JP2014113462A - 遊技機 - Google Patents

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誠二 安田
Takashi Kumabe
隆 隈部
Yasuyuki Kuroki
泰幸 黒木
Jingo Wada
仁吾 和田
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Abstract

【課題】 差異の明確な複数態様の演出を実現できる演出用役物ユニットを備えた遊技機を提供することを目的とする。
【解決手段】
所定の回転軸を中心にして旋回可能となる複数の壁状構造体と、複数の壁状構造体が旋回する内側に設けられる光源体と、を備えた演出役物ユニットMCと、複数の壁状構造体を旋回させて、光源体に対する複数の壁状構造体の位置を制御して演出を実行する役物演出実行部MPと、を有した遊技機であって、役物演出実行部MPは、第1の壁状構造体を遊技者に提示する位置に静止させる第1態様の演出を実行する第1演出態様実行部M1と、第2の壁状構造体を遊技者に提示する位置に静止させる第2態様の演出を実行する第2演出態様実行部M2とを含み、第1の壁状構造体および第2の壁状構造体のうちの少なくとも1つは、光源体81からの照明の少なくとも一部を外部に透過するように構成される、ことを特徴とする遊技機。
【選択図】 図8

Description

本発明は、遊技機に関する。
回胴式遊技機や弾球遊技機においては、映像が表示される表示装置のほかにランプなどが取り付けられており、これらを用いて種々の演出が行われる。
また、特許文献1には、演出表示用の回転灯装置が前面扉に装着された遊技機が開示されている。
特開2009−219721号公報
回転灯装置による演出は、光源による発光の態様や反射板の制御等によりバリエーションを持たせることができるものの、各々の態様において大きな違いのある演出を実現しづらいものとなっている。
また回転灯装置は、いわゆるパトランプとして日常的にありふれた構造でもあることから、演出用役物単体としては構成しづらく、遊技機筐体の全体的なデザインに対するインパクトも与えづらいものと考えられる。
本発明は、このような課題に鑑みて、差異の明確な複数態様の演出を実現でき、特徴的な演出用役物ユニットを備えた遊技機を提供することを目的とする。
以下、本発明について説明する。なお、発明の理解を容易にするため添付図面の参照符号等を括弧書きにて付記するが、それにより本発明が表示の形態に限定されるものではない。
本発明にかかる遊技機は、上記課題に鑑みて、所定の回転軸を中心にして旋回可能となる複数の壁状構造体(例えば、壁状部材73aと図7(a)のフィルム状部材、壁状部材73bと図7(b)のフィルム状部材)と、前記複数の壁状構造体が旋回する内側に設けられる光源体81とを備えた演出役物ユニット(MC1、MC2)と、前記複数の壁状構造体を旋回させて、前記光源体に対する前記複数の壁状構造体の位置を制御して演出を実行する役物演出実行部(MP)と、を有した遊技機であって、前記役物演出実行部は、前記複数の壁状構造体のうちの1つとなる第1の壁状構造体を遊技者に提示する位置に静止させる第1態様の演出を実行する第1演出態様実行部(M1)と、前記1つの壁状構造体とは異なる第2の壁状構造体を遊技者に提示する位置に静止させる第2態様の演出を実行する第2演出態様実行部(M2)と、を含み、前記第1の壁状構造体および前記第2の壁状構造体のうちの少なくとも1つは、前記光源体からの照明の少なくとも一部を外部に透過するように構成される、ことを特徴とする。
また、本発明に係る遊技機の一態様では、前記光源体は、前記所定の回転軸に沿って柱状に延伸するように構成される、ことを特徴としてもよい。
また、本発明に係る遊技機の一態様では、前記光源体は、それぞれが個別に発光制御される複数の光源部を含み、前記複数の光源部は、前記所定の回転軸が延伸する方向に並んで配置され、前記第1の壁状構造体は、前記複数の光源部の配置に対応する構造を有し、前記第1態様の演出では、前記第1の壁状構造体を介して前記複数の光源部の発光が個別に制御されることにより、遊技者に対して付与する特典に関する計器状の表示が提供される、ことを特徴としてもよい。
また、本発明に係る遊技機の一態様では、前記役物演出実行部は、前記第1の壁状構造体が前記第1態様の演出において静止される第1の旋回位置と、前記第2の壁状構造体が前記第2態様の演出において静止される第2の旋回位置の間となる旋回範囲(120度の範囲)において、前記第1の旋回位置に向かうように第1の方向に旋回させる制御と、前記第2の旋回位置に向かうように、前記第1の方向とは逆方向となる第2の方向に旋回させる制御と、を繰り返すことにより、前記複数の壁状構造体の位置を揺動制御する演出を実行する揺動演出実行部を含む、ことを特徴としてもよい。
また、本発明に係る遊技機の一態様では、前記前面扉(3)には、複数の前記演出役物ユニット(MC1、MC2)が配置され、前記複数の前記演出役物ユニットは、第1の演出役物ユニット(MC1)と、第2の演出役物ユニット(MC2)を含み、前記第1の演出役物ユニットにおける役物演出実行部と、前記第2の演出役物ユニットにおける役物演出実行部は、互いに連携して第1の演出役物ユニットと第2の演出役物ユニットによる演出を実行する、ことを特徴としてもよい。
また、本発明に係る遊技機の一態様では、前記第2の演出役物ユニットにおける複数の壁状構造体は、前記第1の演出役物ユニットにおける複数の壁状構造体とは異なる壁状構造体を含んで構成される、ことを特徴としてもよい。
また、本発明に係る遊技機の一態様では、前記演出役物ユニットにおける前記複数の壁状構造体のそれぞれは、前記光源体を囲む筒体(73)の一部をなすように構成される、ことを特徴としてもよい。
また、本発明に係る遊技機の一態様では、前記演出役物ユニットは、前記複数の壁状構造体の位置を検出するための2つの検出センサ(77a、77b)を有する、ことを特徴としてもよい。
本明細書で用いる用語は、それぞれ次の意味を表す。
「遊技媒体」とは、遊技メダル又は遊技球をいう。
「入賞ライン」とは、表示列の図柄が組合せとして判定される表示位置の組をいう。「有効ライン」とは、ベット処理や自動ベット処理等により有効化された入賞ラインのことをいう。
「一遊技(1ゲーム)」とは、ベット処理を開始したときから次のベット処理が可能になるまでの一連の処理をいう。
「役」とは、原則として、図柄の組合せのうち遊技価値の付与に必要な図柄の組合せ(図柄の並び)をいう。例えば、赤7役、7−7−7役などのようにいう。また、本明細書においては、後述の内部抽選の抽選対象の名称として「役」が用いられることもある。
「賞」とは、有効ライン上に役が表示されたことを契機として付与される特典のことをいい、他の種類のゲームを開始する開始賞と、配当を付与する小役賞、遊技媒体又はクレジットの投入なしに、次ゲームを開始する再遊技賞がある。また、開始賞にはBB賞、MB賞、SB賞、RB賞、CB賞などがある。なお、一つの賞には複数の役が存在してもよい。
「役抽選テーブル」とは、複数の抽選対象のそれぞれに数値範囲が関連づけられた情報であり、各抽選対象の当選確率(抽選確率)が定められたものを言う。各抽選対象は、1又は複数の役を含んで構成されるが、「ハズレ」に相当する抽選対象が存在していてもよい。また「役抽選テーブル」のことを「内部抽選テーブル」ということもある。
「内部抽選」とは、ハードウェア又はソフトウェアで構成した数列発生装置から発生する複数の数値の中から1つの数値を取得(乱数抽出)し、さらに役抽選テーブルを参照して、取得した乱数値が属することとなる抽選対象を導出することで実行する抽選処理のことをいう。ひとつの抽選対象に複数の役が対応付けられている場合に、取得した乱数値が当該抽選対象の数値範囲に属する場合には、当該複数の役のそれぞれに当選したことになる。
「内部当選」とは、内部抽選において取得された乱数値が、役抽選テーブルにおけるいずれかの抽選対象に該当する数値範囲に属したことをいう。また、本明細書では、単に「当選」ということもある。
「図柄」とは、文字、図形、記号、色彩若しくはこれらの結合であって、表示列上に表示されるもの、又は役の構成要素の単位をいう。
「入賞」とは、ベット操作で有効とされた入賞ライン上に表示された図柄の組合せが、あらかじめ定められた役であると判定されたことをいう。
「ベット操作」とは、遊技媒体又はクレジットの投入によって、投入枚数(ベット数)に応じた入賞ラインを有効化することをいう。ベット操作に応じた制御をベット処理といい、遊技媒体の投入による投入ベット処理、クレジットの投入による貯留ベット処理、及び再遊技賞に入賞した次ゲームで前ゲームと同じ入賞ラインを自動的に有効化する自動ベット処理を含む。
「再遊技役(リプレイ)」とは、新たにメダルを投入することなく次の遊技が可能となる役であり、「小役」は、入賞により所定数のメダルが払い出される役のことをいう。
本発明によれば、差異の明確な複数態様の演出を実現でき、特徴的な演出用役物ユニットを備えた遊技機を提供することができる。
第1の実施形態にかかる遊技機の斜視図である。 第1の実施形態にかかる遊技機のハードウェア構成を示す図である。 第1の実施形態にかかる遊技機の前面扉の正面図である。 第1の実施形態にかかる遊技機の演出役物ユニットの斜視図である。 第1の実施形態にかかる演出役物ユニットを構成する各部材の斜視図である。 第1の実施形態にかかる演出役物ユニットのセンサ部を説明するための図である。 第1の実施形態における第1の壁状構造体と第2の壁状構造体が備えるフィルム状部材のデザインを示す図である。 第1の実施形態における遊技機1の機能的構成を示す図である。
[第1の実施形態]
[1−1.遊技機の外観構成]
図1は、本発明の第1の実施形態に係る遊技機1の概観を示す斜視図である。遊技機1は、前面が開口した箱状の遊技機筐体2と、その前面に配置した前面扉3から構成されている。遊技機筐体2と前面扉3とは片側で蝶番により固定され開閉できるようになっている。前面扉3は、遊技者が遊技を行うためのボタン類が配置された操作部OP、リール可変表示装置RLの図柄を視認させるためのリール窓20や遊技を進行するための表示器類が配置されたパネル表示部DP、遊技を進行するための情報が表示される表示器類や電飾装置が配置された演出表示部TP及び受皿部BPから構成されている。
操作部OPには、メダル投入口10、MAXBETボタン11等の一遊技に賭ける遊技媒体の数を設定するベットボタン、スタートレバー12、左ストップボタン13a、中ストップボタン13b、右ストップボタン13c、精算ボタン14が設けられている。操作部OPの上面右側にメダル投入口10が配置され、上面左側にMAXBETボタン11が配置されている。遊技機1の遊技は、メダル投入操作又はベットボタン操作、再遊技賞の入賞に伴う自動ベット処理により開始できる。
パネル表示部DPには、リール窓20、遊技ガイド表示器22及び遊技価値情報表示部23が設けられている。遊技価値情報表示部23は、クレジット数表示器23a、配当数表示器23bから構成される。リール窓20は、1つのリールにつき、3個の連続した図柄をのぞむ透明アクリル板からなり、遊技者は3つのリールで9個分の図柄を、リール窓20を通して目視することができる。
また、本実施形態のパネル表示部DPには、2つの演出役物ユニットMC1、MC2
が配置されている。本実施形態における演出役物ユニットMC1,MC2は、ボーナスや小役、報知遊技等の遊技者に付与する特典に関する期待度を遊技者に知らせる演出を実行する機構となっており、詳しくは後述する。
なお演出役物ユニットMC1、MC2に関しては、後述のフィルム状部材(図7)が多角筒体に貼り付けられて構成されるものとなっているが、図1等においては、便宜上、フィルム状部材が省略された状態を表記して説明をするものとする。
本実施形態における遊技機1は、リール窓20の中段表示位置に水平の入賞ラインL1を有している。すなわち、左リールR1における上段表示位置をU1、中段表示位置をM1、下段表示位置をD1、中リールR2における上段表示位置をU2、中段表示位置をM2、下段表示位置をD2、右リールR3における上段表示位置をU3、中段表示位置をM3、下段表示位置をD3、とした場合に、入賞ラインL1は、各リールR1〜R3における中段表示位置M1−M2−M3に対応している。
演出表示部TPには、遊技の進行状態を画像で表示する液晶ディスプレイなどで構成される表示器30、ゲーム状態に応じて色彩や点灯パターンを変化させてゲーム状態を表示する電飾LED31及びゲーム状態に応じて変化させるBGMやボタン操作に応じた操作音、ガイド音声を出力するスピーカ32が設けられている。
受皿部BPには、メダル払出装置が駆動されてメダル払出口40aから排出された遊技メダルを貯めるメダル受皿40が設けられており、メダル受皿40の左側には灰皿41が設けられている。
[2.遊技機の電気的構成]
図2は、遊技機1の電気的構成を示すブロック図である。遊技機1は、遊技の主たる制御を行うメイン制御基板100A、表示器30に対して表示制御を行って画像表示し、演出役物ユニットMC1,MC2の駆動制御による演出を実行するサブ制御基板100Bを備えている。メイン制御基板100Aは、CPU(central processing unit)101、クロック発生回路a102、クロック発生回路b103、ROM(read only memory)104、RAM(random access memory)105、データ送出回路106、入出力ポート107から構成されている。なお、CPU101としてROMやRAMを内蔵しているものを採用することができる。その場合には、外付けのROM104、RAM105は不要となる。
CPU101は、ROM104に格納されたプログラムを、クロック発生回路a102で発生したCLK信号のタイミングに基づいて読み出し、プログラムを逐次実行する。CPU101は、電源が投入されるとあらかじめ定められたアドレスからメインプログラムを実行し、クロック発生回路a102の周期とは異なるクロック発生回路b103で発生したINTR信号のタイミングで、あらかじめ定められたアドレスから始まる割込みプログラムを実行する。ここで、INTR信号の間隔は、例えば、2ミリ秒である。CPU101はプログラムの実行に応じて、各種フラグや各種カウンタ又は各種遊技情報をRAM105に保存する。外部から供給される電源が遮断した場合でも、RAM105は電池により記憶情報が保持されており、その後電源が復帰した場合には、電源断発生の直前の状態から再開する。CPU101は、入出力ポート107を介して各種ボタン、センサの状態を読み取って各種モータ等を駆動する。
ベット操作指示信号111a〜111c、開始操作指示信号112、停止操作指示信号113a〜113c及び精算操作指示信号114は、それぞれ操作部OPに設けられたMAXボタン11をはじめとするベットボタン、スタートレバー12、ストップボタン13a〜13c、精算ボタン14が遊技者に操作されたことに応じて検知される信号であり、入出力ポート107を介してCPU101に送られる。表示制御信号123a〜123bは、それぞれパネル表示部DPに設けられたクレジット数表示器23a、配当数表示器23bに表示するための表示信号であり、入出力ポート107を介してCPU101より駆動される。リール位置検出信号155a〜155cはそれぞれリール可変表示装置RLのそれぞれのリールに対応し、リールが1回転するたびに1回検出する信号であり入出力ポート107を介してCPU101に送られる。リール駆動信号154a〜154cは、それぞれリール可変表示装置RLのそれぞれのリールR1〜R3を駆動するステッピングモータ駆動信号であり、入出力ポート107を介してCPU101より駆動される。このリール駆動信号154a〜154cによってステッピングモータに対する制御を行うことにより、各リールR1〜R3の回転制御の開始や停止制御を実行することができる。
メダル投入信号160は、投入された遊技メダルをメダル投入口10から通ずる前面扉3の内部に設けられたメダル検出装置に設けられたメダルを検出するセンサの信号であり、入出力ポート107を介してCPU101に送られる。また、メダルブロック信号161はメダル検出装置に設けられたソレノイドを駆動する信号であり入出力ポート107を介してCPU101より駆動される。メダル払出信号162はメダル払出装置のメダル放出部に設けられたメダルを検出するセンサ信号であり、入出力ポート107を介してCPU101に送られる。また、払出駆動信号163はメダル払出装置に設けられたモータを駆動する信号であり、入出力ポート107を介してCPU101より駆動される。
CPU101は、データ送出回路106を介してサブ制御基板100Bへ各種コマンドを出力する。サブ制御基板100Bは、CPU(central processing unit)191、クロック発生回路c192、クロック発生回路d193、ROM(read only memory)194、RAM(random access memory)195、データ入力回路196及びグラフィックLSIとその周辺回路からなる表示回路197を備えている。このCPU191は、ROM194に格納されたプログラムを、クロック発生回路c192で発生したCLK信号のタイミングに基づいて読み出し、プログラムを逐次実行する。CPU191は、電源が投入されるとあらかじめ定められたアドレスからメインプログラムを実行し、クロック発生回路c192の周期とは異なるクロック発生回路d193で発生したINTR1信号のタイミングで、あらかじめ定められたアドレスから始まる割込みプログラムを実行する。ここで、INTR1信号の間隔は、例えば、2ミリ秒とする。CPU191は、プログラムの実行に応じて、各種フラグや各種カウンタ又は各種遊技情報をRAM195に保存する。また、メイン制御基板100Aのデータ送出回路からのデータ送出タイミングに同期して送出されるストローブ信号に基づいてINTR2信号を発生させ、このINTR2信号のタイミングで、あらかじめ定められたアドレスから始まる割込みプログラムを実行する。
サブ制御基板100Bは、メイン制御基板100Aより各種コマンドを受信して、遊技に伴う演出画像を表示器30に表示させる指示を表示回路197に出力する。また、サブ制御基板100Bは、遊技ガイド表示器22、電飾LED31による電飾装置の点灯制御や、リール可変表示装置RLに設けられたバックライト装置53a〜53cの点灯制御、BGMなどのサウンドをスピーカ32から出力する音制御を行う。さらにサブ制御基板100Bは、演出役物ユニットMC1,MC2を駆動するための指示を出力して、演出役物ユニットMC1、MC2の駆動制御を行う。
[3.演出役物ユニットについて]
次に、本発明の一実施形態にかかる遊技機1の演出役物ユニットMC1,MC2の構成について説明をする。
図3は、本実施形態の遊技機1の前面扉3の正面図を示す図であり、演出役物ユニットMC1、MC2は、リール窓20や表示器30の両側に配置されている。
演出役物ユニットMC1、MC2は、前面扉3の裏側にそれぞれ備え付けられて、リール窓20とは別に設けられたユニット表示窓25a,25bを介して遊技者に視認されるようになっている。リール窓20およびユニット表示窓25a、25bは、共通する平板状の部材に形成されて、互いに独立した窓となっている。
[3−1.演出役物ユニットを構成する部材について]
図4は、本実施形態の演出役物ユニットMCの概略的構成を示す斜視図である。同図で示されるように演出役物ユニットMCは、カバー部材71と、カバー部材71の内側で上下両端が固定されて回転可能に支持される多角筒体73と、多角筒体73の内側にて固定される光源体81と、多角筒体73をカバー部材71の内側にて保持された状態で回転させる回転駆動部75と、多角筒体73の旋回位置を検出するセンサ部77とを含んで構成される。
次に図5は、演出役物ユニットMCの各部材を具体的に説明する図であり、図5(a)〜(c)は、それぞれ光源体81、多角筒体73、カバー部材71の斜視図となっておいる。
光源体81は、図5(a)で示されるように、光源基板81aと、光源カバー部材81bと、ブッシュ81cを含み、柱状の発光体となっている。光源基板81aは、複数のLED素子が規則的に実装された回路基板によって構成され、光源カバー部材81bは、光源基板81aに取り付けられる透明樹脂状の部材となっている。本実施形態における光源体81は、9つからなる複数の光源部を含んで構成されており、各光源部が備えたLED素子には、光源カバー部材81bに形成されたレンズ状の構造が対応し、光源基板81aにおける各LED素子の発光が拡散される。また光源体81の上端部にはブッシュ81cが差し込まれて、光源体81の上端部および下端部はカバー部材71によって保持されるようになっている。なお、光源基板81aにおける各LED素子に予めレンズが実装されていてもよい。この場合には光源カバー部材81bのレンズ設計が不要となり、光源基板81aを交換することで、光源体81における点灯箇所や点灯箇所数を変更することができる。
次に、多角筒体73は、図5(b)で示されるように、3つの壁状部材73a〜73cと、上キャップ73d、下キャップ73eによって構成される(壁状部材73bは、壁状部材73a等の裏側に位置している。なお、図1、図3においては、演出役物ユニットMC1において壁状部材73bが正面の位置を向いた状態となっており、演出役物ユニットMC2において壁状部材73aが正面の位置を向いている状態となっている)。
また、多角筒体73における壁状部材73aおよび壁状部材73bには、後述のフィルム状部材(図7参照)が貼り付けられて、それぞれ第1の壁状構造体と第2の壁状構造体を構成するようになっている。第1の壁状構造体及び第2の壁状構造体は、フィルム状部材を介して光源体からの照明の少なくとも一部を外部に透過するようになっている。壁状部材73cは、2つの壁状構造体の間で挟持されることにより多角筒体73の筒状の形態を保持する部材となっている。
本実施形態における多角筒体73は、3つの壁状部材73a〜73cにより断面が三角形状となる筒体を構成しており、これらの壁状部材73a〜73cは、円盤状の上キャップ73dと下キャップ73eに嵌め合わされて筒体をなすようになっている。また下キャップ73eの周面には歯車が形成されて、その内側には、多角筒体73の回転状態を後述のセンサ部77にて検出させるための被検出部73f、73gが形成される。なお、下キャップ73eの歯車には、後述のギヤ75cを介してモータ部75aから動力が伝えられるが、ギヤ75cを介さずにモータ部75aからの動力が下キャップ73eの歯車に伝達されるようにしてもよく、この場合には、位置精度が向上するというメリットがある。
図5(c)は、カバー部材71の斜視図である。カバー部材71は、演出役物ユニットMCの全体的な外形を構成する部材となっており、メインカバー部材71aと、回転カバー部材71bとを含んで構成される。回転カバー部材71bは、メインカバー部材71aから取り外し可能となっており、光源体81および多角筒体73をメインカバー部材71内に設置した後に取り付けられる。また、メインカバー部材71の下部には、回転駆動部75とセンサ部77が取り付けられる。
[3−2.演出役物ユニットの旋回駆動とセンサ部について]
図6は、演出役物ユニットMCにおける回転駆動部75およびセンサ部77等を説明するための図となっている。回転駆動部75は、サブ制御基板100Bからの信号により動力を発生させるモータ部75aと、モータ部75aをカバー部材71に取り付けるためのモータ部固定部材75bと、モータ部75aからの動力を、多角筒体73の下キャップ73e周面に形成された歯車に伝達するためのギヤ75cを含んで構成される。また、センサ部77は、センサーカバー部材(図5参照)と、2つの検出センサ77a、77bとを含んで構成されて、センサーカバー部材の内部には不図示のセンサ基板が配置される。
サブ制御基板100Bから演出役物ユニットMCを駆動する旨の信号が出力されると、モータ部75aが回転して動力がギヤ75cを経て多角筒体73に伝達されて、多角筒体73を構成する第1の壁状構造体および第2の壁状構造体が、下キャップ73eの中心に位置する回転軸を中心にして旋回駆動される。サブ制御基板100Bは、モータ部75aに入力した信号の量を管理することにより多角筒体73の回転量を把握して、駆動制御を行う。またモータ部75aは、サブ制御基板100Bからの信号に応じて回転方向や速度を変更して、壁状部材73aおよび壁状部材73bの位置を制御する。
また検出センサ77a、77bは、センサ基板に実装されて、メインカバー部材71に設けられた2つの穴部71c、71dを介してカバー部材71の内側に突出し、下キャップ73eの内側に位置するように配置されたフォトインタラプタである。検出センサ77a、77bは、H状態とL状態の2つの状態を検知するデジタル検知であり、多角筒体73のいずれの壁状構造体が正面を向いているかを特定するためには、2つの検出センサが必要となる。また穴部71c、71dの間には、多角筒体73における壁状構造体が旋回可能となるように支持をする支持受け部71eが配置されて、支持受け部71eは、多角筒体73の回転軸および光源体81の延長線上に位置している。なお本実施形態においては、多角筒体73の回転軸は、光源体81に沿って互いに平行となるように延伸している。
多角筒体73(下キャップ73e)は、ギヤ75cの回転によって回転されると、下キャップ73eの内側に配置された2つの突起状の被検出部73f、73gが回転し、被検出部73f、73gが検出センサ77a又は77bの位置を通過することで、センサの出力がHとなって壁状構造体の旋回位置が検出される。このようにして、本実施形態の演出役物ユニットMCにおいては、2つの検出センサにおいて同時に被検出部の通過が検出された場合と、一方の検出センサにおいて1つの被検出部の通過が検出された場合との、3つの状態が検出可能となる(具体的には、検出センサ77aが被検出部73fを検出してHとなり、かつ、検出センサ77bが被検出部73gを検出してHとなる状態と、検出センサ77aが被検出部73gを検出してHとなり、かつ、検出センサ77bの出力がLとなる状態と、検出センサ77aの出力がLとなり、かつ、検出センサ77bが被検出部73fを検出してHとなる状頼の検出が可能となる)。
換言すると、演出役物ユニットMCは、多角筒体73とともに回転する複数の被検出部73f、73gと、被検出部を検出するために複数箇所にて固定された検出センサ77a、77bとを備えており、これにより、各壁状部材73a〜73cの旋回位置(演出役物ユニットMC内における壁状構造体の配置状態)を検出するようになっている。各壁状部材73a〜73cの配置は被検出部73f、73gの配置に対応するものであるため、第1の壁状構造体および第2の壁状構造体の旋回位置に応じて、各検出センサの出力の組合せが異なるようになっており、3通りの状態が検出されるようになっている(検出センサ77a、77bおよび被検出部73f、73gは、2つの被検出部を同時に検出する場合と、それぞれを単独で検出する場合とがあるように配置される)。サブ制御基板100Bは、各検出センサの出力信号に基づいて壁状構造体の旋回位置を検出し、電源投入時に誤差の修正を行う。
なお、検出センサ77a、77b(穴部71c、71d)、および、多角筒体73における被検出部73f、73gとしては、本実施形態のように多角筒体73の回転軸を基準としてそれぞれが120度の間隔を置いて配置されるのが望ましい。また、壁状構造体の旋回位置の検知は、例えば、遊技機1の電源の投入時(初期化時)において少なくとも360度回転させることにより実行されるようになっており、電源の投入以降は、サブ制御基板100BにおけるRAM195において、壁状構造体の旋回位置についての情報が保持されるようになっている。このようにすることで、演出役物ユニットMCのセルフチェック処理(モータ部75aや検出センサ77a、77b等の動作チェック、)と、壁状構造体の位置合せが実行される。
[3−3.演出役物ユニットによる演出の態様について]
次に、図7は、壁状部材73a、73bのそれぞれに貼り合わされるフィルム状部材の様子を示す図である。図7(a)で示されるように、壁状部材73aに取り付けられて第1の壁状構造体を為すフィルム状部材には、「確定」、「激熱」、「大チャンス」、「中チャンス」、「小チャンス」「はずれ」といった計器状の表記が施される。これらの表記は、光源体81における1又は複数の光源部に対応するものとなっており、壁状部材73aとしては、計器状の表記に対応するように、光源体81を仕切るように構成されていてもよい。また、図7(b)で示されるように、壁状部材73bに取り付けられて第2の壁状構造体を為すフィルム状部材には、「龍」のデザインが施される。本実施形態の遊技機1においては、これらの壁状構造体により、限られたスペースにて少なくとも2つの態様の演出が実行されるものとなっている。
具体的には、第1態様の演出においては、第1の壁状構造体を、遊技者に対して提示する位置(具体的には、フィルム状部材が表示パネルDPに対して平行となる前面側の位置。)に配置するとともに、光源体81における複数の光源部が棒グラフ状に発光して(すなわち、最も下側に配置された光源から、いずれかの位置に配置された光源までが発光する状態となる)、特典の付与に関する可能性が、「確定」、「激熱」、「大チャンス」、「中チャンス」、「小チャンス」「はずれ」のいずれに対応するかが示される。
また、第2態様の演出では、第2の壁状構造体を、遊技者に対して提示する位置に配置するとともに、光源体81における複数の光源を所定の態様で発光制御し、これにより、特典の付与に関する可能性を示唆するものとなっている。なお、第2態様の演出における光源体81の発光の態様としては、1種類のみであってもよいし、複数種類存在してもよく、例えば、光源基板81aの複数のLED素子が交互に発光するものであってもよいし、全てのLED素子が点滅するようなものであってもよい。
また、本実施形態の遊技機1における役物演出では、左側に配置される演出役物ユニットMC1が第1態様の演出を実行し、右側に配置される演出役物ユニットMC2が第2態様の演出を実行することにより、互いに連携するようにするものであってもよいし、その逆であってもよい。また、例えば前者の場合において、左側の演出役物ユニットMC1にて実行される第1態様の演出では、「激熱」の位置まで光源体81が発光しつつ、右側の演出役物ユニットMC2にて実行される第2態様の演出では、「龍」のデザインが施された第2の壁状構造体が正面に静止されつつ光源体81の全ての光源が点灯する等して特典の付与に関する可能性が高いことを示唆するように連携をしてもよい。
またさらに、2つの演出役物ユニットMC1,MC2が連携して、同時に第1態様の演出を実行してもよいし、第2態様の演出を実行するようにしてもよい。例えば前者の場合において、左側の演出役物ユニットMC1にて実行される第1態様の演出では、「激熱」の位置まで光源体81が発光しつつ、右側の演出役物ユニットMC2にて実行される第1態様の演出では、「小チャンス」の位置までしか光源体81が発光しないようにしてもよい。
[4.遊技機1の機能的構成について]
図8は、本実施形態における遊技機1の機能的構成を示す図であり、メイン制御基板100Aと、サブ制御基板100Bを主として実現される。同図で示されるように、メイン制御基板100Aは、内部抽選部ILと、リール制御部RCと、入賞判定処理部WJと、ROM104と、RAM105とを含んで構成される。また、サブ制御基板100Bは、演出制御部PCと、報知ゲーム付与部AGと、ROM194と、RAM195とを含んで構成され、演出制御部PCは、さらに、映像演出制御部VPと、役物演出実行部MPとを含んで構成される。
メイン制御基板100Aは、ROM104にあらかじめ記憶されているメインプログラムや割込プログラムを実行することにより、遊技機1で実行されるゲーム全体を制御する。メイン制御基板100AのCPU101は、遊技者によるベットボタンの操作、遊技者による遊技媒体の投入、スタートレバー12の操作などの入力を受け付けると、内部抽選部ILに内部抽選を行わせるとともに、リール駆動信号154a〜154cを生成して各リールR1〜R3の回転を制御する。
内部抽選部ILは、乱数を発生させるための乱数発生器を含んで構成されて、スタートレバー12からの入力による開始操作指示信号112を検知したタイミングで、一定の範囲の数値、例えば、0〜65535の範囲で1つの乱数値を発生する。内部抽選部ILは、乱数発生器で発生した乱数値を選択された役抽選テーブルに照らし合せることにより、乱数値の数値範囲に対応する抽選対象を内部抽選の結果を示す情報として導出する。内部抽選の結果は、RAM105だけでなく、サブ制御基板100BのRAM195における内部抽選結果記憶領域に、内部抽選の結果に対応する当選フラグとして記録される。この当選フラグは、演出制御部PCによる演出テーブルの決定時等に参照される。
リール制御部RCは、遊技者によるスタートレバー12の操作によりリールR1〜R3の回転駆動を開始して、内部抽選の結果に基づいて停止制御テーブルを選択し、選択された停止制御テーブルと、停止操作部13(ストップボタン13a〜13c)が押下されるタイミングに基づいて、有効ライン上に停止される図柄を制御する。
また、停止制御テーブルは、各リールの図柄が中段表示位置に位置しているときにストップボタンが入力された場合において、その位置からいくつの図柄分を回動させた後に停止させるか(すなわち、滑りコマ数)を示す情報を規定している。本実施形態における滑りコマ数は、0から4のいずれかの値となっている。
入賞判定処理部WJは、全リールの図柄が停止された後、有効ラインL1上に停止された図柄の組合せに基づいて入賞したか否かを判定する。
次に、サブ制御基板100Bの機能的構成について説明をする。サブ制御基板100Bは、メイン制御基板100Aの下位に属する制御基板であって、メイン制御基板100Aから信号や情報が伝達されるものの、サブ制御基板100Bからメイン制御基板100Aには信号や情報を入力することができないようになっている。すなわち、メイン制御基板100Aからサブ制御基板100Bには、一方通行で信号が伝達されるようになっている。
演出制御部PCは、RAM195に記録された内部抽選の結果や、後述の報知ゲーム付与部AGによる処理の結果に対応するフラグ、さらには、サブ制御基板100Bによって設定される遊技状態等を参照して、ROM194に記録された演出テーブルを選択する。演出テーブルの選択後、演出制御部PCは新たに乱数値を発生させて、当該乱数値および選択された演出テーブルに基づいて、表示器30に表示させる演出パターン等をセットし、セットされた演出パターンを実行する。
報知ゲーム付与部AGは、遊技者に対して報知ゲームを将来的に付与するか否かを決定する処理を実行する機能ブロックである。本実施形態における報知ゲーム付与部AGは、サブ制御基板100Bにおいて設定される遊技状態と、内部当選の結果とに応じて抽選処理の実行等をすることにより、報知ゲームを付与するか否かを決定する抽選処理を実行する。
また、演出制御部PCは、さらに映像演出制御部VPと、役物演出実行部MPと、報知演出制御部ACとを含んで構成される。
映像演出制御部VPは、演出制御部PCによって選択された演出テーブルに基づいて決定された演出パターンに対応する映像を、表示器30に表示するように制御する。
そして特に、役物演出実行部MPは、演出制御部PCによって選択された演出テーブルに基づいて決定された演出パターンに対応する役物演出を実行するべく、演出役物ユニットMC1,MC2の制御をする。役物演出実行部MPは、演出役物ユニットMC1,MC2のそれぞれにおけるモータ部75aと、光源基板81aに制御信号を送信して多角筒体73の回転制御と光源体81の発光制御を行う。なお役物演出実行部MPとしては、報知ゲーム付与部AGによって報知ゲームの付与が確定した場合に役物演出が実行されるようになっていてもよいし、報知ゲーム付与部AGによる抽選処理が行われた際に役物演出が実行されるようになっていてもよく、サブ制御基板100Bによって設定される遊技状態等に応じて実行されるようになっていてもよい。
また、役物演出実行部MPは、第1演出態様実行部M1と、第2演出態様実行部M2をさらに含んで構成される。第1演出態様実行部M1は、第1の壁状構造体を遊技者に提示する位置まで回転して静止をする制御を実行し、光源体81における1又は複数の光源によって、第1の壁状構造体の裏側から照明する第1態様の演出を実行する。これに対して、第2演出態様実行部M2は、第2の壁状構造体を遊技者に提示する位置まで回転して静止をする制御を実行し、光源体81における1又は複数の光源によって、第2の壁状構造体の裏側から照明する第2態様の演出を実行する。なお、役物演出実行部MPは、複数の演出役物ユニットMCのそれぞれに対応する第1演出態様実行部M1と第2演出態様実行部M2とを有するものとなっている(図8においては表記を省略されている)。そして役物演出実行部MPは、各演出役物ユニットMCのそれぞれに、第1演出態様実行部M1による第1態様の演出を同時に実行する指示を出力するようにしてもよいし、第1演出態様実行部M1による第1態様の演出と、第2演出態様実行部M2による第2態様の演出を個別に実行するように指示を出力してもよく、複数の演出役物ユニットMCで同時に異なる演出が同時に(あるいは異なるタイミングで)実行されるようになっていてもよい。また役物演出実行部MPとしては、いずれかの演出役物ユニットMCで演出を実行する指示を出力しつつ、他の演出役物ユニットMCに演出を実行する旨の指示を出力しないようにしてもよい。
報知演出制御部ACは、報知ゲーム付与部AGによって報知ゲームの付与が決定されて、AT状態の遊技状態に設定された場合に、内部抽選の結果に応じて、遊技者にとって有利となる操作態様を報知する演出を実行する。本実施形態の報知演出制御部ACは、AT状態において、押し順小役等が内部当選した場合に、配当が最も高くなる操作順序を表示器30にて表示する。
以上により、本実施形態における演出役物ユニットMC1、MC2は、壁状構造体の旋回位置を変化させることにより、限られたスベースにおいて複数のバリエーションの役物演出を実行することが出来るようになっており、パトランプの場合等よりも前面扉3における限られたスペースが有効に活用されるようになっている。また、本実施形態のように演出役物ユニットが複数箇所に配置されて、これらが互いに連携して同時に制御されることで、さらに多彩なバリエーションによる役物演出を実行することが出来るようになる。
[変形例1]
次に、本実施形態の変形例1について説明をする。変形例1における遊技機1では、役物演出実行部MPがさらに揺動演出実行部を含んで構成される。揺動演出実行部は、例えば、第1態様の演出において静止される第1の旋回位置(図7(a)のフィルム状部材が正面に位置する状態)と、第2態様の演出において静止される第2の位置(図7(b)のフィルム状部材が正面に位置する状態)との旋回範囲の間で、第1の旋回位置に向かう第1の方向への回転と、第1の方向とは逆方向となる第2の方向への回転を繰り返す揺動演出を実行するものとなっている。
具体的には、揺動演出実行部は、第1の旋回位置と第2の旋回位置の間となる120度の範囲内(180度よりも小さい範囲内)にて、第1の旋回位置に向かう回転(順回転)をする制御と、第2の旋回位置に向かう回転(逆回転)をする制御を繰り返すようになっており、これにより遊技者は、いずれの壁状構造体が最終的に正面の位置に配置されることになるかについて煽られることとなり、好奇心が向上することとなる。また役物演出実行部は、揺動演出の後に、第1態様の演出または第2態様の演出を実行するように制御する。
また、揺動演出実行部は、第1の旋回位置に向かう回転と第2の旋回位置に向かう回転の速度を一定にするようにしてもよいし、1つの揺動演出において速度を変化させるようにしてもよい。また、サブ制御基板100Bは、揺動演出における回転方向等に合せて効果音を出力してもよい。変形例1の遊技機1は、上記のような点を除いて第1の実施形態の遊技機1と略同様であり、略同様である点についての説明は省略するものとする。
[その他]
なお、本実施形態の遊技機1では、2箇所に演出役物ユニットMC1、MC2が配置されているが、さらに多くの演出役物ユニットが配置されていてもよいし、1つのみの演出役物ユニットが配置されていてもよい。また、演出役物ユニットMC1、MC2は縦長に配置されて、第1の壁状構造体等の回転軸が水平面に対して垂直方向となっているが、これを横長に配置し、第1の壁状構造体等の回転軸を水平面に対して平行方向とするようにしてもよい。また、上記の実施形態においては、演出役物ユニットMC1と演出役物ユニットMC2が連携して同時に役物演出を実行するものとなっているが、いずれか一方のみが役物演出を実行し、他方は役物演出を実行しない場合が発生するようになっていてもよいし、双方で異なる役物演出が個別に実行される場合が発生するようになっていてもよい。
なお、本実施形態の演出役物ユニットMC1、MC2は、表示パネルDPの内側に配置されて、リール窓20と共通する透明アクリル板に形成されたユニット表示窓25a,25bから臨むようになっているが、リール窓20を基準としてさらに前面側に迫り出すように形成されてもよいし、前面扉3の他の位置に形成されてもよい。
なお、本実施形態の遊技機1の光源体81としては、多角筒体73の内側にて固定されているが、回転可能となるように保持されるものであってもよい。また、光源体81では、各LED素子が等間隔で配置されて、正面側に向かって発光するように構成されているが、他の方向に向かって発光するように各LED素子が配置されていてもよく、光源体81の各光源が螺旋状に配置されていてもよい。
なお、本実施形態における多角筒体73は、2つの壁状構造体と、当該2つの壁状構造体が配置されない部分をカバーする1つの壁状構造体とにより断面が三角柱状となるように構成される。しかしながら、多角筒体73としては、断面が四角柱状となるように4つの壁状構造体によって構成されてもよいし、さらに多くの壁状構造体によって構成されていてもよい。なお多角筒体73としては、1つの壁状構造体を正面の位置に静止させた場合に、当該壁状構造体が単独で視認されるようにするべく、断面を三角柱状あるいは四角柱状となるように構成するのが望ましい。また、演出役物ユニットMCとしては、少なくとも2つの壁状構造体を有していればよく、必ずしも、光源体81を囲む筒状の構造が複数の壁状構造体によって構成されておらずともよい。また、光源体81を囲む筒状の構造としては、断面が円弧状となる壁を一部に含んだものであってもよく、例えば、扇形のように、断面が円弧状となる壁と、直線状となる壁とによって構成されていてもよい。
なお、本実施形態では、多角筒体73の回転軸と光源体81の延伸方向とが一致しており、多角筒体73の回転軸に沿って光源体81が配置されているが、多角筒体73の内側に光源体81が配置されていればよく、複数の壁状構造体が旋回する領域の内側に光源体81が配置されていればよい。なお、多角筒体73の外側に、光源体81とは別のスポットライト状の光源を配置する等して、内側外側両方からの多彩な光の演出を行うこととしてもよい。
なお、本実施形態においては、演出役物ユニットMC1、MC2が同一の構造を有し、それぞれに図7で示されるようなデザインのフィルム状部材が貼り合せられているが、互いに異なるデザインのフィルム状部材が貼り合せられてもよいし、演出役物ユニットMC1、MC2のそれぞれが異なる構造の壁状部材を備えていてもよい。またこの場合においても、複数の演出役物ユニットが互いに連携をして同時に役物演出を実行するようにしてもよい。
また、本実施形態においては、第1の壁状構造体と第2の壁状構造体の双方において、光源体81からの照明の少なくとも一部が透過するようになっているが、いずれか片方においてのみ照明光の一部が透過するようになっていてもよいし、フィルム状部材が備え付けられずに壁状部材のみによって第1の壁状構造体が構成されていてもよい。このような場合であっても、多彩なバリエーションによる役物演出を実行することが出来る。
なお本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく種々の変形が可能であることは言うまでもない。
1 遊技機、12 スタートレバー、13a〜13c ストップボタン、30 表示部、100A メイン制御基板、100B サブ制御基板、101,191 CPU。

Claims (8)

  1. 所定の回転軸を中心にして旋回可能となる複数の壁状構造体と、前記複数の壁状構造体が旋回する内側に設けられる光源体とを備えた演出役物ユニットと、
    前記複数の壁状構造体を旋回させて、前記光源体に対する前記複数の壁状構造体の位置を制御して演出を実行する役物演出実行部と、を有した遊技機であって、
    前記役物演出実行部は、
    前記複数の壁状構造体のうちの1つとなる第1の壁状構造体を遊技者に提示する位置に静止させる第1態様の演出を実行する第1演出態様実行部と、
    前記1つの壁状構造体とは異なる第2の壁状構造体を遊技者に提示する位置に静止させる第2態様の演出を実行する第2演出態様実行部と、を含み、
    前記第1の壁状構造体および前記第2の壁状構造体のうちの少なくとも1つは、前記光源体からの照明の少なくとも一部を外部に透過するように構成される、
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 請求項1に記載された遊技機であって、
    前記光源体は、前記所定の回転軸に沿って柱状に延伸するように構成される、
    ことを特徴とする遊技機。
  3. 請求項2に記載された遊技機であって、
    前記光源体は、それぞれが個別に発光制御される複数の光源部を含み、前記複数の光源部は、前記所定の回転軸が延伸する方向に並んで配置され、
    前記第1の壁状構造体は、前記複数の光源部の配置に対応する構造を有し、
    前記第1態様の演出では、前記第1の壁状構造体を介して前記複数の光源部の発光が個別に制御されることにより、遊技者に対して付与する特典に関する計器状の表示が提供される、
    ことを特徴とする遊技機。
  4. 請求項2に記載された遊技機であって、
    前記役物演出実行部は、
    前記第1の壁状構造体が前記第1態様の演出において静止される第1の旋回位置と、前記第2の壁状構造体が前記第2態様の演出において静止される第2の旋回位置の間となる旋回範囲において、
    前記第1の旋回位置に向かうように第1の方向に旋回させる制御と、前記第2の旋回位置に向かうように、前記第1の方向とは逆方向となる第2の方向に旋回させる制御と、を繰り返すことにより、前記複数の壁状構造体の位置を揺動制御する演出を実行する揺動演出実行部を含む、
    ことを特徴とする遊技機。
  5. 請求項1に記載された遊技機であって、
    前記前面扉には、複数の前記演出役物ユニットが配置され、
    前記複数の前記演出役物ユニットは、第1の演出役物ユニットと、第2の演出役物ユニットを含み、
    前記第1の演出役物ユニットにおける役物演出実行部と、前記第2の演出役物ユニットにおける役物演出実行部は、互いに連携して第1の演出役物ユニットと第2の演出役物ユニットによる演出を実行する、
    ことを特徴とする遊技機。
  6. 請求項5に記載された遊技機であって、
    前記第2の演出役物ユニットにおける複数の壁状構造体は、前記第1の演出役物ユニットにおける複数の壁状構造体とは異なる壁状構造体を含んで構成される、
    ことを特徴とする遊技機。
  7. 請求項1に記載された遊技機であって、
    前記演出役物ユニットにおける前記複数の壁状構造体のそれぞれは、前記光源体を囲む筒体の一部をなすように構成される、
    ことを特徴とする遊技機。
  8. 請求項1に記載された遊技機であって、
    前記演出役物ユニットは、前記複数の壁状構造体の位置を検出するための2つの検出センサを有する、
    ことを特徴とする遊技機。
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