JP2014110911A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】始動口への入球に起因して記憶された保留記憶に基づいて当否判定を行う遊技機において、保留記憶が満杯になることを条件に図柄表示装置で表示される演出表示を特殊モードに変更する特殊モード手段と、保留記憶数が所定の個数に達しているときに図柄表示装置の演出表示としてリーチ演出を選択するリーチ演出選択手段と、保留記憶数が所定の個数に満たないときに、図柄の変動時間の終了前に図柄をハズレ図柄で停止し、残りの変動時間に保留記憶を満杯にするように促す発射促進演出を行なう発射促進演出手段と、を設け、発射促進演出により遊技者に積極的に遊技球を発射させるように仕向ける。
【選択図】図14
Description
この種のパチンコ機では、図柄の変動中に新たに始動口への入球があると保留記憶として記憶され次の当否判定が確保される。保留記憶は一般に4つまでで、それ以上は記憶されず、保留記憶の設定が少ないとの意見があった。保留記憶が満杯となると遊技者は当否判定に結びつかない遊技球の使用を避けて遊技球の発射を停止しがちである。
第1の始動口と、
第2の始動口と、
第1の始動口へ遊技球を案内する第1の姿勢と、第2の始動口へ遊技球を案内する第2の姿勢とに変更可能で、前記第1の姿勢で第1の始動口へ遊技球を案内した後に前記第2の姿勢に変更する一方、前記第2の姿勢で第2の始動口へ遊技球を案内した後に前記第1の姿勢に変更するようになし、第1又は第2の始動口へ遊技球を交互に振分けて入球せしめる交互振分装置と、
該交互振分装置とは別に、第2の始動口へ遊技球を案内可能で、第2の始動口を入球困難な状態と入球容易な状態とに変更可能な普通電動役物と、
第1の始動口または第2の始動口への入球に起因して乱数を抽出する乱数抽出手段と、
抽出された前記乱数を保留記憶する保留記憶手段と、
保留記憶に基づいて大当りを生起するか否かの当否判定を行う当否判定手段と、
該当否判定手段による判定の結果に応じて図柄を決定する図柄決定手段と、
該図柄を変動表示後に確定表示せしめて前記当否判定の結果を報知する図柄表示装置と、
前記図柄の変動表示の変動パターンを決定する変動パターン決定手段と、
前記図柄決定手段により決定された図柄に基づいて、前記当否判定の大当りとなる確率を高確率状態と低確率状態とに変更せしめる確率変更手段と、
前記高確率状態で実行される前記当否判定に伴って転落抽選を行い、該転落抽選に当選したことに起因して高確率状態から前記低確率状態へ転落させる転落抽選手段と、
前記図柄決定手段により決定された図柄に基づいて、前記普通電動役物の前記入球容易な状態を所定の短時間とする非サポート状態と、前記所定の短時間よりも長い時間とするサポート状態とに変更可能とする電役サポート制御手段と、
通常遊技の状態で前記保留記憶が満杯になることを条件に図柄表示装置で表示される演出表示を特殊モードに変更する特殊モード手段と、
前記当否判定の結果がハズレであり、かつ前記変動パターン決定手段により所定の変動パターンが決定されると、保留記憶の数を確認して、保留記憶数が所定の個数に達しているときに図柄表示装置の演出表示としてリーチ演出を選択するリーチ演出選択手段と、
保留記憶数が所定の個数に満たないときに、前記変動パターン決定手段により決定された変動パターンの変動時間の終了前に演出図柄をハズレ図柄で停止し、残りの変動時間に保留記憶を満杯にするように促す発射促進演出を行なう発射促進演出手段と、を具備する構成とする。
尚、転落抽選は高確率状態の時に当否判定の前に行われ、転落抽選に当選すると通常確率の判定テーブルで当否判定を行い、ハズレの場合は高確率の判定テーブルで当否判定を行う。
また所定の変動パターンは特定のリーチ状態に発展することが指定された変動パターンとすることが望ましい。更にまた保留記憶数が所定の個数に満たずに変動時間の終了前に図柄停止する場合はリーチ演出を行なわないことが望ましい。
前記特殊モードの時に、転落しているか否かの報知又は前記当否判定時に転落抽選の結果を報知する転落報知手段を具備する構成とする。
尚、転落抽選の結果の報知は、特殊モード移行時にまだ高確率の場合は、変動開始毎に転落抽選の結果を報知する。
前記特殊モード中に再び保留記憶が満杯になったときに、転落しているか否かの報知又は前記当否判定時に転落抽選の結果を報知する転落報知手段を具備する構成とする。
尚、遊技状態の報知の終了のタイミングとしては保留記憶の満杯が終了した時(変動開始時)が望ましい。
前記特殊モード中に予め設定された所定の回数連続して当否判定に伴う図柄変動が継続されたときに、転落しているか否かの報知又は前記当否判定時に転落抽選の結果を報知する転落報知手段を具備する構成とする。
遊技者により遊技が開始され最初の大当りで付与された普通電動役物のサポート状態で再度大当りした時に、前記図柄決定手段により決定された図柄がどのような図柄であっても所定の回数にわたって連続して普通電動役物をサポート状態とする連続サポート制御手段と、
少なくとも大当り終了後に普通電動役物がサポート状態となるときに、リーチ演出又は大当り中の演出で、演出結果によりサポート状態が付与されるか否かを示す特別演出を行なう特別演出手段と、を具備し、
前記特別演出手段は、前記特殊モードとなることを条件に、全てのリーチ演出又は大当り中の演出で前記特別演出を行うように構成する。
尚、特別演出は普通電動役物をサポート状態とするときに必ず行う構成で、特別演出が行なわれないと普通電動役物がサポート状態とならない。一方、特別演出を行なっても必ずしも普通電動役物をサポート状態とする必要はない。この場合、特別演出として例えば、メインキャラクタと敵キャラクタとが戦うバトル演出が望ましく、バトルでメインキャラクタが負けるとサポート状態としない。また全てのリーチ演出は、ハズレとなるリーチ演出および大当りとなるリーチ演出を含む。
更に遊技者が保留記憶を満杯にすることで、あたかも普通電動役物がサポート状態となる可能性が向上したような期待感を与えることができる。
遊技者により遊技が開始され最初の大当りで付与された普通電動役物のサポート状態で再度大当りした時に、前記図柄決定手段により決定された図柄がどのような図柄であっても所定の回数にわたって連続して普通電動役物をサポート状態とする連続サポート制御手段を具備し、
該連続サポート制御手段は、普通電動役物を連続サポート状態で前記当否判定手段により大当りが生起し、前記図柄決定手段により決定された大当りの図柄が所定の大当り図柄である時には、前記所定の回数に達するまでに前記転落抽選手段により転落した場合には前記所定の回数に達するまで普通電動役物をサポート状態とする、又は/および前記所定の回数に関わらず転落するまで普通電動役物をサポート状態とし、
前記図柄決定手段により決定された大当りの図柄が所定の大当り図柄でない時には、前記所定の回数に達するまでに前記転落抽選手段により転落した場合に前記所定の回数に達するまで普通電動役物をサポート状態とするように構成する。
前枠11の板ガラス110の奥には前記内枠に保持された遊技盤2(図2)が設けてある。
下皿13は上皿12から溢れた賞球を受ける構成で、球抜きレバーの操作により下皿13に溜まった遊技球を遊技店に備えられた別箱(ドル箱)に移すことができる。
センターケース200には中央に演出図柄表示装置21(全体の図示は省略)のLCDパネルが配設されている。またセンターケース200には、周知のものと同様にワープ入口、ワープ樋(遊技球通路)、ステージなどが設けられている。
図3に基づいてエイトチャッカ30の作動を説明する。エイトチャッカ30は上部に遊技球が入る入球口を備え、内部中央には振分部材301が、更に振分部材301の左右の斜め下方に第1特図および第2特図の両始動口23,24aが設けられている。
尚、遊技領域20には、図略の多数の遊技釘や風車が植設されている。
また遊技盤2の左横端部には、レール202の内側部に、表示部群Dが設置され、これには第1特図表示装置、第2特図表示装置、第1特図保留数表示装置、第2特図保留記憶表示装置、普通図柄表示装置および普図保留数表示装置等が設けられている。
発射制御装置44にはCPU、ROM、RAM等が設けられていない。しかしこれに限るわけではなく、発射制御装置44にCPU、ROM、RAM等を設けてもよい。
主制御装置40からの出力信号は試験信号端子にも出力される他、図柄変動や大当り等の管理用の信号が外部接続端子板538を経てホールコンピュータ500に送られる。
払出制御装置41は、裏配線中継端子板530や払出中継端子板534を介して遊技機裏面側に設けられた球タンクが空状態になったことを検出する球切れSW520、遊技球が払い出されたことを検出する払出SW522、遊技球貯留皿が満杯状態になったことを検出する満杯SW523等の検出信号が入力される。主制御装置40から送られてくるコマンドに応じて払出モータ521を稼働させて遊技球を払い出させる。また、CRユニット端子板535を介してCRユニット60と電気的に接続され、精算表示装置173を介して球貸および精算SW171,172による貸出要求、精算要求の操作信号を受付け、CRユニット60とデータを送受し、貸出要求信号に応じて払出モータ521を稼働させて貸球を払い出させ、CRユニット60に挿入されているプリペイドカードの残高表示を制御する。
そしてサブ統合制御装置42は、スピーカ112を駆動して音声を出力することや、各種LEDや各種ランプ113の点灯、消灯等を制御する。更に演出図柄制御装置43へキャラクタなどを表示する擬似演出や特図の擬似図柄の表示態様のコマンドを送信する。
パチンコ機1は、第1特図始動口23への入球があると、これに起因して第1特図用の乱数値が抽出され、該乱数値に基づいて第1特図の当否判定を行い、第1特図表示装置28Aにおいて第1特図の図柄変動、演出図柄表示装置21において第1特図に対応する擬似演出図柄の図柄変動を開始する。
一方、第2特図始動口24a,24bへの入球があると、これに起因して第2特図用の乱数値が抽出され、該乱数値に基づいて第2特図の当否判定を行い、第2特図表示装置28Bにおいて第2特図の図柄変動、演出図柄表示装置21において第2特図に対応する擬似演出図柄の図柄変動を開始する。
普電役物26を有する第2特図始動口24bは、普図始動口22への入球に起因する普図の当否抽選を行い、当否抽選の結果が当りであれば、普電役物26が開放され、これにより第2特図始動口24bへの入賞が可能となる。普電役物26が開放することで、エイトチャッカ30の第1特図始動口23、第2特図始動口24aよりも第2特図始動口24bへの入球が容易となる。
また本パチンコ機は転落抽選機能を有し、該機能は高確率状態で当否判定の直前に転落抽選を行い、抽選の結果が当りであれば高確率から低確率に転落して低確率状態で当否判定を行う。
そして大当り遊技後前記大当り図柄に応じて遊技状態を、普図の当選時により開放する第2特図始動口24bの普電役物26の開放時間が延長される電動役物サポート(電サポ)機能が付与された遊技へと移行可能な構成である。電サポ機能は、普電役物26の開放時間(入球容易な状態)を所定の短時間(約0.8秒)とする非サポート状態と、前記開放時間を前記所定の時間よりも長い時間(約2秒)とするサポート状態とに変更する。遊技者は電サポのサポート状態となることを目指すこととなる。
またエイトチャッカ30を備えた本パチンコ機1は、保留記憶が満杯になり難いことから、遊技者が保留記憶を満杯にした時には遊技者に有利な特典の演出を行うようになし、遊技者に対して保留記憶を満杯にさせるように発射促進演出を行なう構成である。
大当りパターン(大入賞口25の開放パターン)は「2ラウンド(2R)」と「12ラウンド(12R)」の2種類で、「2R」では約250個、「12R」では1000個の賞球の獲得が見込める。
遊技者が遊技を開始してからの最初の大当りには、第1特図からの大当りであっても第2特図からの大当りであってもいずれも、「2R‐電サポ0回の大当り」、「2R‐電サポ8回の大当り」、「12R‐電サポ100回の大当り」の設定がある。これらの割合は、高確率状態では「2R‐電サポ0回の大当り」が95パーセント、「2R‐電サポ8回の大当り」が4パーセント、「12R‐電サポ100回の大当り」が1パーセントに設定され、低確率状態では「2R‐電サポ0回の大当り」が50パーセント、「2R‐電サポ8回の大当り」が49パーセント、「12R‐電サポ100回の大当り」が1パーセントに設定されている。電サポ機能の獲得には転落した方が有利となる。転落確率は145分の1である。
また100回のハマリ時の転落期待度は50パーセントである。
また、電サポ中に大当りすると大当り終了後に必ず「連荘モード」に突入し、電サポ100回が付与される。連荘モード中の大当りは100%電サポ100回となる。そのため、一旦連荘モードに入ると高い確率で大当りを得ることができ、出球を増やす機会となる。
このように、大当りするとまず電サポが付与されるか否かが第1の興趣のポイントになり、電サポが付与されると(高確、低確いずれも8回が主流になる)次は電サポ中に大当りを得られるかが第2の興趣のポイントになり、無事に得られると「連荘モード」が発生して連荘を目指していくのが第3の興趣のポイントになり、複数の大当りが条件を満たしていくことにより遊技者に有利な状態が付与される遊技構成となっている。
図6は主制御装置40で実行される「メインルーチン」のフローチャートを示し、「メインルーチン」は本処理(S100〜S110,S115)と残余処理(S111)とで構成され、2ms又は4ms周期の割り込み信号に起因して開始され、最初に正常割り込みか否かを判断する(S100)。この判断はRAMの特定アドレスに特定の数値が書き込まれているか否かに基づいて行われ、ここで否定判断(S100:no)なら初期設定(S115)を実行する。前述の正常割り込みか否かを判断するための数値は、この初期設定の一環としてRAMに書き込まれる。
図7に示す「始動入賞確認処理」は前記入賞確認処理(S107)のサブルーチンで、第1特図始動口23への入球があれば(S200:yes)、第1特図の保留記憶が満杯か確認する(S201)。本実施形態における記憶可能な保留記憶数は第1特図、第2特図いずれも4個である。
保留記憶があれば(S303:yes)、保留記憶数を減算し、保留記憶のシフト処理を行う(S304)。該シフト処理により保留記憶のうち最も古い保留記憶が当否判定の対象となる。第1特図の保留記憶と第2特図の保留記憶とでは第2特図の方が優先してシフト処理され、優先して当否判定が行われる。また第2特図は大当り遊技の大入賞口25の開放時間などが第1特図の場合よりも長く設定され、遊技者にとって賞球の獲得に有利であり、このため第2特図が優先される。
遊技状態が高確率状態であるか否かを確認する(確変フラグが「1」であれば高確率)。確変フラグが「1」であれば(S305:yes)、S306の処理において転落抽選の判定を行う。転落抽選は始動口への入球に起因して抽出された転落乱数などを用いて行うことが望ましい。
続くS307の処理において転落抽選が当選でなければ(S307:no)、
S308の処理において予め設定された高確率の当否判定用テーブル(確変テーブル)と前記当否判定の対象となる保留記憶の大当り決定用乱数とを対比して大当りか否か当否判定を行う。尚、前記S306,S307の処理は特許請求の範囲に記載の「転落抽選手段」に相当する。
尚、本実施例では転落抽選手段を特図当否判定処理内で行う構成としたが、転落抽選手段を単独の処理として行っても良い。そうすれば、変動開始時以外のタイミングで抽選を行うことができる。
また、当否判定処理と別に行うことにより、転落抽選の抽選結果だけで演出表示を行うといったこともできるようになる。
また前記S305の処理で確変フラグが「1」でなければ(S305:no)、前記S310の処理において低確率の当否判定用テーブル(通常テーブル)と前記当否判定の対象となる保留記憶の大当り決定用乱数とを対比して大当りか否か当否判定を行う。
S322の処理では、前記当否判定の対象となる保留記憶の変動パターン決定用乱数に基づいて、演出図柄表示装置21に表示される特図の大当り用の変動時間などといった変動パターンを決定する。
尚、前記S320の処理は特許請求の範囲に記載の「当否判定手段」に相当し、S321、S324の処理は「図柄決定手段」に、S322,S325の処理は「変動パターン決定手段」に相当する。
一方、変動時間が経過したことを確認すると(S330:yes)、S331の図柄停止コマンド送信処理により第1、第2特図表示装置28A,28Bの変動を停止させる制御を行い、サブ統合制御装置42へ図柄変動を停止させるようにコマンドを送信する。
そして役物連続作動装置の作動を開始させるとともに、サブ統合制御装置42へ大当り演出を開始させるようにコマンドを送信する。
尚、前記S339やS344の処理の後、遊技状態を示す確変フラグや電サポフラグの情報等を含む状態指定コマンドをサブ統合制御装置42へ送信するコマンド送信処理をした後、「特別遊技処理」に移行する。
S401の処理で大入賞口25が開放中でなければ(S401:no)、インターバル中か確認し(S402)、インターバル中でなければ(S402:no)、大当り終了演出中か確認し(S403)、大当り終了演出中でなければ(S403:no)、大当り開始演出時間が経過したか確認し(S404)、大当り開始演出時間が経過していれば(S404:yes)、S405の大入賞口開放処理で大入賞口25を開放してリターンする。
一方、最終ラウンドでなければ(S415:no)、大入賞口25の開放処理(S417)を実行してリターンする。
次にS426において、大当り遊技終了後に電サポが付与されるか確認し、付与される場合(S426:yes)は、電サポ設定処理(S427)および電サポフラグに「1」をセットする処理(S428)を行う。尚、S424の処理は特許請求の範囲に記載の「確率変更手段」に、S427の処理は「電役サポート制御手段」に相当する。
図14に示す「演出制御処理」は当否判定に伴い演出図柄表示装置21で実行される図柄変動の演出に関する処理で、S500の処理において、主制御装置40からの前記コマンド等により当否判定の結果がハズレであるか否かを確認する。ハズレであれば(S500:yes)、続くS501の処理で変動パターンがスーパーリーチ等を行う所定の変動パターンであるか否かを確認する。所定の変動パターンであれば(S501:yes)、保留記憶の総数が5個以上であるか否かを確認する(S502)。
図15(a)はスーパーリーチ演出の表示態様の一例を示し、演出図柄表示装置21の表示画面には、スーパーリーチであることを示すコメント210、特図に対応するリーチ状態の擬似演出図柄211、パチンコ機のメインキャラクタ212および保留記憶表示213が示される。
図15(b)に示すように発射促進演出では、表示画面の上半部に、コメント214として「保留満タンを目指せ、満タンになれば特殊モードへ移行できるよ」等の表示を行なう。また擬似演出図柄211はハズレ図柄で確定表示する。
「特殊モード」となると、図18(a)に示すように演出図柄表示装置21の表示画面に、「特殊モード」に突入したことを示すコメント215と、メインキャラクタ212、擬似演出図柄211および満杯を示す保留記憶表示213が示される。尚、「特殊モード」への移行は、どのような遊技状態、即ち通常の遊技状態であっても、特図の図柄変動中であっても、大当り遊技中であっても移行する。
一方、転落抽選の結果が当選でなければ(S701:no)、S703の処理において演出図柄制御装置43を介して演出図柄表示装置21にて高確率状態であることを表示させる。尚、前記S701,S702の処理は特許請求の範囲に記載の「転落報知手段」に相当する。
図18(c)に示す高確率状態を報知する表示態様では、表示画面の上半部に、特殊モードであり、高確率状態であることを示すコメント表示217と、サブキャラクタの「くまの達吉」218が表示され、下半部には確定された擬似演出図柄211が表示される。
尚、特殊モードの特典として、転落抽選の結果を報知するとともに、特図の保留記憶を当否判定の前に先読みして大当りとなる可能性があるか否かといった先読み情報を保留記憶表示に表示する「先読み演出」を行なうようにしてもよい。
保留記憶が満杯となって特殊モードに突入しても直ぐに保留記憶は減少することとなる。そこで本実施形態では、特殊モードでも遊技者に遊技球の発射停止をさせることなく保留記憶の満杯状態を維持させるようにしたものである。
本実施形態のパチンコ機の基本的な構成は前記第1の実施形態のそれとほぼ同じであるが、保留記憶が満杯となって特殊モードに突入した時には「先読み演出」を行ない、特殊モード状態で保留記憶の満杯状態が維持される又は減少した保留記憶が再び満杯になると転落抽選の結果を報知する構成である。
一方、転落抽選の結果が当選でなければ(S712:no)、S714の処理において演出図柄制御装置43を介して演出図柄表示装置21にて高確率状態であることを表示させる。
また、保留記憶が満杯になり難いエイトチャッカ30にて再度満杯を目指すことになるため、再度満杯が達成できるかに高い興趣を奏する。
本実施形態のパチンコ機の基本的な構成は前記第1の実施形態のそれとほぼ同じであるが、保留記憶が満杯となって特殊モードに突入した時には「先読み演出」を行ない、特殊モード状態で特図の変動回数が予め設定された回数に達すると転落抽選の結果を報知する構成である。
一方、転落抽選の結果が当選でなければ(S722:no)、S724の処理において演出図柄制御装置43を介して演出図柄表示装置21にて高確率状態であることを表示させる。
また、変動回数を維持させることは運の要素が絡んでくるため転落が報知された時の達成感も高くなる。
前記第1乃至3の実施形態では、前記「特殊モード処理1」(図16)において保留記憶が満杯になると特殊モードに突入する構成であるが、更に遊技性に幅を持たせる目的で、本実施形態のパチンコ機では、前記「演出制御処理」(図14)により発射促進演出が設定され、該演出中に保留記憶が満杯となると特殊モードへ突入する構成である。
また、変動時間の長さによって(リーチの種類によって)達成度が変わってくることになり、発射した遊技球が上手く入賞するか運の要素も絡み、高い興趣を奏することになる。
本実施形態のパチンコ機は、前記第1の実施形態の構成に加えて、最初の大当りで付与された電サポ状態で再度大当りした時に、所定の回数にわたって連続して電サポを付与する連続サポート状態となす構成とするとともに、少なくとも大当り終了後に電サポが付与される場合には、リーチ演出又は大当り中の演出でバトル演出等の特別演出を行なうようになし、かつ該特別演出を、特殊モード中であることを条件に実行するように構成する。
この場合、図26(a)に示すように、演出図柄表示装置21の表示画面に、8回の電サポが付与され、特別図柄の変動が8回以内に大当りとなれば「連荘モード」に突入するコメント221を表示する。
そして、特図の当否判定が行われ、ハズレとなるリーチ演出および大当りとなるリーチ演出のいずれにおいても、主制御装置から変動パターンを受信したした時に、サブ統合制御装置において前記バトル演出フラグが「1」であるか否かを確認し、フラグが「1」であればリーチ演出中にバトル演出を行なう。
大当り遊技中に特殊モードへ移行した場合には、大当り終了演出の前にバトル演出フラグが「1」であるか否かを確認し、フラグが「1」であれば大当り終了演出中にバトル演出を行なう。
バトル演出フラグを「0」へとリセットするには、「特図当否判定処理」のS344の処理(図10)の後などに、主制御装置からの状態指定コマンドを受信して電サポが付与されない状態が指定されたときにリセットすることが望ましい。
尚、「バトル演出処理1」からバトル演出を実行するまでの一連の処理は特許請求の範囲に記載の「特別演出手段」に相当する。
尚、バトル演出は電サポを付与するときに必ず行う構成で、バトル演出が行なわれないと電サポが付与されることはない。一方、バトル演出を行なっても必ずしも電サポが付与されるとは限るものではない。
本実施形態のパチンコ機は、前記第2の実施形態の構成、前記第3の実施形態の構成、前記第4の実施形態の構成のいずれかと組合せてもよい。
図25(b)に示すように本パチンコ機のサブ統合制御装置で実行される「バトル演出処理2」において、特殊モードに突入しているか否かを確認し(S910)、特殊モードであれば(S910:yes)、一旦減少した保留記憶が再度満杯になったか否かを確認し(S911)、保留記憶が再度満杯であれば(S911:yes)、バトル演出フラグを「1」に設定する(S912)。
そして、特図の当否判定が行われ、ハズレとなるリーチ演出および大当りとなるリーチ演出のいずれにおいても、主制御装置から変動パターンを受信したした時に、サブ統合制御装置において前記バトル演出フラグが「1」であるか否かを確認し、フラグが「1」であればリーチ演出中にバトル演出を行なうようにしてもよい。
大当り遊技中に特殊モードへ移行した場合、大当り終了演出の前にバトル演出フラグが「1」であるか否かを確認し、フラグが「1」であれば大当り終了演出中にバトル演出を行なうようにしてもよい。
本実施形態のパチンコ機は、前記第1の実施形態の構成に加えて、最初の大当りで付与された電サポ状態で再度大当りした時に、所定の回数にわたって連続して電サポを付与する連続サポート状態となす構成とするとともに、電サポの連続サポート状態で大当りが生起し、その大当り図柄が予め設定された所定の図柄である時には、特別図柄の変動が所定の回数に達するまでに転落抽選で転落(当選)した場合には前記所定の回数に達するまで、および前記所定の回数に関わらず転落するまで連続サポート状態する一方、前記大当り図柄が所定の図柄でない時には、前記所定の回数に達するまでに転落した場合に前記所定の回数に達するまで連続サポート状態とするように構成する。
また100回のハマリ時の転落期待度は50パーセントである。
この場合、図29に示すように、演出図柄表示装置21の表示画面に、特図の変動回数が100回を超え、連荘モードが継続されていることを表示し、かつ転落するまで継続されるコメント224を表示する。
本実施形態のパチンコ機は、前記第2の実施形態の構成、前記第3の実施形態の構成、前記第4の実施形態の構成のいずれかと組合せてもよい。
2 遊技盤
21 演出図柄表示装置(図柄表示装置)
23 第1始動口
24a,24b 第2始動口
25 大入賞装置(大入賞口)
26 普通電動役物
30 エイトチャッカ(交互振分装置)
40 主制御装置(乱数抽出手段、保留記憶手段、当否判定手段、図柄決定手段、変動パターン決定手段、確率変更手段、転落抽選手段、電役スプリングサポート制御手段、連続サポート制御手段)
42 サブ統合制御装置(特殊モード手段、リーチ演出選択手段、発射促進演出手段、転落報知手段、特別演出手段)
Claims (6)
- 第1の始動口と、
第2の始動口と、
第1の始動口へ遊技球を案内する第1の姿勢と、第2の始動口へ遊技球を案内する第2の姿勢とに変更可能で、前記第1の姿勢で第1の始動口へ遊技球を案内した後に前記第2の姿勢に変更する一方、前記第2の姿勢で第2の始動口へ遊技球を案内した後に前記第1の姿勢に変更するようになし、第1又は第2の始動口へ遊技球を交互に振分けて入球せしめる交互振分装置と、
該交互振分装置とは別に、第2の始動口へ遊技球を案内可能で、第2の始動口を入球困難な状態と入球容易な状態とに変更可能な普通電動役物と、
第1の始動口または第2の始動口への入球に起因して乱数を抽出する乱数抽出手段と、
抽出された前記乱数を保留記憶する保留記憶手段と、
保留記憶に基づいて大当りを生起するか否かの当否判定を行う当否判定手段と、
該当否判定手段による判定の結果に応じて図柄を決定する図柄決定手段と、
該図柄を変動表示後に確定表示せしめて前記当否判定の結果を報知する図柄表示装置と、
前記図柄の変動表示の変動パターンを決定する変動パターン決定手段と、
前記図柄決定手段により決定された図柄に基づいて、前記当否判定の大当りとなる確率を高確率状態と低確率状態とに変更せしめる確率変更手段と、
前記高確率状態で実行される前記当否判定に伴って転落抽選を行い、該転落抽選に当選したことに起因して高確率状態から前記低確率状態へ転落させる転落抽選手段と、
前記図柄決定手段により決定された図柄に基づいて、前記普通電動役物の前記入球容易な状態を所定の短時間とする非サポート状態と、前記所定の短時間よりも長い時間とするサポート状態とに変更可能とする電役サポート制御手段と、
通常遊技の状態で前記保留記憶が満杯になることを条件に図柄表示装置で表示される演出表示を特殊モードに変更する特殊モード手段と、
前記当否判定の結果がハズレであり、かつ前記変動パターン決定手段により所定の変動パターンが決定されると、保留記憶の数を確認して、保留記憶数が所定の個数に達しているときに図柄表示装置の演出表示としてリーチ演出を選択するリーチ演出選択手段と、
保留記憶数が所定の個数に満たないときに、前記変動パターン決定手段により決定された変動パターンの変動時間の終了前に演出図柄をハズレ図柄で停止し、残りの変動時間に保留記憶を満杯にするように促す発射促進演出を行なう発射促進演出手段と、を具備することを特徴とする遊技機。 - 請求項1に記載の遊技機において、
前記特殊モードの時に、転落しているか否かの報知又は前記当否判定時に転落抽選の結果を報知する転落報知手段を具備する遊技機。 - 請求項1に記載の遊技機において、
前記特殊モード中に再び保留記憶が満杯になったときに、転落しているか否かの報知又は前記当否判定時に転落抽選の結果を報知する転落報知手段を具備する遊技機。 - 請求項1に記載の遊技機において、
前記特殊モード中に予め設定された所定の回数連続して当否判定に伴う図柄変動が継続されたときに、転落しているか否かの報知又は前記当否判定時に転落抽選の結果を報知する転落報知手段を具備する遊技機。 - 請求項1に記載の遊技機において、
遊技者により遊技が開始され最初の大当りで付与された普通電動役物のサポート状態で再度大当りした時に、前記図柄決定手段により決定された図柄がどのような図柄であっても所定の回数にわたって連続して普通電動役物をサポート状態とする連続サポート制御手段と、
少なくとも大当り終了後に普通電動役物がサポート状態となるときに、リーチ演出又は大当り中の演出で、演出結果によりサポート状態が付与されるか否かを示す特別演出を行なう特別演出手段と、を具備し、
前記特別演出手段は、前記特殊モードとなることを条件に、全てのリーチ演出又は大当り中の演出で前記特別演出を行うように構成した遊技機。 - 請求項1に記載の遊技機において、
遊技者により遊技が開始され最初の大当りで付与された普通電動役物のサポート状態で再度大当りした時に、前記図柄決定手段により決定された図柄がどのような図柄であっても所定の回数にわたって連続して普通電動役物をサポート状態とする連続サポート制御手段を具備し、
該連続サポート制御手段は、普通電動役物を連続サポート状態で前記当否判定手段により大当りが生起し、前記図柄決定手段により決定された大当りの図柄が所定の大当り図柄である時には、前記所定の回数に達するまでに前記転落抽選手段により転落した場合に前記所定の回数に達するまで普通電動役物をサポート状態とする、又は/および前記所定の回数に関わらず転落するまで普通電動役物をサポート状態とし、
前記図柄決定手段により決定された大当りの図柄が所定の大当り図柄でない時には、前記所定の回数に達するまでに前記転落抽選手段により転落した場合に前記所定の回数に達するまで普通電動役物をサポート状態とするように構成した遊技機。
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