JP2014125214A - パレット - Google Patents

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Abstract

【課題】より強固な中央部構造を備えるパレットを提供する。
【解決手段】平面視略長方形状をなすパレットは、パレットの四隅に設けられる隅柱と、パレットの側辺部に沿って並ぶ隅柱の中間地点に設けられる中間柱と、パレットの中央部に設けられる中央柱4と、隅柱、中間柱、及び、中央柱4の上端部間、又は、下端部間を連結する上デッキ5、及び、下デッキ6とを備え、中央柱4は、断面略長方形の外筒部21と、外筒部21の内側に配置される断面略八角形状の内筒部22とを備えている。また、内筒部22の角部と、外筒部22との間を連結するとともに、上デッキ面15から下デッキ面16にかけて延在する全高リブ26と、外筒部21の外周側において下デッキ6を構成する下面構成リブ31のうち、外筒部21に連接するものを外筒部21内周側に延長させるようにして形成され、全高リブ26に連接する接続リブ33、38とが設けられている。
【選択図】図4

Description

本発明は、物品の運搬等に使用されるパレットに関するものである。
一般に、物品の運搬等に使用されるパレットは、複数の支柱部と、当該複数の支柱部の上端部間、下端部間を連結する上デッキ、下デッキとを備え、支柱部間においてフォークリフトやハンドリフトのフォークを差込み可能なフォーク差込み部を有している。
ところで、パレットを保管したり運搬したりするための器具や装置(キャスター付きのキャリヤやコンベア等)には、パレット下面のうち外周縁部や、外側係部だけを支持するものも多い。例えば、互いに平行して延びる一対の支持部を有する器具の上にパレットを載置等するような場合には、パレットを一対の支持部間に横架するようにして載置することとなる。この場合、パレットの中央部により大きな負担が掛かり易く、場合によっては中央部が下方に弛んでしまうことが懸念される。
これに対し、パレット中央部の強度を高める補強構造を備えたパレットがある(例えば、特許文献1等参照。)。
特開2010−132319号公報
ところで、上記特許文献1に開示されているパレットよりもさらに強固な中央部構造を備えるパレットが求められているのも実状である。
本発明は、上記例示した問題点等を解決するためになされたものであって、その目的は、より強固な中央部構造を備えるパレットを提供することにある。
以下、上記目的等を解決するのに適した各手段につき項分けして説明する。なお、必要に応じて対応する手段に特有の作用効果等を付記する。
手段1.平面視略長方形状をなすパレットであって、
パレットの四隅に設けられる4本の隅柱と、
パレットの側辺部に沿って並ぶ一対の前記隅柱の中間地点に設けられる中間柱と、
パレットの中央部に設けられる中央柱と、
前記隅柱、前記中間柱、及び、前記中央柱の上端部間を連結する上デッキと、
前記隅柱、前記中間柱、及び、前記中央柱の下端部間を連結する下デッキとを備え、
前記隅柱、前記中間柱、前記中央柱、及び、前記上デッキの上面によって物品を載置可能な上デッキ面が構成されるとともに、
前記隅柱、前記中間柱、前記中央柱、及び、前記下デッキの下面によって設置面に接地する下デッキ面が構成され、
前記中央柱は、
パレットの外周形状にほぼ対応する断面略長方形の外筒部と、
前記外筒部の内周側に配置され、前記外筒部の各内面と平行して延びる一般面と、前記一般面同士がなすコーナー部を斜めに面取り加工するようにして形成されたコーナー面とを有する断面略八角形状の内筒部とを備え、
前記一般面の前記コーナー面との境界部と、前記外筒部との間をそれぞれ前記一般面に略直交して真っ直ぐに連結するとともに、前記上デッキ面から前記下デッキ面にかけて延在する全高リブが設けられ、さらに、
前記外筒部の外周側において前記下デッキを構成する下面構成リブのうち、パレットの長手方向に沿って延び、かつ、前記外筒部に連接する下面構成リブを、前記外筒部内周側にほぼ真っ直ぐに延長させるようにして形成され、前記全高リブに連接する接続リブが設けられていることを特徴とするパレット。
手段1によれば、中央柱を外筒部と内筒部との2層構造にするとともに、内筒部については断面略八角形状とした上、内筒部の各角部と、外筒部との間を、全高リブによって、上デッキ面から下デッキ面までの全範囲にかけて、内筒部の一般面及び外筒部の各内面に対してほぼ垂直に連結している。これにより、中央柱自体の強度を飛躍的に高めることができる。
また、本手段によれば、パレットの下デッキを構成する下面構成リブのうち、パレットの長手方向に沿って延び、かつ、外筒部に連接するものを、外筒部内周側に延長させるようにして形成され、全高リブに連接する接続リブが設けられている。これにより、外筒部のうち接続リブによって全高リブと連結された部位の剛性を高めることができ、結果的に、当該部位に連結されている下面構成リブの剛性についても向上させることができる。従って、パレット中央部(特に下部)の剛性をより一層高めることができ、パレット中央部が弛むようにして変形してしまうといった事態をより確実に防止することができる。特に、本手段のように、パレットの長手方向に対応して接続リブが設けられることで、パレットの外周縁部(両側部)のみで支持された場合のパレット中央部の弛みをより効果的に防止することができる。
手段2.前記接続リブと、当該接続リブに対向してほぼ平行に延びる前記全高リブとの間を連結する連結リブが設けられていることを特徴とする手段1に記載のパレット。
手段2によれば、接続リブの剛性を高めることができ、接続リブ自体の変形や横倒れ等をより確実に防止することができる。
手段3.前記外筒部の外周側において前記下デッキを構成する下面構成リブのうち、パレットの短手方向に沿って延び、かつ、前記外筒部に連接する下面構成リブを、前記外筒部内周側にほぼ真っ直ぐに延長させるようにして形成され、前記全高リブに連接する接続リブを備えていることを特徴とする手段1又は2に記載のパレット。
手段3によれば、パレットの長手方向のみならず、短手方向にも対応して接続リブが設けられることで、パレットの外周縁部(両側部)のみで支持された場合のパレット中央部の弛みをより確実に防止することができる。
尚、「パレットの長手方向に沿って延びる(第1)接続リブと、パレットの長手方向に沿って延びる(第1)全高リブとの間を連結する連結リブが、パレットの短手方向に沿って延びる(第2)接続リブの一部として利用されること」としてもよい。この場合、リブの数を極力増やすことなく、リブ同士を効果的に連結する等して、強度を高めることができる。従って、パレットのリブで囲まれる空間を成形するための金型が小さくなりすぎてしまい、かかる金型が損傷し易くなってしまうといった事態を回避することができる。
尚、「前記外筒部の外周側において前記上デッキを構成する上面構成リブのうち、パレットの長手方向に沿って延び、かつ、前記外筒部に連接する上面構成リブを、前記外筒部内周側にほぼ真っ直ぐに延長させるようにして形成され、前記全高リブに連接する接続リブを備えていること」としてもよい。この場合、パレットの下デッキ側のみならず、上デッキ側にも接続リブが設けられることで、パレットの外周縁部(両側部)のみで支持された場合のパレット中央部の弛みをより確実に防止することができる。
手段4.前記下デッキの厚みは、前記上デッキの厚みよりも薄く構成されていることを特徴とする手段1乃至3のいずれかに記載のパレット。
手段4のように下デッキの厚みが上デッキよりも薄いタイプのパレットである場合、パレットの中央部のなかでも、特に、下部が変形を起こし易い部位となる。従って、パレット中央部の下部に上記した接続リブ等の補強の構造が適用されることによって、パレット中央部の変形を防止するといった作用効果がより確実に奏されることとなる。
パレットを上面側から見た斜視図である。 パレットを下面側から見た斜視図である。 上面側から見たパレットの中央部を示す一部断面を含む部分斜視図である。 下面側から見たパレットの中央部を示す一部断面を含む部分斜視図である。 中央柱の断面を含むパレット中央部の平面図である。 図5の斜視図である。 上面側から見たパレットの中央部を示す一部断面を含む部分斜視図である。 下面側から見たパレットの中央部を示す一部断面を含む部分斜視図である。
以下に、一実施形態について図面を参照して説明する。図1、2に示すように、パレット1は、平面視略長方形状をなしている。また、パレット1は、パレット1の四隅に設けられる4本の隅柱2と、パレット1の側辺部に沿って並ぶ一対の隅柱2の中間地点に設けられる中間柱3と、パレット1の中央部に設けられる中央柱4と、隅柱2、中間柱3、及び、中央柱4の上端部間を連結する上デッキ5と、隅柱2、中間柱3、及び、中央柱4の下端部間を連結する下デッキ6とを備えている。加えて、各隅柱2と中間柱3との間には、図示しないハンドリフトのフォークを差込み可能なフォーク差込み部8が形成されている。
上デッキ5は、隅柱2、中間柱3、及び、中央柱4のうち、互いにパレット1の長手方向又は短手方向に沿って並んでいるもの同士の上端部間を真っ直ぐに連結する上連結桟11と、上連結桟11で囲まれている領域を覆うようにして、4辺の上連結桟11の間を連結する上補助桟12とを備えている。さらに、下デッキ6は、隅柱2、中間柱3、及び、中央柱4のうち互いにパレット1の長手方向又は短手方向に沿って並んでいるもの同士の下端部間を真っ直ぐに連結する下連結桟13と、下連結桟13で囲まれている領域を覆うようにして、4辺の下連結桟13の間を連結する下補助桟14とを備えている。
本実施形態では、隅柱2、中間柱3、中央柱4、及び、上デッキ5の上面によって物品を載置可能な「上デッキ面15」が構成されている。さらに、隅柱2、中間柱3、中央柱4、及び、下デッキ6の下面によって床面等の設置面に接地する「下デッキ面16」が構成されている。尚、本実施形態のパレット1はポリプロピレンによって、一体的に射出成形されている。
また、物品を載置する上デッキ5に関してはより頑丈にするとともに、フォーク差込み部8に対してハンドリフトのフォークを差し込む際にハンドリフトの車輪が乗り越えることとなる下デッキ6に関しては車輪を乗り上げ易くするために、下デッキ6の厚みが上デッキ5の厚みよりも薄く構成されている(図3、図4等参照)。
さて、図5〜図8に示すように、本実施形態の中央柱4は、外筒部21と、外筒部21の内周側に配置される内筒部22とを備えている。外筒部21は、パレット1の外周形状に対応して、パレット1の長手方向において内寸が広くなる断面略長方形(パレット1の外形状と略相似形状)をなしている。また、内筒部22は、外筒部21の各内面にそれぞれ対向し、対向する外筒部21の各内面と平行して延びる一般面23と、一般面23同士がなすコーナー部を斜めに面取り加工するようにして形成されたコーナー面24とを有し、断面略八角形状をなしている。
また、一般面23のコーナー面24との境界部(内筒部22の8つの角部)と、外筒部21との間をそれぞれ一般面23に略直交して真っ直ぐに連結するとともに、上デッキ面15から下デッキ面16にかけて延在する全高リブ26が設けられている(図6、図7参照)。以下、便宜上、パレット1の長手方向に沿って延びる全高リブ26を「第1全高リブ27」とも称し、パレット1の短手方向に沿って延びる全高リブ26を「第2全高リブ28」とも称することとする。
さらに、本実施形態では、図5、図6等に示すように、外筒部21の外周側において下デッキ面16(下デッキ6の下連結桟13)を構成する下面構成リブ31のうち、パレット1の長手方向に沿って延び、かつ、外筒部21に連接するものを、外筒部21内周側に向けてほぼ真っ直ぐに延長させるようにして形成され、内筒部22、又は、第2全高リブ28に連接する第1補強リブ32、及び、第1接続リブ33が設けられている。尚、下面構成リブ31のうち、パレット1の長手方向に沿って延び、かつ、外筒部21に連接したもののなかには、当該下面構成リブ31に対応した第1補強リブ32が形成されるはずの位置に第1全高リブ27が延在しているものもあるが、この場合は、第1全高リブ27が第1補強リブ32を兼ねることとなる。
また、第1接続リブ33と、当該第1接続リブ33に対向して平行に延びる第1全高リブ27との間を連結する連結リブ34が設けられている。尚、本実施形態では、連結リブ34の他にも、第1接続リブ33と第1全高リブ27との下辺部間や、互いに隣接する第1補強リブ32の下辺部間を連結するようにして耐力壁部35が設けられるとともに、該耐力壁部35には、軽量化、省資源化、水捌け性等の向上を図るべく開口部が形成されている。
さらに、外筒部21の外周側において下デッキ面16(下デッキ6の下連結桟13)を構成する下面構成リブ31のうち、パレット1の短手方向に沿って延び、かつ、外筒部21に連接するものを、外筒部21内周側にほぼ真っ直ぐに延長させるようにして形成され、内筒部22、又は、第1全高リブ27に連接する第2補強リブ37、及び、第2接続リブ38が設けられている。本実施形態では、第2接続リブ38が、上記第1接続リブ33と直交する方向に交差して延びている上、上記連結リブ34によって第2接続リブ38の一部が構成されている。換言すれば、第1接続リブ33は、第2接続リブ38とこれに対向して平行に延びる第2全高リブ28との間を連結する連結リブにもなっている。
尚、第1接続リブ33及び第2接続リブ38は基本的に下面構成リブ31と同じ高さに構成されているが、本実施形態では、第2接続リブ38のうち、第1接続リブ33を挟んで連結リブ34として構成される部位とは反対側の部位が、上デッキ面15から下デッキ面16にかけて延在している。
また、本実施形態では、図7、図8に示すように、上デッキ面15側についても、外筒部21の外周側において上デッキ面15(上デッキ5の上連結桟11)を構成する上面構成リブ41のうち、パレット1の長手方向に沿って延び、かつ、外筒部21に連接するものを、外筒部21内周側にほぼ真っ直ぐに延長させるようにして形成され、内筒部22、又は、第2全高リブ28に連接する上側第1補強リブ42、及び、上側接続リブ43が設けられている。さらに、外筒部21の外周側において上デッキ面15(上デッキ5の上連結桟11)を構成する上面構成リブ41のうち、パレット1の短手方向に沿って延び、かつ、外筒部21に連接するものを、外筒部21内周側にほぼ真っ直ぐに延長させるようにして形成され、内筒部22に連接する上側第2補強リブ44が設けられている。
尚、図7等に示すように、パレット1の成形の都合上、第1接続リブ33は、上側接続リブ43と上下に重ならない位置に形成され、第1補強リブ32は、上側第1補強リブ42と上下に重ならない位置に形成されている。
以上詳述したように、本実施形態によれば、中央柱4を外筒部21と内筒部22との2層構造にするとともに、内筒部22については断面略八角形状とした上、内筒部22の各角部と、外筒部21との間を、全高リブ26によって、上デッキ面15から下デッキ面16までの全範囲にかけて、内筒部22の一般面23及び外筒部21の各内面に対してほぼ垂直に連結している。これにより、中央柱4自体の強度を飛躍的に高めることができる。
また、本実施形態によれば、パレット1の下デッキ6(下デッキ面16)を構成する下面構成リブ31のうち、パレット1の長手方向に沿って延び、かつ、外筒部21に連接するものを、外筒部21内周側に延長させるようにして形成され、第2全高リブ28に連接する第1接続リブ33が設けられている。これにより、外筒部21のうち第1接続リブ33によって第2全高リブ28と連結された部位の剛性を高めることができ、結果的に、当該部位に連結されている下面構成リブ31の剛性についても向上させることができる。従って、中央柱4、及び、その近傍の下デッキ6並びに上デッキ5で構成されるパレット1中央部(特に下部)の剛性を一層高めることができ、パレット1中央部が弛むようにして変形してしまうといった事態をより確実に防止することができる。特に、本実施形態のように、パレット1の長手方向に対応して第1接続リブ33が設けられることで、パレット1の外周縁部(両側部)のみで支持された場合のパレット1中央部の弛みをより効果的に防止することができる。
さらに、本実施形態では、第1接続リブ33と、当該第1接続リブ33に対向してほぼ平行に延びる第1全高リブ27との間を連結する連結リブ34が設けられている。このため、第1接続リブ33の剛性を高めることができ、第1接続リブ33自体の変形や横倒れ等をより確実に防止することができる。
また、本実施形態では、パレット1の下デッキ6(下デッキ面16)を構成する下面構成リブ31のうち、パレット1の短手方向に沿って延び、かつ、外筒部21に連接するものを、外筒部21内周側に延長させるようにして形成され、第1全高リブ27に連接する第2接続リブ38が設けられている。このように、パレット1の長手方向のみならず、短手方向にも対応して第2接続リブ38が設けられることで、パレット1の外周縁部(両側部)のみで支持された場合のパレット1中央部の弛みをより確実に防止することができる。
さらに、本実施形態では、下デッキ6の厚みが上デッキ5よりも薄いタイプのパレット1であるため、パレット1の中央部のなかでも、特に、下部が変形を起こし易い部位となる。従って、パレット1中央部の下部に上記した接続リブ33、38等の補強の構造が適用されることによって、パレット1中央部の変形を防止するといった作用効果がより確実に奏されることとなる。さらに、本実施形態では、リブの数をむやみに増やすのではなく、比較的強度が低く変形し易いリブを、比較的強度が高く変形し難いリブに連結する等して、パレット1中央部の強度を効果的に高めている。特に、本実施形態では、第1接続リブ33と第1全高リブ27との間を連結する連結リブ34を、第2接続リブ38の一部として利用する等、リブが極力増えないように構成されている。従って、パレット1のリブで囲まれる空間を成形するための金型が小さくなりすぎてしまい、かかる金型が損傷し易くなってしまうといった事態を回避することができる。
加えて、パレット1の上デッキ5(上デッキ面15)を構成する上面構成リブ41のうち、パレット1の長手方向に沿って延び、かつ、外筒部21に連接するものを、外筒部21内周側に延長させるようにして形成され、第2全高リブ28に連接する上側接続リブ43が設けられている。このように、パレット1の下デッキ面16側のみならず、上デッキ面15側にも対応して、上面構成リブ41と全高リブ26(第1全高リブ27)との間を連結する上側接続リブ43が設けられることで、パレット1の外周縁部(両側部)のみで支持された場合のパレット1中央部の弛みをより確実に防止することができる。
尚、上記実施形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。勿論、以下において例示しない他の応用例、変更例も当然可能である。
(a)上記実施形態では、片面(上デッキ面15)を載置面として使用する片面使用タイプのパレット1に具体化されているが、両方のデッキ面を載置面として使用可能な両面使用タイプの(上下対称形状の)パレットに具体化してもよい。また、上記実施形態では、4辺の下連結桟13で囲まれた領域が下補助桟14によって閉塞されるように構成されているが、4辺の下連結桟13で囲まれた領域を上下に貫通させる(下補助桟14を省略する)ことで、フォーク差込み部8に挿入されたハンドリフトのフォーク先端側に設けられた車輪を接地させるためのキャスター用開口部が形成されたパレットに具体化することも可能である。
(b)上記実施形態において、外筒部21の外周側において上デッキ5(上デッキ面15)を構成する上面構成リブ41のうち、パレット1の短手方向に沿って延び、かつ、外筒部21に連接するものを、外筒部21内周側に真っ直ぐに延長させるようにして形成され、第1全高リブ27に連接する上側(第2)接続リブを設ける(例えば、連結リブ34を上デッキ面15まで延設させる)こととしてもよい。
(c)上記実施形態において、外筒部21に連接する下面構成リブ31、上面構成リブ41と、これにほぼ連続するようにして外筒部21内周側に延びる接続リブ33、38、43、及び、補強リブ32、37、42、44とは、幅、高さ、位置等が完全に一致していなくてもよく、パレット1の長手方向又は短手方向において少なくとも一部が連続するように構成されていればよい(例えば、側面のラインが僅かにずれていてもよい)。この場合、下面構成リブ31、上面構成リブ41と、接続リブ33、38、43、及び、補強リブ32、37、42、44とが互いに支持し合って、パレット1中央部の剛性を高めるといった作用効果が確実に奏される。
(d)上記実施形態では、パレット1はポリプロピレンにより構成されているが、ポリエチレン、PET、ポリアミド等その他の樹脂材料により構成されることとしてもよい。
1…パレット、2…隅柱、3…中間柱、4…中央柱、5…上デッキ、6…下デッキ、8…フォーク差込み部、15…上デッキ面、16…下デッキ面、21…外筒部、22…内筒部、23…一般面、24…コーナー面、26…全高リブ、27…第1全高リブ、28…第2全高リブ、31…下面構成リブ、33…第1接続リブ、34…連結リブ、38…第2接続リブ、41…上面構成リブ、43…上側接続リブ。

Claims (4)

  1. 平面視略長方形状をなすパレットであって、
    パレットの四隅に設けられる4本の隅柱と、
    パレットの側辺部に沿って並ぶ一対の前記隅柱の中間地点に設けられる中間柱と、
    パレットの中央部に設けられる中央柱と、
    前記隅柱、前記中間柱、及び、前記中央柱の上端部間を連結する上デッキと、
    前記隅柱、前記中間柱、及び、前記中央柱の下端部間を連結する下デッキとを備え、
    前記隅柱、前記中間柱、前記中央柱、及び、前記上デッキの上面によって物品を載置可能な上デッキ面が構成されるとともに、
    前記隅柱、前記中間柱、前記中央柱、及び、前記下デッキの下面によって設置面に接地する下デッキ面が構成され、
    前記中央柱は、
    パレットの外周形状にほぼ対応する断面略長方形の外筒部と、
    前記外筒部の内周側に配置され、前記外筒部の各内面と平行して延びる一般面と、前記一般面同士がなすコーナー部を斜めに面取り加工するようにして形成されたコーナー面とを有する断面略八角形状の内筒部とを備え、
    前記一般面の前記コーナー面との境界部と、前記外筒部との間をそれぞれ前記一般面に略直交して真っ直ぐに連結するとともに、前記上デッキ面から前記下デッキ面にかけて延在する全高リブが設けられ、さらに、
    前記外筒部の外周側において前記下デッキを構成する下面構成リブのうち、パレットの長手方向に沿って延び、かつ、前記外筒部に連接する下面構成リブを、前記外筒部内周側にほぼ真っ直ぐに延長させるようにして形成され、前記全高リブに連接する接続リブが設けられていることを特徴とするパレット。
  2. 前記接続リブと、当該接続リブに対向してほぼ平行に延びる前記全高リブとの間を連結する連結リブが設けられていることを特徴とする請求項1に記載のパレット。
  3. 前記外筒部の外周側において前記下デッキを構成する下面構成リブのうち、パレットの短手方向に沿って延び、かつ、前記外筒部に連接する下面構成リブを、前記外筒部内周側にほぼ真っ直ぐに延長させるようにして形成され、前記全高リブに連接する接続リブを備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載のパレット。
  4. 前記下デッキの厚みは、前記上デッキの厚みよりも薄く構成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のパレット。
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