JP2014114065A - 複合キャップ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】容器6の口頸部21に設けられるインナーキャップ3と、インナーキャップ3に被せられ、頂壁パネル7に破断可能なプッシュ板9を設けたオーバーキャップ2と、インナーキャップ3とオーバーキャップ2との間に設けられる中間部材4と、中間部材4に貼着されたICタグ5とを備え、ICタグ5は、ICチップと情報送受信用アンテナとを備えた樹脂フィルムからなり、プッシュ板9の下面にはアンテナの上方に設けられ、プッシュ板9の押圧破断時にアンテナを切断するカッター11を形成した。
【選択図】図1
Description
例えば、特許文献1には、頂板にICタグが埋め込まれたキャップが開示されている。
また、特許文献3には、容器口部に装着されるキャップ本体に連結された上蓋を開封した時、キャップ本体に設けられているアンテナ回路が切断され、これにより、開封の事実を認識できることが開示されている。
しかるに、容器本体にICチップを設けるときには、アンテナ及びICチップとアンテナとを接続するリード線は、容器とは別体のキャップに設けることとなるが、このような構成は実施が困難といってよい。即ち、アンテナ及びICチップがリード線で接続されているICタグをキャップに設け、キャップを容器口部に装着した後に、ICチップの部分のみを容器側に張り付けるという手段が採用されることとなるが、ICチップが垂れ下がっている状態でキャップを容器口部に装着しなければならず、その作業(キャッピング)が極めて困難となるし、キャッピング時にICチップの破損やリード線の切断を生じ易い。さらに、キャップから垂れ下がったICチップの容器への貼り付けも容易ではない。
即ち、引用文献3においては、容器口部の開封を行うためには、この操作とは別個に、ICタグが取り付けられている蓋材(外蓋)の取り外しを行う必要があり、容器口部の開封に手間がかかるという欠点があり、さらなる改善が求められている。
特に、キャップの開封後にICタグの内容を確認できる場合は、製品等のキャンペン情報や、懸賞の当否、あるいはキャップの材質などを記録しておけば、リサイクルの仕分けなどが可能になる。
また、本発明の他の目的は、容器の開封後においても、ICタグのICチップに入力されている情報を読み取ることが可能な複合キャップを提供することにある。
上記複合キャップの前記中間部材の前記天板の上面にはICタグを貼着し、前記プッシュ板の下面には、前記回路の切断部の上方に設けられ、プッシュ板の押圧破断時による移動によって前記切断部を切断するカッターを形成することができる。
上記複合キャップの前記中間部材は、前記天板の周辺から降下した周壁を設けるとともに、該中間部材は、前記オーバーキャップの頂壁パネルと前記インナーキャップの上壁パネルとの間に配設され、かつ前記中間部材の周壁部の先端が前記上壁パネルの外周部に載置され、前記オーバーキャップのスカート壁と前記インナーキャップの筒状壁との間には、前記中間部材の周壁が差し込み可能な隙間を形成してなり、前記プッシュ板の押圧破断後に、前記中間部材の前記押圧移動によって、前記中間部材の周壁部が、前記スカート壁と前記筒状壁との間に挟着され、前記周壁部を介して、前記オーバーキャップ、前記インナーキャップ及び中間部材が一体的に固定されることが好ましい。
上記複合キャップの前記回路は、前記ICチップから外部に引き出したリード線を設け、前記プッシュ板の押圧破断時に前記カッターが前記リード線の切断部を切断することによって、該リード線の切断後に生じた前記ICチップの新たな記録情報を検知することができる。
上記複合キャップは、前記回路の切断部と前記プッシュ板のカッターとが前記オーバーキャップの中心軸上に配置されることが好ましい。
上記複合キャップは、前記プッシュ板のカッターが前記オーバーキャップの中心軸から離れた位置に配置され、前記回路の切断部がアンテナであることが好ましい。
上記複合キャップの前記カッターは、前記プッシュ板の下面から下方に突出し、前記中間部材の天板には、前記プッシュ板の押圧移動後に、前記カッターの先端が収容可能な凹部を形成することができる。
本発明の別の複合キャップによれば、ICタグは、ICチップと情報送受信用アンテナとICチップの外部に引き出した回路のリード線とを備えた樹脂フィルム基材からなり、ICチップから引き出したリード線を切断することによって、切断後もアンテナとの通信が維持されるので、ICチップやアンテナが破壊されることなく、リード線切断後もICタグとの通信が可能である。これにより、ユーザは複合キャップの開封後に新たな情報を得ることができる。
さらに、リード線を引き出すことによって、カッターがどの位置にあっても、リード線をカッターまで延ばせばよいので、レイアウトの自由化を拡大することができる。
中間部材は、押圧移動後に該中間部材の周壁をオーバーキャップとインナーキャップとの隙間に挟着させるので、オーバーキャップとインナーキャップとの連結に関して、形状が複雑な構造とならず、カッターを中央に配置すれば、複合キャップの組付け時に位置合わせをする必要がなく、組立の手間を省くことができる。
中間部材の周壁の形状が先端側が薄く、基端側が厚くなる楔形状であるので、オーバーキャップのスカート壁とインナーキャップの筒状壁との間に形成した隙間に周壁を容易に差し込むことができる。
図1は、本発明に係る複合キャップの開封前の断面図で、図2は複合キャップの分解斜視図、図3は複合キャップのオーバーキャップの破断斜視図である。図4は、中間部材の斜視図、図5はICタグの斜視図である。
複合キャップ1は、外側に配設されるオーバーキャップ2、内側に配設されるインナーキャップ3、オーバーキャップ2とインナーキャップ3との間に配設される中間部材4、オーバーキャップ2と中間部材4との間に配設されるICタグ5から構成されている。
円筒状のスカート壁8の下部には、周方向に延びる破断ライン12が形成されており、該破断ライン12よりも上方に主部15、下方にタンパーエビデント裾部13が区画されている。破断ライン12は周方向に間隔をおいて複数個の橋絡部14が形成されている。
スカート壁の主部15の内周面には、周方向に見て交互に存在する凹凸形状から構成された滑り止め用の内ローレット16が形成されている。タンパーエビデント裾部13の内周面にはオーバーキャップ2の内周側上方へ突出した複数のフラップ17が等間隔に形成されている。
図5に示すICタグ5は、円形の厚さの薄い樹脂製のフィルム基材33、記録媒体を有するICチップ34,ICチップ34に接続されている情報送受信用のアンテナ35を備えている。
フィルム基材33は、一般に熱溶着可能な熱可塑性樹脂から形成されている。このような熱可塑性樹脂としては特に制限されないが、一般には、このICタグ5が取付けられるオーバーキャップ2やインナーキャップ3を構成する樹脂基材と同様の樹脂が使用される。例えば、ポリオレフィン製のキャップにICタグ5を設ける場合には、ポリオレフィンによりフィルム基材33を形成するのがよい。また、ICチップ34や金属アンテナ35がポリエチレンテレフタレート樹脂フィルムに設けられた状態で市販されているICタグ5もあるが、このような場合には、適宜、酸変性オレフィン系樹脂などの接着剤を用いて、ポリエチレンテレフタレート樹脂フィルム基材33の裏面にポリエチレンやポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂層を積層させておくことが、キャップにICタグ5を取付ける上で好ましい。
また、フィルム基材33としては、紙を使用することもできる。
なお、上記のICチップ34は、一般に、ポリイミド、ビスマレイミド樹脂などの電気絶縁性の硬化樹脂等により、封止されて保護されている。さらに、紙の貼り合わせによりICチップ34を封止することもできる。
このようなICチップ34には、既に述べた通り、包装容器に充填されている内容物に関する情報(例えば生産者、製造業者、生産年月日、出荷日時など)や容器、キャンペンに関する情報などが入力されている。このような情報の入力や出力は、高周波信号により行われ、一般に900MHz付近のUHF帯や13.56MHzの周波数帯が主として利用される。
なお、フィルム基材33の厚みは、その表面にICチップ34を実装する作業やアンテナ35を形成するためのメッキ作業などを行い得る程度の強度を示すようなものであればよく、後述するキャップへの装着形態に応じて適宜の厚みとすることができる。例えば、フィルム基材33の裏面(ICチップ等が設けられていない側の面)或いは表面の金属製アンテナが存在しない部分でのヒートシールによりキャップに装着する場合には、比較的薄肉でよいが、嵌め込みなどによりキャップに装着する場合には、比較的厚肉とすることが必要である。このような観点から、フィルム基材33の厚みは、一般に、5〜1000μm程度の範囲とし、この範囲内で、装着形態に応じた厚みとすることが好適である。
また、図5では、フィルム基材33は円板形状を有しているが、その取り付け形態や回路の破断位置などに応じて適当な形状を有していればよく、円形である必要はない。
隙間43の幅は、周壁27の先端部の厚さよりも大きく、周壁27の基端側よりは僅かに小さく形成される。よって、中間部材4が下方に押圧された場合は、中間部材4が下方に押し込まれることによって、周壁27に形成されたスリット31の隙間が外側へ開き、先端部が隙間43に差し込まれ、周壁27自体がスカート壁8と筒状壁20との間に挟着された状態となる。
複合キャップ1が口頸部21に装着された状態では、オーバーキャップ2のタンパーエビデント裾部13の内周面に形成されているフラップ17が係止あご部41の下面に係止され、オーバーキャップ2の抜け止めとなる。
なお、プッシュ板9には、破断部18を隠すためのシールを貼着してもよく、またシールには、キャップの開封の仕方や、ICタグの読み取りに関する注意書きなどを記載してもよい。
ICタグ5には、予め製品情報などが記録される。例えば、容器6の内容物である飲料の製造年月日、生産地、消費期限、開封履歴情報などの基本的な製品情報やその他、製品のキャンペン情報などを記録できる。さらには、容器が飲料や食品でない場合は、例えば、洗剤などであれば使用方法や注意書きなどが記録できる。よって、ユーザは、容器6の購入時には、店頭に備えた読取り装置や、携帯電話などの読取器などで商品情報を知ることができる。
ICチップ34を保護するには、カッター11の高さを凹溝28の深さよりも大きくして、プッシュ板9と天板26との間に、ICタグ5よりも厚い、隙間を形成させておく。
こうして、アンテナ35の一部が断線し、読み取り器との間で通信ができなくなる。よって、いたずらを目的として開封したものについては、ユーザが容器を手に取った時点でICタグ5の通信ができないので、ユーザはキャップが開封されていることが分かる。
周壁27の断面形状は楔のように下方が薄く、上方に向けて厚くなっており、その上方の部分で周壁27が隙間43を埋めて、周壁27がスカート壁8と筒状壁20との間に挟着される。よって、これらの間に挟着された周壁27を介してオーバーキャップ2とインナーキャップ3、中間部材4とが一体的に固定された状態になる。特に、スカート壁8の内周面には、滑り止め用の内ローレット16が形成され、筒状壁20の外周面には外ローレット23が形成されている。このように、周壁27が滑り止め用の内外ローレット16と23との間に形成されているので、複合キャップの回転方向には、滑ることなく堅く固定される。
こうした状態で複合キャップ1を回転させると、インナーキャップ3は容器6との螺子係合によって、口頸部21を上昇する。オーバーキャップ2、インナーキャップ3及び中間部材4は、一体となって上昇するが、タンパーエビデント裾部13はフラップ17が係止あご部41に係止されているので、破断ライン12が切断されて、複合キャップ1(タンパーエビデント裾部13を除く)が一体となって開栓することができる。
本実施形態では、タンパーエビデント裾部13を形成しているので、フラップ17が係止あご部41に係止され、破断ライン12が切断される。このタンパーエビデント裾部13は、例えば、該タンパーエビデントバンドに代えて、キャップの回転に伴なわずに、摘みをもって、橋絡部を引き裂きさける引き裂きバンドを利用してもよい。
本実施形態では、上記第1の実施形態に対して、ICタグとプッシュ板に形成されているカッターの形状と位置のみが異なっているが、上記第1の実施形態と同一名称のものは同一の符号を付して説明する。また、特に説明しない部分は、上記第1の実施形態と同様の構成である。
本実施形態では、樹脂製のオーバーキャップ2は、頂壁パネル7の中央部には、円形のプッシュ板9が設けられ、プッシュ板9の中央下面には、円錐形状に下方へ突出するカッター11を形成している。
図8のA及びBに示す樹脂製の中間部材4は、ICタグ5を貼着する天板26と、天板26の周辺から降下した周壁27とからなる。天板26の中央部には、複合キャップ1が組付けられた状態で、オーバーキャップ2のプッシュ板9に形成されたカッター11の直下方に位置する円錐形状の凹溝(孔)28を形成している。
リード線37はICチップ34の一端からフィルム基材33の中央側を通り、ICチップ34の他端側に連結される。この切断回路36は、リード線37を切断することによって、リード線37の切断前と切断後に電気的変化が生じることによって、リード線37が切断されたか否かを検知できる。
リード線37は、上述したプッシュ板9の底面に形成されているカッター11によって、切断されるので、カッター11の下方を通すか、カッター11によって効果的に切断される位置に配置することが重要である。本実施形態では、カッター11はオーバーキャップ2の中心部に位置するので、リード線37のいずれかの部位を中央に配置する必要がある。このように、切断部とカッター11を中心部に位置させることによって、位置合わせの必要がなくなる。
ICタグ5には、予め製品情報などが記録される。例えば、容器6の内容物である飲料の製造年月日、生産地、消費期限、開封履歴情報などの基本的な製品情報やその他、製品のキャンペン情報などを記録できる。さらには、容器が飲料や食品でない場合は、例えば、洗剤などであれば使用方法や注意書きなどが記録できる。よって、ユーザは、容器6の購入時には、店頭に備えた読取り装置や、携帯電話などの読取器などで商品情報を知ることができる。
よって、製品を購入してからキャップの開封後に、当たりくじをユーザに知らせしめることが必要である。そのようなキャップの当たり情報などを、開封前はユーザに知られないように、記録させておく。そして、ICタグ5の切断回路36が切断されたときに、新たな当たり情報がICタグ5から読み取れるようにすればよい。
ICチップ34を保護するには、カッター11の高さを凹溝28の深さよりも大きくして、プッシュ板9の破断後においても、プッシュ板9と天板26との間に、ICタグ5よりも厚い、隙間を形成させておく。
こうして、切断回路36の一部が断線し、切断回路36に電気的な変化(抵抗の変化による電圧変化など)を生じさせる。この電気的な変化によって、ICチップに内蔵されていた新たな記録情報、例えばキャップの未開封情報が消去(若しくは変更)されて、読取り装置は以後、開封済み情報を受信することになる。
また、ユーザは、複合キャップの開栓後、余裕をもってICタグに記録されている、当たりくじやキャンペン情報を知ることができる。
さらには、複合キャップ1が廃棄されて回収された後には、リサイクルにおいてキャップの種類や、色別情報を記録することで、自動装置などによる識別、種類毎の自動的な仕分けなども可能となる。
このように、従来では、アンテナを断線していたので、キャップの開栓後はICチップからICタグ情報を得ることができなかったが、本実施形態では、複合キャップ1の開栓後にもICタグ情報を得ることができる。
本実施形態では、上記第2の実施形態と複合キャップ1の形状は、全て同じであり、ICタグ51の構成が異なる。よって、複合キャップ1については、上記第1及び第2の実施形態と同様の符号を付して説明する。
図9に示すICタグ51は、円形の厚さの薄い樹脂製のフィルム基材52、記録媒体を有するICチップ53、ICチップ53に接続されている情報送受信用のアンテナ54を備えている。したがって、本実施形態では、ICチップ53から引き出された開封検出用の切断回路を備えていない。
本実施形態では、切断回路54として、アンテナ56とICチップ53との間に切断用のリード線55を設けている。
図8のAに示すように、リード線55は、上述したプッシュ板9の底面に形成されているカッター11によって、切断されるので、リード線55はカッター11の下方を通すか、カッター11によって切断される位置に配置することが重要である。カッター11は、リード線55のいずれかの部位の直上に配置する必要がある。
リード線55が切断されると、ICチップ53とアンテナ56との接続が切断され、ICタグ51は読取り装置との間で送受信不能状態となる。この送受信不能状態となったことによって、販売者、ユーザなどは、複合キャップ1が開封されているのが認識できる。
例えば、上記実施形態では、中間部材4は、周壁27を隙間43に差し込んでオーバーキャップ2とインナーキャップ3とを固定したが、中間部材4は、オーバーキャップ2とインナーキャップ3とを回転方向に固定(ロック)できればよく、例えば、オーバーキャップ2の内周面に縦溝を形成し、インナーキャップ2の外周面に縦溝を形成し、中間部材4の周壁27の外周面にそれらの溝に対応する縦溝を形成し、縦溝同士を嵌め合わせることによって、オーバーキャップ2とインナーキャップ3とを固定するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、カッターを1つ用いたが、カッターについては複数個設けてもよい。例えば、第1の実施形態では、カッターを2個用い、アンテナの2箇所を切断してもよい。アンテナの切断について、より確実性が増す。
2 オーバーキャップ
3 インナーキャップ
4 中間部材
5,51 ICタグ
6 容器
7 頂壁パネル
8 スカート壁
9 プッシュ板
11 カッター
19 上壁パネル
20 筒状壁
26 天板
27 周壁
28 凹溝
31 スリット
34,53 ICチップ
36,54 切断回路
37,55 リード線
Claims (7)
- 螺子係合により容器の口部に設けられるインナーキャップと、該インナーキャップに被せてなるオーバーキャップと、前記インナーキャップとオーバーキャップとの間に設けられる中間部材と、ICタグとを備え、
前記オーバーキャップは、頂壁パネルと、頂壁パネル周縁から降下したスカート壁を設け、
前記インナーキャップは、上壁パネルと、上壁パネル周縁から降下しており且つ内面に容器の口部外面に螺子係合する螺条を備えた筒状壁を設け、
前記中間部材は、前記頂壁パネルと前記上壁パネルとの間に天板を設け、
前記ICタグは、任意の情報が記録されたICチップと、情報送受信用アンテナとを装着したフィルム基材とを設け、
前記オーバーキャップの頂壁パネルの内方には、破断可能な破断部によって囲繞され、押圧による破断によって前記中間部材の天板に当接するプッシュ板を設けてなり、
前記中間部材と前記プッシュ板との係合によって前記ICタグのいずれかの回路を切断するようにした複合キャップ。 - 前記中間部材の前記天板の上面にはICタグを貼着し、前記プッシュ板の下面には、前記回路の切断部の上方に設けられ、プッシュ板の押圧破断時による移動によって前記切断部を切断するカッターを形成したことを特徴とする請求項1に記載の複合キャップ。
- 前記中間部材は、前記天板の周辺から降下した周壁を設けるとともに、該中間部材は、前記オーバーキャップの頂壁パネルと前記インナーキャップの上壁パネルとの間に配設され、かつ前記中間部材の周壁部の先端が前記上壁パネルの外周部に載置され、
前記オーバーキャップのスカート壁と前記インナーキャップの筒状壁との間には、前記中間部材の周壁が差し込み可能な隙間を形成してなり、
前記プッシュ板の押圧破断後に、前記中間部材の前記押圧移動によって、前記中間部材の周壁部が、前記スカート壁と前記筒状壁との間に挟着され、前記周壁部を介して、前記オーバーキャップ、前記インナーキャップ及び中間部材が一体的に固定される請求項1又は2に記載の複合キャップ。 - 前記回路は、前記ICチップから外部に引き出したリード線を設け、前記プッシュ板の押圧破断時に前記カッターが前記リード線の切断部を切断することによって、該リード線の切断後に生じた前記ICチップの新たな記録情報を検知するようにした請求項1〜3のいずれかに記載の複合キャップ。
- 前記回路の切断部と前記プッシュ板のカッターとが前記オーバーキャップの中心軸上に配置されていることを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の複合キャップ。
- 前記プッシュ板のカッターが前記オーバーキャップの中心軸から離れた位置に配置され、前記回路の切断部がアンテナである請求項1〜3のいずれかに記載の複合キャップ。
- 前記カッターは、前記プッシュ板の下面から下方に突出し、前記中間部材の天板には、前記プッシュ板の押圧移動後に、前記カッターの先端が収容可能な凹部を形成した請求項2〜6のいずれかに記載の複合キャップ。
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