JP2014115679A - 情報読出装置、情報読出方法、情報読出プログラム - Google Patents

情報読出装置、情報読出方法、情報読出プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】電子書籍等において、簡易な処理で柔軟にコンテンツの再生内容を変更する。
【解決手段】配信された複数のコンテンツ情報に優先度が付加された複数の前後コンテンツ候補データを付加し、前記コンテンツ候補データに従って前記コンテンツ情報を順次に表示装置に表示する。また、入力イベント、ユーザ属性、購買情報、所定時刻に基づいて前後コンテンツ候補データのうちから一のデータを選択読み出しし、読み出し順に表示する。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報読出装置、情報読出方法、情報読出プログラムに関する。
電子書籍(でんししょせき)は、古くより存在する紙とインクを利用した印刷物ではなく、電子機器のディスプレイで読むことができる出版物である。電子書籍装置では、ICカードとかCD-ROM等の記憶媒体に記憶された文字情報データ、画像データとか、ネットを介して送信された文字情報データ、画像データを、液晶ディスプレイ装置や有機ELディスプレイ装置に再生表示させて、あたかも書物のように読むものである。しかしながら、従来の技術では、クライアント端末装置が、通信容量などの制限があってサーバ装置からネットを介して送信された分割されたコンテンツデータ、または定期刊行物、新聞の特定の記事のように定期的にネットを介して配信されるコンテンツデータを、連続して表示して、書籍のページとか特定の記事を通読することは困難であった。
特許文献1では、コンピュータが大容量ファイルメモリに雑誌を含む複数冊分の書籍情報を蓄積し、蓄積された書籍情報に含まれる複数冊に跨がる雑誌の連載記事において、次号/前号または連載開始号/最終号の連載記事への移行を行う連載表示処理方式が示されている。
特開平7−230473号公報
ここで、例えば、サーバ装置が新聞記事のコンテンツデータを分割して、ユーザが使用するクライアント端末(情報読出装置)に配信する場合において、サーバ装置が、分割された一部のコンテンツのみを差し替えるために、差し替えるコンテンツデータのみを情報読出装置に配信する場合、特許文献1の技術では、情報読出装置は書籍情報中の対応するコンテンツデータを差し替えられたコンテンツデータに更新する処理が必要になり、複雑な処理を要するという問題があった。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、簡易な処理で柔軟に再生内容を変更することを可能とする技術を提供することを課題とする。
(1)本発明の情報読出装置は前記事情に鑑みなされたもので、複数のコンテンツデータを読み出す情報読出装置であって、前記コンテンツデータに優先度が付された複数の前後コンテンツ候補データが付加されたコンテンツ情報が複数記憶されている記憶部と、前記前後コンテンツ候補データに付された優先度に基づいて、前記前後コンテンツ候補データのうちから一の前後コンテンツ候補データを選択する選択部と、前記選択された前後コンテンツ候補データに基づいて前記コンテンツデータを前記記憶部から読み出す読出部と、を備えることを特徴とする。
(2)(1)に記載の情報読出装置において、前記選択部は、自装置の外部から入力されたコンテンツの配信に関するイベントを示すイベント情報に基づいて、前記前後コンテンツ候補データのうちから一の前後コンテンツ候補データを選択することを特徴とする。
(3)(1)または(2)に記載の情報読出装置において、前記選択部は、所定の時刻になった場合もしくは予め決められた所定の時間を経過した場合に、前記前後コンテンツ候補データのうちから一の前後コンテンツ候補データを選択することを特徴とする。
(4)(1)から(3)のいずれかに記載の情報読出装置において、ユーザの属性情報が記憶されているユーザ属性記憶部を備え、前記選択部は、前記ユーザ属性情報記憶部に記憶されている前記ユーザの属性情報を参照し、該参照したユーザの属性情報に基づいて、前記前後コンテンツ候補データのうちから一の前後コンテンツ候補データを選択することを特徴とする。
(5)本発明の情報読出装置は、複数のコンテンツデータを読み出す情報読出装置であって、前記コンテンツデータに、優先度が付された複数の前後コンテンツ候補データと該コンテンツデータを購買したか否かを示す購買情報とが付加されたコンテンツ情報が複数記憶されている記憶部と、所定のコンテンツデータに関連付けられている前記購買情報を前記記憶部から読み出し、該読み出した購買情報に基づいて、前記前後コンテンツ候補データのうちから一の前後コンテンツ候補データを選択する選択部と、前記選択された前後コンテンツ候補データに基づいて前記コンテンツデータを前記記憶部から読み出す読出部と、を備えることを特徴とする。
(6)(1)から(5)のいずれかに記載の情報読出装置において、前記コンテンツデータを表示する表示部と、前記読出部により読み出されたコンテンツデータの順に、該コンテンツデータを前記表示部に表示させる表示制御部と、を備えることを特徴とする。
(7)本発明の情報読出方法は、コンテンツデータに優先度が付された複数の前後コンテンツ候補データが付加されたコンテンツ情報が複数記憶されている記憶部を備え、複数のコンテンツデータを読み出す情報読出装置が実行するコンテンツ情報読出方法であって、前記前後コンテンツ候補データに付された優先度に基づいて、前記前後コンテンツ候補データのうちから一の前後コンテンツ候補データを選択する選択手順と、前記選択された前後コンテンツ候補データに基づいて前記コンテンツデータを前記記憶部から読み出す読出手順と、を備えることを特徴とする。
(8)本発明の情報読出プログラムは、コンテンツデータに優先度が付された複数の前後コンテンツ候補データが付加されたコンテンツ情報が複数記憶されている記憶部を備え、複数のコンテンツデータを読み出す情報読出装置のコンピュータに、前記前後コンテンツ候補データに付された優先度に基づいて、前記前後コンテンツ候補データのうちから一の前後コンテンツ候補データを選択する選択ステップと、前記選択された前後コンテンツ候補データに基づいて前記コンテンツデータを前記記憶部から読み出す読出ステップと、を実行させるための情報読出プログラムである。
本発明によれば、ユーザの手を煩わすことなく、分割配信とか定期配信の電子書籍データを一つのデータとして、柔軟に切り替え再生することができる。
第1の実施形態における情報読出装置1の概略ブロック図である。 予め記憶部に記憶されているコンテンツ情報の一例を、説明の目的でコンテンツの順番どおりに並べて示す図である。 サーバ装置から追加で配信されたコンテンツ情報C_2´が追加された場合におけるコンテンツの読み取り順番の一例が示された図である。 第1の実施形態における情報読出装置の処理の流れを示したフローチャートである。 第2の実施形態における情報読出装置の概略ブロック図である。 トライアル配信終了前と後のコンテンツ情報の読み取り順番の一例が示された図である。 第2の実施形態における情報読出装置の処理の流れを示したフローチャートである。 第3の実施形態における情報読出装置の概略ブロック図である。 ユーザ属性情報記憶部に記憶されているテーブルT1の一例である。 ユーザの年齢が20歳未満の場合と20歳以上の場合のコンテンツ情報の読み取り順番の一例が示された図である。 第3の実施形態における情報読出装置の処理の流れを示したフローチャートである。 第4の実施形態における情報読出装置の概略ブロック図である。 コンテンツを購買したユーザにおけるコンテンツ情報の読み取り順番の一例が示された図である。 コンテンツを購買していないユーザにおけるコンテンツ情報の読み取り順番の一例が示された図である。 第4の実施形態における情報読出装置の処理の流れを示したフローチャートである。
<第1の実施形態>
図1は、第1の実施形態における情報読出装置1の概略ブロック図である。情報読出装置1は、通信部5と、記憶部6と、制御部10と、表示部8と、入力部7とを備える。ここで、制御部10は、通信制御部11と、読出部12と、表示制御部14と、選択部15とを備える。また選択部15は、遷移先コンテンツ候補情報存在判定部16と、遷移先コンテンツ指定情報抽出部17とを備える。
通信部5は、有線または無線方式で、ネットを介してコンテンツを配信するサーバ装置(図示せず)と通信を行って、サーバ装置から複数のコンテンツ情報C_i(iは正の整数)を受信する。通信部5は、通信制御部11の制御により、受信したコンテンツ情報C_iを記憶部6に記憶する。
入力部7は、例えば、タッチパネルとかキーボートとか、またはその双方を備え、自装置のユーザによる操作によって入力される情報を受け付ける。入力部7は、自装置のユーザの操作により指定されたコンテンツの表示を要求する信号(指定コンテンツ表示要求信号)を受け付け、受け付けた指定コンテンツ表示要求信号を制御部10に出力する。
また、入力部7は、ユーザから入力された次のコンテンツ(例えば、連載記事ならば、次の号の記事)の表示を要求する情報(次コンテンツ表示要求信号)を受け付け、受け付けた次コンテンツ表示要求を制御部10に出力する。
また、入力部7は、ユーザから入力された前のコンテンツ(例えば、連載記事ならば、前の号の記事)の表示を要求する情報(前コンテンツ表示要求信号)を受け付け、受け付けた前コンテンツ表示要求を制御部10に出力する。
制御部10では、入力部7から入力された次コンテンツ表示要求信号または前コンテンツ表示要求信号を、その内部の通信制御部11を介して通信部5へ送り、通信部5は、この信号を無線または有線によりネットを介して外部のサーバへ送信する。
サーバは、該当するコンテンツ情報C_iを、情報読み出し装置1の通信部5へとネットを介して無線または有線により返送する。
通信制御部11は、通信部5の通信を制御して、通信部5により受信されたコンテンツ情報C_iを記憶部6に記憶させる。
読出部12は、入力部7から入力された指定コンテンツ表示要求により指定されたコンテンツの最初のコンテンツデータを読み出す。読出部12は、読み出したコンテンツデータを表示制御部14に出力する。
表示部制御部14は、読出部14から入力されたコンテンツデータを、テキストまたは画像の形式で表示部8に表示するよう制御する。これにより、表示制御部14は、読出部12により読み出されたコンテンツデータを順次、表示部8に表示させることができる。表示部8としては、例えば、液晶ディスプレイ装置、有機ELディプレイ装置を用いることができる。
また、読出部12は、後述する選択部15の遷移先コンテンツ指定情報抽出部17により抽出された直後のコンテンツデータを記憶部6から読み出す。そして、読出部12は、読み出したコンテンツデータを表示制御部14に出力する。表示部制御部14は、読出部14から入力されたコンテンツデータを表示部8に表示するよう制御する。
図2の例を用いて、選択部15の処理について説明する。図2は、予め記憶部6に記憶されているコンテンツ情報の一例を、説明の目的でコンテンツの順番どおりに並べて示す図である。以下、コンテンツ情報とは、特定の日時の特定の新聞の社説とか、政治面の記事とか、社会面の記事とかの、新聞記事の一まとまり毎の情報(一回で完結する一つの記事とか、連載ものの一回分の記事)を想定して説明する。
図2において、一例として、記憶部6に記憶されている新聞記事の一まとまり毎の情報であるコンテンツ情報C_1と、コンテンツ情報C_2と、コンテンツ情報C_3とが読み取り順番通りに向かって左から右方向に示されている。
同図において、各コンテンツ情報C_1、C_2およびC_3には、コンテンツデータである新聞記事の1まとまり毎のコンテンツデータ(例えば、テキストデータ)と、直前と直後のコンテンツデータを識別する前後コンテンツ候補データとが含まれている。
ここでは、前後コンテンツ候補データの一例として、直前のコンテンツデータ(新聞記事のテキストデータ)の候補を識別する番号が格納されている直前コンテンツ候補配列PCC(Previous Contents Candidate)と、直後のコンテンツデータ(新聞記事のテキストデータ)の候補を識別する番号が格納されている直後コンテンツ候補配列NCC(Next Contents Candidate)とが各コンテンツ情報C_i(iは1から3までの整数、「コンテンツ情報の末尾の数字」と言うことがある。)に含まれている。ここで、直前コンテンツ候補配列PCCの各要素を前のコンテンツ候補情報と、直後コンテンツ候補配列NCCの各要素を次のコンテンツ候補情報と定義することとする。
サーバ装置は、コンテンツ情報に含まれる前後コンテンツ候補データをコンテンツ情報に付加し、この付加されたコンテンツ情報にコンテンツを識別するための識別情報であるコンテンツ情報の末尾の数字を付与する。
コンテンツ情報C_1は、最初の新聞記事であるので、前後コンテンツ候補データには直前コンテンツ候補配列PCCが含まれず、直後コンテンツ候補配列NCCのみが含まれている。
ここで、直後コンテンツ候補配列NCCは、nを整数として、n行1列の表で表され、この表の各要素には、コンテンツ情報の末尾の数字が、次に表示されるべきコンテンツ情報として優先度が低いものから高いものへの順に並んでいる。具体的には、1番目の行(一番上の行)には次に表示する、優先度が低いコンテンツ情報C_2の末尾の数字である2が格納され、2番目の行には次に表示する、優先度が高いコンテンツ情報C_2´の末尾の数字である2´が格納されている。
このように、直後コンテンツ候補配列NCCに格納されている次のコンテンツ(一まとまりの新聞記事)を識別する数字は、次に表示する優先度が高いものほど、表の行数が大きい方に、すなわち下の方に、位置する。
コンテンツ情報C_2は、2番目の新聞記事であり、前後コンテンツ候補データには、直前コンテンツ候補配列PCCと直後コンテンツ候補配列NCCの両方が含まれている。
直前コンテンツ候補配列PCCは、優先度が低い順に、直前の新聞記事であるコンテンツ情報C_1を識別するコンテンツ情報の末尾の数字1と、コンテンツ情報C_1´を識別するコンテンツ情報の末尾の数字1´とが格納されている。ただし、図2には、コンテンツ情報C_1´が存在しない場合を示し、コンテンツ情報の末尾の数字1´は示されていない。一方、直後コンテンツ候補配列NCCは、優先度が低い順に、直後の新聞記事であるコンテンツ情報C_3を識別するコンテンツ情報の末尾の数字3と、存在しないコンテンツ情報C_3´を識別するコンテンツ情報の末尾の数字3´が格納されている。ただし、図2には、コンテンツ情報C_3´が存在しない場合を示し、コンテンツ情報の末尾の数字3´は示されていない。
一方、コンテンツ情報C_3は、最後のコンテンツ(新聞記事)なので、前後コンテンツ候補データには、直後コンテンツ候補配列NCCがなく、直前コンテンツ候補配列PCCが含まれる。
ここで、直前コンテンツ候補配列PCCはn行1列の表で表され、この表の要素には、前のコンテンツ(新聞記事)を識別する数字が格納される。すなわち、1番目の行(一番上の行)には直前に表示する優先度が低いコンテンツ情報C_2の末尾の数字2が格納され、2番目の行には直前に表示する優先度が高いコンテンツ情報C_2´の末尾の数字2´が格納されている。
すなわち、直前コンテンツ候補配列PCCにおいて、前のコンテンツ(新聞記事)を識別する数字は、前に表示する優先度が高いものほど、表の行数が大きい箇所に、すなわち下の方に、位置する。
以上の事柄をまとめると、コンテンツ情報に含まれる前のコンテンツ候補情報のそれぞれには優先度が定められている。また、コンテンツ情報に含まれる次のコンテンツ候補情報のそれぞれには優先度が定められている。
最初のコンテンツ情報には、直後コンテンツ候補配列NCCだけが含まれ、最後のコンテンツ情報には、直前コンテンツ候補配列PCCだけが含まれている。従って、各コンテンツ情報において、少なくとも、前のコンテンツ候補情報のそれぞれに優先度が定められているかまたは複数の次のコンテンツ候補情報のそれぞれに優先度が定められている。
また、図2において、矢印A31は、選択部15によりコンテンツ情報C_1の直後コンテンツ候補配列NCCの1行目の要素である2が選択されて、コンテンツ情報C_1からコンテンツ情報C_2に遷移することを意味している。また、矢印A32は、選択部15によりコンテンツ情報C_2の直後コンテンツ候補配列NCCの1行目の要素である3が選択されて、コンテンツ情報C_2からコンテンツ情報C_3に遷移することを意味している。
これにより、読出部12によりコンテンツ情報C_1、コンテンツ情報C_2、コンテンツ情報C_3の順にそれぞれのコンテンツデータが読み取られて、読み取られた順番で、テキスト形式または画像形式で表示部8に表示される。
上述したように、選択部15は、前のコンテンツ候補情報のそれぞれに定められている優先度に基づいて、前のコンテンツ候補情報から一の前のコンテンツ候補情報を選択する。また、選択部15は、次のコンテンツ候補情報のそれぞれに定められている優先度に基づいて、次のコンテンツ候補情報から一の次のコンテンツ候補情報を選択する。
以下、選択部15が備える各部の処理について説明する。
遷移先コンテンツ候補情報存在判定部16は、ユーザの指示により入力部7から次コンテンツ表示要求を受け取ると、現在表示しているコンテンツデータが属するコンテンツ情報に次のコンテンツ候補情報が存在するか否か判定する。また、遷移先コンテンツ候補情報存在判定部16は、ユーザの指示により入力部7から前コンテンツ表示要求を受け取ると、現在表示しているコンテンツデータが属するコンテンツ情報に前のコンテンツ候補情報が存在するか否か判定する。
遷移先コンテンツ候補情報存在判定部16は、次のコンテンツ候補情報が存在しない場合、現在表示部8に表示されているコンテンツデータが最後のコンテンツデータであると判定する。また、遷移先コンテンツ候補情報存在判定部16は、前のコンテンツ候補情報が存在しない場合、現在表示部8に表示されているコンテンツデータが最初のコンテンツデータであると判定する。
一方、遷移先コンテンツ候補情報存在判定部16は、次のコンテンツ候補情報または前のコンテンツ候補情報が存在する場合、それぞれ次のコンテンツ候補情報または前のコンテンツ候補情報が存在する旨の情報を遷移先コンテンツ指定情報抽出部17に出力する。
以下、図2の例を用いて、遷移先コンテンツ候補情報存在判定部16の処理について、説明する。現在、表示部8にコンテンツ情報C_1に含まれるコンテンツデータが表示されていることを前提とする。
遷移先コンテンツ候補情報存在判定部16は、入力部7から次コンテンツ表示要求を受け取ると、現在表示しているコンテンツデータが属するコンテンツ情報C_1に直後コンテンツ候補配列NCCが存在するか否か判定する。図2において、コンテンツ情報C_1には、直後コンテンツ候補配列NCCが存在するので、遷移先コンテンツ候補情報存在判定部16は、次のコンテンツ候補情報が存在すると判定する。
一方、遷移先コンテンツ候補情報存在判定部16は、入力部7から前コンテンツ表示要求を受け取ると、現在表示しているコンテンツデータが属するコンテンツ情報C_1に直前コンテンツ候補配列PCCが存在するか否か判定する。図2において、コンテンツ情報C_1には、直前コンテンツ候補配列PCCが存在しないので、遷移先コンテンツ候補情報存在判定部16は、現在、表示部8に表示されているコンテンツデータが最初のコンテンツデータであると判定する。
続いて、遷移先コンテンツ指定情報抽出部17の処理について説明する。遷移先コンテンツ指定情報抽出部17は、遷移先コンテンツ候補情報存在判定部16から次のコンテンツ候補情報または前のコンテンツ候補情報が存在する旨の情報を受け取る。
まず、遷移先コンテンツ指定情報抽出部17が、次のコンテンツ候補情報が存在する旨の情報を受け取った場合の処理について説明する。遷移先コンテンツ指定情報抽出部17は、次のコンテンツ候補情報が存在する旨の情報を受け取った場合、次のコンテンツ候補情報のうち優先度が高い順に、その次のコンテンツ候補情報が指し示すコンテンツ情報が記憶部6に存在するか否か判定する。
遷移先コンテンツ指定情報抽出部17は、ある優先度の次のコンテンツ候補情報が指し示すコンテンツ情報C_iが存在しない場合、次に優先度が高い次のコンテンツ候補情報が指し示すコンテンツ情報C_iが記憶部6に存在するか判定する。
一方、遷移先コンテンツ指定情報抽出部17は、ある優先度の次のコンテンツ候補情報が指し示すコンテンツ情報C_iが存在する場合、その次のコンテンツ候補情報を次に表示すべきコンテンツ情報C_iであることを示す後コンテンツ指定情報として選択し、選択した後コンテンツ指定情報を読出部12に出力する。
上記、遷移先コンテンツ指定情報抽出部17の処理について、図2の例を用いて具体的に説明する。遷移先コンテンツ指定情報抽出部17は、コンテンツ情報の直後コンテンツ候補配列NCCのうち優先度が高い要素2´が指し示すコンテンツ情報C_2´が記憶部6に存在するか否か判定する。
図2において、コンテンツ情報C_2´が存在しないので、次に遷移先コンテンツ指定情報抽出部17は、直後コンテンツ候補配列NCCのうち優先度が低い要素2が指し示すコンテンツ情報C_2があるか否か判定する。同図において、コンテンツ情報C_2が存在するので、遷移先コンテンツ指定情報抽出部17は、優先度が低い要素2を後コンテンツ指定情報として読出部12に出力する。
これにより、矢印A31が示すように、読出部12は、後コンテンツ指定情報が指し示すコンテンツ情報C_2のコンテンツデータを記憶部6から読み出し、読み出したコンテンツデータを表示制御部14に出力する。そして、表示制御部14は、次に表示すべきコンテンツ情報C_2に含まれるコンテンツデータを表示部8に表示する。
続いて、遷移先コンテンツ指定情報抽出部17が、前のコンテンツ候補情報が存在する旨の情報を受け取った場合の処理について説明する。遷移先コンテンツ指定情報抽出部17は、前のコンテンツ候補情報が存在する旨の情報を受け取った場合、前のコンテンツ候補情報のうち優先度が高い順に、当該次のコンテンツ候補情報が指し示すコンテンツ情報が記憶部6に存在するか否か判定する。
遷移先コンテンツ指定情報抽出部17は、ある優先度の前のコンテンツ候補情報が指し示すコンテンツ情報が存在しない場合、次に優先度が高い前のコンテンツ候補情報が指し示すコンテンツ情報が記憶部6に存在するか判定する。
一方、遷移先コンテンツ指定情報抽出部17は、ある優先度の前のコンテンツ候補情報が指し示すコンテンツ情報が存在する場合、その前のコンテンツ候補情報を次に表示すべきコンテンツ情報であることを示す前コンテンツ指定情報として選択し、選択した前コンテンツ指定情報を読出部12に出力する。これにより、読出部12は、前コンテンツ指定情報が示すコンテンツ情報に含まれるコンテンツデータを記憶部6から読み出し、読み出したコンテンツデータを表示制御部14に出力する。表示制御部41は、読出部12から供給されたコンテンツデータを表示部8に表示するよう制御する。
続いて、コンテンツ(例えば、特定の新聞記事)が配信された後に、何らかの問題(例えば、ある1まとまりの新聞記事に掲載された写真が、他人の肖像権を侵害する場合)が発生したコンテンツのみを差し替える場合における遷移先コンテンツ指定情報抽出部17の処理について、図3の例を用いて説明する。
図3は、サーバ装置から追加で配信されたコンテンツ情報C_2´が追加された場合におけるコンテンツの読み取り順番の一例が示された図である。このコンテンツ情報C_2´は、記憶部6に格納される。図3は、図2に比べて、コンテンツ情報C_2´が追加されたものになっている。
図3において、矢印A33は、選択部15によりコンテンツ情報C_1の直後コンテンツ候補配列NCCの表の2行目の要素である2´が選択されて、コンテンツ情報C_1からコンテンツ情報C_2´に遷移することを意味している。また、矢印A34は、選択部15によりコンテンツ情報C_2´の直後コンテンツ候補配列NCCの1行目の要素である3が選択されて、コンテンツ情報C_3に遷移することを意味している。
これにより、読出部12によりコンテンツ情報C_1、コンテンツ情報C_2´、コンテンツ情報C_3の順にそれぞれのコンテンツデータが記憶部6から読み取られ、表示制御部14を介して表示部8に入力されて、それぞれのコンテンツ情報に含まれるコンテンツデータがその順番で表示部8に表示される。
また、図3において、直前コンテンツ候補配列PCCの表において1番目および2番目の要素の数はそれぞれ2であり、また、直後コンテンツ候補配列NCCの表において1番目および2番目の要素の数はそれぞれ3である。すなわち、コンテンツ情報C_2の直前コンテンツ候補配列PCCの要素の数および直後コンテンツ候補配列NCCの要素の数は1であるのに対し、新たに配信されたコンテンツ情報C_2´の直前コンテンツ候補配列PCCの要素および直後コンテンツ候補配列NCCの要素の数は2である。
このように、新しく配信されたコンテンツ情報ほど、当該コンテンツ情報に含まれる直前コンテンツ候補配列PCCの要素の数および直後コンテンツ候補配列NCCの要素の数が多くなる。
これにより、読出部12は、2番目のコンテンツデータを単独で読み出す際に、コンテンツ情報C_2とコンテンツ情報C_2´のうちで、直前コンテンツ候補配列PCCの要素の数または直後コンテンツ候補配列NCCの要素の数が多いコンテンツ情報C_2´を抽出し、抽出したコンテンツ情報C_2´に含まれるコンテンツデータを読み出す。すなわち、読出部12は、コンテンツ情報C_iの末尾の数字が同じコンテンツ情報のうちから、直前コンテンツ候補配列PCCの要素の数または直後コンテンツ候補配列NCCの要素の数が多いコンテンツ情報C_iを最も新しく配信されたコンテンツ情報C_iとして抽出する。そして、読出部12は、抽出したコンテンツ情報C_iに含まれるコンテンツデータを読み出すことにより、常に最新のコンテンツデータを記憶部6から読み出すことができる。
通信部5は、自装置の外部にあるサーバ装置からコンテンツ情報C_2´を受信し、通信制御部11は、受信されたコンテンツ情報C_2´を記憶部6に記憶させる。
以下、表示部8にコンテンツ情報C_1のコンテンツデータが表示されているという前提で説明する。
入力部7は、ユーザから次のコンテンツ(例えば、新聞記事)の表示を要求する情報(次コンテンツ表示要求)を受け付け、受け付けた次コンテンツ表示要求を制御部10に出力する。
遷移先コンテンツ候補情報存在判定部16は、図3におけるコンテンツ情報C_1に直後コンテンツ候補配列NCCが存在するので、次のコンテンツ候補情報が存在する旨の情報を遷移先コンテンツ指定情報抽出部17に出力する。
遷移先コンテンツ指定情報抽出部17は、遷移先コンテンツ候補情報存在判定部16から次のコンテンツ候補情報が存在する旨の情報を受け取ると、記憶部6を参照して直後コンテンツ候補配列NCCのうち優先度が最も高い2行目の要素2´が示すコンテンツ情報C_2´が記憶部6に存在するか否か判定する。図3の場合、コンテンツ情報C_2´が存在するので、遷移先コンテンツ指定情報抽出部17は、要素2´を後コンテンツ指定情報として読出部12に出力する。
これにより、読出部12は、後コンテンツ指定情報に従って、コンテンツ情報C_2´に含まれるコンテンツデータを記憶部6から読み出し、読み出したコンテンツデータを表示制御部14に出力する。そして、表示制御部14は、読出部12から入力されたコンテンツデータを表示部8に表示するよう制御する。
図4は、第1の実施形態における情報読出装置1の処理の流れを示したフローチャートである。同図において、コンテンツ情報C_1〜C_3と、差し替え用のコンテンツ情報C_2´とが記憶部6に記憶されていることを前提にして、情報読出装置1が最初のコンテンツ情報C_1から最後のコンテンツ情報C_3までのコンテンツデータを表示する処理を説明する。
まず、入力部7は、指定コンテンツ表示要求を受信する。そして、通信制御部11は、通信部5により受信された差し替え用のコンテンツ情報C_2´を記憶部6に記憶させる(ステップS101)。
次に、読出部12は、最初のコンテンツ情報C_1に含まれるコンテンツデータを読み出す(ステップS102)。次に、表示制御部14は、読み出したコンテンツデータを表示部8に表示させる(ステップS103)。
次に、制御部10は、入力部7により次コンテンツ表示要求が受信されたか否か判定する(ステップS104)。入力部7により次コンテンツ表示要求が受信されていない場合(ステップS104 NO)、制御部10は、入力部7により次コンテンツ表示要求が受信されたか否か監視を続ける。一方、入力部7により次コンテンツ表示要求が受信された場合(ステップS104 YES)、読出部12は、現在表示しているコンテンツデータが属するコンテンツ情報に含まれている前後コンテンツ候補データを参照する(ステップS105)。
次に、遷移先コンテンツ候補情報存在判定部16は、次のコンテンツ候補情報が存在するか否か判定する(ステップS106)。次のコンテンツ候補情報が存在する場合、遷移先コンテンツ指定情報抽出部17は、次のコンテンツ候補情報のうち優先度が高い次のコンテンツ候補情報が指し示すコンテンツ情報が存在するか否か判定する(ステップS107)。
優先度が高い次のコンテンツ候補情報が指し示すコンテンツ情報が存在する場合(ステップS107 YES)、遷移先コンテンツ指定情報抽出部17は、優先度が高い次のコンテンツ候補情報を選択し(ステップS108)、ステップS110の処理に進む。一方、優先度が高い次のコンテンツ候補情報が指し示すコンテンツ情報が存在しない場合(ステップS107 NO)、遷移先コンテンツ指定情報抽出部17は、優先度が低い次のコンテンツ候補情報を選択し(ステップS109)、ステップS110の処理に進む。
次に、ステップS110において、読出部12は、選択された次のコンテンツ候補情報が指定するコンテンツ情報に含まれるコンテンツデータを読み出し、ステップS103の処理に進む。
ステップS106において、次のコンテンツ候補情報が存在しない場合(ステップS106 NO)、遷移先コンテンツ候補情報存在判定部16は、読み出したコンテンツデータが最後のコンテンツデータであると判定する(ステップS111)。以上で、本フローチャートの処理を終了する。
以上、本実施形態の情報読出装置1は、サーバ装置から受信したコンテンツ情報に含まれる次のコンテンツ候補情報のそれぞれに付された優先度に基づいて、次のコンテンツ候補情報のうちから次のコンテンツ候補情報を選択する。そして、情報読出装置1は、選択された次のコンテンツ候補情報に基づいて、コンテンツデータを読み出す。
これにより、情報読出装置1は、次のコンテンツ候補情報のそれぞれに付された優先度に基づいてコンテンツデータを読み取る順番を変更することができる。情報処理装置1は、新たにコンテンツデータを読み取る順番を変更する専用の処理を追加で行う必要がないので、情報読出装置1は、従来に比べてコンテンツの読み取り順番を変更する際の処理量を削減することができる。
また、本実施形態の情報読出装置1は、一連のコンテンツデータを受信した後に、そのコンテンツデータの一部を差し替えるための差し替え用のコンテンツデータを受信した場合、ユーザの操作手順を変更する事なく、差し替え用のコンテンツデータを表示するようにすることができるので、ユーザの手を煩わせることがないという利点を有する。
また、本実施形態の情報読出装置1は、自装置が既に受信したコンテンツデータ自体を書き換えることなく、差し替え用のコンテンツデータを表示するようにすることができるので、ユーザが知らないうちに記憶部6に記憶されたデータが書き換えられるということがないという利点を有する。
なお、本実施形態における情報読出装置1は、コンテンツ情報に含まれる前のコンテンツ候補情報のそれぞれに付された優先度に基づいて、当該前のコンテンツ候補情報のうちから前のコンテンツ候補情報を選択してもよい。これにより、情報読出装置1は、あるコンテンツデータより前に表示するコンテンツデータのうち優先度の高いコンテンツデータを読み出し、読み出した優先度の高いコンテンツデータを表示部8に表示することができる。
以上の事柄をまとめると、本実施形態における情報読出装置1では、前記前のコンテンツ候補情報のそれぞれ、または前記次のコンテンツ候補情報のそれぞれの少なくともいずれか一方に優先度が定められている。そして、選択部15は、優先度に基づいて、前のコンテンツ候補情報のうちから一の前のコンテンツ候補情報を選択すること、もしくは次のコンテンツ候補情報のうちから一の次のコンテンツ候補情報を選択することのうち少なくともいずれか一方を行う。また、コンテンツデータの一部を差し替えるための差し替え用のコンテンツデータを受信した場合、ユーザの操作手順を変更する事なく、差し替え用のコンテンツデータを表示するようにすることができる。
<第2の実施形態>
続いて、第2の実施形態における情報読出装置1bについて説明する。図5は、第2の実施形態における情報読出装置1bの概略ブロック図である。なお、図1と共通する要素には同一の符号を付し、その具体的な説明を省略する。図5の情報読出装置1bの構成は、図1の情報読出装置1の構成に対して、通信部5が通信部5bに変更され、制御部10内の選択部15の遷移先コンテンツ指定情報抽出部17が、制御部10b内の選択部15bの遷移先コンテンツ指定情報抽出部17bに変更されたものとなっている。
通信部5bは、外部のサーバからコンテンツの配信に関するイベントを示すイベント情報I(例えば、トライアル記事(試読記事)の配信期間が終了したことを示す情報)の信号を受信し、制御部10bに出力する。制御部10bは、このイベント情報Iを表示部8に出力して、テキストの形式で表示させる。これにより、制御部10bは、例えば、トライアル記事の配信期間が終了したことを表示部8に表示させることができる。
また、制御部10bは、受信したイベント情報Iを選択部15bの後述する遷移先コンテンツ指定情報抽出部17bに出力する。本実施形態では、一例として、イベント情報Iをトライアル記事(試読記事)の配信終了を示す情報として、以下説明する。
なお、イベント情報Iとは、連載ものの初号のトライアル記事(試読記事)の配信を示す情報であってもよい。トライアル記事を通読することは無料であるが、そのトライアル記事の初号に続けて次号からも通読することは有料または無料の何れでもよい。
遷移先コンテンツ指定情報抽出部17bは、通信部5bから供給されたイベント情報Iに基づいて、次のコンテンツ候補情報のうちから一の次のコンテンツ候補情報を選択する。遷移先コンテンツ指定情報抽出部17bは、選択した一の次のコンテンツ候補情報を読出部12に出力する。
上記、遷移先コンテンツ指定情報抽出部17bの処理について、図6の例を用いて説明する。図6は、トライアル配信終了前と後のコンテンツ情報の読み取り順番を示す。図6において、記憶部6に記憶されている新聞記事の一まとまり毎の情報であるコンテンツ情報C_4と、コンテンツ情報C_5と、コンテンツ情報C_6とが読み取り順番通りに向かって左から右方向に示されている。コンテンツ情報C_4と、コンテンツ情報C_5と、コンテンツ情報C_6は、連続する読みものである。ただし、コンテンツ情報C_5は、トライアル配信期間のみ無料で配信され、トライアル配信期間終了後はユーザがコンテンツ情報C_5を購入しない限り、表示されなくなるものである。このような方式は、特にコンテンツ情報C_5が順次更新されていく場合に有益である。
通信部5によりイベント情報Iの一例であるトライアル配信終了を示す情報の信号が受信される前は、コンテンツ情報C_4に含まれる直後コンテンツ候補配列NCCの要素のうち、優先度が高い2行目の要素5が選択されて、矢印A51に示されるように、次にコンテンツ情報C_5に含まれるコンテンツデータが読出部12により読み出される。
続いて、コンテンツ情報C_5に含まれる直後コンテンツ候補配列NCCの要素6が選択されて、矢印A52に示されるように、コンテンツ情報C_5の次にコンテンツ情報C_6に含まれるコンテンツデータが読出部12により読み出される。
このように、トライアル配信終了を示す情報の信号が受信される前におけるコンテンツデータの読み出し順番は、コンテンツ情報C_4、コンテンツ情報C_5、コンテンツ情報C_6の順番である。
一方、通信部5によりトライアル配信終了を示す情報の信号が受信された後は、コンテンツ情報C_4に含まれる直後コンテンツ候補配列NCCの要素のうち、優先度が低い1行目の要素6が選択されて、矢印A53に示されるように、次にコンテンツ情報C_6に含まれるコンテンツデータが読出部12により読み出される。このように、トライアル配信終了を示す情報が受信された後におけるコンテンツデータの読み出し順番は、コンテンツ情報C_4、コンテンツ情報C_6の順番である。
以下、上記の処理を行う際の情報読出装置1bの動作について説明する。通信部5は、トライアル配信終了を示す情報の信号を受信した場合、トライアル配信終了を示す情報を制御部10bに出力する。
表示部8にコンテンツ情報C_4のコンテンツデータが表示されている場合に、入力部7が次のコンテンツ表示要求信号を受信すると、入力部7は、次のコンテンツ表示要求信号を制御部10bに出力する。
遷移先コンテンツ指定情報抽出部17bは、コンテンツ情報C_4に含まれる直後コンテンツ候補配列NCCの要素のうち、優先度が低い1行目の要素6を選択し、選択した要素6を示す情報を読出部12に出力する。読出部12は、要素6を示す情報が指し示すコンテンツ情報C_6に含まれるコンテンツデータを記憶部6から読み出し、読み出したコンテンツデータを表示制御部14に出力する。表示制御部14は、読出部12から供給されたコンテンツデータを表示部8に表示するよう制御する。
このようにすることにより、情報読出装置1bは、トライアル配信期間はコンテンツ情報C_5に含まれるコンテンツデータを表示することができるようにしておいて、トライアル配信期間終了後には、コンテンツ情報C_5に含まれるコンテンツデータを表示することができないようにすることができる。
図7は、第2の実施形態における情報読出装置1bの処理の流れを示したフローチャートである。同図において、コンテンツ情報C_4〜C_6が記憶部6に記憶されていることを前提にして、情報読出装置1bが最初のコンテンツ情報C_4から最後のコンテンツ情報C_6までのコンテンツデータを表示する処理を説明する。
ステップS201からステップS206までの処理およびステップS211の処理は、それぞれ図4のステップS101からステップS106までの処理およびステップS111の処理と同一であるので、その説明を省略する。
ステップS206において、次のコンテンツ候補情報が存在する場合(ステップS206 YES)、遷移先コンテンツ指定情報抽出部17bは、通信部5bによりイベント情報Iが受信されたか否か判定する(ステップS207)。通信部5bによりイベント情報Iが受信された場合(ステップS207 YES)、遷移先コンテンツ指定情報抽出部17bは、優先度の高い次のコンテンツ候補情報を選択し(ステップS208)、ステップS210の処理に進む。
一方、通信部5bによりイベント情報Iが受信されていない場合(ステップS207 NO)、遷移先コンテンツ指定情報抽出部17bは、優先度の低い次のコンテンツ候補情報を選択し(ステップS209)、ステップS210の処理に進む
ステップS210において、読出部12は、選択された次のコンテンツ候補情報が指定するコンテンツ情報に含まれるコンテンツデータを読み出し、ステップS203の処理に戻る。
以上、第2の実施形態における情報読出装置1bは、自装置の外部から入力されたイベント情報Iに基づいて、次のコンテンツ候補情報のうちから一の次のコンテンツ候補情報を選択する。そして、情報読出装置1bは、選択された次のコンテンツ候補情報が示すコンテンツ情報に含まれるコンテンツデータを記憶部6から読み出し、読み出したコンテンツデータを表示部8に表示させる。
これにより、情報読出装置1bは、イベント情報Iに基づいて、コンテンツデータを読み取る順番を変更することができるので、情報処理装置1bは、新たにコンテンツデータを読み取る順番を変更する専用の処理を追加で行う必要がない。その結果、情報読出装置1は、コンテンツの読み取り順番を変更する際の処理量を削減することができる。
また、本実施形態の情報読出装置1bは、一連のコンテンツデータを受信した後に、イベント情報Iを受信した場合、ユーザの操作手順を変更する事なく、コンテンツデータの表示順を変更することができるので、ユーザの手を煩わせることがないという利点を有する。
なお、本実施形態における情報読出装置1bは、イベント情報Iに基づいて、当該次のコンテンツ候補情報のうちから次のコンテンツ候補情報を選択することを示したが、これに限らず、イベント情報Iに基づいて、当該前のコンテンツ候補情報のうちから前のコンテンツ候補情報を選択してもよい。これにより、情報読出装置1bは、イベント情報Iに基づいて、あるコンテンツデータより前に表示するコンテンツ情報C_iを選択し、選択したコンテンツ情報C_iに含まれるコンテンツデータを記憶部6から読み出し、読み出したコンテンツデータを表示部8に表示することができる。
以上の事柄をまとめると、本実施形態における情報読出装置1bの選択部15bは、自装置の外部から入力されたコンテンツに関するイベントを示すイベント情報Iに基づいて、前記前のコンテンツ候補情報のうちから一の前のコンテンツ候補情報を選択すること、もしくは前記次のコンテンツ候補情報のうちから一の次のコンテンツ候補情報を選択することのうち少なくともいずれか一方を行う。
なお、本実施形態における情報読出装置1bの選択部15bは、所定の時刻になった場合もしくは予め決められた所定の時間を経過した場合に、前のコンテンツ候補情報のうちから一の前のコンテンツ候補情報を選択すること、もしくは次のコンテンツ候補情報のうちから一の次のコンテンツ候補情報を選択することのうち少なくともいずれか一方を行ってもよい。
<第3の実施形態>
続いて、第3の実施形態における情報読出装置1cについて説明する。
図8は、第3の実施形態における情報読出装置1cのブロック構成図である。なお、図1と共通する要素には同一の符号を付し、その具体的な説明を省略する。図8の情報読出装置1cの構成は、図1の情報読出装置1の構成に対して、制御部10内の選択部15の遷移先コンテンツ指定情報抽出部17が、制御部10c内の選択部15cの遷移先コンテンツ指定情報抽出部17cに変更され、ユーザ属性情報記憶部18が追加されたものとなっている。
ユーザ属性情報記憶部18には、ユーザに固有の識別情報とユーザの属性情報(例えば、ユーザの年齢、ユーザの性別)とが関連付けられて記憶されている。また、ユーザ属性情報記憶部18には、現在、情報読出装置1cを使用しているユーザの識別情報が記憶されている。ユーザ属性情報記憶部18に記憶されているユーザの属性情報について図9の例を用いて説明する。
図9は、ユーザ属性情報記憶部18に記憶されているテーブルT1の一例である。同図において、ユーザに固有の識別情報であるユーザIDと、ユーザの属性情報の一例であるユーザの年齢と、ユーザの属性情報の一例であるユーザの性別とが関連付けられている。例えば、ユーザIDが00000001の者は、年齢が25歳であり、性別は男性である。
図8に戻って、遷移先コンテンツ指定情報抽出部17cは、ユーザ属性情報記憶部18に記憶されているユーザの属性情報を参照し、該参照したユーザの属性情報に基づいて、次のコンテンツ候補情報のうちから一つの次のコンテンツ候補情報を選択する。
上記遷移先コンテンツ指定情報抽出部17cの処理を、図10の例を用いて説明する。図10は、ユーザの年齢が20歳未満の場合と20歳以上の場合のコンテンツ情報の読み取り順番の一例が示された図である。
図10において、一例として、記憶部6に記憶されている新聞記事の一まとまり毎の情報であるコンテンツ情報C_7と、コンテンツ情報C_8と、コンテンツ情報C_9とが一つの読み取り順番通りに向かって左から右方向に示されている。また、コンテンツ情報C_8の下には、コンテンツ情報C_8´が示されており、コンテンツ情報C_7と、コンテンツ情報C_8´と、コンテンツ情報C_9とが別の一つの読み取り順番通りに向かって左から右方向に示されている。
同図において、コンテンツ情報C_7に含まれる直後コンテンツ候補配列NCCの1行目には、数字8が格納されている。この数字8は、ユーザの年齢が20歳未満の場合に選択される次のコンテンツ候補情報である。コンテンツ情報C_7に含まれる直後コンテンツ候補配列NCCの2行目には、数字8にダッシュ符号´が右肩に付されたものが格納されている。この記号は、ユーザの年齢が20歳以上の場合に選択される次のコンテンツ候補情報である。
同図において、ユーザの年齢が20歳未満の場合、コンテンツ情報C_7に含まれる直後コンテンツ候補配列NCCの1番目の行の要素8が遷移先コンテンツ指定情報抽出部17cにより選択され、矢印A61に示されるように、次に読み出すコンテンツデータはコンテンツ情報C_8のコンテンツデータとなる。更に、コンテンツ情報C_8に含まれる直後コンテンツ候補配列NCCの要素9が遷移先コンテンツ指定情報抽出部17cにより選択され、矢印A62に示されるように、次に読み出すコンテンツデータはコンテンツ情報C_9のコンテンツデータが選択される。
一方、ユーザの年齢が20歳以上の場合、コンテンツ情報C_7に含まれる直後コンテンツ候補配列NCCの2番目の行の要素8´が遷移先コンテンツ指定情報抽出部17cにより選択され、矢印A63に示されるように、次に読み出すコンテンツデータはコンテンツ情報C_8´のコンテンツデータとなる。更に、コンテンツ情報C_8´に含まれる直後コンテンツ候補配列NCCの要素9が遷移先コンテンツ指定情報抽出部17cにより選択され、矢印A64に示されるように、次に読み出すコンテンツデータはコンテンツ情報C_9のコンテンツデータとなる。
図10の例において、遷移先コンテンツ指定情報抽出部17cは、ユーザ属性情報記憶部18を参照して、現在情報読出装置1cを使用しているユーザの識別情報を読み出す。そして、遷移先コンテンツ指定情報抽出部17cは、現在情報読出装置1cを使用しているユーザの識別情報に対応するユーザの年齢を示す情報を読み出す。
遷移先コンテンツ指定情報抽出部17cは、読み出したユーザの年齢が20歳未満の場合、直後コンテンツ候補配列NCCの1行目の要素を選択する。一方、遷移先コンテンツ指定情報抽出部17cは、読み出したユーザの年齢が20歳以上の場合、直後コンテンツ候補配列NCCの2行目の要素を選択する。遷移先コンテンツ指定情報抽出部17cは、選択した要素を示す情報を読出部12に出力する。
図11は、第3の実施形態における情報読出装置の処理の流れを示したフローチャートである。同図において、コンテンツ情報C_7〜C_9が記憶部6に記憶されていることを前提にして、情報読出装置1cが最初のコンテンツ情報C_7から最後のコンテンツ情報C_9までのコンテンツを表示する処理を説明する。
ステップS301からステップS306までの処理およびステップS311の処理は、それぞれ図4のステップS101からステップS106までの処理およびステップS111の処理と同一であるので、その説明を省略する。
ステップS306において、次のコンテンツ候補情報が存在する場合(ステップS306 YES)、遷移先コンテンツ指定情報抽出部17cは、ユーザの年齢が20歳以上か否か判定する(ステップS307)。ユーザの年齢が20歳以上の場合(ステップS307 YES)、遷移先コンテンツ指定情報抽出部17cは、後コンテンツ候補配列の2行目の要素を選択し(ステップS308)、ステップS310の処理に進む。
一方、ユーザの年齢が20歳未満の場合(ステップS307 NO)、遷移先コンテンツ指定情報抽出部17cは、後コンテンツ候補配列の1行目の要素を選択し(ステップS309)、ステップS310の処理に進む。
ステップS310において、読出部12は、選択された次のコンテンツ候補情報が指定するコンテンツ情報を読み出し、ステップS303の処理に戻る。以上で、本フローチャートの説明を終了する。
以上、第3の実施形態における情報読出装置1cは、自装置を現在使用しているユーザの属性である年齢に基づいて、次のコンテンツ候補情報のうちから一の次のコンテンツ候補情報を選択する。そして、情報読出装置1cは、選択された次のコンテンツ候補情報が示すコンテンツ情報を記憶部6から読み出し、読み出したコンテンツ情報に含まれるコンテンツデータを表示部8に表示させる。
これにより、情報読出装置1cは、自装置を現在使用しているユーザの年齢が20歳以上であれば成人向けコンテンツを表示し、ユーザの年齢が20歳未満であれば未成年向けコンテンツを表示することができる。その結果、情報読出装置1cは、簡単な処理で、ユーザの手を煩わせることなく、ユーザの年齢に適した情報を表示することができる。
なお、本実施形態における情報読出装置1cは、自装置を現在使用しているユーザの年齢に基づき、表示するコンテンツデータを切り替えたがこれに限らず、ユーザの性別など他のユーザ属性情報に基づき、表示するコンテンツデータを切り替えてもよい。
これにより、情報読出装置1cは、自装置を現在使用しているユーザの属性情報に基づいて、表示するコンテンツの内容を変更することができるので、ユーザ毎にユーザに適した情報を提供することができる。
また、本実施形態における遷移先コンテンツ指定情報抽出部17cは、前のコンテンツデータを読み出すときには、ユーザの属性情報に基づいて、前のコンテンツ候補情報のうちから一の前のコンテンツ候補情報を選択してもよい。
すなわち、選択部15cの遷移先コンテンツ指定情報抽出部17cは、ユーザ属性情報記憶部18に記憶されているユーザの属性情報を参照し、該参照したユーザの属性情報に基づいて、前のコンテンツ候補情報のうちから一の前のコンテンツ候補情報を選択すること、もしくは次のコンテンツ候補情報のうちから一の次のコンテンツ候補情報を選択することのうち少なくともいずれか一方を行う。
<第4の実施形態>
続いて、第4の実施形態における情報読出装置1dについて説明する。
図12は、第4の実施形態における情報読出装置1dの概略ブロック図である。なお、図1と共通する要素には同一の符号を付し、その具体的な説明を省略する。図12の情報読出装置1dの構成は、図1の情報読出装置1の構成に対して、記憶部6が記憶部6dに変更され、制御部10内の選択部15の遷移先コンテンツ指定情報抽出部17が、制御部10d内の選択部15dの遷移先コンテンツ指定情報抽出部17dに変更されたものとなっている。
本実施形態では、情報読出装置1dの外部にあるサーバ装置が、ユーザの購買情報を一元管理している。そして、サーバ装置が、所定のコンテンツ(例えば、連載記事の所定の号の記事または新聞内の経済面の記事)毎に、当該コンテンツデータをユーザが購買したか否かを示す購買情報を含むコンテンツ情報を、インターネットを介して情報読出装置1dに配信する。
それにより、記憶部6dには、コンテンツ情報毎に、前のコンテンツ候補情報と次のコンテンツ候補情報とを含む接続情報とコンテンツデータと当該コンテンツデータを購買したか否かを示す購買情報とが関連付けられて記憶されている。
遷移先コンテンツ指定情報抽出部17dは、所定のコンテンツデータに関連付けられている購買情報を記憶部6dから読み出し、該読み出した購買情報に基づいて、次のコンテンツ候補情報のうちから一の次のコンテンツ候補情報を選択する。
上記、遷移先コンテンツ指定情報の処理を、図13および図14の例を用いて説明する。図13は、コンテンツを購買したユーザにおけるコンテンツ情報の読み取り順番の一例が示された図である。
図13において、一例として、コンテンツ情報C_10と、コンテンツ情報C_11と、コンテンツ情報C_12とが読み取り順番通りに向かって左から右方向に示されている。コンテンツ情報C_10、コンテンツ情報C_11、コンテンツ情報C_12は、例えば、定期的に発行される雑誌の各号に連載された連載記事である。同図において、各コンテンツ情報(C_10、C_11,C_12)には、コンテンツデータと、前後コンテンツ候補データと、購買情報とが含まれている。ここで、自装置のユーザが各コンテンツを既に購入しているので、各コンテンツ情報における購買情報が1となっている。ユーザが購買していない場合には、購買情報は0となっている。
購買情報が1となっている場合、遷移先コンテンツ指定情報抽出部17dにより前コンテンツ候補配PCCの2行目の要素または直後コンテンツ候補配列NCCの2行目の要素が選択される。
同図において、遷移先コンテンツ指定情報抽出部17dによりコンテンツ情報C_10における直後コンテンツ候補配列NCCの2行目の要素が選択されて、矢印A71に示すように、読出部12は、コンテンツ情報C_10の次にコンテンツ情報C_11を読み出す。
そして、遷移先コンテンツ指定情報抽出部17dによりコンテンツ情報C_11における直後コンテンツ候補配列NCCの2行目の要素が選択されて、矢印A72に示すように、読出部12は、コンテンツ情報C_11に含まれるコンテンツデータの次にコンテンツ情報C_12に含まれるコンテンツデータを読み出す。
これにより、読出部12は、コンテンツ情報C_10、コンテンツ情報C_11、コンテンツ情報C_12の順にそれぞれのコンテンツ情報に含まれるコンテンツデータを読み出す。
図14は、コンテンツを購買していないユーザにおけるコンテンツ情報の読み取り順番の一例が示された図である。同図において、各コンテンツ情報(C_10、C_11,C_12)には、コンテンツデータと、前後コンテンツ候補データと、購買情報とが含まれている。ここで、各コンテンツ情報において、自装置のユーザが各コンテンツを購入したので、購買情報が0となっている。
購買情報が0となっている場合、遷移先コンテンツ指定情報抽出部17dにより直前コンテンツ候補配列PCCの1行目の要素または直後コンテンツ候補配列NCCの1行目の要素が選択される。
同図において、遷移先コンテンツ指定情報抽出部17dによりコンテンツ情報C_10における直後コンテンツ候補配列NCCの1行目の要素0が選択される。要素0が示すコンテンツ情報は存在しないので、遷移先コンテンツ指定情報抽出部17dはコンテンツが購買されていない旨の情報を読出部12に出力し、この情報を表示部8に表示する。
読出部12は、コンテンツが購買されていない旨の情報を受け取ると、次のコンテンツ情報を読み出すことなく、遷移先コンテンツ指定情報抽出部17dから供給されたコンテンツが購買されていない旨の情報を表示制御部14に出力する。そして、表示制御部14は、購買しないと閲覧できない旨を表示部8に表示させる。
図15は、第4の実施形態における情報読出装置1dの処理の流れを示したフローチャートである。図において、コンテンツ情報C_10〜C_12が記憶部6dに記憶されていることを前提にして、情報読出装置1dが最初のコンテンツ情報C_10から最後のコンテンツ情報C_12までのコンテンツを表示する処理を説明する。
ステップS401からステップS406までの処理およびステップS412の処理は、それぞれ図4のステップS101からステップS106までの処理およびステップS111の処理と同一であるので、その説明を省略する。
ステップS406において、次のコンテンツ候補情報が存在する場合(ステップS406 YES)、遷移先コンテンツ指定情報抽出部17dは、購買情報に基づいて、自装置のユーザがコンテンツを購買したか否か判定する(ステップS407)。ユーザが既にコンテンツを購買していた場合(ステップS407 YES)、遷移先コンテンツ指定情報抽出部17dは、直後コンテンツ候補配列NCCの2行目の要素(次のコンテンツ候補情報)を選択する(ステップS408)。そして、遷移先コンテンツ指定情報抽出部17dは、選択された直後コンテンツ候補情報が指し示すコンテンツ情報を読み出し(ステップS409)、ステップS403の処理に戻る。
一方、ユーザが未だコンテンツを購買していない場合(ステップS407 YNO)、遷移先コンテンツ指定情報抽出部17dは、後コンテンツ候補配列の1行目の要素を選択する(ステップS410)。そして、表示制御部14は、購買しないと閲覧できない旨を表示部8に表示させる(ステップS411)。以上で、本フローチャートの処理を終了する。
以上、第4の実施形態における情報読出装置1dは、所定のコンテンツデータに関連付けられている購買情報を記憶部6dから読み出し、該読み出した購買情報に基づいて、次のコンテンツ候補情報のうちから一の次のコンテンツ候補情報を選択する。これにより、情報読出装置1dは、購買したユーザに対してのみ、次のコンテンツデータを表示することができる。
なお、選択部15dの遷移先コンテンツ指定情報抽出部17dは、次にコンテンツデータを読み出す際に、購買情報に基づいて次のコンテンツ候補情報のうちから一の次のコンテンツ候補情報を選択したが、これに限らず、前のコンテンツデータを読み出す際に、購買情報に基づいて前のコンテンツ候補情報のうちから一の前のコンテンツ候補情報を選択してもよい。これにより、情報読出装置1dは、購買したユーザに対してのみ、前のコンテンツデータを表示することができる。
すなわち、選択部15dの遷移先コンテンツ指定情報抽出部17dは、所定のコンテンツデータに関連付けられている購買情報を記憶部6dから読み出し、該読み出した購買情報に基づいて、前のコンテンツ候補情報のうちから一の前のコンテンツ候補情報を選択すること、もしくは次のコンテンツ候補情報のうちから一の次のコンテンツ候補情報を選択することのうち少なくともいずれか一方を行う。
上記全ての実施形態における選択部(10、10b、10c、10d)の処理をまとめると、選択部(10、10b、10c、10d)は、予め決められた規則に基づいて、次のコンテンツ候補情報のうちから次のコンテンツ候補情報を選択すること、もしくは前のコンテンツ候補情報のうちから前のコンテンツ候補情報を選択することのうち少なくともいずれか一方を行う。
なお、本発明の全ての実施形態で、1つのコンテンツデータ内のデータのつながりを接続情報で示してもよい。すなわち、接続情報とは、所定の容量のコンテンツデータ間の前後関係を決める情報である。
また、本実施形態の情報読出装置(1、1b、1c、1d)の各処理を実行するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、当該記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより、情報読出装置(1、1b、1c、1d)に係る上述した種々の処理を行ってもよい。
なお、本発明の全ての実施形態で、次のコンテンツ候補情報を、直後に表示されるコンテンツデータの候補としたが、直後に限らず、所定のページ分だけ後に表示されるコンテンツデータの候補としてもよい。
また、本発明の全ての実施形態で、前のコンテンツ候補情報を、直前に表示されるコンテンツデータの候補としたが、直前に限らず、所定のページ分だけ前に表示されるコンテンツデータの候補としてもよい。
なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものであってもよい。また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、フラッシュメモリ等の書き込み可能な不揮発性メモリ、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory))のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
1、1b、1c、1d 情報読出装置
5 通信部
6、6d 記憶部
7 入力部
8 表示部
10、10b、10c、10d 制御部
11 通信制御部
12 読出部
14 表示制御部
15、15b、15c、15d 選択部
16 遷移先コンテンツ指定情報存在判定部
17、17b、17c、17d 遷移先コンテンツ指定情報抽出部
18 ユーザ属性情報記憶部

Claims (8)

  1. 複数のコンテンツデータを読み出す情報読出装置であって、
    前記コンテンツデータに優先度が付された複数の前後コンテンツ候補データが付加されたコンテンツ情報が複数記憶されている記憶部と、
    前記前後コンテンツ候補データに付された優先度に基づいて、前記前後コンテンツ候補データのうちから一の前後コンテンツ候補データを選択する選択部と、
    前記選択された前後コンテンツ候補データに基づいて前記コンテンツデータを前記記憶部から読み出す読出部と、
    を備えることを特徴とする情報読出装置。
  2. 前記選択部は、自装置の外部から入力されたコンテンツの配信に関するイベントを示すイベント情報に基づいて、前記前後コンテンツ候補データのうちから一の前後コンテンツ候補データを選択することを特徴とする請求項1に記載の情報読出装置。
  3. 前記選択部は、所定の時刻になった場合もしくは予め決められた所定の時間を経過した場合に、前記前後コンテンツ候補データのうちから一の前後コンテンツ候補データを選択することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の情報読出装置。
  4. ユーザの属性情報が記憶されているユーザ属性記憶部を備え、
    前記選択部は、前記ユーザ属性情報記憶部に記憶されている前記ユーザの属性情報を参照し、該参照したユーザの属性情報に基づいて、前記前後コンテンツ候補データのうちから一の前後コンテンツ候補データを選択することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の情報読出装置。
  5. 複数のコンテンツデータを読み出す情報読出装置であって、
    前記コンテンツデータに、優先度が付された複数の前後コンテンツ候補データと該コンテンツデータを購買したか否かを示す購買情報とが付加されたコンテンツ情報が複数記憶されている記憶部と、
    所定のコンテンツデータに関連付けられている前記購買情報を前記記憶部から読み出し、該読み出した購買情報に基づいて、前記前後コンテンツ候補データのうちから一の前後コンテンツ候補データを選択する選択部と、
    前記選択された前後コンテンツ候補データに基づいて前記コンテンツデータを前記記憶部から読み出す読出部と、
    を備えることを特徴とする情報読出装置。
  6. 前記コンテンツデータを表示する表示部と、
    前記読出部により読み出されたコンテンツデータの順に、該コンテンツデータを前記表示部に表示させる表示制御部と、
    を備えることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の情報読出装置。
  7. コンテンツデータに優先度が付された複数の前後コンテンツ候補データが付加されたコンテンツ情報が複数記憶されている記憶部を備え、複数のコンテンツデータを読み出す情報読出装置が実行するコンテンツ情報読出方法であって、
    前記前後コンテンツ候補データに付された優先度に基づいて、前記前後コンテンツ候補データのうちから一の前後コンテンツ候補データを選択する選択手順と、
    前記選択された前後コンテンツ候補データに基づいて前記コンテンツデータを前記記憶部から読み出す読出手順と、
    を備えることを特徴とする情報読出方法。
  8. コンテンツデータに優先度が付された複数の前後コンテンツ候補データが付加されたコンテンツ情報が複数記憶されている記憶部を備え、複数のコンテンツデータを読み出す情報読出装置のコンピュータに、
    前記前後コンテンツ候補データに付された優先度に基づいて、前記前後コンテンツ候補データのうちから一の前後コンテンツ候補データを選択する選択ステップと、
    前記選択された前後コンテンツ候補データに基づいて前記コンテンツデータを前記記憶部から読み出す読出ステップと、
    を実行させるための情報読出プログラム。
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