JP2014119547A - 画像表示パネル及びその製造方法 - Google Patents

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Takayuki Shioda
貴之 塩田
Yoshiki Kosakai
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Abstract

【課題】パネル基板の背面に連続的な加飾層を施し、気泡や空気層が生じることなく紫外線硬化樹脂の背面を平滑にすると共に、この紫外線硬化樹脂の背面にセパレータフィルムを平滑な状態で接着することができるようにした画像表示パネル及びその製造方法を提供する。
【解決手段】パネル基板2の背面に設けた加飾層3の段差3c、3dの内側及び加飾層の背面に紫外線硬化樹脂4を連続的に充填し、セパレータフィルム6に塗布した離型剤7を紫外線硬化樹脂の背面に接着した状態で該セパレータフィルムを紫外線硬化樹脂の側へ押圧しながらUV照射を行うか、又はセパレータフィルムに塗布した粘着剤を紫外線硬化樹脂の背面に接着し、該セパレータフィルムの粘着剤が粘着性を保有した状態でセパレータフィルムを紫外線硬化樹脂の側へ押圧することによって該紫外線硬化樹脂に粘着剤をなじませながらUV照射を行う。
【選択図】図4

Description

本発明は、携帯電話、スマートフォン、デジタルカメラ、テレビ、コンピュータ、その他の電子機器等の画像を表示するパネル基板に加飾を施してなる画像表示パネル及びその製造方法に関する。
従来、電子機器等の画像表示パネルに設けられたパネル基板の面上に加飾を施し、このパネル基板に紫外線硬化樹脂を充填した際、加飾によって生じた段差の内側に気泡が生じることがある。
このような気泡の発生を防止する技術として、特許文献1を参照する。この文献には、透明パネルと画像表示部側パネルとの間に充填した硬化樹脂に気泡が生じないようにした画像表示装置及びその製造方法が記載されている。
即ち、この文献の画像表示装置及びその製造方法は、透明パネルの周部に設けたスペーサ同士の間に切欠き部を設け、透明パネルの上面であってスペーサの内方に充填した硬化樹脂を画像表示部側パネルを押圧することによって、硬化樹脂を気泡が生じない状態で平滑にすると共に、余剰の硬化樹脂を切欠き部から排出するようにしたものである。
ところが、このような特許文献1の画像表示装置及びその製造方法によれば、各スペーサの上面には硬化樹脂が施されず、また余剰の硬化樹脂はスペーサとスペーサとの間の切欠き部から排出させるため、透明パネルの周部にスペーサを連続的に形成することができず、切欠き部ごとに途切れた形状になる。
さらに、上記の特許文献1のほかに、加飾を施したパネル基板に硬化樹脂を充填する他の技術として、図7〜図9を参照しながら説明する。
図7(a)に示すように、画像表示をなす透視可能なパネル基板21の背面21aに一層又は複数層の加飾を施し、この加飾をなす層(以下、「加飾層」と云う)22の上面22a及びパネル基板21の背面21aに光学両面テープ23を貼り付けた場合、図7(b)に示すように、パネル基板21と加飾層22との段差24の隅部等に空気溜まりのような空気層25が生じる。
そこで、パネル基板21と加飾層22との段差24に生じた空気層25を除去するため、次工程で、押圧脱泡装置を用いて空気層25の空気を抜く作業を行うことも可能であるが、押圧脱泡後、光学両面テープ23の復元性によって経時的に空気層25が再発するおそれがある。さらには、パネル基板21の背面21aの面上に加飾層22の段差24が存在することによって光学両面テープ23を平滑に貼り付けるのが困難であるという問題も生じる。
また、図7(a)に示すように、加飾層22を例えば2層のインキ層22c、22dで重ね合わせた構成にすると、加飾層22に段差22bが生じると共に段差24の高さが大きくなる。この状況でパネル基板21と加飾層22の背面に光学両面テープ23を貼り合せた場合、図7(b)に示すように、光学両面テープ23が平滑にならずに段差24の近傍に折れ目29のような変形が生じる。
この光学両面テープ23の背面に他の硬質の部材27を貼り付けると、部材27は硬質であるため変形せず、図7(d)に示すようにPET樹脂等によるパネル基板21が部材27側へ強制的に引っ張られて変形した状態で付着し、パネル基板21の内部が背面側へ湾曲形状31の状態で変形する。また、このとき、図8に示すように、画像表示パネル20を前方から見たとき、上記の段差24の内側に沿って生じた光学両面テープ23の折れ目29が、加飾層22の内側近傍に沿って筋状に見えるという問題が生じる。
さらに、図7(a)に示すように加飾層22に抜き穴26等が形成されている場合、図7(b)に示すようにパネル基板21と加飾層22の背面に光学両面テープ23を貼り合せ、図7(c)に示すように光学両面テープ23の背面に他の部材27を押圧状態で貼り付けると、図7(d)に示すようにパネル基板21が部材27側へ強制的に引っ張られた状態で付着する。このため、抜き穴26の箇所におけるパネル基板21が背面側へ凹状に歪んだ形状となる。
さらにまた、図8に示すようにパネル基板21の背面にロゴマーク等の加飾部28を施した場合、その断面形状は、図9(a)に示すようになる。なお、この図はパネル基板21と加飾部28の背面に光学両面テープ23を貼り付けたものであり、光学両面テープ23は加飾部28の厚さに沿って波状に形成されたものとなる。
そして、図9(b)、(c)に示すように、光学両面テープ23の背面にガラス板等の他の硬質の部材27を張り合わせた場合、各加飾部28、28間の光学両面テープ23が部材27側へ引っ張られて変形し、PET樹脂等からなるパネル基板21が加飾部28ごとに前面側へ凸状の変形21bを生じる。なお、この凸条の変形21bは、図8に示すように、加飾部28ごとに例えば輪形の歪み30となって粗悪な変形を生じることとなる。
特開2008−209510号
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、パネル基板の背面に連続的な加飾層を施し、このパネル基板の背面及び加飾層の背面に紫外線硬化樹脂を充填する際、気泡や空気層が生じることなく紫外線硬化樹脂の背面を平滑にすると共に、この紫外線硬化樹脂の背面にセパレータフィルムを平滑な状態で接着することができるようにした画像表示パネル及びその製造方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明における請求項1の画像表示パネルは、画像表示をなす透視可能なパネル基板の背面に加飾層を施した画像表示パネルにおいて、パネル基板の背面に設けた加飾層の段差の内側及び加飾層の背面に紫外線硬化樹脂を連続的に充填し、セパレータフィルムに塗布した離型剤を紫外線硬化樹脂の背面に接着した状態で該セパレータフィルムを紫外線硬化樹脂の側へ押圧しながらUV照射を行い、該紫外線硬化樹脂が硬化した状態でセパレータフィルムを剥離したことを特徴とする。
また、本発明における請求項2の画像表示パネルは、請求項1において、セパレータフィルムに塗布した粘着剤を硬化後の紫外線硬化樹脂の背面に接着したことを特徴とする。
また、本発明における請求項3の画像表示パネルは、請求項1において、セパレータフィルムに塗布した粘着剤をパネル基板の前面に接着したことを特徴とする。
また、本発明における請求項4の画像表示パネルは、請求項1において、セパレータフィルムに塗布した粘着剤を硬化後の紫外線硬化樹脂の背面に接着すると共に、セパレータフィルムに塗布した粘着剤をパネル基板の前面に接着したことを特徴とする。
本発明における請求項5の画像表示パネルの製造方法は、画像表示をなす透視可能なパネル基板の背面に加飾層を施した画像表示パネルの製造方法において、パネル基板の背面に設けた加飾層の段差の内側及び加飾層の背面に紫外線硬化樹脂を連続的に充填し、次いでセパレータフィルムに塗布した離型剤を紫外線硬化樹脂の背面に接着した状態で該セパレータフィルムを紫外線硬化樹脂の側へ押圧しながらUV照射を行った後、該紫外線硬化樹脂が硬化した状態でセパレータフィルムを剥離することを特徴とする。
また、本発明における請求項6の画像表示パネルの製造方法は、請求項5において、セパレータフィルムに塗布した粘着剤を硬化後の紫外線硬化樹脂の背面に接着することを特徴とする。
また、本発明における請求項7の画像表示パネルの製造方法は、請求項5において、セパレータフィルムに塗布した粘着剤をパネル基板の前面に接着することを特徴とする。
また、本発明における請求項8の画像表示パネルの製造方法は、請求項5において、セパレータフィルムに塗布した粘着剤を硬化後の紫外線硬化樹脂の背面に接着すると共に、セパレータフィルムに塗布した粘着剤をパネル基板の前面に接着することを特徴とする。
また、本発明における請求項9の画像表示パネルは、画像表示をなす透視可能なパネル基板の背面に加飾層を施した画像表示パネルにおいて、パネル基板の背面に設けた加飾層の段差の内側及び加飾層の背面に紫外線硬化樹脂を連続的に充填し、セパレータフィルムに塗布した粘着剤を紫外線硬化樹脂の背面に接着し、該セパレータフィルムの粘着剤が粘着性を保有した状態でセパレータフィルムを紫外線硬化樹脂の側へ押圧することによって該紫外線硬化樹脂に粘着剤をなじませながらUV照射を行うことにより、セパレータフィルムの粘着剤が紫外線硬化樹脂に密着した状態で硬化してなることを特徴とする。
また、本発明における請求項10の画像表示パネルは、請求項9において、セパレータフィルムに塗布した粘着剤をパネル基板の前面に接着したことを特徴とする。
また、本発明における請求項11の画像表示パネルの製造方法は、画像表示

をなす透視可能なパネル基板の背面に加飾層を施した画像表示パネルの製造方法において、パネル基板の背面に設けた加飾層の段差の内側及び加飾層の背面に紫外線硬化樹脂を連続的に充填し、セパレータフィルムに塗布した粘着剤を紫外線硬化樹脂の背面に接着し、該セパレータフィルムの粘着剤が粘着性を保有した状態でセパレータフィルムを紫外線硬化樹脂の側へ押圧することによって該紫外線硬化樹脂に粘着剤をなじませながらUV照射を行うことにより、セパレータフィルムの粘着剤が紫外線硬化樹脂に密着した状態で硬化させることを特徴とする。
また、本発明における請求項12の画像表示パネルの製造方法は、請求項11において、セパレータフィルムに塗布した粘着剤をパネル基板の前面に接着することを特徴とする。
本発明の請求項1乃至請求項8の画像表示パネル及びその製造方法によれば、透視可能なパネル基板の背面に連続的に加飾層を施すことが可能であり、パネル基板の背面における加飾層の段差の内側及び加飾層の背面に紫外線硬化樹脂を連続的に充填すると共に、この紫外線硬化樹脂の背面を平滑状に硬化した画像表示パネルを形成することが可能となる。
このような、画像表示パネル及びその製造方法によれば、パネル基板の背面に設けた加飾層による段差を紫外線硬化樹脂で充填した構成となるため、加飾層による段差の内側に気泡や空気層が発生しない。
また、セパレータフィルムに塗布した離型剤を紫外線硬化樹脂の背面に接着した状態で該セパレータフィルムを紫外線硬化樹脂の側へ押圧しながらUV照射を行うことにより、紫外線硬化樹脂の背面を平滑にしながら硬化することが可能となる。
従って、紫外線硬化樹脂が硬化した状態で、該紫外線硬化樹脂の背面からセパレータフィルムを剥がすと、硬化した紫外線硬化樹脂の平滑な背面が露呈する。本発明では、このように硬化した紫外線硬化樹脂の背面に、セパレータフィルムに塗布した粘着剤を接着することが可能であり、セパレータフィルムを剥がすことによって平滑な面を有する粘着剤を他のフィルムや電子機器等に接着することが可能となる。
また、本発明では、セパレータフィルムに塗布した粘着剤をパネル基板の前面に接着し、セパレータフィルムを剥がすことによって露呈したパネル基板の前面側の粘着剤を他のフィルムや電子機器等に接着することが可能となる。
さらに、上記のように硬化した紫外線硬化樹脂の背面と、パネル基板の前面のいずれにもセパレータフィルムに塗布した粘着剤を接着することによって、用途に応じ、各セパレータフィルムを剥がして、硬化した紫外線硬化樹脂の背面やパネル基板の前面の粘着剤を他のフィルムや電子機器等に接着することが可能となる。
一方、本発明の請求項9乃至請求項12の画像表示パネル及びその製造方法によれば、請求項1乃至請求項8の画像表示パネル及びその製造方法と同様に、パネル基板の背面に設けた加飾層による段差を紫外線硬化樹脂で充填した構成となるため、加飾層による段差の内側に気泡や空気層が発生しない。
しかも、本発明の請求項9乃至請求項12の画像表示パネル及びその製造方法は、セパレータフィルムに離型剤を塗布する工程を省き、セパレータフィルムに塗布した粘着剤を紫外線硬化樹脂の背面に接着し、セパレータフィルムの粘着剤が粘着性を保有した状態でセパレータフィルムを紫外線硬化樹脂の側へ押圧することによって紫外線硬化樹脂に粘着剤をなじませながらUV照射を行うようにしている。
このような方法においては、セパレータフィルムの粘着剤が粘着性を保有した状態で紫外線硬化樹脂に押圧されるため、該紫外線硬化樹脂に対する粘着剤の食いつきを良くすることができ、紫外線硬化樹脂に対するセパレータフィルムの接着強度を向上することが可能となる。また、上記のようにセパレータフィルムに離型剤を塗布する工程を省くことによって、不具合の生じるおそれが少なく、その工程で使用する材料を削減して製造コストの低減に有益となる。
また、本発明では、セパレータフィルムに塗布した粘着剤をパネル基板の前面に接着し、セパレータフィルムを剥がすことによって露呈したパネル基板の前面側の粘着剤を他のフィルムや電子機器に接着することが可能となる。
さらに、上記のように硬化した紫外線硬化樹脂の背面と、パネル基板の前面のいずれにもセパレータフィルムに塗布した粘着剤を接着することによって、用途に応じ、各セパレータフィルムを剥がして、硬化した紫外線硬化樹脂の背面やパネル基板の前面に他のフィルムや電子機器等を接着することが可能となる。
本発明による個品の画像表示パネルに関する平面図である。 本発明による画像表示パネルであって、1枚のシートに複数枚の画像表示パネルを形成してなる大判の部分平面図である。 (a)〜(d)は本発明による画像表示パネルの工程を示す平面図であり、(e)はセパレータフィルムの押圧方法を示す側面図である。 (a)〜(e)は、本発明の実施例1による画像表示パネルの工程を示す断面図である。 (a)〜(c)は、本発明の実施例1による画像表示パネルの種々の態様を示す断面図である。 (a)〜(e)は、本発明の実施例2による画像表示パネルの工程及び態様を示す断面図である。 (a)〜(d)は、従来の画像表示パネルの工程を示す断面図である。 従来の画像表示パネルの平面図である。 (a)〜(c)は、従来の画像表示パネルのロゴ等を形成する加飾部の工程を示す断面図である。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
本実施例は、図1〜図5に示すように、画像表示をなす透視可能なパネル基板2の背面に加飾層3を施してなる画像表示パネル1において、パネル基板2の背面に設けた加飾層3(3a、3b)の段差3c、3dの内側及び加飾層3の背面に紫外線硬化樹脂4を連続的に充填し、セパレータフィルム6に塗布した離型剤7を紫外線硬化樹脂4の背面に接着した状態で紫外線硬化樹脂4の側へ押圧しながらUV照射を行うことにより、紫外線硬化樹脂4の背面4aを平滑状に硬化した後、セパレータフィルム6を剥離するようにしたものである。
なお、本実施例の説明において、例えば、図4(c)に示すパネル基板2の側を前面と言い、セパレータフィルム6の側を背面と言う。
図1は、上記の構成を有する画像表示パネル1の実施例であり、携帯電話やスマートフォン等の表示パネルとして使用するものである。ただし、本発明は、その他の電子機器、即ち携帯電話、スマートフォン、デジタルカメラ、テレビ、コンピュータ等の電子機器に応じた画像表示パネル1として構成することが可能である。
なお、図1に示す画像表示パネル1の全体形状や加飾層3の形状等は適用する電子機器に応じて決定される。また、図2は、図1の画像表示パネル1を1枚のシートに複数枚形成することによって大判5を形成した一例を示すものである。
上記の構成において、いずれの電子機器に適用する画像表示パネル1であっても、図3(a)又は図4(a)に示すように、透明をなすPETフィルム等によるパネル基板2の背面2aにシルク印刷等による加飾層3が施されている。
このような構成において、パネル基板2の素材としては、上記のようにPETフィルムを使用するほか、ポリカーボネート、アクリル、ガラス又はこれ等の部材の積層フィルム等が適用可能である。また、パネル基板2に設けた加飾層3は、パネル基板2の周部に設ける加飾層3のほかに、このパネル基板2に地色をつけたり、ロゴやマーク等を設けたりする場合にも適用される。
なお、図4(a)に示すように、加飾層3は例えば2層のインキ層3a、3bで重ねた構成とすることができる。この場合、加飾層3の背面側のインキ層3aを引き込ませた内周形状とすることによって段差3cを設け、パネル基板2の前方から加飾層3の背面側の層3aの内端が内方へ露呈したり、パネル基板2の前面側から見えることがないようにしている。
また、本実施例においては、図4(b)に示すように、パネル基板2の背面2aにおける加飾層3の段差3dの内側及び加飾層3の背面3eに、紫外線硬化樹脂4を充填している。このとき、上記の加飾層3の段差3cにも気泡等が生じることなく紫外線硬化樹脂4が充填される。この紫外線硬化樹脂4はシルク印刷を用いて全面ベタ印刷によって充填することが可能である。また、他の方法として、ディスペンサーを用いて充填する液量を制御するようにしてもよい。
いずれの充填方法であっても、紫外線硬化樹脂4を充填した後の背面4aに、PETフィルム等のセパレータフィルム6に塗布したフッ素やシリコン等による離型剤7を接着し、押圧状態でUV照射することによってUV硬化させる。
また、図4(d)に示すように、セパレータフィルム6を剥離することによって、紫外線硬化樹脂4の背面4aが平滑面を成す画像表示パネル1が形成される。なお、紫外線硬化樹脂4の背面4aとセパレータフィルム6との間に離型剤7を設けたのは、上記の紫外線硬化樹脂4の硬化後にセパレータフィルム6を剥離し易くするためのものである。
さらに、本実施例においては、図4(d)に示すように紫外線硬化樹脂4の外形に存在していた余剰部4bをカットすることにより、図4(e)に示すように紫外線硬化樹脂4の外形をパネル基板2及び加飾層3と同様の外形にすることができる。
以下、本実施例による画像表示パネルの製造方法について説明する。この実施例は、パネル基板2に施した加飾層3(3a、3b)による段差3c、3dを紫外線硬化樹脂4で充填する際、紫外線硬化樹脂4を全面ベタ印刷で充填する方法を採用している。この実施例の図面としては、図3(a)〜(e)及び図4(a)〜(e)が相当する。なお、図3(a)〜(d)は1枚のシートで複数の画像表示パネル1を製造可能とした大判5の平面図であり、図4(a)〜(e)は個品の画像表示パネル1の断面を示すものである。
まず、図3(a)又は図4(a)に示すように、画像表示をなす透視可能なパネル基板2の背面2aに加飾層3を施す。この工程において、パネル基板2としては、透明のPETフィルムの他に、ポリカーボネート、アクリル、ガラス又はこれ等の部材の積層フィルム等を適用することが可能である。
また、パネル基板2の背面2aに施した加飾層3は、シルク印刷により電子機器に応じた所定の加飾形状に形成する。ただし、加飾層3の他の形成方法として、グラビア転写箔を施すことにより、所定の加飾層を形成するようにしてもよい。このような加飾層3を設けたことによってパネル基板2の背面2aに加飾層3による段差3c、3dが生じる。
なお、図4(a)に示す右方の加飾層3には抜き穴9が形成された部位を断面として示している。この抜き穴9は本実施例による画像表示パネル1を取付けた際の電子機器のフラッシュ、照度センサ等の光を透過するため、又はガラスレンズの視野を確保するために設けられたものであり、図2の平面に示すように、本実施例による画像表示パネル1を取り付ける電子機器の構造に応じて形成されるものである。
次に、図4(b)に示すように、パネル基板2の背面2aに施した加飾層3の段差3c、3dの内側及び加飾層3の背面3eに上記の紫外線硬化樹脂4を連続的に充填することによって、加飾層3の段差3c、3dにも気泡等が生じることなく紫外線硬化樹脂4が充填される。さらに、加飾層3の抜き穴9にも紫外線硬化樹脂4が均等な背面4aを有する状態で充填される。
また、図4(b)に示す工程において、本実施例では、紫外線硬化樹脂4の充填方法として、該紫外線硬化樹脂4をシルク印刷等による全面ベタ印刷によって充填する方法を採用している。このような充填方法においては、紫外線硬化樹脂4の粘性は、加飾層3による段差3c、3dの内方や隅部に気泡や空気層が生じたりしないように、段差3c、3dや抜き穴9の内部の隅部まで十分に回り込むことが可能な粘性とする必要がある。
なお、図4(b)に示す紫外線硬化樹脂4の充填方法は、図3(b)に相当するものである。このように紫外線硬化樹脂4をシルク印刷等による全面ベタ印刷によって充填する方法は、1枚のシート状のパネル基板2に複数の画像表示パネル1を形成してなる大判5の場合に好適すると共に画像表示パネル1の量産に好適する。
また、図4(b)に示すように、紫外線硬化樹脂4を充填する方法は、紫外線硬化樹脂4を上方から垂らして充填する方法であっても、パネル基板2の加飾層3の段差3c、3dの内側及び加飾層3の背面3eに紫外線硬化樹脂4を連続的に充填することが可能である。
なお、紫外線硬化樹脂4としては、汎用性、価格などの面で、ウレタンアクリレート系紫外線硬化樹脂が好ましい。このウレタンアクリレート系紫外線硬化樹脂としては、ポリエステルウレタン(メタ)アクリレート、ポリエーテル(メタ)アクリレート、ポリカーボネート(メタ)ウレタンアクリレートがある。
次いで、図4(c)に示すように、上記の紫外線硬化樹脂4の背面4aに、セパレータフィルム6に塗布したフッ素やシリコン等による離型剤7を接着した状態で該セパレータフィルム6を紫外線硬化樹脂4の側へ押圧すると共に、UV照射装置10によってUV照射を行う。
このような方法を大判5の製造に適用する場合、図3(e)に示すように、パネル基板2に施した加飾層3の段差3c、3dの内側及び背面に紫外線硬化樹脂4を充填した状態で上下のローラ11a、11b間を通過させながら、紫外線硬化樹脂4の背面4a側にセパレータフィルム6を巻き込むことによって、紫外線硬化樹脂4の背面4aをセパレータフィルム6で押圧する。なお、上記のローラを使用するほかに、周知のラミネート機を用いることも可能である。
また、上記のように紫外線硬化樹脂4の背面をセパレータフィルム6で押圧すると同時に、上下のローラ11a、11bの出口付近に設けられたUV照射装置10から照射されるUV光線を当てることによって、押圧直後の紫外線硬化樹脂4をUV硬化させることができる。このような工程によって、パネル基板2の背面に設けられた加飾層3の段差3c、3dを埋めた紫外線硬化樹脂4の背面4aが平滑に均された状態で硬化する。
なお、このような工程においては、図4(d)に示すように、押圧された紫外線硬化樹脂4が平面方向へ伸展してパネル基板2及び加飾層3の外形から外方へはみ出した余剰部4bとして形成される。
次いで、図3(c)又は図4(c)に示すセパレータフィルム6を剥離して、図4(d)に示すように硬化後の紫外線硬化樹脂4を露呈した状態にする。このようにセパレータフィルム6を剥離する際、セパレータフィルム6には離型剤7が塗布されているため、硬化した紫外線硬化樹脂4から容易に剥離することが可能となる。
また、図4(d)に示すように紫外線硬化樹脂4の外形に存在していた余剰部4bをカットして、図4(e)に示すように、紫外線硬化樹脂4の外形をパネル基板2及び加飾層3と同様の外形にする。
さらに、本実施例の画像表示パネル1の用途に応じて、図3(d)又は図5(a)に示すように、セパレータフィルム8に塗布した粘着剤8aを硬化後の紫外線硬化樹脂4の背面4aに接着するようにしてもよい。また、図5(b)に示すように、セパレータフィルム8に塗布した粘着剤8aをパネル基板2の前面に接着するようにしてもよい。さらに、図5(c)に示すように、セパレータフィルム8に塗布した粘着剤8aを硬化後の紫外線硬化樹脂4の背面4aに接着すると共に、セパレータフィルム8に塗布した粘着剤8aをパネル基板2の前面に接着するようにしてもよい。
このような構成により、本実施例の画像表示パネル1の用途に応じて、紫外線硬化樹脂4の背面4a側のセパレータフィルム8、又はパネル基板2の前面側のセパレータフィルム8を剥離することによって露呈した各粘着剤8aにより、他のフィルムや電子機器等に接着することが可能となる。
なお、上記のセパレータフィルム8に塗布した粘着剤8aは、例えばアクリル系粘着剤やその他の光学系粘着剤を使用すると良い。
本実施例の画像表示パネル及びその製造方法は、上記の実施例におけるセパレータフィルム6に離型剤7を塗布する工程を省いたものであり、図6(a)〜(e)に示すように、画像表示をなす透視可能なパネル基板2の背面2aに設けた加飾層3(3a、3b)による段差3c、3dの内側及び背面3eを紫外線硬化樹脂4で連続的に充填し、セパレータフィルム8に塗布した粘着剤8aを紫外線硬化樹脂4の背面4aに接着する。そして、粘着剤8aが粘着性を保有した状態でセパレータフィルム8を紫外線硬化樹脂4の側へ押圧することによって紫外線硬化樹脂4に粘着剤8aをなじませながらUV照射を行うようにしている。
なお、本実施例においても、図6(a)に示すように、加飾層3は例えば2層のインキ層3a、3bで重ねた構成とすることができる。この場合、加飾層3の背面側の層3aを引き込ませた内周形状とすることによって段差3cを設け、パネル基板2の前方から加飾層3の背面側の層3aの内端が内方へ露呈したり、パネル基板2の前面側から見えないようにすることが可能となる。
また、本実施例においても、図6(b)に示すように、パネル基板2の背面2aにおける加飾層3の段差3c、3dの内側及び加飾層3の背面3eに紫外線硬化樹脂4を充填している。このとき、上記の加飾層3の段差3c、3dにも気泡等が生じることなく紫外線硬化樹脂4が充填される。この紫外線硬化樹脂4はシルク印刷を用いて全面ベタ印刷によって充填することが可能である。また、他の方法として、ディスペンサーを用いて充填する液量を制御するようにしてもよい。
さらに、図6(c)(図3(d)参照)に示すように、セパレータフィルム8に塗布した粘着剤8aを紫外線硬化樹脂4の背面4aに接着する。そして、紫外線硬化樹脂4の背面4aに接着した粘着剤8aが粘着性を保有している状態でセパレータフィルム8を紫外線硬化樹脂4の側へ押圧することによって、紫外線硬化樹脂4に粘着剤8aをなじませながらUV照射を行う。
このように、セパレータフィルム8に塗布した粘着剤8aが粘着性を保有した状態で紫外線硬化樹脂4に対して押圧されるため、紫外線硬化樹脂4に対する粘着剤8aの食いつきを良くすることができ、紫外線硬化樹脂4に対するセパレータフィルム8の接着強度を向上することが可能となる。
以下、本実施例による画像表示パネルの製造方法について説明する。この実施例は、パネル基板2に施した加飾層3(3a、3b)による段差3c、3dを紫外線硬化樹脂4で充填する際、紫外線硬化樹脂4を全面ベタ印刷で充填する方法を採用したものである。なお、図6(a)〜(e)は個品の画像表示パネル1の断面を示すものであり、実施例1の図2に示すように複数の画像表示パネル1を1枚のシートに製造する場合、図3(a)、図3(b)、図3(d)及び図3(e)を本実施例にも適用することが可能である。
まず、図6(a)に示すように、画像表示をなす透視可能なパネル基板2の背面2aに加飾層3を施す。この工程において、パネル基板2としては、透明のPETフィルムの他に、ポリカーボネート、アクリル、ガラス又はこれ等の部材の積層フィルム等を適用することが可能である。
また、パネル基板2の背面2aに施した加飾層3は、パネル基板2の周部に設ける加飾のほかに、このパネル基板2に地色をつけたり、ロゴやマーク等を設けたりする場合にも適用される。この加飾層3は、シルク印刷により電子機器に応じた所定の加飾形状に形成する。ただし、加飾層3の他の形成方法として、グラビア転写箔を施すことにより、所定の加飾層を形成するようにしてもよい。このような加飾層3(3a、3b)を設けたことによってパネル基板2の背面2aに加飾層3による段差3c、3dが生じる。
なお、実施例1と同様に、図6(a)に示す右方の加飾層3(3a、3b)には抜き穴9が形成された部位を断面として示している。この抜き穴9は本実施例による画像表示パネル1を取付けた際の電子機器のフラッシュ、照度センサ等の光を透過するため、又はガラスレンズの視野を確保するために設けられたものである。
次に、図6(b)に示すように、パネル基板2の背面2aに施した加飾層3(3a、3b)の段差3c、3dの内側及び加飾層3の背面3eに上記の紫外線硬化樹脂4を連続的に充填することによって、加飾層3(3a、3b)の段差3c、3dにも気泡等が生じることなく紫外線硬化樹脂4が充填される。さらに、加飾層3の抜き穴9にも紫外線硬化樹脂4が均等な背面4aを有する状態で充填される。
また、図6(b)に示す工程において、本実施例では、紫外線硬化樹脂4の充填方法として、該紫外線硬化樹脂4をシルク印刷等による全面ベタ印刷又は紫外線硬化樹脂4を上方から垂らす方法によって充填することが可能である。
なお、図6(b)に示す紫外線硬化樹脂4の充填方法は、図3(b)に相当するものである。即ち、紫外線硬化樹脂4をシルク印刷等による全面ベタ印刷によって充填する方法は、1枚のシート状のパネル基板2に複数の画像表示パネル1を形成してなる大判5の場合に好適すると共に、画像表示パネル1の量産にも好適する。
また、実施例1と同様に、紫外線硬化樹脂4としては、汎用性、価格などの面で、ウレタンアクリレート系紫外線硬化樹脂が好ましい。このウレタンアクリレート系紫外線硬化樹脂としては、ポリエステルウレタン(メタ)アクリレート、ポリエーテル(メタ)アクリレート、ポリカーボネート(メタ)ウレタンアクリレートがある。
次いで、図6(c)に示すように、セパレータフィルム8に塗布した粘着剤8aを紫外線硬化樹脂4の背面4aに接着する。この接着剤としては、例えばアクリル系粘着剤やその他の光学系粘着剤を使用すると良い。次に、紫外線硬化樹脂4の背面4aに接着した粘着剤8aが粘着性を保有した状態で、セパレータフィルム8を紫外線硬化樹脂4の側へ押圧しながらUV照射装置10でUV照射を行う。なお、セパレータフィルム8を押圧する方法としては、図3(e)に示す上下のローラ11a、11bを使用して行うことが可能である。
上記のように、セパレータフィルム8に塗布した粘着剤8aが粘着性を保有した状態で押圧することによって、紫外線硬化樹脂4に粘着剤8aをなじませながらUV照射を行うことができ、紫外線硬化樹脂4と粘着剤8aとが密着状態で硬化する。また、セパレータフィルム8の押圧により、紫外線硬化樹脂4の背面4aが平滑に均された状態で硬化する。
このような画像表示パネル及びその製造方法によれば、図6(b)に示すように、パネル基板2の背面2aに設けた加飾層3(3a、3b)による段差3c、3dを紫外線硬化樹脂4で充填した構成となるため、加飾層3(3a、3b)による段差3c、3dの内側に気泡や空気層が発生しない。しかも、図6(c)に示すように、セパレータフィルム8に塗布した粘着剤8aが粘着性を保有した状態で押圧されるため、紫外線硬化樹脂4に対する粘着剤8aの食いつきを良くすることができ、紫外線硬化樹脂4に対するセパレータフィルム8の接着強度を向上することが可能となる。
さらに、本実施例の画像表示パネル1の用途に応じて、図5(e)に示すように、セパレータフィルム8に塗布した粘着剤8aをパネル基板2の前面に接着するようにしてもよい。このような構成により、本実施例では、セパレータフィルム8に塗布した粘着剤8aが紫外線硬化樹脂4の背面4aとパネル基板2の前面に接着することになる。
上記の構成により、本実施例の画像表示パネル1の用途に応じて、紫外線硬化樹脂4の背面4a側のセパレータフィルム8、又はパネル基板2の前面側のセパレータフィルム8を剥離することによって露呈した各粘着剤8aにより、画像表示パネル1を他のフィルムや電子機器等に接着することが可能となる。
なお、本実施例においても、図1に示す画像表示パネル1又は画像表示パネル1を1枚のシートに複数設けた大判5を形成することが可能であり、個々の画像表示パネル1は携帯電話やスマートフォン等の表示パネルとして使用することが可能である。また、本実施例の画像表示パネル1は、携帯電話やスマートフォン等の他に、デジタルカメラ、テレビ、コンピュータ等の電子機器に応じた画像表示パネルとして使用することが可能である。
本発明の画像表示パネル及びその製造方法は、パネル基板の背面に連続的な加飾層を施し、このパネル基板の背面及び加飾層の背面に紫外線硬化樹脂を充填する際、気泡や空気層が生じることなく紫外線硬化樹脂の背面を平滑にすると共に、この紫外線硬化樹脂の背面にセパレータフィルムを平滑な状態で接着することができるようにした画像表示パネル及びその製造方法として利用可能である。
1 画像表示パネル
2 パネル基板
2a パネル基板の背面
3 加飾層
3a、3b インキ層
3c、3d 段差
3e 加飾層の背面
4 紫外線硬化樹脂
4a 紫外線硬化樹脂の背面
4b 余剰部
5 大判
6 セパレータフィルム
7 離型剤
8 セパレータフィルム
8a 粘着剤
9 抜き穴
10 UV照射装置
11a、11b ローラ

Claims (12)

  1. 画像表示をなす透視可能なパネル基板の背面に加飾層を施した画像表示パネルにおいて、パネル基板の背面に設けた加飾層の段差の内側及び加飾層の背面に紫外線硬化樹脂を連続的に充填し、セパレータフィルムに塗布した離型剤を紫外線硬化樹脂の背面に接着した状態で該セパレータフィルムを紫外線硬化樹脂の側へ押圧しながらUV照射を行い、該紫外線硬化樹脂が硬化した状態でセパレータフィルムを剥離したことを特徴とする画像表示パネル。
  2. セパレータフィルムに塗布した粘着剤を硬化後の紫外線硬化樹脂の背面に接着したことを特徴とする請求項1記載の画像表示パネル。
  3. セパレータフィルムに塗布した粘着剤をパネル基板の前面に接着したことを特徴とする請求項1記載の画像表示パネル。
  4. セパレータフィルムに塗布した粘着剤を硬化後の紫外線硬化樹脂の背面に接着すると共に、セパレータフィルムに塗布した粘着剤をパネル基板の前面に接着したことを特徴とする請求項1記載の画像表示パネル。
  5. 画像表示をなす透視可能なパネル基板の背面に加飾層を施した画像表示パネルの製造方法において、パネル基板の背面に設けた加飾層の段差の内側及び加飾層の背面に紫外線硬化樹脂を連続的に充填し、次いでセパレータフィルムに塗布した離型剤を紫外線硬化樹脂の背面に接着した状態で該セパレータフィルムを紫外線硬化樹脂の側へ押圧しながらUV照射を行った後、該紫外線硬化樹脂が硬化した状態でセパレータフィルムを剥離することを特徴とする画像表示パネルの製造方法。
  6. セパレータフィルムに塗布した粘着剤を硬化後の紫外線硬化樹脂の背面に接着することを特徴とする請求項5記載の画像表示パネルの製造方法。
  7. セパレータフィルムに塗布した粘着剤をパネル基板の前面に接着することを特徴とする請求項5記載の画像表示パネルの製造方法。
  8. セパレータフィルムに塗布した粘着剤を硬化後の紫外線硬化樹脂の背面に接着すると共に、セパレータフィルムに塗布した粘着剤をパネル基板の前面に接着することを特徴とする請求項5記載の画像表示パネルの製造方法。
  9. 画像表示をなす透視可能なパネル基板の背面に加飾層を施した画像表示パネルにおいて、パネル基板の背面に設けた加飾層の段差の内側及び加飾層の背面に紫外線硬化樹脂を連続的に充填し、セパレータフィルムに塗布した粘着剤を紫外線硬化樹脂の背面に接着し、該セパレータフィルムの粘着剤が粘着性を保有した状態でセパレータフィルムを紫外線硬化樹脂の側へ押圧することによって該紫外線硬化樹脂に粘着剤をなじませながらUV照射を行うことにより、セパレータフィルムの粘着剤が紫外線硬化樹脂に密着した状態で硬化してなることを特徴とする画像表示パネル。
  10. セパレータフィルムに塗布した粘着剤をパネル基板の前面に接着したことを特徴とする請求項9記載の画像表示パネル。
  11. 画像表示をなす透視可能なパネル基板の背面に加飾層を施した画像表示パネルの製造方法において、パネル基板の背面に設けた加飾層の段差の内側及び加飾層の背面に紫外線硬化樹脂を連続的に充填し、セパレータフィルムに塗布した粘着剤を紫外線硬化樹脂の背面に接着し、該セパレータフィルムの粘着剤が粘着性を保有した状態でセパレータフィルムを紫外線硬化樹脂の側へ押圧することによって該紫外線硬化樹脂に粘着剤をなじませながらUV照射を行うことにより、セパレータフィルムの粘着剤が紫外線硬化樹脂に密着した状態で硬化させることを特徴とする画像表示パネルの製造方法。
  12. セパレータフィルムに塗布した粘着剤をパネル基板の前面に接着することを特徴とする請求項11記載の画像表示パネルの製造方法。
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