JP2014116364A - 電力変換装置 - Google Patents

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裕也 木内
Hiroshi Inamura
洋 稲村
Kenichi Ohama
健一 大濱
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Abstract

【課題】パイプを保持する力をより強くすることができる電力変換装置を提供する。
【解決手段】半導体素子25を内蔵した半導体モジュール2と、該半導体モジュール2を冷却する冷却器3とを備える。冷却器3には、導入パイプ4aと導出パイプ4bとの、2本のパイプ4を取り付けてある。クランプ6を使って、パイプ4を保持部材5に固定してある。クランプ6は、パイプ4を跨ぐように配されている。クランプ6の一端には、保持部材5に係合する係合部62を形成してあり、他端には、締結部材15によって保持部材5に締結される被締結部61を形成してある。係合部62と被締結部61とを連結するパイプ挟持部63によって、パイプ4を保持している。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体モジュールを冷却する冷却器と、該冷却器に取り付けられたパイプと、該パイプを固定するクランプとを備える電力変換装置に関する。
例えば、直流電力と交流電力との間で電力変換を行う電力変換装置として、半導体素子を内蔵した半導体モジュールと、該半導体モジュールを冷却する冷却器とを備えるものが知られている(下記特許文献1参照)。これら半導体モジュールおよび冷却器は、フレーム等の保持部材に収容され、保持されている。
冷却器には2本のパイプが取り付けられている。この2本のパイプのうち一方のパイプから冷媒を冷却器に導入し、他方のパイプから冷媒を導出する。これにより、冷却器内に冷媒を流し、半導体モジュールを冷却するようになっている。
上記パイプには、大きな外力が加わることがある。例えば、パイプには、上記冷媒を流すホースを取り付ける必要があるが、この取り付け作業を行う際に、ホースをパイプの先端に押し込むため、パイプに大きな力が加わることがある。
このように、パイプに大きな外力が加わったときに、パイプがぐらついて根元に大きな応力が生じることを防止するために、パイプの根元よりも先端寄りの部位を、クランプを使って上記保持部材に固定してある。
クランプは、パイプに係合するよう円弧状に形成されたパイプ挟持部と、該パイプ挟持部の一端に形成され、ボルト等の締結部材によって保持部材に締結される被締結部とを有する。そして、パイプ挟持部と保持部材との間でパイプを挟持し、保持するよう構成されている。パイプ挟持部の他端は保持部材に固定されていない。すなわち、クランプは、被締結部一箇所のみを保持部材に固定する構造になっている。
特開2011−200090号公報
しかしながら、上記電力変換装置は、クランプを保持部材に対して一箇所だけ固定しているため、パイプに特に大きな外力が加わったときに、クランプが弾性変形または塑性変形し、パイプを十分に保持できない可能性が考えられる。そのため、パイプの保持力をより強くすることができる電力変換装置が望まれている。
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたもので、パイプを保持する力をより強くすることができる電力変換装置を提供しようとするものである。
本発明の一態様は、半導体素子を内蔵した半導体モジュールと、
該半導体モジュールを冷却する冷却器と、
該冷却器に取り付けられ、該冷却器に冷媒を導入する導入パイプと、
上記冷却器に取り付けられ、該冷却器から上記冷媒を導出する導出パイプと、
上記半導体モジュールおよび上記冷却器を保持する保持部材と、
上記導入パイプと上記導出パイプとの2本のパイプをそれぞれ上記保持部材に固定する一対のクランプとを備え、
該クランプは上記パイプを跨ぐように配置され、該クランプは、その一端に形成され締結部材によって上記保持部材に締結される被締結部と、他端に形成され上記保持部材に係合する係合部と、上記被締結部と上記係合部とを連結すると共に上記保持部材との間で上記パイプを挟持して保持するパイプ挟持部とを有し、
上記被締結部は、上記締結部材によって、上記パイプ挟持部による上記パイプの挟持方向に締結され、上記係合部は、上記挟持方向への移動が規制されるように上記保持部材に係合していることを特徴とする電力変換装置にある(請求項1)。
上記電力変換装置のクランプは、パイプを跨ぐように配されている。クランプの一端には上記被締結部を形成してあり、他端には上記係合部を形成してある。被締結部は、締結部材によって上記挟持方向に締結され、係合部は、上記挟持方向への移動が規制されるように保持部材に係合している。すなわち、上記電力変換装置は、クランプを保持部材に挟持方向へ固定する部位を、2箇所(係合部および被締結部)、パイプを挟む位置に形成してある。
そのため、パイプに対して上記挟持方向に外力が加わっても、クランプが変形しにくくなる。したがって、パイプをしっかり保持することができ、パイプのぐらつきを抑制することができる。そのため、パイプに外力が加わったときにパイプの根元に応力が発生することを、より抑制しやすくなる。
また、上記電力変換装置は、締結部材を使って上記被締結部を保持部材に締結し、係合部は、締結部材を用いることなく保持部材に係合するようになっている。そのため、締結部材の使用数を増加させることなく、クランプを2箇所で固定できる。したがって、部品点数の増加を抑制でき、電力変換装置の製造コストを低減することができる。
以上のごとく、本発明によれば、パイプを保持する力をより強くすることができる電力変換装置を提供することができる。
実施例1における、電力変換装置の平面図。 図1のII-II断面図。 図1のIII-III断面図。 実施例1における、クランプを取り付ける工程の説明図。 図4に続く図。 図5に続く図。 実施例1における、クランプの斜視図。 実施例1における、クランプの平面図。 実施例1における、クランプの側面図。 実施例1における、電力変換装置の要部拡大斜視図。 実施例1における、電力変換装置の回路図。 実施例2における、クランプ取り付け工程を説明するための図。 図12に続く図。 実施例3における、クランプ取り付け工程を説明するための図。 実施例4における、電力変換装置の平面図。 実施例5における、電力変換装置の斜視図。
上記電力変換装置において、上記2本のパイプは互いに平行であり、個々の上記クランプの上記係合部は、上記2本のパイプの配列方向において、該2本のパイプの外側に位置していることが望ましい(請求項2)。
この場合には、被締結部を、上記配列方向における2本のパイプの内側に配置でき、被締結部を外側に配置しなくてもすむ。被締結部は、締結部材を使って締結されるため、サイズが比較的大きい。そのため、上記構成にすることにより、サイズが大きい被締結部を2本のパイプの外側に配置しなくてもすみ、上記配列方向における保持部材の長さを短くすることができる。したがって、電力変換装置を小型化しやすくなる。
また、上記2本のパイプは、上記冷却器からそれぞれ同一方向に延出していることが好ましい(請求項3)。
この場合には、2本のパイプの先端が互いに近い位置に存在するため、パイプの先端に上記ホースを取り付ける作業を行いやすくなる。
また、上記保持部材は、上記配列方向における上記パイプの外側に形成された壁部を有し、該壁部に、上記配列方向へ貫通した貫通孔が形成されており、該貫通孔に上記係合部が係合していることが好ましい(請求項4)。
この場合には、上記壁部に貫通孔を形成するだけで、係合部が係合する部位を簡単に形成することができる。そのため、電力変換装置の製造工程を簡素にすることができる。
また、上記保持部材は、上記配列方向における上記パイプの外側に形成された壁部を有し、該壁部にスリットを形成してあり、該スリットは、上記パイプの延出方向へ伸び、かつ該延出方向における上記パイプの先端側に開放しており、上記スリットに上記係合部が係合していてもよい(請求項5)。
この場合には、電力変換装置の製造時に、上記係合部を保持部材に係合させる作業を行いやすくなる。すなわち、係合部を係合させる際には、まず、クランプをパイプ上に配置し、その後、クランプをパイプに沿って摺動させる。これにより、スリットが開放している部位から、上記係合部をスリットに差し入れることが可能になる。そのため、係合部を係合する作業を行いやすくなり、オートメーション化しやすくなる。
(実施例1)
上記電力変換装置に係る実施例について、図1〜図11を用いて説明する。図1、図2に示すごとく、本例の電力変換装置1は、半導体素子を内蔵した半導体モジュール2と、該半導体モジュール2を冷却する冷却器3とを備える。冷却器3には、導入パイプ4aと導出パイプ4bとの、2本のパイプ4を取り付けてある。導入パイプ4aから冷媒12を冷却器3に導入し、導出パイプ4bから冷媒12を導出することにより、冷却器3に冷媒12を流し、半導体モジュール2を冷却するよう構成されている。
半導体モジュール2および冷却器3は、保持部材5に保持されている。また、一対のクランプ6によって、導入パイプ4a及び導出パイプ4bをそれぞれ保持部材5に固定してある。
クランプ6は、パイプ4を跨ぐように配されている。クランプ6は、被締結部61と、係合部62と、パイプ挟持部63とを備える。被締結部61は、クランプ6の一端に形成されており、締結部材15(ボルト)によって保持部材5に締結される。また、係合部62は、クランプ6の他端に形成されており、保持部材5に係合している。パイプ挟持部63は、係合部62と被締結部61とを連結している。パイプ挟持部63と保持部材5との間でパイプ4を挟持し、保持している。
被締結部61は、締結部材15によって、パイプ挟持部63によるパイプ4の挟持方向(Z方向)に締結される。係合部62は、Z方向への移動が規制されるように保持部材5に係合している。
本例の電力変換装置1は、電気自動車やハイブリッド車等の車両に搭載するための車載用電力変換装置である。
図1に示すごとく、本例では、複数の半導体素子2と複数の冷却器3(冷却管)とを積層して積層体10を構成してある。冷却器3の内部には、冷媒12が通る冷媒流路を設けてある。
本例の保持部材5は枠状に形成されている。この枠状の保持部材5の内側に積層体10を配置し、固定して一体化している。
保持部材5は、パイプ4a,4bの延出方向(X方向)における、パイプ4a,4bの配置側に設けられた前方壁部505と、X方向における、前方壁部505を設けた側とは反対側に設けられた後方壁部506とを有する。積層体10と後方壁部506との間には、加圧部材13(板ばね)を配置してある。この加圧部材13によって、積層体10を前方壁部505側に押圧している。これにより、冷却器3と半導体モジュール2との接触圧を確保しつつ、積層体10を保持部材5内に保持している。
図1に示すごとく、パイプ4a,4bの配列方向(Y方向)における、冷却器3の両端部に、連結管14を設けてある。この連結管14によって、X方向に隣り合う2本の冷却器3を連結している。上記導入パイプ4aから冷媒12を導入すると、冷媒12は連結管14を通って全ての冷却器3内を流れ、導出パイプ4bから導出する。これにより、冷媒12と半導体モジュール2との間で熱交換を行って、半導体モジュール2を冷却するようになっている。
上述したように、本例ではクランプ6を使って、パイプ4a,4bを保持部材5に固定してある。クランプ6は、金属製の板を加工して形成したものであり、図7〜図9に示すごとく、被締結部61と、係合部62と、パイプ挟持部63とを備える。被締結部61には、締結部材15(ボルト)を挿入して締結するための締結用挿通孔610を形成してある。
図7に示すごとく、パイプ挟持部63は、パイプ4の外周面に密着するように円弧状に形成されている。X方向における、パイプ挟持部63の両端には、Z方向へ突出した側壁部65が形成されている。この側壁部65によって、パイプ挟持部63の強度を高めている。また、パイプ挟持部63の、X方向における一方の端部には、ロボットチャック64を形成してある。電力変換装置1を製造する際には、機械を使ってロボットチャック64を保持し、クランプ6を保持部材5に固定する工程を行う。
また、パイプ挟持部63には、Z方向に貫通した穴部630を形成してある。これにより、クランプ6を軽量化している。
また、係合部62は、パイプ挟持部63からY方向に突出している。係合部62のX方向長さは、締結用挿通孔610のX方向長さと略等しい。
図4に示すごとく、保持部材5は、締結部材15が螺合する雌螺子部51と、Y方向においてパイプ4の外側に形成された壁部500とを有する。保持部材5のうち雌螺子部51を形成した部位590と、上記壁部500との間に、パイプ4を載置するためのパイプ載置溝50が形成されている。パイプ載置溝50の断面形状は略U字状である。パイプ載置溝50は、パイプ4を保持し、パイプ4のY方向への動きを規制している。パイプ4は、パイプ載置溝50の内側面550に接触している。また、パイプ載置溝50の底部59とパイプ4との間には、僅かな隙間Sが形成されている。
上記壁部500には、Y方向へ貫通した貫通孔52が形成されている(図10参照)。図5、図6に示すごとく、貫通孔52に、係合部62が係合する。この係合した状態において、係合部62の先端620は、壁部500の外面540から、Y方向に僅かに突出している。係合部62は、Z方向において、パイプ載置溝50の底部59から遠ざかる側への移動が規制されるように、貫通孔52に係合している。
雌螺子部51の周囲は、クランプ6の被締結部61が密着するクランプ密着面54になっている。図4に示すごとく、クランプ密着面54は、Z方向におけるパイプ4の頂点49よりも、Z方向において、パイプ載置溝50の底部59に僅かに近い位置に形成されている。
また、クランプ密着面54は、Z方向において、貫通孔52よりも、パイプ載置溝50の底部59から離れた位置に形成されている。
電力変換装置1を製造する際には、上記積層体10を保持部材5内に配置し、図4に示すごとく、パイプ4a,4bをパイプ載置溝50に載置する。その後、図5に示すごとく、クランプ6の係合部62を貫通孔52に係合させる。そして、図6に示すごとく、クランプ6を変形して、被締結部61をクランプ密着面54に接触させる。
この後、上記締結用挿通穴610に締結部材15を挿入し、雌螺子部51に螺合する。上述したように、クランプ密着面54は、Z方向において、パイプ4の頂点49よりも底部59に僅かに近い位置に形成されている。そのため、締結部材15を締結するに伴って、パイプ挟持部63が僅かに変形する。また、締結に伴って、被締結部61はクランプ密着面54に密着する。
一方、図11に示すごとく、本例では、複数の半導体モジュール2を使ってブリッジ回路を構成してある。個々の半導体モジュール2は、図3に示すごとく、半導体素子25(図11参照)を封止する封止部20と、該封止部20から突出する制御端子22およびパワー端子21を備える。パワー端子21には、直流電源8(図11参照)の正電極に接続される正極端子21aと、直流電源8の負電極に接続される負極端子21bと、交流負荷80(図11参照)に接続される交流端子21cとがある。制御端子22は制御回路基板16に接続している。制御回路基板16によって半導体素子25をオンオフ動作させることにより、直流電源8の直流電圧を交流電圧に変換し、交流負荷80を駆動している。
本例の作用効果について説明する。図1、図2に示すごとく、本例では、クランプ6を保持部材5に対してZ方向に固定する部位を2箇所(係合部62および被締結部61)、パイプ4を挟む位置に形成してある。
そのため、パイプ4に対してZ方向に外力が加わっても、クランプ6が変形しにくくなる。したがって、パイプ4をしっかり保持することができ、パイプ4のぐらつきを抑制することができる。そのため、パイプ4に外力が加わったときにパイプ4の根元に応力が発生することを、より抑制しやすくなる。
このように、クランプ6を2箇所で固定することにより、クランプ6の剛性が低くても、パイプ6をしっかりと固定することが可能になる。剛性が低いクランプ6を用いると、図5、図6に示すごとく、締結時にクランプ6を僅かに変形させることができる。したがって、被締結部61がクランプ密着面54に密着しやすくなり、クランプ6を締結する力を強めることができる。
また、本例では、締結部材15を使って被締結部61を保持部材5に締結し、係合部62は、締結部材15を用いることなく保持部材5に係合するようになっている。そのため、締結部材15の使用数を増加させることなく、クランプ6を2箇所で固定できる。したがって、部品点数の増加を抑制でき、電力変換装置1の製造コストを低減することができる。
また、図1に示すごとく、2本のパイプ4は互いに平行である。そして、個々のクランプ6の係合部62は、Y方向において、2本のパイプ4の外側に位置している。
そのため、被締結部61を、Y方向における2本のパイプ4の内側に配置することができ、被締結部61を外側に配置しなくてもすむ。被締結部61は、締結部材15を使って締結されるため、サイズが比較的大きい。そのため、上記構成にすることにより、サイズが大きい被締結部61を2本のパイプ4の外側に配置しなくてもすみ、Y方向における保持部材5の長さを短くすることができる。したがって、電力変換装置1を小型化しやすくなる。
また、本例では図1に示すごとく、2本のパイプ4a,4bが、冷却器3からそれぞれ同一方向に延出している。
したがって、2本のパイプ4a,4bの先端400が互いに近い位置に存在するため、パイプ4a,4bの先端にホースを取り付ける作業を行いやすくなる。
また、図6に示すごとく、本例では、保持部材5の壁部500に、Y方向へ貫通した貫通孔52を形成してある。この貫通孔52に係合部62が係合している。
そのため、壁部500に貫通孔52を形成するだけで、係合部62が係合する部位を簡単に形成することができる。したがって、電力変換装置1の製造工程を簡素にすることができる。
以上のごとく、本発明によれば、パイプを保持する力をより強くすることができる電力変換装置を提供することができる。
なお、本例においては、冷却器3の内部に冷媒流路を形成し、この冷却器3を半導体モジュールに接触させたが、本発明の電力変換装置1は、これに限られるものではない。すなわち、例えば、上記半導体モジュール2に直接冷媒12が接触するように冷媒流路を設けることもできる。
また、本例においては、図1に示すごとく、加圧部材13を後方壁部506と積層体10との間に配したが、これに限るものではなく、前方壁部505と積層体10との間に配してもよい。例えば、導入パイプ4aと導出パイプ4bとの間に加圧部材13を配し、積層体10を後方壁部506側へ押圧するようにしてもよい。
(実施例2)
本例は、保持部材5の形状を変更した例である。図12に示すごとく、本例では、保持部材5の壁部500にスリット53を形成した。スリット53は、X方向へ伸び、かつX方向におけるパイプ4の先端400(図1参照)側に開放している。このスリット53に係合部62が係合している。
係合部62を係合させる際には、図12に示すごとく、まず、クランプ6をパイプ4上に配置する。その後、図13に示すごとく、クランプ6をパイプ4に沿って摺動させる。このようにすると、スリット53が開放している部位530から、係合部62をスリット53に自然に差し入れることが可能になる。そのため、係合部62を係合させる作業を行いやすくなる。
本例では、実施例1のように、パイプ4と壁部500との間の隙間に係合部62を差し込む必要がなく(図5参照)、また、クランプ6を大きく回転させ、変形させる必要もない(図5、図6参照)。そのため、クランプ6の取り付け工程をオートメーション化しやすい。
その他は、実施例1と同様である。また、本例に関する図面に用いた符号のうち、実施例1において用いた符合と同一のものは、特に示さない限り、実施例1と同様の構成要素等を表す。
(実施例3)
本例は、保持部材5の形状を変更した例である。本例では、図14に示すごとく、保持部材5の壁部500にスリット53を形成し、このスリット53に位置決め用の凸部55を設けた。また、クランプ6の係合部62には、凸部55が嵌合する凹部620を形成した。
凸部55は、スリット53の2つの側面531,532のうち、Z方向においてパイプ載置溝50の底部59(図6参照)から遠い側の側面531から、底部59に近い側の側面532に向って突出している。
クランプ6を係合させる際には、実施例2と同様に、クランプ6をパイプ4上に配置し、パイプ4に沿ってクランプ6を摺動させる。そして、スリット53が開放している部位530から、係合部62をスリット53内に差し入れる。その後、凸部55に凹部620を嵌合し、クランプ6の位置決めをする。この後、締結部材15(図13参照)を使って、被締結部61を保持部材5に締結する。
このように、凸部55と凹部620とを形成することにより、クランプ6の位置合わせを正確に行うことが可能になる。そのため、締結用挿通孔610と雌螺子部51との位置合わせをしやすくなり、締結部材15を雌螺子部51に螺合しやすくなる。
その他は、実施例1と同様である。また、本例に関する図面に用いた符号のうち、実施例1において用いた符合と同一のものは、特に示さない限り、実施例1と同様の構成要素等を表す。
(実施例4)
本例は、パイプ4a,4bの向きを変更した例である。図15に示すごとく、本例では、導入パイプ4aと導出パイプ4bとの2本のパイプ4は互いに平行であり、それぞれ互いに反対方向へ延出している。すなわち、本例では、複数の冷却器3のうち、X方向における一端に位置する冷却器3aから、導入管4aがX方向における一方側に延出している。また、複数の冷却器3のうち、X方向における他端に位置する冷却器3bから、導出管4bがX方向における他方側に延出している。
また、クランプ6の被締結部61は、Y方向において、2本のパイプ4a,4bの内側に配されている。すなわち、導出パイプ4bを固定するクランプ6bの被締結部61bは、Z方向から見たときに、導入パイプ4aの中心を通る第1仮想軸線A1と導出パイプ4bとの間に位置している。また、導入パイプ4aを固定するクランプ6aの被締結部61aは、Z方向から見たときに、導出パイプ4bの中心を通る第2仮想軸線A2と導入パイプ4aとの間に位置している。上述したように、被締結部61は、締結部材15を用いて締結するため、比較的大きい。そのため、被締結部61を、2本のパイプ4の外側に配さないようにすることにより、Y方向における保持部材5の長さを短くすることができる。これにより、電力変換装置1を小型化することが可能になる。
その他は、実施例1と同様である。また、本例に関する図面に用いた符号のうち、実施例1において用いた符合と同一のものは、特に示さない限り、実施例1と同様の構成要素等を表す。
(実施例5)
本例は、保持部材5及び冷却器3の形状を変更した例である。図16に示すごとく、本例では、保持部材5の中に冷却器3が一体的に内蔵されている。冷却器3内には、冷媒流路300を形成してある。冷却器3および保持部材5は金属製である。冷却器3の表面には、半導体モジュール2が載置されている。
冷却器3には、導入パイプ4aと導出パイプ4bとを取り付けてある。冷媒12を上記冷媒流路300に流すことにより、半導体モジュール2を冷却するよう構成されている。
保持部材5にはパイプ載置溝50を形成してある。このパイプ載置溝50にパイプ4a,4bを載置し、クランプ6を使って、パイプ4a,4bを保持部材5に固定してある。保持部材5の壁部500には、貫通孔52が形成されている。この貫通孔52に、クランプ6の係合部62が係合している。また、締結部材15を使って、被締結部61を締結してある。これら係合部62と被締結部61との2箇所においてクランプ6を保持部材5に固定し、パイプ4を固定している。
その他は、実施例1と同様である。また、本例に関する図面に用いた符号のうち、実施例1において用いた符合と同一のものは、特に示さない限り、実施例1と同様の構成要素等を表す。
1 電力変換装置
15 締結部材
12 冷媒
2 半導体モジュール
3 冷却器
4 パイプ
4a 導入パイプ
4b 導出パイプ
5 保持部材
6 クランプ
61 被締結部
62 係合部
63 パイプ挟持部

Claims (5)

  1. 半導体素子(25)を内蔵した半導体モジュール(2)と、
    該半導体モジュール(2)を冷却する冷却器(3)と、
    該冷却器(3)に取り付けられ、該冷却器(3)に冷媒(12)を導入する導入パイプ(4a)と、
    上記冷却器(3)に取り付けられ、該冷却器(3)から上記冷媒(12)を導出する導出パイプ(4b)と、
    上記半導体モジュール(2)および上記冷却器(3)を保持する保持部材(5)と、
    上記導入パイプ(4a)と上記導出パイプ(4b)との2本のパイプ(4)をそれぞれ上記保持部材(5)に固定する一対のクランプ(6)とを備え、
    該クランプ(6)は上記パイプ(4)を跨ぐように配置され、該クランプ(6)は、その一端に形成され締結部材(15)によって上記保持部材(5)に締結される被締結部(61)と、他端に形成され上記保持部材(5)に係合する係合部(62)と、上記被締結部(61)と上記係合部(62)とを連結すると共に上記保持部材(5)との間で上記パイプ(4)を挟持して保持するパイプ挟持部(63)とを有し、
    上記被締結部(61)は、上記締結部材(15)によって、上記パイプ挟持部(63)による上記パイプ(4)の挟持方向に締結され、上記係合部(62)は、上記挟持方向への移動が規制されるように上記保持部材(5)に係合していることを特徴とする電力変換装置(1)。
  2. 請求項1に記載の電力変換装置(1)において、上記2本のパイプ(4a,4b)は互いに平行であり、個々の上記クランプ(6)の上記係合部(62)は、上記2本のパイプ(4a,4b)の配列方向において、該2本のパイプ(4a,4b)の外側に位置していることを特徴とする電力変換装置(1)。
  3. 請求項2に記載の電力変換装置(1)において、上記2本のパイプ(4a,4b)は、上記冷却器(3)からそれぞれ同一方向に延出していることを特徴とする電力変換装置(1)。
  4. 請求項2または請求項3に記載の電力変換装置(1)において、上記保持部材(5)は、上記配列方向における上記パイプ(4)の外側に形成された壁部(500)を有し、該壁部(500)に、上記配列方向へ貫通した貫通孔(52)が形成されており、該貫通孔(52)に上記係合部(62)が係合していることを特徴とする電力変換装置(1)。
  5. 請求項2または請求項3に記載の電力変換装置(1)において、上記保持部材(5)は、上記配列方向における上記パイプ(4)の外側に形成された壁部(500)を有し、該壁部(500)にスリット(53)を形成してあり、該スリット(53)は、上記パイプ(4)の延出方向へ伸び、かつ該延出方向における上記パイプ(4)の先端(400)側に開放しており、上記スリット(53)に上記係合部(62)が係合していることを特徴とする電力変換装置(1)。
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