、界面活性剤等の添加量を増やす必要があるので、結果的にコストが高くなるという課題がある。
即ち、本発明の要旨は、
ドラム型混合機又はパン型混合機である容器回転型混合器を用い、洗剤用粉体原料に対して多流体ノズルからバインダーを噴霧して造粒する洗剤粒子群の製造方法であって、
該洗剤用粉体原料の平均粒径が5〜50μmであり、
該バインダーとして少なくとも
(A)成分:水溶性ポリマーの水溶液及び/又は無機塩の水溶液
(B)成分:陰イオン界面活性剤及び/又はその酸前駆体
の2種を噴霧し、
(A)成分の添加量が、洗剤用粉体原料100質量部に対して2〜30質量部であり、(B)成分の添加量が、洗剤用粉体原料100質量部に対して10〜35質量部である、洗剤粒子群の製造方法に関するものである。
本発明によれば、流動性に優れた中低嵩密度の洗剤粒子群を、噴霧乾燥を使用せずに低コストで製造することができるという効果が発揮される。
本発明者等は前記課題を解決すべく検討した結果、噴霧乾燥を使用しない方法にて、洗剤粒子群を製造する際に、(A)成分:水溶性ポリマーの水溶液及び/又は無機塩の水溶液と(B)成分:陰イオン界面活性剤及び/又はその酸前駆体の2種のバインダーを、粉体原料に適量噴霧して造粒することにより、流動性と中低嵩密度を満足する洗剤粒子群を低コストで得ることができることを見出した。
本発明において、洗剤粒子とは界面活性剤及びビルダー等を含有する粒子であり、洗剤粒子群とはその集合体を意味する。洗剤組成物とは、洗剤粒子群を含有し、所望により洗剤粒子群以外に別途添加された洗剤成分(例えば、ビルダー顆粒、蛍光染料、酵素、香料、消泡剤、漂白剤、漂白活性化剤等)を含有する組成物を意味する。
本明細書において、水溶性とは25℃の水に対する溶解度が0.5g/100g以上であることを意味し、水不溶性とは、25℃の水に対する溶解度が0.5g/100g未満であることを意味する。
<洗剤粒子群の原料>
1.洗剤用粉体原料
洗剤用粉体原料としては、水溶性固体アルカリ無機物質及び水溶性無機塩からなる群から選ばれる1種又は2種以上が挙げられる。
1−1.水溶性固体アルカリ無機物質
本発明において、多流体ノズルで添加される成分として陰イオン界面活性剤の酸前駆体を用いる場合、当該酸前駆体を乾式中和させるために、水溶性固体アルカリ無機物質を用いることが好ましい。
水溶性固体アルカリ無機物質とは、常温(20℃)で固体状のアルカリ無機物質であり、該水溶性固体アルカリ無機物質としては、特に規定はないが、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム及びケイ酸ナトリウムからなる群から選ばれる1種又は2種以上を挙げることができる。中でも洗濯液中で好適なpH緩衝領域を示すアルカリ剤として炭酸ナトリウムが好ましい。これらの水溶性固体アルカリ無機物質は単独で用いても良く、二種以上を混合して用いても良い。
炭酸ナトリウムとしては、軽質ソーダ灰(ライト灰)、重質ソーダ灰(デンス灰)のいずれも用いることが可能であるが、陰イオン界面活性剤の酸前駆体との反応性や、得られる洗剤粒子群の嵩密度を中低嵩密度化する観点からライト灰を使用するのが好ましい。
水溶性固体アルカリ無機物質は、最終組成物において洗剤ビルダー及びアルカリ剤として機能し得るものである。従って、水溶性固体アルカリ無機物質の添加量としては、(B)成分として配合される陰イオン界面活性剤の酸前駆体の中和に必要な量(中和当量)に、上記機能を発揮させるための量が追加されることが好ましい。即ち、水溶性固体アルカリ無機物質の添加量は、陰イオン界面活性剤の酸前駆体の中和当量か、又はその量より実質的に多い量が好ましく、例えば、好ましくは中和当量の1〜35倍であり、より好ましくは2〜30倍、更に好ましくは3〜25倍である。本発明においては無機酸を酸前駆体と併用してもよく、その場合、当該中和当量は、その無機酸の中和に必要な量がさらに加わることになる。
水溶性固体アルカリ無機物質は、得られる洗剤粒子群の嵩密度を中低嵩密度化する観点から粉砕して用いることが好ましく、その平均粒径は50μm以下、好ましくは30μm以下、さらに好ましくは20μm以下である。また、粉砕機の負荷の観点から、該平均粒径は5μm以上である。
1−2.水溶性無機塩
水溶性無機塩は、洗濯液のイオン強度を高め、皮脂汚れ洗浄等の効果を向上させる為、洗剤用粉体原料として用いることが好ましい。該水溶性無機塩としては、例えばイオン解離度の高い硫酸ナトリウム、塩化ナトリウム、亜硫酸ナトリウム、硫酸カリウムが好ましい。又、溶解速度向上の観点からは硫酸マグネシウムの併用も有効である。
従って、水溶性無機塩としては、硫酸ナトリウム、塩化ナトリウム、亜硫酸ナトリウム、硫酸カリウム及び硫酸マグネシウムからなる群から選ばれる一種又は二種以上が好ましい。
また、水溶性無機塩は、得られる洗剤粒子群の嵩密度を中低嵩密度化する観点から粉砕して用いることが好ましく、その平均粒径は50μm以下、好ましくは30μm以下、さらに好ましくは20μm以下である。
従って、洗剤用粉体原料の平均粒径としては、得られる洗剤粒子群の嵩密度を中低嵩密度化する観点から50μm以下、好ましくは30μm以下、さらに好ましくは20μm以下である。また、粉砕機の負荷の観点から、該平均粒径は5μm以上、好ましくは10μm以上である。
2.バインダー
本発明における必須の成分として、バインダーが挙げられる。本発明においては、洗剤用粉体原料にバインダーを噴霧(添加)し、ドラム型混合機又はパン型混合機である容器回転型混合機を用いることによって、洗剤用粉体原料を顆粒化し、洗剤粒子群を製造する。本明細書において(A)成分及び(B)成分の添加は噴霧で行うため、かかる成分の添加とは、噴霧して添加することを意味する。
本明細書におけるバインダーは、少なくとも(A)成分:水溶性ポリマーの水溶液及び/又は無機塩の水溶液、並びに(B)成分:陰イオン界面活性剤及び/又はその酸前駆体の2種である。
2−1.(A)成分
本明細書における(A)成分は、水溶性ポリマーの水溶液及び無機塩の水溶液からなる群から選ばれる1種又は2種以上である。
(A)成分の添加量としては、流動性に優れた中低嵩密度の洗剤粒子群を得る観点から、洗剤用粉体原料100質量部に対して好ましくは2質量部以上、更に好ましくは4質量部以上、より好ましくは6質量部以上、より好ましくは10質量部以上、更に好ましくは12質量部以上、更により好ましくは14質量部以上であり、好ましくは30質量部以下、より好ましくは28質量部以下、更により好ましくは25質量部以下、更により好ましくは24質量部以下である。
(A)成分の有効分添加量は、流動性に優れた中低嵩密度の洗剤粒子群を得る観点から、洗剤用粉体原料100質量部に対して、好ましくは1質量部以上、更に好ましくは3質量部以上、より好ましくは4質量部以上であり、好ましくは15質量部以下、より好ましくは12質量部以下、更により好ましくは10質量部以下である。
(1)水溶性ポリマーの水溶液
水溶性ポリマーの水溶液を構成する水溶性ポリマーとしては、カルボキシメチルセルロース、ポリエチレングリコール、ポリアクリル酸ナトリウム、アクリル酸とマレイン酸の共重合体又はその塩等のポリカルボン酸塩等が挙げられる。水溶性ポリマーの好ましい重量平均分子量としては、1000〜750000であり、2000〜500000がより好ましい。
水100g中の水溶性ポリマーの溶解量(20℃)は100g以上が好ましい。溶解しているかどうかは目視で判断する。
水溶性ポリマーの水溶液中の水溶性ポリマーの好ましい濃度はその種類により異なるので、噴霧性と噴霧効率の観点から適宜選択すればよい。例えば、ポリエチレングリコール、ポリアクリル酸ナトリウム、アクリル酸とマレイン酸の共重合体又はその塩等のポリカルボン酸塩等の場合、該水溶液中10〜90質量%が好ましく、20〜80質量%がより好ましい。カルボキシメチルセルロースの場合、該水溶液中0.1〜4質量%が好ましく、0.5〜2質量%がより好ましい。
(2)無機塩の水溶液
(A)成分として無機塩の水溶液を添加することが好ましい。無機塩の水溶液は、水溶性無機塩を水に溶解させることにより調製してもよいし、予め水溶液として調製されたものを、更にその水分を乾燥等により調製してもよい。無機塩の具体例としては、ケイ酸塩や上記項目1−2.に記載の水溶性無機塩が挙げられる。また、予め水溶液として調製されたものとしては、ケイ酸ナトリウム水溶液が挙げられる。無機塩の水溶液としては、流動性に優れた洗剤粒子群を得る観点から、ケイ酸ナトリウム水溶液が好ましい。
無機塩の水溶液中の無機塩の濃度としては、無機塩水溶液の粘度及び無機塩の水に対する溶解性を考慮して、噴霧性と噴霧効率の観点から、5〜80質量%が好ましく、5〜50質量%がより好ましく、10〜50質量%がより更に好ましい。
得られる洗剤粒子群の嵩密度と流動性の観点から、(A)成分として無機塩の水溶液を含むことが好ましく、ケイ酸ナトリウム水溶液を必須成分として含むことがより好ましい。この場合、該無機塩水溶液の添加量は、洗剤用粉体原料100質量部に対して、好ましくは3質量部以上、更に好ましくは5質量部以上、より好ましくは8質量部以上、より好ましくは10質量部以上、より更に好ましくは11質量部以上であり、好ましくは30質量部以下、より好ましくは28質量部以下、更により好ましくは25質量部以下、更により好ましくは24質量部以下、更により好ましくは21質量部以下である。
(A)成分として無機塩の水溶液を含む場合、好ましくはケイ酸ナトリウム水溶液を必須成分として含む場合、該無機塩の添加量(有効分)は、洗剤用粉体原料100質量部に対して、好ましくは1.5質量部以上、更に好ましくは2質量部以上、より好ましくは3.5質量部以上であり、より更に好ましくは4質量部以上であり、好ましくは15質量部以下、より好ましくは12質量部以下、更により好ましくは10質量部以下である。
(A)成分として水溶性ポリマーの水溶液と無機塩の水溶液とを併用する場合、両者の比率としては特に限定されないが、〔水溶性ポリマーの水溶液〕/〔無機塩の水溶液〕(質量比)が0.05〜20の範囲が好ましく、0.10〜10の範囲がより好ましい。
2−2.(B)成分
本明細書における(B)成分は、陰イオン界面活性剤及び/又はその酸前駆体である。
(1)陰イオン界面活性剤の酸前駆体
陰イオン界面活性剤の酸前駆体とは、陰イオン界面活性剤の前駆体であって酸形態を示し、常温(20℃)で液状のものをいい、中和反応により塩を形成するものである。よって酸前駆体としては、公知の陰イオン界面活性剤の前駆体であって上記の性質を有するものであれば特に限定されないが、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸、α−オレフィンスルホン酸、アルキル硫酸、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸、脂肪酸エステルスルホン酸等が挙げられる。このような酸前駆体は一成分のみを用いても良く、二成分以上を組み合わせて用いても良い。中でも、経済性、保存安定性及び泡立ちの観点からは直鎖アルキルベンゼンスルホン酸が好ましい。
なお、特許第3313372号に記載されているように、上記酸前駆体に、所定量の硫酸等の無機酸を予め混合しておいてもよい。
(2)陰イオン界面活性剤
陰イオン界面活性剤とは、(1)の陰イオン界面活性剤の酸前駆体が中和されることにより得られたものである。中でも、経済性及び泡立ちの観点からは次式:R−O−SO3Mで示されるアルキル硫酸塩(式中、Rは炭素数10〜18、好ましくは炭素数12〜16のアルキル基又はアルケニル基であり、Mは好ましくはNa、K等のアルカリ金属原子である。)、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩が好ましい。
陰イオン界面活性剤はペースト状となりハンドリング性が向上するため、水溶液として添加することが好ましい。該陰イオン界面活性剤における水の量の範囲としては、ハンドリング性の観点から、該陰イオン界面活性剤100質量部に対して25〜70質量部が好ましく、30〜65質量部がより好ましく、35〜65質量部がさらに好ましい。
該陰イオン界面活性剤は、分解を抑制する観点から、中和度が100%を超える過剰のアルカリ度を有することが好ましい。
(B)成分の添加量としては、流動性に優れた中低密度の洗剤粒子群を製造する観点及び洗剤組成物とした際の洗浄力の観点から、洗剤用粉体原料100質量部に対して、10質量部以上、好ましくは13質量部以上、さらに好ましくは15質量部以上、さらに好ましくは16質量部以上、さらに好ましくは17.5質量部以上、低コストに生産する観点から、35質量部以下、好ましくは30質量部以下、より好ましくは28質量部以下、更により好ましくは25質量部以下、より更に好ましくは22質量部以下である。
(B)成分の粘度としては、多流体ノズルで噴霧できる程度の粘度であればよい。
(B)成分には、陰イオン界面活性剤の酸前駆体を製造した際の未反応アルコールや未反応ポリオキシエチレンアルキルエーテル、中和反応時の副生成物である芒硝、中和反応時に添加され得るpH緩衝剤、脱色剤等が含有されていてもよい。
供給時の酸前駆体の温度は特に限定されないが、例えば、酸前駆体の安定性の観点から、10〜80℃が好ましく、20〜70℃がより好ましい。
(B)成分における陰イオン界面活性剤及び/又はその酸前駆体は、一種類であってもよく、複数の種類であってもよい。
(A)成分と(B)成分との合計噴霧量(添加量)としては、洗剤用粉体原料100質量部に対して、流動性に優れた中低嵩密度の洗剤粒子群を得る観点から、好ましくは18質量部以上であり、更に好ましくは20質量部以上、より更に好ましくは25質量部以上であり、より更に好ましくは31質量部以上であり、低コストに生産する観点から、好ましくは60質量部以下、より好ましくは55質量部以下であり、更に好ましくは50質量部以下である。
(A)成分の有効量と(B)成分との合計噴霧量(有効分添加量)としては、洗剤用粉体原料100質量部に対して、流動性に優れた中低嵩密度の洗剤粒子群を得る観点から、好ましくは15質量部以上であり、更に好ましくは18質量部以上、より更に好ましくは20質量部以上であり、より更に好ましくは23質量部以上であり、低コストに生産する観点から、好ましくは50質量部以下、より好ましくは40質量部以下であり、更に好ましくは35質量部以下である。
(A)成分と(B)成分との噴霧(添加)質量比〔(A)成分/(B)成分〕は、低コストで、流動性に優れた中低嵩密度の洗剤粒子群を得る観点から、好ましくは0.1以上、より好ましくは0.5以上、更に好ましくは0.8以上、洗浄性と流動性に優れた中低嵩密度の洗剤粒子群を得る観点から、好ましくは5以下、より好ましくは3以下、更に好ましくは2以下である。
(A)成分の有効量と(B)成分との噴霧(添加)質量比〔(A)成分の有効量/(B)成分〕は、低コストで、流動性に優れた中低嵩密度の洗剤粒子群を得る観点から、好ましくは0.05以上、より好ましくは0.1以上、更に好ましくは0.3以上、洗浄性と流動性に優れた中低嵩密度の洗剤粒子群を得る観点から、好ましくは3以下、より好ましくは2以下、更に好ましくは1以下、より好ましくは0.8以下である。
(3)陰イオン界面活性剤の発泡体
更に陰イオン界面活性剤として、陰イオン界面活性剤にガス媒体(エアー、窒素、二酸化炭素等)が含有された陰イオン界面活性剤の発泡体を用いてもよい。尚、ガス媒体としては、生産性の観点からエアー(空気)が好ましい。
かかる発泡体は、例えば、陰イオン界面活性剤にガス媒体を混入することによって得ることができる。該発泡体のより具体的な調製方法として、バッチ式、連続式が挙げられる。バッチ式としては、バッチニーダー等の一般に用いられる混練機に、該陰イオン界面活性剤を投入し、ガス媒体存在下、所定の時間の間混練を行うことによりガス媒体を巻き込み、発泡体を調製する方法である。連続式としては、所定量の該界面活性剤及びガス媒体を連続的に高速回転部に導入することによりガス媒体を混合分散し、発泡体を調製する方法である。
該発泡体の比重等の物性の安定性や調製法の容易さ、及び生産性の観点から、連続式の調製方法が好ましい。このような連続式の調製方法を行う発泡機の一例としては、MDFシリーズ(大平洋機工株式会社製)、BMシリーズ(株式会社ヤナギヤ製)等が挙げられる。
発泡体の比重のコントロールに関しては、バッチ式の調製方法においては、該界面活性剤の混練時間により、該発泡体の比重がコントロールできる。また、連続式の調製方法においては、該界面活性剤に対するガス媒体の流量を調製することにより、該発泡体の比重がコントロールできる。ガス媒体の体積流量の範囲としては、例えば、該界面活性剤の体積流量の0.2倍から10倍の範囲であることが好ましい。陰イオン界面活性剤へのガス媒体の混入が、連続式の調製方法である発泡機を用いて行われることが好ましい。
発泡機に供給する際の陰イオン界面活性剤組成物の温度としては、界面活性剤ペーストの安定性の観点から、好ましくは20〜70℃、より好ましくは20〜60℃である。
得られる該陰イオン界面活性剤の発泡体の比重は、好ましくは0.1〜0.9、より好ましくは0.1〜0.8、さらに好ましくは0.1〜0.7である。
(4)その他の成分
本発明の製造方法は、下記非イオン界面活性剤を添加してもよい。添加する場合は、あらかじめ(A)成分と混合して用いても良いし、(B)成分と混合して用いても良いし、両成分に添加しても良く、別々に添加してもよい。但し、(A)成分及び/又は(B)成分との混合により非イオン界面活性剤がゲル化して噴霧が困難になる場合については、別々に添加した方が好ましい。なお、下記界面活性剤を添加する場合、下記界面活性剤は、陰イオン界面活性剤とその酸前駆体との合計量100質量部に対して、好ましくは1〜70質量部、より好ましくは2〜50質量部、更に好ましくは3〜30質量部、更により好ましくは5〜15質量部含有する。
例えば、非イオン性界面活性剤を混合又は別々に用いることもできる。
非イオン性界面活性剤としては、特に限定されるものではないが、洗浄力の観点から、例えば炭素数10〜14のアルコールにアルキレンオキシドを6〜22モル付加したポリオキシアルキレンアルキルエーテルが好ましい。
3.その他成分
尚、本発明における洗剤粒子群には、上記1.〜2.に挙げた以外の物質であっても、必要に応じて適宜配合することができる。かかるその他成分の添加時期は特に制限されない。以下にその他成分の例を説明する。
・キレート剤(金属封鎖剤)
金属イオンによる洗浄作用阻害を抑制する為、配合することができる。水溶性キレート剤としては、金属イオン封鎖能を保持する物質であれば特に規定はされないが、結晶性ケイ酸塩、トリポリリン酸塩、オルトリン酸塩、ピロリン酸塩等が使用可能である。水不溶性キレート剤については、水中での分散性の観点から、粒子の平均粒径が0.1〜20μmのものが好ましく、結晶性アルミノケイ酸塩、即ちゼオライトが挙げられ、例えばA型ゼオライト、P型ゼオライト、X型ゼオライト等が使用可能である。
・水不溶性賦形剤
水中での分散性良好で、洗浄力に悪影響を与えない物質であれば特に規定はされない。水中での分散性の観点から、一次粒子の平均粒径が0.1〜20μmのものが好ましい。
・粘土鉱物
粘土鉱物としては、通常の洗剤組成物において用いられる粘土鉱物が挙げられる。
尚、前記成分の平均粒径の測定は、後述の物性の測定方法に記載の方法で測定することができる。
<洗剤粒子群の製法>
本発明の洗剤粒子群の製造方法は、ドラム型混合機又はパン型混合機である容器回転型混合器を用い、洗剤用粉体原料に対して多流体ノズルからバインダーを噴霧して造粒する洗剤粒子群の製造方法であって、
該洗剤用粉体原料の平均粒径が5〜50μmであり、
該バインダーとして少なくとも
(A)成分:水溶性ポリマーの水溶液及び/又は無機塩の水溶液
(B)成分:陰イオン界面活性剤及び/又はその酸前駆体
の2種を噴霧し、
(A)成分の添加量が、洗剤用粉体原料100質量部に対して2〜30質量部であり、(B)成分の添加量が、洗剤用粉体原料100質量部に対して10〜35質量部である、というものである。
1.容器回転型混合機
容器回転型混合機としては、ドラム型混合機或いはパン型混合機である。ドラム型混合機としては、ドラム状の円筒が回転して処理を行うものであれば特に限定されるものではなく、水平又はわずかに傾斜させたドラム型混合機の他に円錐ドラム型造粒機(混合機)、多段円錐ドラム型造粒機(混合機)等も使用可能である。これらの装置はバッチ式、連続式いずれの方法においても用いることができる。
なお、洗剤粒子群と容器回転型混合機の内壁との間の壁面摩擦係数が小さく、洗剤粒子群に充分な上昇運動力を加えることが困難な場合、容器内壁に複数個の邪魔板(バッフル)を取付けてもよい。このことにより、粒子群に上昇運動を行わせることが可能となり、粉末混合性及び固液混合性が向上する。
又、容器回転型混合機として使用するためには、粉末を均一に流動せしめることが可能となり、更に、回転による粒子の持ち上げ及び自重による滑り・落下を伴う混合機構の確保を行う観点から、以下の式で定義される混合機のフルード数を1.0以下に設定するのが好ましく、0.8以下がより好ましく、0.6以下が更に好ましく、0.4以下がより好ましい。また、混合粉末にバインダーを均一に添加する観点から、混合機のフルード数を0.001以上に設定するのが好ましく、0.005以上がより好ましく、0.01以上が更に好ましく、0.05以上が更により好ましい。
フルード数:Fr=V2/(R×g)
V:周速[m/s]
R:回転中心から回転物の円周までの半径[m]
g:重力加速度[m/s2]
なお、本体胴部の回転によって顆粒化が進行するパン型混合機或いはドラム型混合機においては、V及びRは本体胴部の値を用いることとする。また、解砕翼を備えたパン型混合機においては、V及びRは解砕翼の値を用いることとする。
2.多流体ノズル
本発明においては、バインダーを多流体ノズルを用いて供給することが一つの特徴である。かかるノズルを用いることにより、バインダーのうち陰イオン界面活性剤や、その発泡体といった比較的粘度が高い流動性成分であっても、その液滴を微細化して分散させることができる。多流体ノズルとは、液体と微粒化用気体(エアー、窒素等)とを独立の流路を通してノズル先端部近傍まで流通させて混合・微粒化するノズルであり、2流体ノズルや3流体ノズル、4流体ノズル等を用いることができる。これらの多流体ノズルの中で、操作の容易性や入手の容易性の観点から、2流体ノズルが好ましい。
バインダーと微粒化用気体の混合部のタイプとしては、ノズル先端部内で混合する内部混合型、或いはノズル先端部外で混合する外部混合型のいずれであっても良い。
このような多流体ノズルとしては、スプレーイングシステムスジャパン(株)製、(株)共立合金製作所製、いけうち(株)製等の内部混合型2流体ノズル、スプレーイングシステムスジャパン(株)製、(株)共立合金製作所製、(株)アトマックス製等の外部混合型2流体ノズル、藤崎電機(株)製の外部混合型4流体ノズル等が挙げられる。
本発明に用いるバインダーの液滴の微細化、ノズル先端の詰まり防止の観点から、本発明においては、外部混合型2流体ノズルを用いることが好ましい。
上記バインダーの液滴径の平均粒径は、流動性に優れた中低嵩密度の洗剤粒子群を得る観点から、好ましくは5〜400μm、より好ましくは10〜350μm、更に好ましく20〜200μmである。バインダーの液滴径の平均粒径は体積基準で算出されるものであり、レーザー回折式粒度分布測定装置:スプレーテック(マルバーン社製)を用いて測定される値である。
また、上記バインダーの添加速度を上げたい場合には、これらの多流体ノズルを複数個使用し、液滴の微細化を維持しつつ添加速度を上げることも効果的である。
このような方法を用いることで、バインダーが高粘度のものであっても、均一な分散が可能となり、収率が向上し粒度分布のシャープな洗剤粒子群が得られる。
また、バインダーとして、陰イオン界面活性剤の発泡体を用いる場合、該発泡体は多流体ノズルに供給される微粒化用気体によりせん断力を受け、該発泡体が破泡して該発泡体の比重の上昇が起こりやすい。そのため、該発泡体の比重の上昇を抑制可能となるように多流体ノズルに供給される微粒化用気体の流量を調製することが好ましい。
多流体ノズルで噴霧後の該陰イオン界面活性剤組成物の発泡体の比重は、中低嵩密度の洗剤粒子群を収率良く得る観点から、好ましくは0.1〜0.95、より好ましくは0.2〜0.95、更に好ましくは0.2〜0.85である。
2種類のバインダーを用いて、洗剤粒子群としての望まれる性能となるように、2種類のバインダー成分の各々噴霧量を調整することができる。また、バインダーの(A)成分及び(B)成分の、洗剤用粉体原料への噴霧の順序は特に限定されない。即ち、(A)成分を噴霧した後に(B)成分を噴霧しても良く、(B)成分を噴霧した後に(A)成分を噴霧しても良く、(A)成分及び(B)成分を同時に噴霧しても良い。
これらの中で、(A)成分を噴霧した後に(B)成分を噴霧する態様、即ち、(A)成分を(B)成分よりも先に洗剤用粉体原料に噴霧する態様が好ましい。このように、バインダーとして(A)成分、より好ましくは(A)成分の全量を洗剤用粉体原料に噴霧し、一次凝集粒子を形成した後に、バインダーとして(B)成分を洗剤用粉体原料に噴霧することで二次凝集粒子を形成させることが、中低嵩密度の洗剤粒子群を得る観点から好ましい。これは、(B)成分を洗剤用粉体原料に噴霧し、一次凝集粒子を形成した後にバインダーとして(A)成分を洗剤用粉体原料に噴霧した場合、(A)成分のバインダー力は(B)成分と比べて低いために二次凝集粒子の形成力が低く、単に一次凝集粒子に(A)成分が吸収されてしまうためと考えられる。
洗剤粒子群を得る好適な製法は、更に必要に応じて以下の液体洗剤原料吸油工程、表面改質工程及び/又は乾燥工程を含んでもよい。
液体洗剤原料吸油工程:バインダー添加工程により得られた洗剤粒子群と、非イオン性界面活性剤を混合する工程である。
表面改質工程:バインダー添加工程又は液体洗剤原料吸油工程で得られた洗剤粒子群を表面被覆剤で表面改質する工程である。但し、表面改質工程においては解砕が同時に進行してもよい。
乾燥工程:バインダー添加工程、液体洗剤原料吸油工程又は表面改質工程で得られた洗剤粒子群を乾燥させる工程である。
<物性と評価>
本発明により得られる洗剤粒子群の物性としては、平均粒径や嵩密度、流動性が挙げられる。
平均粒径としては、外観や溶解性の観点から、600μm以下が好ましく、500μm以下がより好ましい。粉立ちや流動性の観点から100μm以上が好ましく、150μm以上がより好ましい。
嵩密度としては、使用感や溶解性の観点から、中低嵩密度である250〜700g/Lが好ましい。また、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸を用いる場合は、250〜650g/Lがより好ましい。
流動性としては、洗剤粒子の取り扱い性に優れる観点から、4〜20秒が好ましく、4〜12秒がより好ましく、4〜10秒がより好ましく、4〜8秒が更に好ましい。
洗剤粒子群等についての物性の測定方法は以下に説明する通りである。
<物性の測定方法>
1.平均粒径
平均粒径については、JIS Z 8801−1:2006記載の金属製網ふるい(目開き2000〜45μm)を用いて5分間振動させた後、篩目のサイズによる質量分率からメジアン径を算出する。より詳細には、目開き45μm、63μm、90μm、125μm、180μm、250μm、355μm、500μm、710μm、1000μm、1410μm、2000μmの12段の篩と受け皿を用いて、受け皿上に目開きの小さな篩から順に積み重ね、最上部の2000μmの篩の上から100gの粒子を添加し、蓋をしてロータップ型ふるい振とう機(HEIKO製作所製、タッピング156回/分、ローリング:290回/分)に取り付け、5分間振動させたあと、それぞれの篩及び受け皿上に残留した当該粒子の質量を測定し、各篩上の当該粒子の質量割合(%)を算出する。受け皿から順に目開きの小さな篩上の当該粒子の質量割合を積算していき合計が50%となる粒径を平均粒径とする。
さらに、上記の洗剤粒子群の平均粒径の測定時に目開き1000μm、1410μm及び2000μmの各篩上に残留する洗剤粒子群の割合を質量%で表した値を粗粒(1000μmON)率として求める。同様に、受け皿及び目開き45μm、63μm、90μmの各篩上に残留する洗剤粒子群の割合を質量%で表した値を微粉(125μmPASS)率として求める。
2.嵩密度
嵩密度は、JIS K 3362:2008において見掛け密度として記載された方法で測定する。なお、嵩密度は、1180μmの篩上に残留した粒子をカットした残りの粒子にて測定する。
3.流動性
流動性は、JIS K 3362:2008記載の見掛け密度測定用のホッパーから、100mLの粉末が流出するのに要する時間とする。ホッパー内におけるブリッジング等により粉末が30秒以内に流出しない場合、流動性は30<と表記する。なお、流動性は、1180μmの篩上に残留した粒子をカットした残りの粒子にて測定する。
4.洗剤用粉体原料の平均粒径
レーザー回折式粒度分布測定装置:LA−920(堀場製作所(株)製)を用いて測定される体積平均粒径(D50)の値を該平均粒径とする。測定条件としては、測定溶媒はエタノール(99.5%、和光一級)、屈折率は実部1.3、虚部0、測定温度は20℃というものである。なお、本発明で使用されるゼオライトの平均粒径の測定条件としては、測定溶媒はイオン交換水、屈折率は実部1.2、虚部0、測定温度は20℃というものである。
<洗剤粒子群を含有する洗剤組成物及びその製造方法>
上記のようにして製造される洗剤粒子群をそのまま洗剤組成物として扱うこともできるが、さらに所望の成分が添加されたものも洗剤組成物として扱うことができる。即ち、本発明の洗剤組成物は、本発明の製造方法によって得られる洗剤粒子群を少なくとも含有してなるものである。
添加される成分としては、例えば、ビルダー顆粒、蛍光染料、酵素、香料、消泡剤、漂白剤、漂白活性化剤等が挙げられる。かかる成分は、上記バインダー成分を添加した後に、容器回転型混合機に添加してもよいし、又は、本発明の製造方法によって得られる洗剤粒子群を容器回転型混合機から排出した後に、別の混合機を用いて添加してもよい。
洗剤組成物中の洗剤粒子群の含有量は、洗浄力の点から50質量%以上が好ましく、60質量%以上がより好ましく、70質量%以上が更に好ましく、80〜100質量%がより好ましい。
洗剤粒子群以外の洗剤成分の洗剤組成物中における含有量は、50質量%以下が好ましく、40質量%以下がより好ましく、30質量%以下が更に好ましく、20質量%以下がより好ましい。
上述した実施形態に関し、本発明はさらに以下の製造方法を開示する。
[1]ドラム型混合機又はパン型混合機である容器回転型混合器を用い、洗剤用粉体原料に対して多流体ノズルからバインダーを噴霧して造粒する洗剤粒子群の製造方法であって、
該洗剤用粉体原料の平均粒径が5〜50μm、好ましくは30μm以下、さらに好ましくは20μm以下、好ましくは10μm以上であり、
該バインダーとして少なくとも
(A)成分:水溶性ポリマーの水溶液及び/又は無機塩の水溶液
(B)成分:陰イオン界面活性剤及び/又はその酸前駆体
の2種を噴霧し、
(A)成分の添加量が、洗剤用粉体原料100質量部に対して2〜30質量部であり、好ましくは4質量部以上、より好ましくは6質量部以上、さらに好ましくは10質量部以上、さらに好ましくは12質量部以上、さらに好ましくは14質量部以上であり、好ましくは28質量部以下、より好ましくは25質量部以下、さらに好ましくは24質量部以下であり、(B)成分の添加量が、洗剤用粉体原料100質量部に対して10〜35質量部であり、好ましくは13質量部以上、より好ましくは15質量部以上、さらに好ましくは16質量部以上、さらに好ましくは17.5質量部以上であり、好ましくは30質量部以下、より好ましくは28質量部以下、更により好ましくは25質量部以下、より更に好ましくは22質量部以下である、洗剤粒子群の製造方法。
[2](A)成分が無機塩の水溶液を少なくとも含むものであって、該無機塩の添加量が洗剤用粉体原料100質量部に対して好ましくは1.5〜15質量部であり、より好ましくは2質量部以上、さらに好ましくは3.5質量部以上、よりさらに好ましくは4質量部以上であり、より好ましくは12質量部以下、さらに好ましくは10質量部以下である、前記[1]に記載の製造方法。
[3](A)成分を(B)成分より先に洗剤用粉体原料に噴霧する、前記[1]又は[2]に記載の製造方法。
[4]前記無機塩の水溶液中の無機塩の濃度が好ましくは5〜80質量%であり、より好ましくは10質量%以上であり、より好ましくは50質量%以下である、前記[2]又は[3]に記載の製造方法。
[5](A)成分と(B)成分との噴霧質量比〔(A)成分/(B)成分〕が好ましくは0.1〜5であり、より好ましくは0.5以上、さらに好ましくは0.8以上であり、より好ましくは3以下、さらに好ましくは2以下である、前記[1]〜[4]のいずれか1項に記載の製造方法。
[6]多流体ノズルが2流体ノズルである、前記[1]〜[5]のいずれか1項に記載の製造方法。
[7]無機塩の水溶液がケイ酸ナトリウム水溶液である、前記[1]〜[6]のいずれか1項に記載の製造方法。
[8]無機塩の水溶液の添加量が、前記洗剤用粉体原料100質量部に対して好ましくは3質量部以上、より好ましくは5質量部以上、さらに好ましくは8質量部以上、さらに好ましくは10質量部以上、さらに好ましくは11質量部以上であり、好ましくは30質量部以下、より好ましくは28質量部以下、さらに好ましくは25質量部以下、さらに好ましくは24質量部以下、さらに好ましくは21質量部以下である、前記[7]に記載の製造方法。
[9](A)成分が無機塩の水溶液を必須成分として含むものである、前記[1]〜[8]のいずれか1項に記載の製造方法。
[10]前記陰イオン界面活性剤が陰イオン界面活性剤の発泡体であって、該発泡体の比重が0.1〜0.9であり、好ましくは0.8以下、より好ましくは0.7以下である、前記[1]〜[9]のいずれか1項に記載の製造方法。
[11](A)成分と(B)成分との合計噴霧量(添加量)が、洗剤用粉体原料100質量部に対して、好ましくは18質量部以上であり、更に好ましくは20質量部以上、より更に好ましくは25質量部以上であり、より更に好ましくは31質量部以上であり、好ましくは60質量部以下、より好ましくは55質量部以下であり、更に好ましくは50質量部以下である、前記[1]〜[10]のいずれか1項に記載の製造方法。
[12]水溶性ポリマーが、カルボキシメチルセルロース、ポリエチレングリコール、ポリアクリル酸ナトリウム、及びアクリル酸とマレイン酸の共重合体又はその塩から選ばれる1種又は2種以上である、前記[1]〜[11]のいずれか1項に記載の製造方法。
[13]陰イオン界面活性剤の酸前駆体が、好ましくは直鎖アルキルベンゼンスルホン酸、α−オレフィンスルホン酸、アルキル硫酸、ポリオキシエチレンアルキル硫酸、及び脂肪酸エステルスルホン酸からなる群から選ばれる1種又は2種以上であり、より好ましくは直鎖アルキルベンゼンスルホン酸である、前記[1]〜[12]のいずれか1項に記載の製造方法。
[14]陰イオン界面活性剤が、好ましくはアルキル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、及びアルキルベンゼンスルホン酸塩からなる群から選ばれる1種又は2種以上であり、より好ましくはアルキル硫酸塩である、前記[1]〜[13]のいずれか1項に記載の製造方法。
[15]洗剤用粉体原料が、水溶性固体アルカリ無機物質及び水溶性無機塩からなる群から選ばれる1種又は2種以上である、前記[1]〜[14]のいずれか1項に記載の製造方法。
[16]水溶性固体アルカリ無機物質が、好ましくは炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム及びケイ酸ナトリウムからなる群から選ばれる1種又は2種以上であり、より好ましくは炭酸ナトリウムであり、更に好ましくはライト灰である、前記[1]〜[15]のいずれか1項に記載の製造方法。
[17]水溶性無機塩が、硫酸ナトリウム、塩化ナトリウム、亜硫酸ナトリウム、硫酸カリウム及び硫酸マグネシウムからなる群から選ばれる1種又は2種以上である、前記[1]〜[16]のいずれか1項に記載の製造方法。
[18](A)成分の添加量(有効分)が、洗剤用粉体原料100質量部に対して、好ましくは1質量部以上、更に好ましくは3質量部以上、より好ましくは4質量部以上であり、好ましくは15質量部以下、より好ましくは12質量部以下、更により好ましくは10質量部以下である、前記[1]〜[17]のいずれか1項に記載の製造方法。
[19](A)成分の有効量と(B)成分との噴霧(添加)質量比〔(A)成分の有効量/(B)成分〕が、好ましくは0.05以上、より好ましくは0.1以上、更に好ましくは0.3以上、好ましくは3以下、より好ましくは2以下、更に好ましくは1以下、より好ましくは0.8以下である、前記[1]〜[18]のいずれか1項に記載の製造方法。
[20](A)成分の有効量と(B)成分との合計噴霧量(有効分添加量)が、洗剤用粉体原料100質量部に対して、好ましくは15質量部以上であり、更に好ましくは18質量部以上、より更に好ましくは20質量部以上であり、より更に好ましくは23質量部以上であり、好ましくは50質量部以下、より好ましくは40質量部以下であり、更に好ましくは35質量部以下である、前記[1]〜[19]のいずれか1項に記載の製造方法。
以下に、本発明を実施例等に基づいてさらに詳細に説明するが、本発明はかかる実施例のみに限定されるものではない。なお、以下の実施例等においては、特に記載のない限り下記の原料を用いた。なお、表中の質量部は、洗剤用粉体原料の合計量を100質量部として記載したものである。
アルキル硫酸ナトリウム(AS−Na):アルキル基の炭素数がC12/C14/C16=64/24/12(質量%)のもの;純分66%、残部水の水溶液として使用した。
直鎖アルキルベンゼンスルホン酸(LAS):花王(株)製「ネオペレックスGS」。
硫酸(95%):シグマアルドリッチジャパン(株)製(1級)。
ライト灰:平均粒径100μm、セントラル硝子(株)製。
粉砕ライト灰:上記ライト灰を平均粒径10μm又は30μmに粉砕したもの。
硫酸ナトリウム:平均粒径200μm、四国化成工業(株)製「中性無水芒硝」。
粉砕硫酸ナトリウム:上記硫酸ナトリウムを平均粒径20μm又は40μmに粉砕したもの。
ゼオライト:平均粒径3.5μm、ゼオビルダー社製「ゼオビルダー」。
ケイ酸ナトリウム:富士化学(株)製「2号シリケート」;純分40%、残部水の水溶液として使用した。
ポリアクリル酸ナトリウム:花王(株)製、重量平均分子量10000のもの;純分40%、残部水の水溶液として使用した。
ポリエチレングリコール:花王(株)製、重量平均分子量13000のもの;純分60%、残部水の水溶液として使用した。
ポリオキシエチレンアルキルエーテル(POE):花王(株)製、「エマルゲン121」(炭素数12の直鎖アルコールにエチレンオキシドを平均21モル添加したもの)。
以下の実施例等では、容器回転型混合機として、高さ75mmの邪魔板を有した122Lドラム型ミキサー(φ50cm×L62cm)を、回転軸が水平となるように設置して使用した。多流体ノズルとして、2流体ノズル((株)アトマックス製:型番BN160)を2本使用した。微粒化用気体としては、空気を使用した。
実施例1
10μmに粉砕した粉砕ライト灰5.59kg、20μmに粉砕した粉砕硫酸ナトリウム9.37kgを洗剤用粉体原料としてドラム型ミキサー内に添加し、フルード数0.1で30秒間攪拌した。その後、攪拌を継続したまま、60℃のポリアクリル酸ナトリウム水溶液0.21kg、60℃のポリエチレングリコール水溶液0.17kg、60℃のポリオキシエチレンアルキルエーテル0.21kgを圧送用ポッドに添加して、添加時間0.8分間、微粒化用気体300NL/min(1本当たり150NL/min)の噴霧条件にて2流体ノズルにより添加した。
更に攪拌を継続したまま60℃のケイ酸ナトリウム水溶液1.54kgを、添加時間1.7分間、微粒化用気体300NL/min(1本当たり150NL/min)の噴霧条件にて2流体ノズルにより添加した。
次いで、攪拌を継続したまま60℃に調整した直鎖アルキルベンゼンスルホン酸2.56kgと硫酸0.20kgとの混合物を、添加時間4.7分間、微粒化用気体300NL/min(1本当たり150NL/min)の噴霧条件にて2流体ノズルにより添加し、添加後1分間攪拌した。
その後攪拌を止め、ゼオライト0.41kgを添加して前記と同条件にて1分間攪拌を行い、得られた造粒物をドラム型ミキサーから排出して洗剤粒子群とした。得られた洗剤粒子群の組成及び物性を表1に示す。
実施例2
直鎖アルキルベンゼンスルホン酸と硫酸との混合物とケイ酸ナトリウムの添加順序を入れ替えたことを除いて、実施例1と同条件にて造粒を行った。得られた洗剤粒子群の組成及び物性を表1に示す。
実施例3
粉砕ライト灰の添加量を5.39kg、粉砕硫酸ナトリウムの添加量を9.06kgと変更し、他の原料の添加量も表1に記載の質量比となるように変更し、ケイ酸ナトリウムの添加時間が2.3分間となったことを除いて、実施例1と同条件にて造粒を行った。得られた洗剤粒子群の組成及び物性を表1に示す。
実施例4
粉砕ライト灰の添加量を5.18kg、粉砕硫酸ナトリウムの添加量を8.75kgと変更し、他の原料の添加量も表1に記載の質量比となるように変更し、ケイ酸ナトリウムの添加時間が2.9分間となったことを除いて、実施例1と同条件にて造粒を行った。得られた洗剤粒子群の組成及び物性を表1に示す。
実施例5
粉砕ライト灰の添加量を6.21kg、粉砕硫酸ナトリウムの添加量を10.29kgと変更し、ケイ酸ナトリウムの添加量を0kgと変更し、さらに他の原料の添加量も表1に記載の質量比となるように変更したことを除いて、実施例1と同条件にて造粒を行った。得られた洗剤粒子群の組成及び物性を表1に示す。
比較例1
10μmに粉砕した粉砕ライト灰6.40kg、20μmに粉砕した粉砕硫酸ナトリウム10.60kgを洗剤用粉体原料としてドラム型ミキサー内に添加し、フルード数0.1で30秒間攪拌した。その後、攪拌を継続したまま60℃に調整した直鎖アルキルベンゼンスルホン酸2.64kgと硫酸0.20kgとの混合物を、添加時間4.4分間、微粒化用気体180NL/min(1本当たり90NL/min)の噴霧条件にて2流体ノズルにより添加し、添加後1分間攪拌した。
その後攪拌を止め、ゼオライト0.42kgを添加して前記と同条件にて1分間攪拌を行い、得られた造粒物をドラム型ミキサーから排出して洗剤粒子群とした。得られた洗剤粒子群の組成及び物性を表1に示す。
比較例2
粉砕ライト灰の粒径を30μm、粉砕硫酸ナトリウムの粒径を40μmとしたことを除いて、比較例1と同条件にて造粒を行った。得られた洗剤粒子群の組成及び物性を表1に示す。
比較例3
粉砕硫酸ナトリウムの代わりに硫酸ナトリウムを用いたことを除いて、比較例1と同条件にて造粒を行った。得られた洗剤粒子群の組成及び物性を表1に示す。
実施例6
10μmに粉砕した粉砕ライト灰4.52kg、20μmに粉砕した粉砕硫酸ナトリウム7.87kgを洗剤用粉体原料としてドラム型ミキサー内に添加し、フルード数0.1で30秒間攪拌した。その後、攪拌を継続したまま、60℃のポリアクリル酸ナトリウム水溶液0.21kg、60℃のポリエチレングリコール水溶液0.17kg、60℃のポリオキシエチレンアルキルエーテル0.21kgを圧送用ポッドに添加して、添加時間0.8分間、微粒化用気体300NL/min(1本当たり150NL/min)の噴霧条件にて2流体ノズルにより添加した。
更に攪拌を継続したまま60℃のケイ酸ナトリウム水溶液2.57kgを、添加時間2.9分間、微粒化用気体300NL/min(1本当たり150NL/min)の噴霧条件にて2流体ノズルにより添加した。
次いで、攪拌を継続したまま60℃のアルキル硫酸ナトリウム水溶液4.05kg、即ち、アルキル硫酸ナトリウムとして2.67kgを、添加時間6.9分間、微粒化用気体300NL/min(1本当たり150NL/min)の噴霧条件にて2流体ノズルにより添加し、添加後1分間攪拌した。その後攪拌を止め、ゼオライト0.41kgを添加して前記と同条件にて1分間攪拌を行い、得られた造粒物をドラム型ミキサーから排出して洗剤粒子群とした。得られた洗剤粒子群の組成及び物性を表1に示す。
実施例7
アルキル硫酸ナトリウム水溶液を、連続式の発泡機であるMDF0(大平洋機工(株)製)を用いて比重0.17の発泡体とし、添加時間6.5分間、微粒化用気体160NL/min(1本当たり80NL/min)の噴霧条件に変更したことを除いて、実施例6と同条件にて造粒を行った。アルキル硫酸ナトリウム水溶液の発泡体は、2流体ノズルにおいて微粒化用気体によるせん断力により破泡し、噴霧後の比重は0.70であった。得られた洗剤粒子群の組成及び物性を表1に示す。
比較例4
ライト灰5.72kg、硫酸ナトリウム9.69kgを洗剤用粉体原料としてドラム型ミキサー内に添加し、フルード数0.1で30秒間攪拌した。その後、攪拌を継続したまま60℃のアルキル硫酸ナトリウム水溶液4.17kg、即ち、アルキル硫酸ナトリウムとして2.75kgを、添加時間6.6分間、微粒化用気体300NL/min(1本当たり150NL/min)の噴霧条件にて2流体ノズルにより添加し、添加後1分間攪拌した。
その後攪拌を止め、ゼオライト0.42kgを添加して前記と同条件にて1分間攪拌を行い、得られた造粒物をドラム型ミキサーから排出して洗剤粒子群とした。得られた洗剤粒子群の組成及び物性を表1に示す。
Figure 2014125622
なお、表中の液滴径は、(B)成分を2流体ノズルで噴霧した際の液滴径である。
(B)成分として直鎖アルキルベンゼンスルホン酸を使用した実施例1〜5と比較例1〜3を比較すると、実施例1〜5で得られた洗剤粒子群は、嵩密度が645g/L以下であり、流動性が20秒以下のものとなった。一方、比較例1で得られた洗剤粒子群の流動性は、30秒を超えるものであり、比較例2〜3で得られた洗剤粒子群は、嵩密度が697g/L以上のものとなった。
つまり、実施例1〜5で得られた洗剤粒子群は、(A)成分、即ち、無機塩水溶液及び/又は水溶性ポリマーの水溶液を噴霧によって添加することにより、低嵩密度化及び良好な流動性の両立が可能となったといえる。特に実施例1〜4で得られた洗剤粒子群は、無機塩水溶液を噴霧によって添加することにより、低嵩密度化及び優れた流動性の両立が可能となっただけではなく、微粉率も大きく低下したものであった。
同様に、アルキル硫酸ナトリウムを使用した実施例6〜7と比較例4を比較すると、実施例6〜7で得られた洗剤粒子群は、嵩密度が691g/L以下であり、流動性が6.1秒以下のものとなった。一方、比較例4で得られた洗剤粒子群は、流動性がほぼ同等なものの、嵩密度が798g/Lであった。
つまり、実施例6〜7で得られた洗剤粒子群は、無機塩水溶液及び水溶性ポリマーの水溶液の両者を噴霧によって添加することにより、低嵩密度化及び良好な流動性の両立が可能となったといえる。
また、実施例1と2を比較すると、ケイ酸ナトリウムを直鎖アルキルベンゼンスルホン酸よりも先に添加した方が、更に低嵩密度化し流動性も向上することが分かった。
この理由としては、次のようなメカニズムを推定している。実施例1は、洗剤用粉体原料に、ケイ酸ナトリウム水溶液を先に添加し、一次凝集粒子を形成した後、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸を添加するケースであり、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸が洗剤用粉体原料中のライト灰と接触した際の乾式中和反応時に生じる直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩の粘着性により、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩が前記一次凝集粒子のバインダーとして機能し、二次凝集粒子を形成するのではないかと考えられる。実施例2は、洗剤用粉体原料に、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸を先に添加し、一次凝集粒子を形成した後、ケイ酸ナトリウム水溶液を後に添加するケースであり、ケイ酸ナトリウム水溶液が一次凝集粒子内に含浸されてしまいバインダー性としての機能が低下したため、実施例1よりも嵩密度が高くなったと考えられる。
本発明の製造方法によって製造された洗剤粒子群を、例えば、衣料用粉末洗剤、自動食器用洗剤等の構成成分として用いることができる。

Claims (7)

  1. ドラム型混合機又はパン型混合機である容器回転型混合器を用い、洗剤用粉体原料に対して多流体ノズルからバインダーを噴霧して造粒する洗剤粒子群の製造方法であって、
    該洗剤用粉体原料の平均粒径が5〜50μmであり、
    該バインダーとして少なくとも
    (A)成分:水溶性ポリマーの水溶液及び/又は無機塩の水溶液
    (B)成分:陰イオン界面活性剤及び/又はその酸前駆体
    の2種を噴霧し、
    (A)成分の添加量が、洗剤用粉体原料100質量部に対して2〜30質量部であり、(B)成分の添加量が、洗剤用粉体原料100質量部に対して10〜35質量部である、洗剤粒子群の製造方法。
  2. (A)成分が無機塩の水溶液を少なくとも含むものであって、該無機塩の添加量が洗剤用粉体原料100質量部に対して1.5〜15質量部である、請求項1に記載の製造方法。
  3. (A)成分を(B)成分より先に洗剤用粉体原料に噴霧する、請求項1又は2に記載の製造方法。
  4. 前記無機塩の水溶液中の無機塩の濃度が5〜80質量%である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の製造方法。
  5. (A)成分と(B)成分との噴霧質量比〔(A)成分/(B)成分〕が0.1〜5である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の製造方法。
  6. 多流体ノズルが2流体ノズルである、請求項1〜5のいずれか1項に記載の製造方法。
  7. 無機塩の水溶液がケイ酸ナトリウム水溶液である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の製造方法。
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