JP2014125210A - ワーク積段装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】袋詰めワークを圧縮しながら搬送してその姿勢のまま当該袋詰めワークを複数個積段させるワーク積段装置を提供すること。
【解決手段】袋詰めワークWを対象とし、搬送コンベア7から送られてくる袋詰めワークWを上下動するフライト板23の上に複数個重ねるものであり、袋詰めワークWの搬送方向に設けられ、袋詰めワークWを上下方向から挟み込んで圧縮するように上下に所定の間隔をあけ、複数のローラ13,14を介してプレス用ベルト11,12が掛け渡された上側プレスコンベア3および下側プレスコンベア4と、その搬送方向出口側に袋詰めワークWを挟み込む上下一対のピンチローラ5,6とを備え、上側プレスコンベア3および下側プレスコンベア4は、そのプレス用ベルト11,12が搬送コンベア7と同程度の回転速度で回転し、ピンチローラ5,6は、袋詰めワークWをフライト板23側へ飛ばすことが可能な回転数で回転するワーク積段装置1。
【選択図】 図4

Description

本発明は、袋詰めされた圧縮性のある袋詰めワークに対して圧縮を行いながら搬送し、その袋詰めワークを複数個積み重ねるワーク積段装置に関する。
圧縮性のあるワークに該当するものには、例えば袋に詰め込まれたティッシュペーパーや紙おむつなどがある。こうしたワークを箱詰めする箱詰装置が下記特許文献1に記載されている。図7は、同文献によって開示された箱詰装置の全体を示す平面図である。この箱詰装置100は、ティッシュ折機101で折られたティッシュが包装機102によって包装され、水平状態での包装済ティッシュWが反転装置103に供給される。反転装置103では、包装済ティッシュWが反転し、起立状態になって受渡しベルト111によりプッシャー112へと搬送される。
包装済ティッシュWは、プッシャー112により計数部104へ押し出され、その計数部104では、所定の個数になった時点でベルトが高速移動し、所定の幅になるように圧縮集積が行われる。その際、起立状態にある包装済ティッシュWが倒れないように、空気吸引ホース113によって計数部104全体が吸引されている。所定数の包装済ティッシュWは、プッシャー114によって集積部105へ押し出され、相互に隙間を生じることなく密着した状態で集積される。そして、集積方向の両側から集積板115によって下端側が圧縮され、ブリッジ状に保持された包装済ティッシュWが適切な位置に下降し、箱116の中に圧縮した状態で挿入される。
特開平07−329905号公報 特開平10−316103号公報
箱詰装置100では、包装済ティッシュWを計数部104に送り込み、不図示のストッパによって停止させた段階で包装済ティッシュWの圧縮が行われる。圧縮は、重ね合わせた包装済ティッシュWの束が所定の幅に収まるように行われる。しかし、こうした箱詰装置100などの従来例では、扁平形状の包装済ティッシュWが起立した姿勢で移動するため、圧縮によって空気が抜かれた袋内に再び空気が入って膨れてしまう。そうであるならば、包装済ティッシュWを常に圧縮した状態にしたまま維持することが必要であるが、そのためには装置の構造が複雑になってしまう。
そこで、本発明は、かかる課題を解決すべく、袋詰めされた圧縮性のある袋詰めワークを圧縮しながら搬送し、圧縮された姿勢のまま当該袋詰めワークを複数個積段させるワーク積段装置を提供することを目的とする。
本発明に係るワーク積段装置は、圧縮性のある内容物が排気孔を有する袋に詰められた袋詰めワークを対象とし、搬送コンベアから送られてくる前記袋詰めワークを上下動するフライト板の上に複数個重ねるものであり、前記袋詰めワークの搬送方向に設けられ、前記袋詰めワークを上下方向から挟み込んで圧縮するように上下に所定の間隔をあけ、複数のローラを介してプレス用ベルトが掛け渡された上側プレスコンベアおよび下側プレスコンベアと、その搬送方向出口側に前記袋詰めワークを挟み込む上下一対のピンチローラとを備え、前記上側プレスコンベアおよび下側プレスコンベアは、そのプレス用ベルトが前記搬送コンベアと同程度の回転速度で回転し、前記ピンチローラは、前記袋詰めワークを前記フライト板側へ飛ばすことが可能な回転数で回転するものであることを特徴とする。
また、本発明に係るワーク積段装置は、前記上側プレスコンベアは、そのプレス用ベルトが搬送方向の入口部分で斜めになって掛け渡され、前記上側プレスコンベアおよび下側プレスコンベアは、そのプレス用ベルトの上下に向かい合った間隔が搬送方向の出口側にかけて狭くなるようにしたものであることが好ましい。
また、本発明に係るワーク積段装置は、前記上側プレスコンベアが、前記下側プレスコンベよりも搬送方向の出口側寸法が短いものであることが好ましい。
また、本発明に係るワーク積段装置は、前記フライト板が、前記上側プレスコンベアおよび下側プレスコンベアによって圧縮される前記袋詰めワークの設定厚に従い、所定距離ずつ段階的に下降させるものであることが好ましい。
本発明のワーク積段装置によれば、プレス用ベルトの回転が搬送コンベアと同程度にして搬送速度を遅くしているため、袋詰めワークの圧縮時間が長くなり、その厚みを設定値まで薄くすることができる。そして、高速回転する上下一対のピンチローラによって圧縮された姿勢のまま袋詰めワークをフライト板側へ飛ばすことにより、そのフライド板の上に圧縮された袋詰めワークを適切に積み重ねることができる。
ワーク積段装置の一例を概念的に示した側面図である。 袋詰めワークがガイドに引っかかった状態を示した図である。 積段部の最上位にある袋詰めワーク上面の位置が高くなってしまった状態を示した図である。 ワーク積段装置の一実施形態を概念的に示した側面図である。 図4に示した積段用コンベアの積段コンベア部分をより具体的に示した側面図である。 フライト板23の高さ調整を行うリフト機構を示した図である。 従来の箱詰装置について全体を示した平面図である。
次に、本発明に係るワーク積段装置の実施形態について図面を参照しながら以下に説明する。本実施形態で扱う袋詰めワークは、通常の大きさのティッシュペーパーを内容物とし、箱ではなくポリエチレンやポリプロピレンなどで作られた袋に詰めたものである。ワーク積段装置は、扁平形状の袋詰めワークを複数個重ね、これらを更にまとめて袋詰する包装機の上流側に設けられている。本実施形態では、袋詰めワークを5個ずつ重ねて束にするものである。
その際、袋詰めワークの厚さを一個ずつ薄くし、5個束ねた時の全高を低くするため、ティッシュペーパーを折り直す他、袋内の空気を押し出すように袋詰めワークを圧縮させる。そこで、本発明のワーク積段装置は、扁平形状の袋詰めワークを上下方向に押さえ込みながら搬送させる構成がとられている。図1は、そうしたワーク積段装置の一例を概念的に示した側面図である。
このワーク積段装置80は、積段用コンベアとしてベルト式プレスコンベアが構成され、図示するように、袋詰めワークWを搬送する上側プレスコンベア81と、それに対向して設置された下側プレスコンベア82が配置されている。
ところで、袋詰めワークWのティッシュペーパーは、所定の枚数が折りたたまれて束になっているが、その厚さが常に一定ではない。折り込みが十分ではなかったり、湿気の影響を受けたりするだけではなく、袋内に空気を多く含んでしまっていたりするからである。そのため、袋詰めワークWの厚さを50mmに設定したとしても、10mm程度の幅で誤差が生じてしまうことがある。ワーク積段装置80は、そうした誤差を修正すべく、圧縮によってティッシュペーパーに対して折り込みを行うほか、袋内の空気を抜くことにより袋詰めワークWの厚さ調整を行うものである。なお、袋詰めワークWは、ミシン目の他にも極めて微小な孔が排気孔として形成されており、押さえ込まれることによって中の空気が排出される。
ワーク積段装置80は、上下プレスコンベア81,82のそれぞれのプレス用ベルト811,821が、所定の間隔をあけて上下に向かい合うようにして掛け渡されている。そこには複数のローラ812,822が上下それぞれ配置され、袋詰めワークWの通過する間隔(例えば50mm)が設定されている。なお、図示していないが、上下プレスコンベア81,82にはそれぞれ駆動モータが設けられ、プレス用ベルト811,821にその回転が伝えられるよう構成されている。
袋詰めワークWは、空気を含んでいるため、いきなり押さえ込まれると内圧が高くなって袋のミシン目が破れてしまう。そこで、ワーク積段装置80は、袋詰めワークWがスムーズに進入できるようにすべく、入口部分は、搬送方向に向けて上下の幅が徐々に狭くなるように上側プレスコンベア81のプレス用ベルト811が斜めになっている。また、プレス用ベルト811,821の上下に向かい合った間隔も微小ではあるが出口側(図面右側)にかけて狭くなっている。
こうした積段用コンベアには、下流側に積段部85が設けられている。積段部85は、突当て板86や側板87によって仕切られており、袋詰めワークWをフライト板88の上に積み重ねられるよう構成されている。フライト板88は、不図示のリフト機構によって高さ調整が可能なものであり、袋詰めワークWの送り込みに応じて段階的に下降するものである。これは、積段用コンベアからの袋詰めワークWをほぼ同じ高さで受け入れることで、袋詰めワークWの積層状態を安定させるためである。
ところでワーク積段装置80では、袋詰めワークWを送り込む搬送コンベア79の搬送速度に比べ、上下プレスコンベア81,82が約3倍の速度で袋詰めワークWを搬送させている。出口側において袋詰めワークWを勢いよく排出し、横向きの姿勢を保ったまま積段部85まで飛ばすためであり、これによって袋詰めワークWを図示するように重ならせている。従って、排出時の飛び出し速度が遅いと、勢いが弱いため袋詰めワークWが突当て板86にまで達しないため、袋詰めワークWの後端が、図2に示すようにガイド89に引っかかってしい、フライト板88が下降すれば、袋詰めワークWが斜めに傾いてしまい、図示するように正しく積み重ねられない。
一方、積段部85側では、飛び出した袋詰めワークWをほぼそのままの姿勢で受けるように、フライト板88の位置制御によって着地高さが調整される。具体的には、積段部85に積み重ねられている最上位の袋詰めワークWの上面と、次に積段される袋詰めワークWの下面との高さの差hが極力狭いことが好ましい。そこで、袋詰めワークWを1個受け入れる度にフライト板88が1段階ずつ下降するように構成され、その下降距離が袋詰めワークWの設定厚(例えば50mm)に対応した寸法(例えば53mm)に設定されている。
仮に1段階分の下降距離(例えば60mm)が大き過ぎると、ワーク厚との差(約10mm)が積算され、最後の袋詰めワークW(例えば5個パックにする場合の5個目)が積段部85へ投入された際、例えば40mmもの深さになってしまう。すると、図2に示すように、積段部85に積み重ねられた最上位の袋詰めワークWの上面が低くなり、次に上下プレスコンベア81,82から飛び出した袋詰めワークWが縦向きに落ちてしまう可能性があり、梱包工程へ移動させることができずに積段エラーとなってしまう。
また、積算分の寸法を小さくするためには、フライト板88が下降する1段階分の距離をワークWの設定厚に合わせることも考えられる。しかし、上下プレスコンベア81,82を通過した袋詰めワークWの厚さが必ずしも一定になるわけではないため、フライト板88の下降距離より袋詰めワークWの厚さ寸法が大きくなってしまうことがある。すると、図3に示すように、積段部85に積み重ねられた最上位の袋詰めワークWの上面が高くなってしまい、次に送られる袋詰めワークWの進入高さと重なってしまう。そして、上下プレスコンベア81,82から飛び出した袋詰めワークWが当たってしまい、積段エラーが生じる。
こうした問題は、1段階分の下降距離に対してある程度の余裕をもってフライト板88を下降させたとしても生じ得る。ワーク積段装置80では、上下プレスコンベア81,82において袋詰めワークWが十分に圧縮されずに、ティッシュペーパーを十分に折り込むことができず、また空気を十分に抜くことができないため、ワーク厚が設定値以上になってしまうことがあるからである。特に、ワーク積段装置80の場合、袋詰めワークWが上下プレスコンベア81,82を短時間で通過するため、十分な圧縮を行うことができずに積段ミスが起こりやすい。
そこで次に、積段ミスを減らすためのワーク積段装置を提案する。図4は、そうしたワーク積段装置の一実施形態を概念的に示した側面図である。このワーク積段装置1は、図1の実施例と同様に、扁平形状の袋詰めワークWを圧縮搬送するベルト式プレスコンベアを有し、上側プレスコンベア3と下側プレスコンベア4とによって積段用コンベアが構成されている。そして更に、本実施形態には出口側には上下一対のピンチローラ5,6が設けられている。
ワーク積段装置1は、上側プレスコンベア3と下側プレスコンベア4との圧縮によってティッシュペーパーに対する強い折り込みを行うほか、袋内の空気を押し出すことにより袋詰めワークWの厚さを薄くするものである。上下プレスコンベア3,4は、それぞれのプレス用ベルト11,12が所定の間隔をあけ、上下に向かい合うようにして掛け渡されている。そこには複数のローラ13,14が上下にそれぞれ配置され、袋詰めワークWの通過する間隔が設定されている。
袋詰めワークWは、空気を含んでいるため、いきなり押さえ込まれると内圧が高くなって袋のミシン目が破れてしまう。そこで、ワーク積段装置1は、袋詰めワークWが上下プレスコンベア3,4へスムーズに進入できるようにすべく、入口部分は、搬送方向に向けて上下の幅が徐々に狭くなるように上側プレスコンベア3のプレス用ベルト11が斜めになっている。また、プレス用ベルト11,12の上下に向かい合った間隔も微小ではあるが出口側(図面右側)にかけて狭くなっている。
上下プレスコンベア3,4は、不図示の駆動モータがそれぞれに設けられ、プレス用ベルト11,12に回転が伝えられるよう構成されている。また、上下一対のピンチローラ5,6にも不図示の駆動モータがそれぞれに設けられ、回転が与えられる。本実施形態では、プレス用ベルト11,12の回転数を抑えて低速にし、上流側の搬送コンベア7と同程度の搬送スピードにする一方、ピンチローラ5,6の回転数を高くしている。
これは、上下プレスコンベア3,4の間を低速で通過させることにより、袋詰めワークWに対して時間をかけた十分な圧縮を行うためである。しかし、低速のまま排出したのでは積段部まで飛ばすための勢いが得られない。そこで、ピンチローラ5,6を設けることにより、袋詰めワークWに対する圧縮と積段部20への排出を区別し、そのピンチローラ5,6では、高速回転によって袋詰めワークWに勢いを付け、水平な姿勢を保って積段部20まで飛ばすことができるようにした。
上下プレスコンベア3,4の下流側(図面右側)には積段部20が設けられている。積段部20は、突当て板21や側板22によって仕切られており、袋詰めワークWがフライト板23の上に積み重ねられる。フライト板23は、不図示のリフト機構によって高さ調整が可能であり、積段された袋詰めワークWの数に応じて段階的に下降するよう構成されている。上下プレスコンベア3,4からの袋詰めワークWをほぼ同じ高さで受け入れるようにすることで、袋詰めワークWが安定して積み重ねられるようにするためである。
そこで、本実施形態のワーク積段装置1によれば、次のようにして袋詰めワークWの積段が行われる。先ず、袋詰めワークWは、搬送コンベア7を介して送られ、ワーク積段装置1へと進入する。袋詰めワークWは、下側プレスコンベア4のプレス用ベルト12に載り、上側プレスコンベア3の傾斜したプレス用ベルト11によって徐々に上から押さえ込まれていく。こうして上下方向に圧縮を受けた袋詰めワークWは、ティッシュペーパーに対して強い折り込みが行われ、袋内の空気が押し出される。特に、ワーク積段装置1は、プレス用ベルト11,12の回転が遅いため、袋詰めワークWの圧縮時間が長い。そのため、ティッシュペーパーに対して折り込みが強くつけられ、袋内の空気もしっかりと押し出され、袋詰めワークWの厚みがほぼ設定値まで薄くすることができる。
続いて、圧縮された袋詰めワークWはピンチローラ5,6に挟み込まれ、その高速回転によって前方へ飛ばされる。勢い良く排出された袋詰めワークWは、突当て板21に当たってフライト板23上に落下する。1個目は直接フライト板23の上に載り、2個目から5個目は袋詰めワークWの上に順次積み重ねられていく。その際、フライト板23は、1個の袋詰めワークWが搭載される毎に所定寸法だけ下降し、ピンチローラ5,6によって飛ばされた袋詰めワークWをほぼ同じ高さで受け入れている。そして、積段された5個の袋詰めワークWは、不図示のプッシャーによって梱包機の方へ押し出される。
次に、こうしたワーク積段装置1の構成を具体的に説明する。図5は、図4に示した積段用コンベア1の積段コンベア部分をより具体的に示した側面図である。そのため、図4で示した実施例と同一の構成については同じ符号を付して説明する。先ず、積段用コンベアは、前述したように、扁平形状の袋詰めワークWを圧縮搬送するベルト式プレスコンベアを有し、上側プレスコンベア3と下側プレスコンベア4とを備え、更にその搬送方向出口には上下一対のピンチローラ5,6が設けられている。
上下プレスコンベア3,4には、それぞれプレスコンベア用モータ31,32が設けられ、タイミングベルト33,34を介して回転伝達ローラ35,36へと回転が伝えられるよう構成されている。回転伝達ローラ35,36にはプレス用ベルト11,12が掛け渡されている。そのプレス用ベルト11,12は、上下それぞれに配置された複数のローラ13,14の他、テンションローラ37,38が設けられ、プレス用ベルト11,12のテンション調整が可能になっている。また、上下一対のピンチローラ5,6にはピンチローラ用モータ41,42が各々に設けられ、回転伝達用のタイミングベルト43,44によって連結されている。
上下プレスコンベア3,4は、プレス用ベルト11,12の回転数が上流側の搬送コンベア7(図4参照)と同じ搬送スピードに抑えられている。一方で、ピンチローラ5,6は、その回転速度が高く、袋詰めワークWが積段部20まで飛ばされるように設定されている。ピンチローラ5,6は、袋詰めワークWが滑らないように保持力があり耐摩耗性が高いものとして、例えばウレタンゴムが使用されている。また、袋詰めワークWの搬送速度はピンチローラ5,6で急激に早くなるので、排出側(図面右側)において上側プレスコンベア3が下側プレスコンベア4より短く形成されている。袋詰めワークWの搬送速度が高速に切り替わる時、その袋詰めワークWが上下プレスコンベア3,4の挟み込みから解放されているようにするためである。
積段用コンベアの隣には積段部20(図4参照)が設けられている。その積段部20では、前述したように袋詰めワークWが5個ずつ積み重ねられ、その後プッシャー51によって包装工程側へ押し出される。プッシャー51は、積段された袋詰めワークWを押し出すためのプレートであり、LMガイド52と一体になって図面左右方向にスライド可能な構成となっている。サーボモータ53とプーリ54との間にタイミングベルト55が掛け渡され、そのタイミングベルト55の回転によりLMガイド52が往復直線運動する。
ワーク積段装置1は、上下プレスコンベア3,4の回転が所定のタイミングで止められ、袋詰めワークWの搬送が一旦停止する。プッシャー51による押し出し作業を待つ間の時間調整を行うためである。そこで、上下プレスコンベア3,4の出口付近には、図5に示すポイントSに不図示のワーク検出センサーが設けられている。このワーク積段装置1を含む包装装置は不図示のコントローラが設けられ、プレスコンベア用モータ31,32などの駆動制御が行われている。ワーク検出センサーからの検出信号はコントローラに送られ、袋詰めワークWの積段個数がカウントされる。
ここで、図6は、フライト板23の高さ調整を行うリフト機構を示した図であり、図5に示すワーク積段装置1を図面右側から見た状態を示している。起立して固定された支柱61の上下2箇所にスプロケット62,63が取り付けられ、そこにチェーン64が掛け渡されている。チェーン64には等間隔に4つのフライト板23が設けられているが、上下方向を移動する際には水平状態を保つように固定されている。上方のスプロケット62は上下方向の位置調整が可能な構成になっており、下方のスプロケット63にはプーリ66が一体になり、サーボモータ67との間にタイミングベルト68が掛け渡されている。
そこで、このようなワーク積段装置1では、プレスコンベア用モータ31,32が駆動し、その回転がタイミングベルト33,34を介して回転伝達ローラ35,36へ伝えられる。そして、回転伝達ローラ35,36によりプレス用ベルト11,12が回転する。プレスコンベア用モータ31,32の回転数は、図1に示す上下プレスコンベア81,82より低く設定され、プレス用ベルト11,12の回転も直前の搬送コンベアと同じ速度である。
プレス用ベルト11,12は、テンションローラ37,38によって緩むことなく張った状態が保たれており、上下の隙間に入り込んだ袋詰めワークWが上下方向から押さえ付けられる。上下プレスコンベア3,4に入った袋詰めワークWは、図面右側方向に送られるが、その間中常に上下方向から圧縮を受けている。本実施形態では、プレス用ベルト11,12の回転速度が遅いため、時間をかけて袋詰めワークWが圧縮され、内容物であるティッシュペーパーに対して強い折り込みが行われ、包装体である袋の中の空気も十分に押し出される。このようにして上下プレスコンベア3,4を通過した袋詰めワークWは、その厚さが薄くなる。
ピンチローラ用モータ41,42の回転はタイミングベルト43,44を介して伝えられ、ピンチローラ5,6が高速回転している。上下プレスコンベア3,4を出た袋詰めワークWは、挟み込みから解放されると、先端部が次のピンチローラ5,6に引き込まれ、高速回転しているピンチローラ5,6によって一気に図面右側の積段部へと飛ばされる。このとき、後方の袋詰めワークWと間隔があくため、ワーク検出センサーによって袋詰めワークWの通過が検出され、その検出信号がコントローラへと送信される。
ピンチローラ5,6によって排出された袋詰めワークWは、積段部20まで飛んでフライト板23の上に載せられる。フライト板23は、サーボモータ67の駆動により、その回転出力がタイミングベルト68からプーリ66及びスプロケット63へと伝わり、チェーン64の回転となる。図6に示すチェーン64は反時計回りに回転し、下降側である図面左側上に位置するフライト板23に袋詰めワークWが載せられていく。
ワーク検出センサーの検出信号によって袋詰めワークWの積段が確認できるため、所定のタイミングでコントローラによってサーボモータ67が駆動し、袋詰めワークWが1個載せられる毎に所定距離だけフライト板23が下降する。こうしてピンチローラ5,6からの袋詰めワークWをほぼ同じ高さで受け、安定した積み重ねを行っている。袋詰めワークWがフライト板23上に5個重ねられると、フライト板23は、図6の左側下に示す高さにまで下降して停止するとともに、上下プレスコンベア3,4の回転も一旦停止し、プッシャー51によって梱包機側へ積層された状態のまま送り込まれる。
プッシャー51は、サーボモータ53の回転により、タイミングベルト55を介したLMガイド52のスライドによって図面右側への押し出し動作を行い、逆回転により図面左側へと移動して図示する状態に戻される。その後、チェーン64の回転により次のフライト板23が受け入れ位置に待機し、上下プレスコンベア3,4の回転が再開することにより、同じように袋詰めワークWの圧縮と積段とが行われる。
よって、本実施形態のワーク積段装置1によれば、プレス用ベルト11,12の回転を遅くして袋詰めワークWの圧縮時間を長くしたので、袋詰めワークWの厚みを設定値まで薄くすることができる。そのため、フライト板23上に重ねた袋詰めワークW1個分の厚さと、フライト板23の下降距離との誤差が小さくなるので、積段部20に積段された最上位の袋詰めワークWの上面の位置を、積段個数に関係なくほぼ一定にすることができる。これにより袋詰めワークWの積段ミスを大幅に軽減できる。
また、ワーク積段装置1は、積段させるまでの過程で袋詰めワークWの姿勢を横向きのまま変えないため、ワーク積段装置1の構成を簡潔にすることで装置の製造やメンテナンスの費用を抑えることにもなる。
更に、プッシャー51による押し出し作業に合わせて上下プレスコンベア3,4の一旦停止を行うが、その際、上下プレスコンベア3,4が低速であるため袋詰めワークWを所定位置で停止させることができる。すなわち停止の制御がし易く、ピンチローラ5,6に噛み込まれてしまうようなことがないため、再開後はピンチローラ5,6によって積段部20へとしっかり飛ばすことができ、フライト板23の上に適切に積み重ねられる。
以上、本発明に係るワーク積段装置について実施形態を説明したが、本発明はこれに限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
前記実施形態では、袋詰めワークWとしてティッシュを内容物としたものを例に挙げて説明したが、その他にも紙おむつ等を内容物としたものであってもよい。
1 ワーク積段装置
3 上側プレスコンベア
4 下側プレスコンベア
5,6 ピンチローラ
13,14 ローラ
20 積段部
23 フライト板
W 袋詰めワーク

Claims (4)

  1. 圧縮性のある内容物が排気孔を有する袋に詰められた袋詰めワークを対象とし、搬送コンベアから送られてくる前記袋詰めワークを上下動するフライト板の上に複数個重ねるワーク積段装置であり、
    前記袋詰めワークの搬送方向に設けられ、前記袋詰めワークを上下方向から挟み込んで圧縮するように上下に所定の間隔をあけ、複数のローラを介してプレス用ベルトが掛け渡された上側プレスコンベアおよび下側プレスコンベアと、その搬送方向出口側に前記袋詰めワークを挟み込む上下一対のピンチローラとを備え、
    前記上側プレスコンベアおよび下側プレスコンベアは、そのプレス用ベルトが前記搬送コンベアと同程度の回転速度で回転し、前記ピンチローラは、前記袋詰めワークを前記フライト板側へ飛ばすことが可能な回転数で回転するものであることを特徴とするワーク積段装置。
  2. 請求項1に記載するワーク積段装置において、
    前記上側プレスコンベアは、そのプレス用ベルトが搬送方向の入口部分で斜めになって掛け渡され、前記上側プレスコンベアおよび下側プレスコンベアは、そのプレス用ベルトの上下に向かい合った間隔が搬送方向の出口側にかけて狭くなるようにしたものであることを特徴とするワーク積段装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載するワーク積段装置において、
    前記上側プレスコンベアは、前記下側プレスコンベよりも搬送方向の出口側寸法が短いものであることを特徴とするワーク積段装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載するワーク積段装置において、
    前記フライト板は、前記上側プレスコンベアおよび下側プレスコンベアによって圧縮される前記袋詰めワークの設定厚に従い、所定距離ずつ段階的に下降させるものであることを特徴とするワーク積段装置。
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