JP2014114922A - 電磁弁及び締結構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】円筒状のケース11に一体に設けられる第1爪部11bの周方向中間位置であって当該爪部11bの基端部と先端部の間において、バルブボディ24における第1爪部11bの係止に供する被係止部であるフランジ部24aの外側端縁と重合する軸方向位置に円形の貫通孔11fを設けた。これにより、第1爪部11bにおける前記貫通孔11f近傍が低剛性部H0となって、かしめ時のかしめポンチによる荷重を吸収でき、当該荷重による前記フランジ部24aの変形等が抑制される。
【選択図】図6
Description
[油圧式バルブタイミング制御装置]
まず、本発明に係る電磁弁が適用される油圧式バルブタイミング制御装置1について説明すれば、このバルブタイミング制御装置1は、図1に示すように、図外の内燃機関の例えば吸気側のカムシャフト2に設けられ、油圧を利用して図外のクランクシャフトに対するカムシャフト2の回転位相を連続的に変化させる位相変換機構3と、該位相変換機構3に油圧を給排する油圧給排手段4と、該油圧給排手段4の作動を制御する制御手段であるECU5と、を備えている。
[電磁弁]
前記電磁弁EVは、いわゆるスライドスプール形の4ポート比例電磁式切換弁であって、例えば非通電状態を現した図7に示すように、前記ECU5からの制御電流に基づいて発生する電磁力をもって後記のスプール25を駆動するアクチュエータとしてのソレノイドを構成するソレノイド構成部10と、該スプール25の軸方向位置に応じて後記のバルブボディ24に設けられた各ポートP1〜P4の連通状態を切り換える弁(バルブ)を構成するバルブ構成部23と、から主として構成されている。
[電磁弁の作動説明]
以下、本実施形態に係る電磁弁EVの作用について、図7〜図9に基づいて説明する。
(遅角制御)
まず、前記電磁弁EVは、例えば機関始動時ないしアイドル運転時などECU5からコイル13に制御電流が通電されない状態では、スプール25にはリターンスプリング26の付勢力のみが作用することにより、当該スプール25は、図7に示すように、ロッド20を介してアマチュア18を押しのけて、X軸負方向側へと最大偏倚した、最も後退した状態となる。かかる状態にあっては、前記両ポートP1、P2に対し第1、第2ランド部25a、25bがX軸負方向側に偏倚した状態となって、遅角ポートP1が導入室24dを介して導入ポートP3と連通する一方、進角ポートP2が第2排出孔25j及び排出通路25hを介して排出ポートP4,P5と連通することとなる。これにより、位相変換機構3においては、遅角室Prに作動油が供給されると共に、進角室Pa内の作動油が排出されることとなり、カムシャフト2の相対回転位相が最遅角側へと制御され、機関の良好な始動性や、アイドル運転時の機関の安定性及び燃費向上などに供される。
(中間保持)
続いて、例えば通常運転に移行して所定の運転状態で保持されることになると、スプール25を中間位置で保持するような値の制御電流がコイル13へと通電され、該コイル13の周囲に磁界が発生して、その周囲に設けられたケース11及び第1、第2固定鉄心16,17に形成された磁束に基づいてアマチュア18が第1固定鉄心16側に吸引されることとなる。すると、アマチュア18がロッド20を介してスプール25を押しのけるようにリターンスプリング26の付勢力に抗してX軸正方向側へと進出移動することで、スプール25が図8に示すような中間位置へ進出した状態となる。かかる状態では、遅角ポートP1が第1ランド部25aにより閉塞されると共に、進角ポートP2が第2ランド部25bにより閉塞されることとなる。これにより、位相変換機構3においては、遅角室Pr及び進角室Paの両室内の油圧が保持され、例えばポンプ8等の無駄なエネルギ消費の削減に供される。
(進角制御)
さらに、例えば高回転運転状態へと移行した場合などは、最大の制御電流がコイル13へと通電され、前記吸引力が最大となることから、図9に示すように、アマチュア18、ロッド20及びスプール25がリターンスプリング26の付勢力に抗してX軸正方向側へさらに進出することによって、X軸正方向側へと最大偏倚した、最も進出した状態となる。かかる状態では、前記両ポートP1、P2に対して前記両ランド部25a、25bがX軸正方向側へ偏倚した状態となって、遅角ポートP1が第1排出孔25i及び排出通路25fを介し排出ポートP4,P5と連通する一方、進角ポートP2が導入室24dを介して導入ポートP3と連通することとなる。これにより、位相変換機構3においては、遅角室Pr内の作動油が排出されると共に、進角室Paに作動油が供給されることとなり、カムシャフト2の相対回転位相が最進角側へと制御され、機関の高出力化に供される。
[電磁弁の組立工程の説明]
以下、本実施形態に係る電磁弁EVの組立工程、特にケース11のかしめ工程について、図10に基づいて詳述する。
[本実施形態の効果]
以上のように、本実施形態に係る電磁弁EVによれば、前記各第1爪部11bにおいて、被係止部となるバルブボディ24のフランジ部24aの外側端縁と重合する位置に貫通孔11fを設けたことで、当該フランジ部24aの外側端縁と重合する貫通孔11f近傍の剛性を低下させることができる結果、前記かしめポンチ29によって前記各第1爪部11bの先端側から荷重を作用させる際、従来のように第1固定鉄心16及びバルブボディ24に対し過大な負荷を与えることなく、前記低剛性部H0を曲折点として当該各第1爪部11bの先端部(高剛性部H1)を内方(径方向内側)へと容易に傾倒させることが可能となる。
[第2実施形態]
図11は本発明に係わる電磁弁EVの第2実施形態を示したものであって、前記第1実施形態に係る貫通孔11fの形状を楕円形状としたものである(図11の符号30参照)。本実施形態の構成によっても、前記第1実施形態と同様、前記バルブボディ24の外側端縁と同じ軸方向の位置にて、第1固定鉄心16及びバルブボディ24に対し過大な負荷を与えることなく、前記各貫通孔30近傍の低剛性部H0を曲折点として当該各第1爪部11bを容易に曲折させることできる。
[第3実施形態]
図12は本発明に係わる電磁弁EVの第3実施形態を示したものであって、前記第1実施形態に係る貫通孔11fの形状を菱形形状としたものである(図11の符号31参照)。本実施形態の構成によっても、前記第1実施形態と同様、前記バルブボディ24の外側端縁と同じ軸方向の位置にて、第1固定鉄心16及びバルブボディ24に対し過大な負荷を与えることなく、前記各貫通孔30近傍の低剛性部H0を曲折点として当該各第1爪部11bを容易に曲折させることできる。
[第4実施形態]
図13は本発明に係わる電磁弁EVの第4実施形態を示したものであって、前記第1実施形態に係る貫通孔11fの形状を長方形状としたものである(図11の符号32参照)。本実施形態の構成によっても、前記第1実施形態と同様、前記バルブボディ24の外側端縁と同じ軸方向の位置にて、第1固定鉄心16及びバルブボディ24に対し過大な負荷を与えることなく、前記各貫通孔30近傍の低剛性部H0を曲折点として当該各第1爪部11bを容易に曲折させることできる。
[第5実施形態]
図14、図15は本発明に係わる電磁弁EVの第5実施形態を示したものであって、前記貫通孔11fを、前記第1実施形態のように前記各第1爪部11bに貫通させない、凹部33として構成したものである。なお、図14、図15では、前記凹部33を前記各第1爪部11bの内側に設けることとしているが、当該凹部33は外側に設けてもよい。また、当該凹部33の形状についても、円形に限定されるものではなく、前記第2〜第4実施形態のような楕円や菱形、長方形等の形状とすることも可能である。
前記貫通孔又は凹部に、前記ケースの周方向において最も幅広となる部位を設けたことを特徴とする電磁弁。
前記最も幅広となる部位が、前記被係止部となる前記バルブボディの外側端縁と同じ軸方向位置となるように構成したことを特徴とする電磁弁。
前記貫通孔又は凹部の形状を真円としたことを特徴とする電磁弁。
前記貫通孔又は凹部の形状を楕円としたことを特徴とする電磁弁。
前記貫通孔又は凹部の形状を菱形としたことを特徴とする電磁弁。
前記貫通孔又は凹部の形状を長方形としたことを特徴とする電磁弁。
前記曲折しやすい部位に、最も曲折しやすい部位を設けたことを特徴とする締結構造。
前記最も曲折しやすい部位が前記被かしめ部材の被係止部と重合することを特徴とする締結構造。
11b…第1爪部
11d…胴部
11f…貫通孔
13…コイル
16…第1固定鉄心(固定鉄心)
18…アマチュア(可動鉄心)
24…バルブボディ
25…スプール
33…凹部
EV…電磁弁
H0…低剛性部
H1,H2…高剛性部
Claims (3)
- 環状に巻回されたコイルと、
前記コイルの外周側を包囲するように設けられて、軸方向の少なくとも一端側が開放された胴部と、該胴部の開放端に一体に形成された複数の爪部と、を有する磁性体からなるケースと、
前記コイルの内周側に軸方向へ移動自在に配置された可動鉄心と、
前記胴部の開放端に配設された固定鉄心と、
前記爪部を内方へと変形させることで前記固定鉄心と共に前記胴部の開放端に締結される中空状のバルブボディと、
前記可動鉄心の軸方向移動に伴い前記バルブボディ内を軸方向へと移動するスプールと、
前記爪部における前記ケースの周方向中間位置であって前記爪部の基端部と先端部との間に設けられた貫通孔又は凹部と、を備え、
前記貫通孔又は凹部は、前記爪部において、前記バルブボディにおける前記爪部の係止に供する被係止部と重合する軸方向位置に設けられることを特徴とする電磁弁。 - 環状に巻回されたコイルと、
前記コイルの外周側を包囲するように設けられて、軸方向の少なくとも一端側が開放された胴部と、該胴部の開放端に一体に形成された複数の爪部と、を有する磁性体からなるケースと、
前記コイルの内周側に軸方向へ移動自在に配置された可動鉄心と、
前記胴部の開放端に配設された固定鉄心と、
前記爪部を内方へと変形させることで前記固定鉄心と共に前記胴部の開放端に締結される中空状のバルブボディと、
前記可動鉄心の軸方向移動に伴い前記バルブボディ内を軸方向へと移動するスプールと、を備え、
前記爪部における前記ケースの周方向中間位置であって前記爪部の基端部と先端部との間に、前記基端部よりも曲折しやすい部位が設けられると共に、
前記曲折しやすい部位が、前記爪部において、前記バルブボディにおける前記爪部の係止に供する被係止部と重合する軸方向位置に設けられることを特徴とする電磁弁。 - 金属材料からなる複数の爪部を有するかしめ部材と、
前記複数の爪部をかしめることにより締結される被かしめ部材と、
を備え、
前記爪部における幅方向中間位置であって前記爪部の基端部と先端部との間に、前記基端部よりも曲折しやすい部位が設けられると共に、
前記曲折しやすい部位が、前記爪部において、前記被かしめ部材における前記爪部の係止に供する被係止部と重合する軸方向位置に設けられることを特徴とする締結構造。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2002228036A (ja) * | 2001-01-31 | 2002-08-14 | Nok Corp | ソレノイドバルブ |
JP2006077947A (ja) * | 2004-09-13 | 2006-03-23 | Fujitsu Ten Ltd | 板金のかしめ構造およびかしめ方法 |
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