JP2014114065A - 複合キャップ - Google Patents

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Abstract

【課題】キャップが開封された後も、ICチップと読取り装置がICチップのデータを継続して読取ることができる複合キャップを提供すること。
【解決手段】容器6の口頸部21に設けられるインナーキャップ3と、インナーキャップ3に被せられ、頂壁パネル7に破断可能なプッシュ板9を設けたオーバーキャップ2と、インナーキャップ3とオーバーキャップ2との間に設けられる中間部材4と、中間部材4に貼着されたICタグ5とを備え、ICタグ5は、ICチップと情報送受信用アンテナとを備えた樹脂フィルムからなり、プッシュ板9の下面にはアンテナの上方に設けられ、プッシュ板9の押圧破断時にアンテナを切断するカッター11を形成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、ICタグ付きの複合容器蓋に関するものであり、より詳細には、ICタグの情報を読み取り不能、若しくはキャップの開封後の記録情報を変更することができる複合キャップに関する。
従来、各種の製品には、製造年月日、製造・販売者名、使用期限などの製品情報を表示したバーコードが広く利用されている。ところで、バーコードは、コード化された情報をリーダーで読取るため、バーコードの印刷面を平面とする必要があり、このため、ボトルやキャップなどの包装材料の分野では、バーコードの印刷面が制限され、また、コード化できる情報量も限られたものとなってしまうという問題がある。
そこで、最近では、ICタグを用いた情報表示の技術が利用されるようになってきた。ICタグとは、RFID(Radio Frequency Identification)とも呼ばれるものであり、所定の情報が記憶されたICチップを無線アンテナとともに樹脂やガラス等の誘電体材料に埋め込んでタグ(荷札)状に形成した超小型の通信端末である。このようなICタグは、無線通信により、ICチップに記憶された製品情報を読取るものであり、例えばICチップのメモリには、数百バイトのデータを記録することができ、多くの製品情報を記録できるという利点がある。また、ICタグは、非接触で記録された情報を読取ることができ、接触による摩耗などの問題もなく、さらには、商品の形態に併せた形状に加工したり、小型化、薄型化なども可能であるという利点がある。
例えば、特許文献1には、頂板にICタグが埋め込まれたキャップが開示されている。
このようなICタグを、容器の開封履歴の表示のために使用することも提案されており、例えば、特許文献2には、キャップを開封したとき、ICタグ中のICチップとアンテナとを結ぶリード線が断線することにより、開封を検出する方法が提案されている。
また、特許文献3には、容器口部に装着されるキャップ本体に連結された上蓋を開封した時、キャップ本体に設けられているアンテナ回路が切断され、これにより、開封の事実を認識できることが開示されている。
これら特許文献2及び3の何れも、ICタグの回路が切断されているという事実を外部読み取り装置により検知することにより、開封の事実を認識できるというものであるが、未だ解決すべき課題が残されている。
例えば、特許文献2で提案されている技術では、容器本体或いは容器本体に属する部分(具体的には、開封時にキャップから切り取られるタンパーエビデントバンド)にICタグのICチップを設け、容器本体に螺子締結されるキャップにアンテナ及びリード線が設けられ、キャップを開封する際にリード線が破断される。
しかるに、容器本体にICチップを設けるときには、アンテナ及びICチップとアンテナとを接続するリード線は、容器とは別体のキャップに設けることとなるが、このような構成は実施が困難といってよい。即ち、アンテナ及びICチップがリード線で接続されているICタグをキャップに設け、キャップを容器口部に装着した後に、ICチップの部分のみを容器側に張り付けるという手段が採用されることとなるが、ICチップが垂れ下がっている状態でキャップを容器口部に装着しなければならず、その作業(キャッピング)が極めて困難となるし、キャッピング時にICチップの破損やリード線の切断を生じ易い。さらに、キャップから垂れ下がったICチップの容器への貼り付けも容易ではない。
特許文献3の手段では、容器口部をシールしている蓋材とは別個に設けられた外蓋材にICタグが設けられており、容器口部をシールしている蓋材の開封操作は、ICタグが設けられている外蓋材を用いてのICタグの破壊操作とは全く別個に行われる。従って、ICタグが設けられている外蓋材を取り外した後、さらに、容器口部をシールしている蓋材を開封しなければならない。
即ち、引用文献3においては、容器口部の開封を行うためには、この操作とは別個に、ICタグが取り付けられている蓋材(外蓋)の取り外しを行う必要があり、容器口部の開封に手間がかかるという欠点があり、さらなる改善が求められている。
さらに、特許文献2や3の公知の手段では、開封後には、ICチップに記憶された情報を読み取ることができないため、ICタグの利用が制限されるという問題もある。
特に、キャップの開封後にICタグの内容を確認できる場合は、製品等のキャンペン情報や、懸賞の当否、あるいはキャップの材質などを記録しておけば、リサイクルの仕分けなどが可能になる。
特開2005−321935号公報 特許4047821号 特開2011−213378号公報
従って、本発明の目的は、互いに切り離されることがないキャップにICタグが取り付けられており、ICタグが取り付けられているキャップのキャッピング等の装着作業を容易に行うことができ、さらに、容器口部をシールしている蓋材の開封作業に際してICタグの回路を切断することができ、容器口部の開封操作を、一連の操作で簡単かつ容易に行うことができ、しかも、ICタグの回路の切断により容器口部が開封されている事実を確実に表示することができる新規な構造を有するICタグ付き包装容器を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、容器の開封後においても、ICタグのICチップに入力されている情報を読み取ることが可能な複合キャップを提供することにある。
本発明の複合キャップは、上記目的を達成するために、螺子係合により容器の口部に設けられるインナーキャップと、該インナーキャップに被せてなるオーバーキャップと、前記インナーキャップとオーバーキャップとの間に設けられる中間部材と、ICタグとを備え、前記オーバーキャップは、頂壁パネルと、頂壁パネル周縁から降下したスカート壁を設け、前記インナーキャップは、上壁パネルと、上壁パネル周縁から降下しており且つ内面に容器の口部外面に螺子係合する螺条を備えた筒状壁を設け、前記中間部材は、前記頂壁パネルと前記上壁パネルとの間に天板を設け、前記ICタグは、任意の情報が記録されたICチップと、情報送受信用アンテナとを装着したフィルム基材とを設け、前記オーバーキャップの頂壁パネルの内方には、破断可能な破断部によって囲繞され、押圧による破断によって前記中間部材の天板に当接するプッシュ板を設けてなり、前記中間部材と前記プッシュ板との係合によって前記ICタグのいずれかの回路を切断するようにした。
上記複合キャップの前記中間部材の前記天板の上面にはICタグを貼着し、前記プッシュ板の下面には、前記回路の切断部の上方に設けられ、プッシュ板の押圧破断時による移動によって前記切断部を切断するカッターを形成することができる。
上記複合キャップの前記中間部材は、前記天板の周辺から降下した周壁を設けるとともに、該中間部材は、前記オーバーキャップの頂壁パネルと前記インナーキャップの上壁パネルとの間に配設され、かつ前記中間部材の周壁部の先端が前記上壁パネルの外周部に載置され、前記オーバーキャップのスカート壁と前記インナーキャップの筒状壁との間には、前記中間部材の周壁が差し込み可能な隙間を形成してなり、前記プッシュ板の押圧破断後に、前記中間部材の前記押圧移動によって、前記中間部材の周壁部が、前記スカート壁と前記筒状壁との間に挟着され、前記周壁部を介して、前記オーバーキャップ、前記インナーキャップ及び中間部材が一体的に固定されることが好ましい。
上記複合キャップの前記回路は、前記ICチップから外部に引き出したリード線を設け、前記プッシュ板の押圧破断時に前記カッターが前記リード線の切断部を切断することによって、該リード線の切断後に生じた前記ICチップの新たな記録情報を検知することができる。
上記複合キャップは、前記回路の切断部と前記プッシュ板のカッターとが前記オーバーキャップの中心軸上に配置されることが好ましい。
上記複合キャップは、前記プッシュ板のカッターが前記オーバーキャップの中心軸から離れた位置に配置され、前記回路の切断部がアンテナであることが好ましい。
上記複合キャップの前記カッターは、前記プッシュ板の下面から下方に突出し、前記中間部材の天板には、前記プッシュ板の押圧移動後に、前記カッターの先端が収容可能な凹部を形成することができる。
本発明の複合キャップによれば、オーバーキャップの頂壁パネルの内方には、破断可能な破断部によって囲繞され、押圧による破断によって中間部材を下方へ押圧移動させるプッシュ板を形成し、該プッシュ板の下面には切断回路の上方に設けられ、プッシュ板の押圧破断時に切断回路を切断するカッターを形成したので、ICタグのいずれかの回路の切断により容器口部が開封されている事実を確認することができる。
本発明の別の複合キャップによれば、ICタグは、ICチップと情報送受信用アンテナとICチップの外部に引き出した回路のリード線とを備えた樹脂フィルム基材からなり、ICチップから引き出したリード線を切断することによって、切断後もアンテナとの通信が維持されるので、ICチップやアンテナが破壊されることなく、リード線切断後もICタグとの通信が可能である。これにより、ユーザは複合キャップの開封後に新たな情報を得ることができる。
さらに、リード線を引き出すことによって、カッターがどの位置にあっても、リード線をカッターまで延ばせばよいので、レイアウトの自由化を拡大することができる。
中間部材は、押圧移動後に該中間部材の周壁をオーバーキャップとインナーキャップとの隙間に挟着させるので、オーバーキャップとインナーキャップとの連結に関して、形状が複雑な構造とならず、カッターを中央に配置すれば、複合キャップの組付け時に位置合わせをする必要がなく、組立の手間を省くことができる。
中間部材の周壁の形状が先端側が薄く、基端側が厚くなる楔形状であるので、オーバーキャップのスカート壁とインナーキャップの筒状壁との間に形成した隙間に周壁を容易に差し込むことができる。
本発明の第1の実施形態における複合キャップを縦方向に切断した断面図である。 図1の複合キャップの分解斜視図である。 図1の複合キャップのオーバーキャップを中心線にて破断した状態の断面図である。 Aは、図1の複合キャップの中間部材を上方から見た斜視図、Bは中間部材を下方から見た斜視図である。 図1の複合キャップの中間部材の天板に貼着しているICタグの斜視図である。 Aは、図1の複合キャップの開栓前の拡大断面図、Bは複合キャップのプッシュ板がICタグの切断回路のリード線を破断した状態の拡大断面図である 本発明の第2の実施形態における複合キャップの中間部材の天板に貼着しているICタグの斜視図である。 Aは、第2の実施形態における複合キャップの開栓前の拡大断面図、Bは複合キャップのプッシュ板がICタグの切断回路のリード線を破断した状態の拡大断面図である。 本発明の第3の実施形態における複合キャップの中間部材の天板に貼着しているICタグの斜視図である。
以下、本発明のICタグ付き複合キャップの第1の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明に係る複合キャップの開封前の断面図で、図2は複合キャップの分解斜視図、図3は複合キャップのオーバーキャップの破断斜視図である。図4は、中間部材の斜視図、図5はICタグの斜視図である。
複合キャップ1は、外側に配設されるオーバーキャップ2、内側に配設されるインナーキャップ3、オーバーキャップ2とインナーキャップ3との間に配設される中間部材4、オーバーキャップ2と中間部材4との間に配設されるICタグ5から構成されている。
樹脂製のオーバーキャップ2は、円形天面の頂壁パネル7と、頂壁パネル7の周縁から降下したスカート壁8からなる。頂壁パネル7の中央部には、円形のプッシュ板9が設けられている。プッシュ板9は、カッターなどで複数のスリットを設けた破断部18に囲繞されている。破断部18は等間隔に形成された架橋部10が設けられ、プッシュ板9は下方に押し込むことによって、架橋部10が破断し、プッシュ板9はオーバーキャップ2から破断される。プッシュ板9の下面には、中央側から半径方向外側へ延び、下方へ突出する板状のカッター11を形成している。
円筒状のスカート壁8の下部には、周方向に延びる破断ライン12が形成されており、該破断ライン12よりも上方に主部15、下方にタンパーエビデント裾部13が区画されている。破断ライン12は周方向に間隔をおいて複数個の橋絡部14が形成されている。
スカート壁の主部15の内周面には、周方向に見て交互に存在する凹凸形状から構成された滑り止め用の内ローレット16が形成されている。タンパーエビデント裾部13の内周面にはオーバーキャップ2の内周側上方へ突出した複数のフラップ17が等間隔に形成されている。
樹脂製のインナーキャップ3は、円形の上壁パネル19と、上壁パネル19の周縁から降下しており且つ内面に容器6の口頸部21外面に螺子係合する螺条としての雌ネジ22(図1)を備えた筒状壁20とからなる。円筒状の筒状壁20の外周面には、周方向に見て交互に存在する凹凸形状から構成された滑り止め用の外ローレット23が形成されている。インナーキャップ3の上壁パネル19と筒状壁20との間には、半径方向外側に下方に向く環状の比較的長さの小さな傾斜(円錐)面24が形成されている。
図4のA及びBに示す樹脂製の中間部材4は、ICタグ5を貼着する天板26と、天板26の周辺から降下した周壁27とからなる。天板26の中央部から半径方向外側には、複合キャップ1が組付けられた状態で、オーバーキャップ2のプッシュ板9に形成されたカッター11の直下方に位置するスリット状の凹溝(孔)28を形成している。天板26の周囲には環状凸部30が形成され、環状凸部30の下側は周壁27が形成されている。周壁27には、周壁27の下端部から周壁27の上方に向かって形成された切込みや溝などのスリット31を形成している。本実施形態では、スリット31は、周壁27の肉厚を薄くした縦溝によって形成されている。周壁27の縦方向断面形状は、下先端が細く上壁パネル19の底面に向かって厚く形成したほぼ二等辺三角形状である。
中間部材4の天板26の上には、フィルム状のICタグ5が貼着されている。
図5に示すICタグ5は、円形の厚さの薄い樹脂製のフィルム基材33、記録媒体を有するICチップ34,ICチップ34に接続されている情報送受信用のアンテナ35を備えている。
フィルム基材33は、一般に熱溶着可能な熱可塑性樹脂から形成されている。このような熱可塑性樹脂としては特に制限されないが、一般には、このICタグ5が取付けられるオーバーキャップ2やインナーキャップ3を構成する樹脂基材と同様の樹脂が使用される。例えば、ポリオレフィン製のキャップにICタグ5を設ける場合には、ポリオレフィンによりフィルム基材33を形成するのがよい。また、ICチップ34や金属アンテナ35がポリエチレンテレフタレート樹脂フィルムに設けられた状態で市販されているICタグ5もあるが、このような場合には、適宜、酸変性オレフィン系樹脂などの接着剤を用いて、ポリエチレンテレフタレート樹脂フィルム基材33の裏面にポリエチレンやポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂層を積層させておくことが、キャップにICタグ5を取付ける上で好ましい。
また、フィルム基材33としては、紙を使用することもできる。
ICチップ34は、フリップチップ実装などにより、上記のアンテナ35に導通するように設けられるものであり、このICタグ5が取付けられる製品に関する情報が記憶されるものであり、上記のアンテナ35を介しての信号の送信により、所定の情報が記憶され、またアンテナ35を介してICタグ5に記憶された情報が読取られるものである。
なお、上記のICチップ34は、一般に、ポリイミド、ビスマレイミド樹脂などの電気絶縁性の硬化樹脂等により、封止されて保護されている。さらに、紙の貼り合わせによりICチップ34を封止することもできる。
このようなICチップ34には、既に述べた通り、包装容器に充填されている内容物に関する情報(例えば生産者、製造業者、生産年月日、出荷日時など)や容器、キャンペンに関する情報などが入力されている。このような情報の入力や出力は、高周波信号により行われ、一般に900MHz付近のUHF帯や13.56MHzの周波数帯が主として利用される。
ICチップ34への信号の送受信のために使用されるアンテナ35は、使用される信号の周波数に応じた共振長さなどを有する。アンテナ35は、通常、アルミニウム、銅、銀、金などの低抵抗金属の薄膜(厚みが5乃至50μm程度)からなるものであり、例えば金属箔の貼り合わせやメッキ、エッチング、銀ペーストなどの導電性インキを用いての印刷により形成することができる。
なお、フィルム基材33の厚みは、その表面にICチップ34を実装する作業やアンテナ35を形成するためのメッキ作業などを行い得る程度の強度を示すようなものであればよく、後述するキャップへの装着形態に応じて適宜の厚みとすることができる。例えば、フィルム基材33の裏面(ICチップ等が設けられていない側の面)或いは表面の金属製アンテナが存在しない部分でのヒートシールによりキャップに装着する場合には、比較的薄肉でよいが、嵌め込みなどによりキャップに装着する場合には、比較的厚肉とすることが必要である。このような観点から、フィルム基材33の厚みは、一般に、5〜1000μm程度の範囲とし、この範囲内で、装着形態に応じた厚みとすることが好適である。
また、図5では、フィルム基材33は円板形状を有しているが、その取り付け形態や回路の破断位置などに応じて適当な形状を有していればよく、円形である必要はない。
ICチップ34は、フィルム基材33の中心と外周との間に配設されている。ICチップ34の側部では、アンテナ35の両端部がICチップ34側に曲げられることによってICチップ34と接続されている。アンテナ35の形状は、フィルム基材33の外周部に沿って、内外に2重に配設され、内側ではほぼ環状であって、外側は二股に分かれた円弧形状である。そして、アンテナ35の一部は、分断されるように、上述したカッター11の直下方で、かつ凹溝28の上に配置されている。
図1に示すように、複合キャップ1が組付けられた状態では、オーバーキャップ2の頂壁パネル7とインナーキャップ3の上壁パネル19との間に中間部材4の高さと同じか多少狭い隙間が形成されている。オーバーキャップ2のスカート壁8とインナーキャップ3の筒状壁20との間には、僅かな隙間43が形成されている。一方、中間部材4の周壁27の先端部の内径はインナーキャップ3の傾斜面24上に、先端部が載置される大きさにすることが好ましい。このように、中間部材4は頂壁パネル7と上壁パネル19との間に配設され、周壁27の先端部が上壁パネル19の外周部に載置されるようにして収容される。
隙間43の幅は、周壁27の先端部の厚さよりも大きく、周壁27の基端側よりは僅かに小さく形成される。よって、中間部材4が下方に押圧された場合は、中間部材4が下方に押し込まれることによって、周壁27に形成されたスリット31の隙間が外側へ開き、先端部が隙間43に差し込まれ、周壁27自体がスカート壁8と筒状壁20との間に挟着された状態となる。
複合キャップ1が組付けられる容器6は、その口頸部21に雄ネジ40を形成している。雄ネジ40には、インナーキャップ3の内周部に形成した雌ネジ22と螺子係合する。口頸部21の下部には、環状に外側に突出する係止あご部41が形成されている。
複合キャップ1が口頸部21に装着された状態では、オーバーキャップ2のタンパーエビデント裾部13の内周面に形成されているフラップ17が係止あご部41の下面に係止され、オーバーキャップ2の抜け止めとなる。
複合キャップ1を容器6に装着する一例をあげると、先ず、インナーキャップ3を予め口頸部21にネジ係合によって装着し、次いで、中間部材4の先端部をインナーキャップ3の上壁パネル19に載置するようにして重ねる。この際、中間部材4の周壁27の先端部をインナーキャップ3の傾斜面24(図2)に載せる。中間部材4には予めICタグ5を付しておくが、接着剤で取付けてもよく、ICタグ5のフィルム基材33を熱溶着によって、上壁パネル19の上面に取付けることができる。
そして、オーバーキャップ2を、インナーキャップ3及び中間部材4の上に被せる。オーバーキャップ2は、タンパーエビデント裾部13に形成したフラップ17が係止あご部41を乗り越えると、フラップ17の先端が係止あご部41の底面に係止され、フラップ17が抜け止めになる。このとき、中間部材4は、頂壁パネル7と上壁パネル19との間で上下に挟まれることによって、中間部材4と共にオーバーキャップ2のガタツキを防止できる。
なお、プッシュ板9には、破断部18を隠すためのシールを貼着してもよく、またシールには、キャップの開封の仕方や、ICタグの読み取りに関する注意書きなどを記載してもよい。
次に、本発明のICタグ付き複合キャップにおける実施形態の作用について説明する。
ICタグ5には、予め製品情報などが記録される。例えば、容器6の内容物である飲料の製造年月日、生産地、消費期限、開封履歴情報などの基本的な製品情報やその他、製品のキャンペン情報などを記録できる。さらには、容器が飲料や食品でない場合は、例えば、洗剤などであれば使用方法や注意書きなどが記録できる。よって、ユーザは、容器6の購入時には、店頭に備えた読取り装置や、携帯電話などの読取器などで商品情報を知ることができる。
ユーザが複合キャップを開封するときは、先ず、図6のAの未開封状態からオーバーキャップ2のプッシュ板9を押す。破断ラインに沿ってプッシュ板9が破断される。プッシュ板9の底面にはカッター11が設けられているので、プッシュ板9が下方に下がることによって、図6のBに示すように、カッター11がフィルム基材33を突き破る。カッター11の直下には、アンテナ35が通っているので、アンテナ35が切断される。中間部材4の天板26には凹溝28が形成されており、カッター11が凹溝28に食い込んで、アンテナ35を容易に切断できる。さらに容易に切断させるには、アンテナ35が切断される部分(位置)の左右両側に位置させて、フィルム基材33に切込みを入れておいてもよい。
ICチップ34を保護するには、カッター11の高さを凹溝28の深さよりも大きくして、プッシュ板9と天板26との間に、ICタグ5よりも厚い、隙間を形成させておく。
こうして、アンテナ35の一部が断線し、読み取り器との間で通信ができなくなる。よって、いたずらを目的として開封したものについては、ユーザが容器を手に取った時点でICタグ5の通信ができないので、ユーザはキャップが開封されていることが分かる。
図6のBに示すように、プッシュ板9が破断して、プッシュ板9が中間部材4の天板26を押込むと、中間部材4の周壁27にはスリット31が形成されており、周壁27がスリット31の薄肉部で拡径することによって、周壁27がスカート壁8と筒状壁20との間の隙間43に入り込む。周壁27の先端部はインナーキャップ3の傾斜面24に載置されており、傾斜面24を下方に沿って隙間43に案内される。
周壁27の断面形状は楔のように下方が薄く、上方に向けて厚くなっており、その上方の部分で周壁27が隙間43を埋めて、周壁27がスカート壁8と筒状壁20との間に挟着される。よって、これらの間に挟着された周壁27を介してオーバーキャップ2とインナーキャップ3、中間部材4とが一体的に固定された状態になる。特に、スカート壁8の内周面には、滑り止め用の内ローレット16が形成され、筒状壁20の外周面には外ローレット23が形成されている。このように、周壁27が滑り止め用の内外ローレット16と23との間に形成されているので、複合キャップの回転方向には、滑ることなく堅く固定される。
こうした状態で複合キャップ1を回転させると、インナーキャップ3は容器6との螺子係合によって、口頸部21を上昇する。オーバーキャップ2、インナーキャップ3及び中間部材4は、一体となって上昇するが、タンパーエビデント裾部13はフラップ17が係止あご部41に係止されているので、破断ライン12が切断されて、複合キャップ1(タンパーエビデント裾部13を除く)が一体となって開栓することができる。
なお、中間部材4が押し込まれたときに、中間部材4が上方に戻らないように、係止爪を形成し、オーバーキャップ2あるいはインナーキャップ3のいずれかに係止爪の引っかけ部を形成し、中間部材4の戻りを防止してもよい(図示せず)。
本実施形態では、タンパーエビデント裾部13を形成しているので、フラップ17が係止あご部41に係止され、破断ライン12が切断される。このタンパーエビデント裾部13は、例えば、該タンパーエビデントバンドに代えて、キャップの回転に伴なわずに、摘みをもって、橋絡部を引き裂きさける引き裂きバンドを利用してもよい。
ユーザは容器6の購入時、若しくは購入後に携帯電話などの読取り装置で、商品の製造年月日や消費期限を確認できる。また、複合キャップ1が未だ未開封である情報を確認でき、開封後における中身の交換などのいたずらが認知され、かつ防止される。
次に、本発明の第2の実施形態について、図7及び図8を参照にして説明する。
本実施形態では、上記第1の実施形態に対して、ICタグとプッシュ板に形成されているカッターの形状と位置のみが異なっているが、上記第1の実施形態と同一名称のものは同一の符号を付して説明する。また、特に説明しない部分は、上記第1の実施形態と同様の構成である。
本実施形態では、樹脂製のオーバーキャップ2は、頂壁パネル7の中央部には、円形のプッシュ板9が設けられ、プッシュ板9の中央下面には、円錐形状に下方へ突出するカッター11を形成している。
図8のA及びBに示す樹脂製の中間部材4は、ICタグ5を貼着する天板26と、天板26の周辺から降下した周壁27とからなる。天板26の中央部には、複合キャップ1が組付けられた状態で、オーバーキャップ2のプッシュ板9に形成されたカッター11の直下方に位置する円錐形状の凹溝(孔)28を形成している。
図7に示すICタグ5は、円形の厚さの薄い樹脂製のフィルム基材33、記録媒体を有するICチップ34,ICチップ34に接続されている情報送受信用のアンテナ35を備えている。ICチップ34には、リード線37を備えた切断回路36が設けられている。
リード線37はICチップ34の一端からフィルム基材33の中央側を通り、ICチップ34の他端側に連結される。この切断回路36は、リード線37を切断することによって、リード線37の切断前と切断後に電気的変化が生じることによって、リード線37が切断されたか否かを検知できる。
リード線37は、上述したプッシュ板9の底面に形成されているカッター11によって、切断されるので、カッター11の下方を通すか、カッター11によって効果的に切断される位置に配置することが重要である。本実施形態では、カッター11はオーバーキャップ2の中心部に位置するので、リード線37のいずれかの部位を中央に配置する必要がある。このように、切断部とカッター11を中心部に位置させることによって、位置合わせの必要がなくなる。
次に、本発明のICタグ付き複合キャップにおける実施形態の作用について説明する。
ICタグ5には、予め製品情報などが記録される。例えば、容器6の内容物である飲料の製造年月日、生産地、消費期限、開封履歴情報などの基本的な製品情報やその他、製品のキャンペン情報などを記録できる。さらには、容器が飲料や食品でない場合は、例えば、洗剤などであれば使用方法や注意書きなどが記録できる。よって、ユーザは、容器6の購入時には、店頭に備えた読取り装置や、携帯電話などの読取器などで商品情報を知ることができる。
本実施形態では、複合キャップ1の開封後もICタグ5との通信が可能であるので、開封前の情報や、開封後に新たな内容を知らせしめることができる。例えば、商品に当たりくじなどを付す場合は、製品購入前に店頭などで検知されないようにする必要がある。
よって、製品を購入してからキャップの開封後に、当たりくじをユーザに知らせしめることが必要である。そのようなキャップの当たり情報などを、開封前はユーザに知られないように、記録させておく。そして、ICタグ5の切断回路36が切断されたときに、新たな当たり情報がICタグ5から読み取れるようにすればよい。
ユーザが複合キャップを開封するときは、先ず、図8のAの未開封状態からオーバーキャップ2のプッシュ板9を押す。破断ラインに沿ってプッシュ板9が破断される。プッシュ板9の底面にはカッター11が設けられているので、プッシュ板9が下方に下がることによって、図8のBに示すように、カッター11がフィルム基材33を突き破る。カッター11の直下には、切断回路36のリード線37が配設されているので、リード線37が切断する。中間部材4の天板26には凹溝28が形成されており、カッター11が凹溝28に食い込んで、リード線37を容易に切断できる。さらに容易に切断させるには、リード線37が切断される部分(位置)の左右両側に位置させて、フィルム基材33に切込みを入れておいてもよい。
ICチップ34を保護するには、カッター11の高さを凹溝28の深さよりも大きくして、プッシュ板9の破断後においても、プッシュ板9と天板26との間に、ICタグ5よりも厚い、隙間を形成させておく。
本実施形態では、カッター11の位置をオーバーキャップ2の中心に位置させ、リード線37の位置もオーバーキャップ2の中心の直下に位置させているので、位置合わせが必要なく、オーバーキャップ2がいずれの回転角であっても。リード線37を切断できる。
こうして、切断回路36の一部が断線し、切断回路36に電気的な変化(抵抗の変化による電圧変化など)を生じさせる。この電気的な変化によって、ICチップに内蔵されていた新たな記録情報、例えばキャップの未開封情報が消去(若しくは変更)されて、読取り装置は以後、開封済み情報を受信することになる。
ユーザは容器6の購入時、若しくは購入後に携帯電話などの読取り装置で、商品の製造年月日や消費期限を確認できる。また、複合キャップ1が未だ未開封である情報を確認でき、開封後における中身の交換などのいたずらが認知され、かつ防止される。
また、ユーザは、複合キャップの開栓後、余裕をもってICタグに記録されている、当たりくじやキャンペン情報を知ることができる。
さらには、複合キャップ1が廃棄されて回収された後には、リサイクルにおいてキャップの種類や、色別情報を記録することで、自動装置などによる識別、種類毎の自動的な仕分けなども可能となる。
このように、従来では、アンテナを断線していたので、キャップの開栓後はICチップからICタグ情報を得ることができなかったが、本実施形態では、複合キャップ1の開栓後にもICタグ情報を得ることができる。
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
本実施形態では、上記第2の実施形態と複合キャップ1の形状は、全て同じであり、ICタグ51の構成が異なる。よって、複合キャップ1については、上記第1及び第2の実施形態と同様の符号を付して説明する。
図9に示すICタグ51は、円形の厚さの薄い樹脂製のフィルム基材52、記録媒体を有するICチップ53、ICチップ53に接続されている情報送受信用のアンテナ54を備えている。したがって、本実施形態では、ICチップ53から引き出された開封検出用の切断回路を備えていない。
本実施形態では、切断回路54として、アンテナ56とICチップ53との間に切断用のリード線55を設けている。
図8のAに示すように、リード線55は、上述したプッシュ板9の底面に形成されているカッター11によって、切断されるので、リード線55はカッター11の下方を通すか、カッター11によって切断される位置に配置することが重要である。カッター11は、リード線55のいずれかの部位の直上に配置する必要がある。
複合キャップ1の開栓時には、図8のAの未開封状態からオーバーキャップ2のプッシュ板9を押す。破断ラインに沿ってプッシュ板9が破断される。プッシュ板9の底面にはカッター11が設けられているので、プッシュ板9が下方に下がることによって、カッター11がフィルム基材33を突き破る。カッター11の直下には、リード線55が配設されているので、リード線55が切断する。中間部材4の天板26には凹溝28が形成されており、カッター11が凹溝28に食い込んで、リード線55を容易に切断できる。さらに容易に切断させるには、リード線55が切断される部分(位置)の左右両側に位置させて、フィルム基材52に切込みを入れておいてもよい。
リード線55が切断されると、ICチップ53とアンテナ56との接続が切断され、ICタグ51は読取り装置との間で送受信不能状態となる。この送受信不能状態となったことによって、販売者、ユーザなどは、複合キャップ1が開封されているのが認識できる。
以上、本発明を実施形態に基づいて添付図面を参照しながら詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく、更に他の変形あるいは変更が可能である。
例えば、上記実施形態では、中間部材4は、周壁27を隙間43に差し込んでオーバーキャップ2とインナーキャップ3とを固定したが、中間部材4は、オーバーキャップ2とインナーキャップ3とを回転方向に固定(ロック)できればよく、例えば、オーバーキャップ2の内周面に縦溝を形成し、インナーキャップ2の外周面に縦溝を形成し、中間部材4の周壁27の外周面にそれらの溝に対応する縦溝を形成し、縦溝同士を嵌め合わせることによって、オーバーキャップ2とインナーキャップ3とを固定するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、カッターを1つ用いたが、カッターについては複数個設けてもよい。例えば、第1の実施形態では、カッターを2個用い、アンテナの2箇所を切断してもよい。アンテナの切断について、より確実性が増す。
1 複合キャップ
2 オーバーキャップ
3 インナーキャップ
4 中間部材
5,51 ICタグ
6 容器
7 頂壁パネル
8 スカート壁
9 プッシュ板
11 カッター
19 上壁パネル
20 筒状壁
26 天板
27 周壁
28 凹溝
31 スリット
34,53 ICチップ
36,54 切断回路
37,55 リード線

Claims (7)

  1. 螺子係合により容器の口部に設けられるインナーキャップと、該インナーキャップに被せてなるオーバーキャップと、前記インナーキャップとオーバーキャップとの間に設けられる中間部材と、ICタグとを備え、
    前記オーバーキャップは、頂壁パネルと、頂壁パネル周縁から降下したスカート壁を設け、
    前記インナーキャップは、上壁パネルと、上壁パネル周縁から降下しており且つ内面に容器の口部外面に螺子係合する螺条を備えた筒状壁を設け、
    前記中間部材は、前記頂壁パネルと前記上壁パネルとの間に天板を設け、
    前記ICタグは、任意の情報が記録されたICチップと、情報送受信用アンテナとを装着したフィルム基材とを設け、
    前記オーバーキャップの頂壁パネルの内方には、破断可能な破断部によって囲繞され、押圧による破断によって前記中間部材の天板に当接するプッシュ板を設けてなり、
    前記中間部材と前記プッシュ板との係合によって前記ICタグのいずれかの回路を切断するようにした複合キャップ。
  2. 前記中間部材の前記天板の上面にはICタグを貼着し、前記プッシュ板の下面には、前記回路の切断部の上方に設けられ、プッシュ板の押圧破断時による移動によって前記切断部を切断するカッターを形成したことを特徴とする請求項1に記載の複合キャップ。
  3. 前記中間部材は、前記天板の周辺から降下した周壁を設けるとともに、該中間部材は、前記オーバーキャップの頂壁パネルと前記インナーキャップの上壁パネルとの間に配設され、かつ前記中間部材の周壁部の先端が前記上壁パネルの外周部に載置され、
    前記オーバーキャップのスカート壁と前記インナーキャップの筒状壁との間には、前記中間部材の周壁が差し込み可能な隙間を形成してなり、
    前記プッシュ板の押圧破断後に、前記中間部材の前記押圧移動によって、前記中間部材の周壁部が、前記スカート壁と前記筒状壁との間に挟着され、前記周壁部を介して、前記オーバーキャップ、前記インナーキャップ及び中間部材が一体的に固定される請求項1又は2に記載の複合キャップ。
  4. 前記回路は、前記ICチップから外部に引き出したリード線を設け、前記プッシュ板の押圧破断時に前記カッターが前記リード線の切断部を切断することによって、該リード線の切断後に生じた前記ICチップの新たな記録情報を検知するようにした請求項1〜3のいずれかに記載の複合キャップ。
  5. 前記回路の切断部と前記プッシュ板のカッターとが前記オーバーキャップの中心軸上に配置されていることを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の複合キャップ。
  6. 前記プッシュ板のカッターが前記オーバーキャップの中心軸から離れた位置に配置され、前記回路の切断部がアンテナである請求項1〜3のいずれかに記載の複合キャップ。
  7. 前記カッターは、前記プッシュ板の下面から下方に突出し、前記中間部材の天板には、前記プッシュ板の押圧移動後に、前記カッターの先端が収容可能な凹部を形成した請求項2〜6のいずれかに記載の複合キャップ。
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