JP2014111931A - 燃料レール - Google Patents

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Abstract

【課題】内燃機関の燃焼室に供給される燃料の温度の気筒間差を低減可能な小型の燃料レールを提供する。
【解決手段】燃料室40は、複数の燃料噴射弁10に対応するよう、筒状のレール本体20の内側に複数形成されている。燃料室40は、それぞれ、燃料タンク6からの燃料が流入する燃料流入口41、および、燃料噴射弁10への燃料が流出する燃料流出口42を有している。加熱部52は、複数の燃料室40のそれぞれに設けられ、燃料室40内の燃料を加熱可能である。
【選択図】図1

Description

本発明は、燃料レールに関し、特に燃料を加熱する機能を有する燃料レールに関する。
従来、加熱した燃料を燃料噴射弁から噴射し内燃機関に供給する燃料供給システムが知られている。例えば特許文献1に記載された燃料レールでは、加熱した燃料を内燃機関の燃焼室に供給することにより、燃焼室での燃料の着火性の向上を図っている。
特許第4834728号公報
一般に、エタノール等のアルコール燃料、または、アルコールとガソリンとの混合燃料を内燃機関に用いる場合、アルコールの濃度が高く、かつ、環境温度が低いとき、燃料の着火性が低下し、内燃機関が始動不可となることがある。そこで、上述のように加熱した燃料を燃焼室に供給することにより、アルコール燃料またはアルコール濃度の高い混合燃料であっても、環境温度にかかわらず内燃機関を始動させることができる。
また、ガソリンを内燃機関に用いる場合、環境温度が低いとき、燃料の粘度が増大し、燃料噴霧の粒度が増大することがある。燃料噴霧の粒度が増大すると、燃料の着火性が低下し、内燃機関の出力低下およびエミッション悪化を引き起こすおそれがある。そこで、上述のように加熱した燃料を燃焼室に供給することにより、環境温度が低い場合でも、内燃機関の出力低下およびエミッション悪化を抑制することができる。
ところで、特許文献1には、複数の燃料噴射弁に対応するよう複数の加熱部をレール本体内に設けた燃料レールが記載されている(特許文献1の図1、3参照)。ここで、レール本体内には、複数の燃料噴射弁に連通する燃料室が1つのみ形成されている。そのため、例えば水平方向に対しレール本体の軸が所定角度をなすよう燃料レールが内燃機関近傍に取り付けられている場合、加熱された燃料がレール本体の一端側に上昇し、レール本体内の一箇所に溜まるおそれがある。これにより、内燃機関の燃焼室に供給される燃料の温度に気筒間差が生じるおそれがある。よって、燃料の着火性に気筒間差が生じ、内燃機関の始動性および出力が低下するおそれがある。
また、特許文献1には、複数の燃料噴射弁に対応するよう複数の燃料室をレール本体外部に形成し、当該燃料室のそれぞれに加熱部を設けた燃料レールが記載されている(特許文献1の図7参照)。この構成では、レール本体の取り付け姿勢にかかわらず、内燃機関の燃焼室に供給される燃料の温度の気筒間差は低減できるものの、複数の燃料室がレール本体の外側に突出しているため、燃料レール全体の体格が大きくなるおそれがある。
また、特許文献1には、円筒状の燃料室の中心軸に沿うよう棒状の加熱部を設けた燃料レールが開示されている(特許文献1の図20参照)。ここで、燃料レールが内燃機関近傍に取り付けられた状態において、燃料供給源からの燃料を燃料室に導く燃料流入口は、加熱部の中央部に対し鉛直方向下側に形成され、燃料室内の燃料を燃料噴射弁に導く燃料流出口は、加熱部の中央部に対し鉛直方向上側に形成されている。この構成では、燃料室に流入した燃料全てを加熱することになるため、噴射に必要としない燃料まで加熱するおそれがある。したがって、加熱部による燃料の加熱効率が低下するおそれがある。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、内燃機関の燃焼室に供給される燃料の温度の気筒間差を低減可能な小型の燃料レールを提供することにある。
本発明は、内燃機関に燃料を供給する複数の燃料噴射弁とともに内燃機関近傍に取り付けられ、燃料供給源からの燃料を燃料噴射弁に分配する燃料レールであって、レール本体と燃料室と加熱部とを備える。
レール本体は、筒状に形成されている。燃料室は、複数の燃料噴射弁に対応するようレール本体の内側に複数形成されている。燃料室は、それぞれ、燃料供給源からの燃料が流入する燃料流入口、および、燃料噴射弁への燃料が流出する燃料流出口を有している。加熱部は、複数の燃料室のそれぞれに設けられ、燃料室内の燃料を加熱可能である。
本発明では、複数の燃料室のそれぞれに加熱部が設けられているため、各燃料室内の燃料の加熱温度の差を低減することができる。そのため、燃料噴射弁から内燃機関の燃焼室に供給される燃料の温度の気筒間差を低減することができる。よって、複数の気筒のいずれにおいても燃料の着火性を向上することができる。
また、本発明では、複数の燃料噴射弁に対応するよう燃料室が設けられているため、例えば水平方向に対しレール本体の軸が所定角度をなすよう燃料レールが内燃機関近傍に取り付けられる場合でも、「加熱された燃料がレール本体の一端側に上昇し、レール本体内の一箇所に溜まる」といった事態を防ぐことができる。そのため、燃料レールの取り付け姿勢にかかわらず、内燃機関の燃焼室に供給される燃料の温度の気筒間差を低減することができる。
なお、本発明では、複数の燃料室はレール本体内に形成される構成のため、例えば複数の燃料室がレール本体外に設けられる従来の燃料レールと比べ、燃料レール全体の体格を小さくすることができる。
本発明の第1実施形態による燃料レールを示す模式的断面図。 図1を矢印II方向から見た図。 本発明の第1実施形態による燃料レールを示す斜視図。 本発明の第2実施形態による燃料レールを示す模式図。 本発明の第2実施形態による燃料レールを示す斜視図。 (A)は本発明の第3実施形態による燃料レールを示す部分断面図、(B)は(A)を矢印B方向から見た図。 (A)は本発明の第4実施形態による燃料レールを示す模式的断面図、(B)は(A)を矢印B方向から見た図。 本発明の第4実施形態による燃料レールを示す斜視図。 本発明の第5実施形態による燃料レールを示す模式図。 本発明の第5実施形態による燃料レールを示す斜視図。 本発明の第6実施形態による燃料レールを示す模式図。 本発明の第7実施形態による燃料レールを示す模式的断面図。 本発明の第8実施形態による燃料レールを示す部分断面図。 本発明の第8実施形態による燃料レールを示す斜視図。 本発明の第9実施形態による燃料レールを示す部分断面図。 本発明の第10実施形態による燃料レールを示す模式図。 本発明の第11実施形態による燃料レールを示す部分断面図。 (A)は本発明の第12実施形態による燃料レールを示す模式的断面図、(B)は(A)を矢印B方向から見た図。 (A)は本発明の第13実施形態による燃料レールを示す模式的断面図、(B)は(A)を矢印B方向から見た図。
以下、本発明の複数の実施形態による燃料レールを図面に基づき説明する。なお、複数の実施形態において実質的に同一の構成部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態による燃料レールを図1〜3に示す。
図1に示すように、第1実施形態の燃料レール1は、内燃機関(以下、「エンジン」という)2の近傍に取り付けられる。エンジン2は、4つの気筒3を有する4気筒エンジンである。各気筒3には、燃焼室4が形成されている。エンジン2は、例えばエタノール等のアルコール燃料、または、アルコールとガソリンとの混合燃料を燃料として駆動する。各燃焼室4には、吸気ポート5が接続されており、当該吸気ポート5を経由して燃焼室4に吸気が導入される。
吸気ポート5のそれぞれには燃料噴射弁10が設けられる。すなわち、燃料噴射弁10は、4つ設けられる。燃料噴射弁10は、噴孔11が吸気ポート5内に露出するよう設けられる。燃料噴射弁10の噴孔11から吸気ポート5内に噴射される燃料は、霧状となって吸気とともに燃焼室4に導入され、燃焼室4で燃焼する。
本実施形態では、燃料レール1は、燃料噴射弁10とともにエンジン2の近傍に取り付けられ、燃料供給源としての燃料タンク6からの燃料を燃料噴射弁10に分配する。
燃料レール1は、レール本体20、燃料室40および加熱装置50等を備えている。
レール本体20は、例えば金属により筒状に形成されている。レール本体20は、筒壁21、側壁22、仕切壁23等を有している。図1に示すように、本実施形態では、燃料レール1は、レール本体20の軸が略水平になるよう、すなわち、レール本体20の軸が鉛直方向に対し略直交するようエンジン2の近傍に取り付けられている。
本実施形態では、筒壁21は、四角筒状に形成されている。側壁22は、筒壁21の両端を塞ぐようにして設けられている。仕切壁23は、筒壁21の内部を4つに仕切るよう、3つ設けられている。これにより、レール本体20の内側には、筒壁21、側壁22、仕切壁23に囲まれた燃料室40が4つ形成されている。
筒壁21には、内側と外側とを連通する穴部211、212が形成されている。穴部211、212は、4つの燃料室40に対応するよう、それぞれ4つ形成されている。本実施形態では、穴部211は、筒壁21の4つの平面状の壁部のうち、燃料レール1がエンジン2近傍に取り付けられた状態において鉛直方向に対し平行となる壁部に形成されている。一方、穴部212は、筒壁21の4つの平面状の壁部のうち、燃料レール1がエンジン2近傍に取り付けられた状態において鉛直方向下側に位置する壁部に形成されている。
本実施形態では、レール本体20にインレットパイプ8の一端が接続される。インレットパイプ8の他端は、燃料タンク6から燃料を吸引し吐出する燃料ポンプ7の吐出口に接続されている。インレットパイプ8の一端には、筒壁21の穴部211に対応する位置に流通口9が形成されている。インレットパイプ8は、流通口9と穴部211とが連通するようレール本体20に取り付けられている。本実施形態では、インレットパイプ8は、各流通口9近傍がレール本体20に例えばろう付けにより接合されている。これにより、燃料ポンプ7から吐出された燃料は、インレットパイプ8の流通口9、筒壁21の穴部211を経由して燃料室40に流入する。すなわち、燃料室40は、穴部211の位置に、燃料タンク6からの燃料が流入する燃料流入口41を有している。
本実施形態では、レール本体20に接続カップ31および筒部材32が設けられている。接続カップ31および筒部材32は、4つの燃料噴射弁10に対応するよう、それぞれ4つ設けられている。接続カップ31は、カップ状に形成され、開口とは反対側の底部が、筒壁21の外壁の穴部212に対応する位置に設けられている。筒部材32は、一方の端部が穴部212を通り、接続カップ31の底部に形成された穴部に接続するよう、燃料室40内に設けられている。これにより、燃料室40内および筒部材32の内側と接続カップ31の内側とは連通している。
燃料レール1は、接続カップ31の内側に燃料噴射弁10の噴孔11とは反対側の端部が接続された状態でエンジン2の近傍に取り付けられる。これにより、燃料室40内の燃料は、筒部材32の他端開口から筒部材32内側、および、接続カップ31を経由して燃料噴射弁10に導かれる。すなわち、燃料室40は、筒部材32の他端開口の位置に、燃料噴射弁10への燃料が流出する燃料流出口42を有している。図3は、燃料レール1の接続カップ31に燃料噴射弁10が接続された状態を示している。
加熱装置50は、4つの燃料室40に対応するよう、4つ設けられている。加熱装置50は、本体51および加熱部52を有している。本実施形態では、本体51は略円柱状に形成されている。加熱部52は、例えば金属等により棒状に形成されている。加熱部52は、加熱装置50に供給される電力が増大すると温度が上昇する。
加熱装置50は、本体51がレール本体20の外部、加熱部52が燃料室40内に露出するようレール本体20に取り付けられている。本実施形態では、加熱装置50は、加熱部52の軸と筒部材32の軸とが略平行となるよう、かつ、加熱部52が筒部材32の近傍に位置するよう取り付けられている。また、本実施形態では、加熱装置50は、燃料レール1がエンジン2近傍に取り付けられた状態において、本体51の軸が鉛直方向となるよう、かつ、筒壁21の外壁から鉛直方向上側へ突出するよう取り付けられている(図1、2参照)。加熱装置50に電力が供給され加熱部52の温度が上昇すると、燃料室40内の特に加熱部52近傍の燃料が加熱される。
本実施形態では、レール本体20は、各燃料室40を2つの領域に区画する区画壁24をさらに有している。区画壁24は、燃料室40を、加熱部52を含み燃料が加熱される加熱領域43と、加熱部52を含まない非加熱領域44とに区画する。本実施形態では、筒部材32は、加熱領域43に設けられている。なお、本実施形態では、区画壁24により区画される加熱領域43は、所定の容積に設定されている。
区画壁24は、加熱領域43と非加熱領域44とを連通する連通口45を有している。連通口45は、燃料レール1がエンジン2近傍に取り付けられた状態において、燃料室40の鉛直方向下側に形成されている(図1、2参照)。ここで、連通口45は、筒壁21の対向する内壁を結ぶよう長い矩形状に形成されている(図2参照)。
なお、本実施形態では、区画壁24は、筒壁21の内壁に例えばろう付けにより接合されている。
また、筒部材32の他端開口、すなわち、燃料流出口42は、燃料レール1がエンジン2近傍に取り付けられた状態において、燃料室40の鉛直方向上側に位置している。また、加熱部52は、燃料レール1がエンジン2近傍に取り付けられた状態において、少なくとも一部が燃料流出口42より鉛直方向下側に位置するよう設けられている(図1、2参照)。
また、本実施形態では筒壁21が四角筒状に形成されているため、燃料室40には、4つの角部46が形成されている。燃料流出口42は、燃料レール1がエンジン2近傍に取り付けられた状態において、鉛直方向上側の2つの角部46の一方に位置している(図2参照)。
また、本実施形態では、加熱部52は、各燃料室40において、連通口45と燃料流出口42とを結ぶ仮想直線上に位置するよう設けられている(図1参照)。
図1に示すように、本実施形態では、電子制御ユニット(以下、「ECU」という)12をさらに備えている。ECU12は、演算手段としてのCPU、記憶手段としてのROM、RAM、および、入出力手段等を有する小型のコンピュータである。ECU12は、車両の各部に取り付けられたセンサ類からの信号等に基づき、ROMに格納されたプログラムに従って処理を行い、車両各部の装置等を制御する。
本実施形態では、ECU12は、燃料のアルコール濃度が所定値以上で、かつ、環境温度が所定値以下の場合、エンジン2の始動時、加熱装置50に供給する電力を増大させる。これにより、加熱装置50の加熱部52で加熱された燃料が燃料噴射弁10から吸気ポート5内に噴射され、エンジン2の燃焼室4に供給される。このとき噴射される燃料は、温度が高いため、着火性が向上している。よって、燃料のアルコール濃度が所定値以上で、かつ、環境温度が所定値以下であっても、エンジン2を始動させることができる。
以上説明したように、本実施形態では、複数の燃料室40のそれぞれに加熱部52が設けられているため、各燃料室40内の燃料の加熱温度の差を低減することができる。そのため、燃料噴射弁10からエンジン2の燃焼室4に供給される燃料の温度の気筒間差を低減することができる。よって、複数の気筒3のいずれにおいても燃料の着火性を向上することができる。
また、本実施形態では、複数の燃料噴射弁10に対応するよう燃料室40が設けられているため、例えば水平方向に対しレール本体20の軸が所定角度をなすよう燃料レール1がエンジン2の近傍に取り付けられたとしても、「加熱された燃料がレール本体20の一端側に上昇し、レール本体20内の一箇所に溜まる」といった事態を防ぐことができる。そのため、燃料レール1の取り付け姿勢にかかわらず、エンジン2の燃焼室4に供給される燃料の温度の気筒間差を低減することができる。
なお、本実施形態では、複数の燃料室40はレール本体20内に形成される構成のため、例えば複数の燃料室がレール本体外に設けられる従来の燃料レールと比べ、燃料レール全体の体格を小さくすることができる。
また、本実施形態では、加熱部52を含み燃料が加熱される加熱領域43と加熱部52を含まない非加熱領域44とに燃料室40を区画し、加熱領域43と非加熱領域44とを連通する連通口45を有する区画壁24をさらに備えている。これにより、加熱対象の燃料の体積を所定量に設定することができるため、燃料を加熱部52により効率よく加熱することができる。
また、本実施形態では、筒部材32の他端開口、すなわち、燃料流出口42は、燃料レール1がエンジン2近傍に取り付けられた状態において、燃料室40の鉛直方向上側に位置している。また、加熱部52は、燃料レール1がエンジン2近傍に取り付けられた状態において、少なくとも一部が燃料流出口42より鉛直方向下側に位置するよう設けられている(図1、2参照)。これにより、加熱部52で加熱された燃料は、加熱領域43内で鉛直方向上側へ移動し、加熱領域43上方の所定の箇所に溜まる。本実施形態では、加熱された燃料が溜まる箇所に燃料流出口42が位置するため、加熱部52により加熱された燃料を効率よく燃料噴射弁10に送ることができる。
また、本実施形態では、レール本体20の筒壁21は、四角筒状に形成されている。そして、燃料流出口42は、燃料室40の角部46近傍に位置している。よって、燃料流出口42が位置する角部46が鉛直方向上側となるよう燃料レール1をエンジン2の近傍に取り付けた場合、加熱部52で加熱された燃料が当該角部46に溜まるため、加熱された燃料を効率よく燃料噴射弁10に送ることができる。
また、本実施形態では、加熱部52は、各燃料室40において、連通口45と燃料流出口42とを結ぶ仮想直線上に位置するよう設けられている(図1参照)。これにより、非加熱領域44から連通口45を経由して加熱領域43に流入した燃料は、加熱部52の近傍を通って燃料流出口42に導かれ、燃料噴射弁10に送られる。そのため、燃料室40内の燃料を加熱部52によって効率よく加熱することができる。
なお、本実施形態では、燃料流入口41および燃料流出口42は、燃料レール1がエンジン2の近傍に取り付けられた状態において、加熱部52の中央部に対し鉛直方向上側に位置するよう形成されている(図2参照)。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態による燃料レールを図4、5に示す。第2実施形態は、加熱装置のレール本体への取り付け位置が第1実施形態と異なる。
第2実施形態では、加熱装置50は、加熱部52の軸および筒部材32の軸を、レール本体20の軸に垂直な仮想平面に投影したとき、加熱部52の軸と筒部材32の軸とが略直交するような状態でレール本体20に取り付けられている(図4参照)。また、本実施形態では、加熱装置50は、燃料レールがエンジン2近傍に取り付けられた状態において、本体51の軸が鉛直方向に対し略直交するよう、かつ、筒壁21の外壁から水平方向へ突出するよう取り付けられている(図4、5参照)。これにより、エンジン2の上方の空間が狭い場合でも、燃料レールを容易に取り付けることができる。
また、本実施形態では、加熱部52は、軸が連通口45の長手方向と略平行となるよう設けられている(図4参照)。また、加熱部52は、燃料レールがエンジン2近傍に取り付けられた状態において、全部が燃料流出口42より鉛直方向下側に位置するよう設けられている(図4参照)。また、加熱部52は、各燃料室40において、連通口45と燃料流出口42とを結ぶ仮想直線上に位置するよう設けられている(図4参照)。そのため、連通口45を経由して加熱領域43に流入する燃料を、加熱部52によって効率よく加熱することができる。
なお、本実施形態では、燃料流入口41および燃料流出口42は、燃料レールがエンジン2の近傍に取り付けられた状態において、加熱部52の中央部に対し鉛直方向上側に位置するよう形成されている(図4参照)。さらに言えば、本実施形態では、燃料流入口41および燃料流出口42は、燃料レールがエンジン2の近傍に取り付けられた状態において、加熱部52全体に対し鉛直方向上側に位置するよう形成されている(図4参照)。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態による燃料レールを図6に示す。第3実施形態は、加熱装置の加熱部の配置等が第1実施形態と異なる。
第3実施形態では、加熱装置50は、加熱部52の本体51とは反対側の端部が筒部材32の内側に位置するようレール本体20に取り付けられている。
また、区画壁24により区画される加熱領域43は、第1実施形態と比べ容積が小さくなるよう形成されている。
上記構成により、本実施形態では、加熱部52によって燃料をより効率よく加熱することができる。
なお、本実施形態では、燃料流入口41および燃料流出口42は、燃料レールがエンジン2の近傍に取り付けられた状態において、加熱部52の中央部に対し鉛直方向上側に位置するよう形成されている(図6参照)。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態による燃料レールを図7、8に示す。第4実施形態は、インレットパイプの配置等が第2実施形態と異なる。
第4実施形態では、インレットパイプ8は、燃料ポンプ7とは反対側の端部がレール本体20内に位置するよう、各燃料室40を横切るよう設けられている。
本実施形態では、筒壁21には、第1、2実施形態のように4つの穴部211は形成されていない。一方、2つの側壁22の一方に穴部213が形成され、当該穴部213にインレットパイプ8の端部が挿入され、ろう付けされている。インレットパイプ8の流通口9は、各燃料室40に開口している。これにより、燃料ポンプ7から吐出された燃料は、インレットパイプ8の流通口9を経由して燃料室40に流入する。すなわち、本実施形態では、燃料室40は、流通口9の位置に、燃料タンク6からの燃料が流入する燃料流入口41を有している。
本実施形態では、インレットパイプ8の端部がレール本体20内に位置する構成のため、インレットパイプ8を含む燃料レールの体格を小さくできる。また、レール本体20に形成される穴部の数、および、インレットパイプ8とレール本体20とのろう付け箇所が第1、2実施形態と比べ少ないため、製造工程を削減できるとともに、インレットパイプ8とレール本体20との間の燃料漏れを抑制することができる。
なお、本実施形態では、燃料流入口41および燃料流出口42は、燃料レールがエンジン2の近傍に取り付けられた状態において、加熱部52の中央部に対し鉛直方向上側に位置するよう形成されている(図7参照)。さらに言えば、本実施形態では、燃料流入口41および燃料流出口42は、燃料レールがエンジン2の近傍に取り付けられた状態において、加熱部52全体に対し鉛直方向上側に位置するよう形成されている(図7参照)。
(第5実施形態)
本発明の第5実施形態による燃料レールを図9、10に示す。第5実施形態は、レール本体の形状等が第2実施形態と異なる。
第2実施形態では、レール本体20の筒壁21は、筒部材32に対応する部分が、第2実施形態と比べ、加熱部52の軸方向に小さくなるよう形成されている。また、筒壁21は、筒部材32に対応する部分以外の部分が、第2実施形態と比べ、筒部材32の軸方向に小さくなるよう形成されている(図9、10参照)。すなわち、筒壁21は、第2実施形態と比べ、筒部材32に対応する部分を除き、扁平に形成されている。よって、レール本体20の容積は、第2実施形態と比べ小さい。
上記構成により、本実施形態では、第2実施形態と比べ、燃料レール全体の体格を小さくできる。また、第2実施形態と比べ、加熱領域43の容積が小さいため、加熱部52によって燃料をより効率よく加熱することができる。
(第6実施形態)
本発明の第6実施形態による燃料レールを図11に示す。第6実施形態は、レール本体の形状等が第2実施形態と異なる。
第6実施形態では、図11に示すように、筒壁21の4つの平面状の壁部のうちの1つ(壁部214)が筒部材32の軸および加熱部52の軸のいずれに対しても約45度傾斜するよう形成されている。当該壁部214に穴部211が形成され、インレットパイプ8が接続されている。
本実施形態では、壁部214に対し鋭角をなす壁部と壁部214との間に角部47が形成されている。また、壁部214に対し鈍角をなす壁部と壁部214との間に角部48が形成されている。その他の角部46は、略直角に交わる壁部同士の間に形成されている。本実施形態では、角部47近傍に燃料流出口42が位置している。また、角部48近傍に加熱部52の先端部が位置している。
また、本実施形態では、図11に示すように、燃料レールを、レール本体20の軸が略水平になるよう、かつ、筒部材32の軸が鉛直方向になるようエンジン2の近傍に取り付けた場合、角部47は鉛直方向上側に位置する。
上記構成により、本実施形態では、第2実施形態と比べ、燃料レール全体の体格を小さくできる。また、燃料レールを、レール本体20の軸が略水平になるよう、かつ、筒部材32の軸が鉛直方向になるようエンジン2の近傍に取り付けた場合、燃料室40の角部47が鉛直方向上側に位置する。そのため、加熱部52で加熱された燃料は、傾斜する壁部214に沿って上昇し角部47に溜まる。これにより、加熱された燃料を効率よく燃料噴射弁10に送ることができる。
なお、本実施形態では、燃料流入口41および燃料流出口42は、燃料レールがエンジン2の近傍に取り付けられた状態において、加熱部52の中央部に対し鉛直方向上側に位置するよう形成されている(図11参照)。さらに言えば、本実施形態では、燃料流入口41および燃料流出口42は、燃料レールがエンジン2の近傍に取り付けられた状態において、加熱部52全体に対し鉛直方向上側に位置するよう形成されている(図11参照)。
(第7実施形態)
本発明の第7実施形態による燃料レールを図12に示す。第7実施形態は、レール本体の形状等が第1実施形態と異なる。
第7実施形態では、図12に示すように、筒壁21の4つの平面状の壁部のうち加熱装置50が取り付けられた壁部の一部(区画壁24と穴部211との間)が、区画壁24の連通口45側端部位置まで、接続カップ31が設けられた壁部に近づくよう形成されている。これにより、レール本体20には、区画壁24と穴部211との間に略四角柱状の空間25が形成されている。
本実施形態では、区画壁24は、筒壁21の壁部の一部を構成するよう筒壁21と一体に形成されている。このような形状の筒壁21は、例えば四角筒状の筒部材をプレス加工等することにより形成可能である。そのため、第1実施形態のように筒壁21とは別体の区画壁24を筒壁21の内壁にろう付けにより接合する必要がない。よって、部材点数を削減することができる。
また、本実施形態では、レール本体20に空間25が形成されている。そのため、例えばエンジン2近傍の他の装置の一部等が空間25に位置するよう燃料レールを取り付ければ、エンジン2近傍の空間を有効に活用することができる。
なお、本実施形態では、燃料流入口41および燃料流出口42は、燃料レールがエンジン2の近傍に取り付けられた状態において、加熱部52の中央部に対し鉛直方向上側に位置するよう形成されている(図12参照)。
(第8実施形態)
本発明の第8実施形態による燃料レールを図13、14に示す。第8実施形態は、加熱装置の取り付け位置等が第7実施形態と異なる。
第8実施形態では、加熱装置50は、本体51が空間25に位置するよう区画壁24に取り付けられている。ここで、加熱装置50は、本体51および加熱部52の軸が筒壁21の軸と略平行となるよう設けられている。これにより、燃料レールがエンジン2近傍に取り付けられた状態において、第7実施形態と比べ、加熱装置50の本体51の軸方向の長さ分、燃料レールの鉛直方向の高さを低減することができる。そのため、燃料レール全体の体格を小さくすることができる。
なお、本実施形態では、燃料流入口41および燃料流出口42は、燃料レールがエンジン2の近傍に取り付けられた状態において、加熱部52の中央部に対し鉛直方向上側に位置するよう形成されている(図13参照)。さらに言えば、本実施形態では、燃料流入口41および燃料流出口42は、燃料レールがエンジン2の近傍に取り付けられた状態において、加熱部52全体に対し鉛直方向上側に位置するよう形成されている(図13参照)。
(第9実施形態)
本発明の第9実施形態による燃料レールの一部を図15に示す。第9実施形態は、レール本体内の加熱部近傍の構成が第1実施形態と異なる。
第9実施形態では、レール本体20は、加熱装置50の加熱部52の先端部と筒部材32との間に板部材26を有している。ここで、板部材26は、筒壁21の接続カップ31が設けられた壁部から筒部材32の軸方向へ延びるよう、かつ、筒壁21の対向する内壁を結ぶよう長い矩形状に形成されている。
上記構成により、非加熱領域44から連通口45を経由して加熱領域43に流入した燃料は、板部材26に衝突し、加熱部52側に流れる(図15参照)。これにより、非加熱領域44から加熱領域43に流入した燃料を加熱部52により効率よく加熱することができる。
なお、本実施形態では、燃料流入口41および燃料流出口42は、燃料レールがエンジン2の近傍に取り付けられた状態において、加熱部52の中央部に対し鉛直方向上側に位置するよう形成されている(図15参照)。
(第10実施形態)
本発明の第10実施形態による燃料レールを図16に示す。第10実施形態は、区画壁の構成が第2実施形態と異なる。
第10実施形態では、連通口45は、第2実施形態と異なり、区画壁24の、インレットパイプ8が取り付けられた壁部側のみ切り欠かれるようにして形成されている。
図16に示すように、本実施形態では、連通口45を経由して加熱領域43に流入した燃料は、加熱部52の先端部近傍を流れ、燃料流出口42に導かれる。
なお、本実施形態では、燃料流入口41および燃料流出口42は、燃料レールがエンジン2の近傍に取り付けられた状態において、加熱部52の中央部に対し鉛直方向上側に位置するよう形成されている(図16参照)。さらに言えば、本実施形態では、燃料流入口41および燃料流出口42は、燃料レールがエンジン2の近傍に取り付けられた状態において、加熱部52全体に対し鉛直方向上側に位置するよう形成されている(図16参照)。
(第11実施形態)
本発明の第11実施形態による燃料レールの一部を図17に示す。第11実施形態は、区画壁の構成が第2実施形態と異なる。
第11実施形態では、区画壁24は、板面が筒部材32の軸に対し傾斜するようにして設けられている。そのため、区画壁24の連通口45とは反対側の端部は、第2実施形態と比べ、筒部材32の接続カップ31とは反対側の端部の近くに位置している。よって、加熱部52で加熱された燃料は、傾斜する区画壁24に沿って上昇し、筒部材32の接続カップ31とは反対側の端部近傍に溜まる。これにより、加熱された燃料を効率よく燃料噴射弁10に送ることができる。
なお、本実施形態では、燃料流入口41および燃料流出口42は、燃料レールがエンジン2の近傍に取り付けられた状態において、加熱部52の中央部に対し鉛直方向上側に位置するよう形成されている(図17参照)。さらに言えば、本実施形態では、燃料流入口41および燃料流出口42は、燃料レールがエンジン2の近傍に取り付けられた状態において、加熱部52全体に対し鉛直方向上側に位置するよう形成されている(図17参照)。
(第12実施形態)
本発明の第12実施形態による燃料レールを図18に示す。第12実施形態は、燃料室内の構成が第1実施形態と異なる。
図18に示すように、第12実施形態では、燃料レールは、区画壁24を備えていない。そのため、第1実施形態で示した加熱領域43、非加熱領域44および連通口45は、形成されていない。
本実施形態では、燃料流入口41および燃料流出口42は、燃料レールがエンジン2の近傍に取り付けられた状態において、加熱部52の中央部に対し鉛直方向上側に位置するよう形成されている(図18参照)。そのため、燃料流入口41から燃料室40に流入した燃料を加熱部52により効率的に加熱し、燃料流出口42を経由して燃料噴射弁10へ導くことができる。これにより、噴射に必要としない燃料まで加熱することを抑制し、加熱部52による燃料の加熱効率を高めることができる。
(第13実施形態)
本発明の第13実施形態による燃料レールを図19に示す。第13実施形態は、燃料室内の構成が第4実施形態と異なる。
図19に示すように、第13実施形態では、燃料レールは、区画壁24を備えていない。そのため、第4実施形態で示した加熱領域43、非加熱領域44および連通口45は、形成されていない。
本実施形態では、燃料流入口41および燃料流出口42は、燃料レールがエンジン2の近傍に取り付けられた状態において、加熱部52の中央部に対し鉛直方向上側に位置するよう形成されている(図19参照)。さらに言えば、本実施形態では、燃料流入口41および燃料流出口42は、燃料レールがエンジン2の近傍に取り付けられた状態において、加熱部52全体に対し鉛直方向上側に位置するよう形成されている(図19参照)。そのため、燃料流入口41から燃料室40に流入した燃料を加熱部52により効率的に加熱し、燃料流出口42を経由して燃料噴射弁10へ導くことができる。これにより、噴射に必要としない燃料まで加熱することを抑制し、加熱部52による燃料の加熱効率を高めることができる。
(他の実施形態)
本発明の他の実施形態では、加熱装置の本体および加熱部は、どのような形状に形成されていてもよい。また、加熱装置は、本体を備えていなくてもよい。
また、本発明の他の実施形態では、燃料流出口は、燃料レールが内燃機関近傍に取り付けられた状態において、燃料室の鉛直方向上側に位置しなくてもよい。すなわち、燃料レールはどのような姿勢で取り付けてもよい。
また、本発明の他の実施形態では、接続カップに接続する筒部材を備えず、燃料流出口を接続カップに形成し、燃料室の燃料を接続カップに直接導くこととしてもよい。
また、上述の実施形態では、レール本体が四角筒状に形成され、燃料流出口が燃料室の角部近傍に位置する例を示した。これに対し、本発明の他の実施形態では、燃料流出口は、燃料室の角部近傍以外の場所に位置するよう形成されていてもよい。また、本発明の他の実施形態では、筒壁は、三角筒状や五角筒状等の多角筒状、または、円筒状に形成されていてもよい。
また、本発明の他の実施形態では、加熱部、連通口および燃料流出口は、それぞれ、互いにどのような位置関係となるよう設けられていてもよい。
また、上述の実施形態では、燃料レールを、燃料噴射弁の噴孔が吸気ポート内に露出するよう取り付ける例を示した。これに対し、本発明の他の実施形態では、燃料レールを、例えば燃料噴射弁の噴孔がインテークマニホールド内に露出するよう取り付けることとしてもよい。また、燃料レールを、例えば燃料噴射弁の噴孔が内燃機関の燃焼室に露出するよう、すなわち、直噴式の内燃機関に取り付けることとしてもよい。
また、本発明の他の実施形態では、燃料室および加熱部は、内燃機関に取り付けられる燃料噴射弁の数に応じて、任意の数設けることができる。すなわち、本発明は、任意の気筒数の内燃機関に適用することができる。
また、本発明の他の実施形態では、インレットパイプを設けず、複数の配管等により、燃料室の燃料流入口に直接燃料を流入させることとしてもよい。
また、本発明は、エタノール等のアルコール燃料、または、アルコールとガソリンとの混合燃料を燃料とする内燃機関に限らず、ガソリンを燃料とする内燃機関にも適用することができる。この場合、環境温度が低くても、加熱装置による燃料の加熱により、燃料の粘度が低下し、噴霧の粒度を小さくできる。よって、燃焼室での燃料の着火性を向上できる。
このように、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施可能である。
1 ・・・・燃料レール
2 ・・・・エンジン(内燃機関)
6 ・・・・燃料タンク(燃料供給源)
10 ・・・燃料噴射弁
20 ・・・レール本体
40 ・・・燃料室
41 ・・・燃料流入口
42 ・・・燃料流出口
52 ・・・加熱部

Claims (9)

  1. 内燃機関(2)に燃料を供給する複数の燃料噴射弁(10)とともに前記内燃機関近傍に取り付けられ、燃料供給源(6)からの燃料を前記燃料噴射弁に分配する燃料レール(1)であって、
    筒状のレール本体(20)と、
    複数の前記燃料噴射弁に対応するよう前記レール本体の内側に複数形成され、それぞれ前記燃料供給源からの燃料が流入する燃料流入口(41)、および、前記燃料噴射弁への燃料が流出する燃料流出口(42)を有する燃料室(40)と、
    複数の前記燃料室のそれぞれに設けられ、前記燃料室内の燃料を加熱可能な加熱部(52)と、
    を備える燃料レール。
  2. 前記燃料流入口および前記燃料流出口は、前記燃料レールが前記内燃機関近傍に取り付けられた状態において、前記加熱部の中央部に対し鉛直方向上側に位置するよう形成されていることを特徴とする請求項1に記載の燃料レール。
  3. 前記燃料流入口および前記燃料流出口は、前記燃料レールが前記内燃機関近傍に取り付けられた状態において、前記加熱部全体に対し鉛直方向上側に位置するよう形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の燃料レール。
  4. 前記加熱部を含み燃料が加熱される加熱領域(43)と前記加熱部を含まない非加熱領域(44)とに前記燃料室を区画し、前記加熱領域と前記非加熱領域とを連通する連通口(45)を有する区画壁(24)をさらに備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の燃料レール。
  5. 前記加熱部は、前記連通口と前記燃料流出口とを結ぶ仮想直線上に位置するよう設けられていることを特徴とする請求項4に記載の燃料レール。
  6. 前記燃料流出口は、前記燃料レールが前記内燃機関近傍に取り付けられた状態において、前記燃料室の鉛直方向上側に位置していることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の燃料レール。
  7. 前記加熱部は、前記燃料レールが前記内燃機関近傍に取り付けられた状態において、少なくとも一部が前記燃料流出口より鉛直方向下側に位置するよう設けられていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の燃料レール。
  8. 前記レール本体は、多角筒状に形成され、
    前記燃料流出口は、前記燃料室の角部(46、47)近傍に位置していることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の燃料レール。
  9. 一端に前記燃料流出口が形成され、他端が前記燃料噴射弁側に接続されるよう前記燃料室内に設けられる筒部材(32)をさらに備え、
    前記加熱部は、前記筒部材の内側に位置するよう設けられていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の燃料レール。
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