JP2014118889A - 運転支援装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】いわゆる誤発進防止のための運転支援装置が正常に動作し、確実に誤発進防止のための運転支援を実行できるようにする。
【解決手段】アイドルストップ制御の解除によりエンジンが再始動した後、レーザレーダ7により所定距離L内に障害物Sが検出されて通信バスを介してEFIECU5により障害物Sを検出したというレーザレーダ7からの信号が受信されると、エンジン再始動からT2時間(第2の保持時間)、EFIECU5によりメモリにアクセルペダルの急発進操作の履歴が記憶保持され、アイドルストップ制御の解除に伴うエンジン再始動によりバッテリの出力が一時的に大きく低下しても、バッテリの出力が回復してレーザレーダ7が正常に動作するようになった後に、EFIECU5により、メモリに保持された急発進履歴に基づきエンジンの出力が抑制され、誤発進防止の運転支援制御が正常に動作する。
【選択図】図1

Description

本発明は、アクセルペダルなどのアクセル操作手段が所定量以上の操作されることによる急発進操作があった場合に、前方障害物との衝突を回避すべく急発進抑制などの運転支援を行う運転支援装置に関する。
従来、車載用単眼カメラやレーザレーダなどの障害物センサにより障害物を認識し、自車が発進する際に障害物が至近距離(例えば、5m)内に存在していれば、強制的に制動停止する等の誤発進防止の運転支援を行う装置が提案されている(特許文献1参照)。
特開2012−118682号公報(段落0002〜0004,0020,0048参照)
ところで、従来の運転支援装置では、車両CAN(Controller Area Network)の通信バスを介して、障害物センサによる障害物の検出信号が電子スロットルを制御するEFI(Electronic Fuel Injection:電子制御燃料噴射装置)ECU(Engine Control Unit)に送信されるようになっており、障害物センサが自車の至近距離内に障害物を検出した場合には、衝突を回避すべく、EFIECUに至近距離内における障害物の検出信号をEFIECUが受信してアクセルペダルの操作に拘わらず電子スロットルの開度が抑制され、自動ブレーキが作動されるなどの制御が行われる。
このとき、CAN通信のシステムには数10ms程度の通信遅れがあるため、EFIECUがアクセルペダルの急な踏込みを検知したときに、EFIECUは、アクセルペダルの急な踏込みに基づく電子スロットルの制御が実行された後に、障害物センサから自車の至近距離内に障害物を検出したという信号を遅れて受信することになり、誤発進防止のための運転支援装置が正常に動作せず、誤発進を未然に防止できないという不都合が生じる。
また、近年、所定のアイドルストップ条件の成立時に前記駆動源の出力を停止するアイドルストップ制御を行い、所定のアイドルストップ解除条件の成立時に前記アイドルストップ制御を解除するアイドルストップ制御手段を備えたいわゆるアイドルストップ車の開発が進んでいる。この場合、例えばVSC(Vehicle Stability Control)ECUからブレーキペダルが操作されたという信号が、CANの通信バスを介して一定時間継続してEFIECUに送信されることなどをアイドルストップ条件とし、VSCECUからブレーキペダルの操作が解除されたという信号が、CANの通信バスを介してEFIECUに送信されることなどをアイドルストップ解除条件とすることが考えられる。
そして、このようなアイドルストップ車が上記した誤発進防止機能を備える運転支援装置を搭載している場合には、アイドルストップ解除によるエンジン再始動時に車載バッテリ(或いは大容量キャパシタ)に電力が大量に消費されてバッテリ電圧(キャパシタ電圧)が一時的に急激に低下し、電圧が低下している間は障害物センサが動作しない状態になり、電圧の回復後に障害物センサが再起動するという現象が生じることがある。
このような場合、障害物センサが再起動してから自車の至近距離内に障害物を検出したという信号が、CANの通信バスを介してEFIECUに送信されるが、障害物センサからの信号を受信するまでの通信遅れ(数10ms)の間に、運転者によるアクセルペダルの所定量以上の踏込み操作(急発進操作)があると、この運転者の操作に基づく電子スロットルの急発進制御が実行されてしまい、誤発進防止のための運転支援装置が正常に動作せずに誤発進・急発進を防止できないおそれがある。
本発明は、いわゆる誤発進防止のための運転支援装置が正常に動作し、確実に誤発進防止のための運転支援を実行できるようにすることを目的とする。
上記した目的を達成するために、本発明の運転支援装置は、車両に搭載され障害物を検出する障害物検出手段と、運転者により操作されるアクセル操作手段の操作に基づいて駆動力を出力する駆動源と、自車の停車中に前記障害物検出手段により検出される前記障害物が自車から予め定められた所定距離内にあるときに、前記アクセル操作手段の所定量以上の操作による急発進操作があれば前記駆動源の出力を抑制する出力抑制手段と、前記急発進操作があった履歴を保持する記憶手段と、前記アクセル操作手段による急発進操作があったことにより、前記記憶手段に予め定められた第1の保持時間、前記履歴を記憶させる記憶制御手段とを備え、前記出力抑制手段は、前記記憶手段により前記履歴が保持されていれば、前記記憶手段に保持された前記履歴に基づいて前記駆動源の出力を抑制することを特徴としている(請求項1)。
また、前記障害物検出手段を含む車両の運転走行に必要な電力を蓄電する蓄電手段と、所定のアイドルストップ条件の成立時に前記駆動源の出力を停止するアイドルストップ制御を行い、所定のアイドルストップ解除条件の成立時に前記蓄電手段から供給される電力により前記アイドルストップ制御を解除するアイドルストップ制御手段とをさらに備え、前記記憶制御手段は、前記アイドルストップ制御手段による前記アイドルストップ制御が解除されたときに、前記アイドルストップ制御の解除から前記第1の保持時間よりも長く設定された第2の保持時間、前記履歴を前記記憶手段に記憶保持させるようにしてもよい(請求項2)。
請求項1に係る発明によれば、運転者によりアクセル操作手段による急発進操作があると、急発進操作があったことにより、記憶制御手段により記憶手段に予め定められた第1の保持時間、急発進操作があったという履歴が記憶され、このとき自車から所定距離内の障害物が障害物検出手段により検出されたことが通信によって出力抑制手段に送信される場合に、第1の保持時間を通信遅れ時間よりも長く設定しているので、記憶手段が急発進操作の履歴を保持している間に、出力抑制手段により所定距離内における障害物の存在が受信されることになり、記憶手段に記憶されている急発進操作の履歴に基づいて、出力抑制手段により駆動源の出力が抑制される。
したがって、運転者によりアクセル操作手段の急発進操作がなされると、記憶制御手段の制御によって、急発進操作の履歴が記憶手段に保持されるため、所定距離内に障害物を検出したことが出力抑制手段により認識されてから、記憶手段に記憶された履歴に基づき、出力抑制手段により駆動源の出力を抑制することができ、誤発進防止の運転支援制御を正常に動作させることが可能になる。
また、請求項2に係る発明によれば、アイドルストップ制御が可能な車両の場合に、アイドルストップ制御手段によるアイドルストップ制御が解除されたときに、アイドルストップ制御の解除から第1の保持時間よりも長く設定された第2の保持時間、記憶制御手段により急発進履歴が記憶手段に記憶保持されるため、アイドルストップ制御の解除に伴う駆動源の再始動により蓄電手段の出力が一時的に大きく低下しても、蓄電手段の出力が回復して障害物検出手段が正常に動作するようになった後に、出力抑制手段により、記憶手段に保持された急発進履歴に基づき駆動源の出力を抑制して誤発進防止の運転支援制御を正常に動作させることができ、アイドルストップ制御の解除の際の一時的な蓄電手段の出力低下に伴う不都合を解消することができる。
本発明に係る運転支援装置の一実施形態のブロック図である。 図1のある状態での動作説明図である。 図1の異なる状態での動作説明図である。
次に、本発明をより詳細に説明するため、本発明の一実施形態について、図1のブロック図、図2、図3の動作説明図を参照して詳述する。
図1に示すように、本実施形態における運転支援装置1は、VSCECU3と、EFIECU5と、レーザレーダ7と、アイドルストップECU9とを備えている。そして、VSCECU3は、自車の速度を検出する車速センサ31、ブレーキペダルの踏込みとその踏込み量を検出するブレーキペダルセンサ32、自車の加減速度を検出するGセンサ33の各センサからの信号を取り込み、取り込んだ各センサ31〜33の検出信号をCANの通信バスを介して送信するとともに、安定走行などの運転支援その他のためにブレーキのマスタシリンダを駆動するブレーキアクチュエータ34を制御する。
EFIECU5は、本発明のアクセル操作手段であるアクセルペダルの運転者による操作量である踏込み量を検出するアクセルペダルセンサ51の検出信号を、通信バスを介して送信するとともに、アクセルペダルセンサ51により検出されるアクセルペダルの踏込み量に応じて、本発明の駆動源であるエンジン(図示せず)の出力を制御すべく電子スロットル52の開度を制御する。
レーザレーダ7は本発明における障害物検出手段に相当し、図1中の1点鎖線のように自車の前方にレーザ光を水平な所定範囲内を所定時間ごとにスキャンしつつ照射するとともに、先行車を含む前方の障害物からの反射レーザ光を受光し、反射レーザ光を受光すれば障害物Sの存在を検出し、レーザ光の照射開始から反射レーザ光を受光するまでの時間から、自車と障害物Sとの間の距離を算出する。さらに、通信バスを介して障害物Sの検出信号および障害物Sまでの距離情報を送信するようになっている。
アイドルストップECU9は本発明におけるアイドルストップ制御手段に相当し、運転者が赤信号で停車するためにブレーキペダルを踏込んだときに、マスタシリンダ圧が所定の踏込圧以上になるブレーキペダルセンサ32による踏込み量の検出信号、および、車速センサ31による自車速が低速の所定車速以下であるときの車速信号をVSCECU3から受信し、ストップランプが点灯している等のその他の事象を確認すると、アイドルストップ条件が成立したとして、EFIECU5にアイドルストップ制御信号を送信して電子スロットル51の開度を0%にしてエンジンを自動停止させる。一方、信号が青信号に変わる等して運転者がブレーキペダルから足を離すと、マスタシリンダ圧が所定の開放圧に低下するブレーキペダルセンサ32によるブレーキペダルの踏込み量の検出信号をVSCECU3から受信すると、アイドルストップ解除条件が成立したとして、EFIECUI5にエンジン再始動制御信号を送信して電子スロットル51の開度制御によりエンジンを再始動させる。
また、EFIECU5は、自車の停車中にレーザレーダ7により検出される障害物Sが自車から予め定められた所定距離L(例えば、L=5m)内にあるときに、アクセルペダルセンサ51によりアクセルペダルの予め定められた所定量(例えば電子スロットル52の開度で90%)以上の踏込み操作による急発進操作があることが検出されると、エンジンの出力を抑制すべく電子スロットル52の開度を0%もしくはほぼ0%に抑制制御する機能を備えており、このEFIECU5の抑制制御機能が本発明における出力抑制手段に相当する。
さらに、EFIECU5は、図2に示すように、時刻t1にアクセルペダルの所定量以上の踏込み操作による急発進操作があると、時刻t1から、アクセルペダルセンサ51およびEFIECU5の反応遅れ時間後の時刻t2に、図1では図示省略の本発明における記憶手段としての内蔵メモリまたは外付けメモリに、急発進操作があったという履歴を書込み、時刻t2から予め定められた第1の保持時間である例えば200msのT1時間後の時刻t3まで、急発進操作の履歴の記憶状態を保持するようにメモリを制御する。
ここで、本発明におけるアクセルペダルの急発進操作があった時点とは、上記したようにアクセルペダルセンサ51およびEFIECU5の反応遅れがあるため、アクセルペダル操作があった時刻t1ではなく、アクセルペダルセンサ51によりアクセルペダルの所定量以上の踏込み操作による急発進操作が検出されてこれをEFIECU5が実際に検出できるようになった時刻t2となり、その結果EFIECU5は、時刻t2から時刻t3までの第1の保持時間であるT1時間(=200ms)、メモリに急発進履歴を記憶保持することになる。
また、EFIECU5は、図3に示すように、時刻t4にアイドルストップ制御中にブレーキペダルの踏込みが解除されるなどしてアイドルストップ制御の解除条件が成立し、アイドルストップECU9によりアイドルストップ制御が解除され、蓄電手段である車載バッテリからスタータに給電されてエンジンが再始動されたときに、アイドルストップ制御の解除から第1の保持時間T1よりも長く設定された第2の保持時間である例えば1000msのT2時間、急発進操作の履歴の記憶状態を保持するようにメモリを制御する。したがって、時刻t4から暫くして、時刻t5にアクセルペダルの所定量以上の踏込み操作による急発進操作が検出されても、時刻t4からT2時間(1000ms)後の時刻t6までの間は、メモリに急発進操作の履歴の記憶状態が保持される。このようなEFIECU5の制御によるメモリへの急発進操作履歴の記憶保持制御の機能が、本発明における記憶制御手段に相当する。
このようなEFIECU5の制御の結果、アイドルストップ制御が行われない通常走行の状態において、図2に示すように、アクセルペダルの踏込みが解除されてブレーキペダルが踏み込まれて自車が停車している状態から、時刻t1にアクセルペダルへの踏み替えが行われ、そのときのアクセルペダルの踏込み量が上記した所定量以上で急発進操作があるときには、EFIECU5によりメモリに急発進操作の履歴が時刻t2に書き込まれるとともに時刻t3までのT1時間(第1の保持時間)当該履歴の記憶状態が保持される。
そして、メモリに急発進操作が記憶保持されている状態で、EFIECU5がレーザレーダ7から所定距離L内に障害物Sを検出したという信号を受信したときには、急発進による障害物Sへの衝突を回避する運転支援として、EFIECU5により、エンジンの出力を抑制すべく電子スロットル52の開度を0%近くに制御する。
これにより、運転者によりアクセルペダルの急発進操作がなされると、EFIECU5の制御により一旦急発進操作の履歴がT1時間メモリに保持され、その後、通信遅れ時間を経てレーザレーダ7により所定距離L内に障害物Sを検出したことがEFIECU5により受信されると、EFIECU5により、メモリに記憶された急発進履歴に基づいてエンジンの出力が抑制制御されるため、従来のようなアクセルペダルの急発進操作に基づくエンジンの制御が実行されることによるCAN通信の通信遅れに起因した誤発進防止の不作動が防止され、誤発進防止の運転支援制御を正常に動作させることができる。
また、アイドルストップECU9によりアイドルストップ制御が実行され、所定のアイドルストップ制御の解除条件が成立してエンジンが再始動される場合、エンジン再始動のためにスタータへのバッテリからの給電により、バッテリの出力電圧が一時的に著しく低下し、レーザレーダ7への給電電力が不足してバッテリの電圧が低下している間はレーザレーダ7が動作しなくなることがある。
ところが、図3に示すように、時刻t4にエンジンが再始動し、その後バッテリの電圧が回復してレーザレーダ7の再起動によりその動作も回復すると、そのときにレーザレーダ7により所定距離L内に障害物Sが改めて検出され、通信バスを介してEFIECU5により障害物Sを検出したというレーザレーダ7からの信号が受信されるが、エンジン再始動した時刻t4から時刻t6までのT2時間(=1000ms)は、EFIECU5によりメモリへのアクセルペダルの急発進操作の履歴を記憶保持することが可能な状態であり、エンジン再始動後の例えば時刻t5に実際にアクセルペダルの急発進操作があればその履歴がメモリに記憶保持される。
そのため、EFIECU5によりにメモリに急発進履歴が記憶保持されていれば、アイドルストップ制御の解除に伴うエンジン再始動によりバッテリの出力が一時的に大きく低下しても、バッテリの出力が回復してレーザレーダ7が正常に動作するようになった後に、EFIECU5により、メモリに保持された急発進履歴に基づきエンジンの出力が抑制され、誤発進防止の運転支援制御を正常に動作させることができる。
したがって、上記した実施形態によれば、運転者によりアクセルペダルによる急発進操作があると、急発進操作があったことにより、EFIECU5によりメモリに予め定められたT1時間(第1の保持時間)、急発進操作があったという履歴が記憶され、そのとき自車から所定距離L内の障害物Sがレーザレーダ7により検出されてその検出信号が通信バスを介してEFIECU5に送信されるが、T1時間(第1の保持時間)を数10msの通信遅れの時間よりも長い例えば200msに設定しているため、メモリが急発進操作の履歴を保持している間に、EFIECU5により所定距離L内における障害物Sの存在が認識されることになり、メモリに記憶されている急発進操作の履歴に基づいて、EFIECU5によりエンジンの出力が抑制される。
したがって、運転者によりアクセルペダルの急発進操作がなされると、EFIECU5の制御によって、急発進操作の履歴がメモリに保持されるため、所定距離L内に障害物Sを検出したことがEFIECU5により認識されてから、メモリに記憶された履歴に基づき、EFIECU5によりエンジンの出力を抑制することができ、誤発進防止の運転支援制御を正常に動作させることができる。
また、アイドルストップECU9によるアイドルストップ制御が解除されたときに、アイドルストップ制御の解除からT1(第1の保持時間=200ms)よりも長く設定されたT2(第2の保持時間=1000ms)、EFIECU5により急発進履歴がメモリに記憶保持されるため、アイドルストップ制御の解除に伴うエンジン再始動によりバッテリの出力が一時的に大きく低下しても、バッテリの出力が回復してレーザレーダ7が正常に動作するようになった後に、EFIECU5により、メモリに保持された急発進履歴に基づきエンジンの出力を抑制して誤発進防止の運転支援制御を正常に動作させることができる。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行なうことが可能である。
例えば、上記した実施形態では、障害物検出手段としてレーザレーダ7を用いた場合について説明したが、ミリ波レーダや単眼のCCDカメラを使用する場合であっても本発明を同様に実施することができる。
また、上記した実施形態では、メモリに急発進操作の履歴を保持する第1の保持時間としてT1=200msとした場合を例として挙げたが、T1(第1の保持時間)は150msや200m以上であってもよく、要するにCAN通信の通信遅れ時間よりも長い時間であればよい。
さらに、第2の保持時間としてT2=1000msを例示したが、1000msに限るものではなく、第1の保持時間よりも長い時間であればよい。ただし、第2の保持時間を長くし過ぎる、アイドルストップ制御の解除時に、運転者がアクセルペダルを踏み込んでからかなり遅れてエンジンが再始動することになり、運転者に違和感を与えるおそれがあるため、第2の保持時間を長く設定し過ぎるのは好ましくなく、実験等により最適時間を選択して設定するのがよい。
また、上記した実施形態では、アクセル操作手段をアクセルペダルとして説明したが、2輪車のスロットルレバーを備える車両であっても、同様に本発明を同様に実施することができる。
また、上記した実施形態では、蓄電手段を車載バッテリとした場合について説明したが、大容量キャパシタであってもよい。
1 …運転支援装置
5 …EFIECU(出力抑制手段、記憶制御手段)
7 …レーザレーダ(障害物検出手段)
9 …アイドルストップECU(アイドルストップ制御手段)
S …障害物
ところで、従来の運転支援装置では、車両CAN(Controller Area Network)の通信バスを介して、障害物センサによる障害物の検出信号が電子スロットルを制御するEFI(Electronic Fuel Injection:電子制御燃料噴射装置)ECU(Engine Control Unit)に送信されるようになっており、障害物センサが自車の至近距離内に障害物を検出した場合には、衝突を回避すべく、至近距離内における障害物の検出信号をEFIECUが受信してアクセルペダルの操作に拘わらず電子スロットルの開度が抑制され、自動ブレーキが作動されるなどの制御が行われる。
上記した目的を達成するために、本発明の運転支援装置は、車両に搭載され障害物を検出する障害物検出手段と、運転者により操作されるアクセル操作手段の操作に基づいて駆動力を出力する駆動源と、自車の停車中に前記障害物検出手段により検出される前記障害物が自車から予め定められた所定距離内にあるときに、前記アクセル操作手段の所定量以上の操作による急発進操作があれば前記駆動力を出力しないように前記駆動源の出力を抑制する出力抑制手段と、前記急発進操作があった履歴を保持する記憶手段と、前記アクセル操作手段による急発進操作があったことにより、前記記憶手段に予め定められた第1の保持時間、前記履歴記憶状態を保持するように前記記憶手段を制御する記憶制御手段とを備え、前記出力抑制手段は、前記記憶手段によ前記履歴の記憶状態が保持されている間に、前記障害物検出手段により前記所定距離内の前記障害物が検出されれば前記駆動源の出力を抑制することを特徴としている(請求項1)。
また、前記障害物検出手段を含む車両の運転走行に必要な電力を蓄電する蓄電手段と、所定のアイドルストップ条件の成立時に前記駆動源の出力を停止するアイドルストップ制御を行い、所定のアイドルストップ解除条件の成立時に前記蓄電手段から供給される電力により前記アイドルストップ制御を解除するアイドルストップ制御手段とをさらに備え、前記記憶制御手段は、前記アイドルストップ制御手段による前記アイドルストップ制御が解除されたときに、前記アイドルストップ制御の解除から前記第1の保持時間よりも長く設定された第2の保持時間、該第2の保持時間に生じる前記急発進操作の履歴を前記記憶手段に記憶保持させることが可能な状態に前記記憶手段を制御するようにしてもよい(請求項2)。
請求項1に係る発明によれば、運転者によりアクセル操作手段による急発進操作があると、急発進操作があったことにより、記憶制御手段により記憶手段に予め定められた第1の保持時間、急発進操作があったという履歴が記憶され、このとき自車から所定距離内の障害物が障害物検出手段により検出されたことが通信によって出力抑制手段に送信される場合に、第1の保持時間を通信遅れ時間よりも長く設定しているので、記憶手段が急発進操作の履歴の記憶状態を保持している間に、出力抑制手段により所定距離内における障害物の存在が受信されることになり、記憶手段に記憶されている急発進操作の履歴に基づいて、出力抑制手段により駆動源の出力が抑制される。
また、請求項2に係る発明によれば、アイドルストップ制御が可能な車両の場合に、アイドルストップ制御手段によるアイドルストップ制御が解除されたときに、アイドルストップ制御の解除から第1の保持時間よりも長く設定された第2の保持時間、記憶制御手段により第2の保持時間に生じる急発進履歴記憶手段に記憶保持させることが可能な状態に記憶手段が制御されるため、アイドルストップ制御の解除に伴う駆動源の再始動により蓄電手段の出力が一時的に大きく低下しても、蓄電手段の出力が回復して障害物検出手段が正常に動作するようになった後に、出力抑制手段により、記憶手段に保持された急発進履歴に基づき駆動源の出力を抑制して誤発進防止の運転支援制御を正常に動作させることができ、アイドルストップ制御の解除の際の一時的な蓄電手段の出力低下に伴う不都合を解消することができる。
上記した目的を達成するために、本発明の運転支援装置は、車両に搭載され障害物を検出する障害物検出手段と、運転者により操作されるアクセル操作手段の操作に基づいて駆動力を出力する駆動源と、前記アクセル操作手段の所定量以上の操作による急発進操作があるときに前記駆動力を出力しないように前記駆動源の出力を抑制するための出力抑制手段と、前記急発進操作があった履歴を保持する記憶手段と、前記アクセル操作手段による急発進操作があったことにより、前記記憶手段に予め定められた第1の保持時間、前記履歴の記憶状態を保持するように前記記憶手段を制御する記憶制御手段とを備え、前記駆動源は前記急発進操作がある場合には、すぐには駆動力の出力を行うことなく、前記出力抑制手段は、前記記憶手段による前記履歴の記憶状態が保持されている間に、前記障害物検出手段により前記所定距離内の前記障害物が検出されれば前記駆動源の出力を抑制するとともに、前記記憶手段による前記履歴の記憶状態が保持されている間に、前記障害物検出手段により前記所定距離内の前記障害物が検出されなければ前記駆動源の出力を抑制しないようにすることを特徴としている(請求項1)。

Claims (2)

  1. 車両に搭載され障害物を検出する障害物検出手段と、
    運転者により操作されるアクセル操作手段の操作に基づいて駆動力を出力する駆動源と、
    自車の停車中に前記障害物検出手段により検出される前記障害物が自車から予め定められた所定距離内にあるときに、前記アクセル操作手段の所定量以上の操作による急発進操作があれば前記駆動源の出力を抑制する出力抑制手段と、
    前記急発進操作があった履歴を保持する記憶手段と、
    前記アクセル操作手段による急発進操作があったことにより、前記記憶手段に予め定められた第1の保持時間、前記履歴を記憶させる記憶制御手段とを備え、
    前記出力抑制手段は、前記記憶手段により前記履歴が保持されていれば、前記記憶手段に保持された前記履歴に基づいて前記駆動源の出力を抑制することを特徴とする運転支援装置。
  2. 前記障害物検出手段を含む車両の運転走行に必要な電力を蓄電する蓄電手段と、
    所定のアイドルストップ条件の成立時に前記駆動源の出力を停止するアイドルストップ制御を行い、所定のアイドルストップ解除条件の成立時に前記蓄電手段から供給される電力により前記アイドルストップ制御を解除するアイドルストップ制御手段とをさらに備え、
    前記記憶制御手段は、前記アイドルストップ制御手段による前記アイドルストップ制御が解除されたときに、前記アイドルストップ制御の解除から前記第1の保持時間よりも長く設定された第2の保持時間、前記履歴を前記記憶手段に記憶保持させることを特徴とする請求項1に記載の運転支援装置。
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