JP2014116880A - 受信回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】データ補間処理を行うと共に、アイパターンモニタを有する受信回路の実現。
【解決手段】入力データ信号Vinを補間して補間データ信号を生成するデータ補間回路53と、補間データ信号のデジタル値の判定を行うデータ判定回路54と、位相情報を検出し、検出した位相情報に基づいて補間比kを決定する補間コードを出力する位相検出回路55,56と、入力データ信号を補間してアイモニタ用補間データ信号を生成するアイモニタ用補間回路61と、アイモニタ用補間データ信号を、参照電圧Vrefと比較するアイモニタ用判定回路62と、データ判定回路の出力と、アイパターン用判定回路の比較結果が一致するか判定する一致判定回路63と、位相情報および一致判定回路の判定結果に基づいて、アイパターンを生成するアイ波形生成部64と、を有する受信回路。
【選択図】図13

Description

本発明は、受信回路に関し、例えば、時間列に入力されるデータのうち複数のデータから補間係数を用いて補間データを生成するデータ補間回路を有する受信回路に関する。
通信基幹向け装置、サーバーなどの情報処理機器の性能向上に伴い、装置内外での信号送受信のデータレートを高くする必要がある。このような送受信装置の受信回路の方式として、サンプルクロックの位相を入力データに追従させるトラッキング型と、クロックの位相を追従させないブラインド型がある。
図1は、トラッキング型の受信回路の同期型のクロック・データ再生部の構成および動作を示す図である。
図1の(A)に示すように、同期型のクロック・データ再生部は、比較器11と、クロック再生回路(CRU:Clock Recovery Unit)12と、位相補間回路(PI:Phase Interpolator)13と、を有する。比較器11は、入力データ信号Vinが“0”または“1”のいずれであるか判定して出力データDoutを生成する。CRU12は、出力データDoutの変化エッジとクロックCLKの変化エッジ(例えば立下りエッジ)の位相差を検出し、位相補間コードを生成する。位相補間回路13は、位相補間コードに基づいてクロックCLKの位相をシフトし、入力データ信号Vinをサンプルするのに適したクロックを生成する。
図1の(B)は、同期型のクロック・データ再生部において、入力データ信号Vinの1区間(ユニット)に対して、2回サンプルする2×トラッキング型の場合の動作を示す。図1の(B)では、クロックCLKと反転クロック/CLKの立ち上がりエッジでサンプルが行われる例が示される。入力データ信号Vinの1区間長は、クロックCLKの1サイクル長に近似しているが、一致はしていない。/CLKの立ち上がりエッジがVinの変化エッジに一致するようにトラッキングすると、CLKの立ち上がりエッジは、入力データ信号Vinの1区間の中心付近に位置する。比較器11は、入力データ信号VinをCLKの立ち上がりエッジでサンプルすると安定したサンプルが行われる。
近年の高速インターフェイス技術では、動作時の温度や電圧といった変動成分に対応するため、等化回路のパラメーター等を適応的に制御する必要がある。したがって、もし、通信に何らかの障害が起きた場合に、シミュレーションやデジタルデータの入出力のみでその原因を判断するのは非常に困難である。そこで、動作時の受信回路内部波形やアイパターンの開口度をモニタするためのアイパターンモニタを備えることは、障害解析を行う上で非常に有効な手段である。
図2は、トラッキング型の受信回路におけるアイパターンモニタを説明する図である。
アイパターンモニタとは、図2に示すように、受信中のアイ波形を、時間方向と電圧方向にある分解能で格子状に区切り、各格子点でデータを正しく受信することが可能かどうかの判断や、ビットエラーレートを表示するものである。図2において、Eで示す部分が、入力データ信号の安定している範囲である。
従って、アイパターンモニタを得るには、時間方向、電圧方向のそれぞれについて、掃引を行う手段が必要となる。この場合、アイ波形の取得中においても、位相追従は行い続ける必要がある。これは、もしこの追従が外れてしまうと、現在アイ波形のどの格子点を計測しているのかが分からなくなってしまうからである。図2において、参照符号Pはデータの変化エッジの位相そ、P0は望ましいサンプルタイミングを、P1はアイ波形を取得するためにスイープする位相を、Lは出力データDoutの判定レベルを、L1はアイ波形を取得するためにスイープするレベルを示す。
トラッキング型の受信回路において位相補間回路を用いる場合、実際に信号判定に用いるデータ用の位相補間回路と、位相追従に用いられるエッジ用の位相補間回路が別々の回路であるため、それぞれに独立した補間値を持たせることが可能である。従って、位相追従を続けながら、実際にデータの“0”と“1“の判定を行うタイミングをずらすことが可能である。位相補間回路を用いて、サンプルクロックの位相を入力データに追従させるトラッキング方式に関するアイパターンモニタ方式に関しては、各種の方式が提案されている。
一方、ブラインド型の受信回路では、入力データの位相とは同期しないでサンプルが行われるため、サンプルしたデータを検出した位相情報に基づいて補間することにより、データ中心位相におけるデータを生成するデータ補間処理が行われる。データ補間型の受信方式においては、データのサンプル位相をエッジの90度ずらした位置から動かすことができないため、アイパターンモニタを実現することができない。
特開2012−124593号公報 特開2007−274139号公報 特開2007−060655号公報 特開2011−014973号公報
実施形態によれば、データ補間処理を行うと共に、アイパターンモニタを有する受信回路が実現される。
第1の態様によれば、受信回路は、データ補間回路と、データ判定回路と、位相検出回路と、アイモニタ用補間回路と、アイモニタ用判定回路と、一致判定回路と、アイ波形生成部と、を有する。データ補間回路は、入力データ信号を補間して補間データ信号を生成する。データ判定回路は、補間データ信号のデジタル値の判定を行う。位相検出回路は、データ判定回路の出力から位相情報を検出し、検出した位相情報に基づいてデータ補間回路における補間比を決定する補間コードをデータ補間回路に出力する。アイモニタ用データ補間回路は、入力データ信号を補間してアイモニタ用補間データ信号を生成する。アイモニタ用判定回路は、アイモニタ用補間データ信号を参照電圧と比較する。一致判定回路は、データ判定回路の出力と、アイモニタ用判定回路の比較結果が一致するか判定する。アイ波形生成部は、位相情報および一致判定回路の判定結果に基づいて、アイパターンを生成する。
第1の態様の受信回路は、データ補間処理により受信データを生成すると共に、アイモニタ機能を有するので、通信障害に対する対処を容易に行える。
図1は、トラッキング型の受信回路のクロック・データ再生部の構成および動作を示す図である。 図2は、トラッキング型の受信回路におけるアイパターンモニタを説明する図である。 図3は、データ補間処理を行う受信回路の非同期型のクロック・データ再生部の構成および動作を示す図である。 図4は、CRUの一例の回路構成および動作を示す図であり、(A)は回路構成を、(B)はクロックに対してデータが進んでいる場合の信号を、(C)はクロックに対してデータが遅れている場合の信号を、それぞれ示す。 図5は、図4の位相検出回路(CRU)の入力に対する出力の真理値表を示す図である。 図6は、データ補間回路における処理、基本回路構成、および基本回路構成の動作信号を示す図である。 図7は、差動型の電圧電流変換回路(gm)の回路構成を示す図である。 図8は、図6に示したデータ補間回路の動作説明図であり、(A)が信号波形を、(B)が各動作状態におけるスイッチの接続状態を示す。 図9は、図6に示したデータ補間回路の動作説明図であり、(A)が信号波形を、(B)が各動作状態におけるスイッチの接続状態を示す。 図10は、図6に示したデータ補間回路の動作説明図であり、(A)が信号波形を、(B)が各動作状態におけるスイッチの接続状態を示す。 図11は、図6に示したデータ補間回路の動作説明図であり、(A)が信号波形を、(B)が各動作状態におけるスイッチの接続状態を示す。 図12は、インターリーブ構成およびgmの共通化を図ったインターリーブ型データ補間回路の構成を示す図である。 図13は、第1実施形態のブラインド型の受信回路の構成を示すブロック図である。 図14は、収集したアイ波形に関する情報を記憶するレジスタの例を示す図である。 図15は、第1実施形態におけるアイ波形計測処理を示すフローチャートである。 図16は、第2実施形態の受信回路におけるアイモニタ用補間回路の回路構成を示す図である。 図17は、第2実施形態におけるアイパターンモニタの生成を説明する図であり、2つの固定容量の容量が等しく、(A)はデータ補間回路の補間比k=0.8の場合を、(B)はk=0.9の場合を示す。 図18は、第2実施形態におけるアイ波形計測処理を示すフローチャートである。 図19は、アイモニタ用データ補間比によるアイモニタ用補間データ(アイ波形)の差を示す図であり、(A)はアイモニタ用データ補間比=0.9の場合を、(B)はアイモニタ用データ補間比=0.5の場合を示す。 図20は、第3実施形態の受信回路の補間回路の構成を示す図である。 図21は、第4実施形態の受信回路の補間回路の構成を示す図である。 図22は、第5実施形態の受信回路の構成を示すブロック図である。 図23は、第5実施形態におけるアイ波形計測処理を示すフローチャートである。
まず、実施形態のブラインド型の受信回路の非同期型のクロック・データ再生部におけるデータ補間処理について説明する。
図3は、データ補間処理を行う受信回路の非同期型のクロック・データ再生部の構成および動作を示す図である。
図3の(A)に示すように、ブラインド型の受信回路のクロック・データ再生部は、データ補間回路21と、判定回路22と、位相検出回路(CRU:Clock Recovery Unit)23と、を有する。データ補間回路21は、CRU23の出力するデータ補間コード(IC:Interpolation Code)に応じて入力データ信号Vinの補間データを生成する。判定回路22は、補間データが“0”または“1”のいずれであるか判定して出力データDoutを生成する。CRU23は、出力データDoutの変化エッジとクロックCLKの変化エッジ(例えば立下りエッジ)の位相差を検出し、データ補間コードを生成する。
図3の(B)は、非同期型のクロック・データ再生部において、入力データ信号Vinの1区間(ユニット)に対して、2回サンプルする2×非同期型の場合の動作を示す。入力データ信号Vinの1区間長は、クロックCLKの1サイクル長に近似しているが、一致はしていない。非同期型のクロック・データ再生部では、サンプルは、クロックCLKの立上がりエッジおよび立下りエッジで行われるが、同期型のクロック・データ再生部のように、クロックCLKのエッジを、入力データ信号Vinの変化エッジに一致させるような位相補間は行われない。言い換えれば、サンプルのクロックCLKと入力データ信号Vinは同期しておらず、入力データ信号Vinをサンプルする位相は一定でない。上記のように、Vinの1区間長とCLKの1サイクル長は一致していないため、入力データ信号Vinをサンプルする位相は徐々に変化する。そこで、非同期型のクロック・データ再生部においては、データ補間回路21により、非同期に行われたサンプル値を補間処理して、入力データ信号Vinの1区間の中心付近のデータを生成する。
補間データは、2つのサンプル値を補間比に従って算出するのが一般的である。上記のように、入力データ信号Vinをサンプルする位相は徐々に変化するため、CRU23が検出した位相差に応じて、補間比を設定するデータ補間コードを変化させる。
判定回路22は、ブラインド型の受信回路の非同期型のクロック・データ再生部に用いられる比較器と同様のものであり、説明は省略する。
図4は、CRU23の一例の回路構成および動作を示す図であり、(A)は回路構成を、(B)はクロックCLKに対してデータが進んでいる場合の信号を、(C)はクロックCLKに対してデータが遅れている場合の信号を、それぞれ示す。
また、図5は、図4の位相検出回路(CRU)23の入力に対する出力の真理値表を示す図である。
図4の(A)に示すように、CRU23は、Alexander phase detectorであり、2つのXOR回路23Aおよび23Bを有する。XOR回路23Aには、1つ前のデータ点データDn−1と遷移点データEnとが入力し、XOR回路21Bには、データ点データDnと遷移点データEnとが入力する。XOR回路23Aからは出力Lateが、XOR回路23Bからは出力Earlyが、出力される。
図5に示すように、データ点データDn−1とDnとが同じ1または0の時にはデータDがクロックCLKに対して進んでいるかまたは遅れているかは検出できない。データ点データDn−1とDnとが異なる場合で、出力Earlyが1の時、クロックCLKはデータDに対して進んでおり、出力Lateが1の時、クロックCLKはデータDに対して遅れている。Alexander phase detectorは、2×方式の場合に有効であり、データ点が遷移する場合に位相検出を行う。Alexander phase detectorは、位相検出回路(CRU)23の一例であり、CLKとデータの位相差を検出するものであればどのようなものでもよい。検出された位相差の情報は、後段のデジタルフィルタで積算され、補間コードkとして用いられ、位相差をより高分解能に検出する。このような位相検出は、広く知られているので、これ以上の説明は省略する。
図6は、データ補間回路における処理、基本回路構成、および基本回路構成の動作信号を示す図である。
図6の(A)に示すように、入力データ信号Vinの1区間(1ユニット)(1U.I.)に2回サンプルが行われ、各U.I.で2個のサンプルデータSnが生成される。2個のサンプルデータの位相から、各U.I.の中心(180度)位相のデータDnと、エッジ(0度または360度)位相のデータD+1を生成する。図6の(A)では、サンプルデータS14とS15から180度位相のデータD15を、S15とS16から360度位相のD16を、S16とS17から180度位相のデータD1を、補間処理で生成し、以下同様である。
前述のように、入力データ信号Vinをサンプルする位相は徐々に変化するため、CRU23が検出した位相差に応じて、補間比を変化させる。図6の(A)に示すように、補間データDnは、kを0と1の間の小数とし、前後のサンプルデータSn−1とSnからDn=(1−k)*Sn−1+k*Snの式で算出される。
図6の(B)に示すように、データ補間回路21は、2個の電圧電流変換回路(gm)31Aおよび31Bと、5個のスイッチSW1〜5と、2個の可変容量CAおよびCBと、を有する。gm31A、SW1および可変容量CAは、入力データ信号Vinの入力端子と補間データの出力端子との間に直列に接続された第1信号系を形成する。gm31B、SW2および可変容量CBは、入力データ信号Vinの入力端子と補間データの出力端子との間に直列に接続された第2信号系を形成する。言い換えれば、第1信号系と第2信号系は、入力データ信号Vinの入力端子と補間データの出力端子との間に並列に接続される。SW3は、SW1とCAの接続ノードと高電位源との間に接続され、SW4は、SW2とCBの接続ノードと高電位源との間に接続され、SW5は、補間データの出力端子と低電位源の間に接続される。データ補間回路21の各スイッチには、図6の(C)の動作信号が印加され、データ補間処理を行う。SW1にはCLKn−1が印加され、SW2にはCLKnが印加され、SW3およびSW4にはCLKHが印加され、SW5にはCLKRが印加される。データ補間回路21の動作については、後述する。
図7は、差動型の電圧電流変換回路(gm)31Aおよび31Bの回路構成を示す図である。電圧電流変換回路(gm)31Aおよび31Bは、入力データ信号Vinの電圧値に対応した電流値を発生する電圧・電流変換回路であり、差動対の間に接続された抵抗Rの抵抗値を調整することにより、変換ゲインを調整する。電圧電流変換回路(gm)31Aおよび31Bは、図6において、可変容量CAおよびCBから電流を引き抜くように動作する。図7の電圧電流変換回路(gm)は、広く知られているので、これ以上の説明は省略する。
図8から図11は、図6に示したデータ補間回路21の動作説明図であり、(A)が信号波形を、(B)が各動作状態におけるスイッチの接続状態を示す。なお、可変容量CAおよびCBは、一方の端子が補間データの出力端子に共通に接続され、他方の端子は、SW1またはSW2の一方に選択的に接続される固定同一容量値の多数の容量C0を有する。他方の端子の接続を変更することにより、CAおよびCBの容量値を変更する。後述するように、他方の端子の接続は、データ補間コードに応じて変更される。図8から図11では、4個の容量C0が設けられ、1個の容量C0はSW1に、3個の容量C0はSW2に接続される。したがって、CAとCBの容量値の比は1:3である。
図8は、データ補間を行う2回のサンプルを行う前の準備期間の状態を示す。図8の(A)に示すように、この期間では、CLKH=“1”(接続状態)、CLKR=“1”、CLKn−1およびCLKn=“0”(遮断状態)である。したがって、図8の(B)に示すように、SW1およびSW2が遮断状態で、SW3、SW4およびSW5が接続状態である。これにより、CAおよびCBの両端には高電位源と低電位源の電位差が印加され、この電圧に充電される。CAおよびCBの充電量は、この状態が最大である。
図9は、2回のサンプルのうちの前半のサンプルを行う状態を示す。図9の(A)に示すように、この期間では、CLKH=“0”、CLKR=“1”、CLKn−1=“1”、およびCLKn=“0”である。したがって、図9の(B)に示すように、SW1が接続状態で、SW2、SW3およびSW4が遮断状態で、SW5が接続状態である。この状態では、gm31Aは、この時点のVin(サンプルデータSn−1)に対応した電流をCAから引き抜き、CAの充電量はSn−1に対応した量だけ減少する。例えば、Sn−1が大きければ、gm31Aの電流は大きく、CAの充電量は少なくなる。一方、Sn−1が小さければ、gm31Aの電流は小さく、CAの充電量は多いままである。また、CBの充電量は変化しない。
図10は、2回のサンプルのうちの後半のサンプルを行う状態を示す。図10の(A)に示すように、この期間では、CLKH=“0”、CLKR=“1”、CLKn−1=“0”、およびCLKn=“1”である。したがって、図10の(B)に示すように、SW12接続状態で、SW1、SW3およびSW4が遮断状態で、SW5が接続状態である。この状態では、gm31Bは、この時点のVin(サンプルデータSn)に対応した電流をCBから引き抜き、CBの充電量はSnに対応した量だけ減少する。また、CAの充電量は、図9の状態から変化しない。
図11は、2回のサンプルデータを合成して補間データを出力する状態を示す。図11の(A)に示すように、この期間では、CLKH=“1”、CLKR=“0”、およびCLKn−1=CLKn=“0”である。したがって、図11の(B)に示すように、SW1およびSW2が遮断状態で、SW3およびSW4が接続状態で、SW5が遮断状態である。この状態では、Sn−1に対応したCAの残存充電量およびSnに対応したCBの残存充電量を、CAとCBの容量比で合成した電圧Dnが、補間データの出力端子に出力される。
電圧Dnの補間データは、A/D変換器40または比較器により受信データに変換される。
上記のデータ補間回路21では、サンプル前の準備期間と、サンプル期間と、データの合成・出力期間を要する。そのため、1個のデータ補間回路21では連続的なサンプルを行うことはできない。そこで、複数個のデータ補間回路21を設け、インターリーブ構成を取る。具体的には、複数個のデータ補間回路21は、1番目のデータ補間回路21が最初の期間の処理を終了して次の期間の処理を開始すると、2番目のデータ補間回路21が最初の期間の処理を開始する。以下順に処理を開始し、1番目のデータ補間回路21が最後の期間の処理を終了すると、1番目のデータ補間回路21が再度処理を開始し、以下同様の動作を繰り返す。したがって、データ補間回路21の個数は、処理期間の個数以上必要であり、図8から図11の例であれば、4つ以上のデータ補間回路をインターリーブにする。実際には、補間比の変更が行えるように、データ補間回路の個数をさらに増加させる。
さらに、1つのサンプルデータは、ある期間において、直前のサンプルデータとの間の補間データの生成に使用されると共に、次の期間において、直後のサンプルデータとの間の補間データの生成にも使用される。そこで、gm31Aおよび31Bを、共通に使用することが考えられる。
図12は、上記のインターリーブ構成およびgm31Aおよび31Bの共通化を図ったインターリーブ型データ補間回路の構成を示す図である。
インターリーブ型データ補間回路は、m個の動作ユニットU0〜Um−1を有する。各ユニットは、N個の回路ユニットを有する。各回路ユニットは、1個の容量C0と、容量C0の一方の端子と高電位源の間のスイッチSW31と、容量C0の一方の端子に接続される2個のスイッチSWKAおよびSWKBと、を有する。各ユニットのN個の回路ユニットの容量C0の他方の端子は、各ユニットの補間データ出力端子に共通に接続される。各ユニットの補間データ出力端子と低電位源の間には、スイッチSW50〜SWm−1が設けられる。各ユニットのN個の回路ユニットのスイッチSWKAは、互いに接続され、gm31Cまたはgm31Dの一方に接続されるスイッチに接続される。また、各ユニットのN個の回路ユニットのスイッチSWKBは、互いに接続され、gm31Cまたはgm31Dの他方に接続されるスイッチに接続される。例えば、図12では、U3のN個の回路ユニットのスイッチSWKAは、互いに接続されると共に、SW12を介してgm31Dに接続される。また、U3のN個の回路ユニットのスイッチSWKBは、互いに接続されると共に、SW13を介してgm31Cに接続される。また、U4のN個の回路ユニットのスイッチSWKAもSW13に接続されるので、U3のスイッチSWKBとU4のスイッチSWKAは、共通に接続される。
例えば、Dn=(1−k)*Sn−1+k*Snの式にしたがって補間データを生成する時には、kは1/Nずつ異なる0から1の間の値である。この場合、U3のN個の回路ユニットのうち、N−Nk個の回路ユニットにおいて、スイッチSWKAを接続すると共にスイッチSWKBを遮断し、Nk個の回路ユニットにおいて、スイッチSWKAを遮断すると共にスイッチSWKBを接続する。
U3におけるデータ補間処理を説明する。
図8の準備期間では、SW12およびSW13は遮断し、SW52は接続し、U3のN個の回路ユニットにおいて、SW31が接続し、N個のC0の充電が行われる。図9のサンプルの前半期間では、SW31が遮断し、SW12が接続し、SW13は遮断し、SW52は接続する。これにより、gm31Dの出力が、SW12およびU3のN−Nk個の回路ユニットのSWKAを介して、N−Nk個の回路ユニットの容量C0から電流を引き抜く。図10のサンプルの後半期間では、SW12が遮断し、SW13が接続する。これにより、gm31Cの出力が、SW13およびU3のNk個の回路ユニットのSWKBを介して、Nk個の回路ユニットの容量C0から電流を引き抜く。この時、U4のN−Nk個の回路ユニットの容量C0からの電流の引き抜きも行われる。さらに、図11の合成・出力期間では、SW12およびSW13は遮断し、SW53が接続し、補間データD3が出力される。このような動作を、クロックの半サイクル期間ごとにユニットをシフトしながら行う。
以上のようにして、連続してデータ補間処理が行われる。
なお、可変容量の構成方法に制限はなく、回路のインターリーブ数にも制限はない。
上記のデータ補間回路21では、gm31Aとgm31B(gm31Cとgm31D)は、同じ変換特性であることが必要であり、gm31Aとgm31B(gm31Cとgm31D)から見える容量の合計量は常に一定になるようにしなければならない。仮に容量の合計が一定でない場合、例えば容量が多く見える場合は、単位容量当たりの蓄えられる電荷量が少なくなるため、正しいサンプル値は得られない。
図13は、第1実施形態のブラインド型の受信回路の構成を示すブロック図である。
第1実施形態の受信回路は、等化回路51と、電圧電流変換回路+サンプル回路(gm+Samp.SW)52と、データ補間回路53と、判定回路54と、位相検出回路55と、フィルタ56と、係数調整回路57と、を有する。さらに、第1実施形態の受信回路は、アイモニタ用補間回路61と、アイモニタ用判定回路62と、一致(Pass/Fail)判定回路63と、アイ波形再生部64と、リファレンス生成回路65と、を有する。
等化回路51は、入力データ信号Vinの伝送系での劣化を補償する回路で、高域通過フィルタを用いて信号のなまりを補正する。等化回路については広く知られており、等化回路51は、公知の回路で実現されるので、これ以上の説明は省略する。
gm+Samp.SW52は、等化回路51の出力信号の電圧値に応じた電流値を発生する電圧電流変換回路(gm)にサンプルホールド機能を付加した回路である。サンプルホールド回路は広く知られており、電圧電流変換回路(gm)は図7の回路で実現される。
データ補間回路53は、図3のデータ補間回路(DI)21に対応し、例えば図12の回路で実現される。
判定回路54は、図3の判定回路22に対応し、比較器で実現される。判定回路54は、データ補間回路53の出力する補間データを、中心レベル(0レベル)と比較する。
位相検出回路55は、例えば、図4の(A)に示した位相検出回路23で実現され、位相検出の分解能に応じて適宜前述のような回路が使用される。
フィルタ56は、位相検出回路55の検出した位相差の高周波数成分を除去した補間比kを出力する。
係数調整回路57は、出力データDoutに応じて、等化回路51に前のデータ値をフィードバックする時の係数を調整する回路である。図13に示すように、通常、受信回路は等化回路51を最初段に有しており、送信回路と受信回路の間にある通信チャネルの損失の補償を行う。等化回路のフィードバック処理には等化強度などの係数があり、この係数は係数調整回路57を用いて出力データ列から計算されたものが用いられるというような、適応的な制御が加えられる。
第1実施形態でのアイパターンモニタは、この等化回路51を経て、補償が行われた後の、判定回路54が実際に感じているアイ波形を観測することになる。
アイモニタ用補間回路61は、例えば、データ補間回路53と同様の回路で実現され、補間比はアイ波形再生部64からアイモニタ用補間係数k’により設定される。
アイモニタ用判定回路62は、判定回路54と同様に比較器で実現され、アイモニタ用データ補間回路61の出力するアイモニタ用補間データを、リファレンス生成回路65の出力する参照電圧Vrefと比較する。
一致(Pass/Fail)判定回路63は、アイモニタ用判定回路62の判定結果が、判定回路54の判定結果、すなわち受信データと一致するかを判定し、一致すれば正常と判定し、一致しなければ異常と判定してエラー信号(error)を出力する。
アイ波形再生部64は、アイ波形を生成するために、アイモニタ用補間回路61に、全位相に渡ってアイモニタ用補間データを生成するスイープ動作を行わせる。さらに、アイ波形再生部64は、各位相においてアイモニタ用補間データが正常と判定される範囲、すなわち一致(Pass/Fail)判定回路63がエラー信号を出力しない参照電圧の範囲を求める。これがアイ波形である。そのため、アイ波形再生部64は、フィルタ56からの補間比kに基づいて受信データの位置(180度の位相位置)を知り、それからスイープ位置を設定するアイモニタ用補間係数k’を算出し、アイモニタ用補間回路61に出力する。さらに、アイ波形再生部64は、参照電圧を生成するためのリファレンスコードを生成して、リファレンス生成回路65に出力する。
リファレンス生成回路65は、リファレンスコードに基づいて参照電圧Vrefを生成し、アイモニタ用判定回路62に出力する。
アイ波形再生部64は、収集したアイ波形に関する情報をレジスタに記憶し、適宜外部装置に出力する。レジスタに記憶した値は、外部装置に読み出した後クリアされる。
図14は、収集したアイ波形に関する情報を記憶するレジスタの例を示す図である。
図14の(A)は、時間(位相)方向と電圧(信号強度)方向の格子点の座標について、エラー回数REおよびサンプル回数RSを時間Tおよび電圧Vと関連付けて記憶する。時間軸方向の座標については、位相検出回路55およびフィルタ56から受け取った補間コードkおよびアイモニタ用補間係数k’から算出する。電圧方向の座標は、リファレンス生成回路65に出力したリファレンスコードから算出する。
アイ波形生成部64は、各座標について、一定の回数(N回)、一致(Pass)であったか不一致(Fail)であったかをカウントし、座標情報と合わせて、レジスタ等に格納する。
図14の(B)は、簡易化したレジスタの例を示す。図14の(A)のレジスタは、全格子点についての情報を記憶するため記憶容量が大きくなり、その結果回路面積が増大し、さらに出力にも時間を要する。そこで、図14の(B)に示すように、作業用のレジスタのみを用意し、1回又は複数回の計測結果を、時間Tおよび電圧Vと関連付けたエラー回数RE(T,V)およびサンプル回数RS(T,V)として記憶し、随時外部に出力してもよい。
また、図14の(C)に示すように、時間軸の格子点についてのレジスタを用意し、電圧Vと関連付けたエラー回数RE(V)およびサンプル回数RS(V)として記憶するようにしてもよい。
サンプル数Nは任意に設定される。一致判定回路63が一致を示す場合を論理値“1”、不一致の場合を論理値“0”とした場合、N回の試行の論理和を取ることで、シュムープロットを得ることができる。さらに、Nを大きくすることで、ビットエラーレート(BER)を段海的に表示するようなBERマップを作成できる。
図15は、第1実施形態におけるアイ波形計測処理を示すフローチャートである。
ステップS11では、アイ波形生成部64が、リファレンス生成回路65にリファレンスコードを出力し、リファレンス生成回路65が、リファレンスコードに基づいて参照電圧Vrefを生成し、アイモニタ用判定回路62に出力する。リファレンスコードは、例えば、参照電圧Vrefが単調に1レベルずつ増加または減少するように、または中心レベルから交互に段階的に増加または減少するように生成される。アイモニタ用判定回路62は、参照電圧Vrefから実際に設定する実参照電圧Veffを生成する。これにより、アイモニタ用判定回路62において、アイモニタ用補間回路61の出力の判定が行える状態になる。さらに、アイ波形生成部64は、アイモニタ用補間回路61にアイモニタ用補間係数k’を出力し、アイモニタ用補間回路61は、アイモニタ用補間係数k’に応じて補間回路の容量の接続を切り替える。
ステップS12では、k’に対応する時間(位相)TおよびVeffに対応する電圧Vでのサンプル回数RS(k’,Veff)を1増加させる。
ステップS13では、判定回路54の判定結果と、アイモニタ用判定回路62の判定結果が一致するか判定し、一致すればステップS11に戻り、一致しなければステップS14に進む。
ステップS14では、時間(位相)Tおよび電圧Vに対応するエラー回数RE(k’,Veff)を1増加させた後、ステップS11に戻る。
以下、上記のステップを繰り返す。
以上のように、第1実施形態の受信回路は、全位相に渡ってアイモニタ用補間データを生成するスイープを行い、各スイープ位置(アイモニタ用補間データの補間位置)において、アイ波形の幅を求め、アイ波形を生成する。
第1実施形態の受信回路は、図12に示したデータ補間回路と同じアイモニタ用補間回路61を使用してアイ波形を生成するため、回路規模が大きくなる。そこで、第2実施形態では、アイモニタ用補間回路61の構成を簡単にする。
図16は、第2実施形態の受信回路におけるアイモニタ用補間回路61の回路構成を示す図である。
第2実施形態におけるアイモニタ用補間回路61は、図8の(B)に示した可変容量CAおよびCBを固定容量としたことが第1実施形態の受信回路と異なり、他の部分は同じである。図16において、スイッチSW34は、図12の各ユニットに設けられたスイッチSW31に対応する。参照符号62Aから62Dは、アイモニタ用判定回路62を形成するAD変換器である。固定容量C1は可変容量CAに対応し、固定容量C2は可変容量CBに対応し、C1とC2の容量比でアイモニタ用補間係数が決定される。言い換えれば、第2実施形態においては、アイモニタ用補間係数k’は一定であり、変化しない。例えば、固定容量C1とC2の容量を等しい値にしておけば、実際のサンプルの中間の値がアイモニタ用補間データとして得られる。図16の回路の動作は、図8から図11の説明と同じであり、詳細な説明は省略する。
送信回路と受信回路の動作クロック周波数は一致していないために、動作クロック周波数オフセットに従って、受信したデータ信号の受信回路のクロックに対する位相は徐々に変化する。そのため、アイモニタ用補間係数k’が一定であれば、データ信号におけるアイモニタ用補間データの補間位置(位相)は徐々に変化する。言い換えれば、アイモニタ用補間データのスイープが自動的に行われる。
図17は、第2実施形態におけるアイパターンモニタの生成を説明する図であり、固定容量C1とC2の容量が等しく、(A)はデータ補間回路53の補間比k=0.8の場合を、(B)はk=0.9の場合を示す。図15において、Sは非同期に行われる実際のサンプルデータを、Tは実データ判定に用いられる補間データを、Uはアイモニタ用補間データを、示す。
図17の(A)では、補間比k=0.8であり、補間データTは、2つの実サンプルデータを2:8に内分する位置に相当する電圧を示し、その位置は、遷移中の入力データ信号の中央の位置(180度)に対応する。一方、アイパターンモニタ用補間データUは、2つの実サンプルデータの中間の位置に現れる。
図17の(B)では、補間比k=0.9であり、補間データTは、2つの実サンプルデータを1:9に内分する位置に相当する電圧を示し、その位置は、遷移中の入力データ信号の中央の位置(180度)に追従する。一方、アイパターンモニタ用補間データUは、2つの実サンプルデータの中間の位置であり、実サンプルデータの位相移動に従って移動しているのがわかる。
以上のようにして、アイパターンモニタ用補間データUをアイ波形の時間軸全体にわたってスイープさせることが可能となる。なお、アイパターンモニタ用補間データUが、格子点のどこに相当するかは、フィルタ56の出力する補間比kおよびアイモニタ用補間係数k’から逆算することが可能である。
第2実施形態では、アイモニタ用補間データの補間比を任意に設定することはできないので、所望のスイープ動作を行うことはできない。そこで、例えば、アイ波形情報の計測は常時行い、計測時の時間軸の値(位相)Tおよび参照電圧Vrefを合わせて記憶し、多数の計測を行うことにより、アイ波形を計測するのに必要な情報を収集する。ただし、このように収集した情報をすべて記憶し外部に出力する場合、回路規模が増加し、外部出力に要する時間が長くなる。そこで、計測を必要としている時間軸の値(位相)Tが所望の値の時、すなわち補間比kおよびアイモニタ用補間係数k’が所望の値になるまで待機し、所望の値の時に計測を実行する。この場合の処理を次に説明する。
図18は、第2実施形態におけるアイ波形計測処理を示すフローチャートである。
ステップS21では、アイ波形生成部64が、第1実施形態と同様に、リファレンス生成回路65にリファレンスコードを出力し、リファレンス生成回路65がリファレンスコードからVrefを生成し、アイモニタ用判定回路62に出力する。アイモニタ用判定回路62は、VrefからVeffを生成し、回路に設定する。アイ波形生成部64は、さらに計測する必要のある時間(時間軸の位置:位相)Tに対応する補間比kおよびアイモニタ用補間係数k’を決定し、k’をアイモニタ用補間回路61に出力する。アイモニタ用補間回路61は、k’に応じて内部の容量の接続を切り替える。
ステプS22では、アイ波形生成部64が、入力されるkが、決定した値になったかを判定し、決定した値になるまで待機する。そして、決定した値になると、ステップS22に進む。なお、この間も、アイモニタ用補間回路61はアイモニタ用補間係数k’での補間処理を行い、アイモニタ用判定回路62は、Veffとの比較処理を行っている。
アイモニタ用判定回路62が、補間比kが計測する必要のある時間Tに対応する値になったかを判定し、対応する値になるまで待機し、対応する値であればステップS25に進む。
ステップS23からS25は、第1実施形態のS14からS16と同じであり、S24またはS25の後はステップS26に進む。
ステップS26では、サンプル回数RSが所定のサンプル回数RSmaxになったかを判定し、RSmaxに達していなければステップS21に戻り、達していればステップS27に進む。
ステップS27では、各TおよびVeffについてのビットエラーレート(BER)=RE/ESを外部に出力する。
ステップS28では、RSおよびREをクリアし、ステップS21に戻る。
次に第2実施形態のアイモニタ用データ補間回路61における固定のアイモニタ用データ補間比について説明する。
図19は、アイモニタ用データ補間比によるアイモニタ用補間データ(アイ波形)の差を示す図であり、(A)はアイモニタ用データ補間比=0.9の場合を、(B)はアイモニタ用データ補間比=0.5の場合を示す。
図19の(A)と(B)を比較して明らかなように、アイモニタ用データ補間比が異なれば、得られるアイモニタ用補間データも異なる。図19の(B)に示したアイモニタ用データ補間比=0.5、すなわちC1:C2=1:1の補間比の場合が、アイ波形の振幅としては、ワースト(もっとも振幅が小さい)となる。言い換えれば、図19の(B)で、実サンプルデータと補間データの差である補間誤差IEは、アイモニタ用データ補間比=0.5の場合にもっとも大きくなる。したがって、アイモニタ用データ補間比は、0または1に近い値にすることが望ましい。
以上説明したように、第2実施形態におけるアイモニタ用補間回路61は、第1実施形態のようにデータ補間回路を二重化する場合に比べて、回路規模の増加を少なくでき、省面積を実現できる。また、アイパターンモニタの動作は、本来の通信を停止させることなく実行することが可能で、エラー判定のために特定の入力パターンを要求しないなど、一般的なアイパターンモニタに比べ機能の面でも優れている。
第1および第2実施形態では、データ補間回路53とアイモニタ用データ補間回路61を別々に設けたが、スイッチなどは同じ動作を行う要素が多数含まれている。そこで、第3および第4実施形態では、データ補間回路53とアイモニタ用データ補間回路61の一部を共通にして回路規模を小さくする。
図20は、第3実施形態の受信回路の補間回路の構成を示す図である。
第3実施形態の補間回路は、第1実施形態におけるデータ補間回路53とアイモニタ用補間回路61のスイッチを共通化したものである。第3実施形態の受信回路は、補間回路以外は第1実施形態と同じである。
図20において、参照符号54Aから54Dは、判定回路54を形成するAD変換器である。可変容量CAおよびCBは、図8のCAおよびCBに対応し、図12の各ユニットの複数の容量C0を分けた2つの組に対応する。2つの組への分割は、補間比kに応じて変更される。可変容量C1AおよびC2Aは、アイモニタ用補間回路61におけるCAおよびCBに対応し、図12の各ユニットの複数の容量C0を分けた2つの組に対応する。2つの組への分割は、スイープを行うためのアイモニタ用補間係数に応じて変更される。SW5は、図8のSW5に対応する。
第3実施形態の受信回路の動作は、第1実施形態と同じである。
図21は、第4実施形態の受信回路の補間回路の構成を示す図である。
第4実施形態の補間回路は、第2実施形態におけるデータ補間回路53とアイモニタ用補間回路61のスイッチを共通化したものである。第4実施形態の受信回路は、補間回路以外は第2実施形態と同じである。
図21に示すように、第4実施形態の補間回路は、図20に示した第3実施形態の補間回路と類似しており、可変容量C1AおよびC2Aの代わりに固定容量C1およびC2が設けられることが異なる。
第4実施形態の受信回路の動作は、第2実施形態と同じである。
図22は、第5実施形態の受信回路の構成を示すブロック図である。
第5実施形態の受信回路は、第1実施形態の受信回路からリファレンス生成回路65を除き、判定帰還等化回路80を加えたものである。
判定帰還等化回路80は、補間データに対して、等化回路51の行う等化処理と類似の処理を行うと共に、アイモニタ用補間データに対して実質的に参照電圧の変更に対応する処理を行う。具体的には、判定帰還等化回路80は、直前の判定回路54の判定結果(出力データDout)の1/0の判定に従って、判定回路54における判定の閾値を一定量増加または減少させる。さらに、判定帰還等化回路80は、アイモニタ用判定回路62における判定の閾値を、判定回路54における判定の閾値の変更量にリファレンスコードを加えた分変更する。リファレンスコードを変更することにより、実質的に電圧方向のスイープを実現できる。
第5実施形態では、アイモニタ用判定回路54が実際に判定するアイ波形は、判定帰還等化回路80を経由した波形になり、等化処理後の実質的なアイ波形を取得することができる。
図23は、第5実施形態におけるアイ波形計測処理を示すフローチャートである。
第5実施形態におけるアイ波形計測処理は、ステップS21とS22の間で、ステップS31およびS32を行い、S26の判定結果に応じてS31に戻ることが第2実施形態におけるアイ波形計測処理を示すフローチャートと異なり、他は同じである。
ステップS31では、判定帰還等化回路80が、直前の判定回路54の判定結果(出力データDout)の1/0の判定に従って、判定回路54における判定の閾値を一定量増加または減少させる。さらに、判定帰還等化回路80は、アイモニタ用判定回路62における判定の閾値を、判定回路54における判定の閾値の変更量にリファレンスコードを加えた分変更する。具体的には、前の出力データDoutが“0”または“1”であるかに応じて、D=−1またはD=+1に設定する。これは、等化回路51で説明したように、前の送信データの値に応じて信号レベルが異なるためである。
ステップS32では、アイモニタ用判定回路62が、実際に設定する実参照電圧Veffを、Veff=(Cd+Vref)*Dにしたがって算出し、回路に設定する。
S32の後の処理は、図18の第2実施形態のフローチャートと同じであるが、ステップS26で、サンプル回数RSが所定のサンプル回数RSmaxに達していない場合に、ステップS31に戻ることが第2実施形態と異なる。
なお、第5実施形態におけるアイ波形計測処理を、図15に示した第1実施形態のフローチャートに従って行うことも可能であり、その場合には、S11とS12の間で、S31およびS32を行う。
以上実施形態を説明したが、各部で述べたように、各部の回路例、インターリーブ数等各種の変形例が可能である。
以上、実施形態を説明したが、ここに記載したすべての例や条件は、発明および技術に適用する発明の概念の理解を助ける目的で記載されたものである。特に記載された例や条件は発明の範囲を制限することを意図するものではなく、明細書のそのような例の構成は発明の利点および欠点を示すものではない。発明の実施形態を詳細に記載したが、各種の変更、置き換え、変形が発明の精神および範囲を逸脱することなく行えることが理解されるべきである。
51 等化回路
52 電圧電流変換回路+サンプル回路(gm+Samp.SW)
53 データ補間回路
54 判定回路
55 位相検出回路
56 フィルタ
57 係数調整回路
61 アイモニタ用補間回路
62 アイモニタ用判定回路
63 一致(Pass/Fail)判定回路
64 アイ波形再生部
65 リファレンス生成回路

Claims (10)

  1. 入力データ信号を補間して補間データ信号を生成するデータ補間回路と、
    前記補間データ信号のデジタル値の判定を行うデータ判定回路と、
    前記データ判定回路の出力から位相情報を検出し、検出した位相情報に基づいて前記データ補間回路における補間比を決定する補間コードを前記データ補間回路に出力する位相検出回路と、
    前記入力データ信号を補間してアイモニタ用補間データ信号を生成するアイモニタ用補間回路と、
    前記アイモニタ用補間データ信号を、参照電圧と比較するアイモニタ用判定回路と、
    前記データ判定回路の出力と、前記アイパターン用判定回路の比較結果が一致するか判定する一致判定回路と、
    前記位相情報および前記一致判定回路の判定結果に基づいて、アイパターンを生成するアイ波形生成部と、を備えることを特徴とする受信回路。
  2. 前記データ補間回路は、
    前記入力データ信号を電流信号に変換する電圧電流変換回路と、
    前記補間コードに応じて容量値を変更可能な第1可変容量および第2可変容量を含むスイッチトキャパシタと、を備え、
    前記第1可変容量および前記第2可変容量により前記電流信号を連続した異なるタイミングでサンプルし、前記第1可変容量および前記第2可変容量にサンプルした信号を合成することにより前記補間データを生成することを特徴とする請求項1記載の受信回路。
  3. 前記データ補間回路は、複数個の前記スイッチトキャパシタを備え、
    多相クロックを用いて前記スイッチトキャパシタをインターリーブ動作させることを特徴とする請求項2記載の受信回路。
  4. 前記位相検出回路は、前記データ判定回路の出力の遷移点付近と隣接する他点のデータを比較することで位相を検出することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の受信回路。
  5. 前記アイ波形生成部からのリファレンスコードに応じたアイモニタ用参照電圧を生成するリファレンス生成回路を備える請求項1から4のいずれか1項記載の受信回路。
  6. 前記アイ波形生成部は、前記リファレンス生成回路に前記リファレンスコードを与え、前記位相検出回路から位相情報を、前記一致判定回路から一致成否信号を、受け取り、時間/電圧の格子点上のビットエラーレートを算出することを特徴とする請求項5記載の受信回路。
  7. 前記データ判定回路の以前の判定結果に従って前記データ判定回路の判定レベルを補正すると共に、前記データ判定回路の以前の判定結果および前記アイ波形生成部からのリファレンスコードに応じて前記参照電圧を変化させる判定帰還形等化回路を備える請求項5または6記載の受信回路。
  8. 前記アイモニタ用データ補間回路は、前記データ補間回路の前記スイッチトキャパシタと共通のスイッチにより、スイッチトキャパシタ動作を行う第1補助容量および第2補助容量と、前記第1補助容量および前記第2補助容量にサンプルした信号を合成することにより前記アイモニタ用補間データを生成することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項記載の受信回路。
  9. 前記第1補助容量および前記第2補助容量の容量値は、可変であることを特徴とする請求項8記載の受信回路。
  10. 前記第1補助容量および前記第2補助容量の容量値は、固定であることを特徴とする請求項8記載の受信回路。
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