JP2014123511A - 照光式操作装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】操作部材の周囲に間接照明により照光される被照光領域が形成され、かつ、操作部材がスライド操作された場合であってもその被照光領域の形状が維持される照光式操作装置を提供すること。
【解決手段】照光式操作装置であって、回路基板(14)と、光源(15)と、スライド部材(30)と、操作部材(70)と、ケース(10)と、導光手段(50)とを備え、導光手段(50)は、スライド部材(30)及び操作部材(70)と一体にスライド方向にスライド可能であり、操作部材(70)は、重なり部(73)を含んで導光手段(50)を覆う形状を有し、ケース(10)は、対向面(12c)を有し、対向面(12c)は、隙間(S)を通った光により照光される被照光領域の形状を操作部材(70)が中立状態及びスライド状態のいずれにおいてもスライド方向の両側において同一の形状に維持することが可能な形状を有すること。
【選択図】図3

Description

本発明は、車両等に備えられた電子機器の操作に使用するための照光式操作装置に関するものである。
従来、様々な電子機器に搭載される照光式の操作装置として、操作者に操作される操作部材が直接照光されるのではなく、この操作部材の周囲が照光されるものが知られている。例えば、特許文献1には、遮光性を有する操作部材と、この操作部材との間に隙間を形成しながら当該操作部材を囲むケースと、光源と、この光源から出射される光を前記隙間に導く導光部材とを備える照光式操作装置が開示されている。この照光式操作装置では、前記導光部材から出射された光が前記隙間から漏れるようにして前記ケースの外側に導かれる。
特開2008−300253号公報
上記特許文献1に記載の照光式操作装置が、前記ケースの上面と平行な方向であるスライド方向にスライド操作される操作部材を有するものに適用された場合、前記隙間、すなわち、前記導光部材から出射された光により照光される被照光領域の形状が変化する。具体的には、前記操作部材が前記スライド方向における一方側にスライド操作されると、前記隙間のうち前記一方側の領域が狭くなり、逆にその反対側の領域が広くなる。このように、前記操作部材のスライド操作に伴って前記被照光領域の形状が変化するので、前記操作部材をスライド操作したときの外観が損なわれるという問題がある。
また、デザイン上、前記操作部材の周囲は間接照明により照光されることが望まれている。
本発明の目的は、操作部材の周囲に間接照明により照光される被照光領域が形成され、かつ、操作部材がスライド操作された場合であってもその被照光領域の形状が維持される照光式操作装置を提供することである。
前記課題を解決するために、本発明は、照光式操作装置であって、回路基板と、前記回路基板に実装された光源と、前記回路基板に対して当該回路基板と平行なスライド方向にスライドすることが可能なスライド部材と、前記スライド部材と一体に前記スライド方向にスライドするようにスライド操作を受けるとともに遮光性を有する操作部材と、前記操作部材との間に前記スライド方向と直交する方向の隙間を形成しながら前記光源を覆う形状を有するとともに遮光性を有するケースと、前記光源から出射される光を前記隙間へ導く導光手段とを備え、前記導光手段は、前記スライド部材に保持されており当該スライド部材及び前記操作部材と一体に前記スライド方向にスライド可能であり、前記操作部材は、前記スライド操作を受けていない中立状態及び前記スライド操作を受けたスライド状態のいずれにおいても前記回路基板と垂直な方向について前記ケースと重なる重なり部を含んで前記導光手段に対して前記回路基板側とは反対側から当該導光手段を覆う形状を有し、前記ケースは、前記隙間を介して前記重なり部と対向する対向面を有し、この対向面は、当該対向面に形成される領域であって前記導光手段から出射されて前記隙間を通った光により照光される被照光領域の形状を前記操作部材が前記中立状態及び前記スライド状態のいずれにおいても前記スライド方向の両側において同一の形状に維持することが可能な形状を有する照光式操作装置を提供する。
本発明によれば、前記操作部材及び前記ケースが遮光性を有するとともに、前記操作部材は、前記重なり部を含んで前記導光手段を覆う形状を有するので、前記光源から出射された光は前記隙間を通じて前記ケースの外側に漏れるように出射され、これにより、前記操作部材の周囲に間接照明により照光された領域である前記被照光領域が形成される。また、前記導光手段は前記スライド部材と一体でスライドし、かつ、前記対向面は、前記被照光領域の形状を前記操作部材が前記中立状態及び前記スライド状態のいずれにおいても前記スライド方向の両側において同一の形状に維持することが可能な形状を有するので、前記操作部材がスライド操作された場合であっても、前記被照光領域の形状が維持される。
この場合において、前記導光手段は、前記光源から出射された光を前記操作部材側へ導く本体部と、この本体部から前記隙間に向かって延びる形状を有し前記本体部から出射された光を前記重なり部と前記対向面との間に導くガイド部とを有することが好ましい。
このようにすれば、前記導光手段から出射された光が前記隙間に効率よく導かれるので、前記被照光領域の輝度が向上される。
さらにこの場合において、前記重なり部は、前記ガイド部を前記スライド方向の外側から被覆する被覆部を有することが好ましい。
このようにすれば、前記被照光領域の輝度が向上されつつ、前記隙間から前記ガイド部における外側の部位、すなわち、前記被照光領域よりも輝度の高い部位が操作者に直接視認されるのが防止される。
また、本発明において、前記導光手段は、前記スライド部材に対して固定される導光部材と、この導光部材とは別の部材で構成されかつ前記スライド部材に保持されており前記操作部材を取り付けるための取付部材とを有し、前記導光部材は、前記光源から出射された光を受光する受光部と、この受光部で受けた光を前記取付部材へ向けて出射する出射部とを有することが好ましい。
このようにすれば、前記導光手段に入射する前記光源からの光量が安定する。例えば、前記取付部材に取り付けられている操作部材が前記スライド部材に対してがたつくような操作を受けたとしても、この取付部材と前記導光部材とは別部材で構成されていることから前記操作部材のがたつきが前記導光部材に伝達されないので、前記受光部の前記光源に対する位置が安定的に保持される。
また、本発明において、前記光源は、前記スライド方向と直交する方向について前記操作部材の中央部と重なる位置に配置されており、前記導光手段は、前記光源から出射された光を受光する受光面を有するとともにこの受光面で受けた光を前記隙間に向かって導く形状を有し、前記受光面は、前記操作部材が前記中立状態及び前記スライド状態のいずれにおいても前記光源と対向しながら当該光源から出射される光を受光可能な形状を有することが好ましい。
このようにすれば、前記操作部材が前記中立状態及び前記スライド状態のいずれの場合においても前記受光面が受光する光源からの光量が確保され、しかも、前記光源は、前記スライド方向と直交する方向について前記操作部材の中央部と重なる位置に配置されるだけなので、少ない数の光源で前記被照光領域の輝度が確保される構造が構築される。
この場合において、前記光源は、前記操作部材の前記スライド方向の中心を通るとともに前記スライド方向と直交する方向の軸に対して当該スライド方向の一方側に配置された第一光源と、前記軸に対して前記スライド方向の他方側に配置されており前記第一光源と同じ光量の光を出射する第二光源とを有し、前記受光面は、前記操作部材が前記中立状態のときに前記第一光源及び前記第二光源から出射されるそれぞれの光を均一に受光し、かつ、前記操作部材が前記スライド方向の一方側及び他方側のいずれにスライド操作された場合においても前記第一光源及び前記第二光源から受光するそれぞれの光の光量の合計が等しくなる形状を有することが好ましい。
このようにすれば、二つの光源を用いるだけで、前記操作部材が前記中立状態及び前記スライド状態のいずれにおいても前記被照光領域の全域にわたって輝度ムラの発生が防止される。
以上のように、本発明によれば、操作部材の周囲に間接照明により照光される被照光領域が形成され、かつ、操作部材がスライド操作された場合であってもその被照光領域の形状が維持される照光式操作装置を提供することができる。
本発明の第一実施形態の照光式操作装置の分解斜視図である。 図1に示す照光式操作装置を図1とは異なる角度から見た状態の分解斜視図である。 図1に示す照光式操作装置の平面図である。 図3に示すIV−IV線での断面図である。 図3に示す操作部材が左側へスライド操作された状態の平面図である。 図5に示すVI−VI線での断面図である。 図1に示す操作装置の変形例を示す断面図である。 図1に示す操作装置の変形例を示す断面図である。 本発明の第二実施形態の操作装置の断面図である。
(第一実施形態)
本発明の第一実施形態の操作装置について、図1〜図8を参照しながら説明する。
図1〜図6に示されるように、本実施形態の操作装置は、ケース10と、回路基板14と、この回路基板に実装された光源15、スライド検出素子16及び回転検出素子17と、ベース20と、このベース20に対して特定のスライド方向(図1の左右方向)へのスライドが可能となるように当該ベース20に支持されるスライド部材30と、光源15から出射された光をケース10の外側へ導く導光手段50と、スライド部材30と一体にスライド方向にスライドするようにスライド操作を受ける操作部材70とを備えている。
ここで、以下の説明において、図1及び図4に示すように、前記スライド方向を左右方向とし、この左右方向と直交する方向のうち回路基板14と操作部材70とを結ぶ方向を上下方向とする。また、操作部材70及びスライド部材30がベース20に対してスライド方向に変位していない状態を中立状態とし、両者がスライド方向に変位した状態をスライド状態とする。
図1〜図6に示されるように、ケース10は、略矩形状のリアケース11と、光源15及びスライド部材30を取り囲む形状のフロントケース12とを有する。フロントケース12は、遮光性を有する。フロントケース12は、光源15及びスライド部材30の周囲を取り囲む略四角筒状の周壁12aと、この周壁12aの上端に接続された上壁12bとを有する。上壁12bは、操作部材70との間に上下方向の隙間Sを形成しながらこの操作部材70と上下方向に対向する対向面12cを有する。図3〜図6に示されるように、この対向面12cには、後述の被照光領域Rが形成される。なお、図4及び図6では、被照光領域Rは、便宜上、対向面12cに施されたハッチングにより示されている。
回路基板14は、略矩形状であり、リアケース11上に固定される。光源15は、回路基板14の略中央に実装される。より具体的には、光源15は、上下方向について操作部材70の中央部と重なる位置に実装される。本実施形態では、光源15は、第一光源15aと第二光源15bとを有する。第一光源15aは、操作部材70のスライド方向の中心を通るとともにスライド方向と直交する上下方向に延びる軸(後述の回転軸)に対してスライド方向の一方側(図3の左側)に配置されている。第二光源15bは、前記軸に対してスライド方向の他方側(図3の右側)に配置されており、第一光源15aと同じ光量の光を出射する。スライド検出素子16は、操作部材70がスライド方向における特定のスライド操作位置までスライド操作されたことを検出するものであり、回路基板14のうちスライド方向の両側部に実装されている。回転検出素子17は、後述の回転部材41の回転を検出するものであり、光源15の近傍に実装されている。
ベース20は、回路基板14とともにリアケース11に固定される。このベース20は、ベース本体21と、このベース本体21に取り付けられる駆動部材25とを有する。ベース本体21は、その外形が回路基板14のそれと略同じ形状の平板部22と、この平板部22の上面に設けられた駆動部材保持部23及び案内レール24とを有する。平板部22は、スライド検出素子16を当該平板部22の上方に露出させるための穴22aと、回転検出素子17を当該平板部22の上方に露出させるための穴22bとを有する。駆動部材保持部23は、上下方向及び左右方向の双方に直交する方向の揺動軸を中心として駆動部材25が揺動可能となるように当該駆動部材25を保持する。案内レール24は、左右方向に長い形状を有し、平板部22に対してスライド部材30がスライド方向へスライドするように案内する。駆動部材25は、スライド部材30によってスライド方向に押圧されたときに前記揺動軸を中心として揺動することでスライド検出素子16を押圧する。
スライド部材30は、案内レール24の案内を受けながらスライド方向へスライドするスライダー31と、このスライダー31に対して相対回転可能に保持された回転部材41とを有する。
スライダー31は、回転部材41を回転可能に支持する支持部32aを含んだスライダー本体32と、スライダー本体32の下面に設けられており案内レール24の案内を受ける被案内部33と、導光手段50を保持する保持部34と、導光手段50のスライダー本体32への組み付けを案内する案内部35と、回転部材41の回転に伴って操作者にクリック感を付与するためのクリック部材を収容するクリック部材収容部36と、駆動部材25を押圧する駆動部材押圧部37とを有する。スライダー本体32は、回転検出素子17を当該スライダー本体32の上方に露出させるための穴32bを有する。支持部32aは、スライダー本体32における筒状の部位の上端に形成されている。被案内部33は、スライド方向に長く、かつ、案内レール24に嵌合可能な形状を有する。保持部34は、スライダー本体32の上端から下方に向かって切り欠かれた形状を有する。案内部35は、スライダー本体32から下方に向かって延びる形状を有し、その下端で導光手段50と係合する。つまり、この案内部35は、スライダー本体32に対して組み付けられた状態における導光手段50の上方への離脱を防止する機能を有する。クリック部材収容部36には、クリック部材、すなわち、クリックピース38と、このクリックピース38を回転部材41側に付勢する付勢部材39とが収容される。駆動部材押圧部37は、スライダー31がスライド方向にスライドしたときに駆動部材25を押圧する。これにより、平板部22の穴22aを通じてスライダー31側に露出したスライド検出素子16が押圧される。
回転部材41は、特定の回転軸回りに回転可能に支持される。回転部材41は、回転検出素子17を駆動する駆動部42と、当該回転部材41の回転に伴って付勢部材39の付勢力に抗しながらクリックピース38を上下動させる節度山部43と、導光手段50を係止する係止部44とを有する。駆動部42は、平板部22の穴22b及びスライダー本体32の穴32bを通じて回転部材41側に露出した回転検出素子17を回転方向に押圧する。節度山部43は、前記回転軸回りの周方向に全域にわたって凹凸が交互に配置された形状を有する。
導光手段50は、光源15から出射された光を操作部材70とフロントケース12との隙間Sに導くものであり、導光性を有する透明な材料からなる。本実施形態の導光手段50は、スライダー31に対して固定される導光部材51と、導光部材51とは別の部材で構成されており操作部材70を取り付けるための取付部材61とを有する。
導光部材51は、光源15から出射された光を操作部材70側へ導く本体部を構成する。この導光部材51は、前記回転軸と同じ中心軸を有する上下方向に長い円筒状の第一導光部52と、第一導光部52の上端につながった第二導光部53と、案内部35の下端に係合する突出部54と、保持部34に保持される被保持部55とを有する。第一導光部52は、その下端に光源15から出射された光を受光する受光部52aを有する。図4及び図6に示すように、受光部52aは、光源15と対向しており、スライダー31がスライド方向に変位していない状態(図4の状態)及びスライド方向に変位している状態(図6の状態)のいずれにおいても光源15から出射された光を受光する受光面を含む。この受光面は、操作部材70が前記中立状態のときに第一光源15a及び第二光源15bから出射されるそれぞれの光を均一に受光し、かつ、操作部材70がスライド方向の一方側及び他方側のいずれにスライド操作された場合においても第一光源15a及び第二光源15bから受光するそれぞれの光の光量の合計が等しくなる形状を有する。本実施形態では、この受光面は、回路基板14と平行な面に形成されている。第二導光部53は、第一導光部52の上端から上方に向かうにしたがって次第にその径が大きくなる略すり鉢状を呈する。この第二導光部53は、受光部52aから受光した光を取付部材61へ向けて出射する出射部53aを有する。本実施形態の出射部53aは、第二導光部53の上端に形成されており径方向の外側を向く外周面で構成される。突出部54は、第一導光部52の下部に形成されており当該第一導光部52から外側に向かって突出する形状を有する。被保持部55は、第二導光部53から径方向の外側に向かって突出しており、保持部34に嵌合可能な形状を有する。
取付部材61は、回転部材41に取り付けられる下筒状部62と、この下筒状部62の上側に形成された上筒状部63と、両筒状部の境界に形成されたガイド部64とを有する。下筒状部62は、係止部44に係止される被係止部62aを有する。下筒状部62及び上筒状部63は、前記回転軸と同じ中心軸を有し、かつ、互いに同じ径を有する。ガイド部64は、両筒状部の境界の外周面から外側へ、より具体的には、前記隙間Sへ向かって延びる形状を有する。このガイド部64は、前記回転軸を中心とする円環状を呈する。このガイド部64により、第二導光部53から出射された光が前記隙間Sへ導かれる。
操作部材70は、スライド部材30と一体にスライド方向にスライドするようにスライド操作を受ける。本実施形態では、操作部材70は、回転部材41と一体に前記回転軸回りに回転可能となっている。この操作部材70は、遮光性を有する。例えば、透明の樹脂からなる成形品の表面に遮光塗装が施されることにより、遮光性を有する操作部材70が得られる。
操作部材70は、操作者により把持される円筒状の被把持部71と、この被把持部71の上端を塞ぐ天壁72と、被把持部71の下端から径方向の外側に向かって延びる重なり部73とを有する。被把持部71は、前記回転軸と同じ中心軸を有し、取付部材61の上筒状部63に外嵌される径を有する。重なり部73は、前記回転軸を中心とする円環状を呈し、フロントケース12の対向面12cとの間に上下方向の隙間Sを形成した状態で当該対向面12cと上下方向に重なる。より具体的には、図4及び図6に示されるように、重なり部73は、操作部材70が前記中立状態及び前記スライド状態のいずれにおいても隙間Sを介して対向面12cと重なる。この重なり部73は、ガイド部64を径方向の外側から被覆する被覆部73aを有する。
ここで、図3及び図5に示されるように、対向面12cには、導光手段50から出射されて前記隙間Sを通った光により照光される被照光領域Rが形成される。そして、この対向面12cは、被照光領域Rの形状を操作部材70が前記中立状態及び前記スライド状態のいずれにおいてもスライド方向の両側において同一の形状に維持することが可能な形状を有する。本実施形態では、この対向面12cは、操作部材70の周囲の全域にわたって前記回転軸と直交する面と平行となるように平坦に形成されている。具体的には、対向面12cは、重なり部73の外形よりも一回り大きな径を有する円環状に形成されている。このように、ガイド部64、重なり部73及び対向面12cのすべてが円環状を呈することから、被照光領域Rは円環状を呈する。
次に、操作部材70が操作されたときの被照光領域Rの形状について、図3及び図5を参照しながら説明する。
図3に示されるように、被照光領域Rは、操作部材70が中立状態のときは前記回転軸を中心とする円環状を呈する。そして、図5に示されるように、操作部材70が左側へスライド操作されると、導光手段50も操作部材70及びスライド部材30とともに左側へスライドし、かつ、対向面12cは平坦な円環状に形成されているので、被照光領域Rは、その円環状の形状を維持しながら左側に変位する。なお、このとき、スライド検出素子16が押圧される。また、被照光領域Rは、操作部材70が回転操作されたときもその形状を維持する。なお、このとき、操作部材70の回転角度に応じた回数だけ回転検出素子17が押圧され、それに合わせてクリックピース38及び節度山部43により操作者にクリック感が伝達される。
以上説明したように、本実施形態の照光式操作装置によれば、操作部材70及びケース10が遮光性を有するとともに、操作部材70は、重なり部73を含んで導光手段50を覆う形状を有するので、光源15から出射された光は隙間Sを通じてケース10の外側に漏れるように出射され、これにより、操作部材70の周囲に間接照明により照光された領域である被照光領域Rが形成される。また、導光手段50はスライド部材30と一体でスライドし、かつ、対向面12cは、被照光領域Rの形状を操作部材70が前記中立状態及び前記スライド状態のいずれにおいてもスライド方向の両側において同一の形状に維持することが可能な形状を有するので、操作部材70がスライド操作された場合であっても、被照光領域Rの形状が維持される。
また、導光手段50は、光源15から出射された光を操作部材70側へ導く本体部と、この本体部から隙間Sに向かって延びる形状を有し本体部から出射された光を重なり部73と対向面12cとの間に導くガイド部64とを有するので、導光手段50から出射された光が隙間Sに効率よく導かれる。よって、被照光領域Rの輝度が向上される。
さらに、重なり部73は、ガイド部64をスライド方向の外側から被覆する被覆部73aを有するので、被照光領域Rの輝度が向上されつつ、隙間Sからガイド部64における外側の部位、すなわち、被照光領域Rよりも輝度の高い部位が操作者に直接視認されるのが防止される。
また、本実施形態の導光手段50は、スライド部材30に対して固定される導光部材51と、この導光部材51とは別の部材で構成され、かつスライド部材30に保持された取付部材61とを有し、導光部材51は、光源15から出射された光を受光する受光部52aと、この受光部52aで受けた光を取付部材61へ向けて出射する出射部53aとを有するので、導光手段50に入射する光源15からの光量が安定する。例えば、取付部材61に取り付けられている操作部材70がスライド部材に対してがたつくような操作を受けたとしても、この取付部材61と導光部材51とは別部材で構成されていることから操作部材70のがたつきが導光部材51に伝達されないので、受光部52aの光源15に対する位置が安定的に保持される。
また、本実施形態の光源15は、上下方向について操作部材70の中央部と重なる位置に配置されており、導光手段50の受光面は、操作部材70が前記中立状態及び前記スライド状態のいずれにおいても光源15と対向しながら光源15から出射される光を受光可能な形状を有するので、操作部材70が前記中立状態及び前記スライド状態のいずれの場合においても受光面が受光する光源15からの光量が確保され、しかも、光源15は、上下方向について操作部材70の中央部と重なる位置に配置されるだけなので、少ない数の光源15で被照光領域Rの輝度が確保される構造が構築される。
さらに、光源15は、前記回転軸に対してスライド方向の一方側に配置された第一光源15aと、前記回転軸に対して前記スライド方向の他方側に配置されており第一光源15aと同じ光量の光を出射する第二光源15bとを有し、受光面は、操作部材70が前記中立状態のときに第一光源15a及び第二光源15bから出射されるそれぞれの光を均一に受光し、かつ、操作部材70がスライド方向の一方側及び他方側のいずれにスライド操作された場合においても第一光源15a及び第二光源15bから受光するそれぞれの光の光量の合計が等しくなる形状を有するので、二つの光源を用いるだけで、操作部材70が前記中立状態及び前記スライド状態のいずれにおいても被照光領域Rの全域にわたって輝度ムラの発生が防止される。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
例えば、本実施形態では、操作部材70が被覆部73aを有する例について示したが、図7に示されるように、この被覆部73aは省略されてもよい。さらに、図8に示されるように、取付部材61のガイド部64も省略されてもよい。
また、第一実施形態では、フロントケース12の対向面12cが平坦に形成されている例を示したが、この対向面12cは、被照光領域Rの形状を操作部材70が前記中立状態及び前記スライド状態のいずれにおいてもスライド方向の両側において同一の形状に維持することが可能な形状であれば、上記形状に限られない。
また、第一実施形態では、操作部材70がスライド操作及び回転操作を受けることが可能な例を示したが、回転部材41や回転検出素子17等が省略され、この操作部材70がスライド操作のみを受けることが可能な構成であってもよい。
(第二実施形態)
本発明の第二実施形態について、図9を参照しながら説明する。なお、この第二実施形態では、第一実施形態と異なる部分についてのみ説明を行い、第一実施形態と同じ構造、作用及び効果の説明は省略する。
本実施形態では、導光手段50が単一の部材で構成されている。つまり、導光手段50は、第一導光部52及び第二導光部53を有する本体部と、この本体部とつながっており操作部材70を取り付けるための取付部とを有する。具体的には、この導光手段50は、第一実施形態の出射部53aと上筒状部63の内周面とがつなげられることにより単一の部材とされている。
本実施形態の導光手段50は、操作部材70の回転とともにスライダー31に対して相対回転するので、本体部は、スライダー31に対して相対回転可能となるように当該スライダー31に保持される。具体的には、本体部は、突出部54及び被保持部55を有しておらず、また、案内部35は、第一導光部52と接触することなく当該第一導光部52の周囲を取り囲む筒状を呈する。
以上説明したように、本実施形態の照光式操作装置では、導光手段50が単一の部材から構成されているので、部品点数が削減されて、組立工数及び製造上の管理コストが低減される。
10 ケース
11 リアケース
12 フロントケース
12c 対向面
14 回路基板
15 光源
15a 第一光源
15b 第二光源
20 ベース
21 ベース本体
25 駆動部材
30 スライド部材
31 スライダー
34 保持部
35 案内部
41 回転部材
50 導光手段
51 導光部材(本体部)
52 第一導光部
52a 受光部
53 第二導光部
53a 出射部
54 突出部
55 被保持部
61 取付部材
64 ガイド部
70 操作部材
73 重なり部
73a 被覆部
S 隙間
R 被照光領域

Claims (6)

  1. 照光式操作装置であって、
    回路基板と、
    前記回路基板に実装された光源と、
    前記回路基板に対して当該回路基板と平行なスライド方向にスライドすることが可能なスライド部材と、
    前記スライド部材と一体に前記スライド方向にスライドするようにスライド操作を受けるとともに遮光性を有する操作部材と、
    前記操作部材との間に前記スライド方向と直交する方向の隙間を形成しながら前記光源を覆う形状を有するとともに遮光性を有するケースと、
    前記光源から出射される光を前記隙間へ導く導光手段とを備え、
    前記導光手段は、前記スライド部材に保持されており当該スライド部材及び前記操作部材と一体に前記スライド方向にスライド可能であり、
    前記操作部材は、前記スライド操作を受けていない中立状態及び前記スライド操作を受けたスライド状態のいずれにおいても前記回路基板と垂直な方向について前記ケースと重なる重なり部を含んで前記導光手段に対して前記回路基板側とは反対側から当該導光手段を覆う形状を有し、
    前記ケースは、前記隙間を介して前記重なり部と対向する対向面を有し、この対向面は、当該対向面に形成される領域であって前記導光手段から出射されて前記隙間を通った光により照光される被照光領域の形状を前記操作部材が前記中立状態及び前記スライド状態のいずれにおいても前記スライド方向の両側において同一の形状に維持することが可能な形状を有する照光式操作装置。
  2. 請求項1に記載の照光式操作装置において、
    前記導光手段は、前記光源から出射された光を前記操作部材側へ導く本体部と、この本体部から前記隙間に向かって延びる形状を有し前記本体部から出射された光を前記重なり部と前記対向面との間に導くガイド部とを有する照光式操作装置。
  3. 請求項2に記載の照光式操作装置において、
    前記重なり部は、前記ガイド部を前記スライド方向の外側から被覆する被覆部を有する照光式操作装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の照光式操作装置において、
    前記導光手段は、前記スライド部材に対して固定される導光部材と、この導光部材とは別の部材で構成されかつ前記スライド部材に保持されており前記操作部材を取り付けるための取付部材とを有し、
    前記導光部材は、前記光源から出射された光を受光する受光部と、この受光部で受けた光を前記取付部材へ向けて出射する出射部とを有する照光式操作装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の照光式操作装置において、
    前記光源は、前記スライド方向と直交する方向について前記操作部材の中央部と重なる位置に配置されており、
    前記導光手段は、前記光源から出射された光を受光する受光面を有するとともにこの受光面で受けた光を前記隙間に向かって導く形状を有し、
    前記受光面は、前記操作部材が前記中立状態及び前記スライド状態のいずれにおいても前記光源と対向しながら当該光源から出射される光を受光可能な形状を有する照光式操作装置。
  6. 請求項5に記載の照光式操作装置において、
    前記光源は、前記操作部材の前記スライド方向の中心を通るとともに前記スライド方向と直交する方向の軸に対して当該スライド方向の一方側に配置された第一光源と、前記軸に対して前記スライド方向の他方側に配置されており前記第一光源と同じ光量の光を出射する第二光源とを有し、
    前記受光面は、前記操作部材が前記中立状態のときに前記第一光源及び前記第二光源から出射されるそれぞれの光を均一に受光し、かつ、前記操作部材が前記スライド方向の一方側及び他方側のいずれにスライド操作された場合においても前記第一光源及び前記第二光源から受光するそれぞれの光の光量の合計が等しくなる形状を有する照光式操作装置。
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