JP2014118679A - 折り戸 - Google Patents

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Abstract

【課題】構造が簡単で製造に要するコストが少なくてすみ、さらにガイドレールの小形化とコンパクト化を同時に実現して全体コストを削減できる、2輪構造のランナーを備えた折り戸を提供する。
【解決手段】上側のガイドレール2と、吊車型のランナー6と、ランナー6で吊持される戸パネルP1・P2を備えている。ランナー6は、ランナー軸13と、ランナー軸13で独立回転可能に支持される上ローラー14および下ローラー15とで構成する。ガイドレール2はレール本体8と、前後一対のレール壁9とで構成する。折り戸開閉時のランナー6は、上ローラー14が一方のレール壁9で支持され、傾動モーメントを受けて傾動した下ローラー15が他方のレール壁9のローラー受部10で支持される。これにより、傾動姿勢に保持されたランナー6を折り戸の開閉動作に追随して開閉移動させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、戸パネルが2輪構造の吊車型のランナーで支持してある折り戸に関する。
折り戸においては、戸パネルを吊り車型のランナーで支持しており、この種のランナーは4輪構造のランナーとして構成するのが一般的である。これは、戸パネルを開閉する際にランナーに大きな傾動モーメントが作用するのを考慮したものであり、4輪構造のランナーを使用することで、戸パネルの傾動を抑止して開閉操作を円滑化するためである。
本発明においては、垂直のランナー軸の上下にローラーを上下2段に配置した2輪構造のランナーで戸パネルを支持するが、この種のランナーは従来から広く知られている(特許文献1)。そこでは、ランナーを移行案内するガイドレールの前後壁にリブ状のレール壁を上下2段ずつ設け、各ローラーの下面を上下のレール壁の上面で支持している。例えば、上ローラーを前上側のレール壁で支持する場合には、下ローラーを後下側のレール壁で支持して、上下のローラーが互いに逆向きに回転しながらガイドレール内を移動する構造になっている。同様の2輪構造のランナーは特許文献2にも見ることができる。
特開平2−112578号公報(第3頁左下欄15行〜右下欄11行、第1図) 特公平7−965号公報(第3頁左欄2行〜右欄10行、第5図)
特許文献1、2のランナーによれば、垂直のランナー軸と、ランナー軸の上下に配置される上下一対のローラーとでランナーを構成するので、4輪構造のランナーに比べてランナー構造を簡素化して構成部品数を削減し、その生産コストを削減できる。また、ランナーが簡素化されるのに伴って、ガイドレールの前後幅を小さくして、ガイドレールのコストダウンにも寄与できる。しかし、レール本体の内部の上下に上ローラー用のレール壁と、下ローラー用のレール壁を設ける必要があるので、ガイドレールの上下寸法を小さくすることに限界がある。一対のローラーの上下隙間が大きいことも、ガイドレールの小形化を阻む一因になっている。
折り戸においては、戸パネルを開閉する際にランナーに大きな傾動モーメントが作用する。そのため、2輪構造のランナーで折り戸の戸パネルを支持すると、戸パネルの開閉時にランナー軸が大きく傾動してしまう。ランナー軸が傾動した状態では、下ローラーがレール壁から浮き離れるため、上ランナーが蛇行するなどランナーの走行状態が不安定になる。また、上ローラーおよび下ローラーの周面の複数個所がガイドレールに接触して、上下のローラーを円滑に回転できなくなり、回転できない状態のままランナーが引き摺られて、折り戸を安定した状態で軽快に開閉できない。さらに、開口面を全開放した状態においては、2枚分の戸パネルの傾動モーメントを受けたローラーが、上下のレール壁に強く押付けられてこじれた状態になり、戸パネルを円滑に閉じ操作できなくなる。
本発明の目的は、構造の簡素化と小形化を同時に実現できる2輪構造のランナーの特長を受け継ぎながら、上下のローラーを常に円滑に回転移動させて、戸パネルを安定した状態で軽快に開閉できる折り戸を提供することにある。
本発明の目的は、4輪構造のランナーに比べて構造が簡単で、製造に要するコストが少なくてすみ、さらにガイドレールの小形化を同時に実現して全体コストを削減できる、2輪構造のランナーを備えた折り戸を提供することにある。
本発明に係る折り戸は、開口枠1の上部に配置されるガイドレール2と、ガイドレール2で移行案内される吊車型のランナー6と、ランナー6で吊持される戸パネルP1・P2とを備えている。ランナー6は、戸パネルP1・P2を吊持するランナー軸13と、ランナー軸13の上下に隣接配置されて、それぞれ独立回転可能に支持される上ローラー14および下ローラー15とで2輪構造のランナーとして構成してある。ガイドレール2は、下向きに開口するレール本体8と、レール本体8の前後壁の少なくとも一方に張出されて上ローラー14を回転自在に案内支持するレール壁9を備えている。さらに、先のレール壁9と対向するレール内面に設けられて下ローラー15を回転自在に案内支持するローラー受部10を備えている。折り戸開閉時のランナー6は、上ローラー14がレール壁9で支持され、傾動モーメントを受けて傾動した下ローラー15がローラー受部10で支持される。これにより、ランナー6が傾動姿勢に保持された状態で戸パネルP1・P2の開閉動作に追随して開閉移動することを特徴とする。
図1に示すように、レール本体8の前後壁に一対のレール壁9を前後に対向する状態で張出す。戸パネルP1・P2の開閉時に、上ローラー14を前後いずれか一方のレール壁9で支持し、下ローラー15を他方のレール壁9に設けたローラー受部10で支持する。一対のレール壁9は、図1に示すように、レール本体8の前後壁の同じ高さ位置に形成してあってもよいし図12に示すように、段違い状に形成してあってもよい。
図10に示すように、上ローラー14を支持するレール壁9と対向するレール内面に、下ローラー15の筒壁18の周面を支持するローラー受部10を設ける。
レール本体8の前後壁の開口面の近傍に一対のレール壁9を配置して、前後のレール壁9より上側に上ローラー14を収容するローラー溝11を形成する。ランナー6をガイドレール2に組込んだ状態において、下ローラー15の殆どの部分をガイドレール2の下面側に露出させる。
図4に示すように、上ローラー14および下ローラー15は、レール壁9ないしローラー受部10で支持されるローラー本体16と、ローラー本体16の内部に配置されるベアリング17を備えている。上ローラー14と下ローラー15は、同形、同大の共通部品で構成する。
ローラー本体16は、ベアリング17を収容する筒壁18と、筒壁18の側からランナー軸13へ向かって傾斜する筒端壁19とを一体に備えている。上ローラー14を支持するレール壁9と、下ローラー15を支持するレール壁9のそれぞれを、レール本体8の前後壁から水平に張り出す。上ローラー14と下ローラー15とは、ランナー軸13に外嵌したカラー21を間にして上下に分離配置してある。上ローラー14の筒端壁19をレール壁9の突端上隅で支持し、下ローラー15の筒端壁19の転動部20をレール壁9の突端下隅のローラー受部10で支持する。
図3に示すように、戸パネルP1・P2と床面に、戸パネルP1・P2の傾動を規制する振止具7と、振止具7を移行案内するレール体3を設ける。レール体3と振止具7とが接当して、戸パネルP1・P2の傾動を規制するときの規制角度をθ1とし、下ローラー15がローラー受部10で回転可能に案内支持されるときのランナー軸13の傾動角度をθ2とするとき、不等式(θ2<=θ1)を満足するように規制角度θ1と傾動角度θ2を設定する。
本発明においては、戸パネルP1・P2を吊持するランナー軸13と、同軸13で独立回転可能に支持される上ローラー14および下ローラー15とでランナー6を2輪構造のランナーとして構成した。また、ガイドレール2のレール本体8の前後壁の少なくとも一方に上ローラー14用のレール壁9を設け、このレール壁9と対向するレール内面に下ローラー15用のローラー受部10を設けるようにした。そのうえで、開閉時における戸パネルP1・P2の荷重を上ローラー14を介してレール壁9に支持させ、ランナー6に作用する傾動モーメントを下ローラー15を介してローラー受部10に支持させるようにした。
上記のように、本発明においてはランナー6に傾動モーメントが作用することを利用して下ローラー15をローラー受部10に接当させるので、両ローラー14・15を確実に回転させながら、折り戸の開閉動作に追随してランナー6を円滑に開閉移動させることができる。従って、2輪構造のランナー6で戸パネルP1・P2を支持しているにも拘らず、下ローラー15がローラー受部10から浮離れたり、ランナー6が回転できない状態のまま引き摺られるのを一掃して、戸パネルP1・P2を常に安定した状態で軽快に開閉できる。
また、2輪構造のランナー6で戸パネルP1・P2を吊持するので、4輪構造のランナーに比べてランナー6の構造の簡素化と小形化を実現できるうえ、ランナー6の小形化に伴ってガイドレール2の前後幅を小さくできる。さらに、上ローラー14をレール壁9で移行案内し、下ローラー15をローラー受部10で移行案内するので、レール壁を上下2段に設ける必要があった従来の2輪構造用のガイドレールに比べて、ガイドレール2の上下寸法を小さくできる。従って、ランナー6の構造の簡素化と小形化に伴うコスト削減効果と、ガイドレール2の小形化に伴うコスト削減効果とによって、折り戸の全体コストを削減できる。
上ローラー14を一方のレール壁9で支持し、下ローラー15を他方のレール壁9のローラー受部10で支持すると、ランナー6に作用する傾動モーメントをローラー受部10で受止めて、両ローラー14・15を確実に回転させながら、ランナー6を円滑に開閉移動させることができる。また、前後一対のレール壁9で上ローラー14と下ローラー15を回転自在に案内支持するのでガイドレール2の構造に無駄がなく、しかも、各レール壁9でガイドレール2の構造強度を増強して、その耐久性を向上できる。
レール内面にローラー受部10を設け、同受部10で傾動した状態の下ローラー15の筒壁18の周面を支持すると、下ローラー15を支持するためのレール壁9を省略することができるので、その分だけガイドレール2の構造をさらに簡素化して低コスト化できる。また、ランナー軸13の中心から最も離れた下ローラー15の筒壁18の周面をローラー受部10で支持するので、ローラー受部10に作用する押圧力をより小さなものとして、ローラー受部10が早期に損耗するのを防止でき、その分だけガイドレール2の耐久性を向上できる。
レール本体8の開口面の近傍に一対のレール壁9を配置し、ランナー6をガイドレール2に組込んだ状態において、下ローラー15の殆どの部分をガイドレール2の下面側に露出させるようにすると、ガイドレール2の上下寸法をさらに小さくすることができる。詳しくは、レール内部に上下2段のレール壁を設ける必要があった従来のガイドレールに比べて、ガイドレール2の上下寸法を半分程度にまで小さくでき、その分だけガイドレール2を低コスト化できる。また、レール壁9より上側のローラー溝11に戸パネルの荷重を負担する上ローラー14を収容するので、ランナー6が開閉移動するときの転動音がガイドレール2の外へ放散されるのを極力避けて、折り戸の開閉騒音を低減して静音化できる。
ローラー本体16と、その内部に配置したベアリング17で、上ローラー14および下ローラー15を構成すると、両ローラー14・15が回転するときの摩擦抵抗をベアリング17で軽減して、ランナー6の開閉移動をさらに軽快に行うことができる。また、上ローラー14と下ローラー15を同形、同大の共通部品で構成することにより、ランナー6の構造をさらに簡素化して、その製造に要するコストを削減することができる。
上ローラー14の筒端壁19を水平のレール壁9の突端上隅で支持し、下ローラー15の筒端壁19の転動部20を水平のレール壁9の突端下隅のローラー受部10で支持すると、両ローラー14・15の上下方向の隣接隙間を小さくすることができる。また、両ローラー14・15の上下方向の隣接隙間を小さくした分だけランナー6を小形化できるうえ、ガイドレール2も小形できる。因みに、図11に示すように、レール壁9が断面くさび状に形成してあり、その基端寄りで両ローラー14・15の周縁隅部を支持する場合には、上下のローラー14・15の間にぶ厚いレール壁9を収容できる大きな隙間を確保しなければならない。そのため、両ローラー14・15の上下方向の隣接隙間を小さくすることはできない。
振止具7による規制角度θ1と、ローラー受部10によるランナー軸13の傾動角度θ2が、不等式(θ2<=θ1)を満足するように設定してあると、ランナー軸13が傾動するとき、下ローラー15をローラー受部10で常に確実に受止めることが可能となる。これに伴い、上下のローラー14・15をレール壁9とローラー受部10とで支持して、両ローラー14・15を確実に転動させることができるので、ランナー6を安定した状態で開閉移動させることができる。なお、傾動角度θ2が規制角度θ1より大きいと、振止具7とレール体3とが先当りするため、ランナー6は、下ローラー15がローラー受部10で受止められない、非常に不安定な状態のままで開閉移動するおそれがある。
本発明に係るランナーおよびガイドレールの縦断側面図である。 折り戸の正面図である。 図2におけるA−A線断面図である。 本発明に係るランナーおよびガイドレールの分解斜視図である。 戸パネルをランナー軸に吊込むための吊込みユニットの分解斜視図である。 図2におけるB−B線断面図である。 戸パネルの吊込み状態を示す正面図と平面図である。 折戸の吊り込み手順を示す横断平面図である。 ランナー軸の傾動角度と、振止具による規制角度を示す説明図である。 ランナーおよびガイドレールの別の実施例を示す縦断側面図である。 ランナーおよびガイドレールのさらに別の実施例を示す縦断側面図である。 ランナーおよびガイドレールのさらに別の実施例を示す縦断側面図である。 ランナーおよびガイドレールのさらに別の実施例を示す縦断側面図である。
(実施例) 図1ないし図9は、本発明に係る折り戸をフリー折り戸に適用した実施例を示している。なお、本発明における前後、左右、上下とは、図2および図3に示す交差矢印と、各矢印の近傍に表記した前後、左右、上下の表示に従う。
図2においてフリー折り戸は、左右一対のパネル対で構成してあり、各パネル対は開口枠1の上下に配置したガイドレール2およびガイドレール(レール体)3で折りたたみ開閉自在に案内支持してある。各パネル対は2個の戸パネルP1・P2の隣接縁どうしをヒンジ4で連結して構成してあり、戸パネルP1・P2を折りたたんだ状態では、戸パネルP1・P2の殆どがガイドレール2の真下の垂直平面よりも前方へ突出する。この状態のパネル対はガイドレール2・3に沿って左右方向へ自由に移動操作できる。パネル対を全展開した状態において開口中央で隣接する戸パネルP2の屈折縁の近傍には、パネル対を開閉操作する把手5が固定してある。ヒンジ4の内部には、全展開状態と半展開状態を維持するためのクリック機構が組み込んである。各パネル対の両側端の上下には、ガイドレール2・3で移行案内されるランナー6と振止具7とが組み込んである。
図4において、ガイドレール2は下向きに開口する断面C字状のレール本体8と、レール本体8の前後壁に対向する状態で張出される一対のレール壁9・9とを一体に備えたアルミニウム条材からなる。前後一対のレール壁9は、レール本体8の前後壁の開口面の近傍に、前後に対向する状態で水平に張出し形成してある。両レール壁9は同じ高さ位置に形成してあり、これらレール壁9より上側に、後述する上ローラー14を収容するローラー溝11が区画されている。符号10は下ローラー15を回転可能に案内支持するローラー受部であり、この実施例の場合には、後壁側のレール壁9の突端の下隅部分がローラー受部10となる(図1参照)。
ランナー6は、戸パネルP1・P2を吊持するランナー軸13と、ランナー軸13の上下に隣接配置されて、それぞれ独立回転可能に支持される上ローラー14および下ローラー15とで2輪構造のランナーとして構成してある。上ローラー14および下ローラー15は、レール壁9およびローラー受部10で支持されるローラー本体16と、ローラー本体16とランナー軸13との間に配置されるベアリング17とで構成してあり、両ローラー14・15は同形同大の共通部品からなる。
ローラー本体16は、ベアリング17を収容する筒壁18と、筒壁18の側からランナー軸13へ向かって傾斜する筒端壁19とを一体に備えたプラスチック成形品からなる。筒端壁19の外周面は、筒壁18の側からランナー軸13へ向かってすぼまるテーパー面で形成してあり、その中央にカラー21用の挿通穴が形成してある。この実施例におけるベアリング17は、戸パネルP1・P2の重量が比較的軽量であるので、ラジアル型のボールベアリングである場合を示しているが、戸パネルP1・P2の重量が大きい場合には、アンギュラー型のボールベアリングやスラスト型のベアリングを使用することができる。ベアリング17の外輪は筒壁18の内面に圧入してある。符号20は先のローラー受部10で接当支持される転動部であり、この実施例における転動部20は、テーパー面からなる筒端壁19の外周面上にある。符号21はカラー(ディスタンスカラー)である。
図4において、ランナー軸13は丸軸状の鋼材製の旋削品からなり、その下端にフランジ22が形成され、軸部の上半に下半側の軸部より小径のローラー軸部23が形成してある。上ローラー14と下ローラー15は、カラー21を介してローラー軸部23に組付けてある。詳しくは、下ローラー15のベアリング17の内輪をローラー軸部23に嵌合したのち、カラー21を同軸部23に外嵌し、さらに上ローラー14のベアリング17の内輪をローラー軸部23に嵌合する。この状態で、ベアリング押え24をベアリング17の内輪に嵌込み、ベアリング押え24に挿通したビス25を、ローラー軸部23の軸端のねじ穴にねじ込む。これにより、上ローラー14とカラー21と下ローラー15の3者が、ローラー軸部23の下端の段部とベアリング押え24との間に挟み固定される。この状態の上ローラー14と下ローラー15は、それぞれの筒端壁19が上下に対向する状態で隣接配置されて、それぞれベアリング17で独立回転可能に支持されている。
上記のように構成したランナー6は、上ローラー14がローラー溝11に収容される状態で、予めガイドレール2に組込んでおく。この実施例では2組のパネル対の両側端をそれぞれランナー6で吊持するので、合計4個のランナー6をガイドレール2に組込んでおく。ガイドレール2に組込んだ状態におけるランナー6の下ローラー15は、その殆どの部分がガイドレール2の下面側に露出しており、上ローラー14と下ローラー15は、それぞれの筒端壁19がレール壁9を間にして上下に対向している。
戸パネルP1・P2を各ランナー軸13に吊り込むために、各戸パネルP1・P2の側端の上隅部分に吊込みユニットを設けている。図5および図6に示すように吊込みユニットは、各戸パネルP1・P2の装着凹部29に嵌込み固定されるホルダー30と、ホルダー30の収容凹部31に収容されて、往復揺動可能に支持されるロックレバー32と、ロックレバー32を待機位置へ向かって移動付勢する捻りコイル形のばね33とで構成する。ロックレバー32の一端には解除爪34が設けてあり、解除爪34の近傍部分が揺動ピン35で軸支してある。ロックレバー32の他端には、ランナー軸13の軸周面を捕捉係合するL字状の捕捉段部36が形成してある。収容凹部31は、ロックレバー32およびランナー軸13を受け入れる上凹部31aと、フランジ22を受け入れる下凹部31bとからなり、両者の隣接部分に形成される係合段壁37によってフランジ22の上面を支持する(図6参照)。常態におけるロックレバー32は、図8(a)に示すように捕捉段部36が上収容部34aの内周面に接当して、ランナー軸13の出入りする領域を斜めに横切っている。図3において符号38は、ホルダー30のフランジ壁を締結するビスである。
図3において、振止具7は、ケース40の内部に振止軸41と、振止軸41を下向きに押し出し付勢するばね42とを収容し、ケース40の下部に突出する軸43の下端に遊転自在なローラー44を組み付けて構成する。ローラー44の回転周面を床面に埋め込んだガイドレール3で移行案内することにより、戸パネルP1・P2の前後傾動を規制できる。
戸パネルP1・P2を各ランナー軸13に吊り込む場合には、図7に示すように、ローラー溝11の内部で隣接する上ローラー14の間に牽制具46を配置して、ランナー6の隣接距離を所定の状態に設定する。次に、振止具7を床面側のガイドレール3に組み付けて、戸パネルP1・P2の下面が床面で受け止められた状態で、二つ折りにしたパネル対をガイドレール2と交差する向きに起立操作する。起立操作したパネル対P1・P2の遊端を、図7(a・b)に示すようにガイドレール2と交差させ、さらに一対のランナー軸13に向かって折りたたみ操作して、隣接するランナー軸13を戸パネルP1・P2の対向面で同時に挟み保持する。
さらに、パネル対の上端をガイドレール2にあてがった状態のままで、同レール2と交差する向き(手前側)に移動させて、図8(b)に示すように、ランナー軸13を収容凹部31に落とし込み係合する。引続き戸パネルP1・P2を接近移動操作して、ランナー軸13を収容凹部31の内奥へ相対移動させる。その過程で、ランナー軸13は、図8(b)に示すようにロックレバー32をばね33の付勢力に抗してロック解除方向へ変位させながら、収容凹部31の内奥へ入り込む。そして、ランナー軸13がロックレバー32の揺動先端側を乗り越えるのと同時に、図8(c)に示すようにフランジ22が先の係合段壁37で受け止められ、さらにランナー軸13の軸周面が捕捉段部36で係合捕捉される。これにより、各戸パネルP1・P2が吊込みユニットを介してランナー軸13に吊り込まれる。最後に、牽制具46をガイドレール2から取り外す。
上記のように、吊込みユニットを介して戸パネルP1・P2をランナー軸13に吊り込む形態の折り戸は、以下の形態で実施することができる。ランナー軸13の下部を、戸パネルP1・P2に埋設した吊込みユニットを介して戸パネルP1・P2に連結する。吊込みユニットは、戸パネルP1・P2に装着されるホルダー30と、ホルダー30の収容凹部31に収容されてランナー軸13と交差する向きに往復揺動可能に支持されるロックレバー32と、ロックレバー32をランナー軸13と係合する向きに移動付勢するばね33とを含む。収容凹部31の内奥には、ランナー軸13の下端に設けたフランジ22を受け止める係合段壁37が設けられており、ロックレバー32の揺動先端には、ランナー軸13の軸周面を係合捕捉する捕捉段部36が設けてある。収容凹部31に係合されたランナー軸13を、捕捉段部36と係合段壁37とで抜外れ不能に係合保持して、戸パネルP1・P2をランナー軸13に吊り込む。
上記のように戸パネルP1・P2をランナー軸13に吊り込んで、各パネル対をそれぞれ展開して開口面を閉じた状態では、戸パネルP1・P2はガイドレール2の真下に位置しているので、戸パネルP1・P2の荷重は、ランナー軸13に対してその中心軸に沿って垂直に作用している。そのため、上ローラー14の筒端壁19は、図6に示すように前後のレール壁9の突端上面で支持され、下ローラー15の転動部20は前後のレール壁9の下面と小さな隙間を介して対向している。
上記の閉じ状態から、左右のパネル対のいずれか一方の把手5を掴んで前側へ引寄せ操作すると、戸パネルP1・P2は、両側のランナー6が互いに接近する向きに移動して、徐々に折りたたまれながら、ヒンジ4で連結された側のパネル面がガイドレール2から前方へ突出する。そのため、戸パネルP1・P2が屈折し始めるのと同時に、前下がり方向の傾動モーメントがランナー6に作用する。図1に示すように、傾動モーメントを受けてランナー軸13が傾動した状態では、上ローラー14の筒端壁19の下面一部が前側のレール壁9の突端の上隅で支持され、下ローラー15の転動部20が後側のレール壁9の下面のローラー受部10で支持される。
以後、左右のランナー6は、上ローラー14が前側のレール壁9の上面に沿って転動し、下ローラー15が後側のローラー受部10に沿って上ローラー14とは逆向きに転動しながら、戸パネルP1・P2の折たたみ動作に追随して接近移動する。つまり、ランナー6は傾動モーメントを受けて傾動姿勢に保持された状態で、戸パネルP1・P2の開閉動作に追随して開閉移動する。なお、図1ではランナー軸13が傾動している状態を理解しやすくするために、ランナー軸13の傾動角度を誇張して表現しているが、実際には図1で示すほどランナー軸13が傾動することはない。
上ローラー14と下ローラー15が、レール壁9とローラー受部10で受止められるときのランナー軸13の前後方向の傾動角度は、振止具7が下側のガイドレール(レール体)3で受止められるときの規制角度の範囲内にあればよい。詳しくは図9に示すように、ガイドレール3と振止具7とが接当して、戸パネルP1・P2の傾動を規制するときの規制角度をθ1とし、下ローラー15がローラー受部10で受止められるときのランナー軸13の傾動角度をθ2とするとき、不等式(θ2<=θ1)を満足するように規制角度θ1と傾動角度θ2を設定しておくとよい。
戸パネルP1・P2を開閉するとき、ランナー軸13は傾動モーメントを受けて僅かに傾動しているが、上ローラー14と下ローラー15が前側のレール壁9と後側のローラー受部10で受止められているので、ランナー軸13の傾動角度θ2がそれ以上大きくなることはない。しかし、ランナー軸13の戸パネルP1・P2との連結部における遊びや、振止具7とガイドレール3との位置ずれなどによって、ランナー軸13が傾動角度θ2を越えて傾動することがある。あるいは、戸パネルP1・P2が乱暴に開閉操作されて、ランナー軸13が傾動角度θ2を越えて傾動することがある。こうした場合に、振止具7をガイドレール3で受止めて、戸パネルP1・P2が規制角度θ1をこえて傾動するのを規制している。このように、ランナー6に作用する傾動モーメントは、下ローラー15が上ローラー14と協同して負担し、あるいは振止具7が負担する。
上記のようにランナー6は、傾動モーメントを受けてランナー軸13が僅かに傾動した状態で、戸パネルP1・P2の折畳み動作に追随して移動する。従って、2輪構造のランナー6で戸パネルP1・P2を支持しているにも拘らず、下ローラー15がローラー受部10から浮き離れることはなく、また、ランナーが回転できない状態のまま引き摺られることもないので、両ローラー14・15を常に円滑に回転させながら戸パネルP1・P2を軽快に開閉できる。
また、2輪構造のランナー6で戸パネルP1・P2を吊持するので、4輪構造のランナーに比べてランナー6の構造の簡素化と小形化を実現できる。さらに、4輪構造のランナーを案内するガイドレールに比べて、ガイドレール2の前後幅を小さくできる。また、前側のレール壁9で上ローラー14を移行案内し、下側のレール壁9に設けたローラー受部10で下ローラー15を移行案内するので、2輪構造のランナーを案内する従来のガイドレールに比べて、ガイドレール2の構造を簡素化しながら、上下寸法を半分程度にまで小さくできる。下ローラー15の殆どの部分をガイドレール2の下面側に露出させることも、ガイドレール2の上下寸法を小さくすることに大きく寄与して、全体としてガイドレール2の小形化とコンパクト化を同時に実現できる。従って、ランナー6の構造の簡素化と小形化を実現できることによるコストの削減効果と、ガイドレール2の小形化とコンパクト化を実現できることによるコストの削減効果とによって、折り戸の全体コストを削減できる。
ガイドレール2の構造を簡素化し小形化することに伴い、ガイドレール2を開口枠1に埋設するための溝加工の手間を軽減できるので、この点でも折り戸のコストの削減に寄与できる。さらに、ガイドレール2を小形化することにより、その外観が目立つのを抑止できるので、ガイドレール2の印象を小さくすっきりしたものとして見栄えを向上できる。前後のレール壁9の上面に付着した塵埃を、上ローラー14の回転動作で払い落とすことができるので、レール壁9の上面に塵埃が堆積するのを解消でき、塵埃が上ローラー14の転動面に噛み込まれて騒音を発生することもない。
図10ないし図13は、それぞれガイドレール2およびランナー6の構造の一部を変更した別実施例を示しており、各図において符合Mは、ランナー6に作用する傾動モーメントを示している。なお、図10ないし図13においては、図1と同様にランナー軸13の傾動姿勢を誇張して表現している。
図10に示すランナー6の吊持構造においては、ガイドレール2のレール壁9より下側の後壁の厚みを大きくして、この厚肉部分をローラー受部10とした。ランナー軸13に傾動モーメントが作用して、ランナー6が傾動する状態では、下ローラー15の筒壁18の周面上部の転動部20が、厚肉部分の下隅のローラー受部10で回転可能に案内支持された状態で下ローラー15が転動する。このように、ガイドレール2の後壁に設けたローラー受部10で下ローラー15を受止める場合には、後側のレール壁9は省略することができる。他は先の実施例と同じであるので、同じ部材に同じ符号を付してその説明を省略する。図10から図12の実施例においても同じとする。
図11に示す上ローラー14と下ローラー15においては、ローラー本体16を筒壁18と、同壁18と直交する底壁48とで形成した。また、レール壁9を突端へ向かってすぼまる断面V字状に形成した。傾動モーメントを受けてランナー6が傾動している状態では、上ローラー14は、その筒壁18と底壁48とに挟まれた外隅部分が、前側のレール壁9の上面で受止められて回転可能に案内支持される。また、下ローラー15は、その筒壁18と底壁48とに挟まれた外隅の転動部20が、後側のレール壁9の下面のローラー受部10で受止められて回転可能に案内支持される。
図12に示すランナー6は、実施例で説明したランナー6と同じである。ガイドレール2の前後壁には、実施例で説明したガイドレールと同様に、一対のレール壁9を互いに対向する状態で張り出し形成するが、前後のレール壁9を段違い状に形成する点が異なる。詳しくは、後壁側のレール壁9の形成高さ位置を、前壁側のレール壁9の形成高さ位置より下側に位置させた。両レール壁9の形成高さ位置の差(段差)を符号Hで示している。傾動モーメントを受けてランナー6が傾動している状態では、上ローラー14の筒端壁19の転動面が、前側のレール壁9の突端の上隅部分で回転可能に案内支持される。また、下ローラー15の筒端壁19の転動部20が、後側のレール壁9の突端の下隅で回転可能に案内支持される。
図13に示すランナー6は、下ローラー15の直径寸法を上ローラー14の直径寸法より小さくして、下ローラー15の一部がローラー溝11内に入込むようにした。これに伴いカラー21の下半部の直径を小さくした。各ローラー14・15のローラー本体16の構造は、図11で説明したローラー本体16と同じ構造とした。ガイドレール2の前壁には断面が台形状のレール壁9を設けて、その上面をレール壁9の基端部から突端部へ向かって下り傾斜させた。
また、ガイドレール2の後壁に水平のレール壁9を張出して、その突端の丸められた部分をローラー受部10とした。傾動モーメントを受けてランナー6が傾動している状態では、上ローラー14の筒壁18と底壁48とに挟まれた外隅部分が、前側のレール壁9の下り傾斜面で回転可能に案内支持される。さらに、下ローラー15は、その筒壁18の周面上部の転動部20が、レール壁9の突端のローラー受部10で回転可能に案内支持された状態で転動する。
上記の各実施例から理解できるように、ローラー受部10、あるいは転動部20として機能する部位は、下ローラー15の構造の違い、およびガイドレール2の内面の構造の違いによって様々に変化することになる。なお、ローラー受部10は、上ローラー14を案内支持するレール壁9と対向するレール内面のうち、下ローラー15を案内支持するレール壁9と、レール本体8の後側の縦壁とのいずれかに設けてあればよい。レール壁9とは別のリブ状の突起にローラー受部10を設けてもよい。
上記の実施例以外に、上ローラー14および下ローラー15は、レール壁9あるいはローラー受部10に対して線接触状に接触させることができ、その場合には、例えばレール壁9の断面をくさび形状に形成し、その傾斜角度を筒端壁19の転動面の傾斜角度と一致させておくとよい。図13で説明したように、上ローラー14と下ローラー15とは同一部品である必要はなく、各ローラー14・15の構造およびローラー本体16の直径が異なっていてもよい。また、戸パネルP1・P2の荷重が作用する上ローラー14のベアリング17をスラストベアリングで構成し、下ローラー15のベアリング17をラジアル型のボールベアリングや、丸筒状のすべり軸受で構成することができる。筒端壁19の外周面は部分球面状に形成することができる。
上記の実施例では、折り戸がフリー折り戸である場合について説明したがその必要はなく、開口枠1の縦枠に臨む折り戸の一側端が、ピボット構造で回転のみ自在に支持してある折り戸や、アコーディオン構造の折り戸であってもよい。振止具7を床面側に設け、ガイドレールあるいはガイド溝を戸パネルP1・P2側に設けることができる。なお、本発明で説明したランナー6は、折り戸用のランナーとして使用する以外に、間仕切り用の戸パネルや引戸構造の戸パネルを吊持する2輪構造のランナーとして使用することができる。
1 開口枠
2 ガイドレール
6 ランナー
8 レール本体
9 レール壁
10 ローラー受部
11 ローラー溝
13 ランナー軸
14 上ローラー
15 下ローラー
16 ローラー本体
17 ベアリング
18 筒壁
19 筒端壁
20 転動部
21 カラー(ディスタンスカラー)

Claims (7)

  1. 開口枠(1)の上部に配置されるガイドレール(2)と、ガイドレール(2)で移行案内される複数の吊車型のランナー(6)と、ランナー(6)で吊持される戸パネル(P1・P2)とを備えている折り戸であって、
    ランナー(6)は、戸パネル(P1・P2)を吊持するランナー軸(13)と、ランナー軸(13)の上下に配置されて、それぞれ独立回転可能に支持される上ローラー(14)および下ローラー(15)とで2輪構造のランナーとして構成されており、
    ガイドレール(2)は、下向きに開口するレール本体(8)と、レール本体(8)の前後壁の少なくとも一方に張出されて上ローラー(14)を回転自在に案内支持するレール壁(9)と、該レール壁(9)と対向するレール内面に設けられて下ローラー(15)を回転自在に案内支持するローラー受部(10)とを備えており、
    折り戸開閉時のランナー(6)は、上ローラー(14)がレール壁(9)で支持され、傾動モーメントを受けて傾動した下ローラー(15)がローラー受部(10)で支持されており、
    ランナー(6)が傾動姿勢に保持された状態で戸パネル(P1・P2)の開閉動作に追随して開閉移動することを特徴とする折り戸。
  2. レール本体(8)の前後壁に一対のレール壁(9)が前後に対向する状態で張出されており、
    戸パネル(P1・P2)の開閉時に、上ローラー(14)が前後いずれか一方のレール壁(9)で支持され、下ローラー(15)が他方のレール壁(9)に設けたローラー受部(10)で支持されている請求項1に記載の折り戸。
  3. 上ローラー(14)を支持するレール壁(9)と対向するレール内面に、下ローラー(15)の筒壁(18)の周面を支持するローラー受部(10)が設けてある請求項1に記載の折り戸。
  4. レール本体(8)の前後壁の開口面の近傍に一対のレール壁(9)が配置されて、前後のレール壁(9)より上側に上ローラー(14)を収容するローラー溝(11)が形成されており、
    ランナー(6)をガイドレール(2)に組込んだ状態において、下ローラー(15)の殆どの部分がガイドレール(2)の下面側に露出している請求項1から3のいずれかひとつに記載の折り戸。
  5. 上ローラー(14)および下ローラー(15)が、レール壁(9)ないしローラー受部(10)で支持されるローラー本体(16)と、ローラー本体(16)の内部に配置されるベアリング(17)を備えており、
    上ローラー(14)と下ローラー(15)が、同形、同大の共通部品で構成してある請求項1から4のいずれかひとつに記載の折り戸。
  6. ローラー本体(16)は、ベアリング(17)を収容する筒壁(18)と、筒壁(18)の側からランナー軸(13)へ向かって傾斜する筒端壁(19)とを一体に備えており、
    上ローラー(14)を支持するレール壁(9)と、下ローラー(15)を支持するレール壁(9)のそれぞれが、レール本体(8)の前後壁から水平に張り出されており、
    上ローラー(14)と下ローラー(15)とは、ランナー軸(13)に外嵌したカラー(21)を間にして上下に分離配置されており、
    上ローラー(14)の筒端壁(19)がレール壁(9)の突端上隅で支持され、下ローラー(15)の筒端壁(19)の転動部(20)がレール壁(9)の突端下隅のローラー受部(10)で支持してある請求項5に記載の折り戸。
  7. 戸パネル(P1・P2)と床面に、戸パネル(P1・P2)の傾動を規制する振止具(7)と、振止具(7)を移行案内するレール体(3)が設けられており、
    レール体(3)と振止具(7)とが接当して、戸パネル(P1・P2)の傾動を規制するときの規制角度を(θ1)とし、下ローラー(15)がローラー受部(10)で回転可能に案内支持されるときのランナー軸(13)の傾動角度を(θ2)とするとき、不等式(θ2<=θ1)を満足するように規制角度(θ1)と傾動角度(θ2)が設定してある請求項1から6のいずれかひとつに記載の折り戸。
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