JP2014118905A - 圧縮機用防音カバー - Google Patents

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Abstract

【課題】圧縮機用防音カバーを小型化する。
【解決手段】圧縮機用防音カバー1は、圧縮機20の側面を覆う筒状の側面防音カバー2と、側面防音カバー2の上端開口を塞ぐ笠状の天面防音カバー3とを備える。天面防音カバー3は、平坦状の防音材の外周部にスリットを形成し、スリットの周方向両側部を接続することで形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、筒状の側面防音カバーと天面防音カバーとを有する圧縮機用防音カバーに関するものである。
従来から、圧縮機を用いる空気調和機の室外機等において、圧縮機の運転音が外部に漏れるのを防止するために、圧縮機を防音カバーで覆っている。防音カバーは、例えば、フェルト製の吸音材と、塩化ビニル製の遮音材とが積層された二層構造のシートで構成されている。
例えば特許文献1の防音カバーは、圧縮機本体とアキュームレータからなる圧縮機の周囲を取り囲む筒状の側面防音カバーと、側面防音カバーの上端開口を塞ぐ平坦状の天面防音カバーとで構成されている。この天面防音カバーは、側面防音カバーの内側に装着されている。
特開2011−158112号公報
室外機等で用いられる圧縮機用の防音カバーにおいては、材料コストの低減と防音カバーの外部のスペースの確保のために、防音カバーの小型化が求められている。しかしながら、特許文献1の防音カバーでは、天面防音カバーが平坦状であるため、側面防音カバーの高さは、圧縮機の上端の高さより高くする必要があり、そのため、防音カバー内の外周側上端に無駄な空間が生じており、十分に小型化できていなかった。
そこで、本発明は、小型化できる圧縮機用防音カバーを提供することを目的とする。
第1の発明に係る圧縮機用防音カバーは、圧縮機の側面を覆う筒状の側面防音カバーと、前記側面防音カバーの上端開口を塞ぐ笠状の天面防音カバーとを備え、前記天面防音カバーは、平坦状の防音材の外周部にスリットを形成して、前記スリットの周方向両側部を接続することで形成されていることを特徴とする。
この圧縮機用防音カバーでは、側面防音カバーの上端開口を塞ぐ天面防音カバーの形状が笠状であるため、天面防音カバーが平坦状の場合よりも、圧縮機用防音カバーの高さを維持しつつ側面防音カバーの高さを低くでき、圧縮機用防音カバーを小型化できる。
また、天面防音カバーは、平坦状の防音材の外周部にスリットを形成して、このスリットの周方向両側部を接続することで形成されるため、天面防音カバーを作製しやすい。
第2の発明に係る圧縮機用防音カバーは、第1の発明において、前記天面防音カバーが、遮音材と吸音材が積層された二層構造であることを特徴とする。
この圧縮機用防音カバーでは、遮音材によって騒音を遮音し、吸音材によって騒音を吸音することができるため、圧縮機の運転音が外部に漏れるのをより確実に抑制できる。
第3の発明に係る圧縮機用防音カバーは、第2の発明において、前記遮音材と前記吸音材の大きさが同じであることを特徴とする。
この圧縮機用防音カバーでは、遮音材と吸音材の大きさが同じであるため、天面防音カバーの製造時に、遮音材と吸音材を重ねて裁断できる。したがって、遮音材と吸音材の大きさが異なっており、別々に裁断する場合に比べて製造工程を簡略化できる。
第4の発明に係る圧縮機用防音カバーは、第1〜第3の発明のいずれかにおいて、前記天面防音カバーが、前記側面防音カバーの内側に装着されることを特徴とする。
この圧縮機用防音カバーでは、天面防音カバーを側面防音カバーに容易に装着できると共に、天面防音カバーが側面防音カバーから外れにくい。
第5の発明に係る圧縮機用防音カバーは、第1〜第4の発明のいずれかにおいて、前記天面防音カバーが、前記圧縮機の吐出配管または吸入配管が挿通される挿通口を有しており、前記挿通口が、前記スリットの縁に形成されていることを特徴とする。
この圧縮機用防音カバーでは、挿通口がスリットの縁に形成されているため、スリットの周方向両側部を接続する前に、スリットの内側に配管を通すことで、挿通口に配管を容易に挿通させることができる。
第6の発明に係る圧縮機用防音カバーは、第5の発明において、前記防音材を平坦状に配置した状態において、前記スリットが扇形状の切欠きまたは切込みであって、前記挿通口が、前記切欠きの扇形の中心位置または前記切込みの前記防音材の中心に近い方の端部に設けられていることを特徴とする。
この圧縮機用防音カバーでは、スリットが扇形状の切欠きの場合には、切欠きの扇形の中心位置に挿通口が形成されており、スリットが切込みの場合には、切込みの防音材の中心に近い方の端部に挿通口が設けられているため、天面防音カバーの頂上部に挿通口を設けることができる。吐出配管または吸入配管が圧縮機の上面から延びている場合、挿通口は、圧縮機の上面よりも上方に配置する必要があるため、天面防音カバーの頂上部に挿通口を設けることにより、天面防音カバーの傾斜面の途中に挿通口を設ける場合に比べて、天面防音カバーの高さと面積を低減できる。
第7の発明に係る圧縮機用防音カバーは、第1〜第6の発明のいずれかにおいて、前記防音材が、2つ以上の前記スリットを有していることを特徴とする。
この圧縮機用防音カバーでは、天面防音カバーの形状を、円錐形状以外の笠状とすることができる。したがって、スリットの数が1つであって、天面防音カバーが円錐状の場合に比べて、天面防音カバーの高さと面積を低減できる。
第8の発明に係る圧縮機用防音カバーは、第7の発明において、前記圧縮機が、横に並んで配置される圧縮機本体とアキュームレータを有し、前記天面防音カバーが、上方から見て略楕円形状であることを特徴とする。
この圧縮機用防音カバーでは、天面防音カバーが略楕円形状であるため、側面防音カバーを略楕円形状の筒状にできる。側面防音カバーは、横並びに配置される圧縮機本体とアキュームレータの周囲を覆うため、側面防音カバーの形状が楕円形状の筒状であることにより、側面防音カバーが円形状の筒状の場合に比べて、側面防音カバーの周長を小さくでき、圧縮機用防音カバーを小型化できる。
以上の説明に述べたように、本発明によれば、以下の効果が得られる。
第1の発明では、側面防音カバーの上端開口を塞ぐ天面防音カバーの形状が笠状であるため、天面防音カバーが平坦状の場合よりも、圧縮機用防音カバーの高さを維持しつつ側面防音カバーの高さを低くでき、圧縮機用防音カバーを小型化できる。
また、天面防音カバーは、平坦状の防音材の外周部にスリットを形成して、このスリットの周方向両側部を接続することで形成されるため、天面防音カバーを作製しやすい。
第2の発明では、遮音材によって騒音を遮音し、吸音材によって騒音を吸音することができるため、圧縮機の運転音が外部に漏れるのをより確実に抑制できる。
第3の発明では、遮音材と吸音材の大きさが同じであるため、天面防音カバーの製造時に、遮音材と吸音材を重ねて裁断できる。したがって、遮音材と吸音材の大きさが異なっており、別々に裁断する場合に比べて製造工程を簡略化できる。
第4の発明では、天面防音カバーを側面防音カバーに容易に装着できると共に、天面防音カバーが側面防音カバーから外れにくい。
第5の発明では、挿通口がスリットの縁に形成されているため、スリットの周方向両側部を接続する前に、スリットの内側に配管を通すことで、挿通口に配管を容易に挿通させることができる。
第6の発明では、スリットが扇形状の切欠きの場合、切欠きの扇形の中心位置に挿通口が形成されており、スリットが切込みの場合には、切込みの防音材の中心に近い方の端部に挿通口が設けられているため、天面防音カバーの頂上部に挿通口を設けることができる。吐出配管または吸入配管が圧縮機の上面から延びている場合、挿通口は、圧縮機の上面よりも上方に配置する必要があるため、天面防音カバーの頂上部に挿通口を設けることにより、天面防音カバーの傾斜面の途中に挿通口を設ける場合に比べて、天面防音カバーの高さと面積を低減できる。
第7の発明では、天面防音カバーの形状を、円錐形状以外の笠状とすることができる。したがって、スリットの数が1つであって、天面防音カバーが円錐状の場合に比べて、天面防音カバーの高さと面積を低減できる。
第8の発明では、天面防音カバーが略楕円形状であるため、側面防音カバーを略楕円形状の筒状にできる。側面防音カバーは、横並びに配置される圧縮機本体とアキュームレータの周囲を覆うため、側面防音カバーの形状が楕円形状の筒状であることにより、側面防音カバーが円形状の筒状の場合に比べて、側面防音カバーの周長を小さくでき、圧縮機用防音カバーを小型化できる。
本発明の実施形態に係る圧縮機用防音カバーの使用状況を示す断面図である。 図1の平面図である。 (a)は図1に示す天面防音カバーを形成するための防音シートの平面図であって、(b)は天面防音カバーの平面図である。 本発明の他の実施形態に係る圧縮機用防音カバーの使用状況を示す部分断面図である。 (a)は図4に示す天面防音カバーを形成するための防音シートの平面図であって、(b)は天面防音カバーの平面図である。 (a)は本発明の他の実施形態に係る天面防音カバーを形成するための防音シートの平面図であって、(b)は天面防音カバーの平面図である。 (a)は本発明の他の実施形態に係る天面防音カバーを形成するための防音シートの平面図であって、(b)は天面防音カバーの平面図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。
本実施形態の圧縮機用防音カバー1は、空気調和機の室外機に設けられた圧縮機20の運転音が外部に漏れるのを防止するために用いられている。
図1および図2に示すように、圧縮機20は、蒸発器(図示省略)から流入した冷媒を気相冷媒と液相冷媒に分離して一時的に貯留するアキュームレータ22と、アキュームレータ22から供給された気相冷媒を圧縮する圧縮機本体21とを有する。
圧縮機本体21は、圧縮機構および駆動機構(共に図示省略)と、これらを収容するケーシング21aとを備えている。ケーシング21aは、両端が塞がれた円筒状の容器であって、その筒軸方向が上下方向となるように、室外機の底板30に複数の支持部材31を介して固定されている。
ケーシング21aの上面は、外側に膨らむように湾曲している。ケーシング21aの上面の中心から若干ずれた位置には、圧縮機構(図示省略)により圧縮された冷媒を吐出する吐出配管24が接続されている。また、ケーシング21aの上面には、駆動機構(図示省略)に電流を供給するための端子(図示省略)と、端子を保護する端子カバー23が設けられている。また、ケーシング21aの側面には、アキュームレータ22からの冷媒を圧縮機本体21に供給する連結配管25と、アキュームレータ22をケーシング21aに取り付けるための取付具26とが設けられている。
アキュームレータ22は、圧縮機本体21の横に並んで配置され、連結配管25と取付具26によって圧縮機本体21に連結されている。アキュームレータ22は、両端が塞がれた略円筒状に形成されており、その筒軸方向が上下方向となっている。アキュームレータ22の上面は、外側に膨らむように湾曲しており、その中央部には、冷媒を吸入する吸入配管27が接続されている。
圧縮機用防音カバー1は、圧縮機20の側面を覆う筒状の側面防音カバー2と、側面防音カバー2の上端開口を塞ぐ笠状の天面防音カバー3とで構成されている。
側面防音カバー2は、底板30上に配置されている。側面防音カバー2は、遮音材2aの内側に吸音材2bが積層された二層構造で構成されている。遮音材2aは例えばゴムシートであって、吸音材2bは例えばフェルトシートである。側面防音カバー2は、略矩形状の防音シート(遮音材2aと吸音材2bの積層体)を圧縮機20の周囲に巻き付けて、両端部同士を接続することで形成されている。側面防音カバー2は、圧縮機20の周囲に配置された状態では、略楕円形状の筒状となっている。また、本実施形態では、側面防音カバー2は、圧縮機20との間に隙間を空けるように配置されているが、圧縮機20と接触していてもよい。
天面防音カバー3は、上方から見て略楕円形状であり、側面防音カバー2の内側に装着されている。天面防音カバー3は、同じ大きさの遮音材4と吸音材5とが積層された二層構造で構成されている。遮音材4は例えばゴムシートであって、吸音材5は例えばフェルトシートである。遮音材4は、吸音材5の外側に配置されている。側面防音カバー2の内側に装着されていない状態の天面防音カバー3の外径は、側面防音カバー2の内径と同じかそれよりも若干大きくなっている。
図2および図3(b)に示すように、天面防音カバー3の頂上部3aは、略水平に直線状に延びている。この頂上部3aの両端部には、吐出配管24と吸入配管27が挿通される挿通口6、7が形成されている。また、天面防音カバー3は、2つの挿通口6、7の縁から外周端まで延びる2つの接合部8、9を有する。なお、図3(b)では、頂上部3aの位置がわかりやすいようにラインで表示しているが、実際には頂上部3aは湾曲しており、明確にラインが現れるわけではない。
天面防音カバー3の作製と取付けの手順について説明する。まず、平坦状の遮音材4と吸音材5とを重ねて打ち抜き加工することで、図3(a)に示す略楕円形状の平坦状の防音シート(防音材)10を形成する。この打ち抜き加工によって、防音シート10の外周部には、2つの扇形状のスリット11、12を形成すると共に、スリット11、12の扇形の中心位置には、円形状の挿通口6、7を形成する。また、遮音材4と吸音材5とは、例えばホッチキス、またはタックピン等により接続する。
次に、防音シート10のスリット11、12の内側に、吐出配管24と吸入配管27を通して、挿通口6、7に配管24、27を挿通させる。続いて、スリット11、12の周方向両側部を重ねて接続して、接合部8、9を形成する。これにより、天面防音カバー3が作製される。接合部8、9の接続手段は、例えばホッチキス、タックピン、またはマジックテープ(登録商標)等である。その後、天面防音カバー3を、圧縮機20の周囲に配置した側面防音カバー2の上端開口に挿入して装着する。なお、接合部8、9は4層構造であるが、図1では、接合部8、9を省略して表示している。
本実施形態の圧縮機用防音カバー1は、以下の特徴を有する。
仮に、天面防音カバー3が平坦状の場合には、側面防音カバー3は端子カバー23の上端よりも高くする必要があるが、本実施形態では、天面防音カバー3が笠状であるため、圧縮機用防音カバーの高さを維持しつつ側面防音カバーの高さを低くでき、圧縮機用防音カバーを小型化できる。その結果、圧縮機用防音カバーの材料コストを低減できるとともに、室外機内において圧縮機用防音カバーの外側の空間を拡大できる。
また、天面防音カバー3は、平坦状の防音シート10の外周部にスリット11、12を形成して、このスリット11、12の周方向両側部を接続することで形成されるため、天面防音カバー3を作製しやすい。
また、天面防音カバー3は、遮音材4と吸音材5が積層された二層構造である。遮音材によって騒音を遮音し、吸音材によって騒音を吸音することができるため、圧縮機20の運転音が外部に漏れるのをより確実に抑制できる。
また、遮音材4と吸音材5の大きさは同じであるため、天面防音カバー3の製造時に、遮音材4と吸音材5を重ねて裁断できる。したがって、遮音材と吸音材の大きさが異なっており、別々に裁断する場合に比べて製造工程を簡略化できる。
また、天面防音カバー3は、側面防音カバー2の内側に装着されているため、天面防音カバー3を側面防音カバー2に容易に装着できると共に、天面防音カバー3が側面防音カバー2から外れにくい。
また、挿通口6、7はスリット11、12の縁に形成されているため、スリット11、12の周方向両側部を接続する前に、スリット11、12の内側に配管24、27を通すことで、挿通口6、7に配管24、27を容易に挿通させることができる。
また、スリット11、12の扇形の中心位置に挿通口6、7が形成されているため、天面防音カバー3の頂上部3aに挿通口6、7を設けることができる。配管24、27は、圧縮機20の上面から延びているため、挿通口6、7は、圧縮機20の上面よりも上方に配置する必要があるが、天面防音カバー3の頂上部3aに挿通口6、7を設けたことにより、天面防音カバーの傾斜面の途中に挿通口を設ける場合に比べて、天面防音カバーの高さと面積を低減できる。
また、防音シート10が2つのスリット11、12を有することにより、天面防音カバー3の形状を、直線状の頂上部3aを有する笠状とすることができる。したがって、スリットの数が1つであって、天面防音カバーが円錐状の場合に比べて、天面防音カバーの高さと面積を低減できる。
また、天面防音カバー3は上方から見て略楕円形状であるため、側面防音カバー2を略楕円形状の筒状にできる。側面防音カバー2は、横並びに配置される圧縮機本体21とアキュームレータ22の周囲を覆うため、側面防音カバー2の形状が楕円形状の筒状であることにより、側面防音カバーが円形状の筒状の場合に比べて、側面防音カバーの周長を小さくでき、圧縮機用防音カバーを小型化できる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成は、上記実施形態に限定されるものでないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記実施形態の説明だけではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。なお、以下の変更形態は、適宜組み合わせて実施することも可能である。
上記実施形態では、天面防音カバー3は、遮音材4と吸音材5が積層された二層構造であるが、二層以上の多層構造であってもよく、単一の材料で構成されていてもよい。側面防音カバー2についても同様である。
上記実施形態では、天面防音カバー3の遮音材4と吸音材5の大きさは同じであるが、異なっていてもよい。
例えば図4および図5に示す天面防音カバー103のように、吸音材105を遮音材104よりも大きくして、天面防音カバー103における吸音材105の径を、側面防音カバー2の内径よりもかなり大きくしてもよい。遮音材がゴム製の場合、遮音材はフェルトほど柔軟性が高くないため、遮音材の径を側面防音カバー2の内径よりも大きくすると、側面防音カバー2の内側にほぼ隙間なく天面防音カバーを配置することが困難となるが、フェルトなどの柔軟性の高い材料で形成された吸音材105だけを、側面防音カバー2よりも大きくした場合、吸音材105の外周部を側面防音カバー2の内周面に沿わせてほぼ隙間なく配置できるため、音漏れを防止できる。
上記実施形態では、天面防音カバー3に、吐出配管24と吸入配管27が挿通される2つの挿通口6、7が設けられているが、配管24(27)が上向きに延在していない場合には、天面防音カバーに挿通口6(7)を設けなくてもよい。また、側面防音カバー3に挿通口を設けてもよい。
上記実施形態では、防音カバー10のスリット11、12の扇形の中心位置に挿通口6、7が形成されていることにより、天面防音カバー3の接合部8、9の端部に挿通口6、7が形成されているが、挿通口6、7の位置はこれに限定されるものではない。
例えば図6(b)に示すように、天面防音カバー203の接合部8の途中に、挿通口206を形成してもよい。図6(a)に示すように、この天面防音カバー203を形成する防音シート210は、スリット11の径方向途中に、略半円状の2つの挿通口206a、206bを有しており、スリット11の周方向両側部を接続することで、挿通口206a、206bが重なって挿通口206となる。
また、例えば、接合部(スリット)から離れた位置に、挿通口を形成してもよい。この場合、挿通口の内側に吐出配管または吸入配管を配置しやすくするために、挿通口の縁から天面防音カバーの外周端まで延びる切込みを形成することが好ましい。
上記実施形態では、防音シート10のスリット11、12の周方向両側部を重ねて接続しているが、スリット11、12の周方向両側部を突き合わせて接続してもよい。
上記実施形態では、防音シート10に形成されるスリット11、12は、扇形状の切欠きであるが、スリットは切込みであってもよい。
上記実施形態では、防音シート10の遮音材4と吸音材5に形成されるスリットの形状は同じであるが、異なっていてもよい。例えば図5(a)に示す防音シート110のように、遮音材104に扇形状の切欠き104a、104bを形成し、吸音材105に切込み105a、105bを形成してもよい。図5(b)に示すように、この防音シート110によって形成される天面防音カバー103の接合部108、109は、切込み105a、105bの周方向両側部を重ねて接続すると共に、切欠き104a、104bの周方向両側部を突き合わせて接続することで形成されている。
上記実施形態では、防音シート10と天面防音カバー3の形状は略楕円形状であるが、これ以外の形状であってもよい。例えば図7に示すように、防音シート310と天面防音カバー303が共に円形状であってもよい。
上記実施形態では、防音シート10に2つのスリット11、12が設けられており、天面防音カバー3は2つの接合部8、9を有するが、スリット(接合部)の数は3つ以上であってもよい。また、図7に示すように、スリット311(接合部308)が1つだけ設けられていてもよい。
上記実施形態では、天面防音カバー3は、側面防音カバー2の内側に装着されているが、天面防音カバー3が、側面防音カバー3の上端に載せられていてもよい。
上記実施形態では、圧縮機用防音カバー1で圧縮機本体21とアキュームレータ22とを囲んでいるが、圧縮機用防音カバー1で圧縮機本体21のみを囲んでもよい。この場合、圧縮機本体21のみが、本発明の圧縮機に相当する。
本発明を利用すれば、圧縮機用防音カバーを小型化できる。
1 圧縮機用防音カバー
2 側面防音カバー
3、103、203、303 天面防音カバー
4、104 遮音材
5、105 吸音材
6、7、206、206a、206b 挿通口
8、9、108、109、308 接合部
10、110、210、310 防音シート(防音材)
11、12、311 スリット
20 圧縮機
21 圧縮機本体
22 アキュームレータ
24 吐出配管
27 吸入配管
104a、104b 切欠き(スリット)
105a、105b 切込み(スリット)

Claims (8)

  1. 圧縮機の側面を覆う筒状の側面防音カバーと、
    前記側面防音カバーの上端開口を塞ぐ笠状の天面防音カバーとを備え、
    前記天面防音カバーは、平坦状の防音材の外周部にスリットを形成し、前記スリットの周方向両側部を接続することで形成されていることを特徴とする圧縮機用防音カバー。
  2. 前記天面防音カバーが、遮音材と吸音材が積層された二層構造であることを特徴とする請求項1に記載の圧縮機用防音カバー。
  3. 前記遮音材と前記吸音材の大きさが同じであることを特徴とする請求項2に記載の圧縮機用防音カバー。
  4. 前記天面防音カバーが、前記側面防音カバーの内側に装着されることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の圧縮機用防音カバー。
  5. 前記天面防音カバーが、前記圧縮機の吐出配管または吸入配管が挿通される挿通口を有しており、
    前記挿通口が、前記スリットの縁に形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の圧縮機用防音カバー。
  6. 前記防音材を平坦状に配置した状態において、前記スリットが扇形状の切欠きまたは切込みであって、
    前記挿通口が、前記切欠きの扇形の中心位置または前記切込みの前記防音材の中心に近い方の端部に設けられていることを特徴とする請求項5に記載の圧縮機用防音カバー。
  7. 前記防音材が、2つ以上の前記スリットを有していることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の圧縮機用防音カバー。
  8. 前記圧縮機が、横に並んで配置される圧縮機本体とアキュームレータを有し、
    前記天面防音カバーが、上方から見て略楕円形状であることを特徴とする請求項7に記載の圧縮機用防音カバー。
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