JP2020055483A - 自動車用配線システム - Google Patents

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雄高 松村
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Shinya Ito
真也 伊東
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Akio Ishihara
章生 石原
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Abstract

【課題】自動車用配線システムの汎用性をなるべく高めることを目的とする。【解決手段】自動車用配線システム30は、複数の電気部品20、21、22、23が組込まれる自動車に搭載される。自動車用配線システム30は、電気部品20、21、22、23に対して通信及び電源供給可能に接続される複数の接続装置40A、40B、40C、40Dを備える。バス通信ライン60が、複数の接続装置40A、40B、40C、40Dを順次通って、複数の接続装置のそれぞれにおいて電気部品に通信可能なように分岐されている。バス通信ライン60の一端にゲートウエイ装置66が接続されている。電源供給ライン84が、複数の接続装置40A、40B、40C、40Dを順次通って、複数の接続装置40A、40B、40C、40Dのそれぞれにおいて電気部品20、21、22、23に電源供給可能なように分岐されている。【選択図】図1

Description

この発明は、自動車用配線システムに関する。
特許文献1は、複数の電源線が束ねられた幹線部と、前記幹線部の両端の間で前記幹線部に介在し前記車両に搭載され電力を蓄積するバッテリが接続される幹線中間分配部と、前記幹線部の両端にそれぞれ接続され、それぞれ接続される機器に前記蓄電装置からの電力を分配する一対の幹線端部分配部とを備えるワイヤハーネスを開示している。このワイヤハーネスにおいては、一対の幹線端部分配部の一方にも別の予備のバックアップ用のバッテリが接続されている。このワイヤハーネスは、信号通信用の通信線を備えており、通信線は、通信分配部によって、機器に分配される。
特開2018−1860号公報
ところで、自動車としては、動力源として内燃機関を備えた内燃機関自動車、動力源として電動機を備えた電気自動車、それらを併用したハイブリッド自動車等がある。それぞれの自動車は、異なる電源システムを採用することがある。
しかしながら、特許文献1に開示の技術では、電源システムが異なると、ワイヤハーネスの全体的な設計変更が必要となる。また、異なる通信プロトコルが混在する場合の考慮がないため、機器の変更内容によっては、ワイヤハーネスの全体的な設計変更が必要となる可能性がある。
そこで、本発明は、自動車用配線システムの汎用性をなるべく高めることを目的とする。
上記課題を解決するため、第1の態様は、複数の電気部品が組込まれる自動車に搭載される自動車用配線システムであって、電気部品に対して通信及び電源供給可能に接続される複数の接続装置を備え、バス通信ラインが、前記複数の接続装置を順次通って、前記複数の接続装置のそれぞれにおいて電気部品に通信可能なように分岐され、前記バス通信ラインの一端にゲートウエイ装置が接続され、電源供給ラインが、前記複数の接続装置を順次通って、前記複数の接続装置のそれぞれにおいて電気部品に電源供給可能なように分岐されているものである。
第2の態様は、第1の態様に係る自動車用配線システムであって、前記複数の接続装置のうちの少なくとも1つは、共通するコネクタを介して電気部品に電源供給及び通信可能に接続されるものである。
第3の態様は、第1又は第2の態様に係る自動車用配線システムであって、前記バス通信ラインのうち前記複数の接続装置の間に設けられる少なくとも1つの配線部と、前記複数の接続装置内の内部配線部とがコネクタ接続されるものである。
第4の態様は、第1から第3のいずれか1つの態様に係る自動車用配線システムであって、前記複数の接続装置の間に設けられる少なくとも1つの電源配線部が、前記複数の接続装置のうちの少なくとも1つの内部電源配線部に対して物理的に分離した状態から接続されるものである。
第5の態様は、第1から第4のいずれか1つの態様に係る自動車用配線システムであって、前記複数の接続装置のそれぞれに過電流遮断部が設けられているものである。
第6の態様は、第1から第5のいずれか1つの態様に係る自動車用配線システムであって、前記複数の接続装置は、自動車の車室よりも前側の前室に配設されたものと、自動車の車室内において左右それぞれに設けられたものを含む。
第1の態様によると、電源供給ラインが、前記複数の接続装置を順次通って、前記複数の接続装置のそれぞれにおいて電気部品に電源供給可能なように分岐されている。このため、自動車に搭載される電源システムが異なる場合であっても、電源システムに含まれる電源のレイアウトに応じて、電源を複数の接続装置のいずれかで電源供給ラインに接続すれば、当該電源供給ラインを通じて複数の接続装置のそれぞれに接続される電気部品に電源供給を行うことができる。このため、自動車用配線システムのうち他の大部分をそのままの設計で流用できる。また、バス通信ラインが、複数の接続装置を順次通って、前記複数の接続装置のそれぞれにおいて電気部品に通信可能なように分岐されている。このため、各接続装置に接続される電気部品に変更が生じたとしても、各接続装置に接続された電気部品は、当該バス通信ラインを通じて通信できる。また、バス通信ラインの一端にゲートウエイ装置が接続されているため、異なる通信プロトコルによって通信を行う他の電気部品を接続する場合には、バス通信ラインの他端側の構成を変更することによって対応できる。このため、自動車用配線システムの汎用性をなるべく高めることができる。
第2の態様によると、前記複数の接続装置のうちの少なくとも1つは、共通するコネクタを介して電気部品に電源供給及び通信可能に接続されるため、当該接続装置に接続される電気部品の変更に容易に対応できる。
第3の態様によると、自動車に対して配線システムを容易に組込むことができる。
第4の態様によると、自動車に対して配線システムを容易に組込むことができる。
第5の態様によると、複数の接続装置のいずれに電源を接続しても、各接続装置のそれぞれにおいて接続される電気部品に応じた過電流が流れたときに電源供給を遮断できる。
第6の態様によると、自動車の前室、自動車の車室内において左右に設けられた電気部品に電源供給を行い、また、それらを通信可能に接続するのに適する。
実施形態に係る自動車用配線システムを示すブロック図である。 電源システムが異なった場合の自動車用配線システムを示すブロック図である。 接続される電気部品を変更した場合の自動車用配線システムを示すブロック図である。 コネクタ接続を適用した自動車用配線システムを示すブロック図である。
以下、実施形態に係る自動車用配線システム30について説明する。図1は、自動車用配線システム30を示すブロック図である。
自動車用配線システム30は、複数の電気部品20、21、22、23が組込まれる自動車10に搭載される。ここでは、自動車10は、ボディ11内空間が、車室12と、前室14とに区画されている。車室12は、乗員を収容する空間及び荷物を収容する空間である。前室14は、車室12よりも前方に位置する空間である。自動車10が内燃機関によって駆動されるものである場合、前室14はエンジンルームである。自動車10が電動機によって駆動されるものである場合、前室14はモータ室である。自動車10が内燃機関及び電動機によって駆動されるものである場合、前室14はエンジン及びモータ室である。
電気部品20、21、22、23は、センサ、スイッチ、モータ等のアクチュエータ、照明装置、ヒータ、ECU(電子制御ユニット)等である。電気部品20、21、22、23は、自動車の各部に分散して配置される。ここでは、電気部品20が前室14内に、電気部品21が車室12内の右前側に、電気部品22が車室12内の左前側に、電気部品23が車室12内の後側に配設される部品であるとして説明する。
自動車用配線システム30は、電気部品20、21、22、23に対して通信及び電源供給可能に接続される複数の接続装置40A、40B、40C、40Dを備える。
ここでは、接続装置40Bは、前室14内に配置され、主として前室14内に配置される電気部品20に対して通信及び電源供給可能に接続される。接続装置40A、40C、40Dは、車室12内に配置され、主として車室12内に配置される電気部品21、22、23に対して通信及び電源供給可能に接続される。より具体的には、接続装置40Aは、車室12内の右前側に配置され、主として車室12内の右前側に配置される電気部品21に対して通信及び電源供給可能に接続される。接続装置40Cは、車室12内の左前側に配置され、主として車室12内の左前側に配置される電気部品22に対して通信及び電源供給可能に接続される。接続装置40Dは、車室12内の後側に配置され、主として車室12内の後側に配置される電気部品23に対して通信及び電源供給可能に接続される。
つまり、自動車10が複数のエリアに分けられ、複数の接続装置40A、40B、40C、40Dとがエリア毎に配置されている。そして、各エリア内の電気部品20、21、22、23が、自己のエリアに配置された接続装置40A、40B、40C、40Dに接続されている。
自動車用配線システム30は、複数の接続装置40A、40B、40C、40Dとの間で相互通信を行うため、バス通信ライン60を備える。バス通信ライン60は、複数の接続装置40A、40B、40C、40Dを順次通るように設けられる。換言すれば、バス通信ライン60によって、複数の接続装置40A、40B、40C、40Dが数珠つなぎのように接続される。より具体的には、バス通信ライン60は、CAN(Controller Area Network)、LIN(Local Interconnect Network)等の多重通信プロトコルに従った信号を伝送する通信ラインであり、例えば、ツイストペア電線によって構成されている。バス通信ライン60は、複数の接続装置40A、40B、40C、40Dのうちの1つから他の1つに向って、残りのものを経由するように配設される。このため、複数の接続装置40A、40B、40C、40Dとは、全体的に見て、1つのバス通信ライン60を介して相互通信可能に接続される。ここでは、バス通信ライン60は、接続装置40Aから接続装置40B,接続装置40Cを経て、接続装置40Dに向うように配設されている。
自動車用配線システム30において、複数の多重通信プロトコルが採用される場合、自動車用配線システム30は、上記のようなバス通信ライン60を、各多重通信プロトコルに応じて複数備えていてもよい。
バス通信ライン60は、接続装置40A、40B、40C、40Dのそれぞれにおいて、電気部品20、21、22、23に通信可能に分岐されている。ここでは、バス通信ライン60は、接続装置40A、40B、40C、40Dのそれぞれにおいて分岐されており、分岐ライン62が接続装置40A、40B、40C、40Dから外部に導出されて、電気部品20、21、22、23に接続される。このため、電気部品20、21、22、23は、接続装置40A、40B、40C、40Dのいずれかにおいて、バス通信ライン60にバス接続される。バス通信ライン60は、多重通信プロトコルに従った信号を伝送する通信ラインであるため、電気部品20、21、22、23は、バス通信ライン60を介して相互通信可能に接続されることになる。
バス通信ライン60の一端には、ゲートウエイ装置66が接続されている。ゲートウエイ装置66を通じて、バス通信ライン60に、他の通信プロトコルにて通信を行う他の電気部品68を接続することができる。ゲートウエイ装置66に接続される他の電気部品68としては、インストルメントパネルに設けられる表示装置、スイッチ等が想定される。
ここでは、ゲートウエイ装置66は、バス通信ライン60のうち接続装置40A側の一端部に接続されており、終端抵抗としての役割をも果す。ゲートウエイ装置66は、バス通信ライン60の一端に接続されているため、他の電気部品を変更する場合には、バス通信ライン60のうち各接続装置40A、40B、40C、40D間の配線を変更することなく、当該バス通信ライン60の一端側のゲートウエイ装置66と電気部品68との接続構成を変更することによって容易に対応できる。
また、バス通信ライン60のうち接続装置40D側の端部には、終端抵抗69が接続されている。終端抵抗69は、接続装置40D内に設けられてもよいし、接続装置40D外に設けられてもよい。
自動車10には、電源70、72、74が搭載されている。ここでは、電源70、72、74として、補機バッテリとも呼ばれる低圧バッテリ70、オルタネータ72、74が搭載されている。補機バッテリは、例えば、5V〜59Vの電圧を供給する。低圧バッテリ70は、前室14に搭載され、一方のオルタネータ72は前室14に搭載される。他方のオルタネータ72は、車室12の後部に搭載される。
バッテリ70及びオルタネータ72は、接続装置40Bに接続される。つまり、前室14に搭載されるバッテリ70、オルタネータ72が同エリアに配設される接続装置40Bに接続される。バッテリ70、オルタネータ72から接続装置40Bへの接続は、電線、コネクタ等を介して行われる。
オルタネータ74は、接続装置40Dに接続される。つまり、車室12の後部に搭載されるオルタネータ74は、同エリアに配設される接続装置40Dに接続される。オルタネータ74から接続装置40Dへの接続は、電線、コネクタ等を介して行われる。
電源供給ライン84が、複数の接続装置40A、40B、40C、40Dを順次通るように設けられる。換言すれば、電源供給ライン84によって、複数の接続装置40A、40B、40C、40Dが数珠つなぎのように接続される。より具体的には、電源供給ライン84は、複数の接続装置40A、40B、40C、40Dのうちの1つから他の1つに向って、残りのものを経由するように配設される。このため、複数の接続装置40A、40B、40C、40Dには、1つの電源供給ライン84を介して電力供給がなされる。ここでは、電源供給ライン84は、接続装置40Aから接続装置40B,接続装置40Cを経て、接続装置40Dに向うように配設されている。
バッテリ70及びオルタネータ72は、接続装置40Bにおいて、電源供給ライン84に接続されている。また、オルタネータ74は、接続装置40Dにおいて、電源供給ライン84に接続されている。つまり、電源供給ライン84が複数の接続装置40A、40B、40C、40Dを順次通るように設けられていることから、各接続装置40A、40B、40C、40Dのいずれにおいても、電源供給ライン84に対して電源から電力を供給する構成とすることができる。
電源供給ライン84は、接続装置40A、40B、40C、40Dのそれぞれにおいて、電気部品20、21、22、23に電力供給可能に分岐されている。ここでは、電源供給ライン84は、接続装置40A、40B、40C、40Dのそれぞれにおいて分岐されており、分岐電源ライン86が接続装置40A、40B、40C、40Dから外部に導出されて、電気部品20、21、22、23に接続される。このため、電気部品20、21、22、23は、接続装置40A、40B、40C、40Dにおいて、電力供給される。
なお、電源供給ライン84は、連続する1本の導電路によって構成されてもよいし、接続装置40A、40B、40C、40D内の配線部分と、それらの間の配線部分とに分割され、両者がコネクタ接続されてもよい。また、分岐電源ライン86は、接続装置40A、40B、40C、40D内の配線部分と、それらの外で電気部品20に接続される配線部分に分割され、両者がコネクタ接続されてもよい。
なお、いずれかの接続装置40A、40B、40C、40Dに接続される電気部品20、21、22、23のいずれかが、電源供給ライン84の電圧とは異なる電圧で駆動するものである場合、いずれかの接続装置40A、40B、40C、40Dに電圧変換装置を組込むとよい。
なお、バッテリ70からの電源ライン81、オルタネータ72からの電源ライン82、オルタネータ74からの電源ライン83については、他の通信ラインと沿わせる必要性なあまりなく、それ自体で配線できることから、運転席、助手席、後部座席等から離れた経路に配設し易い。
接続装置40A、40B、40C、40Dのそれぞれに、過電流遮断部87A、87B、87C、87Dが設けられる。過電流遮断部87A、87B、87C、87Dは、電源供給ライン84から電気部品20、21、22、23に分岐する分岐電源ライン86に介挿されており、過大な電流が流れたときに、電源ラインを遮断する。これにより、それぞれの接続装置40A、40B、40C、40Dにおいて、それぞれに接続される電気部品20、21、22、23に応じた適切な過電流で、電源ラインを遮断することができる。
また、接続装置40B、40Dにおいて、オルタネータ72、74と電源供給ライン84との間にも過電流遮断部88が介挿されている。
過電流遮断部87A、87B、87C、87D、88としてはヒューズである場合が想定されている。過電流遮断部87A、87B、87C、87D、88は、電流センサと、電流センサの出力に基づいてオンオフ制御される半導体スイッチとの組合せによって構成されていてもよい。
ここでは、電源供給ライン84に沿ってアースライン85が設けられている。アースライン85も、複数の接続装置40A、40B、40C、40Dを順次通るように設けられる。アースライン85は、電源供給ライン84と同様に、接続装置40A、40B、40C、40Dにおいて分岐されて、各電気部品20、21、22、23に接続されてもよい(図1等においては、アースライン85が電気部品に接続される図を省略)。アースライン85が省略され、電気部品20、21、22、23がボディを経由してアース接続されてもよい。
このように構成された自動車用配線システム30によると、自動車10に搭載される電源システムが異なる場合であっても、複数の接続装置40A、40B、40C、40Dと複数の電源とを接続する構成を変更すれば、自動車用配線システム30のうちの他の大部分をそのままの設計で流用できる。例えば、自動車10に搭載されるバッテリが、図1に示すような形態ではなく、図2に示すように、前室14に低圧バッテリ70及び高圧バッテリ72Aが搭載される場合を想定する。この場合には、図1において、オルタネータ72、74を省略し、オルタネータ72の代りに、高圧バッテリ72Aを、DC−DCコンバータ73を介して接続装置40Bに接続すれば、自動車用配線システム30の大部分のそのままの設計で流用できる。つまり、電源供給ライン84が複数の接続装置40A、40B、40C、40Dを順次通って、複数の接続装置40A、40B、40C、40Dのそれぞれにおいて電気部品20、21、22、23に電源供給可能なように分岐されている。このため、自動車に搭載される電源システムが異なる場合であっても、電源システムに含まれる電源のレイアウトに応じて、電源を複数の接続装置40A、40B、40C、40Dのいずれかで電源供給ライン84に接続すれば、当該電源供給ライン84を通じて複数の接続装置40A、40B、40C、40Dのそれぞれに接続される電気部品20、21、22、23に電源供給を行うことができる。このため、自動車用配線システム30のうち他の大部分をそのままの設計で流用できる。例えば、接続装置40A、40B、40C、40Dの設置位置、それらの間の配線部材の変更、配線経路の変更等を変更することなく流用し易い。
なお、電源と各接続装置40A、40B、40C、40Dとの接続構成を変更する場合、それぞれの接続装置40A、40B、40C、40Dに予め想定される電源を接続可能なコネクタを設けておいてもよい。また、接続装置40A、40B、40C、40D自体が、接続される電源に応じて設計変更されてもよい。
また、バス通信ライン60が、複数の接続装置40A、40B、40C、40Dを順次通って、接続装置40A、40B、40C、40Dのそれぞれにおいて電気部品20、21、22、23に通信可能なように分岐されている。このため、接続装置40A、40B、40C、40Dに接続される電気部品20、21、22、23に変更が生じたとしても、その変更への対応は容易である。例えば、図3に示すように、接続装置40Cに追加の電気部品24を接続する場合を考える。この場合には、電気部品24からの通信ライン24sを接続装置40C内に導入してバス通信ライン60にバス接続する。バス通信ライン60では、多重通信プロトコルに従った通信がなされるため、電気部品24は、バス通信ライン60を通じて他の電気部品20、21、22、23に通信可能に接続される。なお、電源供給ライン84を、接続装置40Cで分岐させて分岐電源ライン84dを設け、この分岐電源ライン84dを電気部品24に接続することで、当該電気部品24に電源供給を行うことができる。
このため、電源システムが異なる場合、接続対象となる電気部品が異なる場合等において、自動車用配線システム30のなるべく大部分を流用して容易に対応することが可能となり、自動車用配線システム30の汎用性をなるべく高めることができる。
また、自動車10を複数のエリアに分割し、エリア毎に複数の接続装置40A、40B、40C、40Dに電源を分配し、また、エリア毎に電気部品20、21、22、23を接続装置40A、40B、40C、40Dに接続して多重通信にて相互通信可能としている。このため、自動車10の電気的な設計変更を、多くの場合で、エリア単位で検討すればよくなる。
また、ゲートウエイ装置66は、バス通信ライン60の一端に接続されているため、通信プロトコルが異なる他の電気部品68を、当該ゲートウエイ装置66を介して電気部品20、21、22、23に通信可能に接続できる。また、ゲートウエイ装置66の変更、他の通信プロトコル側の配線経路等を設計変更する場合には、バス通信ライン60の一端よりも外側の要素を設計変更すればよく、自動車用配線システム30についてはそのまま流用して設計し易い。この点からも、自動車用配線システム30の汎用性を高めることができる。
また、複数の接続装置40A、40B、40C、40Dのそれぞれに過電流遮断部87A、87B、87C、87Dが設けられている。このため、複数の接続装置40A、40B、40C、40Dのいずれに電源を接続しても、各複数の接続装置40A、40B、40C、40Dに接続される電気部品20、21、22、23に応じた過電流で電源供給を遮断できる。
また、接続装置40Bは、自動車10の車室12よりも前側の前室14に配設されている。また、接続装置40A、40C、40Dは、車室12内において左右に設けられている。このため、前室14、車室12の各種位置に配設された電源(バッテリ70、オルタネータ72、74)から、前室14,車室12等の各種に設けられた電気部品20、21。22、23に接続するのに適する。また、前室14、車室12の左右それぞれに設けられた電気部品20、21、22、23同士を通信可能に接続するのに適する。
接続装置40A、40Cと接続装置40Dとは、前後に設けられているため、前後のエリアに分けて設けられる電気部品20、22と電気部品23とに、電源供給及び通信可能に接続するのに適する。
複数の接続装置40A、40B、40C、40Dとの間、複数の接続装置40A、40B、40C、40Dと各電気部品20、21、22、23との間において、通信のための接続は、通信線を介してなされる。通信線としては、ツイストペア電線であってもよいし、一般的な電線であってもよい。
接続装置40A、40B、40C、40Dのいずれかと電源(バッテリ70、オルタネータ72、74)との間、複数の接続装置40A、40B、40C、40Dとの間、複数の接続装置40A、40B、40C、40Dと各電気部品20、21、22、23との間において、電力供給のための接続は、電源線を介してなされる。電源線は、一般的な電線であってもよいし、帯状の導電性板を含む電源線であってもよい。
上記通信線又は電源線は、そのまま接続装置40A、40B、40C、40D内に導かれ、接続装置40A、40B、40C、40Dの内部において分岐されてもよい。また、上記通信線又は電源線は、コネクタ接続を介して接続装置40A、40B、40C、40Dの内部の配線に接続されてもよい。
例えば、図4に示すように、複数の接続装置40A、40B、40C、40Dのうちの少なくとも1つは、共通するコネクタ90a、90bを介して電気部品20、21、22、23に電源供給及び通信可能に接続さる構成が開示されている。一例を説明すると、接続装置40Aにおいて、電源用の内部配線部分51pがコネクタ90aの端子に接続されている。また、接続装置40Aにおいて、通信用の内部配線部分51sがコネクタ90aの端子に接続されている。また、電気部品20からの電源線20pがコネクタ90bの端子に接続され、電気部品20からの通信線20sがコネクタ90bの端子に接続されている。そして、コネクタ90a、90bをコネクタ接続することで、接続装置40Aが電気部品20に電源供給及び通信可能に接続される。図4では、他の接続装置40B、40C、40Dに対しても、電気部品21、22、23がコネクタ接続される。
これにより、複数の接続装置40A、40B、40C、40Dの少なくとも1つに対する電気部品20、21、22、23の変更に容易に対応することができる。
また、接続装置40A、40B、40C、40Dの少なくとも1つに(図4では接続装置40C参照)、複数のコネクタ90aを設けておけば、後から追加される電気部品24を容易にコネクタ接続することができる。
また、バス通信ライン60のうち複数の接続装置40A、40B、40C、40Dの間に設けられる配線部分(例えば、図4において接続装置40Aと接続装置40Bとの間の配線部分60s参照)と、接続装置40A、40B、40C、40Dのうちの少なくとも1つの内部配線部分(例えば、接続装置40Aの内部配線部分51s参照)とがコネクタ接続されてもよい。図4では、配線部分60sの端部にコネクタ92bの端子が接続され、内部配線部分51sの端部にコネクタ92aの端子が接続されている。そして、両コネクタ92a、92bが接続されることで、配線部分60sと内部配線部分51sとがコネクタ接続される。図4では、バス通信ライン60の他の部分についても、内部配線部分と外側の内線部分とがコネクタ接続される例が開示されている。
これにより、バス通信ライン60のうち自動車に敷設される配線部分と、複数の接続装置40A、40B、40C、40Dとを別々に組込めるため、自動車用配線システム30を自動車10に組込みやすい。
また、複数の接続装置40A、40B、40C、40Dとの間に設けられる少なくとも1つの電源配線部(例えば、図4において接続装置40Cと接続装置40Aとの間の電源配線部分84p参照)と、接続装置40A、40B、40C、40Dのうちの少なくとも1つの内部配線部分(例えば、接続装置40Cの内部配線部分51p参照)とが物理的に分離した状態から接続される構成であってもよい。つまり、電源配線部分84pと、内部配線部分51pとが別々に形成され、それらが製造後、特に、自動車10への組付後に接続されてもよい。図4では、配線部分84pの端部にコネクタ94bの端子が接続され、内部配線部分51pの端部にコネクタ94aの端子が接続されている。そして、両コネクタ94a、94bが接続されることで、配線部分84pと内部配線部分51pとがコネクタ接続される。図4では、電源ラインの他の部分についても、内部配線部分と外側の内線部分とがコネクタ接続される例が開示されている。内部配線部分と外側の内線部分との接続は、その他、丸端子を介した接続によってなされてもよい。
これにより、電源ラインのうち自動車に敷設される配線部分と、複数の接続装置40A、40B、40C、40Dとを別々に組込めるため、自動車用配線システム30を自動車10に組込みやすい。
なお、上記実施形態及び各変形例で説明した各構成は、相互に矛盾しない限り適宜組合わせることができる。
以上のようにこの発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、すべての局面において、例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
10 自動車
12 車室
14 前室
20、21、22、23、24 電気部品
30 自動車用配線システム
40A、40B、40C、40D 接続装置
60 バス通信ライン
66 ゲートウエイ装置
68 電気部品
70 バッテリ
72、74 オルタネータ
72A 高圧バッテリ
84 電源供給ライン
87A、87B、87C、87D 過電流遮断部
90a、90b コネクタ
92a、92b コネクタ
94a、94b コネクタ

Claims (6)

  1. 複数の電気部品が組込まれる自動車に搭載される自動車用配線システムであって、
    電気部品に対して通信及び電源供給可能に接続される複数の接続装置を備え、
    バス通信ラインが、前記複数の接続装置を順次通って、前記複数の接続装置のそれぞれにおいて電気部品に通信可能なように分岐され、
    前記バス通信ラインの一端にゲートウエイ装置が接続され、
    電源供給ラインが、前記複数の接続装置を順次通って、前記複数の接続装置のそれぞれにおいて電気部品に電源供給可能なように分岐されている、自動車用配線システム。
  2. 請求項1に記載の自動車用配線システムであって、
    前記複数の接続装置のうちの少なくとも1つは、共通するコネクタを介して電気部品に電源供給及び通信可能に接続される、自動車用配線システム。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の自動車用配線システムであって、
    前記バス通信ラインのうち前記複数の接続装置の間に設けられる少なくとも1つの配線部と、前記複数の接続装置内の内部配線部とがコネクタ接続される、自動車用配線システム。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の自動車用配線システムであって、
    前記複数の接続装置の間に設けられる少なくとも1つの電源配線部が、前記複数の接続装置のうちの少なくとも1つの内部電源配線部に対して物理的に分離した状態から接続される、自動車用配線システム。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の自動車用配線システムであって、
    前記複数の接続装置のそれぞれに過電流遮断部が設けられている、自動車用配線システム。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の自動車用配線システムであって、
    前記複数の接続装置は、自動車の車室よりも前側の前室に配設されたものと、自動車の車室内において左右それぞれに設けられたものを含む、自動車用配線システム。
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