JP2014112416A - 動的通貨換算システム及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】カードベースの購入のための取引端末システムが、ホストシステムと通信して動的通貨換算を提供する。
【解決手段】取引端末システム10は、取引用の通貨を確認すると、許可要求メッセージ、又は金融プレゼントメント要求メッセージ、又は金融プレゼントメント通知(アドバイス)メッセージ、又は決済(クリアリング)メッセージ(例えばカード保持者のホーム(自国)通貨若しくは請求通貨についての)を、アクワイアラ銀行システム12及びスキームネットワークシステム14を介して発行元金融機関16に送信する。動的通貨換算のための通貨換算レートを得るために、様々な現地要因に従っていくつかの異なるレート要求メッセージのうちの1つを選択することができる。
【選択図】図1

Description

背景
本発明は、ユーザ(例えば、支払いカード保持者)に支払い用の代替通貨を提供することのできるカードベースのシステムに関するものである。
通常の取引端末システム、例えば現金自動預け払い機、POS(point of sale)端末、ワークステーションなどは、当該取引端末システムの地元の通貨による取引を提供することになる。しかし、ユーザは代替通貨で取引をしたいと望むであろう。
取引端末システムの地元の通貨以外の通貨で支払うことをユーザが望み得る支払いを、自動的に識別することが必要とされている。動的通貨換算のために通貨の自動決定を可能にするいくつかの手法が提案されている。
例えば、欧州特許第1,018,711号には、支払いカード番号から識別子コードを識別し、この識別子コードを、発行元コード及び対応する通貨コードを含むテーブル中のエントリと比較して、カード取引に関連する処理通貨を決定することを含む手法が開示されている。
国際特許出願第2006/009816号には、金融機関に関連する金融アカウント番号であって顧客によって維持される金融アカウント番号が受け取られ、金融アカウントに関連付けられた外国通貨タイプが求められ、ユーザに選択が提示され、次いで、顧客の通貨選択に従って通貨取引が実施されることを含む手法が開示されている。
通貨換算のために自動的に通貨を決定するための種々のオプションは、技術的及び立法上の要件に応じて、カード取引端末が位置し得る全ての場所において利用可能であるとは限らない。したがって、従来、これらの必要性に対処するためには、複数のカード取引端末をサポートする必要があった。
概要
一側面においては、支払いカード詳細及び取引詳細を受け取るための入力インタフェースと、リモートホストシステムに接続するための通信インタフェースと、動的通貨換算レートを特定するためにレート要求メッセージをホストシステムに送信し、応答メッセージをホストシステムから受信するように動作可能な処理ロジックと、を備える取引端末システムを提供することができる。レート要求メッセージは、複数のレート要求メッセージタイプのうちの1つを示す要求タイプインジケータを含むことができ、少なくとも選択されたレート要求メッセージタイプのレート要求メッセージは、換算通貨インジケータのための換算通貨フィールドを含む。
取引端末システムを稼働させる方法が、支払いカード詳細及び取引詳細を受け取ること、並びに、動的通貨換算レートを特定するためにレート要求メッセージをホストシステムに送信することを含むことができ、レート要求メッセージは、複数のレート要求メッセージタイプのうちの1つを示す要求タイプインジケータを含み、少なくとも選択されたレート要求メッセージタイプのレート要求メッセージは、換算通貨インジケータのための換算通貨フィールドを含み、この方法は更に、応答メッセージをホストシステムから受信することを含むことができる。
別の側面においては、取引端末システムに接続するためのホスト通信インタフェースと、レート要求メッセージを取引端末から受信するように動作可能なホスト処理ロジックとを備える動的通貨換算ホストシステムを提供することができる。レート要求メッセージは、複数のレート要求メッセージタイプのうちの1つを示す要求タイプインジケータを含むことができ、少なくとも選択されたレート要求メッセージタイプのレート要求メッセージは、換算通貨インジケータのための換算通貨フィールドを含むことができる。処理ロジックは、指示される換算通貨を含むレート要求メッセージに応答して換算レートを決定するように、又は、指示される換算通貨を含まないレート要求メッセージに応答して換算通貨と決定された換算通貨についての換算レートとを決定するように、更に動作可能とすることができる。処理ロジックは、換算通貨インジケータ及びその通貨についての換算レートインジケータを含むレート応答メッセージを、取引端末システムに送信することができる。
動的通貨換算ホストシステムを稼働させる方法が、レート要求メッセージを取引端末システムから受信することを含むことができ、レート要求メッセージは、複数のレート要求メッセージタイプのうちの1つを示す要求タイプインジケータを含み、少なくとも選択されたレート要求メッセージタイプのレート要求メッセージは、換算通貨インジケータのための換算通貨フィールドを含み、この方法は更に、指示される換算通貨を含むレート要求メッセージに応答して換算レートを決定するか、又は、指示される換算通貨を含まないレート要求メッセージに応答して換算通貨と決定された換算通貨についての換算レートとを決定すること、並びに、換算通貨インジケータ及びその通貨についての換算レートインジケータを含むレート応答メッセージを取引端末システムに送信することを含むことができる。
動的通貨換算システムが、一以上のこのような取引端末システムと、一以上のこのような動的通貨換算ホストシステムとを備えることができる。
本発明の様々な側面を添付の特許請求の範囲に示すが、本発明の他の態様は、添付の特許請求に明示的に示す組合せのみではなく、説明する実施形態及び/又は添付の従属請求項からの特徴と、独立請求項からの特徴との任意の組合せを含む。
実施形態について、添付の図面を参照しながら例として説明する。
動的通貨換算を提供するカード支払いシステムの構成の例を示す概略ブロック図である。 取引端末システムの例を示すブロック図である。 動的通貨換算ホストシステムの例を示すブロック図である。 取引端末システムの例示的なオペレーションを示す流れ図を形成する図である。 取引端末システムの例示的なオペレーションを示す流れ図を形成する図である。 取引端末システムの例示的なオペレーションを示す流れ図を形成する図である。 動的通貨換算ホストシステムの例示的なオペレーションを示す流れ図を形成する図である。 動的通貨換算ホストシステムの例示的なオペレーションを示す流れ図を形成する図である。 支払い許可プロセスの例を示す流れ図を形成する図である。
詳細な説明
図1は、支払いカードシステム100の例を示す概略ブロック図である。
図1は、取引端末システム(又は取引局システム)10を示しており、当該システム10は、カード支払い機能を有し、動的通貨換算(DCC)システム機能を更に含んでいる。取引端末システム10は、例えば小売業者の敷地内に配置されたPOS端末として構成され得るものであり、或いは、例えば現金自動預け払い機であってもよい。
取引端末システム10は、カード支払い及び購入の詳細を受け取るための一以上のインタフェースを備えることができる。取引端末システム10は、銀行業務サービスを小売業者に提供する銀行のコンピュータシステム12(以下アクワイアラ(acquirer)銀行システム12と呼ぶ)と、通信ネットワークを介して(例えばインターネット、電話網、又は別のネットワークを介して)通信する。カード支払いの処理の一部として、取引端末システム10は、支払い許可要求メッセージ20を生成する。
アクワイアラ銀行システム12は、一以上のコンピュータを備えることができる。アクワイアラ銀行システム12は、支払い許可要求メッセージ20を取引端末システム10から受信し、その後、許可応答メッセージ30を取引端末システム10に返すように動作可能であり得る。アクワイアラ銀行システム12は更に、支払いカードオペレータのコンピュータシステムのネットワーク14(以下、スキームネットワークシステム14と呼ぶ)と、通信ネットワークを介して(例えばインターネット、電話網、又は別のネットワークを介して)通信する。図1には1つのスキームネットワークシステム14しか示されていないが、アクワイアラ銀行システム12は、それぞれの支払いカードオペレータのそれぞれのスキームネットワークシステムと通信することになる。
アクワイアラ銀行システム12は、取引端末システム10から受信した支払い許可要求メッセージ20を分析して、当該のカードに対する適切なスキームネットワークシステム14を決定し、支払い許可要求メッセージ22を適切なスキームネットワークシステム14に転送するように動作可能である。
スキームネットワークシステム14は、支払い許可要求メッセージ22をアクワイアラ銀行システム12から受信し、その後、許可応答メッセージ28をアクワイアラ銀行システム12に返すように動作可能であり得る。スキームネットワークシステム14は更に、支払いカードを発行した金融機関のコンピュータシステム16(以下、発行元金融機関システムと呼ぶ)と、通信ネットワークを介して(例えばインターネット、電話網、又は別のネットワークを介して)通信する。図1には1つの発行元金融機関システム16しか示されていないが、スキームネットワークシステム14は、それぞれの発行元金融機関のそれぞれの発行元金融機関システム16システムと通信することができる。
スキームネットワークシステム14は、受信した支払い許可要求メッセージ22を分析して、支払いカードを発行した発行元金融機関を特定するように動作可能とすることができる。次いで、スキームネットワークシステム14は、支払い許可要求メッセージ24を当該の発行元金融機関システム16に転送し、応答メッセージ26を発行元金融機関システム16から受信するように動作可能である。
発行元金融機関システム16は、支払い許可要求メッセージ24を受信し、支払い要求の詳細を当該の支払いカード用に保持されているレコードと比較することによって許可要求を処理し、次いで、適切な許可応答メッセージ26をスキームネットワークシステム14に送信するように動作可能とすることができる。許可応答メッセージは、支払いが許可されるか否かについての確認を含めた様々な詳細を含む。次いで許可応答メッセージ26は、スキームネットワークシステム14、アクワイアラ銀行システム12を介して、取引端末システム10に転送される。
以下に、DCCオペレーションが実施されるべきか否かを判定するために取引端末システム10とDCCホストシステム18との間で渡されるレート要求メッセージ及びレート応答メッセージについて、更に詳細に述べる。
取引用の通貨が確認されると、取引端末システム10は、許可要求メッセージ、又は金融プレゼントメント要求メッセージ、又は金融プレゼントメント通知(アドバイス)メッセージ、又は決済(クリアリング)メッセージ(例えばカード保持者のホーム(自国)通貨若しくは請求通貨についての)を、アクワイアラ銀行システム12及びスキームネットワークシステム14を介して発行元金融機関16に送信するように動作可能とすることができる。
図2は、取引端末システム10の例の概略ブロック図である。図2に示す例示的な取引端末システム10は、一以上のプロセッサ40と、プログラム及びデータを記憶するための記憶装置42(揮発性又は不揮発性のメモリ及び記憶装置を含むことができる)と、を備える。図2には、記憶装置42が、カード処理(CP)アプリケーションモジュール44を形成するカード処理アプリケーションと、DCCモジュール46並びに参照国及び/又は通貨情報48を形成するDCCアプリケーションと、端末の地元の通貨で発行されたカードを識別する現地通貨カードファイル49(このファイルは、例えば発行元識別番号/銀行識別子番号(IIN/BIN)テーブル49を含めた様々な形態をとることができる)と、外国通貨テーブル47とを含むことが示してある。記憶装置42は他のアプリケーション及びデータを含み得ることに留意されたい。
参照国/通貨情報48は、例えばISO国コード並びに英字通貨コード及び/又は数字通貨コードとして、記憶装置42内又はレジスタ内のファイル中に保持することができる。
現地通貨カードファイルが現地IIN/BINテーブル49として実現される場合、この現地IIN/BINテーブル49は、支払いカードが取引端末の現地通貨を支払いカードの請求通貨として有する地元の銀行及び他の金融機関を特定することができ、これによって、この支払いカードのユーザ(カード保持者)は、動的通貨換算の対象ではないことになる。現地IIN/BINテーブル中の個々のエントリは、例えば以下のフィールドのうちの一以上を含む様々なフィールドを含むことができる。
IIN/BIN
英字請求通貨コード(例えば英字ISO通貨コード)
数字請求通貨コード(例えば数字ISO通貨コード)
国コード(例えばISO国コード)
外国通貨テーブル47は、取引端末システム10による動的通貨換算用にサポートされた外国通貨の指示情報を含むことができる。外国通貨テーブル47中の個々のエントリは、例えば以下のフィールドのうちの一以上を含む様々なフィールドを含むことができる。
英字外国通貨コード(例えば英字ISO通貨コード)
数字外国通貨コード(例えば数字ISO通貨コード)
図2にはまた、キーボード/キーパッド50、スキャナ52、及びカードリーダ54も概略的に表している。キーボード/キーパッド50は、別個のキーを備えたキーボード/キーパッドとすることができ、或いはタッチスクリーンキーボード/キーパッドとして構成することができ、数字及び/又は他の文字の入力に適宜使用することができる。スキャナ52は、例えばバーコードスキャナやRFIタグスキャナなどとすることができる。カードリーダ54は、支払いカードからデータを読み取るように構成することができる。カードリーダ54は、適宜、磁気ストライプリーダ、接触式チップカードリーダ、非接触式チップカードリーダ、RFIタグリーダなどとすることができる。また適切なら、カードリーダ54は、適切に構成された支払いカードに情報を書き込むように動作可能とすることもできる。
図2には更に、表示装置56、プリンタ58、及び通信インタフェース60も概略的に表している。表示装置56は、適宜、取引端末システム10を操作するユーザ(例えば支払いカード保持者)及び/又は小売業者/マーチャントを補助するために入力データ及び/又はメッセージを表示するための、数字表示装置、英数字表示装置、画像表示装置などとすることができる。プリンタは、購入受領書及び/又は他の情報を印刷するのに使用することができる。通信インタフェース60は、直接に又は中間ネットワーク(図示せず)を介して、一以上の通信チャネル62を介した取引端末システム10からDCCホストシステム18への通信を可能にする。
上述した例では、取引端末システム10は、支払い受諾デバイス、又は現金自動預け払いシステム、又はPOSシステムである。しかし、取引端末システム10はまた、インターネットに接続されたワークステーションの形態であってもよいことを理解されたい。取引端末システムはまた、ホテル、劇場、小売店などの取引システムに完全に又は部分的に統合されてもよい。
図3は、DCCホストシステム18の例の概略ブロック図である。図3に示す例示的なDCCホストシステム18は、一以上のプロセッサ70と、プログラム及びデータを記憶するための記憶装置72(揮発性及び不揮発性メモリを含むことができる)と、を備える。図3には、記憶装置72が、DCCモジュール76を形成する一以上のDCCプログラムと、ホーム通貨ファイル75、通貨換算又は為替レートテーブル74、国/通貨テーブル77、及びデフォルト通貨テーブル73を含む一以上のデータテーブルと、を含むことが示してある。記憶装置72は他のアプリケーション及びデータを含み得ることに留意されたい。
ホーム(自国)通貨ファイル75は、例えば、請求通貨ファイル(BCF75)の形態をとることができ、当該ファイルは、様々なフィールドを含み得るエントリを有し得る。これらのフィールドは、例えば以下のフィールドを含む。
アカウント請求ファイル識別子
カードアカウント番号範囲の下限値
カードアカウント番号範囲の上限値
英字請求通貨コード(例えば2〜3文字の英字ISO通貨コード)
数字請求通貨コード(例えば3桁の数字ISO通貨コード)
為替レートテーブル74は、現在の為替レートデータの抽出元となり得る情報を含むことができる。為替レートテーブル中のヘッダエントリは、例えば以下のフィールドのうちの一以上を含む様々なフィールドを含むことができる。
送出ファイルプレフィクス
ファイル識別子
開始有効日
開始有効時刻
基本通貨コード(例えばISO通貨コードを使用)
国コード(例えばISO国コードを使用)
ファイルシーケンス番号(例えば、その日付で複数のファイルがない限り001)
ファイル拡張子
為替レートテーブル74中のボリュームは、例えば以下のフィールドのうちの一以上を含む様々なフィールドを含むことができる。
ボリュームヘッダ
開始有効日
開始有効時刻
レートID
為替レートテーブル74中の個々の為替レートエントリは、例えば以下のフィールドのうちの一以上を含む様々なフィールドを含むことができる。
英字通貨コード(例えばISO標準の3文字の英字コード)
数字通貨コード(例えばISO標準の2〜3文字の数字コード)
Eurobandインジケータ(例えば通貨がEuroband通貨かどうかを示すためのフラグ)
為替レート(例えば小数第4位に丸めた為替レート)
マーチャントFXレートカテゴリ
有効開始日(例えば為替レートが有効になる日)
有効開始時刻(例えばその日に為替レートが有効になる時刻)
有効期限日(例えば為替レートが無効になる期限日)
有効期限時刻(例えばその日に為替レートが無効になる期限時刻)
利幅パーセンテージ値
利幅精度値(例えば利幅小数位精度を示すための)
為替レートテーブル74中の最後のフィールドは、例えば以下のフィールドのうちの一以上を含む様々なフィールドを含むことができる。
トレーラライン
通貨コードフィールドに対するチェックサム
為替レートフィールドに対するチェックサム
レコード数
国/通貨テーブル77は、国とその国の公用自国通貨とをマッピングするのに使用される。通常は1つの国に1つの公用自国通貨が関連付けられているが、例えばユーロなど、1つの公用自国通貨に関連する複数の国がある場合もある。一例では、国/通貨テーブルは国別に構成され、国用の各エントリは、その国に関連する公用自国通貨を特定する。この例では、各エントリは、例えば以下のフィールドのうちの一以上を含む一以上のフィールドを含むことができる。
国コード(例えばISO国コード)
英字通貨コード(例えばISO標準の3文字の英字コード)
数字通貨コード(例えばISO標準の2〜3文字の数字コード)
デフォルト通貨テーブル73は、取引に使用されるデフォルト通貨を識別するのに使用することができる。デフォルト通貨テーブル73は、例えば、サポートされていないDCC通貨と、デフォルトのサポートされているDCC通貨との間のマッピングを含むことができ、ある状況では、取引端末システム10及び/又は直接通貨換算ホストシステム18によってサポートされていない通貨用に発行された支払いカードが使用される場合に、使用されるべきデフォルトDCC通貨を識別するのに使用することができる。デフォルト通貨テーブル73はまた、ある状況では、取引端末システム10の現地通貨用に発行されていない支払いカードに対して使用されるべきデフォルトDCC通貨を識別するのに使用することもできる。一例では、デフォルト通貨テーブル73は入力通貨(例えば端末支払いシステムの地元の通貨、及び/又はサポートされていない通貨)別に構成され、入力通貨に対する各エントリは、それに関連付けられた対応デフォルト通貨を識別する。この例では、各エントリは、例えば以下のフィールドのうちの一以上を含む一以上のフィールドを含むことができる。
英字入力通貨コード(例えばISO標準の3文字の英字コード)
数字入力通貨コード(例えばISO標準の2〜3文字の数字コード)
英字デフォルト通貨コード(例えばISO標準の3文字の英字コード)
数字デフォルト通貨コード(例えばISO標準の2〜3文字の数字コード)
図3にはまた、キーボード78及び表示装置80も概略的に表す。キーボード78は、別個のキーを備えたキーボードとすることができ、或いはタッチスクリーンキーボードとして構成することができ、数字及び/又は他の文字の入力に適宜使用することができる。表示装置80は、適宜、オペレータがシステムデータを閲覧できるようにするための数字表示装置、英数字表示装置、画像表示装置などとすることができる。
図3には更に、プリンタ82及び通信インタフェース84も示す。プリンタは、システムデータを印刷するのに使用することができる。通信インタフェース84は、直接に又は中間ネットワーク(図示せず)を介して、一以上の通信チャネル86を介した取引端末システム10及びアクワイアラ銀行システム12との通信を可能にする。
図4A、4B、及び4Cで形成される図4は、取引端末システム10によって実施される、カード取引(例えば支払いカード取引)及び支払いカード取引に関するDCCオペレーションを示すプロセス図である。
取引端末システム10は、最初は待機状態300である。ユーザ(例えばカード保持者)が取引を行いたい(例えば支払いをしたい)と望むときに、取引端末は、支払いカードのタイプを決定する。ステップ302で支払いカードがEMVカード(すなわちチップ付きカード)であると決定された場合には、392で、取引端末10によってEMVカードと連携したEMV処理が実施される。
304では、アプリケーション選択が行われる。換言すると、取引端末システム10は304で、使用すべき好ましいアプリケーション(例えばVISA Credit/Debit、Electron、MasterCard Credit/Debit、又はその他)をカード保持者が選択できるように、端末システム10と支払いカードとによって相互にサポートされるアプリケーションを決定するよう動作可能であり得る。
306で、選択された支払いカードアプリケーションを開始することができるが、オプションとして、支払いカードに対して処理オプションデータオブジェクトリスト(PDOL、Processing options Data Object List)が提供されていれば、それを使用して開始することができる。
アプリケーション処理開始の機能306は、以下のことが可能である。
・新しい取引の処理が開始することを支払いカードチップに通知する。
・取引に関する端末関連情報を支払いカードチップに提供する。
・取引の処理で使用される支払いカードチップデータを含むファイルのリスト及びアプリケーション交換プロファイルを、支払いカードチップから得る。
・取引が許可されるか否かを判定する。
PDOLが支払いカードに存在する場合に、このPDOLは、支払いカードチップについての端末常駐データ要素のタグ及び長さのリストである。PDOLが利用可能な場合には、チップカードは、適用可能なアプリケーションに対してPDOL中で利用可能な情報を使用するよう、取引端末システム10に要求することになる。チップカードは、PDOL中に取引額及び通貨が存在する場合に、取引額及び通貨を取引端末システム10に要求することができる。
308では、次いで、支払いカードからデータが読み取られる。支払いカードチップに含まれるデータを取引端末システム10が使用して、様々なタスクを実施することができる。
取引端末システム10は、310で、アプリケーション通貨コードがカード上に存在するか否かを判定する。支払いカードのアカウントの管理に使用される通貨を表すアプリケーション通貨コードがカード上に存在する場合には、ステップ312で、アプリケーション通貨コードが取引端末システム10の記憶装置42内の外国通貨テーブル47内のエントリと比較されて、DCC対象か否かが判定される。アプリケーション通貨コードが、取引端末システム10の動的通貨換算用にサポートされている外国通貨に対応する場合、このことは、ユーザが動的通貨換算の対象であることを示す。
310でアプリケーション通貨コードがカード上に存在しなかったと取引端末システム10が判定した場合には、314で、取引端末システム10は、発行国を表す発行国コードが支払いカード上に存在するか否かを判定する。発行国コードが支払いカード上に存在する場合には、ステップ316で、取引端末システム10は、発行国コードを、取引端末システム10の記憶装置42に保持されている参照コード48と比較して、DCC対象か否かを判定する。支払いカードから取り出された発行国コードが参照コード48に対応する場合に、このことは、ユーザが動的通貨換算の対象でないことを示す。
310及び314における判定の順序は、別の例では逆になってもよいことは理解されるであろう。
302でカードがEMVカードでないと取引端末システム10が判定した場合、或いは、支払いカードがEMVカードであって、カード上にアプリケーション通貨コードも発行国コードも提供されていない場合(310及び314参照)には、318で、支払いカードのプライマリアカウント番号(PAN)を使用して、DCC対象か否かを判定することができる。例えば、取引端末システム10は、支払いカードの磁気ストリップ若しくはチップ(もし存在すれば)中に保持されているか又はユーザによって手動入力されるPANの一部を形成する、発行元識別番号/銀行識別子番号(IIN/BIN)を取り出し、これを、取引端末システム10が位置する通貨ゾーンの地元の発行元用の地元又は参照IIN/BINコードのリスト49であって取引端末システム10の記憶装置42中の現地通貨ファイル49内のIIN/BINテーブルに例えば保持されているリスト49と比較することができる。このプロセスが、取引端末システム10が位置する通貨ゾーンの地元の発行元用の現地通貨ファイル49に保持されている地元又は参照IIN/BINコードのリストのうちの1つに対応することが検出された、取り出されたIIN/BINコードに基づく場合、このことは、ユーザが動的通貨換算の対象でないことを示す。
したがって、320では、取引端末システム10は、312、316、又は318で識別された情報によってユーザがDCCの対象である可能性があることが示されるか否かを判定することができる。
320において、312、316、又は318で識別された情報からユーザがDCCの対象でないと取引端末システム10が判定した場合に、384で、現地(又は参照)通貨を使用して取引が継続する。
ステップ386では、取引端末システム10は、取引に対してすでに許可が実施されているか否かをチェックすることができ、実施されていない場合には、388で、図6に述べる許可要求プロセスを実施することができる。例えば、取引額が所定の値未満である場合、又は「許可済み」フラグがセットされている場合(後述)には、許可は必要とされなくてもよい。次いで、取引端末システム10は、388から得た承認コードを含む、現地通貨を使用したクリアリングアドバイス(決済通知)メッセージを作成することによって、389において通常の支払い取引プロセスにより取引を継続する。或いは、386で「許可済み」フラグがセットされていると判定された場合には、取引端末システム10は、390で許可なしで取引を継続し、現地通貨を使用したクリアリングアドバイスメッセージを作成する。クリアリングメッセージは普通、取引端末システム10において一括して集められ、1日の終わりの処理の一部としてアクワイアラ銀行システム12に送信されるか、又は1日の終わりの前に一連のクリアリングアドバイスとして送信されることに留意されたい。次いでプロセスは400で完了する。例えば、取引は、許可承認を受け取り、カード保持者がサインオフするための受領書が印刷された後に、この通貨を使用して完了させることができる。
しかし、320でユーザがDCCの対象であると判定された場合には、制御は経路Aを介して図4Bに移る。
したがって、図4Bで、取引端末システム10は、330において、アプリケーション通貨コードが利用可能か否かを判定することができる。330でアプリケーション通貨コードが利用可能であると判定された場合には、331において、Fに示すように、第1のプロセスコード(例えばPROC CODE=000000)を使用して、アプリケーション通貨コードを含むレート要求メッセージがDCCホストシステム18に送信される。
或いは、330でアプリケーション通貨コードが利用可能でないと取引端末システム10が判定した場合には、取引端末システム10は、332で、リモート動的通貨コード取得が取引端末システム10に許可されるか否かを判定することができる。リモート動的通貨コード取得が許可されるか否かは、例えば、取引端末及び/又はDCCホストシステムの位置、並びにこの機能が使用可になっているか否かに依存し得る。例えば、一実施形態では、この機能は、適切な機能モジュールが存在する可能性があるが、このモジュールがオペレータ記憶位置にインストールされる前に非アクティブ化される可能性があることから、提供することができる。動的通貨コード取得が許可される(すなわち、この機能が使用可になっている)と判定された場合には、333において、Fに表すように、第2のプロセスコード(例えばPROC CODE=000001)を使用して、通貨コードを含まずPANの選択された桁(例えばPANの最初の8又は10桁)を含むレート要求メッセージが、DCCホストシステム18に送信される。
或いは、332で現在の取引端末システム10中で動的通貨コード取得が許可されないと判定された場合には、取引端末システム10は、334において、発行国コードが利用可能か否かを判定することができる。334で発行国コードが利用可能であると判定された場合には、335において、Fに示すように、第3のプロセスコード(例えばPROC CODE=000002)を使用して、発行国コードを含むレート要求メッセージがDCCホストシステム18に送信される。
或いは、334で発行国コードが利用可能でないと判定された場合には、プロセスはHで図4Cに移り、取引端末システム10は、336で、図6に関して述べるように取引について許可要求が行われるようにし、許可要求が送信されたことを示すように「許可済み」フラグがセットされる。
許可要求に続いて、Iで許可応答メッセージが取引端末システム10において受信された場合に、337において、取引端末システム10は、許可応答メッセージが取引に対する承認を与えるか否かを判定する。337で承認が与えられると判定され、更に338で、受信した許可応答メッセージがカード保持者請求通貨コードを含むと判定された場合には、339において、図4BのF(Kを介する)に示すように、第4のプロセスコード(例えばPROC CODE=000003)を使用して、カード保持者請求通貨コードを含むレート要求メッセージがDCCホストシステムに送信される。
或いは、337で許可応答メッセージが拒否と共に取引端末システム10において受信されたと判定された場合には、プロセスはJで図4Aに戻って継続する。次いで、取引は、400において、取引に対する許可要求が発行元金融機関システム16によって拒否されたため終了する。
或いは、338でカード保持者請求通貨コードを含まない許可応答メッセージが取引端末システム10において受信されたと取引端末システム10が判定した場合には、取引端末システム10は、ユーザ(例えば支払いカード保持者)が非現地通貨(以下「外国通貨」と呼ぶ)を選択できるように、340において、DCCサポート通貨リストをユーザに提供することができる。サポートされる外国通貨のリストは、取引端末システム10の記憶装置に保持することができる。341で外国通貨がユーザによって選択されたと判定された場合には、342において、図4BのF(Kを介する)に示すように、第5のプロセスコード(例えばPROC CODE=000004)を使用して、選択された外国通貨コードを含むレート要求メッセージがDCCホストシステム18に送信される。
341で外国通貨が選択されていないと判定された場合には、制御はO及びC(図4B)を介して図4Aに移り、382で、DCCステータスが“unconverted”であると判定される。ステップ384では、次いで、取引端末システム10は、現地(又は参照)通貨で取引を継続する。ステップ386では、取引端末システム10は、「許可済み」フラグがセットされているか否かをチェックすることができ、セットされていない場合には、388で、図6に述べる許可プロセスを実施することができる。341からプロセスを辿ると、336で「許可済み」フラグがセットされることになり、したがってこの場合、次いで取引端末システム10は、336から得た承認コードを含む、現地通貨を使用したクリアリングアドバイスメッセージを作成することによって、390で通常の支払い取引プロセスにより取引を継続する。クリアリングメッセージは通常、取引端末システム10において一括して集められ、1日の終わりの処理の一部としてアクワイアラ銀行システム12に送信されるか、又は1日の終わりの前に一連のクリアリングアドバイスとして送信されることに留意されたい。次いでプロセスは400で完了する。例えば、取引は、許可承認を受け取り、カード保持者がサインオフするための受領書が印刷された後に、この通貨を使用して完了させることができる。
ステップ331、333、335、339、及び342に戻ると、それぞれの場合に、適切なプロセスコードを含むレート要求メッセージがDCCホストシステム18に送信される。プロセスコード000000、000001、000002、000003、又は000004は例として示すに過ぎず、他の例では、他の値をプロセスコード又は他の指示コード用に提供してもよいことに留意されたい。例えば、336で受信される許可応答メッセージが、ホーム請求通貨コードの決定に使用できるカード保持者請求通貨コード以外の情報を含み得るときには、ステップ338に続いて一以上の追加ステップをプロセスに含め、それにより、そのような情報があることを検出して、適切なプロセスコードを含む適切なレート要求メッセージをDCCホストシステム18に送信することができる。例に過ぎないが、レート応答メッセージが発行国コードの形態の情報を含む場合には、その情報に基づいて、適切なプロセスコード及び発行国コードを含むレート要求メッセージを生成することができる。また、ステップ330/331、332/333、334/335、336/337、338/339、及び340/341/342の順序は、例示としてこの順序で示すに過ぎず、他の例では、これらのステップを別の順序で又は並行して実施してもよいことに留意されたい。
350では、為替レート及び換算済み販売額を得るプロセスが、DCCホストシステム18で実施される。図5に、DCCホストシステム18で実施されるこのプロセス350の説明的な例を提供する。
図5A及び5Bで形成される図5に移ると、プロセス350は、402で、DCCホストシステム18においてレート要求メッセージが取引端末システム10から受信されるところで開始する。
404でプロセスコードが第1のプロセスコード又は第4のプロセスコード(例えばそれぞれ000000又は000003)であるとDCCホストシステム18が判定した場合には、406において、アプリケーション通貨コード又はカード保持者請求通貨コードを含むレート要求が、処理に渡される。
或いは、404でプロセスコードが第1のプロセスコード又は第4のプロセスコードでない(例えば000000又は000003でない)とDCCホストシステム18が判定した場合には、408において、DCCホストシステム18は、プロセスコードが第2のプロセスコード(例えば000001)であるか否かを判定する。408でプロセスコードが第2のプロセスコード(例えば000001)であるとDCCホストシステム18が判定した場合には、410において、DCCホストシステム18は、通貨コードを含まずPANの選択された桁を含むレート要求メッセージが処理に渡されると判定し、412において、DCCホストシステム18は、DCCホストシステム18の記憶装置72に保持されたホーム通貨ファイル(例えば請求通貨ファイル又は(BCF))75から通貨コードを得る。一例では、PANの選択された桁(例えば最初の8桁からの)を例えば使用して、ホーム通貨ファイル検索を行うことができる。次いでDCCホストシステム18は、この通貨コードを更に次の処理に渡す。
或いは、408でプロセスコードが第2のプロセスコード(例えば000001)でないとDCCホストシステム18が判定した場合には、プロセスはPを介して409に移り、DCCホストシステム18は、プロセスコードが第3のプロセスコード(例えば000002)であるか否かを判定する。409でプロセスコードが第3のプロセスコード(例えば000002)であるとDCCホストシステム18が判定した場合には、411において、DCCホストシステム18は、発行国コードを含むレート要求メッセージが処理に渡されると判定し、413において、DCCホストシステム18は、DCCホストシステム18の記憶装置72に保持された国/通貨テーブル77から通貨コードを決定する。供給された発行国コードを例えば使用して、国/通貨検索を行って、対応する供給された国コードに対するデフォルトの公用自国通貨コードを得ることができる。
406、412、又は413(Qを介する)に続いて、414において、DCCホストシステム18は、識別された通貨コードを、DCCホストシステム18の記憶装置72に保持されたDCCサポート通貨のリストと比較することによって、通貨コードがサポート通貨であるか否かを判定する。
414で識別された通貨コードがDCCサポート通貨でないとDCCホストシステム18が判定した場合には、440において、DCCホストシステム18は、デフォルト通貨テーブル73内で検索を行って、この識別された非サポート通貨コードに対してデフォルトのDCCサポート通貨が保持されているか否かを識別する。442では、DCCホストシステム18は、デフォルトのDCCサポート通貨が識別されるか否かを判定する。識別されない場合には、415において、DCCホストシステム18は、レート応答メッセージに関するパラメータ[アクションコード=“AmtUnconverted”(金額未換算)及び理由コード“Unsupported”]を設定し、416では、空欄の為替レート及び販売額のフィールドを含むレート応答メッセージが作成される。プロセスはTを介して450(図5B)に移り、DCCホストシステム18は、Gに示すようにレート応答メッセージを取引端末システム10に返す。
或いは、442でデフォルトのDCCサポート通貨が識別されるとDCCホストシステム18が判定した場合には、444において、DCCホストシステム18は、DCCホストシステム18中の通貨換算レートテーブル74から当該のデフォルト通貨についての通貨換算(為替)レートを得て、得られた通貨換算レートを使用して取引額を換算する。446では、DCCホストシステム18は、レート応答メッセージに関するパラメータ[アクションコード=“AmtConverted”(金額換算済)及び理由コード“Normal”]を設定し、448で、得られた為替レート及び換算済み取引額を含むレート応答メッセージを作成する。プロセスはUを介して450に移り、DCCホストシステム18は、Gに示すように、得られた為替レート及び換算済み取引額のフィールドを含むレート応答メッセージを取引端末システム10に返す。
414で識別された通貨コードがDCCサポートであるとDCCホストシステム18が判定した場合には、プロセスはRを介して418(図5B)に移り、DCCホストシステム18は、DCCホストシステム18中の通貨換算レートテーブル74から当該の通貨についての通貨換算(為替)レートを得て、通貨換算レートを使用して取引額を換算する。419において、DCCホストシステム18は、レート応答メッセージに関するパラメータ[アクションコード=“AmtConverted”(金額換算済)及び理由コード“Normal”]を設定し、420では、得られた為替レート及び換算済み取引額を含むレート応答メッセージを作成する。450において、DCCホストシステム18は、Gに示すように、得られた為替レート及び換算済み取引額のフィールドを含むレート応答メッセージを取引端末システム10に返す。
409に戻り、プロセッサコードが第3のプロセスコードでない(例えば000002でない)とDCCホストシステム18が判定した場合には、422で、DCCホストシステム18は、プロセスコードが第5のプロセスコード(例えば000004)であるか否かを判定する。
422でプロセスコードが第5のプロセスコード(例えば000004)であるとDCCホストシステム18が判定した場合には、424において、DCCホストシステム18は、受信したレート要求がユーザ選択の通貨を含むレート要求であると認識する。426では、DCCホストシステム18は、PANの選択された桁、例えばPANの最初の8桁を使用して、DCCホストシステム18の記憶装置72に保持されたホーム通貨ファイル(例えば請求通貨ファイルBCF)75から、支払いカードに関連する請求通貨コードを得る。428では、DCCホストシステム18は、ユーザ選択の通貨コードが、ホーム通貨ファイル(例えばBCF)75から得られた請求通貨コードと同じか否かを判定する。
428でユーザ選択の通貨コードがホーム通貨ファイル(例えばBCF)75中で識別された請求通貨コードと同じであるとDCCホストシステム18が判定した場合には、418において、DCCホストシステム18は、通貨換算レートテーブル74からユーザ選択の通貨に適用可能な為替レートを得て、換算済み取引額が計算される。419では、DCCホストシステム18は、レート応答メッセージに関するパラメータ[アクションコード=“AmtConverted”(金額換算済)及び理由コード“Normal”]を設定し、420で、得られた為替レート及び換算済み取引額を含むレート応答メッセージを作成する。450で、DCCホストシステム18は、Gに示すように、得られた為替レート及び換算済み取引額のフィールドを含むレート応答メッセージを取引端末システム10に返す。
428に戻り、選択された通貨コードが、ホーム通貨ファイル(例えばBCF)75から識別された請求通貨コードと等しくないとDCCホストシステム18が判定した場合には、429において、DCCホストシステム18は、レート応答メッセージに関するパラメータ[アクションコード=“AmtConverted”(金額換算済)及び理由コード“Different Currency”]を設定する。430では、DCCホストシステム18は、通貨換算レートテーブル74からユーザ選択の通貨に適用可能な為替レートを得て、換算済み取引額が計算される。432では、DCCホストシステム18は、レート応答メッセージ中のホーム通貨フィールドに、ホーム通貨ファイル(例えばBCF)75から識別された請求通貨コードを投入する。次いでDCCホストシステム18は、420において、得られた為替レート及び換算済み取引額を含むレート応答メッセージを作成する。450で、DCCホストシステム18は、Gに示すように、投入されたホーム通貨、識別された通貨、換算レート、及び換算済み取引額のフィールドを含むレート応答メッセージを、取引端末システム10に返す。
422に戻り、プロセスコードが第5のプロセスコード(例えば000004)でないとDCCホストシステム18が判定した場合には、434において、DCCホストシステム18は、未知のエラーがあると判定し、435で、DCCホストシステム18は、レート応答メッセージに関するパラメータ[アクションコード=“AmtUnconverted”(金額未換算)及び理由コード“Unknown”]を設定する。プロセスはSを介して416(図5A)に移り、DCCホストシステム18は、空欄の為替レート及び販売額のフィールドを含むレート応答メッセージを作成する。プロセスはTを介して450(図5B)に移り、DCCホストシステム18は、Gに示すように、レート応答メッセージを取引端末システム10に返す。
ステップ404、408、409、及び422の順序は例示として示すに過ぎず、別の例では、これらのステップを別の順序で又は並行して実施してもよいことは理解されるであろう。また、図4B及び4Cに関して論じたように、例えば許可応答メッセージに含まれる情報に基づいて、異なるプロセスコードを含む追加のレート要求タイプのメッセージが生成される場合には、DCCホストシステム18において実施されるプロセス350に、適切な処理ステップを含めることができる。
図5に関して述べたプロセス350に続いて、プロセスは、Gで取引端末システム10に戻って図4Bの352で継続し、取引端末システム10は、金額が換算済みであることをレート応答メッセージ中のアクションコードが示す(アクションコード=“AmtConverted”)か否かを判定する。
金額が換算済みであることをレート応答メッセージ中のアクションコードが示さない(アクションコード=“AmtUnconverted”)場合には、353において、取引端末システム10は、理由を決定する。レート応答メッセージ中の理由コードが“Unsupported”に設定されている場合には、355において、取引端末システム10は、DCCステータスを“Unsupported”に設定し、次いで、プロセスはBを介して図4Aに戻り、取引端末システム10は、384において、現地又は参照通貨で取引を処理する。前述のように、取引端末システム10は、図4Aの386において取引に許可が必要か否かをチェックし、必要な場合には、388において、図6に述べる許可プロセスを実施することができる。例えば、取引額が所定の値未満である場合、又は「許可済み」フラグがセットされている場合には、許可要求は必要とされなくてもよい。次いで、取引端末システム10は、388から得た承認コードを含む、現地通貨を使用したクリアリングアドバイスメッセージを作成することによって、389で通常の支払い取引プロセスにより取引を継続する。或いは、386で「許可済み」フラグがセットされていると判定された場合には、取引端末システム10は、390で許可なしで取引を継続し、前に336で得た承認コードを含む、現地通貨を使用したクリアリングアドバイスメッセージを作成する。クリアリングメッセージは普通、取引端末システム10において一括して集められ、1日の終わりの処理の一部としてアクワイアラ銀行システム12に送信されるか、又は1日の終わりの前に一連のクリアリングアドバイスとして送信されることに留意されたい。次いでプロセスは400で完了する。例えば、取引は、許可承認を受け取り、カード保持者がサインオフするための受領書が印刷された後に、この通貨を使用して完了させることができる。
353でレート応答メッセージ中の理由コードが“Unsupported”に設定されていないと取引端末システム10が判定した場合には、354において、取引端末システム10は、DCCステータスを“Leakage”に設定する。次いで、プロセスはBを介して図4Aに戻り、取引端末システム10は、384で現地又は参照通貨で取引を処理することに進む。前述のように、取引端末システム10は、図4Aの386で取引に許可が必要かどうかチェックし、必要な場合には、388で、図6に述べる許可プロセスを実施することができる。例えば、取引額が所定の値未満である場合、又は「許可済み」フラグがセットされている場合には、許可要求は必要とされなくてもよい。次いで、取引端末システム10は、388から得た承認コードを含む、現地通貨を使用したクリアリングアドバイスメッセージを作成することによって、389で通常の支払い取引プロセスにより取引を継続する。或いは、386で「許可済み」フラグがセットされていると判定された場合には、取引端末システム10は、390において許可なしで取引を継続し、前に336で得た承認コードを含む、現地通貨を使用したクリアリングアドバイスメッセージを作成する。クリアリングメッセージは普通、取引端末システム10において一括して集められ、1日の終わりの処理の一部としてアクワイアラ銀行システム12に送信されるか、又は1日の終わりの前に一連のクリアリングアドバイスとして送信されることに留意されたい。次いでプロセスは400で完了する。例えば、取引は、許可承認を受け取り、カード保持者がサインオフするための受領書が印刷された後に、この通貨を使用して完了させることができる。
或いは、352で金額が換算済みであることを応答メッセージ中のアクションコードが示す(アクションコード=“AmtConverted”)と取引端末システム10が判定した場合には、356において、取引端末システム10は、メッセージ中の理由コードが“Normal”に設定されているか否かを判定する。
356で理由コードが“Normal”に設定されていると取引端末システム10が判定した場合には、364において、カード保持者に、自身のDCC取引の選択を確認するオプションが与えられる。364でカード保持者がDCCを選択する場合には、368において、取引端末システム10は、取引がチップカード(EMV)取引であるか否かを判定する。368で取引がチップカード取引であると判定された場合には、370において、取引端末システム10は、アプリケーション処理開始段階でPDOLオプションにより取引額又は通貨がすでに要求されているか否かを判定する。370で取引額又は通貨がすでに要求されていると判定された場合には、372において、取引端末システム10はEを介して、図4Aの394でアプリケーション処理を開始し、図4Aの396で、304で導出されたのと同じアプリケーション識別子AIDを使用して、350のDCCプロセス中で確認された換算済み取引額及び通貨コードによって通常のEMV取引フローを提供することにより、プロセスを再開する。次いで、取引は397に進み、前に許可が実施されたか否かが判定される。或いは、370でアプリケーション処理開始段階でPDOLオプションにより取引額又は通貨がまだ要求されていないと取引端末システム10が判定した場合には、374で、取引端末システム10は、350のDCCプロセス中で確認された外国通貨による換算済み取引額を使用して、カード保持者によって確認された外国通貨コードによるチップカード取引を継続する。374に続いて、378でDCCステータスが“Converted”として表され、プロセスはD2で図4Aに戻って継続する。396又は378に続いて、取引端末システム10は、図4Aの397で取引に対して許可がすでに実施されているか否かを判定し、実施されている場合には、398において、その許可の破棄を実施する。398に続いて、次いで、388において、換算済み通貨コード及び換算済み販売額を使用して、図6に述べる許可要求プロセスを実施することができる。一方、397で取引に対して許可が実施されていないと判定された場合には、如何なる破棄も実施せずに、388で、換算済み通貨コード及び換算済み販売額を使用して、図6に述べる許可要求プロセスを実施することができる。388で許可が実施された後、次いで、取引端末システム10は、388から得た承認コードを含む、現地通貨を使用したクリアリングアドバイスメッセージを作成することによって、389で通常の支払い取引プロセスにより取引を継続する。クリアリングメッセージは普通、取引端末システム10において一括して集められ、1日の終わりの処理の一部としてアクワイアラ銀行システム12に送信されるか、又は1日の終わりの前に一連のクリアリングアドバイスとして送信されることに留意されたい。次いでプロセスは400で完了する。例えば、取引は、許可承認を受け取り、カード保持者がサインオフするための受領書が印刷された後に、この通貨を使用して完了させることができる。
368で支払いカード取引がチップカード取引でないと取引端末システム10が判定した場合には、376において、取引端末システム10は、カード保持者によって確認された外国通貨による支払いカード取引を、その外国通貨による換算済み取引額を使用して継続する。
376に続いて、379において、DCCステータスが“Converted”として表され、プロセスはD1で図4Aに戻って継続する。前述のように、取引端末システム10は、図4Aの386で取引に許可が必要か否かをチェックし、必要な場合には、388において、図6に述べる許可要求プロセスを実施することができる。例えば、取引額が所定の値未満である場合、又は「許可済み」フラグがセットされている場合には、許可は必要とされなくてもよい。388で許可が実施される場合には、取引端末システム10は、388から得た承認コードを含む、換算済み通貨を使用したクリアリングアドバイスメッセージを作成することによって、389で通常の支払い取引プロセスにより取引を継続する。或いは、386で「許可済み」フラグがセットされていると判定された場合には、取引端末システム10は、390で許可なしで取引を継続し、前に336で得た承認コードを含む、換算済み通貨を使用したクリアリングアドバイスメッセージを作成する。クリアリングメッセージは普通、取引端末システム10において一括して集められ、1日の終わりの処理の一部としてアクワイアラ銀行システム12に送信されるか、又は1日の終わりの前に一連のクリアリングアドバイスとして送信されることに留意されたい。次いでプロセスは400で完了する。例えば、取引は、許可承認を受け取り、カード保持者がサインオフするための受領書が印刷された後に、この通貨を使用して完了させることができる。
364に戻り、364でユーザがDCCを選択しない場合には、プロセスはN及びOを介してCを経て図4Aに戻り、382において、DCCステータスが“Unconverted”として表され、取引端末システム10は、384で現地(参照)通貨による取引を継続する。前述のように、取引端末システム10は、図4Aの386で取引に許可要求が必要か否かをチェックし、必要な場合には、388において、図6に述べる許可プロセスを実施することができる。例えば、取引額が所定の値未満である場合、又は「許可済み」フラグがセットされている場合には、許可は必要とされなくてもよい。次いで取引端末システム10は、388から得た承認コードを含む、現地通貨を使用したクリアリングアドバイスメッセージを作成することによって、389で通常の支払い取引プロセスにより取引を継続する。或いは、386で「許可済み」フラグがセットされていると判定された場合には、取引端末システム10は、390で許可なしで取引を継続し、前に336で得た承認コードを含む、現地通貨を使用したクリアリングアドバイスメッセージを作成する。クリアリングメッセージは普通、取引端末システム10において一括して集められ、1日の終わりの処理の一部としてアクワイアラ銀行システム12に送信されるか、又は1日の終わりの前に一連のクリアリングアドバイスとして送信されることに留意されたい。次いでプロセスは400で完了する。例えば、取引は、許可承認を受け取り、カード保持者がサインオフするための受領書が印刷された後に、この通貨を使用して完了させることができる。
356に戻り、356で理由コードが“Normal”に設定されていないと判定された場合には、プロセスはLを介して358に進むことになり、取引端末システム10は、警告メッセージ360をユーザに対して表示する。警告メッセージ360は例えば、「あなたのカードの請求通貨以外の取引通貨(xxx)が選択されています。継続しますか?(はい/いいえ)」とすることができる。
362において、358で表示されたアラートメッセージ360に基づいて、選択された通貨によって継続することをユーザが選択した場合には、プロセスは前述のようにMを介して364(図4B)に移る。或いは、362で選択された通貨によって継続しないことをユーザが選択したと判定された場合には、プロセスはO及びCを介して図4Aに戻り、382において、DCCステータスが“unconverted”として表され、現地(参照)通貨で継続する。前述のように、取引端末システム10は、図4Aの386で、取引に許可が必要か否かをチェックし、必要な場合には、388において、図6に述べる許可プロセスを実施することができる。例えば、取引額が所定の値未満である場合、又は「許可済み」フラグがセットされている場合には、許可は必要とされなくてもよい。次いで、取引端末システム10は、388から得た承認コードを含む、現地通貨を使用したクリアリングアドバイスメッセージを作成することによって、389で通常の支払い取引プロセスにより取引を継続する。或いは、386で「許可済み」フラグがセットされていると判定された場合には、取引端末システム10は、390において許可なしで取引を継続し、前に336で得た承認コードを含む、現地通貨を使用したクリアリングアドバイスメッセージを作成する。クリアリングメッセージは普通、取引端末システム10において一括して集められ、1日の終わりの処理の一部としてアクワイアラ銀行システム12に送信されるか、又は1日の終わりの前に一連のクリアリングアドバイスとして送信されることに留意されたい。次いでプロセスは400で完了する。例えば、取引は、許可承認を受け取り、カード保持者がサインオフするための受領書が印刷された後に、この通貨を使用して完了させることができる。
図6に、図4A/4Cの388/336で識別される例示的な許可プロセスを示す。
まず、図4Cの336で識別される許可プロセスの例について述べる。
取引端末システム10のプロセッサ40(図2)は、DCCモジュール46(図2)に応答して、支払い許可要求メッセージ20を生成するように動作可能とすることができ、この支払い許可要求メッセージ20は、取引端末システム10に関連するか又は取引端末システム10を操作する小売業者に関連するアクワイアラ銀行システム12に送信される。支払い許可要求メッセージ20は、取り込まれたカードデータを識別するデータと、取引端末システム10の現地通貨及びその通貨による取引量を含めた取引詳細と、取引端末システム10を識別するルーティング情報とを含む。メッセージ20は例えば、従来のメッセージプロトコルを使用して、例えばISO8583などメッセージパケットベースのプロトコルを使用して送信することができる。
アクワイアラ銀行システム12は、支払い許可要求メッセージ20を取引端末システム10から受信し、支払い許可要求メッセージ20を分析して、当該のカードに対する適切なスキームネットワーク14を決定する。これは、受信した支払いカードデータを、受信した支払いカード詳細中のスキームネットワークコードを識別するテーブルと比較することによって決定することができる。次いで、アクワイアラ銀行システムは、支払い許可要求メッセージ22を適切なスキームネットワーク14に送信する。支払い許可要求メッセージ22は、取引端末システム10の現地通貨及びその通貨による取引量などの取引詳細を含めた、支払い許可要求メッセージ20のデータと、追加でアクワイアラ銀行システム12を識別するルーティング情報とを含むことができる。支払い許可要求メッセージ22は例えば、メッセージパケットベースのプロトコルを使用するVISA BASE I許可メッセージなど、従来のメッセージプロトコルを使用して送信することができる。
スキームネットワーク14は、支払い許可要求メッセージ22をアクワイアラ銀行システム12から受信し、受信した支払い許可要求メッセージ22を分析して、支払いカードを発行した発行元金融機関を識別する。これは、受信した支払いカードデータを、受信した支払いカード詳細中の発行元金融機関コードを識別するテーブルと比較することによって決定することができる。詳細には、複数通貨サービスに加入している発行元金融機関に対して、スキームネットワークシステム14は、発行元金融機関システム16の当該の支払いカードについてのホーム通貨(又は請求通貨)を識別し(例えばPANから)、取引端末システム10の現地通貨と発行元金融機関のホーム通貨との間の為替レートを識別し、ホーム通貨による等価な金額を計算するように動作可能である。次いで、スキームネットワーク14は、発行元金融機関システム16に送信されることになる支払い許可要求メッセージ24を生成するように動作可能である。この支払い許可要求メッセージ24は、支払い許可要求メッセージ22のデータのいくらか又は全てと、スキームネットワーク14を識別する追加のルーティング情報とに加えて、発行元金融機関のホーム通貨と、スキームネットワークシステム14によってホーム通貨に換算された取引額と、スキームネットワーク14によって使用された為替レートとを、支払い許可要求メッセージ24のそれぞれのフィールド中で識別する。例えば、VISAによって運営されるスキームネットワークシステムの場合、ホーム通貨、換算済み取引額、及び為替レートは、支払い許可要求メッセージ24のフィールド51、6、及び10にそれぞれ含まれる。次いで、スキームネットワーク14は、支払い許可要求メッセージを当該の発行元金融機関システム16に転送するように動作可能である。メッセージ22は例えば、メッセージパケットベースのプロトコルなど、従来のメッセージプロトコルを使用して送信することができる。
発行元金融機関システム16は、支払い許可要求メッセージ24を受信し、支払い要求の詳細を当該の支払いカードについて保持されたレコードと比較することによって許可要求を処理する。発行元金融機関システム16は、支払いカード保持者の詳細、カード購入記録、信用限度、アカウントがアクティブか又はブロックされているか、請求通貨などを含めて、支払いカードアカウントの詳細を維持する。発行元金融機関システム16は、支払いカード詳細を使用して、支払いカードがアクティブでありブロックされていないことを確認し、次いで、支払いカードアカウントに対する適切な規則に従って(例えば取引額と、それに対する支払い履歴及び/又は利用可能貸付額などに基づいて)支払いを許可できることをチェックするように動作可能である。取引が許可されることになる場合には、発行元金融機関システム16は、許可要求メッセージ中で識別されるホーム通貨による金額をカードアカウントに対して確保し、適切な肯定の許可応答メッセージ26を生成することになり、この許可応答メッセージ26は、受信した支払い許可要求メッセージ24に含まれるルーティング情報を使用して、取引端末システム10に送信される。支払いが許可されない場合、又は照会チェックが必要とされる場合には、代わりに適切な否定の応答メッセージが生成される。
許可応答メッセージ26は、元の支払い許可要求メッセージ20を識別し、支払い許可要求メッセージ22、22、及び24からのルーティング情報を含む。いくつかの許可応答メッセージ26では、発行元金融機関システムはまた、支払い許可要求メッセージ24のそれぞれのフィールド中で受け取ったホーム通貨、換算済み取引額、及び為替レートも許可応答メッセージ26に含めることになる(しかし場合によっては、これらは省略されることもある)。
発行元金融機関システム16は、支払い許可要求メッセージ24からのルーティング情報を使用して、許可応答メッセージ26をスキームネットワーク14に返す。
スキームネットワーク14は、許可応答メッセージ26を受信し、許可応答メッセージ24からルーティング情報を識別して、適切なアクワイアリング銀行システム12に許可応答メッセージ28が送信されるようにする。スキームネットワークシステム14によって送信された許可応答メッセージ28は、元の支払い許可要求メッセージ20を識別し、支払い許可要求メッセージ20及び22からのルーティング情報を含む。許可応答メッセージ28は更に、支払い許可要求メッセージ24のそれぞれのフィールドのホーム通貨、換算済み取引額、及び為替レートを、これらが許可応答メッセージ26に含まれていようとそうでなかろうと、識別することができる。しかし場合によっては、これらのフィールドは省略されることもある。
アクワイアラ銀行システム12は、許可応答メッセージ28を受信し、許可応答メッセージ中のルーティング情報を識別して、取引端末システム10に許可応答メッセージ30を送信する。
許可要求及び応答メッセージは、様々なフィールドを含むことができる。例えば、許可要求及び/又は応答メッセージは、例えば以下から選択されるフィールドを含むことができる。
・メッセージタイプを定義するメッセージタイプ識別子フィールド
・取引タイプ及びアカウントタイプを定義する処理コードフィールド
・取引端末の通貨による取引額を指定する取引額フィールド
・発行元機関の通貨による取引額を指定する取引額フィールド
・為替レートフィールド
・送信日時フィールド
・支払いカードの失効日フィールド
・マーチャントカテゴリコードフィールド
・アクワイアリング機関の国コードフィールド
・POS入力モードコードフィールド
・POS条件コードフィールド
・アクワイアリング機関識別フィールド
・検索参照番号フィールド
・許可コード又は承認コードフィールド
・応答コードフィールド
・カード受諾側の識別フィールド
・カード受諾側の名前及び場所フィールド
・取引通貨コードフィールド
・カード保持者請求通貨フィールド
・追加POS情報フィールド
・私用フィールド
上に示したように、図6には、図4A及び4Cの388及び336で識別される許可プロセスの例を示す。ステップ336と388の許可プロセス間の唯一の違いは以下のとおりである。すなわち、ステップ336での許可要求メッセージ20及び22は、取引端末システム10の現地通貨による取引額を含むことになり、取引通貨として取引端末システム10の現地通貨を識別することになるが、それに対して、ステップ388での許可要求メッセージ20及び22は、DCCのために選択された通貨による取引額を含むことになり、その通貨を示すことになる。
前述のステップに続いて、次いで、支払い端末は、例えば署名用の受領書を印刷する(又はPIN番号の入力を要求する)ことによって、ユーザが選択を確認することを必要とするように動作可能とすることができる。取引のための選択された通貨が確認されると、取引端末システム10は、クリアリングメッセージ(例えばカード保持者のホーム又は請求通貨メッセージについての)をアクワイア銀行システム12に送信するように動作可能である(クリアリングメッセージをすぐに送信するのではなく、これは一括プロセスとして例えば1日の終わりに行うことができる)。次いで、アクワイアラ銀行システムは、クリアリングが受諾されたことを知らせる肯定応答を取引端末システム10に返し、クリアリングメッセージをスキームネットワーク14に転送するように動作可能である。スキームネットワーク14は、更にクリアリングメッセージを発行元金融機関システム16に転送するように動作可能である。
図4A、4B、及び4Cに戻ると、これらのプロセスは、個別のソフトウェアモジュールを使用して実施することができ、これらのソフトウェアモジュールは、取引端末システム10のプロセッサ(複数可)40によって処理されることになる取引端末システム10の記憶装置42中のCPモジュール44及びDCCモジュール46を共に形成する。個別ソフトウェアプログラムモジュールは、取引端末を現地要件に適応させるように、適宜アクティブ又は非アクティブに構成することができる。
同様に、図5A及び5Bのプロセスは、個別ソフトウェアモジュールを使用して実施することができ、これらのソフトウェアモジュールは、DCCホストシステム18のプロセッサ(複数可)70によって処理されることになるDCCホストシステム18の記憶装置72中のDCCモジュール76を共に形成する。個別ソフトウェアプログラムモジュールは、取引端末を現地要件に適応させるように、適宜アクティブ又は非アクティブに構成することができる。
図4A、4B、及び4C、並びに図5A及び5Bに関して述べたプロセスでは、取引端末システム10は、DCCホストシステム18に送信されるレート要求メッセージ中にプロセスコードを含め、DCCホストシステム18は、プロセスコードに応答してレート応答メッセージの処理を制御し、取引端末システム10は、アクションコード及び理由コードに応答して更に次の処理を決定することに留意されたい。しかし、別の例では、プロセスコード、アクションコード、及び理由コードの使用以外によって、レート要求メッセージの符号化を実施できることは理解されるであろう。例えば、レート要求メッセージ及びレート応答メッセージのフィールドを選択的に埋めることを使用して実施することができ、この場合、いくつかのフィールドは空欄のままにするか又は所定の値に設定することができる。空欄フィールドに言及する場合、これは例えば、あるフィールドの内容を、全て0に設定すること、又はそのフィールドに関する有効な内容に対応しない他の何らかの値に設定することを含むことができる。
また、レート要求メッセージ及びレート応答メッセージは、上述した特定のフィールドだけでなく、他のフィールドを含むこともできる。
例示的なレート要求メッセージは、例えば以下のフィールドから選択される一以上のフィールドを含むことができる。
プロセスコード
送信日時
システムトレース監査番号
現地取引の日時
現地通貨マーチャントID
現地通貨TID
アクワイアラID
ベース金額
カードBIN/IIN番号
レート要求参照ID
カードタイプ
ティルID/マーチャントPOS
外国通貨コード(例えば外国通貨英字コード)
例示的なレート応答メッセージは、例えば以下のフィールドから選択される一以上のフィールドを含むことができる。
プロセスコード
送信日時
システムトレース監査番号
現地取引の日時
現地通貨マーチャントID
現地通貨TID
アクワイアラID
ベース金額
外国金額
カードBIN/IIN番号
為替レート
レート要求参照ID
カードタイプ
逆レート
外国通貨コード(例えば外国通貨英字コード)
ホーム請求通貨コード(例えばホーム通貨英字コード)
ティルID/マーチャントPOS
利幅パーセンテージ
手数料パーセンテージ
手数料の値
アクションコード
理由コード
また、1つのレート要求メッセージ及び1つのレート応答メッセージに言及しているが、メッセージ転送は、一以上のレート要求メッセージ及び一以上のレート応答メッセージを伴う可能性があることにも触れておくべきである。
DCCプログラムモジュール46及び76はそれぞれ、プロセッサ40及び70をそれぞれ動作させるための一以上のコンピュータプログラム製品に組み入れることができる。換言すると、図4A、4B、及び4Cに関して述べたプロセス及びモジュールは、取引端末システム10のプロセッサ(複数可)40を制御するように動作可能な一以上のコンピュータプログラム製品によって実現することができる。同様に、図5A及び5Bに関して述べたプロセス及びモジュールは、DCCホストシステム18のプロセッサ(複数可)70を制御するように動作可能な一以上のコンピュータプログラム製品によって実現することができる。各コンピュータプログラム製品は、コンピュータ可読媒体を形成するキャリア媒体上で例えば提供される、一以上のコンピュータプログラムの形とすることができる。キャリア媒体は、固体、磁気、光学、光磁気などの記憶媒体、又は他の記憶媒体とすることができる。キャリア媒体は、同報通信、電話、コンピュータネットワーク、有線、ワイヤレス、電気、電磁、光学などの伝送媒体、又は他の任意の伝送媒体とすることができる。
本明細書における用語「支払いカード」は、関連するアカウントに基づいて取引を実施するのに使用することのできるトークン又はデバイス又はキャリアについて述べるために総称的に使用されることに留意されたい。「支払いカード」は、一体型チップがおそらく組み込まれているであろう従来の矩形プラスティック製クレジットカードなどの形をとる必要はなく、本明細書で適用される意味における「支払いカード」は、クレジット、デビット、又は他の形の支払いトークン、デバイス、又はキャリアとして動作可能とすることのできる他の任意の形をとることができることに留意されたい。例えば、本明細書における用語「支払いカード」の意味においては、支払いシステムが、「支払いカード」として、携帯電話機、パーソナルデータアシスタント(PDA)、若しくは他の情報キャリアの使用に基づくか、又はこれらの使用を許可することができる。このような場合、携帯電話機には通常、EMVカードのチップの機能と等価な機能を有するチップ又はソフトウェアが備わる。したがって、本明細書で支払いカードに言及する場合、「支払いカード」は、関連するアカウントに基づいて取引を実施するように構成された支払いトークン、デバイス、又はキャリアとして動作可能な、任意の適切な形をとることができ、例えば、支払い端末システムとの間で(例えば接触を介して又は非接触方式で)情報を転送するための適切なソフトウェア及び/又は機構の手段の形をとることができることを理解されたい。
前述の実施形態について詳細に述べたが、以上の開示が完全に理解されれば、多くの変形及び変更が当業者には明らかになるであろう。後続の特許請求の範囲は、そのような変形及び変更、並びにそれらの均等物を全て含むものとして解釈されるものとする。
10…取引端末システム、12…アクワイアラ銀行システム、14…スキームネットワークシステム、16…発行元金融機関システム、18…DCCホストシステム。

Claims (23)

  1. 支払いカードデータ及び取引の詳細を受け取るための少なくとも一つの入力インタフェースであり、支払いカードから前記支払いカードデータを読み取るように構成されたカードリーダを含む、該少なくとも一つの入力インタフェースと、
    リモートホストシステムに接続するための通信インタフェースと、
    処理ロジックであり、
    前記支払いカードデータが請求通貨情報又は発行国情報を含むか否かに少なくとも基づいて複数のタイプのレート要求メッセージのうち一つを選択し、
    選択されたタイプのレート要求メッセージを、通貨換算レートを求める前記リモートホストシステムに前記通信インタフェースを介して送信し、
    応答メッセージを前記リモートホストシステムから受信する、
    ように動作可能な該処理ロジックと、
    を備え、
    各タイプのレート要求メッセージが、前記支払いカードデータ、及び、レート要求メッセージの該タイプを示す要求タイプインジケータを含み、
    少なくとも選択されるタイプのレート要求メッセージは、換算通貨インジケータ用の換算通貨フィールドを含み、
    前記要求タイプインジケータは、前記リモートホストシステムが前記換算通貨インジケータを用いるか又は用いないで通貨換算レートを特定する処理を該要求タイプインジケータに基づいて制御する情報であり、
    少なくとも一つの応答メッセージが、換算通貨インジケータ、換算レートインジケータ、及び、換算済取引額を含むレート応答メッセージである、
    取引端末システム。
  2. 前記処理ロジックが、受け取った支払いカードデータ及び取引の詳細を示す情報を含む許可要求メッセージをリモートホストシステムに送信し、前記支払いカードについての請求通貨を示す情報を含む許可応答メッセージを受信するように動作可能であり、
    前記処理ロジックが、前記請求通貨についての通貨換算レートを求める第4のタイプのレート要求メッセージを前記リモートホストシステムに送信するように更に動作可能であり、
    前記レート要求メッセージが、前記許可応答メッセージに含まれる前記情報により特定される前記請求通貨を示す換算通貨インジケータを前記換算通貨フィールド中に含み、該レート要求メッセージが前記第4のタイプであり、且つ、前記換算通貨フィールドが換算通貨インジケータを含むことを示す第4のレート要求タイプインジケータを含む、
    請求項1に記載の取引端末システム。
  3. 前記カードリーダがチップカードリーダであり、
    前記処理ロジックが、チップロジックモジュールを含み、
    該チップロジックモジュールが、
    ロジックチップを有する支払いカードの挿入に応答して、前記支払いカードに記憶された請求通貨情報を取り出すことを試み、
    請求通貨情報が前記支払いカードから取り出された場合に、第1のタイプのレート要求メッセージを送信する、
    ように構成されており、
    前記第1のタイプのレート要求メッセージは、該第1のタイプのレート要求メッセージが前記第1のタイプであることを示す第1の要求タイプインジケータと、前記支払いカードから取り出された情報から取得又は導出された請求通貨を表す換算通貨インジケータとを含む、
    請求項1又は2に記載の取引端末システム。
  4. 前記処理ロジックが、アクティブ又は非アクティブに切替え可能な切替え可能ロジックモジュールを備え、前記切替え可能ロジックモジュールが、アクティブなときに前記取引端末システム中で識別される換算通貨がない場合に、第2のタイプのレート要求メッセージを送信するように動作可能であり、前記第2のタイプのレート要求メッセージは、該第2のタイプのレート要求メッセージが前記第2のタイプであることを示す第2の要求タイプインジケータを含み換算通貨インジケータを含まない、請求項1〜3のいずれか一項に記載の取引端末システム。
  5. 前記カードリーダがチップカードリーダであり、、
    前記処理ロジックが、チップロジックモジュールを含み、
    該チップロジックモジュールが、
    ロジックチップを有する支払いカードの挿入に応答して、前記支払いカードに記憶された発行国情報を取り出すことを試み、
    発行国情報が前記支払いカードから取り出された場合に、第3のタイプのレート要求メッセージを送信する
    ように構成されており、
    前記第3のタイプのレート要求メッセージは、該第3のタイプのレート要求メッセージが前記第3のタイプであることを示す第3の要求タイプインジケータと、前記支払いカードから取り出された情報から取得又は導出された発行国を表す発行国インジケータとを含む、
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の取引端末システム。
  6. 出力インタフェースを更に備え、
    前記処理ロジックが、メニューロジックモジュールを含み、
    該メニューロジックモジュールが、該取引端末システム中で換算通貨に関する他の識別情報がない場合に、
    ユーザによる換算通貨の選択のために複数の利用可能な換算通貨を、前記出力インタフェースを介して前記ユーザに対して特定し、
    換算通貨のユーザの選択に応答して、第5のタイプのレート要求メッセージを送信する、
    ように動作可能であり、
    前記第5のタイプのレート要求メッセージは、該第5のタイプのレート要求メッセージが前記第5のタイプであることを示す第5の要求タイプインジケータと、前記ユーザによって選択された換算通貨を表す換算通貨インジケータとを含む、
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の取引端末システム。
  7. 前記処理ロジックが、前記ユーザによって選択された換算通貨が前記支払いカードについての請求通貨でないことを示すレート応答メッセージに応答して、前記出力インタフェースを介して警告を前記ユーザに対して出力し、前記ユーザによって選択された換算通貨を確認するか又はそうしないよう前記ユーザに促す、請求項6に記載の取引端末システム。
  8. 前記処理ロジックが、換算通貨と換算レートと前記換算通貨での換算済み取引額とを特定するレート応答メッセージを受信すると、前記換算通貨の指示、換算レート、及び前記換算通貨での換算済み取引額を、前記出力インタフェースを介して出力し、前記指示された換算通貨、前記換算レート、及び前記換算通貨での前記換算済み取引額を確認するか又はそうしないよう前記ユーザに促すように動作可能である、請求項6又は7に記載の取引端末システム。
  9. 前記指示された換算通貨、前記換算レート、及び前記換算通貨での前記換算済み取引額のユーザ確認に応答して、前記取引の詳細、前記指示された換算通貨、前記換算レート、及び前記換算通貨での前記換算済み取引額を使用して取引を実施する、請求項8に記載の取引端末システム。
  10. 前記処理ロジックが、前記指示された換算通貨と前記換算レートと前記換算通貨での前記換算済み取引額とに関するクリアリング情報がリモート外部システムに送信されるようにするよう動作可能である、請求項9に記載の取引端末システム。
  11. 該取引端末システムについての参照国インジケータと参照通貨インジケータとのうちの少なくとも一方を記憶するように動作可能な記憶装置を備え、
    前記処理ロジックが、発行国又は請求通貨が前記参照国又は参照通貨である支払いカードであることを、受け取った支払いカード詳細が示すか否かを識別して、指示された支払いカードの発行国又は請求通貨が前記参照国又は参照通貨である場合に、レート要求メッセージを送信せずに、前記参照国の通貨に対応するか又は前記参照通貨に対応する通貨で取引を処理するように動作可能である、請求項1〜10の何れか一項に記載の取引端末システム。
  12. 取引端末システムに接続するためのホスト通信インタフェースと、
    ホスト処理ロジックと、
    を備え、
    前記ホスト処理ロジックは、レート要求メッセージを前記取引端末システムから受信するように動作可能であり、レート要求メッセージが、前記取引端末システムによって決定される支払いカードデータと、該レート要求メッセージが複数のタイプのレート要求メッセージから選択された一つであることを示す要求タイプインジケータとを含み、少なくとも選択されるタイプのレート要求メッセージが、換算通貨インジケータのための換算通貨フィールドを含み、
    該ホスト処理ロジックは、前記要求タイプインジケータに応じて、前記換算通貨インジケータを用いて換算通貨レート及び換算済み取引額を求めるか、又は、前記換算通貨インジケータを用いずに換算通貨、換算通貨レート、及び換算済み取引額を求めるよう動作可能であり、
    該ホスト処理ロジックは、換算通貨インジケータと換算レートインジケータと換算済み取引額の値とを含むレート応答メッセージを前記取引端末システムに送信するように動作可能である、
    動的通貨換算ホストシステム。
  13. 利用可能な換算通貨のそれぞれに対する換算レートを維持するように動作可能である、請求項12に記載の動的通貨換算ホストシステム。
  14. 支払いカード発行元と、関連する請求通貨との間のマッピングを用意するように動作可能であり、
    レート要求メッセージが、入力された支払いカードデータを含み、
    前記ホスト処理ロジックが、換算通貨インジケータを含まないレート要求メッセージに応答して、前記支払いカードデータからの支払いカード発行元情報を使用して前記マッピングにアクセスすることによって換算通貨、換算レート、及び前記決定された換算通貨での換算済み取引額を決定するように動作可能である、
    請求項12又は13に記載の動的通貨換算ホストシステム。
  15. 前記ホスト処理ロジックが、第1又は第4の要求タイプインジケータと、通貨を示す換算通貨インジケータとを含むレート要求メッセージに応答して、利用可能な換算レート及び換算済み取引額を決定するよう動作可能である、請求項12〜14のいずれか一項に記載の動的通貨換算ホストシステム。
  16. 前記ホスト処理ロジックが、記憶された請求通貨マッピング情報にアクセスして前記支払いカードについての請求通貨を決定し、利用可能な換算レート及び換算済み取引額を決定することによって、第2の要求タイプインジケータを含み換算通貨インジケータを含まないレート要求メッセージに応答するよう動作可能である、請求項12〜15のいずれか一項に記載の動的通貨換算ホストシステム。
  17. 前記ホスト処理ロジックが、記憶された国/通貨マッピング情報にアクセスして通貨を識別し、通貨コード、利用可能な換算レート及び換算済み取引額を決定することによって、第3の要求タイプインジケータと発行国インジケータとを含むレート要求メッセージに応答するよう動作可能である、請求項12〜16のいずれか一項に記載の動的通貨換算ホストシステム。
  18. 前記ホスト処理ロジックが、識別された通貨が直接通貨換算のためのシステムサポート通貨でないか否かを判定し、サポート通貨でない場合に、記憶されたデフォルト通貨マッピング情報を使用してデフォルト通貨を決定し、前記識別された通貨ではなく前記デフォルト通貨に基づいて、利用可能な換算レート及び換算済み取引額を決定するよう動作可能である、請求項12〜17のいずれか一項に記載の動的通貨換算ホストシステム。
  19. 前記ホスト処理ロジックが、
    第5の要求タイプインジケータと入力された支払いカード詳細とユーザ選択の通貨とを含むレート要求メッセージに応答して、記憶された支払いカード発行元と請求通貨のマッピング情報を使用して、前記入力された支払いカード詳細中で識別される支払いカード発行元に関連する請求通貨を決定し、
    前記決定された請求通貨を前記ユーザ選択の換算通貨と比較し、
    前記決定された請求通貨が前記ユーザ選択の請求通貨に対応するか否かを示すレート応答メッセージを送信する、
    ように動作可能である、請求項12〜18のいずれか一項に記載の動的通貨換算ホストシステム。
  20. 請求項1〜11のいずれか一項に記載の少なくとも一つの取引端末システムと、請求項12〜19のいずれか一項に記載の動的通貨換算ホストシステムと、を備える動的通貨換算システム。
  21. 請求項1〜11の何れか一項に記載の取引端末システムを稼働させる方法であって、前記取引端末システムが、
    支払いカードからの支払いカードデータ及び取引詳細を前記少なくとも一つの入力インタフェースにおいて受け取るステップと、
    処理ロジックにより、
    前記支払いカードデータが請求通貨情報又は発行国情報を含むか否かに少なくとも基づいて複数のタイプのレート要求メッセージのうち一つを選択するステップと、
    選択されたタイプのレート要求メッセージを、通貨換算レートを求める前記リモートホストシステムに前記通信インタフェースを介して送信するステップと、
    応答メッセージを前記リモートホストシステムから受信するステップと、
    を含み、
    各タイプのレート要求メッセージが、前記支払いカードデータ、及び、レート要求メッセージの該タイプを示す要求タイプインジケータを含み、
    少なくとも選択されるタイプのレート要求メッセージは、換算通貨インジケータ用の換算通貨フィールドを含み、
    前記要求タイプインジケータは、前記リモートホストシステムが前記換算通貨インジケータを用いるか又は用いないで通貨換算レートを特定する処理を該要求タイプインジケータに基づいて制御する情報であり、
    少なくとも一つの応答メッセージが、換算通貨インジケータ、換算レートインジケータ、及び、換算済取引額を含むレート応答メッセージである、
    方法。
  22. 請求項12〜19の何れか一項に記載の動的通貨換算ホストシステムを稼働させる方法であって、前記動的通貨換算ホストシステムの前記ホスト処理ロジックが、
    レート要求メッセージを取引端末システムから前記ホスト通信インタフェースを介して受信するステップであって、前記レート要求メッセージは、支払いカードデータと、該レート要求メッセージが複数のタイプのレート要求メッセージから選択された一つであることを示す要求タイプインジケータと、換算通貨インジケータのための換算通貨フィールドと、を含む、該ステップと、
    前記要求タイプインジケータに応じて、前記換算通貨インジケータを用いて換算通貨レート及び換算済み取引額を求めるか、又は、前記換算通貨インジケータを用いずに換算通貨、換算通貨レート、及び換算済み取引額を求めるステップと、
    換算通貨インジケータと換算レートインジケータと前記換算通貨での換算済み取引額の値とを含むレート応答メッセージを前記取引端末システムに送信するステップと、
    を含む方法。
  23. 請求項21又は22に記載の方法をコンピュータに実施させるプログラムコードを備えるコンピュータプログラム。
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