JP2014113256A - 気腹システム - Google Patents

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Abstract

【課題】腹腔内の圧力を迅速に検出して速やかな送気と循環を可能とする気腹システムを提供する。
【解決手段】気腹システム1は、通信ケーブル22によって接続された送気装置11と吸引装置12と、2つのトロカール15,16に接続されたローラポンプ38を含む。送気装置11は、送気チューブ18を介して腹腔内への炭酸ガスの送気を行い、吸引装置12は、吸引チューブ19を介して腹腔内からの炭酸ガスの吸引を行う。制御部41と51は、送気装置11に設けられた圧力センサ46と、吸引装置12に設けられた圧力センサ55の測定結果に応じて、送気装置11及び吸引装置12を制御すると共に、腹腔圧が所定の設定値になったとき、ローラポンプ38を動作させるように制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、気腹システムに関し、特に、送気装置と吸引装置を含む気腹システムに関する。
従来より、医療分野において、病気の診断、治療のために内視鏡が広く利用されている。患者の体内に内視鏡を挿入し、内視鏡により得られた画像を見ながら、術者は、診断や処置を行うことができる。近年は、内視鏡は、トロカールが穿刺された腹腔内での医療処置にも用いられている。
例えば、患者の体壁に穿刺された2つのトロカールの一方を介して内視鏡の挿入部が腹腔内に挿入され、他方のトロカールを介して処置具が患者の腹腔内に挿入され、術者は、内視鏡画像を見ながら、処置具を操作して、腹腔内の患部の処置を行う。
術中、患者の腹腔内は送気装置により所定のガスが送気され、その送気により形成された空間内で、患部に対する観察及び処置が行われる。所定のガスとして、一般には炭酸ガスが用いられる。
このような腹腔内でも医療処置が行われるときに、電気メス、超音波処置具などを使用した際に煙やミストが発生し、内視鏡による術野が煙等によって阻害される場合があるため、吸引装置による腹腔内の排煙処理が行われる(例えば、特許文献1,2参照)。
さらに、術中に使用される炭酸ガスの節約のために、術中に気体の循環も行われる(例えば、特許文献3参照)。
特公平7−63481号公報 特許第2544880号公報 特開2012−505027号公報
しかし、従来より、腹腔内の圧力(以下、腹腔圧ともいう)は、送気装置に設けられた圧力センサにより測定され、腹腔圧の監視が行われる。送気装置は、送気を間欠的に行い、送気を停止している間に、その圧力センサにより腹腔圧を測定する。所定のガス送気中に圧力を測定すると、送気チューブに吐出されるガスの圧力の影響で、腹腔圧を正確に測定できないため、送気の停止中に送気装置に設けられた圧力センサにより腹腔圧が測定される。
よって、送気装置は、送気を連続的に行わずに、間欠的に行わなければならないため、腹腔内の圧力を迅速に検出して、腹腔内の圧力を迅速に上昇させることができないという問題がある。
また、所定のガスの使用量を節約するために、送気したガスを排出せずに、循環ポンプを利用して循環させることも行われているが、上記の問題から、腹腔内の圧力を迅速に検出して迅速な循環を行うことはできなかった。
そこで、本発明は、腹腔内の圧力を迅速に検出して速やかな送気と循環を可能とする気腹システムを提供することを目的とする。
本発明の一態様の気腹システムは、所定の気体を送気する送気装置と、前記送気装置に一端が接続されると共に、他端が腹壁に刺入された第1のトロカールに接続され、該第1のトロカールを介して前記所定の気体を前記腹腔内に送出する第1の送気管路と、前記所定の気体を循環させるための循環装置と、前記第1のトロカールに一端が接続されると共に、他端が前記循環装置に接続され、前記第1のトロカールを介して前記所定の気体を前記腹腔内へ送出し循環させると第2の送気管路と、前記循環装置に一端が接続されると共に、他端が前記所定の気体によって拡張される前記腹腔内に刺入された第2のトロカールに接続され、該第2のトロカールを介して前記所定の気体を前記腹腔外へ送出する第1の排気管路と、前記第1の排気管路上に設けられ、前記腹腔内に発生する煙等を除去するフィルタと、前記第2のトロカールに一端が接続され、前記腹腔内より前記所定の気体を前記腹腔外へ送出する第2の排気管路と、前記第2の排気管路に接続される吸引ボトルと、前記吸引ボトルに接続され、吸引管路を介して前記第2の排気管路から前記腹腔内の前記所定の気体を吸引する吸引装置と、前記送気装置に設けられ、腹腔圧を測定する第1の圧力測定器と、前記吸引装置に設けられ、前記腹腔圧を測定する第2の圧力測定器と、前記第1の圧力測定器及び前記第2の圧力測定器の測定結果に応じて、前記送気装置及び前記吸引装置を制御すると共に、前記腹腔圧が所定の設定値になったとき、前記循環装置を動作させるように制御する制御部と、を具備する。
本発明によれば、腹腔内の圧力を迅速に検出して速やかな送気と循環を可能とする気腹システムを提供することができる。
本発明の実施の形態に係わる気腹システムの構成を示す構成図である。 本発明の実施の形態に係わる気腹システムの構成を示すブロック構成図である。 本発明の実施の形態に係わる送気装置11の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係わる吸引装置12の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係わる、送気開始の指示を受けて腹腔圧を所定の設定値に保持する圧力制御処理の流れの例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係わる、時間経過に応じた、送気装置11の電磁弁44の開閉と圧力センサ55の検出値Pの変化を示す図である。 図6の時刻t1からt2の間における送気と圧力監視の状態を説明するための図である。 図6の時刻t2からt3の間における送気と圧力監視の状態を説明するための図である。 本発明の実施の形態に係わる、強制排煙の指示を腹腔内の炭酸ガスを強制的に排煙するする強制排煙処理の流れの例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係わる、強制排煙の指示を腹腔内の炭酸ガスを強制的に排煙するする強制排煙処理の流れの例を示すフローチャートである。 図6の時刻t11からt12の間における送気、吸引及びフットスイッチの状態を説明するための図である。 図6の時刻t21からt12の間における吸引と循環の状態を説明するための図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
(全体構成)
図1は、本実施の形態に係わる気腹システムの構成を示す構成図である。図2は、本実施の形態に係わる気腹システムの構成を示すブロック構成図である。なお、図1では、内視鏡装置13と電気メス装置14が示されていない。気腹システム1は、送気装置11と、吸引装置12と、内視鏡装置13と、電気メス装置14とを含んで構成される手術システムである。気腹システム1は、内視鏡観察下、送気により拡張された患者の腹腔内の患部を、電気メス、超音波処置具などの処置具を用いて処置する手術に用いられる。
図1及び図2に示すように、患者の腹壁PAには、送気用のトロカール15と吸引用のトロカール16とが穿刺され、これらのトロカール15,16を介して、内視鏡と処置具を腹腔内に挿入され、内視鏡観察下、処置具を用いて、患者の体内の患部AAに対する処置が行われる。
所定のガスを送気する気腹装置である送気装置11には、炭酸ガス(COガス)が充填されたボンベ17が接続チューブ17aを介して接続されている。送気装置11の送気口金11aには、気腹チューブである送気チューブ18の一端が接続され、送気チューブ18の他端は、患者の腹壁PAに穿刺されたトロカール15に接続されている。送気装置11は、送気チューブ18とトロカール15を介して、患者の腹腔内に炭酸ガスを送気できるように構成されている。
すなわち、送気チューブ18は、送気装置11に一端が接続されると共に、他端が腹壁PAに刺入されたトロカール15に接続され、トロカール15を介して所定の気体を腹腔内に送出する送気管路である。
吸引装置12の吸引口金12aには、吸引管路である吸引チューブ19の一端が接続され、吸引チューブ19の他端は、吸引ボトル20に接続されている。吸引ボトル20には、排気管路である吸引チューブ21の一端が接続されている。吸引ボトル20は、その吸引チューブ21を介してトロカール16に接続されている。吸引チューブ19の途中には、フィルタ19aが設けられている。吸引装置12は、吸引チューブ19を介して吸引チューブ21から、患者の腹腔内の炭酸ガスを吸引できるように構成されている。吸引チューブ19は、使い捨てあるいは滅菌消毒可能であり、さらに吸引チューブ19の途中に、フィルタ19aが設けられているので、吸引装置12が汚染されない。
送気装置11と吸引装置12は、通信ケーブル22によって接続され、互いに各種データの通信が可能になっている。
図2に示すように、内視鏡装置13は、内視鏡31と、ビデオプロセッサ32と、光源装置33と、モニタ34とを有して構成されている。ビデオプロセッサ32には、カメラヘッド35が接続されており、カメラヘッド35は、内視鏡34に装着可能に構成されている。
光源装置33は、光源用ランプを内蔵し、ライトガイドケーブル36を介してカメラヘッド35に照明光を供給する。
カメラヘッド35には、撮像素子(図示せず)が内蔵され、内視鏡31の挿入部31a内に挿通されたイメージガイド(図示せず)を介して受光した光は、その撮像素子により光電変換されて、ビデオプロセッサ32に供給される。また、光源装置33から延出するライトガイド36は、内視鏡31の挿入部31a内にも挿通されており、挿入部31aの先端部から照明光を出射する。
電気メス装置14には、処置具37が接続されており、処置具37の処置具挿入部37aの先端部において、患部AAへの処置が可能となっている。
ここでは、内視鏡31の挿入部31aは、トロカール15に挿通されて腹腔内に挿入され、処置具挿入部37aは、トロカール16に挿通されて腹腔内に挿入される。
また、吸引装置12には、炭酸ガスを循環させるための循環装置であるローラポンプ38が接続されている。ローラポンプ38には、トロカール15と接続された循環チューブ39と、トロカール16と接続された循環チューブ40とが接続されている。循環チューブ40の途中には、フィルタ40aが設けられている。フィルタ40aは、排気管路である循環チューブ40上に設けられ、腹腔内に発生する煙等を除去するフィルタである。
循環チューブ40は、使い捨てあるいは滅菌消毒可能であり、さらに循環チューブ40の途中に、フィルタ40aが設けられているので、ローラポンプ38及び循環チューブ39は、汚染されない。
ローラポンプ38は、吸引装置12からの起動信号により起動される。ローラポンプ38が起動すると、ローラポンプ38はトロカール16と循環チューブ40を介して腹腔内の炭酸ガスを吸引し、循環チューブ39とトロカール15を介して炭酸ガスを腹腔内へ送気するようにして、炭酸ガスを循環させる。よって、トロカール15と16に接続された循環チューブ39と40と、ローラポンプ38とによって、腹腔内の炭酸ガスを循環する系が形成される。
すなわち、循環チューブ39は、トロカール15に一端が接続されると共に、他端が循環装置であるローラポンプ38に接続され、トロカール15を介して炭酸ガスを腹腔内へ送出する循環用の送気管路である。そして、循環チューブ40は、ローラポンプ38に一端が接続されると共に、他端が炭酸ガスによって拡張される腹腔内に刺入されたトロカール16に接続され、トロカール16を介して炭酸ガスを腹腔外へ送出する循環用の排気管路である。
トロカール16には、吸引チューブ21の一端が接続されている。よって、吸引チューブ21は、トロカール16に一端が接続され、腹腔内より炭酸ガスを腹腔外へ送出する排気管路を構成する。
さらに、吸引装置12には、フットスイッチ41が接続されており、後述するように、術者は、処置により発生した煙やミストを吸引したいときに、フットスイッチ41を足で踏んでオンにする。
(送気装置の構成)
送気装置11の構成について説明する。図3は、送気装置11の構成を示すブロック図である。
送気装置11は、制御部41、減圧器42、比例弁43、電磁弁44、流量センサ45、圧力センサ46及びフロントパネル47を含む。送気装置11は、送気口金11a、通信ケーブルコネクタ11b及びボンベ接続口金11cを有する。送気口金11aには送気チューブ18が接続され、通信ケーブルコネクタ11bには通信ケーブル22が接続され、ボンベ接続口金11cにはボンベ17に接続された接続チューブ17aが接続されている。
減圧器42は、ボンベ17からの所定のガスとしての炭酸ガスを、減圧して管路42aを介して比例弁43に供給する。なお、比例弁43は、電空比例弁であってもよい。比例弁43からの炭酸ガスは、管路43aを介して電磁弁44に供給される。電磁弁44は、制御部41からの制御信号に応じて弁の開閉を行い、電磁弁44が開になると、炭酸ガスを、管路44aを介して送気チューブ18に吐出する。管路44aには、流量センサ45が介装されており、さらに管路44aには、圧力センサ46も設けられている。圧力センサ46は、送気装置11に設けられ、腹腔圧を測定する圧力測定器である。
フロントパネル47は、ユーザである術者が圧力などの設定値を設定し、設定値や測定値を表示するための操作部である。
制御部41は、送気装置11全体の制御を行うため、比例弁43、電磁弁44、流量センサ45、圧力センサ46及びフロントパネル47と、それぞれの信号線により接続されている。さらに、制御部41は、通信ケーブルコネクタ11bに接続された通信ケーブル22を介して、後述する吸引装置12の制御部51と通信可能となっている。
送気装置11は、予め設定された値の圧力になるように炭酸ガスを、送気口金11aを介して送気チューブ18から送出する。送気チューブ18から送出された炭酸ガスは、トロカール15を介して、患者の腹腔内に供給され、術者の視野と作業スペースとが確保される。
後述するように、送気装置11は、ローラポンプ38が動作して炭酸ガスを循環させているときは、圧力センサ46の測定値を吸引装置12へ送信する。
(吸引装置の構成)
吸引装置12の構成について説明する。図4は、吸引装置12の構成を示すブロック図である。
吸引装置12は、制御部51、ポンプ52、電磁弁53、オリフィス54、圧力センサ55及びフロントパネル56を含む。吸引装置12は、吸引口金12a、通信ケーブルコネクタ12b及びローラポンプコネクタ12cを有する。吸引口金12aには、フィルタ19aを有する吸引チューブ19が接続され、通信ケーブルコネクタ12bには通信ケーブル22が接続され、ローラポンプコネクタ12cにはローラポンプ38が接続されている。
電磁弁53は、吸引口金12aに接続された管路53aに、オリフィス54を介して接続される。吸引口金12aとオリフィス54の間の管路53aには、圧力センサ55が設けられている。また、電磁弁53は、管路53bによりポンプ52と接続されている。ポンプ52と電磁弁53により、吸引機構が構成される。
フロントパネル56は、ユーザである術者が圧力などの設定値を設定し、設定値や測定値を表示するための操作部である。
制御部51は、吸引装置12全体の制御を行うため、ポンプ52、電磁弁53、圧力センサ55、フロントパネル56及びローラポンプ38と、それぞれの信号線により接続されている。さらに、制御部51は、通信ケーブルコネクタ12bに接続された通信ケーブル22を介して送気装置11の制御部41と通信可能となっている。また、制御部51には、フットスイッチ41からの指示信号も入力される。
吸引装置12は、炭酸ガスを、吸引口金12aを介して吸引チューブ19から吸引する。管路53aに所定の開口を有するオリフィス54が設けられているので、吸引装置12により吸引される炭酸ガスの流量は、圧力センサ55により検出された吸引圧に比例した流量となる。例えば、400mmHgの吸引圧で、10L/minの流量が確保される。よって、制御部51は、電磁弁53を開にしている時間を計測することにより、吸引流量を算出することができる。
また、吸引装置12は、圧力センサ55によって、吸引チューブ19を介して腹腔内の圧力を測定することができる。すなわち、圧力センサ55は、吸引装置12に設けられ、腹腔圧を測定する圧力測定器である。吸引装置12は、後述するように、送気装置11が送気中は、圧力センサ55の測定値を送気装置11へ送信する。
(動作)
次に、気腹システム1の動作について説明する。
気腹システム1における、腹腔圧を所定の設定値に保持する圧力制御処理と、術者により強制排煙が指示されたときに気腹システム1が行う強制排煙処理の2つについて、それぞれ説明する。
1)圧力制御処理
送気の圧力と流量は、送気装置11のフロントパネル47において設定される。例えば、圧力の設定値が15mmHgで、流量の設定値が20L/minとして、送気の設定が行われ、送気装置11は、腹腔内圧を設定された圧力に到達させるため、設定した流量で送気を行う。以下、圧力の設定値をSP1とし、流量の設定値をSP2とする。
図5は、送気開始の指示を受けて腹腔圧を所定の設定値に保持する圧力制御処理の流れの例を示すフローチャートである。図5の処理は、制御部41と51により実行される。
まず、制御部41は、送気を開始し(S1)、腹腔圧Pが設定値SP1になったか否かを判定する(S2)。
送気装置11からの炭酸ガスの送気が開始されると、吸引装置12は、圧力センサ55により吸引チューブ19を介した腹腔圧を監視し、圧力センサ55により検出された腹腔圧Pの検出値を、通信ケーブル22を介して送気装置11へリアルタイムで送信する。
よって、制御部41は、腹腔圧Pが設定値SP1になったか否かをリアルタイムで判定することができる。また、本実施の形態では、腹腔内の圧力監視は、吸引装置12に設けられた圧力センサ55により行われるので、送気装置11は、送気を間欠的に行うことなく、送気を連続的に行うことができる。
そして、腹腔圧Pが設定値SP1にならなければ(S2:NO)、送気は継続される。腹腔圧Pが設定値SP1に達したとき(S2:YES)、制御部41は、電磁弁44を閉じるように制御して、送気を停止し(S3)、制御部51は、ローラポンプ38を起動し、循環を行う(S4)。すなわち、ローラポンプ38が起動されて、循環チューブ39と40により、腹腔内の炭酸ガスの循環が行われる。
図6は、時間経過に応じた、送気装置11の電磁弁44の開閉と圧力センサ55の検出値Pの変化を示す図である。
時刻t1で送気装置11がオンになると、電磁弁44は開となる。図6において、時刻t1で送気がオンとなり、連続的な送気が開始されて、圧力センサ55の検出値Pも上昇する。送気装置11の制御部41は、吸引装置12からの圧力の検出値Pと流量センサ45の検出値Fに基づいて、腹腔圧Pが設定値SP1になり、かつ流量が設定値SP2になるように、比例弁43を制御する。
圧力センサ55の検出値Pを吸引装置12から受信し、送気装置11の制御部41は、腹腔圧Pが設定値SP1になると、電磁弁44を閉にする。図6では、時刻t2において、圧力の検出値Pが設定値SP1になったので、送気がオフになっている。
なお、電磁弁44から炭酸ガスが吐出されているため、圧力センサ46の測定値は、図6において点線DDで示すように、吐出圧の影響を受けて不安定となり、送気が行われている間の測定値は、精度が悪い。しかし、ここでは、吸引装置12のオリフィス54と吸引チューブ19の間に設けられた圧力センサ55により、腹腔圧Pが測定されるので、腹腔圧Pは、精度よく測定される。
図7は、時刻t1からt2の間における送気と圧力監視の状態を説明するための図である。図7において、二点鎖線F1で示すように、送気装置11から腹腔内への送気が行われ、一点鎖線P1で示すように、吸引装置12において、腹腔圧の測定が行われる。同時に、点線で示すように、吸引装置12から送気装置11へ、腹腔圧Pの情報PSが、リアルタイムで伝達されている。
時刻t2で送気がオフになると、制御部51により循環装置であるローラポンプ38がオンになり、腹腔内の炭酸ガスの循環が開始される。循環中、腹腔圧Pは、送気チューブ18を介して送気装置11に設けられた圧力センサ46により監視され、腹腔圧Pの情報は、通信ケーブル22を介して送気装置11から吸引装置12へ送信される。
この循環中、循環チューブ40に設けられたフィルタ40aにより、腹腔内の炭酸ガスに含まれるわずかな量の煙等も除去されるので、術野は改善されていく。
図5に戻り、循環が開始されると、腹腔圧Pが所定量以上の低下があるか否かが判定され(S5)、所定値以上の低下がなければ(S5:NO)、制御部51は、循環を継続する。所定値以上の腹腔圧の低下があったとき(S5:YES)、制御部51は、ローラポンプ38を停止、すなわち循環を停止し(S6)、処理は、S1に戻る。処理がS1に戻ると、腹腔圧が所定の設定値SP1になるように、送気装置11は起動される。
図6に示すように、循環中に、腹腔圧Pが設定値SP1から所定量以上低下すると、ローラポンプ38を停止すると共に、送気をオンにして、腹腔圧Pを設定値SP1になるように制御が行われる。図6では、時刻t3において、圧力の検出値Pが設定値SP1から所定量以上低下したので、循環がオフとなり、送気がオンになっている。
図8は、時刻t2からt3の間における送気と圧力監視の状態を説明するための図である。図8において、二点鎖線F2で示すように、ローラポンプ38から腹腔内への送気が行われ、二点鎖線F3で示すように、腹腔内からローラポンプ38への吸引が行われる。同時に、一点鎖線P2で示すように、送気装置11において、腹腔圧の測定が行われる。同時に、点線で示すように、送気装置11から吸引装置12へ、腹腔圧Pの情報PSが、リアルタイムで伝達されている。
時刻t3を過ぎると、図7と同様の状態になり、腹腔圧Pが設定値SP1になるまで、送気がオンとなり、吸引装置12において、腹腔圧Pの測定が行われる。循環中における腹腔圧Pの低下は、人体による炭酸ガスの吸収及びトロカールを介しての外部への炭酸ガスのリークによるものである。従って、腹腔圧Pが低下した場合は、循環をオフにし、腹腔内からリーク分などを補うために、送気が行われる。
以上のように、送気装置11が炭酸ガスの送気中、圧力センサ55により腹腔圧が測定されているとき、腹腔圧が所定の設定値SP1に達するまでは、送気装置11は、炭酸ガスの送気を途中で停止することなく、連続的に行なう。
よって、送気中における腹腔内の圧力検出は吸引装置12に設けられた圧力センサ55により行われ、送気装置11は送気を連続的に行うことができるので、腹腔圧を速やかに設定値にまで引き上げることができる。さらに、腹腔内の圧力を迅速に検出して速やかな循環が可能となっている。
また、循環中は、循環チューブ40に設けられたフィルタ40aにより、炭酸ガスに含まれる煙等を除去することができるので、術野を改善することができる。よって、腹腔圧Pは、設定値SP1に維持されるように制御されながら、炭酸ガスの循環が行われ、炭酸ガスの消費も抑えられ、かつ循環中に煙等の除去も行われ、術中に術野が改善されていく。
2)強制排煙処理
術中、電気メスを用いて患部を処置した結果、腹腔内に煙等が充満し、術野が悪くなる場合がある。このような場合、術者は、吸引装置12に設けられたフットスイッチ41をオンすることにより、強制排煙を行うことができる。
図9と図10は、強制排煙の指示を腹腔内の炭酸ガスを強制的に排煙するする強制排煙処理の流れの例を示すフローチャートである。図9の処理は、制御部51により実行され、図10の処理は、制御部41により実行される。
制御部51は、フットスイッチ41がオンされると、図9の処理を実行する。制御部51は、ローラポンプ28がオンであるときはオフにして、炭酸ガスの循環を停止する(S11)。すなわち、吸引装置12の起動が指示されたときに、ローラポンプ38が動作中の場合は、制御部51は、ローラポンプ38の動作を停止させる。そして、制御部51は、ポンプ52を起動して、電磁弁53を開にして、吸引チューブ19を介して吸引を行う(S12)。
制御部51は、吸引装置12が吸引する炭酸ガスの吸引量、具体的には、吸引装置12による単位時間当たりの吸引量Quを算出して、通信ケーブル22を介して、算出した吸引量Quの情報と、フットスイッチ41がオンであることを示す情報とを送気装置11へ送信する(S13)。
フットスイッチ41がオンがされている間、吸引装置12と送気装置11はオンになり、煙等の吸引を阻害しないように、循環は、停止する。
フットスイッチ41がオンされると、吸引装置12が炭酸ガスを吸引し、送気装置11は、後述するように、吸引装置12が吸引した炭酸ガスの吸引量だけ、炭酸ガスを送気する。
そのために、制御部51は、フットスイッチ41がオンされると、オリフィス54の径と、予め設定されているポンプ52による吸引圧力とから算出される単位時間当たりの吸引量Quを算出し、その算出した吸引量Quの情報とフットスイッチ41がオンであることを示す情報とを、通信ケーブル22を介して、送気装置11へ送信する。
そして、制御部51は、フットスイッチ41がオフになったか否かを判定し(S14)、オフになっていないときは(S14:NO)、処理は、S11へ戻る。フットスイッチ41がオフになると(S14:YES)、ポンプ52をオフにして、吸引を停止する(S15)。
送気装置11の制御部41は、図10に示すように、吸引量Quの情報は、送気装置11の制御部41が受信し、受信した吸引量Quに応じた量の炭酸ガスを送気するように、流量センサ45の検出値を監視しながら、比例弁43を制御して、送気を行う(S21)。
なお、強制排煙時の吸引量Quが予め設定されている場合は、吸引装置12は、その設定されている吸引量Quの情報を、吸引の開始と同時に通信ケーブル22を介して送気装置11へ送信するようにしてもよい。
すなわち、吸引装置12は、フットスイッチ41がオンされている間、オン信号を出力し続けるので、送気装置11は、そのオン信号を受信している間、比例弁43を制御して、その吸引量Quと同量の炭酸ガスを送気する(S21)。
制御部51は、フットスイッチ41がオフになったか否かを判定し(S22)、オフになったとき(S22:YES)、吸引装置12がオン信号を出力しないので、送気装置11は、受信した単位時間当たりの吸引量Quとオン信号を受信していた時間tdから算出された総吸引量Qsの送気が終了したか否かを判定する(S23)。なお、フットスイッチ41がオフにならないときは(S22:NO)、処理は、S21へ戻る。
総吸引量Qsの送気が終了していない場合(S23:NO)、処理は、S21へ戻る。総吸引量Qsの送気が終了した場合(S23:YES)、制御部51は、電磁弁44を閉じて、送気を停止する(S24)。
以上のように、吸引装置12の起動が指示されると、制御部51は、吸引装置12を起動し、通信ケーブル22を介して吸引装置12による吸引量の情報を制御部41へ送信する。制御部41は、制御部51から受信した吸引量の情報に示される吸引量と同量の送気量の所定の気体を送気する。
なお、オリフィス54に代えて、吸引流量を検出する流量センサを管路53aに設けるようにしてもよい。図4において点線で示すように、オリフィス54に代えて、流量センサ54Aを設けた場合は、強制排煙時、制御部51は、流量センサ54Aの検出値に基づいて得た吸引量を、送気装置11へ送信するようにしてもよい。
図6では、時刻t11において、フットスイッチ41がオンされ、同時に吸引装置12と送気装置11がオンになり、ローラポンプ38がオフにされて循環がオフになっている。その後、時刻t12において、フットスイッチ41がオフになると、吸引装置12もオフになっている。
図11は、時刻t11からt12の間における送気、吸引及びフットスイッチの状態を説明するための図である。図11において、二点鎖線F4で示すように、送気装置11から腹腔内への送気が行われ、二点鎖線F5で示すように、腹腔内から吸引装置12への吸引が行われる。図11において、点線Qは、吸引装置12から送気装置11へ、吸引量Quの情報(あるいはオン時間の情報)が送信されていることを示している。
時刻t12を過ぎると、図8と同様の状態になり、炭酸ガスの循環が行われる。
以上のように、術者により強制排煙が指示されると、循環を停止して、吸引装置12を起動し、吸引装置12により吸引された炭酸ガスの吸引量Quに応じた分だけ、送気装置11が送気を行う。よって、強制排気のとき、吸引された量だけ送気が迅速に行われ、腹腔圧を低下させることがない。
次に、循環中に、加圧状態になったときの動作について説明する。
術者による患者の体表面への押圧などにより、腹腔圧Pが上がり、設定値SP1よりも高い所定の閾値TH1を超えると、制御部41は、電磁弁44を閉にして、腹腔圧Pが上昇しないようにする。腹腔圧Pが閾値TH1以下になると、腹腔圧Pを設定値SP1に維持するように、制御部41は、制御を行う。
図6では、時刻t21において圧力Pが閾値TH1以上となったため、制御部41は、吸引装置12へ加圧状態になったことを通信ケーブル22を介して通知する。吸引装置12の制御部51は、その情報を得て、循環をオフにする共に、吸引をオンにする。
すなわち、制御部41は、腹腔圧Pが所定の設定値SP1よりも高い所定の閾値TH1以上になると、ローラポンプ38を停止させて、吸引装置12を起動するように、制御部51へ情報を送信する。吸引中は、送気装置11の圧力センサ46により、腹腔圧Pは監視され、送気装置11の制御部41は、腹腔圧Pの測定値を吸引装置12へ通信ケーブル22を介して送信する。
吸引装置12は、腹腔圧Pが設定値SP1になると、吸引を停止にし、かつ循環を開始する。
図12は、時刻t21からt12の間における吸引と循環の状態を説明するための図である。図12において、二点鎖線F5で示すように、吸引装置12により吸引が行われ、一点鎖線P2で示すように、腹腔圧Pの測定が送気装置11において行われている。送気装置11は、図12において点線PPで示すように、加圧状態になったことを吸引装置12に伝えると共に、その後は、図12において点線PSで示すように吸引装置12へ腹腔圧Pの情報を送信する。
図6においては、時刻t22において、腹腔圧Pは、設定値SP1になったので、吸引は停止し、循環が開始されている。加圧状態時、吸引装置12による吸引が行われている間、送気チューブ18に接続された圧力センサ46により、腹腔圧Pは、精度よく測定される。
以上のように、上述した実施の形態の気腹システム1は、制御部41と51を有し、制御部41と51は、圧力センサ46と55の測定結果に応じて、送気装置11及び吸引装置12を制御すると共に、腹腔圧が所定の設定値SP1になったとき、循環装置であるローラポンプ38を動作させるように制御する。
送気時、吸引装置12の圧力センサ55により腹腔圧Pを検出し、その検出した圧力Pを、送気装置11へ送信している。よって、送気装置11は、送気を連続的に行うことができ、腹腔圧Pを速やかに所定の設定値SP1にすることができる。そして、腹腔内の圧力を迅速に検出して迅速な循環を行うことができる。従って、上述した実施の形態によれば、腹腔内の圧力を迅速に検出して速やかな送気と循環を可能とする気腹システムを提供することができる。
また、気体の循環中は、フィルタ40aにより炭酸ガス中の煙等が除去されるので、迅速に術野の確保することができる。さらに、強制排煙のときは、吸引された炭酸ガスの吸引量に応じた送気も迅速に行うことができる。
本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変えない範囲において、種々の変更、改変等が可能である。
1 気腹システム、11 送気装置、11a 送気口金、11b 通信ケーブルコネクタ、11c ボンベ接続コネクタ、12 吸引装置、12a 吸引口金、12b 通信ケーブルコネクタ、12c ローラポンプコネクタ、13 内視鏡装置、14 電気メス装置、15、16 トロカール、17 ボンベ、17a 接続チューブ、18 送気チューブ、19 吸引チューブ、19a フィルタ、20 吸引ボトル、21 吸引チューブ、22 通信ケーブル、31 内視鏡、31a 挿入部、32 ビデオプロセッサ、33 光源装置、34 モニタ、35 カメラヘッド、36 ライトガイドケーブル、37 処置具、37a 処置具挿入部、38 ローラポンプ、39、40 循環チューブ、40a フィルタ、41 制御部、42 減圧器、42a 管路、43 比例弁、43a 管路、44 電磁弁、44a 管路、45 流量センサ、46 圧力センサ、47 フロントパネル、51 制御部、52 ポンプ、53 電磁弁、53a、53b 管路、54 オリフィス、54A 流量センサ、55 圧力センサ、56 フロントパネル。

Claims (12)

  1. 所定の気体を送気する送気装置と、
    前記送気装置に一端が接続されると共に、他端が腹壁に刺入された第1のトロカールに接続され、該第1のトロカールを介して前記所定の気体を前記腹腔内に送出する第1の送気管路と、
    前記所定の気体を循環させるための循環装置と、
    前記第1のトロカールに一端が接続されると共に、他端が前記循環装置に接続され、前記第1のトロカールを介して前記所定の気体を前記腹腔内へ送出し循環させると第2の送気管路と、
    前記循環装置に一端が接続されると共に、他端が前記所定の気体によって拡張される前記腹腔内に刺入された第2のトロカールに接続され、該第2のトロカールを介して前記所定の気体を前記腹腔外へ送出する第1の排気管路と、
    前記第1の排気管路上に設けられ、前記腹腔内に発生する煙等を除去するフィルタと、
    前記第2のトロカールに一端が接続され、前記腹腔内より前記所定の気体を前記腹腔外へ送出する第2の排気管路と、
    前記第2の排気管路に接続される吸引ボトルと、
    前記吸引ボトルに接続され、吸引管路を介して前記第2の排気管路から前記腹腔内の前記所定の気体を吸引する吸引装置と、
    前記送気装置に設けられ、腹腔圧を測定する第1の圧力測定器と、
    前記吸引装置に設けられ、前記腹腔圧を測定する第2の圧力測定器と、
    前記第1の圧力測定器及び前記第2の圧力測定器の測定結果に応じて、前記送気装置及び前記吸引装置を制御すると共に、前記腹腔圧が所定の設定値になったとき、前記循環装置を動作させるように制御する制御部と、
    を具備したことを特徴とする気腹システム。
  2. 前記送気装置と前記吸引装置は、通信ケーブルにより接続され、互いに通信可能であり、
    前記送気装置が送気中は、前記吸引装置は、前記第2の圧力測定器の測定値を前記送気装置へ送信し、前記循環装置が前記所定の気体を循環させているときは、前記送気装置は、前記第1の圧力測定器の測定値を前記吸引装置へ送信することを特徴とする請求項1に記載の気腹システム。
  3. 前記吸引装置は、前記第2の圧力測定器の測定値の情報を、前記通信ケーブルを介して、前記送気装置にリアルタイムで送信することを特徴とする請求項2に記載の気腹システム。
  4. 前記制御部は、前記送気装置が送気を開始した後、前記第2の圧力測定器により前記腹腔圧が所定の設定値に達したとき前記送気装置を停止させるように制御することを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の気腹システム。
  5. 前記制御部は、前記循環装置が動作中に、前記腹腔圧に所定値以上の低下があったときは、前記循環装置の動作を停止し、前記腹腔圧が所定の設定値になるように、前記送気装置を起動させることを特徴とする請求項4に記載の気腹システム。
  6. 前記制御部は、前記送気装置を制御する第1の制御部と、前記吸引装置を制御する第2の制御部とを有することを特徴とする請求項2に記載の気腹システム。
  7. 前記第1の制御部と前記第2の制御部は、前記通信ケーブルにより接続され、
    前記吸引装置の起動が指示されると、前記第2の制御部は、前記吸引装置を起動し、前記通信ケーブルを介して前記吸引装置による吸引量の情報を前記第1の制御部へ送信し、
    前記第1の制御部は、前記第2の制御部から受信した前記吸引量の情報に示される前記吸引量と同量の送気量の前記所定の気体を送気することを特徴とする請求項6に記載の気腹システム。
  8. 前記吸引量は、吸引装置による単位時間当たりの吸引量であることを特徴とする請求項7に記載の気腹システム。
  9. 前記吸引装置の起動が指示されたときに、前記循環装置が動作中の場合は、前記第2の制御部は、前記循環装置の動作を停止させることを特徴とする請求項8に記載の気腹システム。
  10. 前記循環装置は、前記吸引装置に設けられていることを特徴とする請求項1から8のいずれか1つに記載の気腹システム。
  11. 前記制御部は、前記腹腔圧が前記所定の設定値よりも高い所定の閾値以上になると、前記循環装置を停止させて、前記吸引装置を起動することを特徴とする請求項1に記載の気腹システム。
  12. 前記送気装置が前記所定の気体の送気中、前記第2の圧力測定器により前記腹腔圧が測定されているとき、前記腹腔圧が前記所定の設定値に達するまでは、前記送気装置は、前記所定の気体を連続的に送気することを特徴とする請求項1から11のいずれか1つに記載の気腹システム。
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