JP2014119600A - 定着方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】定着部材の長手方向においてシートを均等に加熱加圧する定着装置及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】実施形態の定着装置は、発熱部を備える第1の回転部と、複数の加圧力により前記第1の回転部との間にニップを形成するエンドレスの対向部と、前記対向部を第1の加圧力で前記第1の回転部方向に加圧する第2の回転部とを備え、前記第1の回転部或いは前記第2の回転部の少なくともいずれか一方の直径を、軸方向の端部から中央部に向けて増加する。
【選択図】図3
【解決手段】実施形態の定着装置は、発熱部を備える第1の回転部と、複数の加圧力により前記第1の回転部との間にニップを形成するエンドレスの対向部と、前記対向部を第1の加圧力で前記第1の回転部方向に加圧する第2の回転部とを備え、前記第1の回転部或いは前記第2の回転部の少なくともいずれか一方の直径を、軸方向の端部から中央部に向けて増加する。
【選択図】図3
Description
実施形態は、プリンタや複合機等に搭載され、シートを均等に加熱加圧する定着装置及び画像形成装置に関する。
プリンタやMulti Function Peripheral(MFP)等の画像形成装置では、エネルギーを節約し、ウォーミングアップ時間の短縮を得るよう、定着温度を低下して、シートを加熱加圧定着する装置がある。他方、エネルギーを加えることにより消えるトナーやインク等の着色剤を用いる画像形成装置では、画像を消色することなく良好な定着を得るために、定着温度の低減を必要とする。定着温度を低く設定する加熱加圧定着装置では温度の低減を補うために加圧力を高めている。しかしながら、加熱加圧定着装置で加圧力を高めると、加圧力により定着部材が変形して、長手方向においてシートを均等の加圧力で加圧できない恐れがある。
この発明が解決しようとする課題は、定着部材の長手方向において、シートを均等に加熱加圧する定着装置及び画像形成装置を提供することである。
上記課題を達成するために、実施形態の定着装置は、発熱部を備える第1の回転部と、複数の加圧力により前記第1の回転部との間にニップを形成するエンドレスの対向部と、前記対向部を第1の加圧力で前記第1の回転部方向に加圧する第2の回転部とを備え、前記第1の回転部或いは前記第2の回転部の少なくともいずれか一方の直径を、軸方向の端部から中央部に向けて増加する。
以下実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
第1の実施形態の画像形成装置を図1乃至図6を参照して説明する。図1は第1の実施形態の画像形成装置の一例であるMulti Function Peripheral(以下MFPと略称する。)10を示す概略構成図である。MFP10は、画像形成部であるプリンタ部11、スキャナ部12、給紙部13、排紙部22を備える。
第1の実施形態の画像形成装置を図1乃至図6を参照して説明する。図1は第1の実施形態の画像形成装置の一例であるMulti Function Peripheral(以下MFPと略称する。)10を示す概略構成図である。MFP10は、画像形成部であるプリンタ部11、スキャナ部12、給紙部13、排紙部22を備える。
給紙部13は、それぞれ給紙ローラ15a、15bを有する第1及び第2の給紙カセット13a、13bを備える。給紙カセット13a、13bは、記録媒体であるシートPとして、未使用のシート或いはリユースのシート(画像を消色処理により消去したシート)を共に給紙可能である。
プリンタ部11は、矢印m方向に回転する感光体ドラム14を一様に帯電する帯電器16、スキャナ部12からの画像データ等に基づいたレーザ光17aを、帯電された感光体ドラム14に照射して、感光体ドラム14上に静電潜像を形成するレーザ露光器17を備える。プリンタ部11は、感光体ドラム14上の静電潜像にトナーを供給する現像器18、感光体ドラム14上に形成されたトナー像を記録媒体であるシートPに転写する転写器20、クリーナ21を備える。
現像器18は、例えばトナーと磁性キャリアの混合物である二成分現像剤を用いて感光体ドラム14上の静電潜像にトナーを供給する。二成分現像剤に用いるトナーは、例えば所定の温度で加熱することにより消色可能な消色トナーである。消色トナーは、例えばバインダー樹脂に、色材を含有させてなる。色材は少なくとも呈色性化合物、顕色剤及び消色剤殻構成される。色材は必要に応じて、変色温度調節剤などを適宜組み合わせて、ある一定の温度以上で発色が消えるような構成を選択できる。消色トナーは、例えば特開2010−191430号公報、特開2011−113093号公報等に記載の公知の方法で得ることができる。
色材を構成する呈色性化合物としては、ロイコ染料が一般的によく知られたものとして使われる。ロイコ染料は、後述する顕色剤により発色することが可能な電子共与性の化合物である。ロイコ染料として例えばジフェ二ルメタンフタリド類、フェニルインドリルフタリド類、インドリルフタリド類、ジフェニルメタンアザフタリド類、フェニルインドリルアザフタリド類、フルオラン類、スチリノキノリン類、ジアザローダミンラクトン類等を挙げることができる。
色材を構成する顕色剤は、ロイコ染料にプロトンを与える電子受容性の化合物である。顕色剤としては、例えばフェノール類、フェノール金属塩類、カルボン酸金属塩類、芳香族カルボン酸及び炭素数2〜5の脂肪族カルボン酸、ベンゾフェノン類、スルホン酸、スルホン酸塩、リン酸類、リン酸金属塩類、酸性リン酸エステル、酸性リン酸エステル金属塩類、亜リン酸類、亜リン酸金属塩類、モノフェノール類、ポリフェノール類、1、2、3−トリアゾール及びその誘導体等がある。さらにその置換基としてアルキル基、アリール基、アシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシ基及びそのエステル又はアミド基、ハロゲン基等を有するもの、ビス型及びトリス型フェノール等、フェノール−アルデヒド縮合樹脂等、さらにこれらの金属塩が挙げられる。これらは、2種以上混合して使用しても良い。
色材を構成する消色剤は、呈色性化合物、顕色剤および消色剤の3成分系において、熱により呈色化合物と顕色剤による発色反応を阻害し、無色にすることができるものであれば公知のものを用いることができる。温度ヒステリシスを利用する消去剤は、発色消色機構として瞬間消去性において優れている。温度ヒステリシスを利用した発色消色機構では、発色した消色トナーを、特定の消色温度以上に加熱して消色することができる。例えば消色トナーは、比較的低い温度でシートに定着でき、定着温度よりも例えば10℃程度高い温度で消色する。
温度ヒステリシスを引き起こすことが可能な消色剤としては、例えばアルコール類、エステル類、ケトン類、エーテル類、酸アミド類がある。エステル類が特に好ましい。具体的には、例えば置換芳香族環を含むカルボン酸エステル、無置換芳香族環を含むカルボン酸と脂肪族アルコールのエステル、分子中にシクロヘキシル基を含むカルボン酸エステル、脂肪酸と無置換芳香族アルコール又はフェノールのエステル、脂肪酸と分岐脂肪族アルコールのエステル、ジカルボン酸と芳香族アルコール又は分岐脂肪族アルコールのエステル、ケイ皮酸ジベンジル、ステアリン酸ヘプチル、アジピン酸ジデシル、アジピン酸ジラウリル、アジピン酸ジミリスチル、アジピン酸ジセチル、アジピン酸ジステアリル、トリラウリン、トリミリスチン、トリステアリン、ジミリスチン、ジステアリン等がある。これらは、2種以上混合して使用しても良い。
バインダー樹脂は、配合される色材の消色温度より低い温度で定着できるような低融点あるいはガラス転移点温度Tgが低い樹脂であれば、特に種類を制限されるものではない。バインダー樹脂としては、例えばポリエステル樹脂、ポリスチレン樹脂、スチレン/アクリレート共重合体樹脂、ポリエステル−スチレン/アクリレートハイブリッド樹脂、エポキシ樹脂、ポリエーテル・ポリオール樹脂等がある。これらバインダー樹脂は、配合される色材に合わせて適宜選択可能である。
プリンタ部11は、感光体ドラム14から排紙部22に達する間に、定着装置31を備える。MFP10は、給紙部13から感光体ドラム14、定着装置31を経て排紙部22にシートPを搬送する搬送部である搬送路27を備える。搬送路27は、搬送ローラ28、感光体ドラム14上のトナー像に同期して、感光体ドラム14及び転写器20間にシートPを搬送するレジストローラ対30及び定着後にシートPを排紙部22に排出する排紙ローラ32を備える。
これらの構成によってMFP10は、給紙部13から給紙されたシートPに、プリンタ部11によって形成された消色トナー画像を転写する。MFP10は、消色トナー画像を有するシートPを定着装置31で定着し、プリント完成後排紙部22に排紙する。画像形成装置はこれに限らない。画像形成装置は、非消色トナーを用いるものであっても良い。画像形成装置は、消色トナーを用いるプリンタ部と非消色トナーを用いるプリンタ部の複数のプリンタ部を備えても良い。画像形成装置は、インクジェット方式のプリンタ部を備えていても良い。インクジェット方式のプリンタ部は、消色可能なインクを用いても良い。
次に定着装置31について詳述する。定着装置31は、図2に示すように、例えば第1の回転部であるヒートローラ33と、加圧ベルト機構34を備える。定着装置31は、ヒートローラ33と加圧ベルト機構34の間に、ニップ36を形成し、シートPをニップ36に挟んで搬送して、シートPにトナー像を加熱加圧定着する。
ヒートローラ33は、例えば第1の直径である直径45mm、肉厚1.0mmの中空のアルミ(Al)ローラの表面をフッ素コート層で被覆してなる。ヒートローラ33は中空内部に、発熱部であり発熱量が同じである2本のハロゲンランプ37a、37bを備える。例えば、2本のハロゲンランプ37a、37bのうちの1本の配光エリアを、ヒートローラ33の軸方向のセンタエリアとし、他の1本の配光エリアを、ヒートローラ33のセンタエリアの両側のサイドエリアとする。2本のハロゲンランプ37a、37bで、ヒートローラ33の軸方向の全長のエリアを発熱する。発熱部はヒータランプ方式に限らず、IHヒータ方式であっても良い。
加圧ベルト機構34は、例えばポリイミド(PI)あるいはニッケル(Ni)等の基材にゴム層を積層した表面をフッ素チューブ等で被覆した対向部である加圧ベルト38を備える。加圧ベルト機構34は、加圧ベルト38をヒートローラ33側に加圧する第2の加圧部である例えば幅8.4mmのニップパッド40を備える。
ニップパッド40は、例えば肉厚3.5mmのシリコンゴムを補助板金に貼り合わせてなる。ニップパッド40は、加圧ベルト38と接触する面を滑りシートで被覆して、加圧ベルト38との摩擦を低減する。加圧ベルト機構34は、ニップパッド40をヒートローラ33方向に第2の加圧力である例えば20Nの加圧力で加圧する加圧機構40aを備える。
加圧ベルト機構34は、加圧ベルト38の矢印q方向の回転方向において、ニップパッド40より上流にベルトヒートローラ41を備える。加圧ベルト機構34は、加圧ベルト38の矢印q方向の回転方向において、ニップパッド40より下流に第2の回転部である出口加圧ローラ42を備える。加圧ベルト機構34は、加圧ベルトを一定のテンションで引っ張り、ベルトヒートローラ41と出口加圧ローラ42間の距離を調整するテンションローラ43を備える。
ベルトヒートローラ41は、例えば直径17mm、肉厚1.0mmの中空のアルミ(Al)ローラの表面に離型層を被覆してなる。ベルトヒートローラ41は中空内部に、ハロゲンランプ41aを備える。テンションローラ43は、例えば直径10mmのステンレス鋼(SUS)に、肉厚50μmのPFA樹脂(テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)からなるチューブを被覆してなる。
出口加圧ローラ42は、図3に示すように、例えば直径16mmのステンレス鋼(SUS)の芯がね42aを備える。出口加圧ローラ42は、芯がね42aの周囲に肉厚2.5mm、硬度JIS−A60°のソリッドゴム層42bを接着している。出口加圧ローラ42は、軸42c方向の、端部から中央部に向けて直径が増加する正クラウン形状となっている。出口加圧ローラ42は、ソリッドゴム層42bを、端部から中央部に向けて肉厚となるように加工してなる。出口加圧ローラ42のクラウン量は0.5mmである。第2の直径を備える出口加圧ローラ42の中央部(C)の直径は21mm、端部(S)の直径は20.5mmである。
加圧ベルト機構34は、ベルトヒートローラ41、出口加圧ローラ42及びテンションローラ43により、加圧ベルト38を張架する。定着装置31は、加圧ベルト機構34のニップパッド40から出口加圧ローラ42まで加圧ベルト38をヒートローラ33に接触して、ワイドなニップ36を形成する。加圧ベルト機構34は、出口加圧ローラ42をヒートローラ33方向に第1の加圧力である例えば300Nの加圧力で加圧する加圧機構46を備える。加圧機構46の加圧力により、出口加圧ローラ42は、加圧ベルト38を介して、ヒートローラ33との間に加圧力の高いニップ36aを形成する。
定着装置31は、例えばモータ44により出口加圧ローラ42を駆動して加圧ベルト38を矢印q方向に回転し、モータ45によりヒートローラ33を矢印r方向に回転する。ヒートローラ33或いは加圧ベルト38のいずれかを駆動し、他方を従動させても良い。
プリントの開始により定着装置31では、ハロゲンランプ37a、37bが、ヒートローラ33を定着可能温度に加熱し、ハロゲンランプ41aが、ベルトヒートローラ41を所定温度に加熱する。MFP10は、プリンタ部11で、シートPにトナー像を形成して、定着装置31に搬送する。定着装置31は、矢印r方向に回転するヒートローラ33と矢印q方向に回転する加圧ベルト38のニップ36により、トナー像を有するシートPを挟持搬送する。定着装置31は、ニップパッド40位置では、ヒートローラ33及び加圧ベルト38によりシートPを軽く挟んで加熱する。定着装置31は、出口加圧ローラ42位置では、シートPを高い加圧力で加圧して、シートPにトナー像を加熱加圧定着する。MFP10は、トナー像を加熱加圧定着後のシートPを排紙ローラ32から排紙部22に排紙する。
定着装置31は、エネルギーの節約のために熱容量を小さくし、またウォームアップ時間の短縮を図る等から、ヒートローラ33の肉厚を薄くしている。ヒートローラ33の肉厚が薄いと、出口加圧ローラ42による高い加圧力により、ヒートローラ33は定着中に変形して、中央部が凹む恐れがある。ヒートローラ33の中央部の凹みを、クラウン量が0.5mmの正クラウン形状の出口加圧ローラ42で補う。ヒートローラ33の中央部の凹みにかかわらず、出口加圧ローラ42による、ニップ36a位置でのニップ36aの幅ひいては加圧力は、ヒートローラ33の長手方向の全長に渡りほぼ均等となる。
出口加圧ローラ42位置におけるヒートローラ33及び加圧ベルト38間のニップ36aのニップ幅の分布を測定した。クラウン量が0.5mmの出口加圧ローラ42を用いると、ニップ幅は、図4の点線αに示すように、ヒートローラ33の長手方向の全長に渡りほぼ均等な、約4.5mmとなる。比較例1として、出口加圧ローラ42に代えてクラウンの無い直管状のローラを用いたところ、鎖線γに示すように、ヒートローラ33の長手方向のニップ幅は中央部の約3.7mmから端部の約5.3mmまで大きく変動する。
比較例2として、出口加圧ローラ42のクラウン量を0.3mmとしたローラを用いたところ、実線βに示すように、ヒートローラ33の長手方向のニップ幅は中央部の約4.2mmから端部の約4.7mmまで変動する。クラウン量の小さい比較例2のローラではヒートローラ33の長手方向において、ニップ幅が不均一になるものの、比較例1の直管状のローラに比べて、ニップ幅の変動量が改善される。
出口加圧ローラ42位置におけるヒートローラ33及び加圧ベルト38間のニップ36aの長手方向の面圧分布は図5の点線α1に示すようになる。クラウン量が0.5mmの出口加圧ローラ42を用いると、ニップ36aの面圧は、ヒートローラ33の長手方向の全長に渡りほぼ均等な、約0.3(N/mm2)となる。クラウンの無い直管状の比較例1のローラを用いると、鎖線γ1に示すように、ヒートローラ33の長手方向におけるニップ36a面圧は、中央部の約0.2(N/mm2)から端部の約0.4(N/mm2)まで大きく変動する。
比較例2のクラウン量を0.3mmとするローラを用いると、実線β1に示すように、ヒートローラ33の長手方向のニップ36aの面圧は、中央部の約0.28(N/mm2)から端部の約0.32(N/mm2)まで変動する。クラウン量の小さい比較例2はヒートローラ33の長手方向において、ニップ36aの面圧が不均一になるものの、比較例1の直管状のローラに比べて、面圧の変動量が改善される。
ヒートローラ33は、良好な定着性を得るために、長手方向の全長において、下限定着温度(最低限必要な定着温度)の高い領域の温度に合わせて温度設定する。出口加圧ローラの形状を変えて、ヒートローラの長手方向の下限定着温度の変化を測定した。クラウン量が0.5mmの出口加圧ローラ42を用いると、図6の点線α2に示すように、下限定着温度は、ヒートローラ33の長手方向の全長に渡りほぼ均等の温度t1となる。クラウンの無い比較例1のローラを用いると、鎖線γ2に示すように、ヒートローラ33の端部に行くに従い、下限定着温度は高くなる。比較例1では、ヒートローラ33の端部で、下限定着温度は、温度t3となり、温度t1よりかなり高くなる。
比較例2のクラウン量が0.3mmのローラを用いると、実線β2に示すように、ヒートローラ33の端部に行くに従い、下限定着温度は高くなる。比較例2では、ヒートローラ33の端部で、下限定着温度は、温度t2となる。クラウン量が0.3mmの比較例2の下限定着温度は、クラウン量が0.5mmの出口加圧ローラ42を用いる場合よりは高いものの、比較例1の温度t3よりは低くなる。クラウン量が0.5mmの出口加圧ローラ42を用いると、ヒートローラ33の下限定着温度を低減できて、定着時のエネルギーの節約を得る。
第1の実施形態によれば、加圧ベルト38を介してヒートローラ33を加圧する出口加圧ローラ42を、クラウン量が0.5mmの正クラウン形状とし、加圧力を300Nとする。ヒートローラ33に変形を生じた場合でも、出口加圧ローラ42位置におけるニップ36aの幅ひいてはニップ36aの面圧を、ヒートローラ33の長手方向の全長に渡りほぼ均等にする、第1の実施形態によればヒートローラ33の長手方向の全長に渡りほぼ均等な加熱加圧定着性能を得る。
第1の実施形態によれば肉厚が薄く変形を生じやすいヒートローラ33を用いても、ニップ36a位置において長手方向にほぼ均等の面圧を得られる。ヒートローラ33の肉厚を薄くすることが可能となり、エネルギーの節約或いは定着装置31のウォームアップ時間の短縮を得る。第1の実施形態によれば出口加圧ローラ42位置のニップ36aの幅を長手方向にほぼ均等にできるので、ヒートローラ33の下限定着温度を低く出来る。ヒートローラ33の下限定着温度を低くできることから、ヒートローラ33の設定温度を低く出来、定着時のエネルギーの節約を得る。ヒートローラ33の設定温度を低く出来ることから、消色トナーを採用するMFP10においても、トナー画像を消色するおそれがなく、トナー画像をシートPに確実に加熱加圧定着出来る。
(第2の実施形態)
第2の実施形態の画像形成装置を、図7乃至図11を参照して説明する。第2の実施形態は、第1の実施形態において、定着装置の出口加圧ローラの構造を変えると共に、ヒートローラに対する出口加圧ローラの加圧力を変えるものである。第2の実施形態にあって、前述の第1の実施形態で説明した構成と同一構成については同一符号を付して詳細な説明を省略する。
第2の実施形態の画像形成装置を、図7乃至図11を参照して説明する。第2の実施形態は、第1の実施形態において、定着装置の出口加圧ローラの構造を変えると共に、ヒートローラに対する出口加圧ローラの加圧力を変えるものである。第2の実施形態にあって、前述の第1の実施形態で説明した構成と同一構成については同一符号を付して詳細な説明を省略する。
図7に示すように、第2の実施形態の定着装置51の加圧ベルト機構52は、加圧ベルト38の矢印q方向の回転方向において、ニップパッド40より下流に第2の回転部である出口加圧ローラ53を備える。出口加圧ローラ53は、図8に示すように、例えば直径17mmのステンレス鋼(SUS)の芯がね53aを備える。出口加圧ローラ53は、芯がね53aの周囲に肉厚2mm、硬度JIS−A60°のソリッドゴム層53bを接着している。出口加圧ローラ53は、軸53c方向の、端部から中央部に向けて直径が増加する正クラウン形状となっている。出口加圧ローラ53は、ソリッドゴム層53bを、端部から中央部に向けて肉厚となるように加工する。出口加圧ローラ53のクラウン量は0.3mmである。第2の直径を備える出口加圧ローラ53の中央部(C1)の直径は21mm、端部(S1)の直径は20.7mmである。
定着装置31は、加圧ベルト機構52のニップパッド40から出口加圧ローラ53までの加圧ベルト38をヒートローラ33に接触して、ワイドなニップ56を形成する。加圧ベルト機構52は、出口加圧ローラ53をヒートローラ33方向に例えば第1の加圧力である230Nの加圧力で加圧する加圧機構57を備える。加圧機構57の加圧力により、出口加圧ローラ53は、加圧ベルト38を介して、ヒートローラ33との間に加圧力の高いニップ56aを形成する。
定着装置51は、プリンタ部11で形成されるトナー像を有するシートPをニップパッド40位置で、ヒートローラ33及び加圧ベルト38により軽く挟んで加熱する。定着装置51は、出口加圧ローラ53位置で、シートPを高い加圧力で加圧して、シートPにトナー像を加熱加圧定着する。
肉厚の薄いヒートローラ33は、出口加圧ローラ53の圧力により定着中に変形して、中央部が凹む恐れがある。ヒートローラ33の中央部の凹みを、クラウン量が0.3mmの正クラウン形状の出口加圧ローラ53で補う。ヒートローラ33の中央部の凹みにかかわらず、出口加圧ローラ53による加圧力の高いニップ56aの幅ひいては加圧力を、ヒートローラ33の長手方向の全長に渡りほぼ均等にする。
出口加圧ローラ53位置におけるヒートローラ33及び加圧ベルト38間のニップ56aの幅の分布を、図9の実線εに示す。クラウン量が0.3mmの出口加圧ローラ53を用いると、ニップ56aの長手方向のニップ幅は、ヒートローラ33の長手方向の全長に渡りほぼ均等な、約4mmとなる。比較例3として、出口加圧ローラに代えて、クラウンの無い直管状を用いたところ、鎖線ηに示すように、ヒートローラ33の長手方向のニップ幅は中央部の約3.5mmから端部の約4.5mmまで大きく変動する。
比較例4として、出口加圧ローラ53のクラウン量を0.5mmとしたローラを用いたところ、点線δに示すように、ヒートローラ33の長手方向のニップ幅は中央部の約4.2mmから端部の約3.7mmまで変動する。クラウン量の大きい比較例4はヒートローラ33の長手方向において、中央部のニップ幅が端部より減少する。但しクラウン量の大きい比較例4のニップ幅の変動量は、比較例3の直管状のローラに比べると改善される。
出口加圧ローラ53位置におけるヒートローラ33及び加圧ベルト38間のニップ56aの長手方向の面圧分布は図10の実線ε1に示すようなる。クラウン量が0.3mmの出口加圧ローラ53を用いると、ニップ56aの面圧は、ヒートローラ33の長手方向の全長に渡りほぼ均等な、約0.22(N/mm2)となる。クラウンの無い直管状の比較例3のローラを用いると、鎖線η1に示すように、ヒートローラ33の長手方向におけるニップ56aの面圧は、中央部の約0.15(N/mm2)から端部の約0.3(N/mm2)まで大きく変動する。
比較例4のクラウン量が0.5mmのローラを用いると、点線δ1に示すように、ヒートローラ33の長手方向のニップ56aの面圧は、中央部の約0.24(N/mm2)から端部の約0.2(N/mm2)まで変動する。クラウン量の大きい比較例4はヒートローラ33の長手方向において、中央部の面圧が端部より増加する。但しクラウン量の大きい比較例4の面圧の変動量は、比較例3の直管状のローラに比べて改善される。
出口加圧ローラの形状ごとに、ヒートローラの長手方向の下限定着温度の変化を測定した。クラウン量が0.3mmの出口加圧ローラ53を用いると、図11の実線ε2に示すように、下限定着温度は、ヒートローラ33の長手方向にほぼ均等で温度t4となる。クラウンの無い比較例3の出口加圧ローラを用いると、鎖線η2に示すように、ヒートローラ33の端部に行くに従い、下限定着温度は高くなる。比較例3では、ヒートローラ33の端部で、下限定着温度は、温度t6となり、温度t4よりかなり高くなる。
比較例4のクラウン量が0.5mmのローラを用いると、下限定着温度は端部が低く、中央部に行くに従い高くなる。比較例4では、下限定着温度は点線δ2に示すようにヒートローラ33の中央部で温度t5となる。クラウン量の大きい比較例4の下限定着温度は、クラウン量が0.3mmの出口加圧ローラ53を用いる場合よりは高いものの、比較例3の温度t6よりは低くなり改善される。クラウン量が0.3mmの出口加圧ローラ53を用いると、ヒートローラ33の下限定着温度を低減できて、定着時のエネルギーの節約を得る。
第2の実施形態によれば、加圧ベルト38を介してヒートローラ33を加圧する出口加圧ローラ53を、クラウン量が0.3mmの正クラウン形状とし、加圧力を230Nとする。第1の実施形態と同様、ヒートローラ33に変形を生じた場合でも、出口加圧ローラ53位置のニップ56aの幅ひいてはニップ56aの面圧を長手方向の全長に渡りほぼ均等にして、長手方向の全長に渡り均等な定着性能を得る。
第2の実施形態によればヒートローラ33の肉厚を薄くすることが可能となり、エネルギーの節約を得ると共に、定着装置51のウォームアップ時間の短縮を得る。第2の実施形態によれば、ヒートローラ33の下限定着温度を低く出来、ヒートローラ33の設定温度を低く出来るので、定着時のエネルギーの節約を得る。ヒートローラ33の設定温度を低くして、消色トナーを採用するMFP10においても、トナー画像を消色するおそれがなく、トナー画像をシートPに確実に加熱加圧定着出来る。
以上説明した実施形態では、出口加圧ローラ側を正クラウン形状としたが、ヒートローラ側を正クラウン形状としても良いし、出口加圧ローラとヒートローラの両方を正クラウン形状としても良い。但し、ヒートローラを正クラウン形状とした場合、ヒートローラの長手方向における厚みが不均一となり、ヒートローラの熱容量が不均一になる恐れがある。ヒートローラを正クラウン形状にする場合は、クラウン量を大きくし難い。ヒートローラではなく出口加圧ローラ側を正クラウン形状とすれば、ヒートローラの長手方向における熱容量を均等にしてヒートローラを均等に発熱出来る。出口加圧ローラ側を正クラウン形状とすれば、発熱の均等化を損なうことなく、ヒートローラの長手方向の全長に渡りニップ部の面圧の均等化を得られる。
また出口加圧ローラの芯がねの材質或いは形状等限定されないし、ソリッドゴムの厚みやゴム硬度等も限定されない。出口加圧ローラのサイズや材質或いは加圧力により、クラウン量も変動可能であり、クラウン量は、0.1〜0.6mm程度であれば良い。但し、クラウン量が小さいと、定着時のヒートローラの変形に対応できない。一方クラウン量が大きいと、ヒートローラの変形以上に作用する恐れがある。より好ましいクラウン量は、0.3〜0.6mmである。
以上説明した少なくとも1つの実施形態によれば、第1の回転部或いは第2の回転部の少なくともいずれか一方を正クラウン形状とする。定着時に、第2の回転部の加圧力により第2の回転部に変形を生じた場合でも、長手方向の全長にわたり、第2の回転部位置におけるニップの面圧をほぼ均等に出来、長手方向に均等な定着性能を得る。第1の回転部の肉厚を薄く出来、エネルギーの節約及びウォームアップ時間の短縮を得る。第1の回転部の設定温度を低くして、エネルギーの節約を図り、消色可能なトナーやインク等の着色剤からなる画像であっても消色することなく、画像を確実に加熱加圧定着できる。
この発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことが出来る。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10…MFP
11…プリンタ部
31…定着装置
33…ヒートローラ
38…加圧ベルト
40…ニップパッド
42…出口加圧ローラ
46…加圧機構
11…プリンタ部
31…定着装置
33…ヒートローラ
38…加圧ベルト
40…ニップパッド
42…出口加圧ローラ
46…加圧機構
実施形態は、プリンタや複合機等に搭載され、シートを均等に加熱加圧する定着装置、画像形成装置及び定着方法に関する。
この発明が解決しようとする課題は、定着部材の長手方向において、シートを均等に加熱加圧する定着装置、画像形成装置及び定着方法を提供することである。
上記課題を達成するために、実施形態の定着装置は、記録媒体に消色トナーで形成された画像を定着する定着装置であって、発熱部を備える第1の回転部と、複数の加圧力により前記第1の回転部との間にニップを形成するベルトと、内部に発熱体を備え、前記ベルトの内周に接するベルトヒートローラと、前記ベルトを前記複数の加圧力のうち最大となる第1の加圧力で前記第1の回転部方向に加圧し、芯がねの周囲に前記芯がねの軸方向の端部から中央部に向けて肉厚となる形状のソリッドゴム層を備える第2の回転部と、芯がね上に樹脂材料を被覆し、前記ベルトを張架して、前記ベルトヒートローラと前記第2の回転部とを引っ張るテンションローラとを備える。
加圧ベルト機構34は、加圧ベルト38の矢印q方向の回転方向において、ニップパッド40より上流にベルトヒートローラ41を備える。加圧ベルト機構34は、加圧ベルト38の矢印q方向の回転方向において、ニップパッド40より下流に第2の回転部である出口加圧ローラ42を備える。加圧ベルト機構34は、加圧ベルト38を一定のテンションで引っ張り、ベルトヒートローラ41と出口加圧ローラ42間の距離を調整するテンションローラ43を備える。
実施形態は、プリンタや複合機等に搭載され、シートを均等に加熱加圧する定着方法に関する。
この発明が解決しようとする課題は、定着部材の長手方向において、シートを均等に加熱加圧する定着方法を提供することである。
上記課題を達成するために、実施形態の定着方法は、記録媒体上の消色トナー像を定着装置にて加熱加圧して定着する定着方法において、
前記消色トナーは、呈色性化合物、顕色剤および、温度ヒステリシスを利用し前記呈色性化合物と顕色剤との反応を阻害する消色剤を有する消色トナーであり、
前記定着装置は、第1の中空金属ローラと、前記第1の中空金属ローラ内部に設けられた第1の発熱部を備え、前記第1の中空金属ローラ表面を離型コート層で被覆してなり、前記消色トナー像を前記消色トナーが消色しない所定の温度にて加熱する第1の回転部と、複数の加圧力により前記第1の回転部との間にニップを形成するベルトと、
第2の中空金属ローラと、前記第2の中空金属ローラ内部に設けられた第2の発熱部を備え、前記第2の中空金属ローラ表面を離型層で被覆してなり、前記ベルトの内周に接するベルトヒートローラと、第1の芯がねと、前記第1の芯がねの周囲に前記第1の芯がねの軸方向の両端部から中央部に向けて肉厚となるクラウン形状のソリッドゴム層を備え、前記ベルトを前記複数の加圧力のうち最大となる加圧力で前記第1の回転部方向に加圧する第2の回転部と、第2の芯がねと、前記第2の芯がね上に樹脂材料を被覆し、前記ベルトを引っ張るテンションローラと前記ベルトを移動させるための駆動源とを備え、前記ベルトを前記ベルトヒートローラにて加熱しつつ移動させ、加熱された前記ベルトと加熱された前記第1の回転体との間で前記消色トナー像を担持した記録媒体を挟持搬送するとともに、前記第1の回転部に変形が生じた場合にはクラウン形状の前記第2の回転部が補い、前記第1の回転部の長手方向に沿ってほぼ均等に加熱加圧することにより、前記消色トナー像を前記記録媒体上に定着する。
前記消色トナーは、呈色性化合物、顕色剤および、温度ヒステリシスを利用し前記呈色性化合物と顕色剤との反応を阻害する消色剤を有する消色トナーであり、
前記定着装置は、第1の中空金属ローラと、前記第1の中空金属ローラ内部に設けられた第1の発熱部を備え、前記第1の中空金属ローラ表面を離型コート層で被覆してなり、前記消色トナー像を前記消色トナーが消色しない所定の温度にて加熱する第1の回転部と、複数の加圧力により前記第1の回転部との間にニップを形成するベルトと、
第2の中空金属ローラと、前記第2の中空金属ローラ内部に設けられた第2の発熱部を備え、前記第2の中空金属ローラ表面を離型層で被覆してなり、前記ベルトの内周に接するベルトヒートローラと、第1の芯がねと、前記第1の芯がねの周囲に前記第1の芯がねの軸方向の両端部から中央部に向けて肉厚となるクラウン形状のソリッドゴム層を備え、前記ベルトを前記複数の加圧力のうち最大となる加圧力で前記第1の回転部方向に加圧する第2の回転部と、第2の芯がねと、前記第2の芯がね上に樹脂材料を被覆し、前記ベルトを引っ張るテンションローラと前記ベルトを移動させるための駆動源とを備え、前記ベルトを前記ベルトヒートローラにて加熱しつつ移動させ、加熱された前記ベルトと加熱された前記第1の回転体との間で前記消色トナー像を担持した記録媒体を挟持搬送するとともに、前記第1の回転部に変形が生じた場合にはクラウン形状の前記第2の回転部が補い、前記第1の回転部の長手方向に沿ってほぼ均等に加熱加圧することにより、前記消色トナー像を前記記録媒体上に定着する。
Claims (5)
- 発熱部を備える第1の回転部と、
複数の加圧力により前記第1の回転部との間にニップを形成するエンドレスの対向部と、
前記対向部を第1の加圧力で前記第1の回転部方向に加圧する第2の回転部とを備え、
前記第1の回転部或いは前記第2の回転部の少なくともいずれか一方の直径を、軸方向の端部から中央部に向けて増加することを特徴とする定着装置。 - 前記第1の回転部は第1の直径を備える直管であり、
前記第2の回転部は前記第1の直径より小さい第2の直径を備え、前記第2の直径が、前記軸方向の前記端部から前記中央部に向けて増加することを特徴とする請求項1に記載の定着装置。 - 前記対向部がベルトであり、
前記ベルトの内部であって、前記ベルトの回転方向において前記第2の回転部より上流にて前記第1の加圧力より小さい第2の加圧力で、前記ベルトを第1の回転部方向に加圧する第2の加圧部とを更に備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の定着装置。 - 前記第1の回転部或いは前記第2の回転部の少なくともいずれか一方の、前記軸方向の端部の直径と前記軸方向の中央部の直径との差が、0.1〜0.6mmであることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の定着装置。
- 記録媒体に画像を形成する画像形成部と、
前記画像を前記記録媒体に定着する請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の定着装置とを備えることを特徴とする画像形成装置。
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