JP2001317266A - 戸パネル用のランナーユニット - Google Patents

戸パネル用のランナーユニット

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JP2001317266A
JP2001317266A JP2000136530A JP2000136530A JP2001317266A JP 2001317266 A JP2001317266 A JP 2001317266A JP 2000136530 A JP2000136530 A JP 2000136530A JP 2000136530 A JP2000136530 A JP 2000136530A JP 2001317266 A JP2001317266 A JP 2001317266A
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重雅 竹本
Atsushi Shakuno
篤 釋野
Hiroko Tada
裕子 多田
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Shinkansai Bearing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 揺動アームと、これを変位操作する調整ねじ
を要素にして構成される、ランナーユニットの前後調整
機構において、前後調整に伴うランナー本体の姿勢の変
化を防いで、ランナー本体を常に適正に走行移動できる
ようにする。 【解決手段】 ハウジング5に対して、揺動アーム19
を上下方向の揺動軸18で水平揺動可能に支持し、その
揺動先端部にランナー本体4のランナー軸8を連結す
る。左右スライドするカム板20をハウジング5に設
け、カム板20の板面にランナー軸8と係合するカム溝
23を設ける。調整ねじ21でカム板20を左右操作す
ることにより、ランナー軸8を揺動アーム19と共に揺
動変位させて、戸パネル1の前後位置を調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、引き戸や吊り戸
などに適用されるランナーユニット、なかでもランナー
ユニットに組まれた前後調整機構の調整要素が、前後揺
動するアームとねじとで構成してあるランナーユニット
に関する。
【0002】
【従来の技術】揺動アームとねじを調整要素とするラン
ナーユニットは、例えば本出願人の提案に係る特開平1
1−50729号公報に見ることができる。そこでは、
戸パネルに固定したハウジングで、水平の軸を介して揺
動アームを前後傾動可能に軸支し、揺動アームとハウジ
ングとの間に調整用のねじを設けている。揺動アームの
上端には、上下調整用のスライド体を兼ねるローラブラ
ケットを介してローラが軸支してある。
【0003】この発明では、調整要素として先の揺動ア
ームと溝カムとを併用するが、溝カムを用いて前後調整
を行うことは特開平8−21145号公報に公知であ
る。特開平10−227170号公報にも同じ趣旨の調
整構造を見ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】特開平11−5072
9号公報におけるランナーユニットは、前後調整時にロ
ーラが揺動アームと共に前後傾動するようになってい
る。そのため、ガイドレールのレール溝形状およびロー
ラの周面断面形状をそれぞれ半円形にする必要があり、
とくにガイドレールを特注品化せざるを得ず、そのコス
トが嵩むのを避けられない。揺動アームを限度まで傾動
した状態では、ローラ転動面に偏荷重が作用するため、
ローラが偏磨耗するおそれがあり、とくに戸パネルの重
量が大きい場合に適用できない。
【0005】この発明の目的は、施工時の戸パネルの前
後調整や、経年変化によって戸パネルが反り変形した場
合等の、前後位置矯正を簡単に行えるランナーユニット
を提供することにある。この発明の他の目的は、前後調
整時にランナー本体と戸パネルとを平行に相対移動で
き、従って前後調整に伴ってローラに偏荷重が作用する
のを解消し、常に適正な状態でランナー本体を走行移動
できるうえ、一般に多用されている断面C字形のガイド
レールを適用できる吊車型のランナーユニットを提供す
ることにある。この発明の他の目的は、前後調整機能に
加えて高さ調整機能も備えていながら、その構成部品点
数が少なくて済み、その分製造コストを削減できる吊車
型のランナーユニットを提供することにある。この発明
の他の目的は、前後調整機構を備えていて、戸パネルの
下側の前後調整を行うことができる、振れ止めを兼ねる
ランナーユニットを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明のランナーユニ
ットは、ガイドレール2で走行案内されるランナー本体
4と、戸パネル1に装着されるハウジング5とを有し、
ランナー本体4に設けたランナー軸8とハウジング5と
の間に、前後調整機構が設けてある。前後調整機構は、
ハウジング5に固定した上下方向の揺動軸18で前後揺
動可能に軸支した揺動アーム19と、ハウジング5で左
右スライド自在に案内支持されて、調整ねじ21で左右
方向へ変位操作されるカム板20とを含む。ランナー軸
8は、カム板20に設けたカム溝23を挿通する状態で
揺動アーム19に連結する。以て、カム板20の左右変
位をカム溝23で前後変位に変換して、ランナー軸8お
よび揺動アーム19を前後方向へ調整操作する。
【0007】ランナー軸8はランナーブロック6で回転
自在に軸支する。ランナー軸8と揺動アーム19とは高
さ調整用のねじ25を介して連結する。ハウジング5か
ら突出するランナー軸8の一部に操作部9を設ける。
【0008】ハウジング5に揺動アーム19を収容する
アーム室13を前後貫通状に形成する。アーム室13の
上壁にカム板20をスライド案内するためのガイド部1
4を設ける。カム板20は、ガイド部14で案内される
断面コ字状のスライド部20aと、スライド部20aの
一端下部に設けられる雌ねじ部20bとを備えている。
ハウジング5で回転のみ自在に支持した調整ねじ21を
カム板20の雌ねじ部20bにねじ込んで、カム板20
を左右方向へ変位操作可能とする。
【0009】この発明の別のランナーユニットは、ガイ
ドレール3で移行案内されて戸パネル1の下側の前後遊
動を規制するランナー31と、戸パネル1に装着される
ハウジング32とを有し、ランナー31のランナー軸5
0とハウジング32との間に、第2の前後調整機構を設
ける。前後調整機構は、ハウジング32に固定した上下
方向の揺動軸44で前後揺動可能に軸支した揺動アーム
41と、揺動アーム41とハウジング32との間に設け
られて、揺動アーム41を前後方向へ調整操作する調整
ねじ42と、揺動アーム41に装着されて調整ねじ42
とかみ合う雌ねじ体43とを含む。ランナー軸50は揺
動アーム41に設けたボス部40で上下動自在に支持
し、ばね52で進出付勢する。
【0010】ハウジング32に揺動アーム41を収容す
るためのアーム室36を前後方向の外面一側と下向きに
開口する状態で形成する。揺動アーム41の一端を、ア
ーム室36の一側において揺動軸44で前後揺動自在に
軸支し、その揺動先端にボス部40を設ける。調整ねじ
42は、揺動アーム41および雌ねじ体43を前後に貫
通する状態で組み、その軸端をハウジング32で回転の
み自在に軸支し、他端の操作部48をハウジング32の
外方に臨ませる。
【0011】
【発明の作用効果】揺動アーム19を上下方向の揺動軸
18で軸支して、揺動アーム19に連結したランナー軸
8を、水平面に沿って前後揺動操作できるようにするの
で、前後調整時にランナー本体4の姿勢が変化するのを
防止できる。従ってこの発明のランナーユニットによれ
ば、常に適正な姿勢でランナー本体4を走行移動でき、
従来のこの種のランナーにおいて避けられなかったロー
ラ7の偏摩耗を一掃できる。ローラ7の姿勢を常に一定
に保持できるので、ガイドレール2として一般に多用さ
れている断面C字形の普及品を適用できる点でも有利で
ある。
【0012】ランナー軸8を揺動アーム19に同行して
前後揺動のみ可能に安定支持したうえで、カム板20を
左右操作することによってランナー軸8を前後方向へ調
整移動し、位置決めする調整形態を採るので、例えば戸
パネル1に前後方向や左右方向の外力が作用するとき、
これらの外力に対して揺動アーム19とカム板20とが
協同して対抗し、ランナー軸8を調整位置に安定して位
置保持できる。この点カム溝を調整要素とする従来のラ
ンナーユニットでは、揺動アーム19に相当するランナ
ー台が、ハウジングに対してカム溝のみで位置保持され
ていて安定性に欠けるが、揺動アーム19によってラン
ナー軸8の動作範囲を規制する本発明のランナーユニッ
トでは、ランナー軸8を安定して位置保持できる。ハウ
ジング5の側にガイド溝を形成する必要もない。
【0013】ランナー軸8と揺動アーム19とをねじ2
5を介して連結し、このねじ25を利用してランナー軸
8のねじ込み量を変更することにより戸パネル1の高さ
調整を行うランナーユニットによれば、高さ調整機構の
構造を簡素化できる。また、前後調整用の揺動アーム1
9を高さ調整用の調整対象として利用するので、前後調
整と高さ調整機能を備えているランナーユニットである
にもかかわらず、その構成部品数を減らし、低コスト化
できる。
【0014】ハウジング5に前後貫通状のアーム室13
を設け、そこに揺動アーム19を組み込み、さらにアー
ム室13の上壁を利用してカム板20を左右スライドの
み自在に案内支持するので、揺動アーム19やカム板2
0のハウジング5に対する組み付けを容易に、しかも迅
速に行え、ランナーユニットの組み立てに要する手間と
コストを削減できる。スライド部20aと雌ねじ部20
bとを備えたカム板20によれば、調整ねじ21用の雌
ねじ体を別部品化する場合に比べて、前後調整用の部品
数を減らして、その分だけ製造コストを節約できる。
【0015】戸パネル1の前後遊動を規制するランナー
31を含むランナーユニットにおいては、先のランナー
本体4を備えたランナーユニットに比べて負担するべき
荷重が十分に小さい。そこで、揺動アーム41とハウジ
ング32との間に調整ねじ42を設けて、揺動アーム4
1とハウジング32との間隔量を調整することにより、
ランナー31の前後調整を行っている。この場合にも、
ランナー軸50は揺動アーム41に同行して水平揺動す
るだけであるので、前後調整に伴ってランナー31の姿
勢が変わるのを阻止し、ランナー31をガイドレール3
に対して常に適正に走行させることができる。前後調整
時の揺動アーム41の前後揺動によって、調整ねじ42
と揺動アーム41の交差角が変わるが、この角度変化を
吸収して調整ねじ42を支障なく調整回動できるように
するために、雌ねじ体43を揺動アーム41とは別に設
けている。
【0016】揺動アーム41に設けたボス部40にラン
ナー軸50を組むので、ランナー軸50およびランナー
軸50を進出付勢するばね52を収容するためのケース
を省略して、その分だけランナーユニットのコストを削
減できる。ランナー軸50をばね52で進出付勢するの
は、ガイドレール3が片方へ向かって傾斜しているよう
な場合であっても、ランナー31をガイドレール3に密
接させて、戸パネル1のがた付きを防ぎ、その開閉を円
滑化するためである。
【0017】ハウジング32に前後方向の外面一側と下
向きに開口するアーム室36を設け、そこに揺動アーム
41を組むので、揺動アーム41のハウジング32に対
する組み付けを容易にしかも簡単に行える。因みに、ラ
ンナー31と調整ねじ42と雌ねじ体43などの部品
は、予め揺動アーム41に組み付けておくことになるの
で、組み立て作業の大半を簡単に行える。前後揺動する
揺動アーム41を、アーム室36内に完全に収容するの
で、外観上の体裁を向上できるうえ、例えば、アーム室
36の開口面をキャップで塞いでおけば、いたずらを受
けにくい。
【0018】
【実施例】図1ないし図6はこの発明に係るランナーユ
ニットを引戸に適用した実施例を示す。図2において符
号1は木製の戸パネル、2はアルミニウム形材からなる
上側のガイドレール、3は同じく下側ガイドレールであ
る。戸パネル1の両側端の上隅のそれぞれに吊車型のラ
ンナーユニットを装着し、戸パネル1の両側端の下隅の
それぞれに、振れ止め用のランナーユニットを装着す
る。
【0019】吊車型のランナーユニットは、ガイドレー
ル2で走行案内されるランナー本体4と、戸パネル1に
埋設固定されるハウジング5と、ハウジング5内に設け
た前後調整機構、および高さ調整機構などで構成する。
図3において、ランナー本体4は横長四角形状のランナ
ーブロック6と、ランナーブロック6の前後面に配置し
た左右一対ずつのローラ7と、ランナーブロック6の中
央部において回転自在に連結支持したランナー軸8とで
構成する。符号11はローラ軸である。ランナーブロッ
ク6の下面に臨む軸部分には、ランナー軸8を回転操作
するための操作部9を設け、軸部の過半下部にねじ部1
0を形成する。
【0020】ハウジング5は、側面視が逆鍵穴形で、正
面視が四角形状のプラスチック成形品からなり、そのほ
ぼ中央部に前後貫通状のアーム室13が形成してある。
アーム室13の上壁には、後述するカム板20用のガイ
ド部14を逆凸字状に形成し(図4参照)、上壁のほぼ
中央にランナー軸8用の逃げ穴15を通設する。アーム
室13の内面右端には受座16が設けられる。
【0021】前後調整機構は、先の受座16に嵌め込ま
れて、上下方向のピン(揺動軸)18で前後揺動自在に
軸支される揺動アーム19と、ガイド部14で左右スラ
イド自在に案内支持されるカム板20と、カム板20を
スライド操作する調整ねじ21とからなる。揺動アーム
19の揺動先端部はボス状に形成してあり、その内部に
ランナー軸8に設けたねじ部10とかみ合うねじ穴(雌
ねじ体)22が形成してある。カム板20は、上向きに
開口する断面コ字状のスライド部20aと、スライド部
20aの側端に連続して直交状に折り曲げられる雌ねじ
部20bとを一体に形成したプレス金具からなる。スラ
イド部20aの板面にはカム溝23を通設する。雌ねじ
部20bには、調整ねじ21とかみ合うねじボス24を
形成する。なお、揺動アーム19の前後揺動を許すため
に、アーム室13の周囲壁の前後厚み寸法は、揺動アー
ム19の前後厚み寸法より大きく設定してある。
【0022】上記の各部品18〜24は、例えば次の要
領でハウジング5に組み付ける。まず、スライド部20
aをガイド部14に下面側から当てがって、カム板20
をアーム室13に組む。次に揺動アーム19の基端部を
受座16に嵌め込んで、受座16と揺動アーム19とを
ピン18で連結する。次に、調整ねじ21をねじ座26
の側からアーム室13へ向かって差し込み、そのねじ軸
を雌めじ部20bのねじボス24にねじ込み、ハウジン
グ5の上方から差し込んだリテーナ板27で、調整ねじ
21を抜き外れ不能に、しかし回転は可能に係合保持す
る。最後に、ランナー軸8を逃げ穴15とカム溝23に
挿通し、そのねじ部10を揺動アーム19のねじ穴22
にねじ込んで、ランナー本体4をハウジング5と一体化
する。
【0023】上記の様にユニット部品化されたランナー
ユニットは、予めガイドレール2に組み込んでおき、ハ
ウジング5を戸パネル1に形成した装着穴28に装填し
た後、ビス29をねじ込むことにより戸パネル1と一体
化される。戸パネル1を吊り込んだ状態において、前後
に隣接する戸パネル1の間隔量を確認し、その値が適正
でない場合には、調整ねじ21を回動操作してランナー
軸8と戸パネル1とを前後に相対変位させる。
【0024】具体的には、調整ねじ21を操作してカム
板20を図3において左方へ移動させると、ランナー軸
8はカム溝23に押されて紙面手前側へ移動しようとす
る。実際には、ランナー本体4はガイドレール2に拘束
されて前後移動できないので、戸パネル1の側が紙面奥
側へ変位する。図1においては、揺動アーム19はロー
ラ軸11を中心にして、ピン18の側が反時計回転方向
へ相対揺動する。当然、カム板20を逆向きに移動させ
ると、戸パネル1は図において紙面から離れる向きに変
位する。このように、調整ねじ21を調整回動するだけ
で、戸パネル1の前後位置を簡単にしかも速やかに調整
できる。
【0025】高さ調整機構は、ランナー軸8と揺動アー
ム19とで構成し、ランナー軸8のアーム室13を回動
して、ねじ部10の揺動アーム19に対するねじ込み量
を大小に変更することにより、戸パネル1の高さを増減
できる。つまり、ねじ部10とねじ穴22とが高さ調整
用のねじ25を兼ねている。
【0026】図5および図6において、振れ止め用のラ
ンナーユニットは、下側のガイドレール3で走行案内さ
れるランナー31と、戸パネル1に埋設されるハウジン
グ32と両者31・32の間に設けられる第2の前後調
整機構とで構成する。
【0027】図6に示すように、ハウジング32は戸パ
ネル1の装着穴33に装填される不完全円形の埋設部3
4と、埋設部34の左右に張り出したフランジ部35と
を有し、埋設部34の内部に前後調整機構を収容するア
ーム室36を有する。アーム室36はフランジ部35を
張り出した側と下面側とがそれぞれ開口してあり、その
内部右側に後述する揺動アーム41用の受座37を備え
ている。
【0028】前後調整機構は、一側端に縦長のボス部4
0を有する横臥T字状の揺動アーム41と、揺動アーム
41を前後操作する調整ねじ42、および調整ねじ42
用の雌ねじ体43などで構成する。揺動アーム41は、
ボス部40から遠い側の端を先の受座37に嵌め込んだ
後、受座37と揺動アーム41とを上下方向のピン(揺
動軸)44で連結することにより、ハウジング32で前
後揺動自在に軸支される。丸軸状の雌ねじ体43は揺動
アーム41の中途部に設けた調整穴45でピン44と平
行に支持される。雌ねじ体43に設けたねじ穴46に調
整ねじ42をねじ込み、ねじ軸の先端をハウジング32
の内奥壁で軸支し、さらにリテーナー板47で軸方向へ
移動不能に係合保持することにより、揺動アーム41を
調整ねじ42で雌ねじ体43を介して前後揺動できる。
符号48は操作部である。
【0029】ランナー31は、先のボス部40に設けた
軸穴49で支持されるランナー軸50と、ランナー軸5
0の下端に設けた縦ローラ51とからなる。ランナー軸
50は軸穴49で上下動可能に案内支持され、その上部
に装填した圧縮コイル形のばね52で押し下げ付勢され
る。縦ローラ51は鍔部53と逆円錐台状のローラ部5
4とを有し、ランナー軸50で遊転自在に軸支する。
【0030】前後調整を行う場合には、ハウジング32
の外面に臨む操作部48を回動して、揺動アーム41を
前後いずれかへ揺動させる。この場合の揺動アーム41
と戸パネル1との関係は、先の吊車型のランナーユニッ
トにおいて説明したのと同様に、揺動アーム41はラン
ナー軸50を中心にして、そのピン44の側が相対揺動
して、戸パネル1を前後いずれかへ相対揺動させる。こ
のように、戸パネル1の上下ランナーユニットのそれぞ
れに前後調整機構を設けておくと、戸パネル1の全体を
前後方向へ平行に調整移動し、あるいは戸パネル1の上
側あるいは下側のみを前後方向へ調整移動できるので、
引き戸の施工時はもちろん、経年変化によって戸パネル
1が返り変形するよう場合にも、戸パネル1の開閉時に
隣接する戸パネル1どうしがこすれ合うのを解消でき
る。
【0031】図7は吊車型のランナーユニットの変形例
を示す。そこでは、揺動アーム19の雌ねじ体22とし
て既製品のナットを利用し、これを揺動アーム19に形
成されるランナー軸8用の挿通穴56と直交する角穴5
7に装填して、ランナー軸8を受け止めるようにした。
また、リテーナ板27を前後向きに差し込み装填した。
他は、先の実施例と実質的に同じであるので、同じ部材
に同じ符号を付して、その説明を省略する。
【0032】上記の実施例以外に、吊車型のランナーユ
ニットと振れ止め用のランナーユニットはそれぞれ折り
戸に適用することができる。調整ねじ21・42は、ビ
ス以外のボルトを適用できる。雌ねじ体43は板ナット
で代用できる。振れ止め用のランナーユニットは、必ず
しも縦ローラ51を備えている必要はなく、縦ローラ5
1の代わりに、ガイドレール3で案内されるスライド片
を備えているものであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】図3におけるA−A線断面図である。
【図2】引戸の正面図である。
【図3】吊車型ランナーユニットの縦断正面図である。
【図4】吊車型ランナーユニットの縦断側面図である。
【図5】振れ止め用ランナーユニットの正面図である。
【図6】図5におけるB−B線断面図である。
【図7】吊車型ランナーユニットの別実施例を示す正面
図である。
【符号の説明】
1 戸パネル 2 ガイドレール(上) 3 ガイドレール(下) 4 ランナー本体 5 ハウジング 8 ランナー軸 18 揺動軸(ピン) 19 揺動アーム 20 カム板 21 調整ねじ 23 カム溝
フロントページの続き (72)発明者 多田 裕子 大阪府東大阪市御厨1丁目5番3号 新関 西ベアリング株式会社内 Fターム(参考) 2E034 BA13 CA02 DA05 DA12

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガイドレール2で走行案内されるランナ
    ー本体4と、戸パネル1に装着されるハウジング5とを
    有し、 ランナー本体4に設けたランナー軸8とハウジング5と
    の間に、前後調整機構が設けてあるランナーユニットで
    あって、 前後調整機構は、ハウジング5に固定した上下方向の揺
    動軸18で前後揺動可能に軸支した揺動アーム19と、
    ハウジング5で左右スライド自在に案内支持されて、調
    整ねじ21で左右方向へ変位操作されるカム板20とを
    含み、 ランナー軸8は、カム板20に設けたカム溝23を挿通
    して揺動アーム19に連結されており、 カム板20の左右変位をカム溝23で前後変位に変換し
    て、ランナー軸8および揺動アーム19を前後方向へ調
    整操作することを特徴とする戸パネル用のランナーユニ
    ット。
  2. 【請求項2】 ランナー軸8がランナーブロック6で回
    転自在に軸支されており、 ランナー軸8と揺動アーム19とが高さ調整用のねじ2
    5を介して連結されており、 ハウジング5から突出するランナー軸8の一部に操作部
    9が設けてある請求項1記載の戸パネル用のランナーユ
    ニット。
  3. 【請求項3】 ハウジング5に揺動アーム19を収容す
    るアーム室13が前後貫通状に形成されており、 アーム室13の上壁にカム板20をスライド案内するガ
    イド部14が設けられており、 カム板20は、ガイド部14で案内される断面コ字状の
    スライド部20aと、スライド部20aの一端下部に設
    けられる雌ねじ部20bとを備えており、 ハウジング5で回転のみ自在に支持した調整ねじ21を
    カム板20の雌ねじ部20bにねじ込んで、カム板20
    を左右方向へ変位操作する請求項1または2記載の戸パ
    ネル用のランナーユニット。
  4. 【請求項4】 ガイドレール3で移行案内されて戸パネ
    ル1の前後遊動を規制するランナー31と、戸パネル1
    に装着されるハウジング32とを有し、ランナー31の
    ランナー軸50とハウジング32との間に、第2の前後
    調整機構が設けてあるランナーユニットであって、 前後調整機構は、ハウジング32に固定した上下方向の
    揺動軸44で前後揺動可能に軸支した揺動アーム41
    と、揺動アーム41とハウジング32との間に設けられ
    て、揺動アーム41を前後方向へ調整操作する調整ねじ
    42と、揺動アーム41に装着されて調整ねじ42とか
    み合う雌ねじ体43とを含み、 ランナー軸50が揺動アーム41に設けたボス部40で
    上下動自在に支持され、ばね52で進出付勢してある戸
    パネル用のランナーユニット。
  5. 【請求項5】 ハウジング32に揺動アーム41を収容
    するアーム室36が前後方向の外面一側と下向きに開口
    する状態で形成されており、 揺動アーム41の一端が、アーム室36の一側において
    揺動軸44で前後揺動自在に軸支され、その揺動先端に
    ボス部40が設けられており、 調整ねじ42は、揺動アーム41および雌ねじ体43を
    前後に貫通する状態で組まれて、その軸端がハウジング
    32で回転のみ自在に軸支され、他端の操作部48がハ
    ウジング32の外方に臨ませてある請求項4記載の戸パ
    ネル用のランナーユニット。
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