JP2014117481A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【課題】遊技機の音量を外部から調整する(音量を小さくする)ことができるようにする。
【解決手段】制御部がホールコンピュータから音量調整データを受信する(S1)。受信した音量調整データに基づき音量指定コマンドを生成し、副制御部へ送る(S2)。副制御部では、音量指定コマンドの音量が、遊技機に設けられている音量スイッチの音量よりも小さいかどうか判定し(S3)、小さいときに(S3でYES)、コマンドに従って音量を設定する。複数の遊技機の音量を一斉に小さくすることができる。
【選択図】図6
【解決手段】制御部がホールコンピュータから音量調整データを受信する(S1)。受信した音量調整データに基づき音量指定コマンドを生成し、副制御部へ送る(S2)。副制御部では、音量指定コマンドの音量が、遊技機に設けられている音量スイッチの音量よりも小さいかどうか判定し(S3)、小さいときに(S3でYES)、コマンドに従って音量を設定する。複数の遊技機の音量を一斉に小さくすることができる。
【選択図】図6
Description
この発明は、弾球遊技機(パチンコ機)などの遊技機に関し、特に、演出に係る音楽や音声などの音響の音量を調整できる遊技機に関する。
遊技機設置営業店などにおいて設置されている弾球遊技機(いわゆるパチンコ機)は、遊技球(遊技媒体とも呼ぶ)を用いて遊技を行うものである。借り受けた遊技球を弾球遊技機の遊技盤に設けられている盤面へ打ち出し、当該遊技球が予め定められた入賞口に入るごとに所定数の遊技球を払出すようになっている。払い出される遊技球は賞球と呼ばれる。
弾球遊技機の特定の入賞口に遊技球が受け入れられると電子的な抽選が行われる。多くの場合、当該抽選にはカウンタやレジスタ等のハードウエアで発生された乱数又はソフトウエアで実行されるカウンタで発生された乱数が使用される。
弾球遊技機は、電子的な抽選を含む遊技に関する処理を行うために、電気的な遊技制御の処理を行い主要な処理情報を生成する制御部及び前記制御部にて生成した処理情報を得ることにより所定の出力態様処理をさせる制御を行う副制御部を備え、さらに、これらに接続される払出制御部、遊技球払出装置、電飾制御部及び音響制御部などの周辺基板を備える。
音響制御部は、遊技の状態に応じて興趣を高めるために演出に係る効果音を発生する。電飾制御部も同様に、遊技の状態に応じて興趣を高めるために電飾を点滅させる。
遊技場の騒音を抑制することが求められるようになってきている。遊技場で発生する音には、ホールに流れる音楽やアナウンスの音、遊技球が流れる音、遊技球を補給したり回収する際の音、遊技球を磨く音とともに、遊技機自身が発する演出に係る効果音(音楽や音声など)がある。遊技機が発生する効果音は、その音量を遊技機において調整することができる。
遊技機による効果音の音量は、それぞれの遊技機で個別に調整可能である。例えば、遊技機の内部(制御基板上など)に音量スイッチが設けられており、この内部に設けられたスイッチをホール店員が操作することで、個別に音量設定することができるようになっている。
このため、遊技機それぞれについて音量がまちまちであることがあり得る。また、複数の遊技機を同じ音量に設定するためには、遊技機一台一台についてホール店員が音量スイッチを操作しなければならず、煩わしい。
本発明は上記課題に鑑みなされたもので、外部からの指令により音量を変更可能であり、例えばホールコンピュータからの指令により所定の音量に設定可能な遊技機を提供することを目的とする。
この発明は、遊技に係る処理を行う制御部と、前記制御部からのコマンドに基づき演出に係る処理を行う副制御部と、前記副制御部による制御に従いスピーカを通じて効果音及び音声を含む音響を発生させる音響制御部とを備える遊技機において、
前記制御部は、
外部から前記音響の音量の調整データ(以下「音量調整データ」と表記する)を受信する音量調整データ受信部と、
前記音量調整データに基づき、前記音響の音量を設定するための音量指定コマンドを生成して前記副制御部へ送る音量指定コマンド生成部とを備え、
前記副制御部は、
前記スピーカで発生する音響の音量を設定するための音量スイッチと、
前記制御部からの前記音量指定コマンドを解析して当該コマンドに含まれる前記音響の音量の制御データ(以下「音量制御データ」と表記する)を得る音量指定コマンド解析部と、
前記音量指定コマンド解析部で得た前記音量制御データの音量を、前記音量スイッチにより指定される音量と比較し、この比較結果に基づき音量を設定するためのデータを前記音響制御部へ送る比較部とを備え、
遊技機の動作開始時において、
前記制御部の前記音量指定コマンド生成部は、初期設定のための前記音量指定コマンド(以下「初期音量指定コマンド」と表記する)を生成し、
前記副制御部の前記比較部は、前記音量指定コマンド解析部により得られた前記初期音量指定コマンドに基づき、前記音量スイッチにより指定される音量に設定するためのデータを前記音響制御部へ送るものである。
前記制御部は、
外部から前記音響の音量の調整データ(以下「音量調整データ」と表記する)を受信する音量調整データ受信部と、
前記音量調整データに基づき、前記音響の音量を設定するための音量指定コマンドを生成して前記副制御部へ送る音量指定コマンド生成部とを備え、
前記副制御部は、
前記スピーカで発生する音響の音量を設定するための音量スイッチと、
前記制御部からの前記音量指定コマンドを解析して当該コマンドに含まれる前記音響の音量の制御データ(以下「音量制御データ」と表記する)を得る音量指定コマンド解析部と、
前記音量指定コマンド解析部で得た前記音量制御データの音量を、前記音量スイッチにより指定される音量と比較し、この比較結果に基づき音量を設定するためのデータを前記音響制御部へ送る比較部とを備え、
遊技機の動作開始時において、
前記制御部の前記音量指定コマンド生成部は、初期設定のための前記音量指定コマンド(以下「初期音量指定コマンド」と表記する)を生成し、
前記副制御部の前記比較部は、前記音量指定コマンド解析部により得られた前記初期音量指定コマンドに基づき、前記音量スイッチにより指定される音量に設定するためのデータを前記音響制御部へ送るものである。
前記制御部の前記音量調整データ受信部は、前記副制御部に前記音量スイッチにより指定される音量に戻すためのデータを前記副制御部から前記音響制御部へ送らせるための音量復旧データを受信するものであり、
前記制御部の前記音量指定コマンド生成部は、前記音量復旧データを含む音量復旧コマンドを生成し、
前記副制御部の前記比較部は、前記音量指定コマンド解析部で前記音量復旧コマンドを解析して前記音量復旧データを得たときに、前記音量スイッチにより指定される音量に戻すためのデータを前記音響制御部へ送るようにしてもよい。
前記制御部の前記音量指定コマンド生成部は、前記音量復旧データを含む音量復旧コマンドを生成し、
前記副制御部の前記比較部は、前記音量指定コマンド解析部で前記音量復旧コマンドを解析して前記音量復旧データを得たときに、前記音量スイッチにより指定される音量に戻すためのデータを前記音響制御部へ送るようにしてもよい。
この発明によれば、外部からの指令により遊技機の音量を変更可能に構成したので、ホールに設置されている複数の遊技機について、外部からの指令により所望の音量に設定可能である。したがって、ホール店員の負担を軽減することができる。
弾球遊技機の構造概略について図1、図2及び図3を参照して説明を加える。
まず、図1及び図2を参照して本発明の実施の形態に係る遊技機の外部的構造につき説明する。
外枠50は、遊技機設置営業店に設けられた設置場所(島設備など)へと固定させるための縦長方形状からなる木製の枠部材である。
本体部材51は、外枠50の内部に備えられ、ヒンジ部51aを介して外枠50に回動自在に装着された縦長方形状の遊技機基軸体となる部材である。この本体部材51は、枠状に形成されその内側に空間部を有している。
開口枠扉52は、遊技機の前面側となる前記本体部材51の前面に、ロック機能付きで且つ開閉自在となるように装着され、枠状に構成されることでその内側を開口部とした扉部材である。
なお、開口枠扉52の開口部にガラス製又は樹脂製からなる透明板部材が設けられ、開口部近傍及びその内部に電飾52a、スピーカ52b、などが取り付けられている。
遊技盤10は、本体部材51の空間部に臨むように、本体部材51に所定の固定部材を用いて着脱自在に装着されている。遊技盤の本体部材51への装着後は、その遊技領域を前記開口部より観察することができる。
球受皿付き扉53は、遊技機前面において本体部材51の下部に、ロック機能付きで且つ開閉自在となるように装着され、遊技球を貯留する球受皿を少なくとも備えた扉部材である。なお、本実施形態における球受皿付き扉53には、以下の部材が取り付けられている。
(1)複数の遊技球が貯留可能で且つ図示しない発射駆動装置へと遊技球を案内させる通路が設けられた球受皿。
(2)該貯留され発射駆動装置へと案内された遊技球を前記遊技盤10の盤面11に設けられた遊技領域へと打出す操作を行う回動式操作ハンドル48b。
(3)ブリペイドカード読込み処理関係及び借り受ける遊技球の貸出し処理関係の指示をするボタンを備えた球貸し関係の操作部。
(4)球受皿に貯留させた遊技球を遊技球収集容器(俗称、ドル箱)へと排出解除するための球受皿用の貯留球排出操作ボタン。
(5)画面に表示された選択肢の選択を行うために遊技者が操作するジョグダイヤルJD。
(1)複数の遊技球が貯留可能で且つ図示しない発射駆動装置へと遊技球を案内させる通路が設けられた球受皿。
(2)該貯留され発射駆動装置へと案内された遊技球を前記遊技盤10の盤面11に設けられた遊技領域へと打出す操作を行う回動式操作ハンドル48b。
(3)ブリペイドカード読込み処理関係及び借り受ける遊技球の貸出し処理関係の指示をするボタンを備えた球貸し関係の操作部。
(4)球受皿に貯留させた遊技球を遊技球収集容器(俗称、ドル箱)へと排出解除するための球受皿用の貯留球排出操作ボタン。
(5)画面に表示された選択肢の選択を行うために遊技者が操作するジョグダイヤルJD。
次に、図3を参照して本発明の実施の形態に係る遊技機の内部的構成を説明する。
40は、前述したように、本体部材51若しくは遊技盤10又はこれらに備え付けられる支持部材などを介して設けられ、電気的な遊技制御の処理を行い主要な処理情報を生成する制御部である。
40bは、前記本体部材51若しくは遊技盤10又はこれらに備え付けられる支持部材などを介して設けられ、前記制御部40にて生成した処理情報を得ることにより所定の出力態様処理をさせる制御を行う副制御部である。
42は、賞球の払い出し制御を行う払出制御部である。
図4は遊技機の遊技盤の正面図である。
図4において、11は遊技盤10の盤面である。盤面11は、誘導レール12と、誘導レール12で区画された略円形の遊技領域を落下した遊技球を外部へ導く排出口(アウト口)13を備える矩形の盤面である。
前述した盤面11の遊技領域は、誘導レール12(遊技球を滑走させる滑走部と遊技球を規制する規制部を含む)により略円形状となるように区画形成され、打出された遊技球の移動範囲を規制する領域である。前記滑走部に規制部が続くように設けられている。前記滑走部は全体として螺旋をなして盤面11に配設されている。
前記排出口(アウト口)13は、遊技領域に投入された遊技球が集束する位置に設けられた回収開口部である。
図示しないが、盤面11には、遊技領域を移動する遊技球の方向を変化せしめる釘や風車などの障害物が複数個設けられている。障害物としての遊技釘は、遊技球と接触させることにより移動方向を不規則にし、又は移動方向を規制するために、盤面11の適宜な位置に打込まれる複数の棒状部材である。
30aは、遊技領域の中央やや上側に設けられ、演出用表示ランプやLCD(液晶表示装置)などの可変表示部をひとつ又は複数有する可変表示装置(センター役物)である。
30bは、スルーチャッカーである。
30cは、普通入賞口を有する普通入賞装置である。
30dは、始動入賞口を有するスタートチャッカー(始動入賞装置)である。
30eは、大入賞口を有するアタッカーである。
以下の説明で、30b乃至30dをまとめて入賞口30などと記すことがある。
なお、図示されていないが、上記30b、30c、30dの内部には球通過検出器20b、20c、20dが設けられている(同図の括弧内の符号はそのことを意味する)。
スタートチャッカー30dの始動入賞装置は特定入賞装置と、アタッカー30eの大入賞装置は特別入賞装置とも呼ばれる。
スタートチャッカー(始動入賞装置)30dは、入賞口の開口範囲の拡縮を行わせる可動片をその両側に備え、遊技球を入賞させることにより可変表示を行わせると共に賞球を遊技者に獲得させる入賞装置である。
アタッカー(大入賞装置)30eは、入賞口を露出させる開口状態と入賞口を閉鎖する閉口状態となる可動扉が駆動制御されるものであり、通常遊技状態に遊技球の入賞を禁止する状態から、予め定められた所定条件が満足された特定遊技状態に遊技球を入賞させることにより他の入賞装置及び入賞口と比較してより多くの賞球を獲得させるものである。
盤面11には、入賞口30、図示しない釘や風車などの障害物とともに、興趣を高めるための様々なデザインの装飾部材が設けられている。装飾部材は入賞口30などと一体にユニット化されている。
図5は本発明の実施の形態に係る遊技機の機能ブロック図である。
40は、電気的な遊技制御の処理を行い主要な処理情報を生成する制御部(「メイン基板」とも呼ばれる)である。制御部40は遊技領域を移動(流下)して入賞口30b〜30dを通過した入賞球をそれぞれ検出する球通過検出器20b〜20dの信号を入力とし、入賞口30b〜30dの入賞球通過に応じた抽選・判定を行う入賞判定部40aを含む。
42aは、可変表示装置(センター役物)30aに設けられた第1表示装置(7セグメント表示器など)43aを点灯制御する第1表示制御部である。
42bは、可変表示装置(センター役物)30aに設けられた第2表示装置(ランプなど)43bを点灯制御する第2表示制御部である。
スタートチャッカーに入賞して抽選が行われた場合、制御部40は、遊技盤上に設けられた第1表示装置(7セグメント表示器)43aに特別図柄に関する抽選結果を表示するとともに、抽選の結果及び後述の可変表示装置(液晶表示装置)30aでの特別図柄(液晶表示装置上の変動図柄)の変動時間(特別図柄の変動時間は抽選により決定される)を後述の副制御部40bに送信する。副制御部40bは、受信した抽選結果及び特別図柄の変動時間に基づいて特別図柄を変動表示させる。
なお、大当たりとなった場合は、制御部40が副制御部40bに送った変動時間を把握しており、この変動時間を制御部40が計時し終わった際に、大当たり処理(アタッカー30eを所定時間、所定回数開放する処理)を行う。
ちなみに、遊技球によるスルーチャッカー30bの通過が検出されたときは、盤面上に設けられた第2表示装置(ランプ)43bに普通図柄に関する抽選結果を表示し、当選の場合には、スタートチェッカー30dの可動片を開放させる。また、同時に可変表示装置(液晶表示装置)30aの所定領域においても、普通図柄に関する抽選結果を表示する。
可変表示装置(センター役物)30aに設けられたLCDは、大当り状態に係わる特定図柄を変動表示すると共に背景画像や各種のキャラクタなどをアニメーション的に表示する装置である。スタートチャッカー(始動入賞装置)30dを遊技球が通過したことが検出されると、表示される図柄が所定時間だけ変動し、遊技球のスタートチャッカー(始動入賞装置)30dの通過時点において抽選された抽選用乱数値により決定される停止図柄をLCDに表示して停止するようになっている。アタッカー30eは、前方に開放可能な開閉板を備える。LCDの変動停止後の図柄が「777」などの当り図柄で停止表示されたとき、「大当り」と称する特別遊技が開始され、アタッカー30eの開閉板が入賞不能な閉鎖状態から、予め定めた回数だけ入賞可能な状態に移行するために開放されるようになっている。アタッカー30eの開閉板が開放された後、所定時間が経過し、又は所定数の遊技球が入賞すると開閉板が閉じる。
42は、入賞判定部40aの信号を受けて入賞口30b〜30dの遊技球入賞に応じた及び/又はこれによる抽選・判定の結果に応じた遊技球払出装置43を制御する払出制御部である。
43は、遊技利益として入賞口30b〜30dの遊技球入賞に応じた及び/又はこれによる抽選・判定の結果に応じた所定数の遊技球を払出す駆動源を備えた遊技球払出装置である。
また、制御部40は、図示しないホールコンピュータと接続され、遊技状態の情報(遊技機情報)を、ホールの管理を行っているホールコンピュータへ送っている。ホールコンピュータとは、ホールに設置された複数の遊技機を監視し管理するコンピュータである。ホールコンピュータは公知であるので、その説明は省略する。
遊技機情報として次のようなものがある。
例えば、入賞により払い出された遊技球(セーフ球)に関するセーフ球情報を送信する。例えば、10個の遊技球が払い出される毎に1個のセーフ球パルス信号が出力される。
例えば、始動口に遊技球が入賞したことに起因して行った抽選結果を表示するために、図示しない表示装置に図柄を変動表示するときに、1個の始動パルス信号が出力される。
例えば、始動口に遊技球が入賞したことに起因して行った抽選の結果が当たりであり、大当たり遊技を実行するときに、大当たり遊技状態信号(デジタルのHレベルの信号)が出力される。
発明の実施の形態に係る遊技機においては、ホールコンピュータへ上記遊技機情報を送るのみならず、ホールコンピュータから、遊技機から発生させる音響の音量を調整するためのデータ(音量調整データ)を受けるようになっている。この点については、後に詳しく説明を加える。このデータに係る信号は、例えばパルス信号である。
40bは、制御部40にて生成した処理情報を得ることにより、光の点滅・音響の発生などの演出を含む所定の出力態様処理をさせる制御を行う副制御部(「サブ基板」とも呼ばれる)である。
副制御部40bには、音量スイッチSSWからの信号が入力される。音量スイッチSSWは例えば遊技機の筐体内部に設けられ、ホール店員のみが操作することができる。なお、音量スイッチSSWを副制御部40b上に設けるようにしてもよい(図9はそのような例を示す)。音量スイッチSSWは、例えば1、2、・・・10のいずれかの段階を選択するものである。これで選択された数値に対応する音量に設定される。例えば、数値が大きいほど音量が大きくなる。この処理については後述する。
41は可変表示装置(液晶表示装置)30aを制御して演出に係る画像を表示させる表示制御部である。
41−1は、遊技盤10あるいは遊技機筐体に設けられたランプ・電飾52aなどを点灯制御するための電飾制御部である。
41−2は、遊技盤10に設けられた可動体52cを制御する可動体制御部である。
可動体52cは、例えば、通常状態とこれと異なる状態の2つを相互に行き来するものである。可動体とは、例えば、平板状、円柱状、円盤状、凹凸を有する歯車状、等のものである。なお、図示しないが可動体52cを駆動するための動力部を備える。可動体制御部41−2は、実際には、当該動力部を駆動する。動力部は、例えば、モータ、ソレノイドなどの電力又は磁力を用いた駆動装置又は駆動源を備えた制御装置などである。
46は、遊技盤10あるいは遊技機筐体に設けられたスピーカ52bを通じて効果音・音声を発生させる音響制御部である。
副制御部40bには、前述のジョグダイヤルJDからの信号が入力されている。ジョグダイヤルJDからの信号により、例えば、副制御部40bにおいて、可変表示装置30aに表示される選択肢のいずれが選択されるといった処理がなされる。
遊技球が遊技領域に設けられた入賞装置30b〜30dには、それぞれ内部に球通過検出器(例えばスイッチ)20b〜20dが設けられ、入賞球の通過を検出できるようになっている。入賞球がいずれかの入賞装置30b〜30dの検出可能位置を通過すると、これを球通過検出器20b〜20dが検出し、これを受けて入賞判定部40aが所定の抽選・判定処理を行う。例えば、球通過検出器20bがスルーチャッカー(入賞チャッカー)30bを通過した遊技球を検出したとき、所定の抽選を行い、当選したときはスタートチャッカー(始動入賞装置)30dを所定時間開放する。すなわち、スタートチャッカー(始動入賞装置)30dの左右両側に互いに対向して設けられた一対の可動片を、それぞれ外側へ開放させる。そして、遊技球がスタートチャッカー(始動入賞装置)30dを通過したことを検出したとき、所定の抽選を行い、当選したときは、通常遊技状態の下では入賞不能な状態にあるアタッカー30eの大入賞装置を入賞可能に開放する。
図6及び図7を参照して発明の実施の形態に係る遊技機の動作について説明を加える。
図6のS1及びS2は制御部(メイン基板)40の処理を示し、S3及びS4は副制御部(サブ基板)40bの処理を示す。図6の処理は、遊技機動作中において繰り返し実行される(この点は図10も同様である)。
S1:制御部40は外部、例えばホールコンピュータから音量調整データを受信する。
ホールコンピュータなど外部から制御部40への信号の入力が可能である場合において、ホールコンピュータなどの外部の装置から遊技機に対して、そのスピーカ52bから発生する音響の音量を調整するための音量調整データを副制御部40bに与えるものとする。当該音量調整データが与えられたとき(YES)、S2乃至S4の処理を実行する。
ホールコンピュータなど外部から制御部40への信号の入力が可能である場合において、ホールコンピュータなどの外部の装置から遊技機に対して、そのスピーカ52bから発生する音響の音量を調整するための音量調整データを副制御部40bに与えるものとする。当該音量調整データが与えられたとき(YES)、S2乃至S4の処理を実行する。
S2:制御部40は、S1で受けた音量調整データに基づき音量指定コマンドを生成し、これを副制御部40bへ送信する。
音量指定コマンドは、スピーカ52bから発生する音響の音量を所定の値に設定するものである。例えば、10段階の音量のうち、「5」の音量に調整するものである。
制御部40から副制御部40bへ送られるコマンドの構成は公知であるので、その説明は省略する。
S3:副制御部40bは、制御部40から受けた音量指定コマンドを解析し、当該コマンドの指定する音量を得る。上記例であれば、音量は「5」となる。そして、前記コマンドから得た音量を、音量スイッチSSWに基づき定められた音量(例えば「9」)と比較する。前記コマンドから得た音量が音量スイッチSSWに基づき定められた音量よりも小さければ(YES)、S4の処理に進む。
S4:副制御部40bは、スピーカ52bから発生する音響の音量が前記コマンドから得た音量になるように設定する。具体的には、副制御部40bは音響制御部46に対し、前記コマンドから得た音量(例えば「5」)の制御データを送る。
以上の処理により、ホール店員が遊技機に触れることなく、当該遊技機の音量を調整することができる。
図7は、遊技機の電源投入時(動作開始時)の処理フローチャートである。遊技機の音響の音量は、図7に従って初期設定される。音量スイッチSSWは、もっぱら初期設定において使用される。
S10:制御部40は、初期音量設定コマンドを副制御部40bへ送信する。初期音量設定コマンドは、副制御部40bに対して、音量スイッチSSWから信号を読み取り、これが示す音量(例えば「9」)に音響制御部46を設定するように命令するコマンドである。
S11:副制御部40bは、前記初期音量指定コマンドに基づき、音量スイッチSSWからの信号を読み取り、これが示す音量になるように音響制御部46を制御する。
図7には、図6の比較処理(S3)がないので、常に音量スイッチSSWで指定された音量に設定される。音量スイッチSSWは、音量のデフォルト値を指定するものと言える。これに対し、図6の処理は、外部から受けた音量調整データがデフォルト値よりも小さいときに、音量調整データに対応する音量に設定するものである。デフォルト値は「9」程度と大きいことが多いので、図6の処理により遊技機の音量を外部から受けた音量調整データに対応する音量(例えば「5」)に設定することになる。図6の比較処理(S3)において、小さい方の音量に設定することになるので、音響の音量を下げ、ホールの騒音を抑制することができる。なお、デフォルト値が音量調整データに対応する音量より小さいときは、当該遊技機の音量は変更されない。このため複数の遊技機の音量が全て同じになるわけではない。
遊技機による効果音の音量はそれぞれの遊技機で個別に調整可能であり、遊技機それぞれについて音量がまちまちであることがあり得るが、発明の実施の形態に係る遊技機は、外部からの指令により音量を変更可能であり、当該遊技機がホールに複数設置されていたとしても、例えばホールコンピュータからの指令により一斉に同じ音量以下に設定可能である。このように、発明の実施の形態に係る遊技機によれば、ホール店員の負担を軽減することができる。
なお、ホールに設置された遊技機にはそれぞれ識別情報(アドレス)が付されている。ホールコンピュータから遊技機へ音量調整データを送る場合において、識別情報(アドレス)を指定することで、ホールコンピュータはどの遊技機へどのデータを送るかどうか指定することができる。したがって、全ての遊技機について一斉に音量を設定するのみならず、特定の遊技機に対してのみ音量を下げるように制御することもできる。
上記例では、比較処理において、小さい方の音量に設定するようにし、音響の音量を下げてホールの騒音を抑制するようにしたが、これに代えて、比較処理において、大きい方の音量に設定するようにし、音響の音量を上げるようにもできる。このやり方は、ホールの他の騒音が大きく、効果音などを聞き取りにくいときの音量調整に便利である。
図8は、図6のS1及びS2、並びに図7のS10の処理を行うための、制御部40に含まれる構成のブロック図である。図8ではこれらの処理以外の要素の表示は省略している。
100は、遊技機外部のホールコンピュータなどの装置からスピーカ52bで発生させる音響の音量の調整データ(以下「音量調整データ」と表記する)を受信する音量調整データ受信部である。
音量調整データは、例えば、当該遊技機の音量レベルを「5」にせよ、という指示を含むデータ(コマンド)である。
101は、音量調整データ受信部100で受信した音量調整データに基づき、音響の音量を設定するための音量指定コマンドを生成して副制御部40bへ送る音量指定コマンド生成部である。
音量指定コマンド生成部101は、電源投入時(初期設定時)は上述の初期音量指定コマンドを生成し、これ以外は音量調整データ受信部100で受信した音量調整データに基づき音量指定コマンドを生成する。
図9は、図6のS3及びS4、並びに図7のS11の処理を行うための、副制御部40bに含まれる構成のブロック図である。図9ではこれらの処理以外の要素の表示は省略している。図9では、音量スイッチSSWが副制御部40b内に設けられているが、図5のように外部に設けるようにしてもよい。
102は、制御部40からの音量指定コマンドを解析して当該コマンドに含まれる音響の音量の制御データ(以下「音量制御データ」と表記する)を得る音量指定コマンド解析部である。
音量制御データは、例えば、当該遊技機の音量レベルを「5」や「9」に設定するためのデータである。
104は、音量指定コマンド解析部102で得た音量制御データの音量を、音量制御データ記憶部103の音量制御データの音量と比較し、この比較結果に基づきを音響制御部46へ送る比較部である。
105は、音響制御部46へ音響データ(スピーカ52bで発生させる音響の元になるデータ)を送る音響データ発生部である。音響データは、副制御部40bの図示しないメモリ(ROM)に予め記憶されている。音量調整データの有無及びその内容にかかわらず、音響データは同じものが使用される。
比較部104は、音量指定コマンド解析部102で得た音量制御データの音量が音量スイッチSSWにより指定される音量よりも小さいときに、音量指定コマンド解析部102で得た音量制御データを音響制御部46へ送る。そうでないときは何もしない(音量指定コマンド解析部102で得た音量制御データを音響制御部46へ送らない)。
図8及び図9の構成により、ホール店員が遊技機に触れることなく、当該遊技機の音量を調整することができる。図6及び図7と同様の作用効果を奏する。
なお、音量スイッチSSW以外に、他の音量調整のための手段(スイッチ)が設けられていることもある。
例えば、ジョグダイヤルJDの操作により音量を設定できるようにすることが考えられる。この場合、所定の条件において(特定の入賞時など)遊技者が所望の音量に設定できるようになる。
なお、ホールコンピュータなどの外部から遊技機の音量を調整した後(例えば音量を小さくした後)、同様に外部からの制御により音量を元に戻すようにしてもよい。
すなわち、制御部40の音量調整データ受信部100は、副制御部40bの比較部104に、音量を図6のS4の処理以前に復旧させるための音量復旧データを受信する。音量指定コマンド生成部101は、音量復旧データに基づき音量復旧コマンドを生成する。
副制御部40bの比較部104は、音量指定コマンド解析部102で音量復旧データを得たときに、音量スイッチSSWに基づく音量制御データを前記音響制御部へ送るようにする。
音量復旧データは、音量制御データと異なり、具体的な音量レベル(「5」や「9」など)を含まず、音量の元に戻す「復旧」に相当するコード(値)を含む。
図10は、上記変形例のフローチャートである。図10のS20及びS21は制御部(メイン基板)40の処理を示し、S22は副制御部(サブ基板)40bの処理を示す。
S20:制御部40は外部、例えばホールコンピュータから音量復旧データを受信する。
S21:制御部40は、S20で受けた音量復旧データに基づき音量復旧コマンドを生成し、これを副制御部40bへ送信する。
S22:副制御部40bは、制御部40から受けた音量指定コマンドを解析し、これが音量復旧コマンドであるときは、音量スイッチSSWにより指定される音量に戻すためのデータを音響制御部46へ送るようにする。
以上の処理により、ホール店員が遊技機に触れることなく、当該遊技機の音量を元に戻す(音量スイッチSSWに基づく音量にする)ことができる。
以上の説明では、遊技機としてパチンコ機を例に挙げたが、本発明の実施の形態はこれに限定されず、スロットマシンなどの他の遊技機にも適用することができる。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
40 制御部
40b 副制御部
46 音響制御部
52b スピーカ
100 音量調整データ受信部
101 音量指定コマンド生成部
102 音量指定コマンド解析部
104 比較部
105 音響データ発生部
JD ジョグダイヤル
SSW 音量スイッチ
40b 副制御部
46 音響制御部
52b スピーカ
100 音量調整データ受信部
101 音量指定コマンド生成部
102 音量指定コマンド解析部
104 比較部
105 音響データ発生部
JD ジョグダイヤル
SSW 音量スイッチ
Claims (2)
- 遊技に係る処理を行う制御部と、前記制御部からのコマンドに基づき演出に係る処理を行う副制御部と、前記副制御部による制御に従いスピーカを通じて効果音及び音声を含む音響を発生させる音響制御部とを備える遊技機において、
前記制御部は、
外部から前記音響の音量の調整データ(以下「音量調整データ」と表記する)を受信する音量調整データ受信部と、
前記音量調整データに基づき、前記音響の音量を設定するための音量指定コマンドを生成して前記副制御部へ送る音量指定コマンド生成部とを備え、
前記副制御部は、
前記スピーカで発生する音響の音量を設定するための音量スイッチと、
前記制御部からの前記音量指定コマンドを解析して当該コマンドに含まれる前記音響の音量の制御データ(以下「音量制御データ」と表記する)を得る音量指定コマンド解析部と、
前記音量指定コマンド解析部で得た前記音量制御データの音量を、前記音量スイッチにより指定される音量と比較し、この比較結果に基づき音量を設定するためのデータを前記音響制御部へ送る比較部とを備え、
遊技機の動作開始時において、
前記制御部の前記音量指定コマンド生成部は、初期設定のための前記音量指定コマンド(以下「初期音量指定コマンド」と表記する)を生成し、
前記副制御部の前記比較部は、前記音量指定コマンド解析部により得られた前記初期音量指定コマンドに基づき、前記音量スイッチにより指定される音量に設定するためのデータを前記音響制御部へ送ることを特徴とする遊技機。 - 前記制御部の前記音量調整データ受信部は、前記副制御部に前記音量スイッチにより指定される音量に戻すためのデータを前記副制御部から前記音響制御部へ送らせるための音量復旧データを受信するものであり、
前記制御部の前記音量指定コマンド生成部は、前記音量復旧データを含む音量復旧コマンドを生成し、
前記副制御部の前記比較部は、前記音量指定コマンド解析部で前記音量復旧コマンドを解析して前記音量復旧データを得たときに、前記音量スイッチにより指定される音量に戻すためのデータを前記音響制御部へ送ることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012275165A JP2014117481A (ja) | 2012-12-17 | 2012-12-17 | 遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012275165A JP2014117481A (ja) | 2012-12-17 | 2012-12-17 | 遊技機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014117481A true JP2014117481A (ja) | 2014-06-30 |
Family
ID=51172869
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012275165A Pending JP2014117481A (ja) | 2012-12-17 | 2012-12-17 | 遊技機 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2014117481A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7552790B2 (ja) | 2017-06-29 | 2024-09-18 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
-
2012
- 2012-12-17 JP JP2012275165A patent/JP2014117481A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP7552790B2 (ja) | 2017-06-29 | 2024-09-18 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
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