JP2018112197A - 燃料加熱装置、および、これを用いた燃料レール - Google Patents
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一般に、エタノール等のアルコール燃料、または、アルコールとガソリンとの混合燃料を内燃機関に用いる場合、アルコールの濃度が高く、かつ、環境温度が低いとき、燃料の着火性が低下し、内燃機関が始動できなくなることがある。その際、燃料レールから燃料噴射弁に供給する燃料を加熱することにより、燃料の着火性を高め、内燃機関を始動させることが可能である。
例えば特許文献1に記載された燃料レールは、円筒状のレール本体と、そのレール本体に取り付けられた複数個の燃料加熱装置を備えている。この燃料加熱装置は、レール本体に交差するように取り付けられた円筒部材の内側に、棒状の発熱部を有している。燃料レールは、燃料加熱装置により加熱した燃料を内燃機関に供給し、燃料の着火性の向上を図っている。
これにより、加熱室内の燃料の流れに乱れが発生し、加熱室内での燃料の滞在時間が長くなる。したがって、燃料が発熱部に接触する機会が増え、又は燃料が発熱部の近傍を流れる機会が増えるので、燃料加熱装置は、加熱効率を向上することができる。
第1発明では、入口開口部は、加熱室形成部の重力方向上側の壁である上側壁に形成されている。
また、第1発明は、筒部をさらに備えている。筒部は、遮蔽部とは別体に形成され、加熱室形成部の重力方向下側の壁である下側壁から加熱室内に筒状に延び、下側壁とは反対側の端部に出口開口部が形成され、内側に燃料噴射弁の端部が接続される。
遮蔽部は、上側壁に固定される固定部と、固定部から下側壁へ向けて延び、加熱室を遮蔽部よりも入口開口部側の予備加熱空間と、遮蔽部よりも出口開口部側の本加熱空間とに仕切る平板状の遮蔽部本体と、遮蔽部本体を板厚方向に貫き予備加熱空間と本加熱空間とを連通する流路を形成する流路形成部と、を有している。発熱部は、遮蔽部が有する流路形成部を通過し、本加熱空間と予備加熱空間とに亘って設けられている。遮蔽部は、いずれの部位にも入口開口部の軸が通過しないよう加熱室内に設けられている。
図1に示すように、第1実施形態の燃料レール1は、内燃機関(以下、「エンジン」という)2の近傍に取り付けられる。エンジン2は、4つの気筒3を有する4気筒エンジンである。各気筒3には、燃焼室4が形成されている。エンジン2は、例えばエタノール等のアルコール燃料、または、アルコールとガソリンとの混合燃料を燃料として駆動する。各燃焼室4には、吸気ポート5が接続されており、当該吸気ポート5を経由して燃焼室4に吸気が導入される。吸気ポート5は、インテークマニホールド6に形成されている。
本実施形態では、燃料レール1は、燃料噴射弁10とともに、エンジン2近傍のインテークマニホールド6に取り付けられ、燃料供給源としての燃料タンク7から供給される燃料を燃料噴射弁10に分配する。
図1、2に示すように、レール本体20は、上部材21および下部材22からなる。
上部材21および下部材22は、例えば、所定の板厚の金属板をプレス加工等の塑性変形加工をすることにより形成されている。上部材21および下部材22は、長尺状に形成されている。ここで、上部材21と下部材22との長手方向の長さ、および、短手方向の長さは、概ね同じである。
下部材22は、上部材21に対し長手方向および短手方向が対応するよう、かつ、凹部が上部材21の凹部に対向するよう上部材21に接合している。これにより、上部材21の凹部と下部材22の凹部との間に燃料流路200が形成されている。この燃料流路200を燃料タンク7から供給される燃料が流れる。
加熱室形成部30は、上部材40および下部材50から構成される。
上部材40および下部材50は、例えば、所定の板厚の金属板をプレス加工や深絞り加工等の塑性変形加工をすることにより形成されている。
上部材40は、一方の面側から他方の面側へ凹む上凹部41を有している。下部材50は、一方の面側から他方の面側へ凹む下凹部51を有している。
第1壁面301は、上部材40の上凹部41の底に形成されている。第6壁面306は、第1壁面301に対向し、下部材50の下凹部51の底に形成されている。
第2壁面302、第3壁面303、第4壁面304および第5壁面305は、第1壁面301および第6壁面306に対して略垂直に設けられ、第1壁面301と第6壁面306とを接続する。
第5壁面305に、加熱手段60が取り付けられる。第5壁面305に向き合うのが第3壁面303である。第2壁面302は、第3壁面303に接続し、レール本体側に位置する。第4壁面304は、第5壁面305に接続し、反レール本体側に位置する。
第2曲面部320は、加熱室300内の特定の点Qを中心とする円弧に沿うよう形成され、第2壁面302と第5壁面305とを接続している。第2曲面部320は、断面が外側に凸の円弧状に形成され、後述する第2筒部32の周囲に設けられている。加熱室形成部30に第1曲面部310及び第2曲面部320を設けることにより、加熱室300の容積を小さくし、燃料の加熱効率を高めることができる。
本実施形態の第1曲面部310は、特許請求の範囲に記載の「曲面部」の一例に相当する。また、本実施形態の第2曲面部320は、特許請求の範囲に記載の「容積縮小部」の一例に相当する。
なお、仮に、外部コネクタ14が燃料噴射弁10のコネクタ13の内側に嵌合するものである場合、加熱室形成部30が有する鍔37は、燃料噴射弁10のコネクタ13に当接可能な位置に設けてもよい。
第1筒部31は、上部材40と同じ材料により筒状に形成されている。第1筒部31は、加熱室300外に位置し、一端が上部材40に接続するよう上部材40と一体に形成されている。
入口開口部33は、上部材40の上凹部41の第1筒部31の一端に対応する位置に形成されている。入口開口部33は、第1壁面301上に位置している。
出口開口部34は、第2筒部32の第6壁面306とは反対側の端部に形成されている。このように、第2筒部32は、一端(底部側の端部)に出口開口部34が形成され、他端(底部とは反対側の端部)が加熱室形成部30の下部材50に接続するよう加熱室300内に設けられている。ここで、第2筒部32は、特許請求の範囲における「筒部」に対応している。
また、出口開口部34は、加熱室300を形成する壁面のうち互いに対向する第1壁面301と第6壁面306との間の距離の1/2の位置よりも第1壁面301側に寄った位置に形成されている。すなわち、第2筒部32の底部に形成された出口開口部34は、加熱室300の全体の高さの1/2よりも高い所に位置している。
図4に示すように、入口開口部33と出口開口部34はいずれも、燃料加熱装置100が車両に搭載された状態で、後述する発熱部62より所定距離h1、h2分、重力方向上側に位置している。
本体61は、略円筒状に形成されている。発熱部62は、例えば金属により棒状、より具体的には長い円柱状に形成されている。発熱部62は、本体61と同軸となるよう本体61に設けられている。発熱部62は、電力を供給されることにより発熱する。これにより、発熱部62は、周囲の媒体(気体または液体等)を加熱することができる。
遮蔽部70は、固定部71、遮蔽部本体72及び流路形成部73を有する。
固定部71は、加熱室300の重力方向上側に位置する内壁である第1壁面301に固定される。固定部71は、入口開口部33と出口開口部34との間から、発熱部62の重力方向上側に亘って延びており、第1壁面301に対し、例えばろう付けにより固定される。固定部71と第1壁面301との接合面積を大きくすることで、エンジン2又は車両の振動などにより固定部71が第1壁面301から脱落することが防がれる。
遮蔽部本体72は、入口開口部33と出口開口部34との間で固定部71から第6壁面306の近傍まで延びる第1部分721と、固定部71から発熱部62の近傍まで延びる第2部分722を有する。図4では、第1部分721と第2部分722の境界を概念的に破線Bで示しているが、これらは一体のものである。
加熱手段60の発熱部62は、流路形成部73を通過し、本加熱空間500と予備加熱空間400に亘って配置されている。発熱部62は、予備加熱空間400の燃料を加熱すると共に、その予備加熱空間400から本加熱空間500へ流入した燃料を本加熱空間500でさらに加熱することが可能である。予備加熱空間400から流路形成部73を通過して本加熱空間500に流れる燃料は、発熱部62に接触し、又は、発熱部62の近傍を流れることで効率よく加熱される。
取付部材90は、本体91および取付部92を有している。
本体91は、例えば金属により長尺の板状に形成されている。取付部92は、本体91の長手方向の2箇所に形成されている(図2参照)。
取付部92は、取付部92が有する穴部に例えばボルト等の締結部材が通されて、エンジン2近傍のインテークマニホールド6に固定される。これにより、燃料レール1は、インテークマニホールド6に取り付けられる。
また、出口開口部34は、燃料加熱装置100がエンジン2近傍のインテークマニホールド6に取り付けられた状態において、加熱室300の重力方向の長さの1/2の位置よりも重力方向上側の位置に形成されている。
(1)第1実施形態では、燃料加熱装置100が備える遮蔽部70は、入口開口部33と出口開口部34との間に設けられ、入口開口部33から出口開口部34へ直線状に流れる燃料の流れを遮る。
これにより、加熱室300内の燃料の流れに乱れが発生し、加熱室300内での燃料の滞在時間が長くなる。したがって、燃料が発熱部62に接触する機会が増え、又は燃料が発熱部62の近傍を流れる機会が増えるので、燃料加熱装置100は、加熱効率を向上することができる。
また、遮蔽部70によって加熱室300を仕切ることにより、発熱部62により加熱された燃料を、出口開口部34の周囲に滞留させることが可能である。
これにより、発熱部62により加熱された燃料は、加熱室300を重力方向上側に移動するので、燃料加熱装置100は、加熱された燃料を出口開口部34から燃料噴射弁10に導くことができる。
また、遮蔽部70は、加熱室300の重力方向上側の第1壁面301に固定され、そこから重力方向下側の第6壁面306へ向けて延びている。
これにより、入口開口部33から加熱室300に導かれた燃料は、遮蔽部本体72により、入口開口部33から出口開口部34への流れを遮蔽される。そのため、燃料加熱装置100は、加熱室300内の燃料の流れに乱れを発生することができる。
これにより、遮蔽部70は、予備加熱空間400から流路形成部73を経由して本加熱空間500へ燃料を流すことにより、発熱部62に燃料が接触する機会を増やし、又は発熱部62の近傍を燃料が流れる機会を増やすことができる。
これにより、発熱部62は、予備加熱空間400の燃料を加熱すると共に、その予備加熱空間400から本加熱空間500へ流入した燃料をさらに加熱することが可能である。
これにより、遮蔽部70が有する固定部71と第1壁面301との接合面積を大きくすることが可能である。そのため、エンジン2又は車両の振動などにより、固定部71が第1壁面301から脱落することを防ぐことができる。
これにより、入口開口部33から加熱室300に導入された燃料は、第4壁面304と第3壁面303との接続箇所で渦を形成することなく、流路形成部73の外側を発熱部62に向かって流れる。そのため、燃料が発熱部62に接触する機会が増え、又は燃料が発熱部62の近傍を流れる機会が増えるので、燃料加熱装置100は、加熱効率を向上することができる。
これにより、加熱室300の容積を小さくすることで、燃料の加熱効率を高めることができる。また、燃料噴射弁10の端部を第2筒部32の内側に取り付けることで、燃料噴射弁10を接続した状態の燃料加熱装置100と燃料噴射弁10とを合わせた体格を小型化することができる。
これにより、加熱室300の容積を小さくすることで、燃料の加熱効率を高めることができる。
これにより、加熱室形成部30に第2曲面部320を形成した場合でも、鍔37を設けることにより、燃料噴射弁10が軸周りに回転することを防ぐことができる。
この燃料レールは、複数の燃料噴射弁10に対し、十分に加熱された燃料を分配供給することができる。
本発明の第2実施形態を図7〜10に示す。第2実施形態の燃料加熱装置100が備える加熱室形成部30は、第3壁面303と第4壁面304とを接続する第7壁面307を有する。第7壁面307は、第3壁面303と第4壁面304に対して傾斜して設けられる。また、第7壁面307は、略平面状に形成される。
第2実施形態の第7壁面307は、特許請求の範囲に記載の「傾斜部」の一例に相当する。
燃料加熱装置100は、加熱室形成部30に第7壁面307を設けることにより、加熱室300の容積を小さくし、燃料の加熱効率を高めることができる。また、燃料加熱装置100は、第7壁面307により、第4壁面304と第3壁面303との接合箇所で燃料の渦が形成されるのを防ぐことができる。
第2実施形態では、燃料加熱装置100は、第7壁面307により、第1実施形態よりも加熱室300の容積を小さくすることで、燃料の加熱効率を高めることができる。
本発明の第3実施形態を図11に示す。第3実施形態では、遮蔽部70が有する流路形成部73が、加熱手段60の発熱部62の周りに円形の流路として形成されている。
加熱手段60の発熱部62は、その円形の流路形成部73を通過し、本加熱空間500と予備加熱空間400に亘って配置されている。予備加熱空間400から流路形成部73を通過して本加熱空間500に流れる燃料は、発熱部62に接触し、又は、発熱部62の近傍を流れることで効率よく加熱される。
第3実施形態では、上述した第1実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
本発明の他の実施形態では、筒部(第2筒部32)は、加熱室形成部30と別体に形成されることとしてもよい。
また、本発明の他の実施形態では、出口開口部34とは反対側の端部が上部材40に接続するよう設けられていてもよい。
また、本発明の他の実施形態では、出口開口部34は、加熱室300を形成する壁面のうち互いに対向する第1壁面301と第6壁面306との間の距離の1/2の位置、または、当該位置よりも第6壁面306側に寄った位置に形成されていてもよい。
また、上述の実施形態では、各部材同士をろう付けにより接合する例を示した。これに対し、本発明の他の実施形態では、各部材同士を、例えば溶接等、ろう付け以外の方法により接合することとしてもよい。
このように、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施可能である。
30 ・・・加熱室形成部
33 ・・・入口開口部
34 ・・・出口開口部
60 ・・・加熱手段
61 ・・・本体
62 ・・・発熱部
70 ・・・遮蔽部
100・・・燃料加熱装置
300・・・加熱室
Claims (12)
- 燃料供給源(7)から供給される燃料を加熱して燃料噴射弁(10)に導く燃料加熱装置(100)であって、
内側に加熱室(300)を形成する加熱室形成部(30)と、
前記加熱室形成部の重力方向上側の壁である上側壁(301)に形成され、前記燃料供給源から供給される燃料を前記加熱室内に導く入口開口部(33)と、
前記加熱室内の燃料を前記燃料噴射弁に導く出口開口部(34)と、
発熱可能な棒状の発熱部(62)、及び、その発熱部が前記加熱室内に位置するように前記加熱室形成部に固定される本体(61)を有し、前記加熱室内の燃料を前記発熱部により加熱可能な加熱手段(60)と、
前記加熱室内で前記入口開口部と前記出口開口部との間に設けられ、前記入口開口部から前記出口開口部へ直線状に流れる燃料の流れを遮る遮蔽部(70)と、
前記遮蔽部とは別体に形成され、前記加熱室形成部の重力方向下側の壁である下側壁(306)から前記加熱室内に筒状に延び、前記下側壁とは反対側の端部に前記出口開口部が形成され、内側に前記燃料噴射弁の端部が接続される筒部(32)と、を備え、
前記遮蔽部は、
前記上側壁に固定される固定部(71)と、
前記固定部から前記下側壁へ向けて延び、前記加熱室を前記遮蔽部よりも前記入口開口部側の予備加熱空間(400)と、前記遮蔽部よりも前記出口開口部側の本加熱空間(500)とに仕切る平板状の遮蔽部本体(72)と、
前記遮蔽部本体を板厚方向に貫き前記予備加熱空間と前記本加熱空間とを連通する流路を形成する流路形成部(73)と、を有し、
前記発熱部は、前記遮蔽部が有する前記流路形成部を通過し、前記本加熱空間と前記予備加熱空間とに亘って設けられており、
前記遮蔽部は、いずれの部位にも前記入口開口部の軸が通過しないよう前記加熱室内に設けられていることを特徴とする燃料加熱装置。 - 前記筒部は、前記出口開口部とは反対側の端部が前記加熱室の外部に飛び出すことなく、前記下側壁と一体に形成されている請求項1に記載の燃料加熱装置。
- 前記遮蔽部は、前記固定部および前記流路形成部の少なくとも一部が前記発熱部に対し重力方向上側に位置するよう前記上側壁に固定されている請求項1または2に記載の燃料加熱装置。
- 前記発熱部は、軸が前記筒部の軸に対しねじれの関係となるよう設けられている請求項1〜3のいずれか一項に記載の燃料加熱装置。
- 前記発熱部は、軸が平板状の前記遮蔽部本体の面方向に対し傾斜して交わるよう設けられている請求項1〜4のいずれか一項に記載の燃料加熱装置。
- 前記発熱部は、円柱状に形成され、
前記流路形成部は、少なくとも一部が、前記発熱部の外周壁の形状に対応するよう円弧状に形成されている請求項1〜5のいずれか一項に記載の燃料加熱装置。 - 前記発熱部は、円柱状に形成され、
前記流路形成部は、少なくとも一部が、前記発熱部の外周壁の周方向の範囲のうち少なくとも4分の1の範囲に対向するよう形成されている請求項1〜6のいずれか一項に記載の燃料加熱装置。 - 前記流路形成部は、前記発熱部の外周壁の周方向の範囲のうち全ての範囲に対向するよう形成されている請求項7に記載の燃料加熱装置。
- 前記遮蔽部本体と前記下側壁との距離は、前記発熱部と前記下側壁との距離より小さい請求項1〜8のいずれか一項に記載の燃料加熱装置。
- 前記流路形成部は、平板状の前記遮蔽部本体の外縁部において切り欠き状に形成されている請求項1〜9のいずれか一項に記載の燃料加熱装置。
- 前記流路形成部は、平板状の前記遮蔽部本体の外縁端よりも内側において穴状に形成されている請求項1〜9のいずれか一項に記載の燃料加熱装置。
- 前記燃料供給源から供給される燃料が流れる燃料流路(200)を有する長尺状のレール本体(20)と、
前記レール本体の前記燃料流路に前記入口開口部が連通し、前記燃料流路から前記入口開口部を経由して前記加熱室内に導かれた燃料を加熱する請求項1から11のいずれか一項に記載の燃料加熱装置と、を備え、
前記燃料加熱装置は、前記レール本体の長手方向に沿って複数個設けられ、
前記燃料噴射弁は、複数個の前記燃料加熱装置のそれぞれに対応するよう複数個取り付けられることを特徴とする燃料レール(1)。
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