JPS6337745Y2 - - Google Patents

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JPS6337745Y2
JPS6337745Y2 JP14507886U JP14507886U JPS6337745Y2 JP S6337745 Y2 JPS6337745 Y2 JP S6337745Y2 JP 14507886 U JP14507886 U JP 14507886U JP 14507886 U JP14507886 U JP 14507886U JP S6337745 Y2 JPS6337745 Y2 JP S6337745Y2
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JP
Japan
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heat
futon
heating
radiant heat
heating element
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JP14507886U
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JPS6352292U (ja
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  • Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)
  • Surface Heating Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、温熱効果を有する布団に係り、特に
温熱の効率を輻射熱により向上させる事ができる
ようにした温熱布団に関するものである。
(従来技術とその問題点) 冬期において、一般の家庭内においては、布団
の上面に電気毛布や炬燵を載設して、布団を温め
て使用することが多い。
そこで近年では、布団の上面に載置される温熱
布団も関発され、布団を温めるだけでなく人体に
対する温熱効果を期待した健康管理用にも用いら
れる傾向にある。
しかし、この種従来の温熱布団は、綿製・或い
は化学繊維製の布団の上面に断熱材等を介して、
ヒーター線等の発熱体を配設し、且つ該発熱体の
上面に絶縁体等を配して構成されたものがほとん
どであつた。従つて、この温熱布団を製造するに
あつては、前記発熱体を配設するにあたり、断熱
材や絶縁体を配備させることが必要であるため、
製造コストが高くつくという問題が有り、更に、
これら断熱材や絶縁体を配備させることにより、
発熱体の熱効率の悪化を招き、電力の無駄を生じ
るという欠点があつた。
(考案の目的) 本考案は、上記欠点を解消すべくなされたもの
であり、製造原価コストを引き下げると共に、組
立時の製造コスト(工賃)を安価にすべく、製造
時の組み立てを容易に行なえるようにし、且つ、
電力消費の低減を図り、発熱体の熱効率を向上さ
せることができるようにした温熱布団を提供する
ことを目的としてなされたものである。
(考案の構成) すなわち、本考案の温熱布団は、硬綿体と軟綿
体間に発熱体を介設させて、その外周面全域を外
装材で被覆せしめてなる多重層構成の温熱布団に
おいて、該温熱布団の硬綿体と軟綿体間に介設さ
れる前記発熱体を、ナイロン等の化学織維からな
る不織布と、該不織布の上面に配設されて外面に
シリコンを塗布した耐熱ビニールでその外周を被
覆せしめた耐熱ヒーター線と、該耐熱ヒーター線
の上面に配設されて外面全域には微粉末のセラミ
ツクが塗布されていると共に該セラミツクの外面
全域には微粉末のカーボンを塗布せしめたグラフ
トカーボン・セラミツク性の輻射熱マツトとから
なり、これら不織布・耐熱ヒーター線・輻射熱マ
ツトを一体的に重合圧着せしめて構成した事を特
徴とするものである。
以下、本考案の温熱布団を、図面に示す一実施
例に基ずきこれを詳細に説明する。
(実施例 1) 図面において、1は、本考案の温熱布団の一実
施例を示したものであり、該温熱布団1は、第3
図及び第2図に示したように、ウレタンや綿・化
学繊維等からなる硬綿体2と軟綿体3間に発熱体
4を介設させて、その外周面全域をウレタン・ポ
リエステル・綿等からなる布製の外装材10で被
覆せしめてなる多重層構成にしたものである。
前記発熱体4は、ナイロン等の化学繊維からな
る不織布5と、該不織布5の上面に配設されて外
面にシリコンを塗布した耐熱ビニール8でその外
周を被覆せしめた耐熱ヒーター線6と、該耐熱ヒ
ーター線6の上面に配設され、外面全域には微粉
末のセラミツクが塗布されていると共に該セラミ
ツクの外面全域には微粉末のカーボンを塗布せし
めたグラフトカーボン・セラミツク性の輻射熱マ
ツト9とからなり、これら不織布5・耐熱ヒータ
ー線6・輻射熱マツト9を一体的に重合圧着せし
めて構成したものである。
尚、前記輻射熱マツト9は、外面全域に、予め
微粉末のセラミツク微粉末のグラフトカーボンを
混合してなるグラフトカーボン・セラミツク剤を
塗布して構成しても良く、その効果は同様であ
る。
前記耐熱ヒーター線6は、ヒーター線6′の周
囲にヒーター温度の変化で抵抗値が変化し、ヒー
ターへ流れる電流を制御し温度を制御するように
した感熱線7を巻き、その外周に耐熱ビニール8
を被覆させてなるものであり、この耐熱ヒーター
線6を前記不織布5と前記輻射熱マツト9間に介
在させて熱を加えながら圧着させることで、前記
耐熱ビニール8の外面に付着したシリコンが適度
に溶けて、これら不織布5と耐熱ヒーター6及び
輻射熱マツト9を一体的に接着させることができ
るようにしている。
また、前記輻射熱マツト9の前記微粉末のカー
ボンは、黒体であるカーボンブラツクをベースと
した導電性樹脂(カーボンブラツク・グラフトポ
リマー)からなる発熱素材であり、このマツト9
からの放射面積を大きくするための役割を果たし
ている。因に、この発熱素材より放射される赤外
線は、理想黒体に近い放射効率を示し、放射波長
の中心は、ヒーター温度100℃で7〜8μm領域で、
1,1KW/m2の放射エネルギー量を有するもの
である。
(考案の具体的作用) 本考案の温熱布団1は、以上の一実施例に示し
たように構成されたものであり、次にこれを使用
する場合の具体的作用を、第5図に示す回路図に
基ずいて、詳細に説明する。
図面において、12はシリコンよりなるSCR
であり、D6〜D11はダイオード、R9は温度調節ボ
リユーム、R9を除くR2・R4・R6〜R20は抵抗、
F1は電流ヒユーズ、F2は温度ヒユーズ、SWはス
イツチ、Wは接続コンセント、PL2は温熱表示
灯、13はICを示すものである。
11は温度調節回路を示し、該温熱調節回路1
1は、スイツチSWを入力させることにより、直
流電源より抵抗R7を介して温度調節ボリウムR9
(抵抗R8並列)、感熱線7を介して抵抗R18を通じ
電流が流れる。このときヒーター線6の温度が上
昇すると感熱線7の抵抗値が増加し該感熱線7の
電圧が高くなり、ヒーター線6の温度が下降する
と、感熱線7の抵抗値が減少し該感熱線7の電圧
が低くなり、この温度信号を温度調節ボリウム
R9で「強」「弱」の設定を行なわしめることによ
り、抵抗R10を通じコンデンサーC7で整流され、
オペアンプIC端子13bに入力される。
そして、IC端子13bに入力された温度信号
と、IC端子13Cに入力された基準電圧とを電
位比較し、基準電圧より温度信号電圧が低いとき
にはIC端子13aが高状態(high状態)になり、
基準電圧より温度信号電圧が高いときにはIC端
子13aが低状態(1ow状態)となる。(尚、IC
端子13cの基準電圧は、直流電源を抵抗R11
R12・R13にて分圧し、コンデンサーC6により整
流して基準電源としている。) 従つて、IC端子13aが高状態になれば、抵
抗R15により電流を制限し、ダイオードD9を通じ
SCR8にゲート電流が流れ、SCR8をONにさ
せ、また、IC端子11aが低状態になれば、
SCR12にゲート電流が流れずSCR12をOFF
状態にする。
尚、何らかの要因によりヒーター線6が加熱す
ると、ヒーター線6のナイロン層が溶融して感熱
線7とヒーター線間が短絡する。そして、この短
絡により抵抗R20が発熱して温度ヒユーズF2が溶
断し電源が切れるようになつている。
(考案の効果) 本考案の温熱布団は、以上の実施例に示したよ
うに、温熱布団の硬綿体と軟綿体間に介設される
発熱体を、不織布と、該不織布の上面に配設され
て外面にシリコンを塗布した耐熱ヒーター線と、
該耐熱ヒーター線の上面に配設されて外面全域に
グラフトカーボン・セラミツク剤を塗布せしめた
輻射熱マツトとから構成されたものであり、前記
不織布と、耐熱ヒーター線と、輻射熱マツトを一
体的に重合圧着させるようにしたものであるか
ら、製作時の作業コストを安価にすることができ
るという利点を有し、且つ、輻射熱マツトのグラ
フトカーボン・セラミツク剤の塗布により放射面
積を大きくすることができると共に、ヒーター熱
により、輻射熱マツトから遠赤外線が放射される
ため、熱効率を向上させ、電力費の低減を図るこ
とができ、しかも、従来の温熱マツトのように断
熱材や絶縁体を配備させる必要が無いため、製造
コストが低減できる等、多種の利点と効果を有す
る価値高いものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の温熱布団の一実施例を示す斜
視図、第2図は本考案の温熱布団の一実施例を示
す説明図、第3図は本考案の温熱布団の一実施例
を示す説明図、第4図は本考案の温熱布団のヒー
ター線の一実施例を示す説明図、第5図は本考案
の温熱布団の温度調節回路の一実施例を示す回路
図。 1は温熱布団、2は硬綿体、3は軟綿体、4は
発熱体、5は不織布、6・6′は耐熱ヒーター線、
7は感熱線、8は耐熱ビニール、9は輻射熱マツ
ト、10は外装材、11は温度調節回路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 硬綿体と軟綿体間に発熱体を介設させて、そ
    の外周面全域を外装材で被覆せしめてなる多重
    層構成の温熱布団において、該温熱布団の硬綿
    体と軟綿体間に介設される前記発熱体を、ナイ
    ロン等の化学繊維からなる不織布と、該不織布
    の上面に配設されて外面にシリコンを塗布した
    耐熱ビニールでその外周を被覆せしめた耐熱ヒ
    ーター線と、該耐熱ヒーター線の上面に配設さ
    れて外面全域には微粉末のセラミツクが塗布さ
    れていると共に該セラミツクの外面全域には微
    粉末のカーボンを塗布せしめたグラフトカーボ
    ン・セラミツク性の輻射熱マツトとからなり、
    これら不織布・耐熱ヒーター線・輻射熱マツト
    を一体的に重合圧着せしめて構成した事を特徴
    とする温熱布団。 (2) 耐熱ヒーター線の上面に配設された輻射熱マ
    ツトを、外面全域に微粉末のセラミツクと微粉
    末のグラフトカーボンとの適量を混合せしめた
    グラフトカーボン・セラミツク剤を塗布せしめ
    た輻射熱マツトにしたことを特徴とする実用新
    案登録請求の範囲第1項記載の温熱布団。
JP14507886U 1986-09-24 1986-09-24 Expired JPS6337745Y2 (ja)

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JPS6352292U JPS6352292U (ja) 1988-04-08
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