JP2014125146A - 車両用エアコン装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】外気導入ダクトをカウルに対して強固に固定連結させる必要をなくし、もってカウルまたはカウルの上側に歩行者が接触した際の障害値低減を図ることが可能な車両用エアコン装置を提供する。
【解決手段】カウル4に形成された外気取り入れ口40から空調ユニット2に外気を導入させるための外気導入ダクト1と、インストルメントパネル6の裏面側に固定され、かつ空調ユニット2から送出される空気を車内の所定位置にガイドするための車内送風用ダクト3と、を具備している、車両用エアコン装置Aであって、外気導入ダクト1は、車内送風用ダクト3と一体成形され、または車内送風用ダクト3とは別体に形成された上で前記車内送風用ダクト3に接続されていることにより、車内送風用ダクト3に支持されている。
【選択図】 図1
【解決手段】カウル4に形成された外気取り入れ口40から空調ユニット2に外気を導入させるための外気導入ダクト1と、インストルメントパネル6の裏面側に固定され、かつ空調ユニット2から送出される空気を車内の所定位置にガイドするための車内送風用ダクト3と、を具備している、車両用エアコン装置Aであって、外気導入ダクト1は、車内送風用ダクト3と一体成形され、または車内送風用ダクト3とは別体に形成された上で前記車内送風用ダクト3に接続されていることにより、車内送風用ダクト3に支持されている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、車両用エアコン装置、さらに詳しくは、歩行者保護性能を高めるのに好適な車両用エアコン装置に関する。
車両用エアコン装置の一例として、特許文献1に記載のものがある。
同文献に記載の車両用エアコン装置は、カウルに形成された外気取り入れ口を通過した外気が外気導入ダクトを介して空調ユニットに送られ、かつこの空調ユニットで調整された空気が車内送風用ダクトを介して車内の所定箇所に導かれるように構成されている。外気導入ダクトは、カウルに対して相対移動不能なように固定連結されている。
同文献に記載の車両用エアコン装置は、カウルに形成された外気取り入れ口を通過した外気が外気導入ダクトを介して空調ユニットに送られ、かつこの空調ユニットで調整された空気が車内送風用ダクトを介して車内の所定箇所に導かれるように構成されている。外気導入ダクトは、カウルに対して相対移動不能なように固定連結されている。
しかしながら、前記従来技術においては、次のように、未だ改善すべき余地があった。
すなわち、従来では、外気導入ダクトがカウルに対して相対移動不能なように固定連結されているために、車両が歩行者を跳ね、この歩行者がカウルまたはその上側のカウルルーバに接触した際には、外気導入ダクトがカウルの変形や変移を抑制する部材として働くこととなる。このような作用は、歩行者の障害値をできる限り小さくする観点からすると、好ましいものではない。
すなわち、従来では、外気導入ダクトがカウルに対して相対移動不能なように固定連結されているために、車両が歩行者を跳ね、この歩行者がカウルまたはその上側のカウルルーバに接触した際には、外気導入ダクトがカウルの変形や変移を抑制する部材として働くこととなる。このような作用は、歩行者の障害値をできる限り小さくする観点からすると、好ましいものではない。
本発明は、前記したような事情のもとで考え出されたものであり、外気導入ダクトをカウルに対して強固に固定連結させる必要をなくし、もってカウルまたはカウルの上側に歩行者が接触した際の障害値低減を図ることが可能な車両用エアコン装置を提供することを、その課題としている。
上記の課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を講じている。
本発明により提供される車両用エアコン装置は、カウルに形成された外気取り入れ口から空調ユニットに外気を導入させるための外気導入ダクトと、インストルメントパネルの裏面側に固定され、かつ前記空調ユニットから送出される空気を車内の所定位置にガイドするための車内送風用ダクトと、を具備している、車両用エアコン装置であって、前記外気導入ダクトは、前記車内送風用ダクトと一体成形され、または前記車内送風用ダクトとは別体に形成された上で前記車内送風用ダクトに接続されていることにより、前記車内送風用ダクトに支持されていることを特徴としている。
このような構成によれば、外気導入ダクトが車内送風用ダクトに支持されるために、外気導入ダクトをカウルに対して強固に固定連結させる必要はなくなる。したがって、カウルにある程度大きな負荷入力があった際には、カウルと外気導入ダクトとを相対移動させることにより、カウルの変形や変移が外気導入ダクトによって大きく妨げられないようにすることが可能となる。このようなことから、カウルまたはカウルの上側に歩行者が接触した際の障害値低減を適切に図ることができる。
さらに、本発明によれば、カウルに外気導入ダクトを固定連結する作業が不要であるた
め、組立作業工程数の削減により、製造コストの低減を図ることもできる。
さらに、本発明によれば、カウルに外気導入ダクトを固定連結する作業が不要であるた
め、組立作業工程数の削減により、製造コストの低減を図ることもできる。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行なう発明の実施の形態の説明から、より明らかになるであろう。
以下、本発明の好ましい実施の形態について、図面を参照して具体的に説明する。
図1に示す車両用エアコン装置Aは、外気導入ダクト1、空調ユニット2、および車内送風用ダクト3を具備している。
外気導入ダクト1は、カウル4に形成された外気取り入れ口40から空調ユニット2の吸気口20に外気を導入させるためのダクトである。カウル4の上側には、カウルルーバ50が設けられている。カウル4の上部側には、フロントウインドシールド51の下部が支持されている。外気導入ダクト1は、樹脂製であり、後述するように、車内送風用ダクト3と一体成形されている。
外気導入ダクト1は、カウル4に形成された外気取り入れ口40から空調ユニット2の吸気口20に外気を導入させるためのダクトである。カウル4の上側には、カウルルーバ50が設けられている。カウル4の上部側には、フロントウインドシールド51の下部が支持されている。外気導入ダクト1は、樹脂製であり、後述するように、車内送風用ダクト3と一体成形されている。
空調ユニット2は、カウル4の下部のダッシュパネル52の車両後方側に配されており、外気導入ダクト1から吸気口20に流入した空気の温度調整用の熱交換器や送風用のファンなどを備えている。温度調整された空気は、同図(b)の排気口21から車内送風用ダクト3および図示されていないその他の車内送風用ダクトに送り込まれて車内の所定位置にガイドされる。車内送風用ダクト3は、たとえばサイドベンチレータダクトである。これ以外の車内送風用ダクトとして、センタベンチレータダクトや、フロントおよびサイドのデフロスタダクトなどがある。
車内送風用ダクト3および外気導入ダクト1は、ブロー成形品であり、これらは一体成形されている。車内送風用ダクト3は、空調ユニット2の上方において車幅方向に延びた部分30を有しており、この部分30の下面部と外気導入ダクト1の上面側部分とがリブ部31を介して一体的に繋がっている。車内送風用ダクト3は、インストルメントパネル6の裏面側(下面側)に固定されている。その固定手段としては、たとえば車内送風用ダクト3に設けられているブラケット部32を、ネジ体90を利用してインストルメントパネル6の裏面側の所定位置に固定させる手段が採用されている。
外気導入ダクト1は、外気取り入れ口40を通過した外気が外気導入ダクト1内に適切に流入するようにカウル4に接続されるが、この接続に際しては、ボルトや溶接などの固定連結手段は用いられていない。外気導入ダクト1の先端部には、フランジ部10が形成されており、このフランジ部10をループ状のシール材7を介して、カウル4の外気取り入れ口40の周縁部に当接させている。シール材7は、軟質かつ厚み方向の弾性変形量が大きいものであり、たとえばウレタン製である。このシール材7は、フランジ部10またはカウル4のいずれか一方のみに接着されている。好ましくは、車内送風用ダクト3をインストルメントパネル6に取り付ける際には、フランジ部10がカウル4に対して押し付けられた状態となるように、外気導入ダクト1や車内送風用ダクト3などの各部の寸法が規定されている。
次に、前記した車両用エアコン装置Aの作用について説明する。
まず、外気導入ダクト1は、フランジ部10がシール材7を介してカウル4に当接した状態にあり、カウル4にボルト止めなどが図られた状態にはない。ただし、この外気導入ダクト1は、車内送風用ダクト3と一体成形されて、この車内送風用ダクト3に支持された構造となっている。したがって、通常時においては、外気導入ダクト1のフランジ部10とカウル4との接続状態を適切に維持させておくことができ、この接続部分から空気漏れを生じないようにすることが可能である。
一方、カウル4にある程度の大きさの負荷入力が生じた場合には、カウル4と外気導入ダクト1とを相対移動させることが可能である。したがって、たとえばカウルルーバ50上に歩行者が接触し、その際の負荷がカウル4に作用した場合に、外気導入ダクト1がカウル4の突っ張り材として機能することは抑制され、カウル4の変形または変移が外気導入ダクト1の存在によって大きく阻害されないようにすることができる。したがって、歩行者の障害値が小さくなる効果が得られる。
さらに、本実施形態によれば、カウル4に外気導入ダクト1をボルト止めするといった作業が不要であるため、車両用エアコン装置Aの組み付け作業が簡素化される。したがって、製造コストを低減することもできる。
本発明は、上述した実施形態の内容に限定されない。本発明に係る車両用エアコン装置の各部の具体的な構成は、本発明の意図する範囲内において種々に設計変更自在である。
上述した実施形態では、外気導入ダクトと車内送風用ダクトとを一体成形したが、本発明はこれに限定されない。本発明では、それら2つのダクトを別体で形成した上で、これらを接続させてもよい。また、外気導入ダクトと一体成形され、または接続されるダクトは、サイドベンチレータダクトに限定されず、これとは別の車内送風用ダクトであってもよい。
A 車両用エアコン装置
1 外気導入ダクト
2 空調ユニット
3 車内送風用ダクト
4 カウル
6 インストルメントパネル
40 外気取り入れ口
1 外気導入ダクト
2 空調ユニット
3 車内送風用ダクト
4 カウル
6 インストルメントパネル
40 外気取り入れ口
Claims (1)
- カウルに形成された外気取り入れ口から空調ユニットに外気を導入させるための外気導入ダクトと、
インストルメントパネルの裏面側に固定され、かつ前記空調ユニットから送出される空気を車内の所定位置にガイドするための車内送風用ダクトと、
を具備している、車両用エアコン装置であって、
前記外気導入ダクトは、前記車内送風用ダクトと一体成形され、または前記車内送風用ダクトとは別体に形成された上で前記車内送風用ダクトに接続されていることにより、前記車内送風用ダクトに支持されていることを特徴とする、車両用エアコン装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012284585A JP2014125146A (ja) | 2012-12-27 | 2012-12-27 | 車両用エアコン装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012284585A JP2014125146A (ja) | 2012-12-27 | 2012-12-27 | 車両用エアコン装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014125146A true JP2014125146A (ja) | 2014-07-07 |
Family
ID=51404986
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012284585A Pending JP2014125146A (ja) | 2012-12-27 | 2012-12-27 | 車両用エアコン装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2014125146A (ja) |
-
2012
- 2012-12-27 JP JP2012284585A patent/JP2014125146A/ja active Pending
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