JP6574978B2 - 暖房マット - Google Patents

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Description

本発明は暖房機能を備えた寝具用のマットの構成に関するものである。
従来、この種の暖房マットは、表地の下面に六角ハニカム形状が平面方向に連続的に配設された立体構造のクッション材を備えた上層部と、ヒータ線を配設したヒータ毛布を備えた中間層部と、上層部と同様なクッション材の下面に裏地を備えた下層部とを備え、上面層部と中間層部と下層部とを着座自在に積層して構成されている(例えば、特許文献1参照)。
図11は、特許文献1に記載された従来の暖房マットの構成を示す断面図を示すものであり、図12は暖房マットのクッション材の詳細な構成を示す斜視図である。図11に示すように、暖房マットは表地1と立体構造体のクッション材からなる上層部と、ヒータ毛布からなる中間層部4と、クッション材2と裏地材5からなる下層部6を積層して構成されている。
また、図12に示すように、クッション材2は繊維を六角ハニカム形状に立体的に編織されたものであり、六角ハニカム形状により主に上下方向に空洞が形成されている。
特許第2929263号公報
しかしながら、前記従来の構成では、クッション材の空洞が主に上下方向に配置されており、空気の流通経路である空洞に上下方向の方向性があるため、中間層のヒータ線から発熱した熱は、主に上下方向に伝達される傾向があり、水平方向に拡散しにくい構成であります。そのため、ヒータ線の近傍とそれ以外の部分とで温度ムラが発生する可能性が高く、快適性という観点からは未だ改善の余地があった。
本発明は、上記従来技術の有する課題に鑑みてなされたものであり、クッション材の内部で全ての方向に略均等に熱伝達させることにより、温度ムラを抑制し快適な暖房マットを提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明の暖房マットは、弾性を備えたベースクッション材と、ベースクッション材上に積層され、2枚の布の間にヒータ線が配設されたヒータユニットと、ヒータユニット上に積層された弾性を備えたサブクッション材と、ベースクッション材とヒータユニットとサブクッション材の積層体を収容するカバーと、を含み
、ベースクッション材とサブクッション材は、樹脂繊維を三次元的にランダムに屈曲させた三次元立体網状体で形成され、三次元立体網状体の内部には三次元のランダム方向に連通する空洞部を備え、ベースクッション材の圧縮率は、サブクッション材の圧縮率より小さくし、ベースクッション材とサブクッション材の少なくとも外周端面の空洞部の開口を閉塞する閉塞部材を設け、閉塞部材は、ベースクッション材とサブクッション材の少なくとも外周端面に対向するカバーに設置されたことを特徴とするものである。
これにより、広い範囲の衝撃を吸収することができ、快適なクッション性を得ることができる。また、ヒータユニットの熱がベースクッション材の空気断熱効果により下方に伝
達されることが抑制され省エネルギー性を向上することができるとともに、ヒータ線で発熱した熱が、ベースクッション材とサブクッション材の内部で三次元のランダム方向の広い範囲に拡散することにより、均熱化を図ることができ、快適性を向上することができる。
本発明の暖房マットは、クッション性と省エネルギー性と均熱性を向上することができる。
本発明の実施の形態1における暖房マットをベッド上に載置した斜視図 本発明の実施の形態1における暖房マットの本体の分解斜視図 本発明の実施の形態1における暖房マットの本体の断面図 本発明の実施の形態1におけるヒータユニットの外観斜視図 本発明の実施の形態1におけるヒータ線の模式図 本発明の実施の形態1におけるクッション材の構成を示す模式図 本発明の実施の形態1における暖房マットの使用状態を示す模式図 本発明の実施の形態2における暖房マットの本体の分解斜視図 本発明の実施の形態2における暖房マットの本体の断面図 本発明の実施の形態2における暖房マットの使用状態を示す模式図 従来の暖房マットの構成を示す断面図 従来の暖房マットのクッション材の構成を示す斜視図
第1の発明は、弾性を備えたベースクッション材と、前記ベースクッション材上に積層され、2枚の布の間にヒータ線が配設されたヒータユニットと、前記ヒータユニット上に積層された弾性を備えたサブクッション材と、前記ベースクッション材と前記ヒータユニットと前記サブクッション材の積層体を収容するカバーと、を含み、前記ベースクッション材と前記サブクッション材は、樹脂繊維を三次元的にランダムに屈曲させた三次元立体網状体で形成され、前記三次元立体網状体の内部には三次元のランダム方向に連通する空洞部を備え、前記ベースクッション材の圧縮率は、前記サブクッション材の圧縮率より小さくし、前記ベースクッション材と前記サブクッション材の少なくとも外周端面の前記空洞部の開口を閉塞する閉塞部材を設け、前記閉塞部材は、前記ベースクッション材と前記サブクッション材の少なくとも外周端面に対向する前記カバーに設置されたことを特徴とする暖房マットである。
これにより、広い範囲の衝撃を吸収することができ、快適なクッション性を得ることができる。また、ヒータユニットの熱がベースクッション材の空気断熱効果により下方に伝達されることが抑制され省エネルギー性を向上することができるとともに、ヒータ線で発熱した熱が、ベースクッション材とサブクッション材の内部で三次元のランダム方向の広い範囲に拡散することにより、均熱化を図ることができ、快適性を向上することができる。
また、ベースクッション材およびサブクッション材の外周端面より昇温された空気が放出されることを確実に抑制することができ、省エネルギー性を確実に向上することができる。
第2の発明は、特に、第1の発明において、前記ベースクッション材の厚さは、前記サブクッション材の厚さより厚いことを特徴とするものである。
これにより、ヒータユニットで発熱した熱は、下方には断熱され、上方に伝達されやすく、快適な暖房効果と省エネルギー性を兼ね備えた暖房マットを提供することができる。
(実施の形態1)
<1>暖房マットの構成
図1は本実施の形態における暖房マットをベッド上に設置した使用形態を示す斜視図であり、図2は本体の構成を示す分解斜視図であり、図3は本体の断面を示す断面図であり、図4はヒータユニットの外観を示す斜視図であり、図5はヒータユニットのヒータ線を示す模式図であり、図6はクッション材の詳細な構成を示す模式図である。
本実施の形態における暖房マット100は、内部にヒータユニットを備え、縦寸法が約200cm、横寸法が約100cmの略長方形のマット状の本体200と、コネクタ630を介して接続されたコントローラ600を備え、ベッド110に載置して敷き寝具として使用する暖房器具である。
図1に示すように、略長方形の本体200をベッド110のマット111上に載置し、本体200の上面の短辺の近傍に設けたコネクタ受部632にコントローラ600のコネクタプラグ631を接続して使用される。
以降の説明においては、ベッド110の頭側に配置される方を上方、脚側に配置される方を下方、上面から見て右側を右方、上面から見て左側を左方として配置を説明する。
図2および図3に示すように、本体200は、ヒータユニット300と、ヒータユニット300の下方に配置されるベースクッション材400と、ヒータユニット300とベースクッション材400の積層体の全体を収容するカバー500を主な構成部材とする。
ヒータユニット300は略長方形の2枚の毛布310の積層体の外周部と中央部の要所を縫製糸で縫製することにより、縫製しない部分に形成されたトンネル状の挿通経路にヒータ線320を挿入して配置することにより、毛布310の略全面に亘りヒータ線320を蛇行させて配設されたものである。
また、毛布310の四隅にはそれぞれ2本の結合紐311が設置されており、結合紐311をベースクッション材400の四隅に設けられた結合孔401に挿通して結ぶことにより、ヒータユニット300をベースクッション材400の所定の位置に固定することができる。また、使用中にヒータユニット300の位置がずれることを防止することができる。
図4に示すように、ヒータ線320は基本的には毛布310の上下方向に蛇行させて配設されている。ヒータ線320はヒータユニット300の中央部の配設ピッチP1を小さく、両側部の配設ピッチP2を大きく配設されている。また、毛布310の上部は、両側部は毛布310の上端部の近傍までヒータ線320が配設されているのに対し、中央部は両側部より下方の範囲にのみヒータ線320が配設されている。
上記のようにヒータ線320を配設することにより、使用者が就寝時に主に横たわる中央部の発熱量を両側部より多くすることができ、使用者に効果的な暖房効果を提供することができるとともに、使用者の頭部が配置される上方中央部の加熱容量を低減することにより、頭寒足熱の快適な暖房効果を提供することができる。
図4に示すように、ヒータ線320の両端部は毛布310の短辺の近傍に設置されたコ
ネクタ受部632に接続されている。図1に示すように、コネクタ受部632はコントローラ600の接続コード620の先端に接続されたコネクタプラグ631を短辺側から着脱自在に接続できる構成となっている。ヒータユニット300に設置されたコネクタ受部632とコントローラ600に設置されたコネクタプラグ631とでコネクタ630が構成されている。
図5に示すように、ヒータ線320は、中心のガラス繊維321の周囲に発熱線322を螺旋状に巻きつけ、その外周にナイロン樹脂で絶縁層323を形成し、絶縁層323の外周に温度を検知するニッケルを主成分とする温度検知線324を螺旋状に巻きつけ、その外周にPVCの絶縁層325で外被が形成されている。
ヒータ線320は発熱線322の両端部より通電することにより発熱させることができるとともに、温度検知線324は両端部間の抵抗値の変化を検出することにより、ヒータ線320の温度変化を検出することができ、ヒータ線320は加熱機能と温度検知機能の2つの機能を備えている。
図6に示すように、ベースクッション材400は、弾性を備えた熱可塑性樹脂であるポリエステル製の樹脂繊維410を3次元的にランダムに屈曲させて三次元の立体網状に形成し、樹脂繊維410の接触部を熱溶着により接合した三次元立体網状体である。三次元立体網状体は骨格となる樹脂繊維410相互の隙間には空洞部420が形成されている。空洞部420は特定の方向性に限定されず、三次元の全ての方向にランダムに連通するように形成されており、空気の流通する空洞部420は方向性が限定されない構成である。そのため、空洞部420の内部の空気は全ての方向に略均等な条件で流通可能な通気性の良い構成となっている。
上記のように、内部に空洞部420を多く備えた三次元の立体網状のベースクッション材400は、基本的な性能として空気断熱による断熱効果を備えており、ベースクッション材400の上方に設置されたヒータユニット300の熱が下方のベッド110のマット111等に伝達されることを抑制し省エネルギー性を向上する機能を備えている。
また、ベースクッション材400を構成する樹脂繊維410は弾性を備えた素材であり、ベースクッション材400は適度なクッション性を備えており、本体200上に使用者が横たわった場合には、直接身体が載置された部分は下方に僅かに凹陥する適度なクッション性を備え、ベースクッション材400の空洞部420が完全に密閉されることはない。
ベースクッション材400の外形寸法はベッド110のマット111の外形寸法に近似の縦200cm、横100cm、厚さ3cmに形成され、ベースクッション材400の全体としての密度は約50kg/mである。
図3および図6に示すように、ベースクッション材400の外周端部にはベースクッション材400の上面から端面および下面に亘って略コの字型の樹脂シートで形成された閉塞部材430が全周に亘って接着固定されている。これによりベースクッション材400の空洞部420の内部の空気が端面から流出しにくい構成となっている。
カバー500の基本構成は、天然繊維または化学繊維を編織した略長方形の布を一方の側辺で折りたたみ、対応する他方の側辺と上辺および下辺の端部にファスナ510を取り付け、上面と下面を接合することにより、袋状に形成可能構成であり、ヒータユニット300とベースクッション材400とを内部に収容可能なものである。
図2に示すように、カバー500の上面の上端近傍の側方部には略長方形のコネクタ孔520が設けられており、内部に収容したヒータユニット300のコネクタ受部632を上方に突出させることにより、コネクタ受部632にコントローラ600のコネクタプラグ631が接続可能な構成となっている。
また、コネクタ孔520の外周側の近傍には結束ベルト521が設置されており、コネクタ受部632に接続されたコントローラ600の接続コード620をカバー500に固定してコネクタプラグ631の不用意に脱落を防止する構成となっている。
結束ベルト521は帯状の布の裏面に面ファスナが設置されており、カバー500の上面に設置された面ファスナと重ね合わせることにより着脱自在に固定される構成となっている。
コントローラ600は、操作スイッチおよび制御機能を備えたコントローラ本体610と、コントローラ600と本体200を電気的に接続する接続コード620と、接続コード620の先端に設置されたコネクタプラグ631と、コントローラ本体610に電源を供給する電源コード621と、電源コード621の先端に設置された電源プラグ622で構成されている。コネクタプラグ631は本体200のヒータユニット300に設置されたコネクタ受部632とセットでコネクタ630を構成している。
コントローラ600の操作機能としては、暖房マット100の電源を「入」、「切」する電源スイッチと暖房マット100の温度を使用者の好みに合わせて設定する温度設定ダイヤルとを一体に構成したロータリ式のダイヤル640がコントローラ本体610の上面に設置されている。ダイヤル640は透明な樹脂材料で形成されており、その内部には通電状態を表示する電源ランプが配置されている。
<2>暖房マットの動作および作用
図7は暖房マットをベッドに載置した使用状態の断面を示す模式図である。
暖房マットをベッド110に載置して使用する場合、図1に示すように、本体200のコネクタ受部632がベッド110の頭側になるように載置し、コントローラ600のコネクタプラグ631をコネクタ受部632に接続する。
コントローラ600のダイヤル640を回転することにより電源スイッチが入り、電源ランプが点灯してヒータユニット300に通電が開始される。ダイヤル640の回転角度を調節することにより温度を設定することができる。
ヒータ線320より発熱した熱の一部はヒータユニット300上面側に伝達され、毛布310とカバー500を介して使用者に伝達される、この間一部の熱は毛布310とカバー500の内部で水平方向に伝導され、毛布310とカバー500の広い範囲に拡散して昇温させる。
一方、一部の熱はヒータユニット300下面側に伝達され、ベースクッション材400を形成している樹脂繊維410と空洞部420に滞留する空気を加熱する。樹脂繊維410に伝達された熱は樹脂繊維410に沿って伝導して広い範囲に拡散して昇温させてクッション材の広い範囲を均熱化する作用が発揮される。また、加熱された空洞部420内の昇温された空気は図7の矢印で空洞部420に沿ってランダム方向に流動しベースクッション材400の広い範囲に拡散して昇温させ、ベースクッション材400の広い範囲を均熱化する作用が発揮される。ベースクッション材400の均熱化された熱は主に上面側に伝達され、毛布310およびカバー500を介して使用者に伝達される。
特に、使用者が横たわった場合および姿勢を変えた場合などにベースクッション材400が大きく凹陥し、ベースクッション材400の中央部の空洞部420内の一番暖かい空気が、外周部に向かって拡散するが、外周端部に設けられた閉塞部材430により拡散する空気は止められ、上面方向に拡散して使用者の周りを昇温し、使用者は広い範囲に亘り快適な暖房効果を得ることができる。
すなわち、ベースクッション材400に伝達された熱は図7の矢印で示すように広い範囲に拡散して均熱化するとともに、均熱化された熱が暖房マット100の上面に横たわる使用者に伝達され、使用者は広い範囲に亘り快適な暖房効果を得ることができる。
また、空洞部420に沿ってベースクッション材400の外周端部に到達した昇温された空気は、外周端部に設けられた閉塞部材430によりベースクッション材400の端面より外部に放出されることが抑制され、暖房マット100の外部に無駄に放熱されることが抑制される。
上記のように、本実施の形態の暖房マット100は、内部に空洞部420を多く備えた三次元の立体網状のベースクッション材400を備えることにより、空気断熱による断熱効果を備えており、ベースクッション材400の上方に設置されたヒータユニット300の熱が下方に伝達されることを抑制し省エネルギー性を向上する機能を備えている。
また、ヒータユニット300の下方にベースクッション材400を設置したことにより、ヒータ線320で発熱した熱が、ベースクッション材400の内部で広い範囲に拡散することにより、暖房マット100の広い範囲の均熱化を図ることができ、快適性の高い暖房マットを提供することができる。
また、ベースクッション材400が適度なクッション性を備えたことにより、使用者が横たわった場合および姿勢を変えた場合などに適度なクッション性を得ることができ、快適な寝心地を提供することができる。
また、ベースクッション材400の外周端部に閉塞部材430を設けたことにより、暖房マット100の外部に無駄に放熱されることを抑制することができ、暖房マット100の熱効率と昇温速度の向上を図ることができ、省エネルギー性が高く使い勝手の良い暖房マット100を提供することができる。
また、本体200とコントローラ600とを接続するコネクタ630のコネクタ受部632を本体200上面の短辺近傍に設け、コントローラ600を短辺側に設置できる構成としたことにより、暖房マット100をベッド110に載置して使用する場合、コントローラ600がベッド110への出入りを阻害することを抑制するとともに、コントローラ600を操作しやすい位置に配置することができ、使い勝手の良い暖房マット100を提供することができる。
また、コネクタ受部632の近傍にコントローラ600の接続コード620固定する結束ベルト521を設置したことにより、コネクタプラグ631の不用意に脱落することを抑制することができ、暖房マット100の使い勝手と信頼性を向上することができる。
なお、本実施の形態においては、略コの字型の閉塞部材430をベースクッション材400の外周端部に接着固定する構成としたが、閉塞部材430の形状はこれに限るものではなく、例えは、ベースクッション材400の端面のみを閉塞する帯状のもの、あるいは、ベースクッション材400の端面と上面の一部を閉塞するL字型のものでも近似の効果
を得ることができる。
また、本実施の形態においては、閉塞部材430をベースクッション材400の外周端部に接着固定する構成としたが、これに限るものではなく、例えば、ベースクッション材400の外周端部に対向するカバー500の内面に、樹脂シートによる閉塞部材を設置することにより、近似の効果を得ることができる。
また、本実施の形態においては、ヒータユニット300は2枚の毛布310を使用して構成したが、布の材料は毛布に限るものではなく、天然繊維または化学繊維等を編織した布または不織布でもよい。
(実施の形態2)
図8は実施の形態2における暖房マットの構成を示す分解斜視図であり、図9は実施の形態2における暖房マットの構成を示す断面図であり、図9は実施の形態2における暖房マットの使用状態の作用を示す模式図である。
実施の形態2が実施の形態1と異なるのは主にクッション材の構成である。実施の形態1においては、ベースクッション材400はヒータユニット300の下側にのみ配置した構成であるが、本実施の形態においては、ヒータユニット300の上側にサブクッション材800を別途配置したものである。
なお、暖房マットの他の構成は実施の形態1と同様であり、同様な構成部材は同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
図8および図9に示すように、暖房マット100の本体700は、クッション材はベースクッション材400とサブクッション材800の2枚で構成され、サブクッション材800はヒータユニット300の上方に配置され、ベースクッション材400はヒータユニット300の下方に配置されている。また、実施の形態1と同様にサブクッション材800とヒータユニット300とベースクッション材400の積層体の全体を収容するカバー500を備えている。
サブクッション材800は実施の形態1で説明したベースクッション材400と略同様な基本構成を備えたものであり、ポリエステル製の樹脂繊維による三次元立体網状体である。サブクッション材800の外形寸法は縦200cm、横100cm、厚さ1cmに形成され、サブクッション材800の全体としての密度は約30kg/mである。
サブクッション材800は、ベースクッション材400と同様に弾性を備えたポリエステル製の樹脂繊維による三次元立体網状体であるが、その特性が異なるものである。
特に異なる点は、ベースクッション材400の密度が約50kg/mであるのに対し、サブクッション材800の密度は約30kg/mである。すなわち、サブクッション材800はベースクッション材400より樹脂繊維の割合を低く形成されており、圧縮率が大きく、柔らかい特性を備えたものである。また、厚さは約1cmであり、ベースクッション材400の3cmに対し、約1/3となるように薄く形成されている。
また、サブクッション材800の上端近傍の側方部には略長方形のコネクタ孔810が設けられており、内部に収容したヒータユニット300のコネクタ受部632をサブクッション材800のコネクタ孔810とカバー500のコネクタ孔520を介して上方に突出させることにより、コネクタ受部632にコントローラ600のコネクタプラグ631が接続可能な構成となっている。
本体700上に使用者が横たわった状態では、ベースクッション材400は、直接身体が載置された部分は下方に僅かに凹陥するのみであるが、サブクッション材800は直接身体が載置された部分は下方に大きく凹陥し、上下方向にほとんど圧縮された状態となる。これにより、使用者が横たわった場合および姿勢を変えた場合などに柔らかいクッション性を得ることができ快適な寝心地を得ることができる。
図10に示すように、ヒータ線320より発熱した熱の一部はヒータユニット300上面側に伝達され、毛布310とサブクッション材800とカバー500を介して使用者に伝達される、この間一部の熱は毛布310とサブクッション材800とカバー500の内部で水平方向に伝導され、毛布310とサブクッション材800とカバー500の広い範囲に拡散して昇温させる。
特に、使用者が横たわった場合および姿勢を変えた場合などにサブクッション材800が大きく凹陥し、サブクッション材800の中央部の空洞部内の一番暖かい空気が、外周部に向かってランダム方向に拡散し、拡散した暖かい空気は上面方向に上昇し使用者の周りを昇温することにより、暖房マット100全体が均熱化され、使用者は広い範囲に亘り快適な暖房効果を得ることができる。
一方、実施の形態1と同様に、一部の熱はヒータユニット300下面側に伝達され、ベースクッション材400を形成している樹脂繊維410と空洞部420に滞留する空気を加熱する。樹脂繊維に伝達された熱は樹脂繊維に沿って伝導して広い範囲に拡散して昇温させてサブクッション材800の広い範囲を均熱化する作用が発揮される。また、加熱された空洞部420内の昇温された空気は空洞部420に沿ってランダム方向に流動しベースクッション材400の広い範囲に拡散して昇温させ、ベースクッション材400の広い範囲を均熱化する作用が発揮される。ベースクッション材400の均熱化された熱は主に上面側に伝達され、毛布310とサブクッション材800およびカバー500を介して使用者に伝達され、使用者は広い範囲に亘り均熱化された快適な暖房効果を得ることができる。
実施の形態1と同様に、特に、使用者が横たわった場合および姿勢を変えた場合などにベースクッション材400が大きく凹陥し、ベースクッション材400の中央部の空洞部420内の一番暖かい空気が、外周部に向かって拡散するが、外周端部に設けられた閉塞部材430により拡散する空気は止められ、上面方向に拡散して使用者の周りを昇温し、使用者は広い範囲に亘り快適な暖房効果を得ることができる。
上記のように、本実施の形態における暖房マットは、内部に空洞部を多く備えた三次元の立体網状のベースクッション材400を備えることにより、空気断熱による断熱効果を備えており、ベースクッション材400の上方に設置されたヒータユニット300の熱が下方に伝達されることを抑制し省エネルギー性を向上する機能を備えている。
また、内部に空洞部を多く備えた三次元の立体網状のベースクッション材400とサブクッション材800をヒータユニット300の上方および下方に設置したことにより、ヒータ線320で発熱した熱が、ベースクッション材400とサブクッション材800の内部で広い範囲に拡散することにより、暖房マット100の広い範囲の均熱化を図ることができ、快適性の高い暖房マット100を提供することができる。
また、ヒータユニット300の上方に配置したサブクッション材800の厚さを、ヒータユニット300の下方に配置したベースクッション材400の厚さより、薄くしたことにより、ヒータユニットで発熱した熱は、下方には断熱され、上方に伝達されやすく、快
適な暖房効果と省エネルギー性を兼ね備えた暖房マットを提供することができる。
また、圧縮率が大きく、柔らかい感触のサブクッション材800と、圧縮率が小さく、固い感触のベースクッション材400の2枚を設置したことにより、広い範囲の衝撃を吸収することができ、快適なクッション性を得ることができる。
また、ヒータユニット300の上方に圧縮率が大きく、柔らかい感触のサブクッション材800を設置したことにより、サブクッション材800が暖房マット上に横たわった使用者の体形に沿って変形することにより、柔らかいクッション性と感触を得ることができる。
また、ヒータユニット300の上方に圧縮率が大きく、使用者の体形に沿って変形しやすいサブクッション材800を設置したことにより、使用者の身体とヒータユニット300を近づけることができるので、使用者は快適な暖房効果を得ることができる。
なお、本実施の形態においてはサブクッション材800の外周端部に、閉塞部材430を設置しなかったが、この構成に限るものではなく、ベースクッション材400と同様に、サブクッション材800に閉塞部材を設置した場合、実施の形態1で説明したベースクッション材400と同様の効果を得ることができる。
以上のように、本発明にかかる暖房マットは、クッション性と省エネルギー性と均熱性を向上することが可能となるので、他の採暖具等の用途にも適用できる。
100 暖房マット
300 ヒータユニット
310 毛布(布)
320 ヒータ線
400 ベースクッション材
800 サブクッション材
410 樹脂繊維
420 空洞部
430 閉塞部材
500 カバー

Claims (2)

  1. 弾性を備えたベースクッション材と、
    前記ベースクッション材上に積層され、2枚の布の間にヒータ線が配設されたヒータユニットと、
    前記ヒータユニット上に積層された弾性を備えたサブクッション材と、
    前記ベースクッション材と前記ヒータユニットと前記サブクッション材の積層体を収容するカバーと、を含み、
    前記ベースクッション材と前記サブクッション材は、樹脂繊維を三次元的にランダムに屈曲させた三次元立体網状体で形成され、前記三次元立体網状体の内部には三次元のランダム方向に連通する空洞部を備え、
    前記ベースクッション材の圧縮率は、前記サブクッション材の圧縮率より小さくし、
    前記ベースクッション材と前記サブクッション材の少なくとも外周端面の前記空洞部の開口を閉塞する閉塞部材を設け、
    前記閉塞部材は、前記ベースクッション材と前記サブクッション材の少なくとも外周端面に対向する前記カバーに設置されたことを特徴とする、
    暖房マット。
  2. 前記ベースクッション材の厚さは、前記サブクッション材の厚さより厚いことを特徴とする、
    請求項1に記載の暖房マット。
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