JP2005055106A - アキュムレータを備えた圧縮機 - Google Patents
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Abstract
【課題】 経年変化により例え支持脚がへたるようなことがあった場合でも、圧縮機が傾くことを抑え、低振動、高信頼性な、アキュムレータを備えた圧縮機を提供することを目的とする。
【解決手段】 支持脚5を取り付けるための、脚取り付け部材3に設けられた複数個の孔4の重心の平面座標Bを、アキュムレータを備えた圧縮機の重心の平面座標Aと一致する位置としたものである。これにより、おのおのの支持脚5に作用する荷重は、常に均等となり、例え支持脚5が経年変化によりへたるようなことがあった場合でも、均等にへたるので、圧縮機が傾くようなことはない。
【選択図】 図1
【解決手段】 支持脚5を取り付けるための、脚取り付け部材3に設けられた複数個の孔4の重心の平面座標Bを、アキュムレータを備えた圧縮機の重心の平面座標Aと一致する位置としたものである。これにより、おのおのの支持脚5に作用する荷重は、常に均等となり、例え支持脚5が経年変化によりへたるようなことがあった場合でも、均等にへたるので、圧縮機が傾くようなことはない。
【選択図】 図1
Description
本発明は、空調機器などに用いられるアキュムレータを備えた圧縮機に関するものである。
従来の圧縮機、特に、この圧縮機の密閉容器内部がおおむね吐出ガスで満たされる、いわゆる高圧型圧縮機には、一般的に吸入側にアキュムレータが備えられている。このアキュムレータは、圧縮機に接続される冷凍サイクルの運転条件等により、多量の液冷媒が吸入側に戻ったような場合でも、気液分離作用により、圧縮機には気体冷媒のみ吸入させるためのものである。これにより、液冷媒の圧縮による異常音の発生や、圧縮機内部の部品の破損などによる信頼性低下を防いでいる。
また、密閉容器の下部周辺に、複数個の孔を有する脚取り付け部材、もしくは、1個以上の孔を有する複数個の脚取り付け部材が備えられており、これらおのおのの孔に、弾性部材からなる支持脚を取り付け、圧縮機を支持している。
この種の代表的な圧縮機を、図3に示す(例えば、特許文献1参照)。
図3において、密閉容器1の側面に、この密閉容器1と接続されたアキュムレータ2と、前記密閉容器1の下部周辺に脚取り付け部材3とが備えられている。
前記脚取り付け部材3はおおむね正三角形の形状をしており、その各角部付近には、孔4がそれぞれ設けられいる。そして、これらおのおのの孔4には、弾性部材からなる支持脚5が取り付けられている。
上記構成により、アキュムレータ2の入口管6から流入した冷媒ガスは、このアキュムレータ2を介して、密閉容器1の内部に設けられた圧縮機構部(図示せず)によって圧縮された後、一旦、密閉容器1内部に吐出され、密閉容器1に設けられた吐出管7から吐出される。
また、圧縮機を支持脚5で支持することにより、運転中の振動を吸収、減衰させ、圧縮機が接続される冷凍サイクル(図示せず)への振動の伝達を低減している。
特開2000−291982号公報(第4頁、図1)
しかしながら、上記従来の構成において、比較的大きなアキュムレータが取り付けられる場合では、図4に示すように、圧縮機の重心Aの作用線と、脚取り付け部材に設けられた複数個の孔の重心Bとがずれるため、モーメントが作用し、わずかながら圧縮機が傾く場合があった。特に、圧縮機の押し除け容積が比較的大きな場合では、接続される冷凍サイクルの冷凍能力も大きく、冷凍サイクルに封入される冷媒ガスの量も一般的に増やす必要があるため、大きなアキュムレータを用いる場合が多い。
上記のような状態では、脚取り付け部材3のそれぞれの孔4に取り付けられた支持脚5のうち、アキュムレータ2にもっとも近い支持脚5aにもっとも大きな荷重が作用することになる。この場合、比較的初期の間は、圧縮機の傾きも小さい場合がほとんどであるが
、支持脚5は、ゴムやバネなど、あるいはこれらを組み合わせた弾性部材からなっており、経年変化により、アキュムレータ2に近い支持脚5aだけが大きくへたる可能性があった。
、支持脚5は、ゴムやバネなど、あるいはこれらを組み合わせた弾性部材からなっており、経年変化により、アキュムレータ2に近い支持脚5aだけが大きくへたる可能性があった。
その結果、圧縮機の傾きが増大し、圧縮機が搭載される冷凍サイクルの他の部分に当たり、運転中に異常音が発生する可能性がしたり、また、圧縮機が接続される配管に異常な応力が作用し、場合によっては配管が疲労破壊を起こし、冷媒ガスが漏れるといった可能性があった。
本発明はこのような従来の課題を解決するものであり、経年変化により例え支持脚がへたるようなことがあった場合でも、圧縮機が傾くことを抑え、低振動、高信頼性な圧縮機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明は、支持脚を取り付けるための、脚取り付け部材に設けられた複数個の孔の重心の平面座標を、圧縮機の重心の平面座標と一致する位置としたものである。
上記構成により、おのおのの支持脚に作用する荷重は、常に均等となり、例え支持脚が経年変化によりへたるようなことがあっても、均等にへたるので、圧縮機が傾くようなことはない。
本発明によれば、支持脚を取り付けるための、脚取り付け部材に設けられた複数個の孔の重心の平面座標を、圧縮機の重心の平面座標と一致する位置としているので、圧縮機に備えられたアキュムレータの自重によるモーメントが作用しても、おのおのの支持脚に作用する荷重は、常に均等となる。従って、例え支持脚が経年変化によりへたるようなことがあっても、均等にへたるので、圧縮機が傾くようなことはない。
以下本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1におけるアキュムレータを備えた圧縮機の上面図および正面図である。図1において、前記従来の技術と同じ構成要素については、同一の符号を用い、その説明を省略する。
図1は、本発明の実施の形態1におけるアキュムレータを備えた圧縮機の上面図および正面図である。図1において、前記従来の技術と同じ構成要素については、同一の符号を用い、その説明を省略する。
図1において、密閉容器1の下部周辺に、支持脚5を取り付けるための、複数個の孔4を有する脚取り付け部材3が備えられている。そして、前記複数個の孔4は、これらの重心Bの平面座標と、アキュムレータを備えた圧縮機の重心Aの平面座標とが一致する位置としている。
上記構成により、アキュムレータを備えた圧縮機の重心Aの作用線は、脚取り付け部材に設けられた複数個の孔の重心Bに一致するため、モーメントは作用せず、圧縮機が傾くことはない。従って、おのおのの支持脚5に作用する荷重は、常に均等となり、例え支持脚が経年変化によりへたるようなことがあっても、均等にへたるので、圧縮機が傾くようなことはない。
(実施の形態2)
図2は、本発明の実施の形態2におけるアキュムレータを備えた圧縮機の上面図および
正面図である。図2において、前記従来の技術と同じ構成要素については、同一の符号を用い、その説明を省略する。
図2は、本発明の実施の形態2におけるアキュムレータを備えた圧縮機の上面図および
正面図である。図2において、前記従来の技術と同じ構成要素については、同一の符号を用い、その説明を省略する。
図2において、密閉容器1の下部周辺に、支持脚5を取り付けるための、孔4を有する複数個の脚取り付け部材3が備えられている。そして、これら脚取り付け部材3は、それらおのおのの孔4の重心Bの平面座標と、アキュムレータを備えた圧縮機の重心Aの平面座標とが一致する位置に取り付けられている。
上記構成により、アキュムレータを備えた圧縮機の重心Aの作用線は、脚取り付け部材に設けられた複数個の孔の重心Bに一致するため、モーメントは作用せず、圧縮機が傾くことはない。従って、おのおのの支持脚5に作用する荷重は、常に均等となり、例え支持脚が経年変化によりへたるようなことがあっても、均等にへたるので、圧縮機が傾くようなことはない。
実施の形態2の発明によれば実施の形態1の発明の効果に加えて、脚取り付け部材を複数個としているので、例えば、アキュムレータの大きさを変更して圧縮機の重心位置がずれたような場合でも、密閉用器に取り付ける脚取り付け部材の位置を調整するだけで、脚取り付け部材に設けられた複数個の孔の重心の平面座標と、圧縮機の重心の平面座標とを一致させることが容易に可能であるので、新たに脚取り付け部材の金型を作る必要がなく、コスト低減の効果も期待できる。
なお、上記実施の形態では、いづれも支持脚が3個の場合で説明したが、4個以上の場合でも同様の作用、効果が得られることは言うまでもない。
また、上記実施の形態では、密閉用器が縦置きの場合で説明したが、横置きのアキュムレータを備えた圧縮機において、例えば、脚取り付け部材におのおの2個の孔を有する脚取り付け部材を2箇所に設けたような場合でも、これら脚取り付け部材に設けられた複数個の孔の重心の平面座標を、圧縮機の重心の平面座標と一致する位置とすれば、同様の作用、効果を得ることができる。
以上説明した通り、本発明により、長期間の使用においても支持脚のへたりによって圧縮機が傾くことはなく、低振動、高信頼性な圧縮機を得ることができる。
以上のように、本発明にかかる圧縮機は、圧縮機に備えられたアキュムレータの自重によるモーメントが作用しても、おのおのの支持脚に作用する荷重は、常に均等となる。従って、例え支持脚が経年変化によりへたるようなことがあっても、均等にへたるので、圧縮機が傾くようなことはないので、空気調和装置や冷蔵庫などの冷凍機器等の用途に適用できる。
1 密閉容器
2 アキュムレータ
3 脚取り付け部材
4 孔
5 支持脚
5a アキュムレータにもっとも近い支持脚
6 吸入管
7 吐出管
2 アキュムレータ
3 脚取り付け部材
4 孔
5 支持脚
5a アキュムレータにもっとも近い支持脚
6 吸入管
7 吐出管
Claims (2)
- 密閉容器の側面に、この密閉容器と接続されたアキュムレータを備えた圧縮機において、前記密閉容器の下部周辺に、支持脚を取り付けるための、複数個の孔を有する脚取り付け部材を備え、
前記脚取り付け部材に設けられた複数個の孔の重心の平面座標は、前記圧縮機の重心の平面座標と一致する位置としたことを特徴とする、アキュムレータを備えた圧縮機。 - 脚取り付け部材は、1個以上の孔を有する複数個の脚取り付け部材とした、請求項1記載の、アキュムレータを備えた圧縮機。
Priority Applications (2)
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JP2003287546A JP2005055106A (ja) | 2003-08-06 | 2003-08-06 | アキュムレータを備えた圧縮機 |
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Family Applications (1)
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- 2003-08-06 JP JP2003287546A patent/JP2005055106A/ja active Pending
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