JP2007052636A - カード利用情報処理装置及びカード利用情報処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 すでに普及しているクレジットカードのネットワークを利用しながら、カード会員が保有する資産の通貨でクレジットカードを利用すること。
【解決手段】 従来のカード利用情報処理では、利用可能額管理および請求金額管理は、請求データを用いて行っており、売上データは利用明細に表示する情報としてのみ用いられているが、本発明のカード利用情報処理では、売上データを用いて利用通貨を決定し、利用通貨により利用可能額管理および請求金額管理を行う。利用可能額管理のためには、請求通貨による利用可能額の他に、利用可能通貨による利用可能額を設定して記憶しておく。
【選択図】 図3

Description

この発明は、海外でクレジットカードやデビットカードを利用した際に、カード会員に対して、保有する外貨資産の通貨で請求することが可能なカード利用情報処理装置及びカード利用情報処理方法に関する。
クレジットカードの利用情報を処理するための国際的な規格化が進み、世界各国で利用することができる国際クレジットカードが普及し、クレジットカードのインフラとして広まったカードネットワークを用いてデビットカードとしての利用もできるようになった。
わが国でも、海外渡航者の増加に伴って、日本で発行されたカードを海外で利用するケースも増加してきた。
一方で、外貨預金などを扱う金融機関も増加し、日本人が日本の金融機関の口座に外貨資産を保有するようになったので、外貨預金で決済するクレジットカードに関する技術も提案されている(例えば、特許文献1や特許文献2)。
特開2001−229247号公報 特開2002−032581号公報
ところで、現在普及しているクレジットカードの標準規格では、カード会員へ請求する(決済する)通貨はカード発行時に予め決定されており、カードネットワークは、複数の通貨を場合によって使い分けるようなカード利用情報処理を行うシステムにはなっていない。
従って、通常日本で発行されるクレジットカードは、カード会員への請求通貨は日本円であり、海外でクレジットカードを利用した場合には、カード発行会社から金融機関に対して所定の基準日における為替レートに基づいて日本円に換算した請求金額が通知され、金融機関ではカード会員の円資産口座から請求金額を引き落すようになっている。
日本においても、米ドル等の他の通貨を請求通貨としたカードは発行されているが、この場合は、日本でクレジットカードを利用した場合であっても、カード発行会社から金融機関に対して請求通貨(米ドル)に換算された請求金額が通知され、金融機関ではカード会員の米ドル資産の口座から引き落すことになる。
いずれにおいても、カード会員は、請求通貨と異なる通貨でクレジットカードを利用した際には為替手数料などを負担することになるので、外貨を保有していても、利用した金額のままカード利用の決済に用いることはできなかった。そのため、日本でクレジットカードを利用した場合には日本円で利用した金額が引き落され、資産を保有している通貨が使用されている国でクレジットカードを利用した場合には、その通貨で利用した金額が決済されることが望まれてきた。
このような要望に対して、特許文献2に開示された発明では、カード会員は金融機関に対して引き落すべき通貨の口座を指定しておくものとしており、カード会員は任意の通貨で決済できるようになっている。
しかしながらこの発明は、現在広く普及しているクレジットカードのネットワークを利用すると、ネットワークの規格上、カード発行会社から金融機関に通知される請求金額はカード発行時に決定されている請求通貨となることを考慮していない。従って、金融機関がカード会員の口座から請求金額を引き落す際には、カード会員が指定した口座の通貨に換算する必要が生じてしまうので、カード会員は為替リスクや為替手数料を負担することになってしまう。
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、すでに普及しているクレジットカードのネットワークを利用しながら、カード会員が保有する資産の通貨でクレジットカードを利用することが可能なカード利用情報処理装置及びカード利用情報処理方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明は、加盟店におけるカード会員のカード利用を特定する電文をネットワークを介して受信し、その電文から、加盟店における売上通貨を示す売上通貨データおよび売上金額を示す売上金額データを含む売上データを抽出する売上データ抽出手段と、前記カード利用に基づく決済金額をカード会員へ請求する通貨として予め登録されている請求通貨およびカード会員が利用することができる少なくとも一つの他の請求通貨として設定している利用可能通貨のうち、前記売上通貨データが示す売上通貨が前記請求通貨あるいは利用可能通貨のいずれかに該当する場合は前記売上通貨を利用通貨とし、売上通貨が前記請求通貨あるいは利用可能通貨のいずれにも該当しない場合は前記請求通貨あるいは前記利用可能通貨のうちからいずれかの通貨を利用通貨として決定する利用通貨決定手段と、決定した前記利用通貨の情報を記憶する利用通貨記憶手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明の別の観点では、前記請求通貨および前記利用可能通貨について、当該カード会員が利用可能な金額を示す利用可能額データを夫々記憶する利用可能額記憶手段を備え、決定した前記利用通貨が前記売上通貨と一致する場合には前記売上金額データが示す売上金額を利用金額として、逆に、決定した前記利用通貨が前記売上通貨と一致しない場合には前記売上金額データが示す売上金額を前記利用通貨で換算した金額を利用金額として、前記利用可能額記憶手段を参照して当該電文で特定されるカード利用が可能か否かを判定することを特徴とする。
また、他の観点では、前記請求通貨および前記利用可能通貨について、当該カード会員に請求する金額を示す請求金額データを夫々算出して記憶する請求金額記憶手段をさらにそなえ、前記売上金額データが示す売上金額を、前記利用通貨決定手段で決定した利用通貨で換算した金額を請求金額として前記請求金額記憶手段に記憶することを特徴とする。
本発明によれば、加盟店における売上通貨を示す売上通貨データおよび売上金額を示す売上金額データを含む売上データを利用して、利用可能判定や請求金額管理を行うので、すでに普及しているクレジットカードのネットワークを利用しながら、カード会員が保有する資産の通貨でクレジットカードを利用することが可能となる。
なお、この発明の他の特徴と顕著な効果は、次の発明を実施するための最良の形態の項の記載と添付した図面とを参照することで、より明確に理解される。
以下、この発明の実施形態を、図面を参照して説明する。
[1.本発明の概要]
[1.1.既存のカード利用情報処理]
図1は、世界中に広く普及しているクレジットカードの仕組みを説明する図である。
図中1は、クレジットカード業界でイシュア(Issuer)と呼ばれるカード発行会社、2はカードの引落口座を管理し、集金代行業務を行う銀行や証券会社などの金融機関、3はカードホルダ(Cardholder)と呼ばれるカード会員である。
4は加盟店契約に基づいてクレジットカードによる支払をカード会員3が行うことができる加盟店であり、5は加盟店4との契約などを行う会社で、アクワイアラー(Acquirer)と呼ばれる加盟店管理会社である。そして6は、カード利用情報を処理するためのデータ通信を行うカードネットワークであり、加盟店4や加盟店管理会社5、カード発行会社1などが管理するシステムや端末が接続されている。
カード会員3が加盟店4で商品購入やサービスの代金支払いについてカード利用を行うと、加盟店4に設置されている端末からカード会員やカード利用にかかる売上金額などを特定する電文が送信され、カードネットワークで処理された電文をカード発行会社1が受信する。
カード発行会社1は、クレジットカードが利用できる上限である利用可能額(利用限度額、クレジットライン、与信限度額などとも呼ばれる)を、それぞれのカード会員3の信用力に応じて設定している。加盟店4から取得したカード会員3のカード利用金額がそのカード会員3の利用可能額の範囲であれば当該カード利用を承認する(オーソリゼーション)。
また、カード発行会社1はカード利用による売上の情報に基づいて、加盟店管理会社5を通じて加盟店4への決済を行なうようになっている。その一方で、このカード発行会社1は、カード利用による売上の情報に基づいて各カード会員3への請求情報を管理している。具体的には、カード会員3の登録先住所に対して定期的にカードの利用明細を送付あるいはWebなど電子的に閲覧可能とすると共に、この会員3の登録口座を管理する金融機関2に対して請求金額を通知する。カード会員3の請求情報を取得した金融機関2は、カード会員3のカード発行会社1に対する収納を代行する。具体的には、この会員3の口座から請求金額を引落し、カード発行会社1の指定する口座への振込み等の方法によって資金決済を行う。
ここで図2は、上記した従来のカード発行会社1と金融機関2におけるカード利用情報処理の概要を説明する図である。
図中の100は、カード発行会社1が管理するコンピュータシステムであり、このシステム100は、利用可能額管理部110、請求金額記憶部120、および請求金額管理部130の各機能部を備えている。
利用可能額管理部110は、利用可能額記憶部111および利用可否判定部112を備えており、加盟店4におけるカード会員3のカード利用へのオーソリゼーション処理を行っている。具体的には、この利用可否判定部112は、カードネットワーク6から受信した電文に基づいて、利用可能額記憶部111に記憶されている利用可能額の範囲内であるか判定し、その結果をカードネットワーク6に対して送信する。
請求金額管理部130は、加盟店4における売上に関する電文をカードネットワーク6から受信し、カード会員3への請求金額を請求金額記憶部120に記憶し、所定の期間に発生した請求情報をとりまとめて会員請求として利用明細を作成して送付などを行う他、カード会員3が利用した有料取引の代金を決済させるために、金融機関2へ請求金額を通知する処理などを行っている。
また、図中の200は、金融機関2が管理する勘定系システム、情報系システム等のコンピュータシステムであり、このシステム200は口座残高管理部210および決済管理部220の各機能部を備えている。決済管理部220は、カード発行会社1から通知された請求情報(電文)に基づいてカード会員3の決済口座を特定して請求金額を引き落とし、カード発行会社1の指定する口座への振込み等の方法によって請求金額を決済する処理を行っている。
[1.2.既存のカード利用情報処理と本発明にかかるカード利用情報処理との関係]
図3は、既存のカードネットワークでデータ通信されている電文とカード利用情報処理との関係を説明する図である。
電文のフォーマットには、国際規格であるISO8583(Financial transaction card originated messages -Interchange message specifications)が広く用いられており、図3に示したデータは、本発明に関連する部分を抽出したものである。
ここでは、カード利用によってカード会員3に請求する通貨を特定する「請求通貨」(Currency code, cardholder billing)、会員へ請求する金額を特定する「請求金額」(Amount, Cardholder billing)、加盟店4での売上通貨を特定する「売上通貨」(Currency code, transaction)、および加盟店4での売上金額を特定する「売上金額」(Amount, transaction)を挙げた。ここで、「請求通貨」を特定する請求通貨データと「請求金額」を特定する請求金額データを含んだデータを「請求データ」と呼び、「売上通貨」を特定する売上通貨データと「売上金額」を特定する売上金額データを含んだデータを「売上データ」と呼ぶことにする。
先に説明したように、既存のクレジットカードの仕組みでは、カード発行時に請求通貨が予め決定されており、一つのカード番号に対しては一つの請求通貨が対応している。従って、カードネットワークでは、請求データとして、売上金額を請求通貨に換算した請求金額と請求通貨を示すデータを電文に付加してカード発行会社1に対して送信するようになっている。
これらのデータを用いて、図3Aには従来のカード利用情報処理を示し、Bには本発明のカード利用情報処理を示した。
従来のカード利用情報処理では、図2を用いて説明した利用可能額管理および請求金額管理は、請求データを用いて行っており、売上データは利用明細に表示する情報としてのみ用いられている。
従って、カード発行会社1は利用可能額を請求通貨(ほとんどの場合は日本円)で設定しており、仮にカード会員3が金融機関2の口座に外貨資産(例えば、米ドル)を保有していたとしても、金融機関2に対しても請求通貨(日本円)による通知を行い、金融機関2は請求通貨(日本円)の資産を保有する口座から請求金額を引き落す。
これに対して、本発明のカード利用情報処理では、まず売上データを用いて利用通貨を決定(米ドルか日本円か、等)し、その利用通貨により利用可能額管理および請求金額管理を行う。
ここで、利用通貨とは、カード会員3が国内外の加盟店4においてカード利用した通貨によって会員請求を行うことを前提としてそのカード利用を承認する通貨をいい、この利用通貨によって示される金額を利用金額という。
そこで、利用可能額管理のためには、請求通貨(例えば、米ドル)による利用可能額の他に、利用可能通貨(例えば、日本円と米ドル)による利用可能額を設定して記憶しておく必要がある。また、請求金額管理についても、請求通貨と利用可能通貨のそれぞれの請求金額を記憶しておく必要がある。
ここで、利用可能通貨とは、口座から引き落としすることができる通貨である。これは必ずしも1つの通貨である必要はなく複数の通貨であってもよい。通貨の種類としては、カード会員の自国で流通する通貨でも、カード会員3が保有する外貨でもよい。また、資産を保有する形式についても、必ずしも預金である必要はなく、MRF(マネー・リザーブ・ファンド)やMMF(マネー・マネージメント・ファンド)など換金性の高い金融商品であってもかまわない。
また、本発明において「カード」とは、現金払いに代替する支払手段として機能させるスキームにおける契約に基づいて、利用時に提示する媒体の総称であり、「カード利用」とは、商品やサービスの提供を受ける際に、代金の支払い義務者(債務者)が商品やサービスの提供者(債権者)にカードを提示することによって、当該スキームに基づいて支払いを完了することをいう。
スキームは、加盟店(債権者)とカード会員(債務者)との間に、第三者が介在して決済を成立(債権・債務を消滅)させるものであればよく、例えば、クレジットカード、デビットカード、電子マネーなど様々なスキームがある。なお、「カード利用情報」とは、債権者・債務者、金額、発生原因など決済に必要な事項を特定する情報の総称であり、カード利用情報を伝送するための電文のフォーマットや情報処理手順は、それぞれのスキームによる。
また、カード利用時に提示する媒体には、磁気ストライプやICチップに情報を記憶するプラスチックカードや、携帯電話などの機器に情報記憶媒体を搭載した物理的媒体の他、カード番号や暗証番号などの認証番号を口頭あるいは電子的に提示する無形の媒体も含まれる。
[1.3.フローチャート]
図4は、本発明における利用通貨決定の処理を示すフローチャートである。
コンピュータシステムは、まず電文から売上通貨データおよび売上金額データを含む売上データを抽出し(S110)、予め記憶されている請求通貨およびそのカード会員3の利用可能通貨を特定する情報や、それぞれの利用可能額を特定する情報を参照して、売上通貨が請求通貨あるいは利用可能通貨であるか否か判定する(S121)。
売上通貨が請求通貨あるいは利用可能通貨であると判定した場合には(S121;Yes)、売上通貨を利用通貨として決定する(S122)。逆に、売上通貨が請求通貨あるいは利用可能通貨ではないと判定した場合には(S121;No)、請求通貨あるいは利用可能通貨のうちのいずれか一つの通貨を利用通貨として決定する(S123)。このステップS123において、いずれの通貨を利用通貨として決定するロジックについては、請求通貨や利用可能通貨に対して予め決定した選択情報を記憶しておくようにしてもよいし、決定する優先順位を設定しておき、通貨ごとに記憶されている利用可能額との関係で決定するようにしてもよい。このようにして決定された利用通貨の情報は、利用可否判定部112等における処理において参照できるように、いったん記憶される。
図5は、利用可否判定の処理を示すフローチャートである。
この利用可否判定の処理では、コンピュータシステムは、記憶された利用通貨の情報を参照して、決定した利用通貨と売上通貨が一致するか否かをまず判定し(S201)、一致すると判定した場合は(S201;Yes)、売上金額を利用金額として(S202)、利用可能額の範囲内であるか否かを判定する(S203)。
一方、利用通貨が売上通貨と一致しないと判定した場合は(S201;No)、決定した利用通貨で売上金額を換算した金額を利用金額と判断して(S204)、利用可能額の範囲内であるか否かを判定する(S203)。ここで、利用金額が利用可能額の範囲内であれば(S203;Yes)、カード利用を承認し、利用金額が利用可能額の範囲内でなければ(S203;No)、カード利用を承認しない。
図6は、請求金額管理の処理を示すフローチャートである。
請求金額管理の処理では、コンピュータシステムは、まず利用通貨が売上通貨と一致するか否かを判定し(S301)、利用通貨と売上通貨が一致する場合は売上データを用いて請求金額を特定することができるので(S301;Yes)、売上金額を請求金額と判断して(S302)、利用通貨に対応した記憶部にカード会員3への請求金額を記憶する(S303)。
ところが、利用通貨と売上通貨が一致しない場合には(S301;No)、利用通貨と請求通貨が一致するか否か判定する(S304)。ここで、利用通貨と請求通貨が一致する場合には請求データを用いて請求金額を特定することができるので(S304;Yes)、電文から請求金額データを抽出して(S305)、利用通貨(この場合は請求通貨になる)に対応した記憶部にカード会員3への請求金額を記憶する(S303)。
そして、利用通貨が売上通貨とも請求通貨とも一致しない場合は(S304;No)、電文の売上データや請求データを用いて請求金額を特定することができないので、売上金額を利用通貨で換算した金額を請求金額と判断して(S306)、利用通貨に対応した記憶部にカード会員3への請求金額を記憶する(S303)。
このように、従来は利用明細に記載する目的でしか用いられていなかった売上データを利用して、利用可否判定や請求金額管理を行うので、すでに普及しているクレジットカードのネットワークや加盟店に設置している端末などの構成を変更したり専用端末を別途開発することなく、カード会員が保有する資産の通貨でクレジットカードを利用することが可能となる。
[2.実施の形態]
次に、本発明の実施の形態について説明する。ここで説明する実施形態は、上述したようなクレジットカードのネットワークを用いて、カード会員3に対してはオフラインデビットとしての利用を実現させるものである。オフラインデビットとは、口座と連動してリアルタイムで引き落しを行う「オンラインデビット」と異なり、オーソリゼーションはリアルタイムで行うが、口座からの引落としは後日行うものである。
より具体的には、金融機関2で管理しているカード会員3の口座残高に基づいて算出された利用可能額を用いてカード発行会社1が利用可能額管理を行い、会員請求および口座からの引落としは後日行う形態である。
[2.1.システム構成]
図7に実施形態の物理的な概要構成を示した。
カード発行会社システム100は、演算装置101、メモリ102、通信インターフェイス103、およびハードディスク104を備えており、ハードディスク104には、コンピュータプログラムの他に、各種のデータが記憶されている。
カード発行会社1が管理している各種のデータには、カード番号などによってカード会員3に関する情報を特定するカード情報データや、カード会員3の利用可能額データ、カードを利用することによって利用可能額から留保されている金額を示す留保額データ、カード利用による請求金額を記憶した請求金額データなどがある。
金融機関システム200は、演算装置201、メモリ202、通信インターフェイス203、およびハードディスク204を備えており、ハードディスク204には、コンピュータプログラムの他に、各種のデータが記憶されている。
金融機関2が管理している各種データには、カード番号などによってカード会員3に関する情報を特定するカード情報データや、カード会員3の口座残高を示すデータ、利用可能額データ、カードを利用することによって利用可能額から留保されている金額を示す留保額データ、金額を他の通貨で換算する場合に用いる通貨間の為替レートを記憶した換算レートデータ、電文から抽出した売上データに基づいて決定した利用通貨を記憶した利用通貨データ、カード利用による請求金額を記憶した請求金額データなどがある。
なお、利用可能額データには、請求通貨による利用可能額および利用可能通貨による利用可能額が含まれる。
図8は、実施形態の論理的なシステム構成図である。この図に示した各種の機能部は、図7に示したハードディスク104(204)に記憶されたコンピュータプログラムが演算装置101(201)に適宜読み出され、メモリ102(202)に演算結果が一時記憶されることや、ハードディスク104(204)に記憶された各種のデータを参照することによって、予めプログラムされた処理が実行されて実現するものである。
カード発行会社システム100は、利用可能額管理部110、請求金額記憶部120、請求金額管理部130を備えている。
利用可能額管理部110は、図2で説明したものと同様の機能を実現する利用可能額記憶部111および利用可否判定部112の他に、金融機関システム200から通知される利用可能額を受信して利用可能額記憶部111に記憶している金額を更新する利用可能額更新部113を備えている。
金融機関システム200は、図2で説明したものと同様の機能を実現する口座残高管理部210および決済管理部220の他に、利用可能額管理部230および利用通貨決定部240を備えている。この実施形態では、カード発行会社1が管理する利用可能額は、金融機関2が管理する口座残高に基づいて算出されるので、金融機関2は、入出金など通常の口座取引による口座残高の増減に加えて、カード利用による口座残高の増減および、引落としまでの資金留保による利用可能額管理も行うシステム構成となっている。なお、この場合における利用可能額管理は、いわゆるオーソリゼーションと異なり、利用可否判定結果を加盟店4に送信するためのものではなく、資金留保額を管理する機能を果たす。
ここで資金留保とは、カード利用による売上が発生してからカード会員3の口座から請求金額を引き落として決済されるまでの期間、口座に保有しているカード会員3の資金をカード利用にかかる決済資金として出金制限することをいう。このような資金留保により、カード会員3は、クレジットカードを利用した時点から、出金できる口座残高が減少することになるので、実際の引落としは後日であっても、実質的にデビットカードを利用したような状態となる。
ところで、本実施形態では、金融機関2が管理している口座残高に応じて利用可能額を算出しており、このような資金留保を行うのであれば、金融機関2においても請求金額を記憶して管理する必要がある。そこで、本実施形態では、決済管理部220は、引落管理部221、請求金額管理部222、請求金額記憶部223を備え、カード発行会社システム100から送信される電文に基づいて請求金額を管理する構成とした。
また、カードの利用金額について資金留保を行うためには、金融機関2においても口座残高に基づく利用可能額管理を行う必要がある。そこで、本実施形態では、金融機関システム200にも利用可能額管理部230を設けており、カード発行会社システム100から電文を受信できるようになっている。
利用可能額管理部230は、口座残高に基づいて算出された利用可能額を記憶する利用可能額記憶部231、記憶された利用可能額データおよび電文から抽出された売上データに基づいて利用可能すなわち、売上による資金留保が発生するか否かを判定する利用可否判定部232、および口座残高管理部210に記憶された口座残高に基づいて利用可能額を算出する利用可能額算出部233を備えている。
また、利用通貨決定部240は、電文から売上データを抽出する売上データ抽出部241、利用通貨を決定する利用通貨決定部242、および、決定した利用通貨を記憶しておく利用通貨記憶部243を備えている。
ここで図9は、金融機関2の口座残高と利用可能額との関係を説明する図である。この例では、請求通貨を米ドル(USD)とし、利用可能通貨を円(JPY)としている。また、説明を容易にするために、米ドル(USD)と円(JPY)との換算レートを、1USD=100JPYとした。
ここで、請求通貨であるドル口座の残高は10,000USDで、請求可能通貨である円口座の残高は1,000,000JPYであったとする。そして、これまでのカード利用に基づいて、ドル口座残高からは、2,500USD+2,500USD=5,000USDの利用金額が留保されており、円口座からは500,000円の利用金額が留保されたケースを想定する。このケースでは、ドル口座の残高管理としては、5,000USDが利用可能範囲となり、円口座の残高管理としては、500,000JPYが利用可能範囲となる。
ここで、請求データが8,000USDを示し、売上データが8,000USDを示す電文に基づいて利用可能判定を行う場合を例にあげる。
利用通貨決定部240は、売上通貨が請求通貨と一致するので、売上通貨であるドルを利用通貨として決定し、利用可否判定部232は、8,000USDを利用金額として利用可否判定を行う。ここで、利用通貨として決定された請求通貨に対応するドル口座の利用可能範囲は5,000USDであるので、8,000USDは利用可能範囲を超えている。しかしながら、利用可能判定部232は、円口座の利用可能範囲である500,000円を請求通貨であるドルに換算した5,000USDを、ドル口座の利用可能範囲である5,000USDと合算した10,000USDを利用可能額として利用可否を判定する。このようにすれば、どちらか一方の通貨で残高が不足しても、他の通貨で換算した金額と合算すれば利用可能額の範囲を超えない場合は、利用可能と判定することができる。
この場合に、請求金額管理部222は、利用通貨および売上通貨がともにドルで一致するので、8,000USDをドル口座から引き落す請求金額として請求金額記憶部223に記憶する。このとき請求通貨であるドルの請求金額を合計すると13,000USDとなるが、ドル口座の残高は10,000USDであるので3,000USD不足することになる。そこで、請求金額管理部222は、3,000USDを利用可能通貨で換算した300,000JPYを円口座から引き落すものとして請求金額を管理する。その結果、ドル口座からは10,000USDが引き落され、円口座からは800,000JPYが引き落されることになる。これにより、どちらか一方の通貨で残高が不足しても、他の通貨で不足した通貨をおぎなう為替取引を行うことによって決済することができる。
なお、ここで示した例では、口座残高から資金留保分を控除した金額を利用可能額として説明しているが、例えば80%といった掛け目を設定しておき、口座残高の一定の割合についてのみ利用可能額として算出するようにしても構わない。
[2.2.全体的な流れ]
図10に、実施形態の全体的な流れを示した。この図では、説明の便宜上、必ずしも連続していない、口座残高に基づいて利用可能額を算出し直す利用可能額洗替処理と、カード利用時の処理と、カード利用以外の取引によって口座残高の増減が発生する口座入出金処理と、カード利用による会員請求を口座から引き落す決済処理とを一連の動作として表している。
利用可能額洗替処理では、金融機関2は、カード会員3の口座残高に基づいて利用可能額を算出し(S1)、カード発行会社1に通知する(S2)。カード発行会社1は、管理しているカード会員3の利用可能額を、通知された利用可能額に基づいて更新する(S3)。
次に、カード利用処理では、カード発行会社1がカードネットワーク6からオーソリゼーション用の電文を受信すると(S4)、カード発行会社1は電文を金融機関2にも送信する(S5)。カード発行会社1は、従来どおり電文から請求データを抽出して利用可否判定を行い(S7)、カードネットワークに対して判定結果を示す電文を送信する(S7)。一方、金融機関2は、電文から売上データを抽出して残高管理を行っている(S8)。ここで、金融機関2が行う残高管理は、請求通貨および利用可能通貨のそれぞれの資金留保を伴う口座残高である。
そして、カード発行会社1がカードネットワーク6から売上用の電文を受信すると(S9)、カード発行会社1は電文を金融機関2にも送信する(S10)。カード発行会社1は、電文から請求データを抽出して請求金額管理を行い(S11)、金融機関2は、電文から売上データを抽出して残高管理を行う(S12)。ここで金融機関2が行う残高管理は、先に説明した資金留保のみならず、後の決済処理において、請求通貨および利用可能通貨のそれぞれから引き落す請求金額を記憶して管理することが含まれる。
また、口座入出金処理では、カード会員3から金融機関2が管理する口座において入出金などの口座取引が行われると(S13)、口座残高が変更されるので、利用可能額洗替処理に遷移して、金融機関2は改めて利用可能額を算出する(S1)。
そして、決済処理では、カード発行会社1は、例えば月に1度所定の締め日にカード利用の締め処理を行い(S14)、カード会員3への請求金額を金融機関2に通知する(S15)。金融機関2は、S12において記憶した請求金額に基づいて請求通貨および利用可能通貨のそれぞれから請求金額を引き落す(S16)。これにより口座残高が減少するので、利用可能額洗替処理に遷移して、金融機関2は改めて利用可能額を算出する(S1)。
[3.変形例]
本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、さまざまな態様で実施が可能である。
例えば、上述したオフラインデビットの形態ではなく、カード発行会社1が利用可能額管理を請求通貨および利用可能通貨による複数の与信枠管理として行う形態であればクレジットカードの形態で実施することができ、金融機関2が利用可能額管理として請求通貨および利用可能通貨に対応する口座からリアルタイムで引き落としする形態であればオンラインデビットの形態で実施することができる。
クレジットカードのしくみを説明する図である。 カード発行会社と金融機関におけるカード利用情報処理の概要を説明する図である。 電文フォーマットとカード利用情報処理との関係を説明する図である。 利用通貨決定の処理を示すフローチャートである。 利用可能額管理の処理を示すフローチャートである。 請求金額管理の処理を示すフローチャートである。 実施形態における物理的な概要構成を示す図である。 実施形態における論理的な概要構成を示す図である。 金融機関の口座残高と利用可能額との関係を説明する図である。 実施形態の動作を説明する図である。
符号の説明
1…カード発行会社
2…金融機関
3…カード会員
4…加盟店
5…加盟店管理会社
6…カードネットワーク
100…カード発行会社システム
101…演算装置
102…メモリ
103…通信インターフェイス
104…ハードディスク
110…利用可能額管理部
111…利用可能額記憶部
112…利用可否判定部
113…利用可能額更新部
120…請求金額記憶部
130…請求金額管理部
200…金融機関システム
201…演算装置
202…メモリ
203…通信インターフェイス
204…ハードディスク
210…口座残高管理部
220…決済管理部
221…引落管理部
222…請求金額管理部
223…請求金額記憶部
230…利用可能額管理部
231…利用可能額記憶部
232…利用可否判定部
233…利用可能額算出部
240…利用通貨決定部
241…売上データ抽出部
242…利用通貨決定部
243…利用通貨記憶部

Claims (20)

  1. 加盟店におけるカード会員のカード利用を特定する電文をネットワークを介して受信し、その電文から、加盟店における売上通貨を示す売上通貨データおよび売上金額を示す売上金額データを含む売上データを抽出する売上データ抽出手段と、
    前記カード利用に基づく決済金額をカード会員へ請求する通貨として予め登録されている請求通貨およびカード会員が利用することができる少なくとも一つの他の請求通貨として設定している利用可能通貨のうち、前記売上通貨データが示す売上通貨が前記請求通貨あるいは利用可能通貨のいずれかに該当する場合は前記売上通貨を利用通貨とし、売上通貨が前記請求通貨あるいは利用可能通貨のいずれにも該当しない場合は前記請求通貨あるいは前記利用可能通貨のうちからいずれかの通貨を利用通貨として決定する利用通貨決定手段と、
    決定した前記利用通貨の情報を記憶する利用通貨記憶手段と
    を備えたことを特徴とするカード利用情報処理装置。
  2. 請求項1に記載のカード利用情報処理装置において、
    前記請求通貨および前記利用可能通貨について、当該カード会員が利用可能な金額を示す利用可能額データを夫々記憶する利用可能額記憶手段と、
    決定した前記利用通貨が前記売上通貨と一致する場合には前記売上金額データが示す売上金額を利用金額として、逆に、決定した前記利用通貨が前記売上通貨と一致しない場合には前記売上金額データが示す売上金額を前記利用通貨で換算した金額を利用金額として、前記利用可能額記憶手段を参照して当該電文で特定されるカード利用が可能か否かを判定する利用可否判定手段と、
    をさらに備えたことを特徴とするカード利用情報処理装置。
  3. 請求項2に記載のカード利用情報処理装置において、
    前記利用可否判定手段は、前記利用金額(A)が前記利用可能額記憶手段に記憶された当該利用通貨で利用可能な金額の範囲(B)を超えている場合であっても(A>B)、前記利用可能額記憶手段に記憶された他の通貨で利用可能な金額を当該利用通貨に換算した金額枠(C)と合算した範囲を超えない場合には(A≦B+C)、当該電文で特定されるカード利用が可能と判定することを特徴とするカード利用情報処理装置。
  4. 請求項2または3に記載のカード利用情報処理装置において、
    前記利用可能額記憶手段は、利用可能額データとして、クレジットカードの与信枠を示すデータを記憶するものであることを特徴とするカード利用情報処理装置。
  5. 請求項2または3に記載のカード利用情報処理装置において、
    前記利用可能額記憶手段は、利用可能額データとして、デビットカードの口座残高を示すデータを記憶するものであることを特徴とするカード利用情報処理装置。
  6. 請求項2または3に記載のカード利用情報処理装置において、
    前記利用可能額記憶手段は、利用可能額データとして、口座残高を示すデータに基づいて算出された与信枠を示すデータを記憶するものであることを特徴とするカード利用情報処理装置。
  7. 請求項1に記載のカード利用情報処理装置において、
    前記請求通貨および前記利用可能通貨について、当該カード会員に請求する金額を示す請求金額データを夫々算出して記憶する請求金額記憶手段と、
    前記売上金額データが示す売上金額を、前記利用通貨決定手段で決定した利用通貨で換算した金額を請求金額として前記請求金額記憶手段に記憶する請求金額管理手段と、
    をさらに備えたことを特徴とするカード利用情報処理装置。
  8. 請求項7に記載のカード利用情報処理装置において、
    前記請求通貨あるいは前記利用可能通貨のいずれか一方の口座残高が、前記請求金額記憶手段に記憶された請求金額に満たない場合は、他方の通貨の口座から当該不足した通貨に換算した不足金額を引き落す処理を行う引落管理手段をさらに備えたことを特徴とするカード利用情報処理装置。
  9. 請求項7または8に記載のカード利用情報処理装置において、
    前記請求金額管理手段は、前記請求通貨を示す請求通貨データおよび前記売上金額が請求通貨で換算された請求金額を示す請求金額データを含む請求データを前記電文から抽出し、抽出した前記請求通貨と設定した前記利用通貨とが一致した場合には、抽出した前記請求金額データが示す金額を請求金額として前記請求金額記憶手段に記憶することを特徴とするカード利用情報処理装置。
  10. 請求項2から6いずれかに記載のカード利用情報処理装置において、
    前記請求通貨および前記利用可能通貨について、当該カード会員に請求する金額を示す請求金額データを夫々記憶する請求金額記憶手段と、
    前記売上金額データが示す売上金額を、前記利用通貨決定手段で決定した利用通貨で換算した金額を請求金額として前記請求金額記憶手段に記憶する請求金額管理手段と、
    をさらに備えたことを特徴とするカード利用情報処理装置。
  11. コンピュータシステムで実行されるカード利用情報処理方法であって、
    加盟店におけるカード会員のカード利用を特定する電文をネットワークを介して受信し、その電文から、加盟店における売上通貨を示す売上通貨データおよび売上金額を示す売上金額データを含む売上データを抽出する売上データ抽出ステップと、
    前記カード利用に基づく決済金額をカード会員へ請求する通貨として予め登録されている請求通貨およびカード会員が利用することができる少なくとも一つの他の請求通貨として設定している利用可能通貨のうち、前記売上通貨データが示す売上通貨が前記請求通貨あるいは利用可能通貨のいずれかに該当する場合は前記売上通貨を利用通貨とし、売上通貨が前記請求通貨あるいは利用可能通貨のいずれにも該当しない場合は前記請求通貨あるいは前記利用可能通貨のうちからいずれかの通貨を利用通貨として決定する利用通貨決定ステップと、
    決定した前記利用通貨の情報を利用通貨記憶手段に記憶する記憶ステップと
    を備えたことを特徴とするカード利用情報処理方法。
  12. 請求項11に記載のカード利用情報処理方法において、
    コンピュータシステムは、前記請求通貨および前記利用可能通貨について、当該カード会員が利用可能な金額を示す利用可能額データを夫々記憶する利用可能額記憶手段を備え、
    この方法は、決定した前記利用通貨が前記売上通貨と一致する場合には前記売上金額データが示す売上金額を利用金額として、逆に、決定した前記利用通貨が前記売上通貨と一致しない場合には前記売上金額データが示す売上金額を前記利用通貨で換算した金額を利用金額として、前記利用可能額記憶手段を参照して当該電文で特定されるカード利用が可能か否かを判定する利用可否判定ステップをさらに備えたことを特徴とするカード利用情報処理方法。
  13. 請求項12に記載のカード利用情報処理方法において、
    前記利用可否判定ステップは、前記利用金額(A)が前記利用可能額記憶手段に記憶された当該利用通貨で利用可能な金額の範囲(B)を超えている場合であっても(A>B)、前記利用可能額記憶手段に記憶された他の通貨で利用可能な金額を当該利用通貨に換算した金額枠(C)と合算した範囲を超えない場合には(A≦B+C)、当該電文で特定されるカード利用が可能と判定することを特徴とするカード利用情報処理方法。
  14. 請求項11または12に記載のカード利用情報処理方法において、
    前記利用可能額記憶手段は、利用可能額データとして、クレジットカードの与信枠を示すデータを記憶するものであることを特徴とするカード利用情報処理方法。
  15. 請求項11または12に記載のカード利用情報処理方法において、
    前記可能額記憶手段は、利用可能額データとして、デビットカードの口座残高を示すデータを記憶するものであることを特徴とするカード利用情報処理方法。
  16. 請求項11または12に記載のカード利用情報処理方法において、
    前記可能額記憶手段は、利用可能額データとして、口座残高を示すデータに基づいて算出された与信枠を示すデータを記憶するものであることを特徴とするカード利用情報処理方法。
  17. 請求項10に記載のカード利用情報処理方法において、
    コンピュータシステムは、請求通貨および前記利用可能通貨について、当該カード会員に請求する金額を示す請求金額データを夫々算出して記憶する請求金額記憶手段を備え、
    この方法は、前記売上金額データが示す売上金額を、前記利用通貨決定手段で決定した利用通貨で換算した金額を請求金額として前記請求金額記憶手段に記憶する請求金額管理ステップをさらに備えたことを特徴とするカード利用情報処理方法。
  18. 請求項17に記載のカード利用情報処理方法において、
    前記請求通貨あるいは前記利用可能通貨のいずれか一方の口座残高が、前記請求金額記憶手段に記憶された請求金額に満たない場合は、他方の通貨の口座から当該不足した通貨に換算した不足金額を引き落す処理を行う引落管理ステップをさらに備えたことを特徴とするカード利用情報処理方法。
  19. 請求項17または18に記載のカード利用情報処理方法において、
    前記請求金額管理ステップは、前記請求通貨を示す請求通貨データおよび前記売上金額が請求通貨で換算された請求金額を示す請求金額データを含む請求データを前記電文から抽出し、抽出した前記請求通貨と設定した前記利用通貨とが一致した場合には、抽出した前記請求金額データが示す金額を請求金額として前記請求金額記憶手段に記憶することを特徴とするカード利用情報処理方法。
  20. 請求項11から16いずれかに記載のカード利用情報処理方法において、
    コンピュータシステムは、前記請求通貨および前記利用可能通貨について、当該カード会員に請求する金額を示す請求金額データを夫々記憶する請求金額記憶手段を備え、
    この方法は、前記売上金額データが示す売上金額を、前記利用通貨決定手段で決定した利用通貨で換算した金額を請求金額として前記請求金額記憶手段に記憶する請求金額管理ステップをさらに備えたことを特徴とするカード利用情報処理方法。
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