JP2014119149A - 空気調和装置の室外機 - Google Patents

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Abstract

【課題】水平方向の振動を低減することで信頼性を向上させることを実現する空気調和装置の室外機を提供することを目的としている。
【解決手段】圧縮機が搭載された空気調和装置の室外機であって、圧縮機の上部には、当該圧縮機で圧縮した冷媒を吐出する吐出配管が接続されており、吐出配管は、圧縮機の上側に延出する立ち上がり部と、立ち上がり部から水平方向に延出する水平部と、水平部から圧縮機の側方である所定の高さ位置まで下側に延出する下降部と、を有し、水平部は、くの字状に形成されている部分を有しているものである。
【選択図】図4

Description

本発明は、空気調和装置の室外機に関し、特に圧縮機の吐出配管の形状に関するものである。
従来の空気調和装置の室外機には、圧縮機から吐出される高温・高圧冷媒を吐出させるのに利用される吐出配管の形状を予め設定された形状に形成し、圧縮機の振動を低減するようにしているものが提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の技術は、圧縮機に発生する上下方向(Z方向)の振動を低減するように、水平面に対して傾斜するような形状の配管を圧縮機に接続しているものである。
特開2005−121347号公報(たとえば、図1参照)
圧縮機は冷媒を圧縮させるため、圧縮機内部にあるシリンダがX、Y平面上にて回転している。この作用により冷媒が圧縮される。しかし、このシリンダは真円に回転しているのではなく、中心がズレて回転しているため振動が発生することとなるが、その際の振動の方向としてはX、Y軸方向の振動が支配的である。そのため、X、Y方向の振動を吸収、分散、低減することが出来ないと、その分、配管が破損しやすくなり、空気調和装置の室外機の信頼性を向上させることができなくなる可能性がある。
特許文献1に記載の技術は、上下方向の振動に対して振動の低減をすることができるものであるが、水平方向(X−Y平面の方向)の振動に対する振動を低減することを考慮したものではなかった。
すなわち、特許文献1に記載の技術では、水平方向の振動を低減することを考慮していない分、圧縮機の振動が吐出配管などに伝達されて各種配管が破損を起こし、空気調和装置の室外機の信頼性が損なわれてしまうという問題があった。
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたもので、水平方向の振動を低減することで信頼性を向上させることを実現する空気調和装置の室外機を提供することを目的としている。
本発明に係る空気調和装置の室外機は、圧縮機が搭載された空気調和装置の室外機であって、圧縮機の上部には、当該圧縮機で圧縮した冷媒を吐出する吐出配管が接続されており、吐出配管は、圧縮機の上側に延出する立ち上がり部と、立ち上がり部から水平方向に延出する水平部と、水平部から圧縮機の側方である所定の高さ位置まで下側に延出する下降部と、を有し、水平部は、くの字状に形成されている部分を有しているものである。
本発明に係る空気調和装置の室外機によれば、上記構成を有しているため、水平方向の振動を低減することができ、空気調和装置の室外機の信頼性を向上させることができる。
本発明の実施の形態に係る空気調和装置の室外機を有する空気調和装置の概要構成例図である。 本発明の実施の形態に係る空気調和装置の室外機の圧縮機を有する冷媒回路構成例などの説明図である。 本発明の実施の形態に係る空気調和装置の室外機の圧縮機及びその近傍の説明図である。 本発明の実施の形態に係る空気調和装置の室外機の圧縮機及びその近傍を側面側から見た図である。 水平部のくの字状部の角度及びターン部の延出方向の説明図である。 下降部の長さの説明図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
実施の形態.
図1は、実施の形態に係る空気調和装置100の室外機10を有する空気調和装置100の概要構成例図である。図2は、本実施の形態に係る空気調和装置の室外機の圧縮機11を有する冷媒回路構成例の説明図である。
本実施の形態に係る空気調和装置100の室外機10は、圧縮機11の吐出側の配管の形状に改良が加えられたものであり、信頼性を向上させることができる。
図1に示すように、空気調和装置100は、熱源側である室外機10と、利用側である室内機14とを有し、これらが連結配管16で接続されているものである。
また、図2に示すように空気調和装置100の冷媒回路Aは、たとえば、冷媒を圧縮して吐出する圧縮機11と、冷媒の流れを切り替える四方弁113と、圧縮機11から供給された冷媒を凝縮させる室外熱交換器12と、室外熱交換器12から流出した冷媒を減圧させる絞り装置13と、絞り装置13から供給される冷媒を蒸発させる室内熱交換器15と、余剰冷媒を貯留するアキュムレータ112Bとが接続されて構成されている。
なお、室外機10は圧縮機11及び室外熱交換器12が搭載されており、室内機14は室内熱交換器15が搭載される。絞り装置13については、室外機10に設けられている場合を例に図示しているがそれに限定されるものではなく、室外機10外でもよい。また、四方弁113の作用により、冷媒の流れを切り替えることで、室内熱交換器15の機能と室外熱交換器12の機能とが入れ替わる。
(圧縮機11)
圧縮機11は、吸入した冷媒を圧縮して吐出するものである。圧縮機11は、その吐出側に吐出配管111が接続されており、吐出配管111を介して四方弁113に接続されている。また、圧縮機11は、その吸入側に吸入配管112及び余剰冷媒を貯留するアキュムレータ112Bが接続されており、吸入配管112及びアキュムレータ112Bを介して四方弁113に接続されている。
圧縮機11は、たとえば室外機10の機械室内に配置される。圧縮機11は、冷媒を圧縮して高温・高圧の冷媒とするものであり、インバータで駆動され、利用側の要求する負荷状況に応じて運転が制御される。
なお、圧縮機11の詳細な構成については、後段の図2〜図5で詳しく説明する。
(四方弁113)
四方弁113は、たとえば、冷房運転時と暖房運転時における冷媒の流れを切り替えるものである。四方弁113は、冷房運転時において、圧縮機11の吐出側と室外熱交換器12とを接続するとともに、室内熱交換器15と圧縮機11の吸入側とを接続するものである。また、四方弁113は、暖房運転時において、圧縮機11の吐出側と室内熱交換器15とを接続するとともに、室外熱交換器12と圧縮機11の吸入側とを接続するものである。
なお、四方弁113は、室外熱交換器12に接続されるRE配管114に接続されている。また、四方弁113は、連結配管16を介して室内熱交換器15に接続されるRC配管115に接続されている。
(室外熱交換器12)
室外熱交換器12は、冷房運転時に凝縮器として機能し、暖房運転時に蒸発器として機能するものである。室外熱交換器12は、一方が四方弁113に接続され、他方が絞り装置13に接続されている。室外熱交換器12は、たとえば、複数並列に配列されたフィンに、冷媒が流れるチューブが接続されて構成されるフィンチューブ熱交換器で構成するとよい。なお、室外熱交換器12には、室外熱交換器12に空気を供給する送風ファン12Aが付設されている。
(絞り装置13)
絞り装置13は、冷媒を減圧させるものである。絞り装置13は、一方が室外熱交換器12に接続され、他方が室内熱交換器15に接続されている。絞り装置13は、たとえば、開度が可変に制御可能な、電子式膨張弁などで構成するとよい。
(室内熱交換器15)
室内熱交換器15は、冷房運転時に蒸発器として機能し、暖房運転時に凝縮器として機能するものである。室内熱交換器15は、一方が四方弁113に接続され、他方が絞り装置13に接続されている。室内熱交換器15も、室外熱交換器12と同様に、たとえばフィンチューブ熱交換器で構成するとよい。なお、室内熱交換器15には、室内熱交換器15に空気を供給する図示省略の送風ファンが付設されている。
(アキュムレータ112B)
アキュムレータ112Bは、ガス冷媒を圧縮機11に供給させ、液冷媒を貯留することができるものである。アキュムレータ112Bは、一方が吸入配管112を介して圧縮機11に接続され、他方が接続配管112Aを介して四方弁113に接続されているものである。
(圧縮機11及びその近傍の詳細説明)
図3は、実施の形態に係る空気調和装置100の室外機10の圧縮機11及びその近傍の説明図である。図4は、実施の形態に係る空気調和装置100の室外機10の圧縮機11及びその近傍を側面側から見た図である。図5は、水平部111Bのくの字状部120の角度及びターン部111Dの延出方向の説明図である。図6は、下降部111Cの長さの説明図である。なお、図3(a)は、圧縮機11及びその近傍を上面側から見た図であり、図3(b)は、吸入配管112及びその近傍を側面側からみた図である。また、図6では、吸入配管112及び接続配管112Aの図示は省略している。図3〜図6を参照して、圧縮機11及びその近傍の構成について詳しく説明する。
まず、圧縮機11の吐出配管111及び吸入配管112などについて説明する。
圧縮機11の吐出配管111は、「圧縮機11内に連通するように圧縮機11の上部に接続され、圧縮機11の上側に延出する立ち上がり部111A」と、「立ち上がり部111Aから水平方向に延出する水平部111B」と、「水平部111Bから圧縮機11の側方である所定の高さ位置まで下側に延出する下降部111C」と、「下降部111Cから折り返されるように延出するターン部111D」とを有している。また、圧縮機11の吐出配管111の冷媒流れ下流側には、「冷媒音を抑制するマフラー111E」と、「マフラー111Eと四方弁113とを接続する接続配管111F」とが設けられている。
圧縮機11の吸入配管112は、圧縮機11内に連通するように圧縮機11の側面に接続されている配管である。また、吸入配管112の冷媒流れ上流側には、アキュムレータ112B及び四方弁113に接続される接続配管112Aが設けられている。
立ち上がり部111Aは、圧縮機11の上部の略中央部に接続され、この接続位置から圧縮機11の上側に延出した後に曲げられて、水平部111Bに接続されている。
水平部111Bは、水平方向に延出するように設けられ、くの字状に曲げられて形成されたくの字状部120を有しているものである。なお、図5に示すように、くの字状部120の角度は、たとえば、110度〜150度の範囲に設定するとよい。これにより、圧縮機11の振動がくの字状部120に伝達されると、くの字状部120の頂点部分の角度が変化することで水平部111Bが振動を低減させるクッションとして機能し、圧縮機11の振動の低減効果などを向上させることができる。
また、図3に示すように、水平部111Bは、くの字状部120の頂点部分の水平面上の位置が、たとえば圧縮機11の側面位置と一致するように曲げられているとよい。これにより、くの字状部120における振動低減効果などをさらに向上させることができる。
下降部111Cは、水平部111Bに接続されている端部側が曲げられ、この曲げられた位置から鉛直下方に延出しているものである。下降部111Cのうちのターン部111Dに接続されている端部側は、圧縮機11の側面に対向している。なお、下降部111Cの長さは、図6に示すように、たとえば100mm以上とするとよい。
ターン部111Dは、下降部111Cから折り返されて水平方向に延出した後に、上側に延出してマフラー111Eに接続されているものである。すなわち、ターン部111Dは、下降部111Cとターン部111Dとの接続位置で折り返された後に、水平方向に延出し、その後、上側に折り返されて構成されるU字状部121を有しているものである。
なお、ターン部111Dは、折り返し部分において曲がった形状を有するU字状部121に限定されるものではなく、折り返し部分において角ばっていてもよい。
なお、ターン部111Dは、図5に示すように、吐出配管111及び吸入配管112の上側から吐出配管111及び吸入配管112を投影視したときにおいて、「ターン部111Dの配管の径の中心線(図5のP1参照)」と、「立ち上がり部111Aの配管の径の中心と吸入配管112の配管の径の中心(後述の吸入配管112の鉛直部の径の中心)とを結ぶ線(図5のP2参照)」とが、平行になるように設けられているものである。ここで、ターン部111Dは、P1に示す線と、P2に示す線とが完全に平行になるように設けられていなくてもよく、たとえば、P1に示す線の延長線とP2に示す線の延長線との交わる部分の角度が5度以下であればよい。
これにより、ターン部111Dにおける振動低減効果などを向上させることができる。なお、ここで、中心とは、配管の高さ方向における中間部分である中心を指すのではなく、配管の径方向における中心を指している。
マフラー111Eは、圧縮機11から吐出される冷媒の圧力の脈動に伴う音を抑制するものである。マフラー111Eは、下端側がターン部111Dに接続され、上端側が接続配管111Fに接続されているものである。なお、マフラー111Eは、鉛直方向に略平行となるように設けられている。
接続配管111Fは、マフラー111Eと四方弁113とを接続する配管である。接続配管111Fは、一方側がマフラー111Eの上端側に接続され、他端側が四方弁113の4つの接続部のうちの1つの接続部に接続されている。
接続配管111Fは、マフラー111Eの上端側から上側に延出した後に、水平方向と略平行であって吸入配管112側に延出する。なお、接続配管111Fのこの水平方向と略平行な部分については、圧縮機11の上面位置よりも高い。そして、接続配管111Fは、吸入配管112側に延出した後に、四方弁113よりも上側に来るように上側に延出し、逆U字状に曲げられた後に四方弁113に接続される。接続配管111Fの形状は、これに限定されるものではないが、このような形状をしていると、水平部111Bのくの字状部120及びターン部111Dによる振動低減効果などをより向上させることができる。
吸入配管112は、たとえば、略L字状の配管であり、鉛直方向に略垂直な鉛直部と、鉛直部から水平面に平行な水平部を有する配管である。なお、図3(a)及び図5では、吸入配管112のうちの水平部の一部が見えている。図3(b)に示すように、鉛直部は、一方側がアキュムレータ112Bの下端側に接続され、他方側が水平部のうち圧縮機11に接続されていない側に接続されている。また、図3(b)及び図5に示すように、水平部は一方が鉛直部に接続され、他方が圧縮機11の側面に接続されるものである。
接続配管112Aは、一方側が四方弁113に接続され、他方側がアキュムレータ112Bに接続されているものである。すなわち、接続配管112Aは、一方側が四方弁113のうちの4つの接続部のうちの1つと、アキュムレータ112Bの上端側に接続されているものである。
接続配管112Aは、図3及び図4に示すように、四方弁113の下側の接続部から、クランク状に曲げられて下側に延出している。そして、接続配管112Aは、下側に延出していき下端に至ると、接続配管112A及び吸入配管112を上面側から見たとき(図3参照)、吸入配管112を迂回するようにくの字に曲げられながら上側に延出する。接続配管112Aは、吸入配管112を迂回するようにくの字に曲げられた後に、L字状に曲げられて鉛直上側に延出する。そして、接続配管112Aは、鉛直上側に延出し、逆U字状に曲げられた後にアキュムレータ112Bの上端側に接続される。接続配管112Aの形状は、これに限定されるものではないが、このような形状をしていると、水平部111Bのくの字状部120及びターン部111Dによる振動の低減効果をより向上させることができる。
次に、四方弁113について説明する。
四方弁113は、図3〜図6に示すように、高さ位置が圧縮機11の上側であって、X−Y平面で見たとき、圧縮機11よりも+Y方向よりに設けられているものである。四方弁113は、上側の接続部が接続配管111Fに接続され、下側の接続部が接続配管112Aに接続され、残り2つの接続部がRE配管114及びRC配管115(図2参照)に接続されているものである。
次に、RE配管114及びRC配管115について説明する。
RE配管114は、四方弁113の下側の接続部より下降するように延出し、この下降している部分の先端からLの字状にX軸の右方向へ曲がっているものである。RE配管114は、連結配管16を介して室内熱交換器15に接続される(図2参照)。
RC配管115は、四方弁113の下側の接続部より下降するように延出し、この下降している部分の先端からレの字状にY軸奥側へ曲げられているものである。RC配管115は、室外熱交換器12に接続される(図2参照)。
[本実施の形態に係る空気調和装置100の室外機10の有する効果]
本実施の形態に係る空気調和装置100の室外機10は、吐出配管111が水平部111B及びターン部111Dを有しているため、X、Y方向の配管振動及び応力を吸収、分散し、室外機10の配管全体の信頼性を向上させることができ、ひいては、空気調和装置100の信頼性を向上させることができる。これについて以下に詳しく説明する。
本実施の形態に係る空気調和装置100の室外機10は、吐出配管111の水平部111Bのくの字状部120を有するため、吐出配管111を介して伝達するX、Y方向の圧縮機11の振動によって、水平部111Bがくの字状に揺動する。すなわち、圧縮機11の振動がくの字状部120に伝達されると、くの字状部120の頂点部分の角度が変化することで水平部111Bが振動を低減させるクッションとして機能し、圧縮機11の振動が吸収、分散され、全体の振動が小さくなる。
また、このくの字状部120だけで吸収しきれなかった振動は、吐出配管111を介して四方弁113まで伝達しようとする。しかし、本実施の形態に係る空気調和装置100の室外機10は、吐出配管111のターン部111Dを有するため、四方弁113に向かう振動がターン部11Dが揺動することで減衰され、更なる振動吸収及び分散効果を発揮することができる。
すなわち、本実施の形態に係る空気調和装置100の室外機10は、吐出配管111を有するため、X、Y方向の配管強度を増強させることができ、空気調和装置100の室外機10の配管における振動を大幅に低減させることができる。すなわち、振動の累積による疲労による配管折損を抑制することができる。
また、本実施の形態に係る空気調和装置100の室外機10は、配管における振動を低減させることができる分、空気調和装置100の全体の振動を抑制させることができ、空気調和装置100全体の配管折損を抑制することができる。
実験的に得たデータによれば、吐出配管の水平部111Bにくの字の部分がなく、直線で繋がれている場合には、吐出配管にかかる応力は約1.6[kgf/mm]である。
一方、本実施の形態に係る圧縮機11のように、吐出配管111の水平部111Bにくの字の部分を有する場合には、吐出配管111にかかる応力は約1.0[kgf/mm]である。すなわち、吐出配管111にかかる応力が、約4割程度改善されることがわかる。
したがって、本実施の形態に係る空気調和装置100の室外機10は、吐出配管111にかかる応力が低減できる分、吐出配管111の破損などを抑制でき、圧縮機11の信頼性を向上させることができる。
また、実験的に得たデータによれば、吐出配管の水平部にくの字の部分がなく、直線で繋がれている場合には、室外機10に伝達する力は約0.59[m/s]である。
一方、本実施の形態に係る圧縮機11のように、吐出配管111の水平部111Bにくの字の部分を有する場合に吐出配管111にかかる力は、約0.43[m/s]である。すなわち、室外機10に伝達する力は、約3割程度改善されることがわかる。
したがって、本実施の形態に係る空気調和装置100の室外機10は、吐出配管111にかかる力が低減できる分、吐出配管111を介して室外機10に伝達される力も低減できる。このように、吐出配管111にかかる力が低減する分、吐出配管111の破損などを抑制できるとともに室外機10にかかる力が低減し、室外機10の信頼性を向上させることができる。
10 室外機、11 圧縮機、11D ターン部、12 室外熱交換器、12A 送風ファン、13 絞り装置、14 室内機、15 室内熱交換器、16 連結配管、100 空気調和装置、111 吐出配管、111A 立ち上がり部、111B 水平部、111C 下降部、111D ターン部、111E マフラー、111F 接続配管、112 吸入配管、112A 接続配管、112B アキュムレータ、113 四方弁、114 RE配管、115 RC配管、120 くの字状部、121 U字状部、A 冷媒回路。

Claims (3)

  1. 圧縮機が搭載された空気調和装置の室外機であって、
    前記圧縮機の上部には、
    当該圧縮機で圧縮した冷媒を吐出する吐出配管が接続されており、
    前記吐出配管は、
    前記圧縮機の上側に延出する立ち上がり部と、
    前記立ち上がり部から水平方向に延出する水平部と、
    前記水平部から前記圧縮機の側方である所定の高さ位置まで下側に延出する下降部と、
    を有し、
    前記水平部は、
    くの字状に形成されている部分を有している
    ことを特徴とする空気調和装置の室外機。
  2. 前記圧縮機に吸入側に接続される吸入配管を有し、
    前記吐出配管は、
    前記吐出配管及び前記吸入配管の上側から前記吐出配管及び前記吸入配管を投影視したときにおいて、前記立ち上がり部の配管の径方向における中心と前記吸入配管の配管の径方向における中心とを結ぶ線と平行となるように、前記下降部から折り返されるように延出するターン部を有している
    ことを特徴とする請求項1に記載の空気調和装置の室外機。
  3. 前記くの字状に形成されている部分は、
    110度〜150度の範囲で折り曲げられている
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の空気調和装置の室外機。
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