JP2014124234A - 金属製容器 - Google Patents

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里佳 石井
Sayuri Kitajima
小百合 北嶋
Kyohei Hayashi
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Abstract

【課題】ラックに収容した状態で、ラックから落下しにくい金属製容器を提供すること。
【解決手段】前面110aが開放されたラック本体と、該ラック本体の内部に略水平に配置される一つ以上の棚板120と、を備えるラック100に収容される、細胞凍結保存容器を収容する金属製容器1であって、底面部11、上面部12、及び側面部13を有する容器本体10と、容器本体10に設けられ、容器本体10をラック100に着脱可能に固定する固定部20と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、細胞凍結保存容器を収容する金属製容器に関する。
近年、臍帯血バンク、不妊治療分野、及び畜産分野等において、細胞を凍結保存しておくことの有用性が認められている。また、再生医療分野においても、脂肪由来幹細胞をはじめとする種々の細胞を凍結保存して利用することが期待されている。
そのため、細胞を凍結保存する場合に用いられる細胞凍結保存容器の需要が増加することが見込まれる。
細胞凍結保存容器は、可撓性を有する樹脂部材により扁平形状に形成されている。そして、この細胞凍結保存容器は、超低温の環境下で保存される。そこで、超低温の環境下において細胞凍結保存容器がもろくなって破損することを防ぐために、細胞凍結保存容器は、扁平な直方体形状を有する金属製容器に収容された状態で保存される(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−267471号公報
ところで、細胞凍結保存容器が収容された金属製容器は、前面が開口した直方体状のラック本体と、このラック本体の開口に着脱可能に取り付けられる蓋部材と、を備えるラックに複数個が収容された状態で液体窒素の中等の超低温の環境下に保存される。
そして、凍結保存された細胞を使用する場合には、ラック本体から蓋部材を取り外した後、ラック本体に収容された複数の金属製容器の中から、所望の細胞が保存された金属製容器を取り出して解凍する。
ここで、ラックは、超低温の環境下において保存されているため、ラックから金属製容器を取り出す場合には、厚手の手袋を着用して作業を行う。そのため、ラックに収容された複数の金属製容器の中から所望の細胞が保存された金属製容器のみを速やかに取り出すことが困難であった。また、金属製容器を取り出すために蓋部材を取り外した状態のラック本体から、収容された金属製容器が落下してしまう場合があった。
従って、本発明は、ラックに収容した状態でラックから落下しにくく、かつ、ラックから取り出しやすい金属製容器を提供することを目的とする。
本発明は、前面が開放された直方体状のラック本体と、該ラック本体の内部に略水平に配置され、該ラック本体の内部空間を上下方向に区画する一つ以上の棚板と、を備えるラックにおける前記棚板により区画された空間に収容される、可撓性を有する袋体により構成された細胞凍結保存容器を収容する金属製容器であって、底面部、上面部、及び側面部を有する直方体状の容器本体と、前記容器本体に設けられ、該容器本体を前記ラックに着脱可能に固定する固定部と、を備える金属製容器に関する。
また、前記固定部は、一の前記側面部に配置される挟持部からなり、前記一の側面部が下面となるように、かつ、前記上面部及び前記底面部が前記ラック本体の前面から背面に向かう方向に沿うように前記ラックに収容された状態で、前記挟持部は、前記棚板を前面側から挟持することが好ましい。
また、前記ラックは、前記棚板の上面及び/又は下面に該棚板に対して垂直に配置され前記ラック本体の前面から背面に向かって延びる複数の仕切り板を更に備え、前記固定部は、前記底面部又は上面部に配置される挟持部からなり、一の前記側面部が下面となるように、かつ、前記上面部及び前記底面部が前記仕切り板に沿うように前記ラックに収容された状態で、前記挟持部は、前記仕切り板を前面側から挟持することが好ましい。
また、前記ラック本体の背面側と前記棚板との間には、隙間が形成されており、前記固定部は、一の前記側面部に設けられる突起部により構成され、前記一の側面部が下面となるように、かつ、前記上面部及び前記底面部が前記ラック本体の前面から背面に向かう方向に沿うように前記ラックに収容された状態で、前記突起部は前記隙間に係合されることが好ましい。
また、前記容器本体は、下面が前記底面部を構成し、上面が開放された扁平な箱状の第1ケースと、上面が前記上面部を構成し下面が開放されると共に前記第1ケースに組み合わせられる扁平な箱状の第2ケースと、前記第1ケースと前記第2ケースとを開閉可能に連結する連結部と、を備え、前記連結部は、一の前記側面部を開閉軸として前記第1ケースと前記第2ケースとを連結することが好ましい。
また、前記一の側面部が下面となるように、かつ、前記上面部及び前記底面部が前記仕切り板に沿うように前記ラックに収容された状態で、前記ラック本体の前面側に位置する側面部から前記前面側に突出する把持部を更に備えることが好ましい。
また、前記固定部及び前記把持部は、一体的に形成されることが好ましい。
また、前記把持部には、鈎状部材を引掛け可能な引掛け部が形成されることが好ましい。
本発明の金属製容器によれば、ラックに収容した状態でラックから落下しにくく、かつ、ラックから取り出しやすい。
本発明の金属製容器を収容するラックを示す斜視図である。 蓋部材を取り外した状態のラックを前面側から視た図である。 第1実施形態の金属製容器を、連結側面部を底面として立てた状態で示す斜視図である。 第1実施形態の金属製容器を開いた状態で示す斜視図である。 第1実施形態の金属製容器を底面部側から視た図である。 第1ケースを展開した状態を示す図である。 第2ケース、固定部及び把持部を展開した状態を示す図である。 ラック本体に収容された状態の金属製容器を示す斜視図である。 ラック本体に収容された状態の金属製容器を、ラック本体の前面側及び上面部側から視た図である。 第2実施形態の金属製容器を底面部側から視た図である。 第3実施形態の金属製容器を示す図であり、ラック本体に収容された状態の金属製容器を、ラック本体の前面側及び側面側から視た図である。 第4実施形態の金属製容器を示す図であり、ラック本体に収容された状態の金属製容器を、ラック本体の側面側から視た図である。 第4実施形態の金属製容器における第2ケース、固定部及び把持部を展開した状態を示す図である。 第4実施形態の金属製容器における第2ケース、固定部及び把持部を示す斜視図である。 第5実施形態の金属製容器を示す図であり、ラック本体に収容された状態の金属製容器を、ラック本体の側面側から視た図である。 容器本体の変形例を示す図である。 容器本体の他の変形例を示す図である。
以下、本発明の金属製容器の好ましい各実施形態について、図面を参照しながら説明する。まず、第1実施形態の金属製容器1について説明する。
第1実施形態の金属製容器1は、臍帯血や幹細胞等の細胞を凍結保存する場合に用いられる細胞凍結保存容器(図示せず)を収容する。金属製容器1は、図1に示すように、扁平な略直方体状に形成される。そして、金属製容器1は、この金属製容器1を複数個収容可能なラック100に収容された状態で、液体窒素中等の超低温の環境下で保存される。
尚、細胞凍結保存容器は、可撓性を有する樹脂部材により扁平形状に形成されている。また、細胞凍結保存容器は、10ml〜30ml程度の細胞懸濁液を収容可能な大きさ(例えば90mm×70mm×5mm程度の大きさ)に形成される。
まず、ラック100の構成について、説明する。
ラック100は、ステンレス等の金属部材により構成され、図1及び図2に示すように、ラック本体110と、複数の棚板120と、複数の仕切り板130と、蓋部材140と、を備える。
ラック本体110は、前面110aが開放された直方体状に形成される。より具体的には、ラック本体110は、高さ方向HDの長さが幅方向WDの長さ及び奥行き方向DDの長さよりも長い縦長の直方体状に形成される。
図1及び図2に示すように、ラック本体110の一対の側面110bには、下部から上部に亘る開口111が形成される。また、ラック本体110の背面110cには、高さ方向HDに所定の間隔をあけて、複数の開口112が形成される。また、図1に示すように、ラック本体110の上面110d及び底面110eは、側面110bよりも前面110a側に延出した部分を有する。そして、上面110dにおける延出した部分には、幅方向WDに長い矩形形状の開口113が形成される。
棚板120は、ラック本体110の内部に略水平に配置され、ラック本体110に接合される。第1実施形態では、棚板120は、ラック本体110の高さ方向HDに所定間隔をあけて複数(4枚)配置される。また、棚板120は、ラック本体110の背面110cにおいて、上下に隣り合う開口112の間の位置に配置される。これにより、ラック本体110の内部空間は、上下方向に4つに区画され、これら区画されたそれぞれの空間の背面110c側に開口112が配置されることになる。
複数の棚板120は、ラック本体110の側面110bよりも前面110a側に延出した部分を有する。そして、複数の棚板120における延出した部分には、幅方向WDに長い矩形形状の開口121が形成される。また、複数の棚板120と、ラック本体110の背面110cとの間には、隙間122が形成されている(図9参照)。
棚板120により区画されたそれぞれの空間の高さは、図1及び図2に示すように、金属製容器1を、後述する連結側面部131が底面となるように立てた場合の高さよりも若干高くなっている。
仕切り板130は、棚板120の上面及び下面、並びにラック本体110の上面110dの下面側に配置される。仕切り板130は、棚板120に対して垂直に、かつ、ラック本体110の前面110aから背面110cに向かって延びるように配置される。仕切り板130は、ラック本体110の幅方向WDに所定の間隔をあけて複数配置される。これにより、ラック本体110の内部において棚板120により区画された空間は、複数の仕切り板130によって更に幅方向WDに仕切られる。
隣り合って配置される仕切り板130同士の間隔は、図2に示すように、金属製容器1の側面部13の厚さよりも広くなっている。
蓋部材140は、板状に形成され、ラック本体110の前面110aに着脱可能に取り付けられる。第1実施形態では、蓋部材140は、ラック本体110の上面110dに形成された開口113及び複数の棚板120それぞれに形成された開口121に、上から挿入されることでラック本体110に取り付けられる。また、複数の開口121及び開口113に挿入されてラック本体110に取り付けられた蓋部材140は、上方に引き抜かれることでラック本体110から取り外される。
蓋部材140には、高さ方向HDに所定の間隔をあけて、複数の開口141が形成される。複数の開口141は、蓋部材140をラック本体110に取り付けた状態において、複数の棚板120により区画された空間それぞれに対応する位置に形成される。
次に、第1実施形態の金属製容器1の構造につき、図3〜図7を参照しながら説明する。
金属製容器1は、ステンレス、アルミニウム等の熱伝導率の高い金属により構成される。この金属製容器1は、図3〜図5に示すように、容器本体10と、固定部としての挟持部20と、把持部30と、を備える。
容器本体10は、底面部11、上面部12及び4つの側面部13を有する直方体状に形成される。より詳細には、容器本体10は、側面部13の厚さが薄い扁平の直方体状に形成される。第1実施形態では、この容器本体10は、第1ケース14と、第2ケース15と、第1ケース14と第2ケース15とを連結する連結部16と、を備える。
第1ケース14は、図4に示すように、上面が開放された扁平な箱状に形成される。第1ケース14の下面は、容器本体10の底面部11を構成する。
第2ケース15は、下面が開放された扁平な箱状に形成される。第2ケース15の上面は、容器本体10の上面部12を構成する。第2ケース15は、第1ケースよりも一回り大きく形成される。第2ケース15は、第1ケース14の開放された面(上面)に第2ケース15の開放された面(下面)が向かい合った状態で第1ケース14に組み合わせられる。
連結部16は、第1ケース14と第2ケース15とを開閉可能に連結する。より具体的には、連結部16は、図4及び図5に示すように、4つの側面部13のうちの一の側面部である連結側面部131を開閉軸として、第1ケース14と第2ケース15とを連結する。第1実施形態では、第1ケース14と第2ケース15とは、ピン状の部材により開閉可能に連結される。
尚、第1ケース14及び第2ケース15における「上面」及び「下面」とは、容器本体10を閉じた状態において、底面部11が底面となるように配置した場合における上面及び下面となる面を示す。
固定部20は、容器本体10に設けられ、この容器本体10をラック100に着脱自在に固定する。第1実施形態では、固定部20は、連結側面部131に配置される挟持部20からなる。この挟持部20は、図3〜図5に示すように、側面部13と略同じ幅の金属製の板状部材が折り曲げられて構成される。より具体的には、挟持部20は、図5に示すように、板状部材を連結側面部131に沿うように連結側面部131の長手方向の一端から延出させた後、連結側面部131を底面とした状態における上側に屈曲した部分を有するように折り返し、その後、再び連結側面部131側に延出させて形成されている。そして、板状部材の先端側は、連結側面部131との間に所定の隙間を形成した状態で、連結側面部131に沿うように配置される。これにより、挟持部20は、連結側面部131との間にラック100を構成する棚板120のような板状部材を挟持可能に構成される。
把持部30は、側面部13から突出する。この把持部30は、ラック100に収容された金属製容器1を取り出す場合に、把持等される部分となる。第1実施形態では、把持部30は、挟持部20と一体的に形成される。即ち、把持部30は、挟持部20における容器本体10から延出した部分により構成される。この把持部30には、鈎状部材を引掛け可能な引掛け部31が形成される。第1実施形態では、引掛け部31は、挟持部20を構成する板状部材が折り返された部分に形成される環状の部分により構成される。
以上の金属製容器1において、第1ケース14は、図6に示すように、所定の形状に打ち抜かれた一枚の金属板が折り曲げられて形成される。
また、第2ケース15、挟持部及び把持部30は、図7に示すように、所定の形状に打ち抜かれた一枚の金属板が折り曲げられて形成される。
次に、第1実施形態の金属製容器1をラック100に収容する手順、及びラック100に収容された金属製容器1を取り出す手順について、図1、図8及び図9を参照しながら説明する。
金属製容器1をラック100に収容する場合、金属製容器1は、棚板120で区画され、かつ、仕切り板130で仕切られた空間に収容される。そして、金属製容器1は、図1に示すように、連結側面部131が下面となるように、かつ、底面部11及び上面部12が仕切り板130の延びる方向に沿うようにラック本体110に収容される。また、金属製容器1は、挟持部20及び把持部30が配置された側がラック本体110の前面110a側に位置するように、ラック本体110に収容される。
そして、図8及び図9に示すように、金属製容器1をラック本体110に収容するときには、挟持部20により棚板120を前面110a側から挟持するように、容器本体10をラック本体110に挿入する。
このようにして、ラック本体110に複数の金属製容器1を収容した後、蓋部材140を開口113及び開口121に挿入して、ラック本体110の前面110aに取り付ける。
ここで、図9に示すように、ラック本体110の前面110a側に位置する側面部13からの把持部30の突出長さL1は、側面部13から蓋部材140までの長さL2よりも短く構成される。これにより、ラック本体110に蓋部材140を取り付ける場合に、挟持部20及び把持部30が蓋部材140の取り付けを妨げない。
ラック100に収容された金属製容器1を取り出す場合には、まず、蓋部材140をラック本体110から取り外す。次いで、ラック本体110に収容された金属製容器1の把持部30を把持し、又は把持部30に形成された引掛け部31に鈎状部材を引っ掛けて、金属製容器1をラック本体110の前面110a側に引き出す。これにより、棚板120を前面110a側から挟持していた挟持部20による棚板120の挟持状態が解除され、金属製容器1は容易に取り出される。
また、ラック本体110から金属製容器1を取り出す場合には、ラック本体110の背面110cに形成された開口112から容器本体10を押してもよい。このようにしても挟持部20による棚板120の挟持状態を容易に解除し、金属製容器1を取り出せる。
以上説明した第1実施形態の金属製容器1によれば、以下のような効果を奏する。
(1)前面110aが開放された直方体状のラック本体110と、このラック本体110の前面110aに着脱可能な蓋部材140と、を備えるラック100に収容される金属製容器1を、直方体状の容器本体10と、ラック100に着脱可能な固定部20と、を含んで構成した。これにより、ラック100に金属製容器1を収容する場合に、容器本体10をラック100に固定できる。よって、ラック本体110に収容された金属製容器1がラック本体110の内部で容易に移動しないので、ラック100から金属製容器1を取り出す場合に、ラック本体110から金属製容器1が落下することを防げる。また、所望の金属製容器1を取り出しやすい。
(2)ラック100を、複数の棚板120と複数の仕切り板130と、を含んで構成した。また、固定部20を、連結側面部131に配置した挟持部20により構成し、この挟持部20を、金属製容器1をラック100に収容した状態で、棚板120を前面110a側から挟持する位置に配置した。これにより、金属製容器1を、連結側面部131が底面となるように立てた状態でラック本体110に収容する場合に、挟持部20を棚板120に挟持させることで固定させられる。よって、金属製容器1のラック本体110に対する固定を、金属製容器1をラック本体110に収容する動作の流れを妨げることなく行える。また、金属製容器1のラック本体110に対する固定の解除を、金属製容器1をラック本体110から取り出す動作の流れを妨げることなく行える。
(3)挟持部20及び第2ケース15を、一枚の金属板を折り曲げて一体的に構成した。これにより、挟持部20を備える金属製容器1を、部材の点数を増やすことなく製造できるので、金属製容器1を製造する工数及びコストの増加を抑えられる。
(4)金属製容器1を、容器本体10の側面部13から突出する把持部30を含んで構成した。これにより、金属製容器1をラック本体110に収容した場合に、把持部30をラック本体110の前面110a側に突出させられるので、ラック本体110に収容された金属製容器1をより取り出しやすくできる。
(5)把持部30を、挟持部20と一体的に形成した。これにより、把持部30及び挟持部20を備える金属製容器1を、部材の点数を増やすことなく製造できるので、金属製容器1を製造する工数及びコストの増加を抑えられる。また、把持部30を把持して引き出す動作により、挟持部20による金属製容器1の棚板120への固定状態を容易に解除できる。
(6)把持部30を、引掛け部31を含んで構成した。これにより、ラック本体110に収容された金属製容器1を、鈎状の部材を用いて容易に取り出せる。よって、超低温の環境下で保存されることに起因して、厚手の手袋を着用した状態で行われるラック100からの金属製容器1の取り出し性をより向上させられる。
次に、本発明の金属製容器の第2実施形態について、図10を参照しながら説明する。尚、第2実施形態の説明にあたって、同一構成要件については同一符号を付し、その説明を省略もしくは簡略化する。
第2実施形態の金属製容器1は、挟持部20及び把持部30が、容器本体10と別部材により構成されている点で、第1実施形態と異なる。
より具体的には、第2実施形態では、容器本体10を、熱伝導性に特に優れるアルミニウムにより構成し、挟持部20及び把持部30を、弾性に優れるステンレスにより構成している。そして、容器本体10の連結側面部131に、挟持部20及び把持部30を接合して金属製容器1を構成している。
第2実施形態の金属製容器1によれば、上述した(1)、(2)、(4)〜(6)の効果を奏する他、以下のような効果を奏する。
(7)挟持部20及び把持部30を、容器本体10と別部材により構成した。これにより、挟持部20を、容器本体10の材質に制限されることなく形成できる。よって、挟持部20を、より挟持性に優れた材料により構成できる。
次に、本発明の金属製容器の第3実施形態について、図11を参照しながら説明する。
第3実施形態以降の金属製容器は、固定部及び把持部の構成において第1実施形態と相違する。
第3実施形態の金属製容器1Aでは、固定部としての挟持部20A及び把持部30Aは、図11に示すように、容器本体10の上面部12における連結側面部131側に配置される。また、挟持部20A及び把持部30Aは、第1ケース14を構成する部材及び第2ケース15を構成する部材とは、別部材により構成される。そして、これら挟持部20A及び把持部30Aは、第2ケース15(上面部12)に接合される。
第3実施形態では、金属製容器1Aは、連結側面部131が下面となるように、かつ、上面部12及び底面部11が仕切り板130に沿うようにラック100に収容された状態で、挟持部は、仕切り板130をラック本体110の前面110a側から挟持する。
第3実施形態の金属製容器1Aによれば、上述した(1)、(4)〜(6)の効果を奏する他、以下のような効果を奏する。
(8)挟持部20Aを、金属製容器1Aをラック100に収容した状態で、仕切り板130を前面110a側から挟持する位置に配置した。これにより、金属製容器1Aを、連結側面部131が底面となるように立てた状態でラック本体110に収容する場合に、挟持部20Aを棚板120に挟持させることで固定させられる。よって、金属製容器1Aのラック本体110に対する固定を、金属製容器1Aをラック本体110に収容する動作の流れを妨げることなく行える。また、金属製容器1Aのラック本体110に対する固定の解除を、金属製容器1Aをラック本体110から取り出す動作の流れを妨げることなく行える。
次に、本発明の第4実施形態に係る金属製容器1Bについて、図12〜図14を参照しながら説明する。
第4実施形態では、固定部は、連結側面部131に設けられる突起部20Bにより構成される。そして、この突起部20Bは、連結側面部131が下面となるように、かつ、上面部12及び底面部11が仕切り板130に沿うように金属製容器1Bがラック100に収容された状態で、棚板120に形成された隙間122に係合される。
第4実施形態では、突起部20B及び把持部30Bは、図13及び図14に示すように、連結側面部131を構成する第2ケース15と一体的に、一枚の金属板を折り曲げることで形成される。
第4実施形態の金属製容器1Bによれば、上述した(1)、(4)、(6)の効果を奏する他、以下のような効果を奏する。
(9)固定部を、連結側面部131に設けられる突起部20Bにより構成し、この突起部20Bを棚板120に形成された隙間122に係合する位置に配置した。これにより、連結側面部131が下面となるようにラック本体110に金属製容器1Bを収容することで、突起部20Bを隙間122に係合させられるので、金属製容器1Bを容易にラック100に固定させられる。
(10)突起部20B、把持部30B及び第2ケース15を一枚の金属板を折り曲げて一体的に構成した。これにより、突起部20B及び把持部30Bを備える金属製容器1Bを、部材の点数を増やすことなく製造できるので、金属製容器1Bを製造する工数及びコストの増加を抑えられる。
次に、本発明の第5実施形態に係る金属製容器1Cについて、図15を参照しながら説明する。
第5実施形態では、固定部は、金属製容器1Cを、連結側面部131が下面となるように、かつ、上面部12及び底面部11が仕切り板130に沿うようにラック100に収容した場合における背面110c側に位置する側面部13に配置される挟持部20Cにより構成される。そして、挟持部20Cは、ラック本体110の背面110cに形成された開口112部分において、ラック本体110の背面110cを挟持する。
また、把持部30Cは、金属製容器1Cを、連結側面部131が下面となるように、かつ、上面部12及び底面部11が仕切り板130に沿うようにラック100に収容した場合における前面110a側に位置する側面部13に配置される。
第5実施形態では、挟持部20C及び把持部30Cは、それぞれ、第2ケース15とは別部材により構成され、第2ケース15に接合される。
第5実施形態の金属製容器1Cによれば、上述した(1)、(4)、(6)の効果を奏する他、以下のような効果を奏する。
(11)挟持部20Cを、金属製容器1Cがラック100に収容された場合に、ラック本体110の背面110c側に位置する側面部13に配置した。これにより、金属製容器1Cをラック100に収容した場合に、挟持部20Cを、ラック本体110の背面110cに形成された開口112部分において、ラック本体110の背面110cに挟持させて金属製容器1Cを固定させられる。
以上、本発明の好ましい各実施形態について説明したが、本発明は、上述した各実施形態に制限されるものではなく、適宜変更が可能である。
例えば、第3実施形態では、挟持部20A及び把持部30Aを、容器本体10の上面部12に配置したが、これに限らない。即ち、挟持部及び把持部を、容器本体の底面部に配置してもよい。
また、第1実施形態〜第5実施形態では、容器本体10を、第1ケース14と第2ケース15とを連結側面部131を開閉軸として連結して構成したが、これに限らない。即ち、図16に示すように、容器本体10Aを、一の面が開放された直方体状の第1ケース14Aと、この第1ケース14Aにスライド可能に収容される第2ケース15Aと、により構成してもよい。また、図17に示すように、容器本体10Bを、第1ケース14Bと第2ケース15Bとを、互いの一の角部分を回動軸として回動可能に連結して構成してもよい。
また、第4実施形態では、突起部20Bを、棚板120に形成された隙間122に係合させたが、これに限らない。即ち、棚板に貫通穴又は凹部を形成し、この貫通穴又は凹部に突起部を係合させてもよい。
1,1A,1B,1C 金属製容器
10 容器本体
11 底面部
12 上面部
13 側面部
14 第1ケース
15 第2ケース
16 連結部
20 挟持部(固定部)
20A 挟持部(固定部)
20B 突起部(固定部)
20C 挟持部(固定部)
30,30A,30B,30C 把持部
31 引掛け部
100 ラック
110 ラック本体
120 棚板
130 仕切り板
131 連結側面部(一の側面部)
140 蓋部材

Claims (8)

  1. 前面が開放された直方体状のラック本体と、該ラック本体の内部に略水平に配置され、該ラック本体の内部空間を上下方向に区画する一つ以上の棚板と、を備えるラックにおける前記棚板により区画された空間に収容される、可撓性を有する袋体により構成された細胞凍結保存容器を収容する金属製容器であって、
    底面部、上面部、及び側面部を有する直方体状の容器本体と、
    前記容器本体に設けられ、該容器本体を前記ラックに着脱可能に固定する固定部と、を備える金属製容器。
  2. 前記固定部は、一の前記側面部に配置される挟持部からなり、
    前記一の側面部が下面となるように、かつ、前記上面部及び前記底面部が前記ラック本体の前面から背面に向かう方向に沿うように前記ラックに収容された状態で、
    前記挟持部は、前記棚板を前面側から挟持する請求項1に記載の金属製容器。
  3. 前記ラックは、前記棚板の上面及び/又は下面に該棚板に対して垂直に配置され前記ラック本体の前面から背面に向かって延びる複数の仕切り板を更に備え、
    前記固定部は、前記底面部又は上面部に配置される挟持部からなり、
    一の前記側面部が下面となるように、かつ、前記上面部及び前記底面部が前記仕切り板に沿うように前記ラックに収容された状態で、
    前記挟持部は、前記仕切り板を前面側から挟持する請求項1に記載の金属製容器。
  4. 前記ラック本体の背面側と前記棚板との間には、隙間が形成されており、
    前記固定部は、一の前記側面部に設けられる突起部により構成され、
    前記一の側面部が下面となるように、かつ、前記上面部及び前記底面部が前記ラック本体の前面から背面に向かう方向に沿うように前記ラックに収容された状態で、前記突起部は前記隙間に係合される請求項1に記載の金属製容器。
  5. 前記容器本体は、下面が前記底面部を構成し、上面が開放された扁平な箱状の第1ケースと、上面が前記上面部を構成し下面が開放されると共に前記第1ケースに組み合わせられる扁平な箱状の第2ケースと、前記第1ケースと前記第2ケースとを開閉可能に連結する連結部と、を備え、
    前記連結部は、一の前記側面部を開閉軸として前記第1ケースと前記第2ケースとを連結する請求項1〜4のいずれかに記載の金属製容器。
  6. 前記一の側面部が下面となるように、かつ、前記上面部及び前記底面部が前記ラック本体の前面から背面に向かう方向に沿うように前記ラックに収容された状態で、前記ラック本体の前面側に位置する側面部から前記前面側に突出する把持部を更に備える請求項1〜5のいずれかに記載の金属製容器。
  7. 前記固定部及び前記把持部は、一体的に形成される請求項6に記載の金属製容器。
  8. 前記把持部には、鈎状部材を引掛け可能な引掛け部が形成される請求項6又は7に記載の金属製容器。
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