JP6064828B2 - 燃料レール - Google Patents

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Description

本発明は、燃料レールに関し、特に燃料を加熱する機能を有する燃料レールに関する。
従来、加熱した燃料を燃料噴射弁から噴射し内燃機関に供給する燃料供給システムが知られている。例えば特許文献1に記載された燃料レールでは、加熱室で加熱した燃料を内燃機関に供給することにより、燃料の着火性の向上を図っている。
国際公開第09/009846号パンフレット
一般に、エタノール等のアルコール燃料、または、アルコールとガソリンとの混合燃料を内燃機関に用いる場合、アルコールの濃度が高く、かつ、環境温度が低いとき、燃料の着火性が低下し、内燃機関が始動不可となることがある。そこで、上述のように加熱した燃料を内燃機関に供給することにより、アルコール燃料またはアルコール濃度の高い混合燃料であっても、環境温度にかかわらず内燃機関を始動させることができる。
また、ガソリンを内燃機関に用いる場合、環境温度が低いとき、燃料の粘度が増大し、燃料噴霧の粒度が増大することがある。燃料噴霧の粒度が増大すると、燃料の着火性が低下し、内燃機関の出力低下およびエミッション悪化を引き起こすおそれがある。そこで、上述のように加熱した燃料を内燃機関に供給することにより燃料噴霧の粒度を小さくし、環境温度が低い場合でも、内燃機関の出力低下およびエミッション悪化を抑制することができる。
ところで、特許文献1に記載の燃料レールでは、長尺状の上部材と下部材とを接合することによりレール部を形成している(特許文献1の図1、2参照)。上部材および下部材は、板状の部材により形成されているため、複雑な形状であっても、プレス加工等により比較的容易に形成可能である。上部材と下部材との間、すなわち、レール部の内側には、燃料供給源からの燃料が流れる燃料流路が形成されている。上部材および下部材は、板状の部材により形成されているため、燃料流路を形成する部位が弾性変形することにより、燃料流路内の燃料の脈動を低減可能である。
特許文献1の燃料レールでは、加熱室は、上部材と下部材との間、すなわち、燃料流路内に設けられている(特許文献1の図5参照)。そのため、加熱室内で加熱された燃料が、燃料流路を流れる温度の低い燃料により冷却されるおそれがある。加熱室内の燃料が冷却されると、加熱装置による燃料の加熱効率が低下し、温度の低い燃料が燃料噴射弁から噴射されるおそれがある。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、燃料の加熱効率が高く、燃料の脈動を低減可能な燃料レールを提供することにある。
本発明は、内燃機関に燃料を供給する複数の燃料噴射弁とともに内燃機関または内燃機関近傍に取り付けられ、燃料供給源からの燃料を燃料噴射弁に分配する燃料レールであって、上部材と下部材と加熱室形成部と加熱装置と接続カップとを備えている。
上部材は、長尺の板状に形成されている。
下部材は、長尺の板状に形成され、上部材に対し長手方向および短手方向が対応するよう、かつ、板厚方向で重なるよう上部材に接合し、上部材側の面から上部材とは反対の面側へ凹む燃料流路形成部を有し、燃料供給源からの燃料が流通する燃料流路を燃料流路形成部と上部材との間に形成している。
加熱室形成部は、燃料流路の外側の上部材または下部材に複数設けられ、加熱室、燃料流路内の燃料を加熱室内に導く入口開口部、および、加熱室内の燃料を燃料噴射弁に導く出口開口部を有している。
加熱装置は、発熱可能な発熱部を有し、当該発熱部が加熱室内に位置するよう加熱室形成部に設けられ、加熱室内の燃料を発熱部により加熱可能である。
接続カップは、一端が加熱室形成部の出口開口部に接続し、他端に燃料噴射弁が接続される。
上部材は、平面状の上平面部を有している。下部材は、上平面部に当接する平面状の下平面部を有している。上部材および下部材は、上平面部および下平面部に形成された出口穴部を有している。接続カップは、一端が出口穴部を経由して出口開口部に接続している。
本発明では、加熱室形成部は、燃料供給源からの温度の低い燃料が流通する燃料流路の外側に設けられている。そのため、加熱室形成部の周囲を、温度の低い燃料が流れることはなく、温度の低い燃料によって加熱室内の燃料が冷却されるのを抑制することができる。これにより、加熱装置による燃料の加熱効率を高くすることができる。
また、本発明では、上部材および下部材は、板状の部材により形成されているため、プレス加工等により容易に形成可能であり、燃料流路を形成する部位が弾性変形することにより、燃料流路内の燃料の脈動を低減可能である。
本発明の一実施形態による燃料レールを示す斜視図。 本発明の一実施形態による燃料レールをレール部の長手方向に対し垂直な特定の方向から見た模式図。 図2のIII−III線断面図。 本発明の一実施形態による燃料レールの上部材および下部材を示す図であって、(A)は上部材を一方の面側から見た図、(B)は上部材を他方の面側から見た図、(C)は下部材を一方の面側から見た図、(D)は下部材を他方の面側から見た図。
以下、本発明の実施形態による燃料レールを図面に基づき説明する。なお、図面の記載が煩雑になることを避けるため、1つの実施形態において、実質的に同一の複数の部材または部位には、複数のうち1つのみに符号を付す場合がある。
(一実施形態)
本発明の一実施形態による燃料レール、および、その一部を図1〜4に示す。
図1に示すように、一実施形態の燃料レール1は、内燃機関(以下、「エンジン」という)2の近傍に取り付けられる。エンジン2は、4つの気筒3を有する4気筒エンジンである。各気筒3には、燃焼室4が形成されている。エンジン2は、例えばエタノール等のアルコール燃料、または、アルコールとガソリンとの混合燃料を燃料として駆動する。各燃焼室4には、吸気ポート5が接続されており、当該吸気ポート5を経由して燃焼室4に吸気が導入される。吸気ポート5は、インテークマニホールド6に形成されている。
吸気ポート5のそれぞれに燃料噴射弁10が設けられる。すなわち、燃料噴射弁10は、4つ設けられる。燃料噴射弁10は、噴孔11が吸気ポート5内に露出するよう設けられる。燃料噴射弁10の噴孔11から吸気ポート5内に噴射される燃料は、霧状となって吸気とともに燃焼室4に導入され、燃焼室4で燃焼する。
本実施形態では、燃料レール1は、燃料噴射弁10とともに、エンジン2近傍のインテークマニホールド6に取り付けられ、燃料供給源としての燃料タンク7からの燃料を燃料噴射弁10に分配する。
燃料レール1は、レール部20、加熱室形成部50および加熱装置60等を備えている。
レール部20は、上部材30および下部材40からなる。
図4に示すように、上部材30および下部材40は、例えば金属により長尺の板状に形成されている。ここで、上部材30と下部材40との長手方向の長さ、および、短手方向の長さは、概ね同じである。
下部材40は、上部材30に対し長手方向および短手方向が対応するよう、かつ、板厚方向で重なるよう上部材30に接合している(図1参照)。また、下部材40は、一方の面41が上部材30の他方の面32に対向するよう上部材30に接合している(図3参照)。
図4(A)、(B)に示すように、上部材30は、入口穴部33、出口穴部34、上平面部35、上側流路形成部36および上延伸部37等を有している。
入口穴部33は、上部材30の一方の面31と他方の面32とを接続するよう、すなわち、上部材30を板厚方向に貫くよう形成されている。本実施形態では、入口穴部33は、取り付けられる燃料噴射弁10に対応するよう4つ形成されている。
出口穴部34は、上部材30の一方の面31と他方の面32とを接続するよう、すなわち、上部材30を板厚方向に貫くよう形成されている。本実施形態では、出口穴部34は、取り付けられる燃料噴射弁10に対応するよう4つ形成されている。出口穴部34は、入口穴部33の近傍に形成されている。
上平面部35は、上部材30のうち平面状に形成される部位であり、出口穴部34を含むよう形成されている。すなわち、出口穴部34は、上平面部35に形成されている。本実施形態では、上平面部35は、出口穴部34に対応するよう、上部材30の4箇所に形成されている。
上側流路形成部36は、上部材30の他方の面32から一方の面31側へ凹むよう、すなわち、上部材30の下部材40側の面から下部材40とは反対の面側へ凹むよう形成されている。これにより、上部材30は、上側流路形成部36と下部材40との間に上側流路300を形成している(図4参照)。上側流路形成部36は、上部材30の長手方向に延びるよう形成されている。
上延伸部37は、上部材30の板厚方向に延びるよう上部材30の外縁部に形成されている。上延伸部37は、他方の面32側から一方の面31側へ延びるよう形成されている。すなわち、上延伸部37は、上側流路形成部36が凹む方向と同じ方向に延びるよう形成されている。ここで、本実施形態では、上側流路形成部36の凹みの量は、上延伸部37の延びの量より小さく設定されている。上延伸部37は、上部材30の外縁部の全周に亘って形成されている。
本実施形態では、上延伸部37は、上凹部38を有している。上凹部38は、上部材30の短手方向へ凹むよう上延伸部37に形成されている。上凹部38は、上延伸部37の周方向に5箇所形成されている。
上部材30には、長手方向の一端に燃料入口21が形成されている(図2、4参照)。燃料入口21は、上部材30の一方の面31と他方の面32とを接続するよう、すなわち、上部材30を板厚方向に貫くよう形成されている。
図4(C)、(D)に示すように、下部材40は、出口穴部43、燃料流路形成部44、下平面部45および下延伸部46等を有している。
出口穴部43は、下部材40の一方の面41と他方の面42とを接続するよう、すなわち、下部材40を板厚方向に貫くよう形成されている。本実施形態では、出口穴部43は、取り付けられる燃料噴射弁10に対応するよう4つ形成されている。ここで、出口穴部43は、下部材40を上部材30に接合させた状態で、上部材30の出口穴部34に対応する位置に形成されている。
燃料流路形成部44は、下部材40の一方の面41から他方の面42側へ凹むよう、すなわち、下部材40の上部材30側の面から上部材30とは反対の面側へ凹むよう形成されている。これにより、下部材40は、燃料流路形成部44と上部材30との間に燃料流路400を形成している(図3、4参照)。本実施形態では、燃料流路形成部44は、下部材40の2箇所に形成されている(図4(C)、(D)参照)。
下平面部45は、下部材40のうち平面状に形成される部位であり、出口穴部43を含むよう、燃料流路形成部44以外の場所に形成されている。すなわち、出口穴部43は、下平面部45に形成されている。ここで、下平面部45は、下部材40を上部材30に接合させた状態で、上部材30の上平面部35に対応する位置に形成されている。そのため、下部材40を上部材30に接合させたとき、下平面部45は、対応する上平面部35に当接する。ここで、燃料流路400は、1組の上平面部35および下平面部45により、「燃料入口21が接続する側」と「燃料入口21が接続しない側」との2つに分断されている(図4(C)、(D)参照)。すなわち、燃料流路400は、1組の上平面部35および下平面部45が間に位置するよう複数(2つ)形成されている。上述の上側流路300は、2つに分断された燃料流路400を接続するよう形成されている。
下延伸部46は、下部材40の板厚方向に延びるよう下部材40の外縁部に形成されている。下延伸部46は、他方の面42側から一方の面41側へ延びるよう形成されている。すなわち、下延伸部46は、燃料流路形成部44が凹む方向とは反対の方向に延びるよう形成されている。下延伸部46は、下部材40の外縁部の全周に亘って形成されている。ここで、下延伸部46は、上部材30の上延伸部37の外側に当接している。下延伸部46と上延伸部37とは、例えばろう付けにより接合されている。
本実施形態では、下延伸部46は、下凹部47を有している。下凹部47は、下部材40の短手方向へ凹むよう下延伸部46に形成されている。下凹部47は、上凹部38に対応するよう、下延伸部46の周方向に5箇所形成されている。
図2に示すように、レール部20(上部材30)の燃料入口21には、インレットパイプ22の一端が接続される。インレットパイプ22の他端には、燃料タンク7から延びる燃料供給路8が接続される(図1参照)。燃料供給路8の燃料タンク7とインレットパイプ22との間には、燃料ポンプ9が設けられている。燃料ポンプ9は、燃料タンク7内の燃料を吸引し吐出する。燃料ポンプ9が作動すると、燃料タンク7内の燃料が燃料供給路8を経由してインレットパイプ22へ圧送される。これにより、燃料タンク7からの燃料が燃料流路400に流入する。2つに分断された燃料流路400の一方に流入した燃料は、上側流路300を経由して他方に流れる。
下部材40には、燃料噴射弁10と同数の接続カップ23が設けられている。接続カップ23は、例えば金属により筒状に形成されている。図3に示すように、接続カップ23は、一端が上部材30の出口穴部34および下部材40の出口穴部43に嵌合するよう下平面部45にろう付けされている。すなわち、接続カップ23は、下平面部45に設けられている。当該接続カップ23に、燃料噴射弁10の噴孔11とは反対側の端部が接続される(図3参照)。
本実施形態では、燃料レール1は、接続部24をさらに備えている。接続部24は、下部材40の下平面部45とインテークマニホールド6とを接続するよう、4つの下平面部45のうち2つに設けられている。燃料レール1は、接続部24により、エンジン2の近傍のインテークマニホールド6に固定される。
加熱室形成部50は、例えば金属により形成され、レール部20の長手方向に沿って複数が略等間隔で設けられている(図1、2参照)。本実施形態では、加熱室形成部50は、燃料噴射弁10の数と同じく、4つ設けられている。加熱室形成部50は、上部材30に当接するよう燃料流路400の外側、すなわち、レール部20の外側に設けられている。加熱室形成部50は、上部材30の入口穴部33および出口穴部34に対応する位置に設けられている(図3参照)。
図3に示すように、加熱室形成部50は、本体51、取付部52、加熱室500、入口開口部54および出口開口部55等を有している。
本体51は、略矩形柱状に形成されている。取付部52は、略矩形柱状に形成され、長手方向が本体51の長手方向に対し傾斜するよう、本体51と一体に形成されている。ここで、加熱室形成部50の本体51は、長手方向がレール部20の長手方向に沿うよう、かつ、6つの外壁のうち1つが上部材30に当接するよう設けられている。
加熱室500は、本体51に形成されている。本実施形態では、加熱室500は、軸が加熱室形成部50の長手方向に沿うよう、略円筒状に形成されている。なお、加熱室500の容積は、例えば5〜9ml、すなわち、5〜9cm3であることが望ましい。
取付部52には、略円筒状の取付穴部53が形成されている。取付穴部53は、加熱室500の軸に対し傾斜するよう取付部52に形成されている。取付穴部53は、一端が加熱室500に接続し、他端が取付部52の外壁に開口するよう形成されている。
入口開口部54は、加熱室500を形成する壁面のうち上部材30側の壁面の入口穴部33に対応する箇所と外壁とを接続するよう形成されている。これにより、加熱室500は、入口開口部54および入口穴部33を経由して燃料流路400に連通している。よって、入口開口部54は、燃料流路400内の燃料を加熱室500内に導く。
出口開口部55は、加熱室500を形成する壁面のうち上部材30側の壁面の出口穴部34に対応する箇所と外壁とを接続するよう形成されている。これにより、加熱室500は、出口開口部55、出口穴部34、出口穴部43および接続カップ23を経由して燃料噴射弁10に連通する。よって、出口開口部55は、加熱室500内の燃料を燃料噴射弁10に導く。
図3に示すように、加熱装置60は、本体61および発熱部62を有している。
本体61は、略円筒状に形成されている。発熱部62は、例えば金属により長い円柱状に形成されている。発熱部62は、本体61と同軸となるよう本体61に設けられている。発熱部62は、電力を供給されることにより発熱する。これにより、発熱部62は、周囲の媒体(気体または液体等)を加熱することができる。
加熱装置60は、発熱部62が加熱室500内に位置するよう、かつ、本体61の外壁が取付部52の取付穴部53に嵌合するよう加熱室形成部50に取り付けられている。これにより、加熱装置60は、加熱室500内の燃料を発熱部62により加熱可能である。ここで、本体61と取付穴部53との間は、液密に保持されている。また、加熱装置60は、発熱部62の軸が加熱室500の軸に対し傾斜するよう加熱室形成部50に取り付けられている。
本実施形態では、加熱装置60は、長手方向がレール部20の長手方向に対し傾斜するよう設けられている。すなわち、加熱装置60は、本体61の軸がレール部20の長手方向に対し傾斜するよう設けられている。
発熱部62は、加熱室500を入口開口部54が含まれる領域である入口領域510と出口開口部55が含まれる出口領域520とに分けたとき、一端が入口領域510側に位置し、他端が出口領域520側に位置するよう設けられている(図3参照)。
図3に示すように、本実施形態では、加熱室500は、燃料レール1がインテークマニホールド6に取り付けられた状態において、加熱室500を形成する壁面のうち発熱部62に対し鉛直方向上側の壁面である特定上壁面501が鉛直方向に対し直交するよう形成されている。また、入口開口部54および出口開口部55は、特定上壁面501に対向する壁面、すなわち、発熱部62に対し鉛直方向下側の壁面である特定下壁面502に形成されている。
本実施形態では、発熱部62は、特定上壁面501に対し軸が傾斜するよう設けられている。すなわち、本実施形態では、発熱部62は、燃料レール1がインテークマニホールド6に取り付けられた状態において、軸が鉛直方向に対し傾斜するよう設けられている。また、発熱部62は、一端が入口開口部54の近傍に位置するよう設けられている。
図2に示すように、本実施形態では、加熱室形成部50および加熱装置60は、レール部20の長手方向に対し垂直な特定の方向(図2では紙面に対し垂直な方向)から見たとき、レール部20のシルエット内に収まるよう設けられている。また、燃料噴射弁10は、前記特定の方向から見たとき、加熱室形成部50および加熱装置60とともにレール部20のシルエット内に収まるようレール部20に取り付けられる。すなわち、加熱室形成部50、加熱装置60、レール部20および燃料噴射弁10は、すべて、鉛直方向およびレール部20の長手方向に拡がる仮想平面上に位置することになる。
上記構成の燃料レール1では、燃料タンク7からインレットパイプ22を経由して燃料流路400に流入した燃料は、入口穴部33および入口開口部54を経由して加熱室500に流入する。加熱室500に流入した燃料は、加熱装置60の発熱部62により加熱される。加熱室500で加熱された燃料は、出口開口部55、出口穴部34、出口穴部43および接続カップ23を経由して燃料噴射弁10に導かれる。これにより、加熱された燃料が、燃料噴射弁10の噴孔11から噴射される(図3参照)。
図1に示すように、本実施形態では、電子制御ユニット(以下、「ECU」という)12をさらに備えている。ECU12は、演算手段としてのCPU、記憶手段としてのROM、RAM、および、入出力手段等を有する小型のコンピュータである。ECU12は、車両の各部に取り付けられたセンサ類からの信号等に基づき、ROMに格納されたプログラムに従って処理を行い、車両各部の装置等を制御する。
本実施形態では、ECU12は、燃料のアルコール濃度が所定値以上で、かつ、環境温度が所定値以下の場合、エンジン2の始動時、加熱装置60に供給する電力を増大させる。これにより、加熱装置60の発熱部62で加熱された燃料が燃料噴射弁10から吸気ポート5内に噴射され、エンジン2の燃焼室4に供給される。このとき噴射される燃料は、温度が高いため、着火性が向上している。よって、燃料のアルコール濃度が所定値以上で、かつ、環境温度が所定値以下であっても、エンジン2を始動させることができる。
以上説明したように、本実施形態では、加熱室形成部50は、燃料タンク7からの温度の低い燃料が流通する燃料流路400の外側に設けられている。そのため、加熱室形成部50の周囲を、温度の低い燃料が流れることはなく、温度の低い燃料によって加熱室500内の燃料が冷却されるのを抑制することができる。これにより、加熱装置60による燃料の加熱効率を高くすることができる。
また、本実施形態では、上部材30および下部材40は、板状の部材により形成されているため、プレス加工等により容易に形成可能であり、燃料流路400を形成する部位が弾性変形することにより、燃料流路400内の燃料の脈動を低減可能である。
また、本実施形態では、上部材30は、平面状に形成される上平面部35を有している。下部材40は、平面状に形成され上平面部35に当接する下平面部45を有する。そして、燃料噴射弁10は、下平面部45に取り付けられる。下平面部45(上平面部35)は、燃料流路400を形成しないため、作動時、弾性変形しない。よって、レール部20(下平面部45)と燃料噴射弁10との接続が安定する。したがって、燃料噴射弁10から燃料を安定して噴射することができる。
また、本実施形態では、下平面部45とインテークマニホールド6とを接続するよう下平面部45に設けられる接続部24をさらに備えている。上述のように、下平面部45(上平面部35)は、燃料流路400を形成しないため、作動時、弾性変形しない。よって、レール部20(下平面部45)とインテークマニホールド6との接続が安定する。したがって、燃料レール1の作動時の振動および騒音等を抑制することができるとともに、燃料レール1とインテークマニホールド6との接続の緩みを抑制することができる。
また、本実施形態では、燃料流路400は、上平面部35および下平面部45により複数(2つ)に分断されている。また、上部材30は、下部材40側の面(他方の面32)から下部材40とは反対の面(一方の面31)側へ凹む上側流路形成部36を有し、複数に分断された燃料流路400を接続する上側流路300を上側流路形成部36と下部材40との間に形成している。これにより、分断された燃料流路400間において、上側流路300を経由して燃料を流通させることができる。
ところで、本実施形態では、燃料レール1は、レール部20の短手方向が車両の前後方向(進行方向)に対応するよう、インテークマニホールド6に取り付けられる(図2参照)。そのため、車両の走行時、レール部20の短手方向から燃料レール1に風が吹き付ける。
本実施形態では、上部材30は、板厚方向に延びる上延伸部37を外縁部に有している。下部材40は、上延伸部37に当接しつつ上延伸部37と同じ方向に延びる下延伸部46を外縁部に有している。そして、上延伸部37および下延伸部46は、加熱室形成部50側に延びるよう形成されている。そのため、車両の走行時、加熱室形成部50に吹き付ける風の一部を上延伸部37および下延伸部46で遮ることができる。その結果、加熱室500内で加熱された燃料が、燃料レール1に吹き付ける風により冷却されるのを抑制することができる。
また、本実施形態では、上延伸部37は、上部材30の短手方向へ凹む上凹部38を有している。下延伸部46は、上凹部38に対応し下部材40の短手方向へ凹む下凹部47を有している。上延伸部37と下延伸部46とは、ろう付けにより接合されている。そのため、上凹部38および下凹部47により、上延伸部37と下延伸部46とのろう付けの面積を増大することができる。その結果、レール部20の接合強度を高めることができる。
また、本実施形態では、加熱室形成部50の本体51および取付部52は、矩形柱状(ブロック状)に形成されている。そのため、例えば治具で本体51または取付部52の平面状の外壁を挟持しながら、加熱装置60を取付部52にねじ込んで取り付ける場合、加熱室形成部50が円柱状または円筒状等に形成される構成と比べ、加熱室形成部50が治具に対し滑って回転するのを抑制することができる。よって、加熱装置60を加熱室形成部50の取付部52に容易に取り付けることができる。
また、本実施形態では、加熱装置60は、長尺状に形成され、長手方向がレール部20の長手方向に対し傾斜するよう設けられている。そのため、加熱装置60の軸は、隣り合う加熱室形成部50に交わらない。これにより、加熱装置60が隣の加熱室形成部50に干渉することを抑制し、加熱装置60を取付部52に容易に取り付けることができる。また、治具等を用いて加熱装置60を取付部52に取り付けるとき、治具等が隣の加熱室形成部50に干渉することを抑制できる。
また、本実施形態では、発熱部62は、棒状に形成され、一端が入口開口部54の近傍に位置するよう設けられている。これにより、入口開口部54を経由して加熱室500に流入した直後の燃料を発熱部62の一端で加熱することができる。そのため、加熱装置60による燃料の加熱効率を高めることができる。
(他の実施形態)
上述の実施形態では、加熱室形成部がレール部の上部材に接続するよう設けられる例を示した。これに対し、本発明の他の実施形態では、加熱室形成部は、レール部の下部材に接続するよう設けられていてもよい。すなわち、加熱室形成部は、レール部に対し鉛直方向下側に設けられていてもよい。
また、本発明の他の実施形態では、加熱室形成部は、矩形柱状に限らず、例えば三角柱状、五角柱状等の多角柱状、または、円柱状等、どのような形状に形成されていてもよい。また、加熱室は、円筒状に限らず、例えば三角筒状、矩形筒状等の多角筒状、または、円筒状等、どのような形状に形成されていてもよい。
また、本発明の他の実施形態では、加熱室の容積は、5〜9cm3に限らず、5〜9cm3以外の大きさでもよい。
また、本発明の他の実施形態では、燃料噴射弁は、上部材の上平面部に取り付けられることとしてもよい。また、燃料噴射弁は、下平面部または上平面部以外の場所に取り付けられることとしてもよい。また、接続部は、上平面部とインテークマニホールドまたはエンジンとを接続することとしてもよい。また、接続部は、下平面部または上平面部以外の場所とインテークマニホールドまたはエンジンとを接続することとしてもよい。また、上部材および下部材は、上平面部および下平面部を有していなくてもよい。
また、本発明の他の実施形態では、燃料流路は、上平面部および下平面部により、3つ以上に分断されていてもよい。この場合、各燃料流路は、上側流路により接続される。
また、本発明の他の実施形態では、燃料流路は、上平面部および下平面部により、複数に分断されていなくてもよい。この場合、上側流路は形成されていなくてもよい。
また、本発明の他の実施形態では、上延伸部および下延伸部は、加熱室形成部とは反対側に延びるよう形成されていてもよい。また、上部材および下部材は、上延伸部および下延伸部を有していなくてもよい。また、上延伸部および下延伸部は、上凹部および下凹部を有していなくてもよい。
また、上述の実施形態では、加熱室形成部が、取付部の長手方向が本体の長手方向に対し傾斜するよう形成される例を示した。これに対し、本発明の他の実施形態では、加熱室形成部は、取付部の長手方向が本体の長手方向に対し、どのような姿勢になるよう形成されていてもよい。よって、加熱装置は、長手方向がレール部の長手方向に対しどのような姿勢になるよう設けられていてもよい。
また、上述の実施形態では、加熱室形成部の本体と取付部とが一体に形成される例を示した。これに対し、本発明の他の実施形態では、本体と取付部とは別体に形成されていてもよい。
また、本発明の他の実施形態では、加熱装置および発熱部は、どのような形状に形成されていてもよい。また、加熱装置は、本体を備えていなくてもよい。
また、本発明の他の実施形態では、入口開口部および出口開口部は、加熱室を形成する壁面のどの位置に形成されていてもよい。すなわち、入口開口部および出口開口部は、特定下壁面以外の位置(特定上壁面を含む)に形成されていてもよい。
また、上述の実施形態では、燃料レールを、燃料噴射弁の噴孔が吸気ポート内に露出するようインテークマニホールドに取り付ける例を示した。これに対し、本発明の他の実施形態では、燃料レールを、例えば燃料噴射弁の噴孔が内燃機関の燃焼室に露出するよう、すなわち、直噴式の内燃機関に取り付けることとしてもよい。
また、本発明の他の実施形態では、加熱室形成部および加熱装置は、内燃機関に取り付けられる燃料噴射弁の数に応じて、任意の数設けることができる。すなわち、本発明は、任意の気筒数の内燃機関に適用することができる。
また、本発明は、エタノール等のアルコール燃料、または、アルコールとガソリンとの混合燃料を燃料とする内燃機関に限らず、ガソリンを燃料とする内燃機関にも適用することができる。この場合、環境温度が低くても、加熱装置による燃料の加熱により、燃料の粘度が低下し、噴霧の粒度を小さくできる。よって、燃焼室での燃料の着火性を向上できる。
このように、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施可能である。
1 ・・・・・燃料レール
30 ・・・・上部材
40 ・・・・下部材
41 ・・・・一方の面(上部材側の面)
42 ・・・・他方の面(上部材とは反対の面)
44 ・・・・燃料流路形成部
50 ・・・・加熱室形成部
54 ・・・・入口開口部
55 ・・・・出口開口部
60 ・・・・加熱装置
62 ・・・・発熱部
400 ・・・燃料流路
500 ・・・加熱室

Claims (7)

  1. 内燃機関(2)に燃料を供給する複数の燃料噴射弁(10)とともに前記内燃機関または前記内燃機関近傍に取り付けられ、燃料供給源(7)からの燃料を前記燃料噴射弁に分配する燃料レール(1)であって、
    長尺の板状に形成される上部材(30)と、
    長尺の板状に形成され、前記上部材に対し長手方向および短手方向が対応するよう、かつ、板厚方向で重なるよう前記上部材に接合し、前記上部材側の面(41)から前記上部材とは反対の面(42)側へ凹む燃料流路形成部(44)を有し、前記燃料供給源からの燃料が流通する燃料流路(400)を前記燃料流路形成部と前記上部材との間に形成する下部材(40)と、
    前記燃料流路の外側の前記上部材または前記下部材に複数設けられ、加熱室(500)、前記燃料流路内の燃料を前記加熱室内に導く入口開口部(54)、および、前記加熱室内の燃料を前記燃料噴射弁に導く出口開口部(55)を有する加熱室形成部(50)と、
    発熱可能な発熱部(62)を有し、当該発熱部が前記加熱室内に位置するよう前記加熱室形成部に設けられ、前記加熱室内の燃料を前記発熱部により加熱可能な加熱装置(60)と、
    一端が前記加熱室形成部の前記出口開口部に接続し、他端に前記燃料噴射弁が接続される接続カップ(23)と、を備え
    前記上部材は、平面状の上平面部(35)を有し、
    前記下部材は、前記上平面部に当接する平面状の下平面部(45)を有し、
    前記上部材および前記下部材は、前記上平面部および前記下平面部に形成された出口穴部(34、43)を有し、
    前記接続カップは、一端が前記出口穴部を経由して前記出口開口部に接続している燃料レール。
  2. 前記発熱部は、棒状に形成され、
    前記発熱部の軸を含む仮想平面で前記加熱室を2つの領域に分けたとき、前記入口開口部および前記出口開口部は、いずれも、前記2つの領域の一方側に設けられている請求項1に記載の燃料レール。
  3. 前記下平面部または前記上平面部と前記内燃機関または前記内燃機関近傍とを接続するよう前記下平面部または前記上平面部に設けられる接続部(24)をさらに備えることを特徴とする請求項またはに記載の燃料レール。
  4. 前記燃料流路は、1組の前記上平面部および前記下平面部が間に位置するよう複数形成され、
    前記上部材は、前記下部材側の面(32)から前記下部材とは反対の面(31)側へ凹む上側流路形成部(36)を有し、複数の前記燃料流路を接続する上側流路(300)を前記上側流路形成部と前記下部材との間に形成していることを特徴とする請求項のいずれか一項に記載の燃料レール。
  5. 前記上部材は、前記上平面部および前記下平面部の面方向に対し直交する方向に沿って延びる上延伸部(37)を外縁部に有し、
    前記下部材は、前記上延伸部に当接しつつ前記上延伸部と同じ方向に延びる下延伸部(46)を外縁部に有することを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の燃料レール。
  6. 前記上延伸部および前記下延伸部は、前記加熱室形成部側に延びるよう形成されていることを特徴とする請求項に記載の燃料レール。
  7. 前記上延伸部は、前記上部材の短手方向へ凹む上凹部(38)を有し、
    前記下延伸部は、前記上凹部に対応し前記下部材の短手方向へ凹む下凹部(47)を有していることを特徴とする請求項またはに記載の燃料レール。
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