JP2014114213A - 神経性疾患の治療又は予防のための医薬組成物 - Google Patents
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Abstract
【課題】多発性硬化症に対して十分な治療効果を示すとともに、ステロイド剤やインターフェロンβが有するような副作用が少なく、優れた自己免疫抑制作用を有する医薬の提供。
【解決手段】4−(2−アミノピリジン−4−イル)−3−(4−フルオロフェニル)−1−(1,4,5,6−テトラヒドロ−6−オキソピリダジン−3−イル)−1H−ピラゾール又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する、多発性硬化症の治療又は予防のための医薬組成物。
【選択図】なし
【解決手段】4−(2−アミノピリジン−4−イル)−3−(4−フルオロフェニル)−1−(1,4,5,6−テトラヒドロ−6−オキソピリダジン−3−イル)−1H−ピラゾール又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する、多発性硬化症の治療又は予防のための医薬組成物。
【選択図】なし
Description
本発明は、p38 Mitogen Activated Protein(以下、MAPと略す)キナーゼ阻害作用に加えて、優れたサイトカイン産生抑制作用を示すため、神経性疾患(特に、多発性硬化症)の治療又は予防のための医薬として有用な4−(2−アミノピリジン−4−イル)−3−(4−フルオロフェニル)−1−(1,4,5,6−テトラヒドロ−6−オキソピリダジン−3−イル)−1H−ピラゾール又はその薬理上許容される塩を有効成分とする医薬組成物に関する。
神経性疾患である多発性硬化症は、ミエリン鞘の局所的な崩壊(脱髄)によって特徴付けられる中枢性脱髄疾患の一つである。この疾患は、脳、脊髄、視神経などに病変が起こり、多彩な神経症状が再発と寛解を繰り返すもので、多くは急性に発症するが、ゆっくりと持続的な進行経路をたどる場合もある。本疾患の症状は、中枢神経系の脱髄巣が生じる部位に応じて様々であり、視力障害、眼球運動障害、運動障害、感覚障害、運動失調、膀胱直腸障害等の症状が挙げられる。本疾患の原因は、未だ不明であるが、免疫異常を示す所見が見られることより自己免疫性疾患である可能性が示唆されている。近年、自己免疫疾患を誘発する因子として、インターロイキン−17(以下、IL−17と略す)をはじめとするさまざまな特異的サイトカインやタンパク質が注目されている。
多発性硬化症の治療方法としては、急性期の治療として、ステロイド剤の点滴投与が行われており、再発予防及び進行抑制のためには、インターフェロンβの皮下注射や免疫抑制剤が使用されている。しかしながら、これらの薬物はいずれも、多発性硬化症に対して十分な治療効果を示しているとはいえず、また副作用が強く、投与形態に関して制約も多いという問題があった。そのため、十分な治療効果を有するとともに、より安全性の高い自己免疫抑制作用を有する医薬が切望されている。
一方、MAPキナーゼのホモログとしてクローニングされたp38MAPキナーゼは、IL−1、IL−6やIL−8等の炎症性サイトカイン産生の制御とそれらの受容体にカップルしたシグナル伝達系に関与しており、p38MAPキナーゼ阻害による炎症性サイトカイン抑制剤は、従来とは異なった作用機序による新世代の解熱・鎮痛・抗炎症剤並びに関節リウマチ等の自己免疫疾患、骨粗鬆症等の骨疾患、その他これらのサイトカインが関与する疾患に対する治療剤として期待されている。
4−(2−アミノピリジン−4−イル)−3−(4−フルオロフェニル)−1−(1,4,5,6−テトラヒドロ−6−オキソピリダジン−3−イル)−1H−ピラゾール又はその薬理上許容される塩は、強力なp38MAPキナーゼ阻害活性を有し、抗リウマチ薬として有用であることは知られている(例えば、特許文献1及び2参照)。
そして上記4−(2−アミノピリジン−4−イル)−3−(4−フルオロフェニル)−1−(1,4,5,6−テトラヒドロ−6−オキソピリダジン−3−イル)−1H−ピラゾール又はその薬理上許容される塩とは異なる化学構造を有するp38MAPキナーゼ阻害剤が、多発性硬化症のマウス実験モデルである実験的自己免疫性脳脊髄炎(Experimental Autoimmune Encephalomyelitis;以下、EAEと略す)に効果を示すことが報告されている(非特許文献1参照)。
そして上記4−(2−アミノピリジン−4−イル)−3−(4−フルオロフェニル)−1−(1,4,5,6−テトラヒドロ−6−オキソピリダジン−3−イル)−1H−ピラゾール又はその薬理上許容される塩とは異なる化学構造を有するp38MAPキナーゼ阻害剤が、多発性硬化症のマウス実験モデルである実験的自己免疫性脳脊髄炎(Experimental Autoimmune Encephalomyelitis;以下、EAEと略す)に効果を示すことが報告されている(非特許文献1参照)。
The Journal of Immunology,184,4295(2010)
上記のように、多発性硬化症に対して十分な治療効果を示すとともに、ステロイド剤やインターフェロンβが有するような副作用が少なく、優れた自己免疫抑制作用を有する医薬が求められていた。
本発明者等は、多発性硬化症の優れた治療薬若しくは予防薬の開発を目指して鋭意研究を行った結果、4−(2−アミノピリジン−4−イル)−3−(4−フルオロフェニル)−1−(1,4,5,6−テトラヒドロ−6−オキソピリダジン−3−イル)−1H−ピラゾール又はその薬理上許容される塩を有効成分とする医薬組成物が、優れた自己免疫抑制作用を有すると共に副作用も少なく、経口投与も可能であるので、多発性硬化症の治療及び/又は予防のための医薬、特に治療のための医薬として有用であることを見出し、本発明を完成するに至った。
本発明は、p38MAPキナーゼ阻害作用に加えて、優れたサイトカイン産生抑制作用を示し、かつ副作用も少ないので、多発性硬化症の治療又は予防に有用である医薬組成物を提供する。
本発明者等は、多発性硬化症の優れた治療薬若しくは予防薬の開発を目指して鋭意研究を行った結果、4−(2−アミノピリジン−4−イル)−3−(4−フルオロフェニル)−1−(1,4,5,6−テトラヒドロ−6−オキソピリダジン−3−イル)−1H−ピラゾール又はその薬理上許容される塩を有効成分とする医薬組成物が、優れた自己免疫抑制作用を有すると共に副作用も少なく、経口投与も可能であるので、多発性硬化症の治療及び/又は予防のための医薬、特に治療のための医薬として有用であることを見出し、本発明を完成するに至った。
本発明は、p38MAPキナーゼ阻害作用に加えて、優れたサイトカイン産生抑制作用を示し、かつ副作用も少ないので、多発性硬化症の治療又は予防に有用である医薬組成物を提供する。
本発明は、4−(2−アミノピリジン−4−イル)−3−(4−フルオロフェニル)−1−(1,4,5,6−テトラヒドロ−6−オキソピリダジン−3−イル)−1H−ピラゾール又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する多発性硬化症の治療又は予防のための医薬組成物である。
本発明の医薬組成物の有効成分である4−(2−アミノピリジン−4−イル)−3−(4−フルオロフェニル)−1−(1,4,5,6−テトラヒドロ−6−オキソピリダジン−3−イル)−1H−ピラゾール又はその薬理上許容される塩は、強力なp38MAPキナーゼ阻害作用に加えて、IL−17などのサイトカイン産生抑制作用を示すので、優れた自己免疫抑制作用を有し、副作用が少なく安全性も高く、かつ経口吸収性に優れることから、本発明の医薬組成物は、多発性硬化症の治療又は予防のための医薬として有用である。
本発明の医薬組成物の有効成分である4−(2−アミノピリジン−4−イル)−3−(4−フルオロフェニル)−1−(1,4,5,6−テトラヒドロ−6−オキソピリダジン−3−イル)−1H−ピラゾール又はその薬理上許容される塩は、公知の方法(例えば、WO2004/029043号公報又はWO2010/029938号公報)又はそれに準じた方法に従い、容易に製造することができる。
本発明の医薬組成物の有効成分である4−(2−アミノピリジン−4−イル)−3−(4−フルオロフェニル)−1−(1,4,5,6−テトラヒドロ−6−オキソピリダジン−3−イル)−1H−ピラゾール又はその薬理上許容される塩において、その薬理上許容される塩としては、例えば、塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、硝酸塩、硫酸塩若しくは燐酸塩等の無機酸塩;又は酢酸塩、プロピオン酸塩、酪酸塩、安息香酸塩、フタル酸塩、シュウ酸塩、マロン酸塩、コハク酸塩、マレイン酸塩、フマル酸塩、酒石酸塩、クエン酸塩、メタンスルホン酸塩、エタンスルホン酸塩、トリフルオロメタンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、2,4−ジメチルベンゼンスルホン酸塩、2,4,6−トリメチルベンゼンスルホン酸塩、p−トルエンスルホン酸、4−エチルベンゼンスルホン酸塩、2−ナフタレンスルホン酸、グルタミン酸塩若しくはアスパラギン酸塩等の有機酸塩を挙げることができ、好ましくは、塩酸塩、臭化水素酸塩、硫酸塩、メタンスルホン酸塩又はベンゼンスルホン酸塩を挙げることができ、特に好ましくは、メタンスルホン酸塩を挙げることができる。
本発明の医薬組成物は、錠剤、カプセル剤、顆粒剤、丸剤、散剤、液剤、シロップ剤、トローチ剤、懸濁剤、乳剤等の経口投与用剤型、あるいは注射剤、坐剤又は貼付剤等の非経口投与用剤型であって、薬理上及び製剤上許容される剤型で投与することができる。なかでも、錠剤、カプセル剤などの経口投与用の剤形が好ましい。
上記の各種剤型の医薬組成物を調製する際に用いることができる添加剤としては、例えば、経口投与用及び非経口投与用剤型の製剤において通常用いられる各種賦形剤、滑沢剤、結合剤、崩壊剤、乳化剤、安定剤、矯味矯臭剤、希釈剤又は注射用溶剤等が挙げられる。
賦形剤としては、例えば、有機系賦形剤又は無機系賦形剤を挙げることができる。有機系賦形剤としては、例えば、乳糖、白糖、ブドウ糖、マンニトール若しくはソルビトール等の糖誘導体;トウモロコシデンプン、馬鈴薯デンプン、α−デンプン、若しくはデキストリン等のデンプン及びその誘導体;結晶セルロース等のセルロース誘導体;アラビアゴム;デキストラン;又はプルランが挙げられる。無機系賦形剤としては、例えば、軽質無水珪酸、合成珪酸アルミニウム、珪酸カルシウム若しくはメタ珪酸アルミン酸マグネシウム等の珪酸塩誘導体;燐酸水素カルシウム若しくは燐酸塩;炭酸カルシウム若しくは炭酸塩;又は硫酸カルシウム若しくは硫酸塩が挙げられる。
滑沢剤としては、例えば、ステアリン酸;ステアリン酸カルシウム若しくはステアリン酸マグネシウム等のステアリン酸金属塩;タルク;コロイドシリカ;ビーワックス若しくはゲイ蝋等のワックス類;硼酸;アジピン酸;硫酸ナトリウム等の硫酸塩;グリコール;フマル酸;安息香酸ナトリウム;D,L−ロイシン;ラウリル硫酸ナトリウム若しくはラウリル硫酸マグネシウム等のラウリル硫酸塩;無水珪酸、若しくは珪酸水和物等の珪酸類;又は上記賦形剤として例示したデンプン誘導体が挙げられる。
結合剤としては、例えば、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリビニルピロリドン、マクロゴール又は上記賦形剤として例示した化合物が挙げられる。
崩壊剤としては、例えば、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロースカルシウム若しくは内部架橋カルボキシメチルセルロースナトリウム等のセルロース誘導体;架橋ポリビニルピロリドン;又はカルボキシメチルスターチ若しくはカルボキシメチルスターチナトリウム等の化学修飾されたデンプン・セルロース類が挙げられる。
乳化剤としては、例えば、ベントナイト、若しくはビーガム等のコロイド性粘土;水酸化マグネシウム若しくは水酸化アルミニウム等のアルカリ金属若しくはアルカリ土類金属水酸化物;ラウリル硫酸ナトリウム若しくはステアリン酸カルシウム等の陰イオン界面活性剤;塩化ベンザルコニウム等の陽イオン界面活性剤;又はポリオキシエチレンアルキルエーテル若しくはポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル類等の非イオン界面活性剤が挙げられる。
安定剤としては、例えば、メチルパラベン若しくはプロピルパラベン等のパラヒドロキシ安息香酸エステル類;クロロブタノール、ベンジルアルコール若しくはフェニルエチルアルコール等のアルコール類;塩化ベンザルコニウム;フェノール若しくはクレゾール等のフェノール類;チメロサール;デヒドロ酢酸;又はソルビン酸が挙げられる。
矯味矯臭剤としては、例えば、サッカリンナトリウム若しくはアスパラテーム等の甘味料;クエン酸若しくはリンゴ酸等の酸味料;又はメントール、レモンエキス若しくはオレンジエキス等の香料が挙げられる。
希釈剤としては、通常希釈剤として用いられる化合物を挙げることができる。例えば、ラクトース、マンニトール、グルコース、スクロース、硫酸カルシウム、燐酸カルシウム、ヒドロキシプロピルセルロース、微結晶性セルロース、水、エタノール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、グリセロール、デンプン、ポリビニルピロリドン、メタ珪酸アルミン酸マグネシウム又はこれらの混合物が挙げられる。
注射用溶剤としては、例えば、水、エタノール又はグリセリン等を挙げることができる。
本発明の医薬組成物の有効成分の投与量は、症状、年齢、投与方法等によって異なるが、例えば、経口投与の場合には、1回当たり0.1mg〜1000mg、好ましくは0.5mg〜500mgを;非経口投与の場合には、1回当たり0.01mg〜500mg、好ましくは0.05mg〜300mgを、成人に対して1日あたり、1回〜6回、症状に応じて投与することができる。
以下、実施例(試験例及び製剤例)を挙げて本発明を更に詳細に説明するが、本発明の範囲はこれらに限定されるものではない。
(試験例1)マウスEAE試験
1)EAEの誘導
EAEの誘導は、Tokuharaらの方法(Journal of Biological Chemistry,285,33294(2010))に準じて行った。フロイント不完全アジュバント(製品番号263910、DIFCO社製)5mlに、結核死菌H37Ra(製品番号231141、DIFCO社製)25mgを懸濁させてフロイント完全アジュバント懸濁液を調製した。このフロイント完全アジュバント懸濁液に、ミエリンオリゴ糖タンパクMOG35−55(東レリサーチセンター社製)のPBS溶液(濃度1mg/ml)5mlを加えて乳化し、11週令の雄C57BL/6Jマウス(日本クレア社供給)に皮下投与(投与量:200μl)して免疫化することにより、EAEの誘導を開始した。更に、百日咳毒素(製品番号180、LIST BIOLOGICAL LABORATORIES社製)のPBS溶液(濃度240ng/ml)500μlを免疫化0日及び2日後に静脈内投与した。
1)EAEの誘導
EAEの誘導は、Tokuharaらの方法(Journal of Biological Chemistry,285,33294(2010))に準じて行った。フロイント不完全アジュバント(製品番号263910、DIFCO社製)5mlに、結核死菌H37Ra(製品番号231141、DIFCO社製)25mgを懸濁させてフロイント完全アジュバント懸濁液を調製した。このフロイント完全アジュバント懸濁液に、ミエリンオリゴ糖タンパクMOG35−55(東レリサーチセンター社製)のPBS溶液(濃度1mg/ml)5mlを加えて乳化し、11週令の雄C57BL/6Jマウス(日本クレア社供給)に皮下投与(投与量:200μl)して免疫化することにより、EAEの誘導を開始した。更に、百日咳毒素(製品番号180、LIST BIOLOGICAL LABORATORIES社製)のPBS溶液(濃度240ng/ml)500μlを免疫化0日及び2日後に静脈内投与した。
2)臨床観察
免疫後マウスの臨床徴候を、0=病的所見なし、0.5=尻尾部分麻痺、1=尻尾完全麻痺、1.5=正向反射異常、2=正向反射不能、2.5=後肢衰弱、3=後肢麻痺、3.5=両後肢完全麻痺、4=片前肢麻痺、4.5=両前肢完全麻痺、5=瀕死又は死亡の尺度を用いて日々確認し、臨床徴候スコアが0.5になった、すなわち尻尾部分麻痺を示したマウスをEAE発症と判断し、次の化合物投与試験に用いた。統計解析はEXSAS(バージョン7.6、アームシステックス社製)を用いてStudentのt検定で実施した。
免疫後マウスの臨床徴候を、0=病的所見なし、0.5=尻尾部分麻痺、1=尻尾完全麻痺、1.5=正向反射異常、2=正向反射不能、2.5=後肢衰弱、3=後肢麻痺、3.5=両後肢完全麻痺、4=片前肢麻痺、4.5=両前肢完全麻痺、5=瀕死又は死亡の尺度を用いて日々確認し、臨床徴候スコアが0.5になった、すなわち尻尾部分麻痺を示したマウスをEAE発症と判断し、次の化合物投与試験に用いた。統計解析はEXSAS(バージョン7.6、アームシステックス社製)を用いてStudentのt検定で実施した。
3)化合物投与
EAEを発症した(臨床徴候スコアが0.5となった)マウスを用い、被験化合物の効果を測定した。蒸留水に溶解した4−(2−アミノピリジン−4−イル)−3−(4−フルオロフェニル)−1−(1,4,5,6−テトラヒドロ−6−オキソピリダジン−3−イル)−1H−ピラゾール メタンスルホン酸塩(濃度:3mg/ml)を、1日1回、発症日から40日間、30mg/kg/日の投与量で経口投与し(n=7)、毎日のトータルスコアを測定し、トータルスコアの変化を化合物非投与群(n=7)と比較した。試験結果を図1に示す。トータルスコアとは、免疫後マウス1個体の各臨床徴候スコアの合計であり、数値としては0(臨床徴候が無し)から最大値27.5(すべての臨床徴候を示した場合)となる。図1においては、試験に用いた免疫後マウス7個体におけるトータルスコアの平均値をプロットした。なお、図中**は、Studentのt検定での有意差p<0.01を示す。
本試験において用いた4−(2−アミノピリジン−4−イル)−3−(4−フルオロフェニル)−1−(1,4,5,6−テトラヒドロ−6−オキソピリダジン−3−イル)−1H−ピラゾール メタンスルホン酸塩は、WO2004/029043号公報に記載の方法により調製した。
EAEを発症した(臨床徴候スコアが0.5となった)マウスを用い、被験化合物の効果を測定した。蒸留水に溶解した4−(2−アミノピリジン−4−イル)−3−(4−フルオロフェニル)−1−(1,4,5,6−テトラヒドロ−6−オキソピリダジン−3−イル)−1H−ピラゾール メタンスルホン酸塩(濃度:3mg/ml)を、1日1回、発症日から40日間、30mg/kg/日の投与量で経口投与し(n=7)、毎日のトータルスコアを測定し、トータルスコアの変化を化合物非投与群(n=7)と比較した。試験結果を図1に示す。トータルスコアとは、免疫後マウス1個体の各臨床徴候スコアの合計であり、数値としては0(臨床徴候が無し)から最大値27.5(すべての臨床徴候を示した場合)となる。図1においては、試験に用いた免疫後マウス7個体におけるトータルスコアの平均値をプロットした。なお、図中**は、Studentのt検定での有意差p<0.01を示す。
本試験において用いた4−(2−アミノピリジン−4−イル)−3−(4−フルオロフェニル)−1−(1,4,5,6−テトラヒドロ−6−オキソピリダジン−3−イル)−1H−ピラゾール メタンスルホン酸塩は、WO2004/029043号公報に記載の方法により調製した。
本試験において、本発明の医薬組成物の有効成分である4−(2−アミノピリジン−4−イル)−3−(4−フルオロフェニル)−1−(1,4,5,6−テトラヒドロ−6−オキソピリダジン−3−イル)−1H−ピラゾール メタンスルホン酸塩は、EAE発症後のマウスへの経口投与により、臨床徴候のトータルスコアを有意に抑制した。つまり、多発性硬化症に類似する症状のトータルスコアに対して有意な抑制作用を示したので、多発性硬化症の治療に有効であることが示された。
(試験例2)初代培養リンパ球からのIL−17産生抑制試験
1)マウスの免疫
マウスの免疫は、Tokuharaらの方法(Journal of Biological Chemistry,285,33294(2010))に準じて行った。フロイント不完全アジュバント(製品番号263910、DIFCO社製)3mlに、結核死菌H37Ra(製品番号231141、DIFCO社製)15mgを懸濁させてフロイント完全アジュバント懸濁液を調製した。このフロイント完全アジュバント懸濁液に、ミエリンオリゴ糖タンパクMOG35−55(東レリサーチセンター社製)のPBS溶液(濃度1mg/ml)3mlを加えて乳化し、8〜10週令の雄C57BL/6Jマウス(日本クレア社供給)に皮下投与(投与量:200μl、投与回数:1回)して免疫化した。
マウスの免疫は、Tokuharaらの方法(Journal of Biological Chemistry,285,33294(2010))に準じて行った。フロイント不完全アジュバント(製品番号263910、DIFCO社製)3mlに、結核死菌H37Ra(製品番号231141、DIFCO社製)15mgを懸濁させてフロイント完全アジュバント懸濁液を調製した。このフロイント完全アジュバント懸濁液に、ミエリンオリゴ糖タンパクMOG35−55(東レリサーチセンター社製)のPBS溶液(濃度1mg/ml)3mlを加えて乳化し、8〜10週令の雄C57BL/6Jマウス(日本クレア社供給)に皮下投与(投与量:200μl、投与回数:1回)して免疫化した。
2)リンパ節の摘出及びリンパ球浮遊液の調製
免疫から10日後のマウスをエーテル麻酔下で安楽死させ、70%アルコールで十分消毒した後、頚部及び四肢の所属リンパ節(Superficial cervical node、Axillary node、Brachial node及びInguinal node)を氷冷した滅菌PBS中に摘出し、実体顕微鏡下で脂肪組織などの組織片を取り除いた。次いで、リンパ節の被膜を破ることでリンパ球を分離後、メッシュサイズ40μmのセルストレーナー(製品番号352340、FALCON社製)で濾過し、10%のfetal bovine serum(以下、FBSと略す)及び55μMの2−Mercaptoethanol(以下、2‐MΕと略す;製品番号137-06862、和光純薬社製)を含むRoswell Park Memorial Institute 1640(以下、RPMI 1640と略す)培地(製品番号680554、ニッスイ社製)中、1.5×107個/mlのリンパ球を含むリンパ球浮遊液を調製した。
免疫から10日後のマウスをエーテル麻酔下で安楽死させ、70%アルコールで十分消毒した後、頚部及び四肢の所属リンパ節(Superficial cervical node、Axillary node、Brachial node及びInguinal node)を氷冷した滅菌PBS中に摘出し、実体顕微鏡下で脂肪組織などの組織片を取り除いた。次いで、リンパ節の被膜を破ることでリンパ球を分離後、メッシュサイズ40μmのセルストレーナー(製品番号352340、FALCON社製)で濾過し、10%のfetal bovine serum(以下、FBSと略す)及び55μMの2−Mercaptoethanol(以下、2‐MΕと略す;製品番号137-06862、和光純薬社製)を含むRoswell Park Memorial Institute 1640(以下、RPMI 1640と略す)培地(製品番号680554、ニッスイ社製)中、1.5×107個/mlのリンパ球を含むリンパ球浮遊液を調製した。
3)初代培養リンパ球の刺激及び上清のIL−17測定
2)で調製したリンパ球浮遊液を、24ウェル培養プレート(FALCON社製)に500μl/ウェルの量に播種した後、ミエリンオリゴ糖タンパクMOG35−55(終濃度5μg/mL)及び0.2%のジメチルスルホキシド水溶液に溶解した4−(2−アミノピリジン−4−イル)−3−(4−フルオロフェニル)−1−(1,4,5,6−テトラヒドロ−6−オキソピリダジン−3−イル)−1H−ピラゾール メタンスルホン酸塩(終濃度3μM)を含むRPMI 1640培地(10% FBS及び55μM 2−ME含有)500μlを加えて、37℃で、2日間培養した。コントロールとしては、ミエリンオリゴ糖タンパクMOG35−55(終濃度5μg/mL)及び0.2%のジメチルスルホキシド水溶液を含むRPMI 1640培地(10% FBS及び55μM 2−ME含有)を用いた。培養終了後、培養液を回収し、遠心分離(400g、10分間)してその上清を分離し、ELISA法(製品番号432501、Biolegend社製)を用いて、IL−17産生量を測定した。その結果、本発明の医薬組成物の有効成分である4−(2−アミノピリジン−4−イル)−3−(4−フルオロフェニル)−1−(1,4,5,6−テトラヒドロ−6−オキソピリダジン−3−イル)−1H−ピラゾール メタンスルホン酸塩は、ミエリンオリゴ糖タンパクMOG35−55刺激によるリンパ球からのIL−17産生を62%抑制したことが示された(p38MAPキナーゼ阻害剤処理群のIL−17産生量:1792pg/ml;コントロール群でのIL−17産生量:690pg/ml)。
なお、IL−17産生の抑制率は、{1−(p38MAPキナーゼ阻害剤処理群のIL−17産生量/コントロール群のIL−17産生量)}×100を用いて、算出した。
2)で調製したリンパ球浮遊液を、24ウェル培養プレート(FALCON社製)に500μl/ウェルの量に播種した後、ミエリンオリゴ糖タンパクMOG35−55(終濃度5μg/mL)及び0.2%のジメチルスルホキシド水溶液に溶解した4−(2−アミノピリジン−4−イル)−3−(4−フルオロフェニル)−1−(1,4,5,6−テトラヒドロ−6−オキソピリダジン−3−イル)−1H−ピラゾール メタンスルホン酸塩(終濃度3μM)を含むRPMI 1640培地(10% FBS及び55μM 2−ME含有)500μlを加えて、37℃で、2日間培養した。コントロールとしては、ミエリンオリゴ糖タンパクMOG35−55(終濃度5μg/mL)及び0.2%のジメチルスルホキシド水溶液を含むRPMI 1640培地(10% FBS及び55μM 2−ME含有)を用いた。培養終了後、培養液を回収し、遠心分離(400g、10分間)してその上清を分離し、ELISA法(製品番号432501、Biolegend社製)を用いて、IL−17産生量を測定した。その結果、本発明の医薬組成物の有効成分である4−(2−アミノピリジン−4−イル)−3−(4−フルオロフェニル)−1−(1,4,5,6−テトラヒドロ−6−オキソピリダジン−3−イル)−1H−ピラゾール メタンスルホン酸塩は、ミエリンオリゴ糖タンパクMOG35−55刺激によるリンパ球からのIL−17産生を62%抑制したことが示された(p38MAPキナーゼ阻害剤処理群のIL−17産生量:1792pg/ml;コントロール群でのIL−17産生量:690pg/ml)。
なお、IL−17産生の抑制率は、{1−(p38MAPキナーゼ阻害剤処理群のIL−17産生量/コントロール群のIL−17産生量)}×100を用いて、算出した。
本試験において、本発明の医薬組成物の有効成分である4−(2−アミノピリジン−4−イル)−3−(4−フルオロフェニル)−1−(1,4,5,6−テトラヒドロ−6−オキソピリダジン−3−イル)−1H−ピラゾール メタンスルホン酸塩は、自己免疫性疾患に関与するIL−17産生を強く抑制することにより、多発性硬化症の治療に有用であることが確認された。
(製剤例1) カプセル剤
50mgの4−(2−アミノピリジン−4−イル)−3−(4−フルオロフェニル)−1−(1,4,5,6−テトラヒドロ−6−オキソピリダジン−3−イル)−1H−ピラゾール メタンスルホン酸塩、128.7mgの乳糖、70mgのセルロース及び1.3mgのステアリン酸マグネシウムを混合し、60メッシュのふるいを通した後、この粉末250mgを3号ゼラチンカプセルに入れ、カプセル剤とする。
50mgの4−(2−アミノピリジン−4−イル)−3−(4−フルオロフェニル)−1−(1,4,5,6−テトラヒドロ−6−オキソピリダジン−3−イル)−1H−ピラゾール メタンスルホン酸塩、128.7mgの乳糖、70mgのセルロース及び1.3mgのステアリン酸マグネシウムを混合し、60メッシュのふるいを通した後、この粉末250mgを3号ゼラチンカプセルに入れ、カプセル剤とする。
(製剤例2) 錠剤
50mgの4−(2−アミノピリジン−4−イル)−3−(4−フルオロフェニル)−1−(1,4,5,6−テトラヒドロ−6−オキソピリダジン−3−イル)−1H−ピラゾール メタンスルホン酸塩、124mgの乳糖、25mgのセルロース及び1mgのステアリン酸マグネシウムを混合し、打錠機により打錠して、1錠200mgの錠剤とする。この錠剤は必要に応じて糖衣を施すことができる。
50mgの4−(2−アミノピリジン−4−イル)−3−(4−フルオロフェニル)−1−(1,4,5,6−テトラヒドロ−6−オキソピリダジン−3−イル)−1H−ピラゾール メタンスルホン酸塩、124mgの乳糖、25mgのセルロース及び1mgのステアリン酸マグネシウムを混合し、打錠機により打錠して、1錠200mgの錠剤とする。この錠剤は必要に応じて糖衣を施すことができる。
本発明の医薬組成物の有効成分である4−(2−アミノピリジン−4−イル)−3−(4−フルオロフェニル)−1−(1,4,5,6−テトラヒドロ−6−オキソピリダジン−3−イル)−1H−ピラゾール メタンスルホン酸塩は、強力なp38MAPキナーゼ阻害作用に加えて、IL−17などのサイトカイン産生抑制作用を示すので、優れた自己免疫抑制作用を有し、安全性も高いことから、本発明の医薬組成物は、多発性硬化症の治療又は予防のための医薬として有用である。
Claims (3)
- 4−(2−アミノピリジン−4−イル)−3−(4−フルオロフェニル)−1−(1,4,5,6−テトラヒドロ−6−オキソピリダジン−3−イル)−1H−ピラゾール又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する、多発性硬化症の治療又は予防のための医薬組成物。
- 4−(2−アミノピリジン−4−イル)−3−(4−フルオロフェニル)−1−(1,4,5,6−テトラヒドロ−6−オキソピリダジン−3−イル)−1H−ピラゾールの薬理上許容される塩が、メタンスルホン酸塩である、請求項1記載の医薬組成物。
- 経口投与用剤型である、請求項1又は2に記載の医薬組成物。
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