JP2014118061A - 車両用電線の配索構造 - Google Patents
車両用電線の配索構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2014118061A JP2014118061A JP2012275270A JP2012275270A JP2014118061A JP 2014118061 A JP2014118061 A JP 2014118061A JP 2012275270 A JP2012275270 A JP 2012275270A JP 2012275270 A JP2012275270 A JP 2012275270A JP 2014118061 A JP2014118061 A JP 2014118061A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vehicle
- line
- electric wire
- power
- wiring structure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Abandoned
Links
Images
Landscapes
- Installation Of Indoor Wiring (AREA)
- Details Of Indoor Wiring (AREA)
Abstract
【課題】簡単な構成で電源線に生じるノイズを低減することが可能な車両用電線の配索構造を提供する。
【解決手段】車両に設けられるワイパ駆動用のモータM1と、このモータM1を操作するワイパスイッチ12とを接続する電線を配索する配索構造であり、ワイパスイッチ12とモータM1を接続する電源線L1,L2、及び接地線L3を有し、電源線L1,2L及び接地線L3を、互いに撚り合わせて(ツイストして)配索する。これにより、電源線L1,L2に重畳するノイズを低減できる。
【選択図】 図1
【解決手段】車両に設けられるワイパ駆動用のモータM1と、このモータM1を操作するワイパスイッチ12とを接続する電線を配索する配索構造であり、ワイパスイッチ12とモータM1を接続する電源線L1,L2、及び接地線L3を有し、電源線L1,2L及び接地線L3を、互いに撚り合わせて(ツイストして)配索する。これにより、電源線L1,L2に重畳するノイズを低減できる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、車両に搭載される電装品と該電装品を操作する操作スイッチとを接続する電線の配索構造に係り、特に、ノイズの影響を低減する技術に関する。
車両に搭載される電装品を操作するための操作スイッチは、操作性を考慮して車両のインパネ部分に搭載されることが多い。また、モータやヒータ等の、比較的大きな電流が流れる負荷については、電線にノイズが生じることがあり、このノイズが他の電線に影響を及ぼさないように、接続用電線をできるだけ車室外を通るように配索している。
図3は、従来における車両用電線の配索構造を示す説明図であり、エンジンルーム101内に設けられるワイパ用のモータM1(電装品)と、車室102内に設けられるワイパスイッチ12との間の電線を配索する様子を示している。図3に示すように、ワイパスイッチ12とモータM1とは、ワイパLo用(低速作動用)の電力を供給する電源線L1、及びワイパHi用(高速作動用)の電力を供給する電源線L2の、2本の電源線により接続されている。また、ワイパスイッチ12は、J/B(ジャンクションボックス)13と接続され、該J/B13を経由してバッテリからの電力が供給されるようになっている。また、モータM1は、接地線L11を経由してグランドに接地されている。
そして、ワイパの作動時には、いずれかの電源線L1,L2に比較的大きな電流が流れるので、電源線L1,L2にノイズが生じることがあり、該ノイズが他の電線に影響を与えることがある。これを防止するため、電源線L1,L2は、車室102内のインパネ近傍に設けられるインパネ幹線11内に配索せず、ワイパスイッチ12から近い場所にて、車室102の外側となるエンジンルーム101内に電源線L1,L2を引き出し、該エンジンルーム101内を配索してモータM1に接続している。
つまり、ノイズ源となる電源線L1,L2を、できるだけ車室102の外側であるエンジンルーム101内を通すことにより、該電源線L1,L2にて発生するノイズの影響を低減するようにしている。
しかし、エンジンルーム101内に電源線L1,L2を配索することは、配索経路を確保する必要があることや、周囲温度の変化、塵埃の影響があるので、何とかインパネ幹線11内に配索したいという要望が高まっていた。また、電線に生じるノイズを低減する技術として、例えば、特開平9−115336号公報(特許文献1)に記載されたものが知られている。
しかしながら、上述した特許文献1に開示された従来例では、絶縁材を設ける等の操作が必要となり、電線の配索が大がかりになるという問題があった。
本発明は、このような従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、簡単な構成で電源線に生じるノイズを低減することが可能な車両用電線の配索構造を提供することにある。
上記目的を達成するため、本願請求項1に記載の発明は、車両に設けられる電装品と、該電装品を操作する操作手段とを接続する電線を配索する配索構造において、前記操作手段と前記電装品を接続する電源線、及び接地線を有し、前記電源線及び接地線を、互いに撚り合わせて配索することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、前記電装品は車両のエンジンルーム内に設けられ、前記操作手段は車室内に設けられ、前記車室内には、各種の電線を配索する幹線路が設けられ、前記電源線及び接地線を、前記幹線路内に配索することを特徴とする。
本発明に係る車両用電線の配索構造では、操作手段と電装品を接続するための電源線と接地線を撚り合わせて配索するので、電源線に重畳したノイズを低減することができ、他の電線に輻射ノイズが生じることを防止できる。また、電源線及び接地線を幹線路内に配索するので、電源線及び接地線の配索スペースを容易に確保でき、配索操作を容易に行うことができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る車両用電線の配索構造を示す説明図であり、車両のエンジンルーム101内に設けられるワイパ用のモータM1(電装品)と、車室102内に設けられるワイパスイッチ12(操作手段)との間の電線を配索する様子を示している。
図1に示すように、ワイパスイッチ12とモータM1とは、ワイパLo用(低速作動用)の電力を供給する電源線L1、及びワイパHi用(高速作動用)の電力を供給する電源線L2及び接地線L3の、3本の電線により接続されている。また、ワイパスイッチ12は、J/B(ジャンクションボックス)13と接続され、該J/B13を経由してバッテリからの電力が供給されるようになっている。更に、車室102内のインパネ近傍には、各種の電線を配索するための、インパネ幹線11(幹線路)が設けられている。
また、2本の電源線L1,L2、及び接地線L3は、互いにツイストされている(撚り合わされている)。そして、ツイストされた3本の電線の束は、インパネ幹線11(幹線路)内に配索されている。図2は、2本の電源線L1,L2と接地線L3がツイストされる様子を詳細に示す説明図であり、並行した2本の電源線L1,L2に対して、接地線L3が螺旋状にツイストされている。そして、ツイストされた電線の束は、モータM1の近傍にて該車室102内からエンジンルーム101内に引き出されて、モータM1に接続されている。また、接地線L3は、ワイパスイッチ12内にて、グランドに接地されている。
次に、上述のように構成された本実施形態に係る車両用電線の配索構造の作用について説明する。本実施形態では、図1に示したように電源線L1,L2と接地線L3がツイストして配索されるので、電源線L1,L2にノイズが生じた場合でも、このノイズは接地線L3に生じることになり、また、電源線L1,L2と接地線L3は電流の流れる向きが逆方向となっているので、電源線L1,L2に重畳したノイズが相殺される(打ち消し合う)ことになる。
従って、電源線L1,L2に生じるノイズを低減することができ、図1に示したように、3本の電線L1,L2,L3をツイストした電線をインパネ幹線11内に配索することが可能となる。つまり、ノイズを低減できるので、3本の電線L1,L2,L3の束をインパネ幹線11内に配索した場合でも、他の電線に輻射ノイズの影響を与えることを防止でき、電源線L1,L2の配索が容易となる。
このようにして、本実施形態に係る車両用電線の配索構造では、電源線L1,L2と、接地線L3をツイストして配索するので、モータM1にてノイズが発生し、このノイズが電源線L1,L2に重畳した場合でもこのノイズを低減でき、他の電線に輻射ノイズが重畳することを防止できる。従って、電源線L1,L2をインパネ幹線11内に配索することができ、従来のようにエンジンルーム101内に長距離に亘って配索する必要がないので、電装品に接続するための電源線の配索を容易に行うことができる。
また、電源線L1,L2をインパネ幹線11内に配索することにより、配索のスペースを省スペース化することができる。
なお、上述した実施形態では、電装品としてワイパ駆動用のモータM1を例に挙げて説明したので、ワイパLo,ワイパHiの2本の電源線L1,L2を設けるようにしたが、例えば、バックミラーに設けられる電動格納モータ等では、1本の電源線のみとなる。
以上、本発明の車両用電線の配索構造を図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置き換えることができる。例えば、上述した実施形態では、エンジンルーム101内に設けられるモータM1に接続する電源線に対して、ツイスト構造とする例を示したが、車室内に設けられる電装品(例えば、サンルーフ用のモータ)について適用することも可能である。また、モータ以外の電装品に接続する電源線に採用することも可能である。
本発明は、車両に搭載される電線より生じるノイズを抑制し、輻射ノイズの影響を低減することに利用することができる。
L1,L2 電源線
L3 接地線
L11 接地線
M1 モータ
11 インパネ幹線
12 ワイパスイッチ
13 J/B
101 エンジンルーム
102 車室
L3 接地線
L11 接地線
M1 モータ
11 インパネ幹線
12 ワイパスイッチ
13 J/B
101 エンジンルーム
102 車室
Claims (2)
- 車両に設けられる電装品と、該電装品を操作する操作手段とを接続する電線を配索する配索構造において、
前記操作手段と前記電装品を接続する電源線、及び接地線を有し、前記電源線及び接地線を、互いに撚り合わせて配索することを特徴とする車両用電線の配索構造。 - 前記電装品は車両のエンジンルーム内に設けられ、前記操作手段は車室内に設けられ、
前記車室内には、各種の電線を配索する幹線路が設けられ、前記電源線及び接地線を、前記幹線路内に配索することを特徴とする請求項1に記載の車両用電線の配索構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012275270A JP2014118061A (ja) | 2012-12-18 | 2012-12-18 | 車両用電線の配索構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012275270A JP2014118061A (ja) | 2012-12-18 | 2012-12-18 | 車両用電線の配索構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014118061A true JP2014118061A (ja) | 2014-06-30 |
Family
ID=51173297
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012275270A Abandoned JP2014118061A (ja) | 2012-12-18 | 2012-12-18 | 車両用電線の配索構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2014118061A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018020697A (ja) * | 2016-08-04 | 2018-02-08 | 株式会社デンソー | 車両用電装部品 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6447639A (en) * | 1987-08-18 | 1989-02-22 | Mazda Motor | Multiplex transmitter for vehicle |
JP2006069528A (ja) * | 2004-08-05 | 2006-03-16 | Yazaki North America Inc | 自動車用コンパスシステム |
JP2014064368A (ja) * | 2012-09-20 | 2014-04-10 | Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk | モータ用配線 |
-
2012
- 2012-12-18 JP JP2012275270A patent/JP2014118061A/ja not_active Abandoned
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6447639A (en) * | 1987-08-18 | 1989-02-22 | Mazda Motor | Multiplex transmitter for vehicle |
JP2006069528A (ja) * | 2004-08-05 | 2006-03-16 | Yazaki North America Inc | 自動車用コンパスシステム |
JP2014064368A (ja) * | 2012-09-20 | 2014-04-10 | Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk | モータ用配線 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018020697A (ja) * | 2016-08-04 | 2018-02-08 | 株式会社デンソー | 車両用電装部品 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6490624B2 (ja) | ワイヤハーネス | |
US20190126862A1 (en) | Vehicular circuit body | |
US10800361B2 (en) | Circuit body for vehicle | |
JP2009006773A (ja) | 車両用ワイヤハーネスの配策構造 | |
WO2017222076A1 (ja) | 車両用回路体 | |
US20190168692A1 (en) | Circuit body for vehicle | |
CN109421627B (zh) | 车辆电路体 | |
WO2014148501A1 (ja) | 電装システム | |
JP2008284981A (ja) | ワイヤハーネスシステム | |
US10919462B2 (en) | Circuit body for vehicle and manufacturing method of circuit body for vehicle | |
CN110450735B (zh) | 线束、用于线束的元件模块和车辆元件 | |
US9108502B2 (en) | Cable routing structure | |
US10926719B2 (en) | Power supply trunk line routing structure for vehicle and vehicle | |
JP5293669B2 (ja) | 車両用ワイヤハーネス経路の設定方法 | |
JP6401724B2 (ja) | 電装モジュール | |
JP6423389B2 (ja) | ワイヤハーネス | |
JP7010617B2 (ja) | 車両用回路体 | |
JP2014118061A (ja) | 車両用電線の配索構造 | |
JP2014097727A (ja) | 車両用高電圧ケーブルの配索構造 | |
WO2014076987A1 (ja) | ワイヤーハーネスシステム | |
JP2016107830A (ja) | 車両用アース部材及び車両用アース部材の配索構造 | |
JP2014094661A (ja) | 車両用電線の配索構造 | |
JP2000225901A (ja) | 自動車の配線構造 | |
JP6250602B2 (ja) | 電気接続箱、ワイヤハーネスシステム、及び、ワイヤハーネス | |
JP2020055483A (ja) | 自動車用配線システム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20151119 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160707 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160719 |
|
A762 | Written abandonment of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762 Effective date: 20160916 |