JP2014125246A - トリガー式液体噴出器 - Google Patents

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Abstract

【課題】漂白性能が落ち難く、どのような使用場面にあっても、液を適切な配分で混合できるトリガー式液体噴出器を提供すること。
【解決手段】
本発明の1実施形態のトリガー式液体噴出器1Aは、外層容器本体2の口頸部21にトリガースプレイヤー3が装着された複数液混合用の液体噴出器である。液体噴出器1Aは、外層容器本体2の内部に、異なる液状物51,52がそれぞれ収納された互いに独立する液体収納袋41,42が配されており、各液体収納袋41,42には収納された液状物51,52をトリガースプレイヤー3に搬送するチューブ61,62が固定されている。各液体収納袋41,42は、柔軟性及び可撓性を備える軟包材によって形成されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、トリガー式液体噴出器に関する。
従来より、例えば漂白剤用のスプレー容器として、2液混合用のスプレー容器が知られている。一般的に、2液を混合した状態が長時間になると、漂白性能が落ちてしまうため、2液混合用のスプレー容器は、対象に漂白剤を吐出する直前に2液を混合するものである。
本出願人は、先に、容器本体の装着部にトリガースプレイヤーが装着されており、容器本体はそれぞれ独立した一対の液状物の充填室を備えた二液混合スプレー容器を提案した(特許文献1参照)。
また、2液混合用のトリガー式液体噴出器として、例えば、特許文献2には、2種類の液体をそれぞれ充填した剛性の高い容器と減容可能な薄肉容器に装着したトリガー式液体噴出器が記載されている。
これとは別の技術として、例えば、特許文献3には、ケース体の内部に、通常の容器体に代えて、液体収納袋を備えたトリガー式液体噴出器が記載されている。
特開平8−84946号公報 特開2004−223486号公報 特開2000−191043号公報
特許文献1に記載の二液混合スプレー容器によれば、噴出と同時に二液を混合することができ、漂白性能が落ち難くなる。しかし、特許文献1に記載の二液混合スプレー容器は、2液が剛性のある容器体から形成された充填室に収納されているため、例えば、収納された液の量が少なくなった状態で、二液混合スプレー容器を傾けて使用すると、一方の液が十分に搬送されず、各充填室に収納された液の搬送量が変わる場合があった。このように、液の搬送量が変わってしまうと、2液が適切は配分で混合されず、漂白性能が十分に発揮できなくなってしまう。このように、どのような使用場面にあっても、液を適切な配分で混合させたいとのニーズが更にあった。
また、特許文献2に記載のトリガー式液体噴出器は、一方の液体を充填する容器が減容可能な薄肉容器であるが、他方の液体を充填する容器が剛性の高い容器であるので、収納された液の量が少なくなった状態で、トリガー式液体噴出器を傾けて使用すると、やはり各充填室に収納された液の搬送量が変わってしまう。
また、特許文献3に記載のトリガー式液体噴出器は、二液混合用の噴出器でなく、特許文献3には、2液を適切な配分で混合させることに関して、何ら記載されていない。
したがって、本発明の課題は、漂白性能が落ち難く、どのような使用場面にあっても、液を適切な配分で混合できるトリガー式液体噴出器を提供することにある。
本発明は、外層容器本体の口頸部にトリガースプレイヤーが装着された複数液混合用のトリガー式液体噴出器であって、前記外層容器本体の内部には、異なる液状物がそれぞれ収納された互いに独立する液体収納袋が配されており、各該液体収納袋には前記収納された前記液状物を前記トリガースプレイヤーに搬送するチューブが固定されており、各前記液体収納袋は、柔軟性を備える軟包材によって形成されているトリガー式液体噴出器を提供するものである。
本発明のトリガー式液体噴出器によれば、漂白性能が落ち難く、どのような使用場面にあっても、液を適切な配分で混合できる。
図1は、本発明の第1実施形態である液体噴出器を示す斜視図である。 図2は、図1に示す液体噴出器の一部を破断した正面図である。 図3は、図1に示す液体噴出器の断面図である。 図4は、図1に示す液体噴出器の使用状態を説明するための一部を破断した正面図である。 図5は、本発明の第2実施形態である液体噴出器の一部を破断した正面図である(図2相当図)。 図6は、本発明の第3実施形態である液体噴出器の一部を破断した正面図である(図2相当図)。
以下、本発明のトリガー式液体噴出器を、その好ましい第1実施形態に基づき、図1〜図4を参照しながら説明する。
第1実施形態のトリガー式液体噴出器1A(以下、単に「液体噴出器1A」ともいう。)は、図1に示すように、外層容器本体2の口頸部21にトリガースプレイヤー3が装着された複数液混合用のトリガー式液体噴出器である。
以下の説明においては、図1に示すように、液体噴出器1Aの高さ方向を上下方向、図2に示すように、液体噴出器1Aをトリガースプレイヤー3のトリガー側から正面視した際の上下方向に直交する水平方向を幅方向、上下方向及び幅方向の双方に直交する方向を前後方向として説明する。なお、図3における左側、すなわちトリガー側を前方側とする。
外層容器本体2は、剛性の高い合成樹脂で形成されており、その形状は有底の筒状である。外層容器本体2は、図1に示すように、その上部領域において、手で握り易いように、前方側が後方へ湾曲状をなして凹んでいる。外層容器本体2の上端部に位置する口頸部21は、円筒状であり、その外周には螺条が形成されている。図3に示すように、口頸部21の下端に、口頚部21と外層容器本体2の内部24とを画する壁22が形成されている。該壁22には、前後方向の中央領域に、後述チューブ6が嵌挿する貫通口23が形成されている。貫通口23は、チューブ6の本数に応じて形成され、液体噴出器1Aにおいては、2本のチューブ61,62が通る貫通口23が2つ形成されている。
本発明のトリガー式液体噴出器は、図2に示すように、外層容器本体2の内部に、異なる液状物5がそれぞれ収納された互いに独立する液体収納袋4が配されている。液体噴出器1Aにおいては、図2に示すように、2つの異なる液状物51,52がそれぞれ収納されており、液状物51を収納する液体収納袋41と、液状物52を収納する液体収納袋42とが、外層容器本体2の内部24に、それぞれ独立して配されている。液体収納袋41及び液体収納袋42は、液体噴出器1Aにおいては、同形同大であり、図2に示すように、正面視して左右対称に形成されている。液体収納袋41及び液体収納袋42は、外層容器本体2の内部24の上部から下部に亘って延在している。尚、本実施形態においては、液体噴出器1Aの液体収納袋41及び液体収納袋42は、同形同大に形成されているが、液状物51と液状物52の混合比に応じて、各々の大きさは適宜変更することができる。
液体収納袋41及び液体収納袋42の形状は、制限されず、種々の形状とすることができる。本実施形態の液体噴出器1Aでは、図2に示すように、正面から見て、略三角形状に形成されている。具体的には、液体収納袋4を形成する軟包材を、これらの周縁部をヒートシール等によって適宜融着接合する公知の方法によって形成されている。すなわち、底部材と胴部材から形成されており、底面となる前後方向に長い楕円形状にカットされた軟包材(底部材)の外周縁部の全周に亘って、別の筒状の軟包材(胴部材)の端部をヒートシール等して該ヒートシール部を介して上下方向に長い袋状体を形成し、後述するように、該袋状体の上縁を2つ折りした後、ヒートシール等により閉じている。
各液体収納袋41,42は、図2及び図3に示すように、収納された液状物5をトリガースプレイヤー3に搬送するチューブ6に固定されている。具体的には、図2に示すように、液体収納袋41の上部は、収納された液状物51をトリガースプレイヤー3に搬送するチューブ61に固定されており、液体収納袋42の上部は、収納された液状物52をトリガースプレイヤー3に搬送するチューブ62に固定されている。チューブ61,62は、合成樹脂製の筒状体で、図3に示すように、液体収納袋42の上部において、液体収納袋41、42との隙間が無いように固定されていることが望ましい。具体的には、上述したように、底面となる軟包材(底部材)の外周縁部の全周に亘って別の筒状の軟包材(胴部材)をヒートシールして上下方向に長い有低筒状の袋状体を形成し、該袋状体の上縁をヒートシール等で閉じて液体収納袋4を形成する際、該袋状体の上縁を閉じる前に、チューブ6を差し込み、チューブ6を差し込んだ後に、該上縁をヒートシール等して閉じると同時にチューブ6に密着固定している。また、チューブ61,62は、口頸部21の壁22の貫通口23を通って、その上端が、後述するトリガースプレイヤー3の垂下短筒33bに密に嵌まっている。チューブ61,62の下端は、液体噴出器1Aにおいては、液体収納袋41の下部にまで延在している。なお、各液体収納袋41,42は、図示はしないが、中栓に固定される場合もある。チューブは中栓に固定されており、チューブと中栓が収納された液状物はトリガースプレイヤーに搬送する。この際、中栓はネジ式、もしくは打栓式である。
液体収納袋41,42に収納される液状物51,52は、その粘度が互いに異なるものであり、液体噴出器1Aにおいては、液体収納袋41に収納される液状物51は、その粘度が、液体収納袋42に収納される液状物52の粘度よりも高くなっている。
液状物51、52の粘度(25℃)は、好ましくは0.1mPa・s以上100mPa・s以下、更に好ましくは1mPa・s以上50mPa・s以下である。また、液状物51の粘度(25℃)は、液状物52の粘度(25℃)に比べて、10mPa・s以下であることが好ましい。粘度の数値は、TOKIMEC社製BM型粘度計で、ローターNo.1を用い、ローターを1分間回転させた後の値である。尚、回転速度は60rpmであり、20℃の恒温槽において測定する。
液体収納袋41,42に収納される液状物51,52は、その色が互いに異なる場合がある。液状物51の色と液状物52の色は、互いに補色の関係、また例えば液状物51の色を透明な液状物52が薄める関係等が好ましい。これにより、それぞれの液の混合度合等を視認することが可能となる。
上記要件を満たす観点から、液体収納袋41に収納される液状物51や、液体収納袋42に収納される液状物52は、2液を混合することで、漂白などの機能の発現、従来の機能に香りの追加、新しい香りをもつ芳香剤等が挙げられる。
本実施形態において、液状物5を収納する液体収納袋4は、柔軟性を備える軟包材によって形成されている。軟包材は、そのループスティフネスが、好ましくは5gf/10mm以上であり、更に好ましくは7gf/10mm以上であり、そして好ましくは15gf/10mm以下であり、更に好ましくは13gf/10mm以下であり、具体的には、好ましくは5gf/10mm以上15gf/10mm以下であり、更に好ましくは7gf/10mm以上13gf/10mm以下である。ループスティフネスとは、軟包材を一定の長さに切り取り、それを用いてループを作り、そのループを任意の長さだけへこませるのに必要な力(荷重)を求め、これを剛性の値とするものである。尚、上記軟包材のループスティフネスは、液体収納袋41を形成する軟包材のループスティフネスと液体収納袋42を形成する軟包材のループスティフネスとの平均値である。具体的には、以下のようにして測定する。
〔ループスティフネスの測定方法〕
液体収納袋4を形成する軟包材のループスティフネスは、軟包材を上下方向に100mm、幅方向に10mm切り出し、リング状にし、ステープラーを用いて端部を上下2箇所で止める。このときステープラーの芯は上下方向に長くなるようにする。ループスティフネステスタ(東洋精機製作所社製)を用いて、試料台の上に前記リングを立て、上方から台とほぼ平行な平板にて圧縮速度3.3mm/秒の速度で前記リングを圧縮していった際の最大荷重を測定し、幅方向のループスティフネスとする。次に、上下方向と幅方向を変えてリングを作製し、同様に上下方向のループスティフネスを測定する。上下方向及び幅方向それぞれ2本ずつリングを作製して測定し、これらの幅方向と上下方向の平均値を、軟包材のループスティフネスとする。
液体収納袋4を形成する軟包材は、液状物5の粘度が高いほど、液状物5を収納する液体収納袋4の軟包材のループスティフネスが低くなっている。液体噴出器1Aにおいては、液体収納袋41に収納される液状物51の粘度が、液体収納袋42に収納される液状物52の粘度よりも高くなっているので、液状物51を収納する液体収納袋41の軟包材のループスティフネスが、液状物52を収納する液体収納袋42の軟包材のループスティフネスよりも低くなっている。液状物51を収納する液体収納袋41の軟包材のループスティフネスは、液状物52を収納する液体収納袋42の軟包材のループスティフネスに比べて、5gf/10mm以上低いことが好ましい。
また、上述したように、液体収納袋41及び液体収納袋42は、本実施形態の液体噴出器1Aでは、底部材と胴部材とから形成されており、胴部材のループスティフネスは底部材のループスティフネスよりも低くなっていることが好ましい。筒状の軟包材(胴部材)のループスティフネスは、底面となる軟包材(底部材)のループスティフネスに比べて、5gf/10mm以上低いことが好ましい。
軟包材としては、例えばポリプロピレン、ポリエチレン等のポリオレフィン樹脂、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル樹脂、ナイロン等のポリアミド樹脂の中から選ばれた合成樹脂から形成される積層フィルム等が挙げられる。該積層フィルムの厚さは、80μm以上250μm以下程度であることが好ましい。上述したように、液体噴出器1Aにおいては、液状物51を収納する液体収納袋41の軟包材のループスティフネスが、液状物52を収納する液体収納袋42の軟包材のループスティフネスよりも低くなっている。本実施形態の液体噴出器1Aについて具体的に説明すると、液体収納袋42は、その底面の軟包材(底部材)がナイロン15μm/低密度ポリエチレン130μmの積層フィルムから形成されており、その筒状の軟包材(胴部材)がナイロン15μm/低密度ポリエチレン150μmの積層フィルムから形成されている。また、液体収納袋41に関しては、その底面の軟包材(底部材)がナイロン15μm/低密度ポリエチレン110μmの積層フィルムから形成されており、その筒状の軟包材(胴部材)がポリエチレンテレフタレート12μm/ナイロン15μm/低密度ポリエチレン150μmの積層フィルムから形成されている。
トリガースプレイヤー3は、複数液混合スプレイヤーであれば特に限定されない。本実施形態の液体噴出器1Aについて詳述すると、図3に示すように、混合された液状物を噴出するノズル孔311を有する噴出ノズル31、及びノズル孔311に上記液状物を導く管路32を備えている。管路32は、トリガースプレイヤー3の上部において、前後方向に長い水平管路32aと、水平管路32aの後端に連通して上下方向に長い垂直管路32bとを有している。垂直管路32bの内部には、垂直管路32bの上下方向の略中間位置に、逆止弁32cが配されている。垂直管路32bの下端には、異なる液状物5を混合する部分となる混合液路部材33が嵌められている。
混合液路部材33は、液体噴出器1Aにおいては、図3に示すように、外層容器本体2の壁22に形成された2つの貫通口23、23の位置に対応する位置に形成された2つの穴部33aと、各穴部32aの外周縁全周に亘って下方に垂下した垂下短筒33bと、2つの穴部33aを含む範囲の基礎部を上方側で液密に覆うキャップ部33cとを有している。垂下短筒33bには、液体収納袋4のチューブ6の上端が、液が漏れない程度に密着して嵌められる。混合液路部材33は、前方側から後方側に向かって幅が漸次減少し、その後端において垂直管路32bの下端に連通している。混合液路部材33の内部においては、液体噴出器1Aの使用時、液体収納袋41に収納された液状物51がチューブ61を通って穴部33aから搬送され、液体収納袋42に収納された液状物52がチューブ62を通って穴部33aから搬送され、これら2種類の液状物51,52が、垂直管路32b側に搬送されながら合流して混合される。
トリガースプレイヤー3には、水平管路32aよりも下方の位置に、シリンダー34を構成する前後方向に延びる筒状壁部34aが形成されており、この筒状壁部34a内には、摺動するピストン部材34bがコイルバネ34cを介して配設されている。また、トリガースプレイヤー3には、上記ピストン部材34bを摺動させるためのトリガー35が、その上端部において、枢軸36を介して回動自在に支持されている。
液体噴出器1Aは、トリガースプレイヤー3の下端部に、トリガースプレイヤー3を外層容器本体2の口頸部21に装着する装着蓋7を有している。装着蓋7の周壁の内面には、外層容器本体2の口頸部21の外周に設けられた螺条と螺合する螺溝が設けられている。
上述した本発明の第1実施形態の液体噴出器1Aを使用した際の作用効果について説明する。
液体噴出器1Aにおいては、液体収納袋41及び液体収納袋42それぞれに、液状物51及び液状物52をそれぞれ収納し、トリガースプレイヤー3を外層容器本体2の口頸部21に装着した状態で、トリガー35を引くと、上記シリンダー34内の空気がピストン部材34bによって容器外部に排出される。次に、トリガー35を戻すことにより、シリンダー34内が減圧されることになり、液状物51及び液状物52それぞれが、チューブ61及びチューブ62それぞれを通って穴部33aから混合液路部材33の内部に搬送されて合流しながら混合されると共に、管路32(垂直管路32bの下部)を通じて混合された液状物が、シリンダー34内に吸い上げられる。そして、シリンダー34内に、混合された液状物が満たされた後、再びトリガー35を引くことによりシリンダー34内の混合された液状物がピストン部材34bによって押し出されて管路32(垂直管路32bの上部)に導かれ、さらに管路32(水平管路32a)を通じて噴出ノズル31のノズル孔311から混合された液状物が噴出される。このように、液体噴出器1Aにおいては、液体噴出器1Aの内部で異なる液状物51,52が混合されるのが使用時なので、漂白性能が落ち難い。
また、液体噴出器1Aの液体収納袋41及び液体収納袋42は、柔軟性を備える軟包材によって形成されている。そのため、トリガー35を戻すことによるシリンダー34内の減圧によって、液体収納袋41及び液体収納袋42それぞれに収納された液状物51及び液状物52それぞれが、チューブ61及びチューブ62それぞれを通って吸い上げられるに伴って、図4に示すように、液体収納袋41及び液体収納袋42の容積が漸次減少する。このように、液体収納袋41及び液体収納袋42の内部に空気が入り込まず、その容積が、液体噴出器1Aの使用に伴って、漸次減少するので、体収納袋41及び液体収納袋42に収納された液状物51及び液状物52の量が少なくなった状態で、液体噴出器1Aを傾けて使用したとしても、液体収納袋41及び液体収納袋42それぞれに収納された液状物51及び液状物52それぞれの搬送量が変わり難い。よって、液体噴出器1Aは、どのような使用場面にあっても、液を適切な割合いで混合でき、漂白性能が十分に発揮できる。
また、液体噴出器1Aにおいては、液状物52より粘度の高い液状物51を収納する液体収納袋41の軟包材のループスティフネスを、液状物52を収納する液体収納袋42の軟包材のループスティフネスよりも低くしてある。そのため、シリンダー34内の減圧によって、液体収納袋4に収納された液状物5を吸い上げる際に、相対的に粘度の高い液状物51が、液状物52に比べて吸い上げ難いとしても、液状物51を収納する液体収納袋41が、液状物52を収納する液体収納袋42に比べて柔らかく、その容積が減少し易い。したがって、液体収納袋4に収納された液状物5を吸い上げる際に、液体収納袋41の液状物51と、液体収納袋42の液状物52とを、略均等に吸い上げることができる。
また、液体噴出器1Aにおいては、液体収納袋41,42は胴部材と底部材から刑されており、胴部材のループスティフネスが底部材よりも低くしてある。そのため、シリンダー34内の減圧によって、液体収納袋4に収納された液状物5を吸い上げる際に、相対的に柔らかい胴部材より収納袋の容積が減少し始める。したがって、液状物5の量が少なくなった状態でも、液状物5は液体収納袋4の底部に溜まり易いため、液状物5の搬送量が変わり難い。よって、液体噴出器1Aは、どのような使用場面にあっても、液を適切な割合いで混合でき、漂白性能が十分に発揮できる。
また、液体噴出器1Aにおいては、チューブ61,62の下端が、液体収納袋41の下部にまで延在するように構成したので、液体収納袋41の液状物51と液体収納袋42の液状物52との何れをも、より確実に吸い上げることができる。
次に、本発明の第2〜第3実施形態のトリガー式液体噴出器について図5〜図6を参照しながら説明する。第2〜第3実施形態の液体噴出器1B〜1Cについては、第1実施形態の液体噴出器1Aと異なる点について主として説明し、同様の点については同一の符号を付して説明を省略する。特に言及しない点については、第1実施形態の液体噴出器1Aに関する説明が適用される。
第2実施形態の液体噴出器1Bにおいては、図5に示すように、3つの異なる液状物51,52,53がそれぞれ収納されており、液状物51を収納する液体収納袋41と、液状物52を収納する液体収納袋42と、液状物53を収納する液体収納袋43とが、外層容器本体2の内部に、それぞれ独立して配されている。第2実施形態の液体噴出器1Bにおいては、液状物51,52,53の粘度が高いほど、液状物51,52,53を収納する液体収納袋41,42,43の軟包材のループスティフネスが低くなっている。
上述した液体噴出器1Bは、第1実施形態の液体噴出器1Aと同様の効果を奏する。
次に、第3実施形態の液体噴出器1Cについて説明する。第3実施形態の液体噴出器1Cにおいては、図6に示すように、液体噴出器1Aと同様に、2つの異なる液状物51,52がそれぞれ収納されており、液状物51を収納する液体収納袋41と、液状物52を収納する液体収納袋42とが、外層容器本体2の内部に、それぞれ独立して配されている。液体収納袋41及び液体収納袋42は、液体噴出器1Cにおいては、同形で同じ大きさに形成されており、図6に示すように、正面から視て左右対称に形成されている。
液体噴出器1Cの液体収納袋41及び液体収納袋42の形状は、図6に示すように正面視して、底面が殆どもしくは全く無いナス型に形成されている。液体噴出器1Cの液体収納袋4は、液体収納袋4を形成する1種類の軟包材を、製袋やブロー成形によって形成されている。尚、液体噴出器1Cにおいても、液体収納袋4を形成する軟包材は、液状物5の粘度が高いほど、液状物5を収納する液体収納袋4の軟包材のループスティフネスが低くなっている。
液体噴出器1Cにおいては、図6に示すように、各液体収納袋41,42に固定された、収納された液状物51,52をトリガースプレイヤー3に搬送するチューブ61,62の長さが、液体噴出器1Aと異なって、短い。チューブ61,62は、その上端が、口頸部21の壁22の貫通口23を通って、後述するトリガースプレイヤー3の垂下短筒33bに密着して嵌められており、その下端が、液体収納袋41の高さの半分の位置よりも上方の外層容器本体2の口頸部21近くの位置に配されている。
上述した液体噴出器1Cを使用した際の作用効果について説明する。
液体噴出器1Cの効果は、液体噴出器1Aの効果と異なる点について説明する。特に説明しない点は、液体噴出器1Aの効果と同様であり、液体噴出器1Aの効果の説明が適宜適用される。
液体噴出器1Cは、各液体収納袋41,42内に空気置換する流路が無いので、チューブ61,62の下端が、外層容器本体2の口頸部21近くの位置に配されているとしても、液体収納袋41及び液体収納袋42の容積が、液体噴出器1Aの使用に伴って漸次減少して、液体収納袋41及び液体収納袋42それぞれに収納された液状物51及び液状物52を搬送できる。
前述のように、液体収納袋41及び液体収納袋42の内部に空気が入り込まず、その容積が、液体噴出器1Cの使用に伴って、漸次減少するので、チューブ61,62が短くても、体収納袋41及び液体収納袋42に収納された液状物51及び液状物52の量が少なくなった状態で液を適切搬送できる。これにより、従来のトリガースプレイヤーに比べて、チューブの樹脂量の削減につながる。
本発明のトリガー式液体噴出器は、上述の第1〜第3実施形態の液体噴出器1A〜1Cに制限されず、適宜変更可能である。また、上述の第1〜第3実施形態の液体噴出器1A〜1Cにおける各構成は、本発明の趣旨を損なわない範囲で、適宜組み合わせて実施できる。
例えば、上述の第1〜第3実施形態の液体噴出器1A〜1Cにおいては、図3に示すように、トリガースプレイヤー3は、異なる液状物5を混合する部分となる混合液路部材33が垂直管路32bの下端に設けられているが、異なる液状物5が混合される部分を、トリガースプレイヤー3の上部の水平管路32a内に設けてもよい。また、異なる液状物5が混合される部分をトリガースプレイヤー3の内部に設けず、トリガースプレイヤー3から噴出した後に異なる液状物5が混合する構造であってもよい。具体的には、トリガースプレイヤー3に、2種類の液状物51,52をそれぞれ噴出するノズル孔311を設け、2つのノズル孔311の噴出角度を交差するように調整することにより、2種類の液状物51,52をそれぞれトリガースプレイヤー3から噴出しながら、2種類の液状物51,52を混合するようにしてもよい。
また、上述の第1〜第3実施形態の液体噴出器1A〜1Cにおいては、外容器2は透明又は半透明であってもよい。これにより、液体収納袋の容積の減少度合で液体の残量を確認することができる。特に耐光性の低い液体であっても、液体収納袋に遮光性をもたせ、かつ外容器2を透明又は半透明にすることで、液体の残量を確認することができる。
1A,1B,1C トリガー式液体噴出器
2 外層容器本体
21 口頸部
22 壁
23 貫通口
3 トリガースプレイヤー
31 噴出ノズル
311 ノズル孔
32 管路
32a 水平管路
32b 垂直管路
32c 逆止弁
33 混合液路部材
33a 穴部
33b 垂下短筒
33c キャップ部
34 シリンダー
34a 筒状壁部
34b ピストン部材
34c コイルバネ
35 トリガー
36 枢軸
4,41,42 液体収納袋
5,51,52 液状物
6,61,62 チューブ
7 装着蓋

Claims (6)

  1. 外層容器本体の口頸部にトリガースプレイヤーが装着された複数液混合用のトリガー式液体噴出器であって、
    前記外層容器本体の内部には、異なる液状物がそれぞれ収納された互いに独立する液体収納袋が配されており、各該液体収納袋には前記収納された前記液状物を前記トリガースプレイヤーに搬送するチューブが固定されており、
    各前記液体収納袋は、柔軟性を備える軟包材によって形成されているトリガー式液体噴出器。
  2. 各前記液体収納袋を形成する前記軟包材は、そのループスティフネスが、5gf/10mm以上15gf/10mm以下である請求項1に記載のトリガー式液体噴出器。
  3. 前記複数の液体収納袋に収納されたそれぞれの液状物は、その粘度が互いに異なるものであり、
    前記液体収納袋を形成する前記軟包材は、前記液状物の粘度が高いほど、該液状物を収納する該液体収納袋の該軟包材のループスティフネスが低い請求項1又は2に記載のトリガー式液体噴出器。
  4. 前記複数の液体収納袋は、胴部材と底部材から形成されるものであり、胴部材のループスティフネスが底部材のループスティフネスよりも低い請求項1〜3何れか1項に記載のトリガー式液体噴出器。
  5. 前記チューブは、その下端が、前記液体収納袋の高さの半分の位置よりも下方にある請求項1〜4の何れか1項に記載のトリガー式液体噴出器。
  6. 前記液状物は、その色が互いに異なる請求項1〜5の何れか1項に記載のトリガー式液体噴出器。
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