JP2014114985A - 電気採暖具 - Google Patents

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Abstract

【課題】コントローラ内部の異常温度上昇時にヒータへの通電を遮断することにより、安全性の高い電気採暖具を提供することを目的とする。
【解決手段】ヒータ130を内蔵した本体100と、ヒータ130への通電を制御するコントローラ300とを含み、コントローラ300は、コントローラ本体310内の温度上昇により溶断する温度ヒューズ321と、コントローラ本体310内の温度上昇を検知するサーミスタ322とを備え、温度ヒューズ321の溶断とサーミスタ322の温度検知によりヒータ130への通電を遮断する構成とし、温度ヒューズ321とサーミスタ322は、制御基板320の異なる面にそれぞれ配置されことにより、コントローラ内部の上方および下方のいずれの場所の温度が異常上昇した場合でもヒータへの通電を遮断することが可能となり、安全性の高い電気採暖具を提供することができる。
【選択図】図8

Description

本発明は、コントローラの異常発熱を防止する電気採暖具に関するものである。
従来、電気採暖具のコントローラにおいて、異常発熱によるケースの変形を防止する構成としては、コントローラの樹脂ケース内に設けたプリント基板の下側にマイカ板を設置し、プリント基板とマイカ板との間と、マイカ板と樹脂ケースの底面との間に空気層を形成し、プリント基板で発熱する熱が樹脂ケースの底面に伝わることを抑制し、樹脂ケースの特に底面の温度が異常上昇することにより、樹脂ケースの変形を防止する構成である(例えば、特許文献1参照)。
特開平8−315960号公報
しかしながら、前記従来の電気採暖具は、コントローラを床面に設置した正常な使用状態で使用した場合に所期の目的を達成することができるものであるが、コントローラを電気採暖具の上に乗せて使用したり、コントローラを毛布等で包んだ状態で使用した場合等、外部から熱が加えられたり、放熱を妨げられたりした場合には、所期の目的を達成することはできず、安全性という面においては未だ不十分な面があった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、コントローラに外部より熱が加えられたり、放熱を妨げられる等の、異常使用の状態において、ヒータの通電を遮断することにより、安全性の高い電気採暖具を提供することを目的とするものである。
前記従来の課題を解決すために、本願発明の電気採暖具は、ヒータを内蔵した本体と、本体にコネクタを介して着脱自在に設けられ、ヒータへの通電を制御するコントローラとを含み、コントローラは、コントローラ本体内の温度上昇により溶断する温度ヒューズと、コントローラ本体内の温度上昇を検知するサーミスタとを備え、コントローラは、温度ヒューズの溶断と、サーミスタの温度検知によりヒータへの通電を遮断する構成とし、温度ヒューズとサーミスタは、コントローラ本体内に設置される制御基板の上面および下面の異なる面にそれぞれ配置されたことを特徴とするものである。
これにより、コントローラ内部の上方および下方のいずれの場所の温度が異常上昇した場合でもヒータへの通電を遮断することが可能となり、コントローラを本体の上面に置いての使用、コントローラを本体の下に潜り込ませての使用等の広い範囲の異常使用に対応してヒータへの通電を遮断して、コントローラケースの変形等を防止することができ、安全性の高い電気採暖具を提供することができる。
本発明の電気採暖具は、コントローラを異常使用によるコントローラケースの変形を防止し、安全性を向上することができる。
本発明の実施の形態1における電気採暖具のホット状態における使用形態を示す斜視図 本発明の実施の形態1における電気採暖具のクール状態における使用形態を示す斜視図 本発明の実施の形態1における電気採暖具の広げた状態を示す斜視図 図1に示すAA断面図 本発明の実施の形態1におけるヒータ線の模式図 図1に示すBB断面図 図2に示すDD断面図 図1に示すCC断面図
第1の発明は、ヒータを内蔵した本体と、前記本体にコネクタを介して着脱自在に設けられ、前記ヒータへの通電を制御するコントローラとを含み、前記コントローラは、コントローラ本体内の温度上昇により溶断する温度ヒューズと、前記コントローラ本体内の温度上昇を検知するサーミスタとを備え、前記コントローラは、前記温度ヒューズの溶断と、前記サーミスタの温度検知により前記ヒータへの通電を遮断する構成とし、前記温度ヒューズと前記サーミスタは、前記コントローラ本体内に設置される制御基板の上面および下面の異なる面にそれぞれ配置されたことを特徴とする電気採暖具である。
これにより、コントローラ内部の上方および下方のいずれの場所の温度が異常上昇した場合でもヒータへの通電を遮断することが可能となり、コントローラを本体の上面に置いての使用、コントローラを本体の下に潜り込ませての使用等の広い範囲の異常使用に対応してヒータへの通電を遮断して、コントローラケースの変形等を防止することができ、安全性の高い電気採暖具を提供することができる。
第2の発明は、特に、第1の発明において、前記温度ヒューズは前記制御基板の上面に配置され、前記サーミスタは前記制御基板の下面に配置されたものである。
これにより、異常使用として多く行われるコントローラを本体の上面に置かれて使用された場合は、サーミスタの温度検知により制御部がヒータへの通電を遮断し、温度が低下した時点で復帰させる復帰型の安全装置として作動させることができ、異常使用としては頻度が少ないが、危険性の高いコントローラを本体の下に潜り込ませて使用された場合には、温度ヒューズが溶断する非復帰型の安全装置として作動させることができ、より高い安全性を確保することができる。
第3の発明は、特に、第1または第2の発明において、前記ヒータは、発熱線と温度検知線を絶縁層を介して同軸に巻設したヒータ線で構成し、前記温度ヒューズは、前記温度ヒューズを加熱する加熱抵抗を一体に備え、前記ヒータ線の前記発熱線と前記温度検知線とが短絡した場合、前記加熱抵抗に通電して前記温度ヒューズを溶断することを特徴とするものである。
これにより、温度ヒューズは、ヒータ線の異常と、コントローラの異常の両方の安全装置として作用させることができ、安全性の高い電気採暖具を低コストで提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本実施の形態における電気採暖具の本体を上面に配置して通電状態で使用するホット状態の使用形態を示す斜視図であり、図2は本体の上面をカバーで覆い通電しないで使用するクール状態の使用形態示す斜視図であり、図3はカバーの配置を切り替えるために本体とカバーを広げた状態を示す斜視図であり、図4は図1に示すAA断面図であり、図5は図1に示すBB断面図であり、図6は図2に示すDD断面図である。
<1>電気採暖具の構成
本実施の形態における電気採暖具は、内部にヒータユニットを備え、縦寸法が約180cm、横寸法が約70cmのマット状の本体と、本体の上面を着脱自在に覆う吸湿速乾機能を備えた布製のカバーとを備え、床面に広げて使用者が着座または横臥して使用するマット状の電気採暖具である。電気採暖具は、本体の上面を露出した状態でヒータユニットに通電して暖房器具として使用するホット状態と、本体の上面を吸湿速乾機能を備えたカバーで覆うことにより、汗をかく夏季等の高温時に快適なマットとして使用するクール状態の2つの使用形態に切り替えて使用することができるものである。
図1に示すように、ホット状態で電気採暖具を使用する場合は、略長方形の本体100の下面側にカバー200を敷きこんで積層し、本体100の周縁部に設けたコネクタ受部306にコントローラ300を接続し、ヒータユニット130に通電して使用される。
また、図2に示すように、クール状態で電気採暖具を使用する場合は、本体100の上面をカバー200で覆い、コントローラ300は接続しないで使用される。
図3に示すように、本体100とカバー200とは、カバー200の端部に形成された結合部201を介して結合されており、カバー200を反転することによりホット状態とクルー状態に切り替えることができる。
図4に示すように、本体100は、上面に配設された表面材110と、下面に配設された裏面材120と、表面材110と裏面材120との間に狭持されたヒータユニット130を積層して外周部を縫製加工することにより一体に形成し、外周縁の両長辺の略全長にファスナ150が縫製により取り付けられている。ファスナ150は、全長に亘り摺動自在なスライダ152を備え、結合部201側の端部にはカバー200側のファスナ240の端部を挿入して接合させる接合具151が配置されている。
本体100の表面材110は、表面が起毛状のポリエステル製の表布111と、ポリエステル製の綿112と、ポリエステル製の不織布113を積層した3層で構成されている。また、裏面材120は、外面となる下面側からポッティング加工を施したアクリル製の裏布121と、ポリエステル製の綿122と、ポリエステル製の不織布123を積層した3層で構成されている。
裏面材120に使用する裏布121は布の表面にアクリル樹脂によりドット状にポッティング加工を施したものであり、布の表面にアクリル樹脂の突起が間隔を設けて形成されており、床面に敷設した場合、突起が滑り止めの機能を発揮する。
ヒータユニット130は毛布131と不織布132との積層体の外周部と中央部の要所を縫製糸で縫製することにより、縫製しない部分に形成されたトンネル状の挿通経路にヒータ線140を挿入することにより、ヒータユニット130の略全面に亘りヒータ線140を蛇行させて配設したものである。
図1に示すように、ヒータ線140の両端部は本体100の結合部201の近傍に設置されたコネクタ受部306に電気的に接続されている。コネクタ受部306はコントロー
ラ300の接続コード301の先端に接続されたコネクタプラグ302が着脱自在に接続される構成となっている。
図5に示すように、ヒータ線140は、中心のガラス繊維141の周囲に発熱線142を螺旋状に巻きつけ、その外周にナイロン樹脂で絶縁層143を形成し、絶縁層143の外周に温度を検知するニッケルを主成分とする温度検知線144を螺旋状に巻きつけ、その外周にPVCの絶縁層145で外被が形成されている。
ヒータ線140は発熱線142の両端部より通電することにより発熱させることができるとともに、温度検知線144は両端部間の抵抗値の変化を検出することにより、ヒータ線140の温度変化を検出することができ、ヒータ線140は加熱機能と温度検知機能の2つの機能を備えている。
図4に示すように、カバー200は、表布210と、芯地220と、裏布230を積層した3層で構成されている。
表布210は特殊ポリエステル素材の繊維を編成したものであり、高い吸湿性と速乾性を備えたものである。特殊ポリエステル繊維は表面に溝を形成することにより、毛細管現象による水の吸収性および移動性を向上するとともに、繊維の表面積を拡大することにより高い速乾性と放熱性を備えたものである。また、表布210は複数の特殊ポリエス繊維を縒り合わせた太い糸で編成されており、表面に適度な凹凸が形成されることによりサラットした感触を備えたものである。
芯地220は、アクリル繊維を編成した厚い布地を使用し、表布210および裏布230より高い硬度を備え、適度な硬さを備えることにより比較的小さい変形がし難く、体にまとわりつきにくい構成となっている。
裏布230は、本体100の裏面材120の裏布121と同様に、外面となる下面側にアクリル樹脂によるポッティング加工を施した布を使用している。
カバー200は、表布210と芯地220と裏布230を積層して外周部を縫製加工することにより一体に形成し、外周縁の両長辺の略全長にわたりファスナ240が縫製により取り付けられている。
本体100に取り付けられたファスナ150と、カバー200に取り付けられたファスナ240は、カバー200の保持手段として機能するものである。本体100のファスナ150とカバー200のファスナ240は相互に接合および分離させることが可能な構成である。本体100のファスナ150とカバー200のファスナ240を接合させる場合は、本体100側の接合具151とスライダ152にカバー200側のファスナ240の端部を挿入し、スライダ152を摺動させることにより接合および分離を自在に行うことができ、本体100とカバー200の両長辺を接合することができ、カバー200を本体100の所定位置に保持することができる。
図6に示すように、カバー200が下側となるホット状態では、コネクタ受部306は本体100の周縁部より外方に向かってに開放された状態となり、コントローラ300のコネクタプラグ302を外方から略水平方向に挿入して接続することができ、この状態でコントローラ300を介して本体100への通電を制御することが可能となり、暖房機能を活用することができる。
一方、図7に示すようにカバー200が上側となるクール状態では、コネクタ受部30
6は、カバーで覆われるため、コントローラ300のコネクタプラグ302を接続することができず、クール状態では不用意に本体100に通電されることがなく、安全性を確保することができる。
<2>コントローラの構成
コントローラ300は、操作スイッチや制御機能を備えたコントローラ本体310と、コントローラ300と本体100を電気的に接続する接続コード301と、接続コード301の先端に設置されたコネクタプラグ302と、コントローラ本体310に電源を供給する電源コード304と、電源コード304の先端に設置された電源プラグ305で構成されている。コネクタプラグ302は本体に設置されたコネクタ受部306とセットでコネクタを構成している。
コントローラ300の操作機能としては、電気採暖具の電源を「入」、「切」する電源スイッチと面状採暖部の温度を使用者の好みに合わせて設定する温度設定ダイヤルとを一体に構成したロータリ式のダイヤル312がコントローラ本体310のコントローラケース311の上面に設置されている。ダイヤル312は透明な樹脂材料で形成されており、その内部には通電状態を表示する電源ランプが配置されている。
図8に示すように、コントローラ本体310の内部に収容されている制御部は、コントローラケース311の中間部に設置された制御基板320の上面にメイン部品であるマイクロコンピュータ、温度設定と電源の「入」、「切」を行うロータリ式の可変抵抗等の回路部品が配設されている。
特に、電気採暖具の安全機能として重要な温度ヒューズユニット321は制御基板320の上面に配置されている。温度ヒューズユニット321は、温度ヒューズと発熱抵抗が一体に構成されたものである。温度ヒューズユニット321は、主にヒータ線140に異常が発生し、発熱線142と温度検知線144が短絡した場合に発熱抵抗に電流が流れ、発熱抵抗の発熱により温度ヒューズが溶断して電源を遮断するものである。
発熱抵抗はヒータ線140の異常に加え、制御部に異常が発生した場合にも、マイクロコンピュータの制御信号により通電され、温度ヒューズを溶断して電源を遮断する。また、温度ヒューズは発熱抵抗の発熱がない場合も、コントローラ本体310内の温度が異常に上昇した場合には溶断しては電源を遮断することにより、安全性を確保する機能を備えたものである。例えば、コントローラ本体310を電気採暖具の本体100の下に潜り込ませた状態で通電された場合や、コントローラ本体310を毛布等で覆った状態で通電された場合等が想定される。
また、制御基板320の下面にはサーミスタ322が設置されている。サーミスタ322はコントローラ本体310の内部の温度上昇を検知するもので、コントローラ本体310の内部の温度が所定以上に上昇することを防止し、コントローラ300の故障の発生を防止するものであり、特に樹脂材料で形成されたコントローラケース311の変形を防止することができる。サーミスタ322は制御基板320の下面に設置されたことにより、コントローラ本体310を、電気採暖具の本体100の上面に放置されて通電された場合等にコントローラケース311が変形すること防止し、安全性を確保する機能を備えている。
温度ヒューズユニット321とサーミスタ322を制御基板320の両面に分けて設置されたことにより、コントローラ本体310内の全範囲の温度上昇により異常を的確に検知して対処することが可能となり、高い安全性を確保することができる。
<3>電気採暖具の動作および作用
電気採暖具を暖房器具としてホット状態で使用する場合は、図1に示すように、カバー200が本体100下側になるように積層し、本体100のファスナ150とカバー200のファスナ240を係合させ、コントローラ300のコネクタプラグ302をコネクタ受部306に接続する。
コントローラ300のダイヤル312を回転することにより電源スイッチが入り、電源ランプが点灯して通電が開始される。ダイヤル312の回転角度を調節することにより温度を設定することができる。
ホット状態で使用した場合は、使用者の身体が接触する最上面は、本体100の表面材110の表布111が配置されており、表面の起毛が体になじみ、柔らかい感触と起毛の間に保持される暖気で快適な暖房効果を得ることができる。
また、最下面にはカバー200の裏布121が配置されており、ポッティング加工で施した突起で滑り止めの機能が発揮され、電気採暖具が不用意に移動して使用者が転倒等の危険な状態に陥ることを抑制することができる。
一方、クール状態で使用する場合は、図2に示すように、カバー200が本体100の上側になるように積層し、本体100のファスナ150とカバー200のファスナ240を接合させる。この状態では、本体100のコネクタ受部306はカバー200で覆われており、コントローラ300は接続できない構成となっている。
カバー200が本体100上側になるクール状態で使用した場合、使用者の身体が接触する最上面は、カバー200の表布210が配置されており、表布210が備えた吸湿速乾性によるサラット感に加え、芯地220は、アクリル繊維を編成した硬さを備えた厚い布地を使用し、比較的小さい変形がしにくい構成となっているため、体にまとわりつかないクールな感触を得ることができる。
また、最下面は本体100の裏面材120の裏布121が配置されており、裏布121にポッティング加工で施した突起で滑り止めの機能が発揮され、電気採暖具が不用意に移動して使用者が転倒等の危険な状態に陥ることを抑制することができる。
上記のように本実施の形態における電気採暖具は、ヒータを内蔵した本体と吸湿速乾機能を備えたカバーを備えることにより、季節および気温に影響されずに一年中使用することが可能であり、使用範囲が広く、使い勝手の良いものである。また、一年中使用可能となることにより、収納場所の確保が不要となるとともに、収納および取り出しの手間を省くことができる。
また、クール状態で使用する場合は、コネクタ受部306をカバー200で覆い、コントローラ300の接続ができない状態となるため、不要な通電による無駄な電力消費を防止するとともに、不用意な通電により、使用者が低温火傷等の損傷を受けることを防止することができ、安全性と使い勝手を向上することができる。
また、コントローラ本体310の制御基板320の上面に温度ヒューズユニット321と下面にサーミスタ322を配置したことにより、コントローラ本体310の上下いずれの場所において異常昇温した場合に、異常昇温を停止させる機能を備えており高い安全性を確保することができる。
なお、本実施の形態においては、本体100とカバー200は、一辺を縫製により結合
し、二辺をファスナ150、240で接合する構成としたが、これに限るものではなく、例えば、本体とカバーは独立した部材として構成し、紐あるいはボタン等で係合させる構成としてもよい。また、カバーを袋状に形成し、本体をカバーの内部に収容する構成としてもよい。
また、本実施の形態においては、制御基板320の上面に温度ヒューズユニット321配置し、下面にサーミスタ322を配置したが、これに限るものではなく、これとは逆に配置した構成でも良く、温度ヒューズ321とサーミスタ322をそれぞれ制御基板320の反対の面に配置すれば同様の作用効果を得ることができる。
以上のように、本発明にかかる電気採暖具は、コントローラの異常温度上昇によるコントローラの損壊を防止することができるので、本体と分離して設置されたコントローラを備えた他の電気器具等の用途にも適用できる。
100 本体
130 ヒータユニット(ヒータ)
140 ヒータ線
142 発熱線
143 絶縁層
144 温度検知線
300 コントローラ
302 コネクタプラグ(コネクタ)
306 コネクタ受部(コネクタ)
310 コントローラ本体
320 制御基板
321 温度ヒューズユニット(温度ヒューズ)
322 サーミスタ

Claims (3)

  1. ヒータを内蔵した本体と、
    前記本体にコネクタを介して着脱自在に設けられ、前記ヒータへの通電を制御するコントローラと、を含み、
    前記コントローラは、コントローラ本体内の温度上昇により溶断する温度ヒューズと、前記コントローラ本体内の温度上昇を検知するサーミスタと、を備え、
    前記コントローラは、前記温度ヒューズの溶断と、前記サーミスタの温度検知により前記ヒータへの通電を遮断する構成とし、
    前記温度ヒューズと前記サーミスタは、前記コントローラ本体内に設置される制御基板の上面および下面の異なる面にそれぞれ配置されたことを特徴とする、
    電気採暖具。
  2. 前記温度ヒューズは前記制御基板の上面に配置され、前記サーミスタは前記制御基板の下面に配置された、
    請求項1に記載の電気採暖具。
  3. 前記ヒータは、発熱線と温度検知線を絶縁層を介して同軸に巻設したヒータ線で構成し、
    前記温度ヒューズは、前記温度ヒューズを加熱する加熱抵抗を一体に備え、
    前記ヒータ線の前記発熱線と前記温度検知線とが短絡した場合、前記加熱抵抗に通電して前記温度ヒューズを溶断することを特徴とする、
    請求項1または2に記載の電気採暖具。
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