JP2014114939A - 磁気カップリング - Google Patents

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Abstract

【課題】例えば、船舶の推進用主機としてのディーゼルエンジン(内燃機関)の排熱回収用として設置した排熱回収型船舶推進装置を構成する排熱回収発電装置において、パワータービンの回転を減速機に伝達する磁気カップリングに適用するにあたり、パワータービンのロータ軸が脱調して過回転状態に陥るのを防止することを主たる目的とする。
【解決手段】第1の回転軸13aと、第2の回転軸24aとの相対的な捩れ角を常時計測する捩れ角計測装置201が設けられている。
【選択図】図4

Description

本発明は、磁気カップリングに関し、例えば、タービンの回転を減速機に伝達する磁気カップリングに関するものである。
駆動源の駆動力を非接触で回転機械に伝達する磁気カップリングとしては、例えば、特許文献1に開示されたものが知られている。
特開2008−164095号公報
しかしながら、船舶の推進用主機としてのディーゼルエンジンの排熱回収用として設置した排熱回収型船舶推進装置を構成する排熱回収発電装置において、パワータービンの回転を減速機に伝達する磁気カップリングは、伝達トルクが大きいために大型化するとともに、パワータービンとともに高速(例えば、3000回転/分以上)で回転することになる。そのため、上記排熱回収発電装置において、パワータービンの回転を減速機に伝達する磁気カップリングとして上記特許文献1に開示された磁気カップリングを適用したとしても、磁気カップリングを構成するカップリング部材(アウターロータ)により大きな遠心力が作用し、カップリング部材(アウターロータ)が半径方向外側に拡がり、駆動用磁石と従動用磁石との間隔が大きくなり、駆動用磁石の従動用磁石に対する磁力が弱くなり、駆動力の伝達が正常にできなくなるという事態が生じるおそれがある。
上記排熱回収発電装置において、パワータービンの回転を減速機に伝達する磁気カップリングの伝達トルクは、パワータービンの出力が大きくなると、それに伴って大きくなり、従動側となる減速機のピニオン軸が、駆動側となるパワータービンのロータ軸に対して相対的に捩れ(回転方向後側に遅れ)ていく。そして、減速機のピニオン軸とパワータービンのロータ軸との相対的な捩れ(位相差)がある値よりも大きくなると、減速機のピニオン軸がパワータービンのロータ軸に追従しなくなる、いわゆる「脱調」と呼ばれる現象が生じる。「脱調」と呼ばれる現象が生じると、駆動側のパワータービンの回転が過回転状態に陥り、駆動側のパワータービンが破壊に至るおそれがある。一方、減速機のピニオン軸はホイール歯車と連結され、ホイール歯車で減速された回転は、発電機の入力軸にフレキシブルカップリングで連結されており、脱調状態になった場合でも、発電機がブレーキとなり、過回転になることはない。
さらに、船舶の推進用主機としてのディーゼルエンジンの排熱回収用として設置した排熱回収型船舶推進装置を構成する排熱回収発電装置において、パワータービンの回転を減速機に伝達する磁気カップリングは、パワータービンとともに高速(例えば、約1万回転/分)で回転することになる。そのため、上記排熱回収発電装置において、パワータービンの回転を減速機に伝達する磁気カップリングとして上記特許文献1に開示された磁気カップリングを適用したとしても、磁気カップリングを構成するカップリング部材(インナーロータ)により大きな遠心力が作用し、カップリング部材(インナーヨーク)の外周面に取り付けられた(貼り付けられた)駆動用磁石が剥がれて半径方向外側に飛散して、磁気カップリングが破損してしまうといった事態が生じるおそれがある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、例えば、船舶の推進用主機としてのディーゼルエンジン(内燃機関)の排熱回収用として設置した排熱回収型船舶推進装置を構成する排熱回収発電装置において、パワータービンの回転を減速機に伝達する磁気カップリングに適用するにあたり、駆動側のパワータービンのロータ軸と減速機のピニオン軸が脱調状態となり、駆動側のパワータービンの回転が過回転状態に陥るのを防止することを主たる目的とする。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用した。
本発明に係る磁気カップリングは、円盤状のインナーヨークの周縁部に、N極となる磁石と、S極となる磁石とが、周方向に沿って交互に配列されるとともに、駆動側となる第1の回転軸に固定されて前記第1の回転軸とともに回転するインナーロータと、平面視円形状を呈する底部と、平面視環形状を呈する周壁部と、を備えたアウターヨークの該周壁部の内周面に、N極となる磁石と、S極となる磁石とが、周方向に沿って交互に配列されるとともに、前記第1の回転軸に対して従動側となる第2の回転軸に固定されて前記第2の回転軸とともに回転するアウターロータと、を備えた磁気カップリングであって、前記第1の回転軸と、前記第2の回転軸との相対的な捩れ角を常時計測する捩れ角計測装置が設けられている。
本発明に係る磁気カップリングによれば、捩れ角計測装置により、第1の回転軸と、第2の回転軸との相対的な捩れ角が常時計測されることになる。そして、第1の回転軸と、第2の回転軸との相対的な捩れ角が、例えば、予め定められた閾値を超えたら、第1の回転軸を停止させることにより、例えば、船舶の推進用主機としてのディーゼルエンジン(内燃機関)の排熱回収用として設置した排熱回収型船舶推進装置を構成する排熱回収発電装置において、パワータービンの回転を減速機に伝達する磁気カップリングに適用するにあたり、第1の回転軸(すなわち、駆動側のパワータービンのロータ軸)が脱調して過回転状態に陥るのを防止することができる。
本発明に係る排熱回収装置は、船舶の内燃機関と、作動媒体の循環経路に並列に設置され、それぞれ温度の異なる熱媒体によって前記作動媒体を蒸発させる複数の蒸発器と、前記蒸発器によって蒸発気化された前記作動媒体によって駆動されるタービンと、前記タービンの回転出力によって発電する発電機と、前記タービンを通過した前記作動媒体を凝縮させる凝縮器と、前記タービンの回転を、前記タービンと前記発電機との間に配置された減速機に伝達する磁気カップリングと、前記凝縮器を通過した作動媒体を蒸発気化させるフラッシュチャンバまたは熱交換器と、を備え、前記磁気カップリングが、上記磁気カップリングとされている。
本発明に係る排熱回収装置によれば、第1の回転軸(すなわち、駆動側のパワータービンのロータ軸)が脱調して過回転状態に陥るのを防止することができる磁気カップリングを具備していることになる。
これにより、第1の回転軸が過回転状態に陥ることによるロータ軸の損傷を防止することができ、当該排熱回収装置の信頼性を向上させることができる。
本発明に係る排熱回収型船舶推進装置は、上記排熱回収装置を具備している。
本発明に係る排熱回収型船舶推進装置によれば、第1の回転軸(すなわち、駆動側のパワータービンのロータ軸)が脱調して過回転状態に陥るのを防止することができる排熱回収装置を具備していることになる。
これにより、第1の回転軸が過回転状態に陥ることによるロータ軸の損傷を防止することができ、当該排熱回収型船舶推進装置の信頼性を向上させることができる。
本発明に係る船舶は、上記排熱回収型船舶推進装置を具備している。
本発明に係る船舶によれば、上記排熱回収発電装置を具備しているので、当該船舶の信頼性を向上させることができる。
本発明に係る磁気カップリングの運用方法は、回転駆動体に軸接続された主動軸を回転する工程と、前記主動軸の回転に従って従動軸を回転する工程と、前記主動軸と前記従動軸との捩れ角を測定する工程と、を備えた磁気カップリングの運用方法であって、前記捩れ角計測装置で計測された捩れ角が、予め定められた第1の閾値を超えたら、前記主動軸に加わる負荷が所定の負荷となるように前記主動軸を回転させ、前記第1の閾値よりも大きい、予め定められた第2の閾値を超えたら、前記主動軸を停止させるようにした。
本発明に係る磁気カップリングの運用方法によれば、捩れ角計測装置により、主動軸と、従動軸との相対的な捩れ角が常時計測され、主動軸と、従動軸との相対的な捩れ角が、予め定められた第1の閾値を超えたら、主動軸が所定の回転数となるように主動軸を回転させ、第1の閾値よりも大きい、予め定められた第2の閾値を超えたら、主動軸を停止させることにより、例えば、船舶の推進用主機としてのディーゼルエンジン(内燃機関)の排熱回収用として設置した排熱回収型船舶推進装置を構成する排熱回収発電装置において、パワータービンの回転を減速機に伝達する磁気カップリングに適用するにあたり、主動軸(すなわち、駆動側のパワータービンのロータ軸)が脱調して過回転状態に陥るのを防止することができる。
本発明に係る磁気カップリングの運用方法は、回転駆動体に軸接続された主動軸を回転する工程と、前記主動軸の回転に従って従動軸を回転する工程と、前記主動軸と前記従動軸との捩れ角を測定する工程と、を備えた磁気カップリングの運用方法であって、前記捩れ角計測装置で計測された捩れ角が所定の閾値を超えたら、前記主動軸に加わる負荷が所定の負荷となるように前記主動軸を回転させるようにした。
本発明に係る磁気カップリングの運用方法によれば、捩れ角計測装置により、主動軸と、従動軸との相対的な捩れ角が常時計測され、主動軸と、従動軸との相対的な捩れ角が、予め定められた閾値を超えたら、主動軸が所定の回転数となるように主動軸を回転させることにより、例えば、船舶の推進用主機としてのディーゼルエンジン(内燃機関)の排熱回収用として設置した排熱回収型船舶推進装置を構成する排熱回収発電装置において、パワータービンの回転を減速機に伝達する磁気カップリングに適用するにあたり、主動軸(すなわち、駆動側のパワータービンのロータ軸)が脱調して過回転状態に陥るのを防止することができる。
本発明に係る磁気カップリングの運用方法は、回転駆動体に軸接続された主動軸を回転する工程と、前記主動軸の回転に従って従動軸を回転する工程と、前記主動軸と前記従動軸との捩れ角を測定する工程と、を備えた磁気カップリングの運用方法であって、前記捩れ角計測装置で計測された捩れ角が所定の閾値を超えたら、前記主動軸を停止させるようにした。
本発明に係る磁気カップリングの運用方法によれば、捩れ角計測装置により、主動軸と、従動軸との相対的な捩れ角が常時計測され、主動軸と、従動軸との相対的な捩れ角が、予め定められた閾値を超えたら、主動軸を停止させることにより、例えば、船舶の推進用主機としてのディーゼルエンジン(内燃機関)の排熱回収用として設置した排熱回収型船舶推進装置を構成する排熱回収発電装置において、パワータービンの回転を減速機に伝達する磁気カップリングに適用するにあたり、主動軸(すなわち、駆動側のパワータービンのロータ軸)が脱調して過回転状態に陥るのを防止することができる。
本発明に係る磁気カップリングによれば、例えば、船舶の推進用主機としてのディーゼルエンジン(内燃機関)の排熱回収用として設置した排熱回収型船舶推進装置を構成する排熱回収発電装置において、パワータービンの回転を減速機に伝達する磁気カップリングに適用するにあたり、パワータービンのロータ軸が脱調して過回転状態に陥るのを防止することができるという効果を奏する。
本発明に係る磁気カップリングを具備した排熱回収型船舶推進装置の概略構成図である。 本発明の一実施形態に係る磁気カップリング、(パワー)タービン、減速機およびフレキシブルカップリングの部分を拡大して示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る磁気カップリングを(パワー)タービンの側から見た図である。 図3を、インナーロータの回転軸線を含む平面で切った断面図である。 本発明の一実施形態に係る磁気カップリングを構成するインナーロータを半径方向外側から見た図である。 図4のA−A矢視断面図である。
以下、本発明の一実施形態に係る磁気カップリング、例えば、船舶の推進用主機としてのディーゼルエンジン(内燃機関)の排熱回収用として設置した排熱回収型船舶推進装置を構成する排熱回収発電装置において、パワータービンの回転を減速機に伝達する磁気カップリングについて、図1から図6を参照しながら説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る排熱回収型船舶推進装置1は、排熱回収発電装置2を、船舶の推進用主機としてのディーゼルエンジン3の排熱回収用として設置したものである。
排熱回収発電装置2は、第1サイクル4と第2サイクル5の二つの有機流体経路を有する。第1サイクル4は、第1循環ポンプ11と、第1流量調整弁(図示せず)と、第1蒸発器(高圧蒸発器)12と、パワータービン13と、凝縮器14と、を備えている。第2サイクル5は、第2循環ポンプ21と、第2流量調整弁(図示せず)と、第2蒸発器(低圧蒸発器)22と、パワータービン13と、凝縮器14と、を備えている。パワータービン13には、磁気カップリング23および減速機24を介して発電機25が接続されている。
第1サイクル4と第2サイクル5とは、パワータービン13から凝縮器14に至る配管において共通の通路とされ、凝縮器14からパワータービン13に至る配管においてそれぞれ別々の通路とされている。第1サイクル4内に存する有機流体(作動媒体)は、第1循環ポンプ11によって第1サイクル4内を循環し、第2サイクル5内に存する有機流体(作動媒体)は、第2循環ポンプ21によって第2サイクル5内を循環する。第1サイクル4の圧力および流量は、第1流量調整弁またはインバータによって容量を可変にできる第1循環ポンプ11によって調整され、第2サイクル5の圧力および流量は、第2流量調整弁またはインバータによって容量を可変に出来る第2循環ポンプ21によって調整される。
第1サイクル4と第2サイクル5の有機流体経路を流れる有機流体としては、イソペンタン、ブタン、プロパン等の低分子炭化水素や、冷媒として用いられるR134a、R245fa等を用いることができる。第1サイクル4内に存する有機流体は、第1循環ポンプ11、第1蒸発器12、パワータービン13、凝縮器14を順次通過して相変化を繰り返しながら循環する。第2サイクル5内に存する有機流体は、第2循環ポンプ21、第2蒸発器22、パワータービン13、凝縮器14を順次通過して相変化を繰り返しながら循環する。
第1蒸発器12は、第1排熱回収流路31を流れる熱媒水が第1空気冷却器32や排ガスエコノマイザ(排ガス熱交換器)33にて回収した熱によって、第1循環ポンプ11から送られた液相の有機流体を加熱し、有機流体を気相に変化させる熱交換器である。
なお、第1空気冷却器32は、熱媒水と熱交換することで、ディーゼルエンジン3のターボチャージャ(過給機)34から吐出された圧縮空気を冷却する。また、排ガスエコノマイザ33は、熱媒水と熱交換することで、ディーゼルエンジン3から排出された排ガスを冷却する。
第2蒸発器22は、第1排熱回収流路31を流れる熱媒水が第1空気冷却器32にて回収した熱によって、第2循環ポンプ21から送出された液相の有機流体を加熱し、有機流体を気相に変化させる熱交換器である。
なお、第2蒸発器22は、第1蒸発器12で有機流体を加熱した熱媒水の熱によって第2循環ポンプ21から送出された液相の有機流体を加熱することとしてもよいし、船舶の推進用主機としてのディーゼルエンジン3のシリンダー用冷却水であるジャケット冷却水(図示せず)を直接第2蒸発器22で、第2循環ポンプ21から送出された液相の有機流体を加熱することとしてもよい。
パワータービン13には、第1サイクル4の第1蒸発器12で蒸発した有機流体と、第2サイクル5の第2蒸発器22で蒸発した有機流体とが導入される。そして、パワータービン13は、第1蒸発器12によって蒸発した有機流体の熱落差(エンタルピー落差)と、第2蒸発器22によって蒸発した有機流体の熱落差(エンタルピー落差)とによって回転駆動される。
パワータービン13の回転動力は、磁気カップリング23および減速機24を介して発電機25に伝達され、発電機25にて電力が得られるようになっている。発電機25で得られた電力は、図示しない電力線を介して船内系統へと供給される。パワータービン13を通過した有機流体は、凝縮器14にて海水によって冷却されて凝縮液化する。凝縮液化した有機流体は、第1循環ポンプ11によって第1蒸発器12へと送られ、第2循環ポンプ21によって第2蒸発器22へと送られる。
つぎに、第1排熱回収流路31について説明する。
第1排熱回収流路31は閉回路とされており、熱媒水を循環させるための排熱回収用ポンプ41が設けられている。この排熱回収用ポンプ41によって、熱媒水は、第1空気冷却器32、排ガスエコノマイザ33、第1蒸発器12、第2蒸発器22と熱交換するように循環する。第1蒸発器12、第2蒸発器22にて冷却された熱媒水は、減圧弁(図示せず)を介して大気圧ドレンタンク42に回収される。排熱回収用ポンプ41から第1蒸発器12、第2蒸発器22に送られる熱媒水の流量は、第1排熱回収流路31に設けられた給水制御弁43で調整される。
第1蒸発器12の熱媒水入口温度は、例えば、約196℃、熱媒水出口温度は、例えば、約70℃とされる。この第1蒸発器12にて、熱媒水によって有機流体が蒸発させられる。
排ガスエコノマイザ33の高温側(排ガス流れ上流側)には、コンポジットボイラ44が設けられている。コンポジットボイラ44は、蒸気ドラム45と循環ポンプ46と蒸発器47と、を備えている。蒸気ドラム45内の水は蒸発器47に送られ、蒸発器47にて排ガスと熱交換して蒸発する。
蒸発器47にて蒸発した蒸気は、蒸気ドラム45へと導かれる。この蒸気ドラム45の上方に滞留する蒸気は、補助装置(油加熱機、タンクヒーティング等)へと導かれ、その後、大気圧ドレンタンク42に回収される。蒸気ドラム45内の水位は、蒸気ドラムレベル制御弁48によって調整され、大気圧ドレンタンク42から蒸気ドラム45へボイラ給水ポンプ49によって水が供給される。
つづいて、排熱回収発電装置2の動作について説明する。
ディーゼルエンジン3のターボチャージャ34によって圧縮された空気は、第1空気冷却器32と第2空気冷却器50によって冷却される。この際に第1空気冷却器32内を流れる第1排熱回収流路31の熱媒水が圧縮空気によって昇温させられることによって、熱媒水は圧縮空気から熱を回収する。第1空気冷却器32にて熱回収した後の熱媒水温度は、例えば、約142℃とされる。
ディーゼルエンジン3から排出された排ガスは、コンポジットボイラ44の蒸発器47と排ガスエコノマイザ33によって冷却される。この際に排ガスエコノマイザ33を流れる第1排熱回収流路31の熱媒水が排ガスによって昇温させられることによって、熱媒水は排ガスから熱を回収する。排ガスエコノマイザ33にて熱回収した後の熱媒水温度は、例えば、約196℃とされる。
第1空気冷却器32と排ガスエコノマイザ33で排熱を回収して高温となった熱媒水は、第1蒸発器12へ導かれ、一方、第1空気冷却器32で排熱を回収して高温となった熱媒水の一部は、第2蒸発器22へと導かれ、第1サイクル4および第2サイクル5を循環する有機流体と熱交換する。有機流体は、第1蒸発器12、第2蒸発器22にて熱媒水の顕熱によって加熱され蒸発気化する。
蒸発気化して高エンタルピとなった有機流体は、パワータービン13へと導かれ、その熱落差によってパワータービン13を回転駆動させる。パワータービン13の回転出力を得て、発電機25にて発電が行われる。パワータービン13にて仕事を終えた有機流体(気相)は、凝縮器14へと導かれ海水等の冷却水によって冷却されることにより凝縮液化する。
つぎに、図2から図5の少なくとも一図に示すように、本実施形態に係る排熱回収型船舶推進装置1を構成する排熱回収発電装置2において、パワータービン13の回転を減速機24に伝達する磁気カップリング23は、インナーロータ(インナーカップリング部材)61と、アウターロータ(アウターカップリング部材)62と、隔壁(包囲部材)63と、を備えている。
インナーロータ61は、所定の厚みを有する円盤状のインナーヨーク71の周縁部に、N極となる磁石(ネオジム磁石)72と、S極となる磁石(ネオジム磁石)73とが、周方向に沿って交互に配列されたものであり、駆動側となるパワータービン13のロータ軸(第1の回転軸)13aに固定されてロータ軸13aとともに回転する。
なお、本実施形態では、6個の磁石72と、6個の磁石73とが、周方向に沿って30°間隔で配置されている。
アウターロータ62は、従動側となる減速機24のピニオン軸(第2の回転軸)24aに結合される、平面視円形状を呈する底板81と、底板81の周縁部に立設された周壁82と、を備えたアウターヨーク83の内周面(より詳しくは、周壁82の内周面)に、N極となる磁石(ネオジム磁石)84と、S極となる磁石(ネオジム磁石)85とが、周方向に沿って交互に配列されたものであり、減速機24のピニオン軸24aに固定されてピニオン軸24aとともに回転する。
なお、本実施形態では、6個の磁石84と、6個の磁石85とが、周方向に沿って30°間隔で配置されている。
隔壁63は、平面視円形状を呈する底板91と、底板91の周縁部に立設された周壁92と、を備えた円筒形状を呈し、かつ、非磁性体(例えば、GFRP:Glass Fiber Reinforced Plastics)からなる部材であり、インナーロータ61の外側全体を覆うようにしてインナーロータ61とアウターロータ62との間に配置されている。また、底板91と反対の側に位置する周壁92の端面には、半径方向外側に向かって拡径するフランジ93が連続するようにして設けられている。
フランジ93には、板厚方向に貫通する貫通穴94が周方向に沿って複数個設けられている。隔壁63は、貫通穴94に挿通されるボルト95を介して、ロータ軸13aの軸方向における中央部を軸受け支持する軸受台96の、減速機24の側に位置する端面に固定され、その内部には密閉空間が形成されるようになっている。
さて、本実施形態に係る磁気カップリング23は、外側保持リング101と、内側保持リング102と、スペーサ(風損防止部材)103と、マグネット押さえ104と、を備えている。
外側保持リング101は、中空円筒形状を呈し、かつ、非磁性体(例えば、CFRP:Carbon Fiber Reinforced Plastics)からなる厚み15mm程度の部材であり、アウターヨーク83を構成する周壁82の外周面に沿って、周壁82の外周面全体に巻き付けられている。
内側保持リング102は、中空円筒形状を呈し、かつ、非磁性体(例えば、CFRP:Carbon Fiber Reinforced Plastics)からなる厚み2〜7mm程度の部材であり、インナーヨーク71の周縁部に配列された磁石72および磁石73の外周面に沿って、磁石72および磁石73の外周面全体に巻き付けられている。
スペーサ103は、平面視円形状を呈する底板111と、底板111の周縁部に立設された周壁112と、を備えた円筒形状を呈し、かつ、金属材料(例えば、アルミニウム)からなる部材である。スペーサ103は、底板111の下面(図4において右側に位置する面)と、アウターヨーク83を構成する底板81の上面(図4において右側に位置する面)とが接し、周壁112の外周面と、アウターヨーク83を構成する周壁82の内周面とが接するとともに、周壁112の先端面(図4において左側に位置する端面)と、磁石72,73の一端面(図4において右側に位置する端面)との間に所定の隙間(磁石72,73の熱伸びを吸収する隙間)が形成されるようにして、一本のボルト113を介して底板81に固定されている。
底板111の径方向における中心部には、ボルト113の頭部の頂面と、底板111の上面(図4において左側に位置する面)とが同一平面を形成するようにして、ボルト113の頭部の全体と軸部の一部を収容する貫通穴114が設けられている。
底板81の径方向における中心部には、貫通穴114と連通するとともに、ボルト113の軸部外周面に形成された雄ねじ部(図示せず)と螺合する雌ねじ部(図示せず)を備えたボルト穴115が設けられている。
アウターヨーク83と減速機24のピニオン軸24aとは、底板81に設けられた貫通穴121、およびピニオン軸24aのフランジ24cに設けられた貫通穴122に挿通される複数本(本実施形態では8本)のボルト123と、ボルト123の軸部外周面に形成された雄ねじ部(図示せず)と螺合する雌ねじ部(図示せず)を備えたナット124とを介して結合されている。
底板111には、貫通穴121と連通するとともに、ナット124の頂面と、底板111の上面とが同一平面を形成するようにして、ナット124の全体を収容する貫通穴125が設けられている。
底板81および底板111には、貫通穴121および貫通穴122の他に、隔壁63を構成する底板91と、底板111との間に形成された内部空間と、アウターヨーク83の外側に存する外部空間とを連通する貫通穴(冷却穴)126(図6参照)が、周方向に沿って複数個(本実施形態では8個)設けられている。
マグネット押さえ104は、周壁131と、底板132と、を備えている。
周壁131は、中空円筒形状を呈し、かつ、金属材料(例えば、SUS304)からなる部材であり、周壁82の内周面に配列された磁石84および磁石85の内周面に沿って、磁石84および磁石85の内周面全体を覆う(内周面全体と接する)ようにして取り付けられている。
底板132は、平面視環形状を呈し、かつ、金属材料(例えば、SUS304)からなる板状の部材であり、磁石84および磁石85の他端面(図4において左側に位置する端面)を覆う(他端面と接する)とともに、周壁131の一端面(図4において左側に位置する端面)から半径方向外側に向かって拡径するように、その半径方向内側に位置する内周縁部が、周壁131の一端面に接続されている。
底板132の半径方向外側に位置する外周縁部と、周壁82の内周面とは、点溶接によって結合されている。結合はねじ止め、接着剤による結合等の機械的接合、圧接、融接等の冶金的接合でよいが、特に点溶接が望ましい。
なお、図5に示すように、本実施形態において、磁石72および磁石73は、その両側面(図5において上側および下側に位置する側面)が、図5において左右方向に延びるインナーヨーク71の回転軸線と平行になるようにして配置されている。
ここで、本実施形態に係る磁気カップリング23には、パワータービン13のロータ軸13aと、減速機24のピニオン軸24aとの相対的な捩れ角を常時(逐次)計測する、すなわち、減速機24のピニオン軸24aが、パワータービン13のロータ軸13aに対して、回転方向後側に何度捩れているのかを常時(逐次)計測する捩れ角計測装置201が設けられている。
捩れ角計測装置201は、ロータ軸13aの軸方向および周方向における定点(一点)が通過したことを計測し、定点が通過するたびに制御器202に信号を出力する第1のセンサ203と、ピニオン軸24aの軸方向および周方向における定点(一点)が通過したことを計測し、定点が通過するたびに制御器202に信号を出力する第2のセンサ204と、第1のセンサ203および第2のセンサ204から送られてきた信号に基づいて、パワータービン13のロータ軸13aと、減速機24のピニオン軸24aとの相対的な捩れ角を算出する制御器202と、を備えている。
また、本実施形態では、パワータービン13の定格負荷を100%とした場合に、パワータービン13の103%負荷〜105%負荷(本実施形態では、105%負荷)に対応する捩れ角(例えば、約10°)が「発電機25のオーバーロード上限値(第1の閾値)」として設定され、パワータービン13の108%負荷〜110%負荷(本実施形態では、110%負荷)に対応する捩れ角(例えば、約12°)が「発電機25の最大容量上限値(第2の閾値)」として設定されている。
なお、捩れ角の第1の閾値および第2の閾値としては、磁気カップリング23の大きさ、およびインナーヨーク71の周縁部の周方向に配列された磁石の数、回転時の雰囲気温度等によって、適宜設定することが望ましい。
そして、制御器202で算出された捩れ角が、「発電機25のオーバーロード上限値(第1の閾値)」として設定された捩れ角を超えたら、制御器202からパワータービン13の回転数を制御するガバナ(図示せず)に指令信号が送られ、このガバナによりパワータービン13の負荷が103%〜105%(本実施形態では、105%負荷)を超えないように、第1サイクル4および第2サイクル5を介してパワータービン13に流入する有機流体の流量、温度等が自動的に制御されるようになっている。
また、制御器202で算出された捩れ角が、「発電機25の最大容量上限値(第2の閾値)」として設定された捩れ角を超えたら、制御器202から、第1サイクル4および第2サイクル5の途中に設けられて、パワータービン13に流入する有機流体の流量を0(ゼロ)とする危急遮断弁(図示せず)に指令信号が送られ、パワータービン13に流入する有機流体が自動的に遮断されるようになっている。
なお、磁気カップリング23の許容トルク(設計値)は、パワータービン13の120%負荷〜125%負荷に設定されている。
また、制御器202で算出された捩れ角が、「発電機25のオーバーロード上限値(第1の閾値)」として設定された捩れ角、および「発電機25の最大容量上限値(第2の閾値)」として設定された捩れ角を超えた際に、制御器202から音響装置(図示せず)および表示装置(図示せず)に指令信号が送られ、制御器202で算出された捩れ角が、「発電機25のオーバーロード上限値(第1の閾値)」として設定された捩れ角、および「発電機25の最大容量上限値(第2の閾値)」として設定された捩れ角を超えたことを、作業員(乗組員)の聴覚および視覚に「警報」として働きかけるように構成されているとさらに好適である。
本実施形態に係る磁気カップリング23およびその運用方法によれば、捩れ角計測装置201により、ロータ軸13aと、ピニオン軸24aとの相対的な捩れ角が常時計測されることになる。そして、ロータ軸13aと、ピニオン軸24aとの相対的な捩れ角が、例えば、予め定められた「発電機25のオーバーロード上限値(第1の閾値)」として設定された捩れ角を超えたら、ロータ軸13aに加わる負荷が所定の負荷となるようにロータ軸13aを回転させ、「発電機25の最大容量上限値(第2の閾値)」として設定された捩れ角を超えたら、ロータ軸13aを停止させることにより、例えば、船舶の推進用主機としてのディーゼルエンジン(内燃機関)の排熱回収用として設置した排熱回収型船舶推進装置を構成する排熱回収発電装置において、パワータービン13の回転を減速機24に伝達する磁気カップリング23に適用するにあたり、パワータービン13のロータ軸13aが脱調して過回転状態に陥るのを防止することができる。
また、本実施形態に係る磁気カップリング23によれば、例えば、船舶の推進用主機としてのディーゼルエンジン(内燃機関)3の排熱回収用として設置した排熱回収型船舶推進装置1を構成する排熱回収発電装置において、パワータービン13の回転を減速機24に伝達する磁気カップリング23に適用されて、例えば、約1万回転/分の高速で回転する場合に磁気カップリング23を構成するアウターロータ62により大きな遠心力が作用したとしても、アウターロータ62の半径方向外側への拡がりが防止され、駆動用磁石72,73と従動用磁石84,85との間隔の拡がりが防止されることになる。
これにより、駆動用磁石72,73の従動用磁石84,85に対する磁力が弱くなるのを防止し、駆動力が正常に伝達されるようにすることができる。
さらに、本実施形態に係る磁気カップリング23によれば、アウターヨーク83を構成する底板81と、ピニオン軸24aのフランジ24cとを結合するボルト123およびナット124の、ナット124全体を収容する貫通穴125により、アウターヨーク83およびピニオン軸24aとともに回転するナット124による風損が低減されることになる。
これにより、風損により生じる発熱を低減させることができ、当該磁気カップリング23における発熱量を低減させることができる。
さらにまた、本実施形態に係る磁気カップリング23によれば、アウターヨーク83の内部に形成された内部空間と、アウターヨーク83の外側に存する外部空間とを連通する冷却穴126を介して、内部空間内に存する温度の高い空気が、アウターヨーク83の外に排出されることになる。
これにより、内部空間内の温度を低減させることができ、当該磁気カップリング23の温度上昇を抑制することができる。
さらにまた、本実施形態に係る磁気カップリング23によれば、マグネット押さえ104を構成する底板132が、磁石84および磁石85の他端面と接するように配置され、底板132の半径方向外側に位置する外周縁部と、アウターヨーク83を構成する周壁82の内周面とが、点溶接によって結合されているので、マグネット押さえ104を構成する底板132と、アウターヨーク83を構成する周壁82とのボルト結合を回避することができる。具体的に、マグネット押さえ104を構成する底板132と、アウターヨーク83を構成する周壁82との結合をボルト結合とした場合、ボルト穴となる切欠き部に対して、遠心力による応力が発生する。よって、点溶接とすることで応力集中を回避することができる。
さらにまた、本実施形態に係る磁気カップリング23によれば、例えば、船舶の推進用主機としてのディーゼルエンジン(内燃機関)3の排熱回収用として設置した排熱回収型船舶推進装置1を構成する排熱回収発電装置において、パワータービン13の回転を減速機に伝達する磁気カップリング23に適用されて、約3000回転/分以上、例えば、約1万回転/分の高速で回転する場合に、磁気カップリング23を構成するインナーロータ61により大きな遠心力が作用し、インナーヨーク71の外周面に取り付けられた(貼り付けられた)駆動用磁石72,73が剥がれてしまったとしても、駆動用磁石72,73の半径方向外側への飛散が防止されることになる。
これにより、駆動用磁石72,73が半径方向外側へ飛散することによる当該磁気カップリング23の破損を防止することができる。
さらにまた、本実施形態に係る磁気カップリング23によれば、スペーサ103を構成する周壁112の先端面と、磁石84および磁石85の一端面との間に設けられた所定の隙間により、これら磁石84,85の温度上昇に伴う熱伸びが吸収されることになる。
これにより、磁石84,85の熱伸びを許容することができ、これら磁石84,85が熱伸びすることによる当該磁気カップリング23の破損を防止することができる。
本実施形態に係る排熱回収型船舶推進装置1によれば、パワータービン13のロータ軸13aが脱調して過回転状態に陥るのを防止することができる排熱回収装置を具備していることになる。
これにより、パワータービン13のロータ軸13aが過回転状態に陥ることによるパワータービン13の損傷を防止することができ、当該排熱回収型船舶推進装置1の信頼性を向上させることができる。
本実施形態に係る船舶は、上記排熱回収型船舶推進装置1を具備していることになる。
これにより、当該船舶の信頼性を向上させることができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜必要に応じて変形・変更して実施することもできる。
1 排熱回収型船舶推進装置
3 ディーゼルエンジン(内燃機関)
4 第1サイクル(循環経路)
5 第2サイクル(循環経路)
12 (第1)蒸発器
13 パワータービン(タービン)
13a ロータ軸(第1の回転軸:主動軸)
14 凝縮器
22 (第2)蒸発器
23 磁気カップリング
24 減速機
24a ピニオン軸(第2の回転軸:従動軸)
25 発電機
61 インナーロータ
62 アウターロータ
71 インナーヨーク
72 磁石
73 磁石
81 底板
82 周壁
83 アウターヨーク
84 磁石
85 磁石
101 外側保持リング
102 内側保持リング
103 スペーサ
111 底板
112 周壁
123 ボルト
124 ナット
125 貫通穴
126 冷却穴
132 マグネット押さえ

Claims (7)

  1. 円盤状のインナーヨークの周縁部に、N極となる磁石と、S極となる磁石とが、周方向に沿って交互に配列されるとともに、駆動側となる第1の回転軸に固定されて前記第1の回転軸とともに回転するインナーロータと、
    平面視円形状を呈する底部と、平面視環形状を呈する周壁部と、を備えたアウターヨークの該周壁部の内周面に、N極となる磁石と、S極となる磁石とが、周方向に沿って交互に配列されるとともに、前記第1の回転軸に対して従動側となる第2の回転軸に固定されて前記第2の回転軸とともに回転するアウターロータと、を備えた磁気カップリングであって、
    前記第1の回転軸と、前記第2の回転軸との相対的な捩れ角を常時計測する捩れ角計測装置が設けられていることを特徴とする磁気カップリング。
  2. 船舶の内燃機関と、
    作動媒体の循環経路に並列に設置され、それぞれ温度の異なる熱媒体によって前記作動媒体を蒸発させる複数の蒸発器と、
    前記蒸発器によって蒸発気化された前記作動媒体によって駆動されるタービンと、
    前記タービンの回転出力によって発電する発電機と、
    前記タービンを通過した前記作動媒体を凝縮させる凝縮器と、
    前記タービンの回転を、前記タービンと前記発電機との間に配置された減速機に伝達する磁気カップリングと、を備え、
    前記磁気カップリングが、請求項1に記載の磁気カップリングとされていることを特徴とする排熱回収装置。
  3. 請求項2に記載の排熱回収装置を備えていることを特徴とする排熱回収型船舶推進装置。
  4. 請求項3に記載の排熱回収型船舶推進装置を備えていることを特徴とする船舶。
  5. 回転駆動体に軸接続された主動軸を回転する工程と、
    前記主動軸の回転に従って従動軸を回転する工程と、
    前記主動軸と前記従動軸との捩れ角を測定する工程と、を備えた磁気カップリングの運用方法であって、
    前記捩れ角計測装置で計測された捩れ角が、予め定められた第1の閾値を超えたら、前記主動軸に加わる負荷が所定の負荷となるように前記主動軸を回転させ、前記第1の閾値よりも大きい、予め定められた第2の閾値を超えたら、前記主動軸を停止させることを特徴とする磁気カップリングの運用方法。
  6. 回転駆動体に軸接続された主動軸を回転する工程と、
    前記主動軸の回転に従って従動軸を回転する工程と、
    前記主動軸と前記従動軸との捩れ角を測定する工程と、を備えた磁気カップリングの運用方法であって、
    前記捩れ角計測装置で計測された捩れ角が所定の閾値を超えたら、前記主動軸に加わる負荷が所定の負荷となるように前記主動軸を回転させることを特徴とする磁気カップリングの運用方法。
  7. 回転駆動体に軸接続された主動軸を回転する工程と、
    前記主動軸の回転に従って従動軸を回転する工程と、
    前記主動軸と前記従動軸との捩れ角を測定する工程と、を備えた磁気カップリングの運用方法であって、
    前記捩れ角計測装置で計測された捩れ角が所定の閾値を超えたら、前記主動軸を停止させることを特徴とする磁気カップリングの運用方法。
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