JP2014110698A - 二相モータおよびそれを用いた油圧式パワーステアリング装置 - Google Patents

二相モータおよびそれを用いた油圧式パワーステアリング装置 Download PDF

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Abstract

【課題】空間利用効率が高くなる二相モータを提供する。
【解決手段】バルブ駆動用モータ15は、ロータ70と、ロータ70を取り囲むように配置されたステータ80とを備えている。ロータ70は、6つの磁極を有している。ステータ80は、6つのステータ巻線83U1,83V1,83U2,83V2,83U3,83V3を有している。ステータ巻線83U1とステータ巻線83V1とによって1組の二相のステータ巻線を構成している。また、ステータ巻線83U2とステータ巻線83V2とによって1組の二相のステータ巻線を構成している。また、ステータ巻線83U3とステータ巻線83V3とによって1組の二相のステータ巻線を構成している。各組の2つのステータ巻線は、電気角で180度の角度間隔をおいて配置されている。
【選択図】図2

Description

この発明は、二相モータおよびそれを用いた油圧式パワーステアリング装置に関する。
車両のステアリング機構に結合されたパワーシリンダに、油圧ポンプからの作動油を、油圧制御バルブを介して供給することによって、操舵力を補助する油圧式パワーステアリング装置が従来から知られている。一般的な油圧式パワーステアリング装置では、油圧制御バルブは、ステアリングホイール等の操舵部材にステアリングシャフトを介して機械的に連結されており、操舵部材の操作に応じて油圧制御バルブの開度が調節される。
油圧式パワーステアリング装置として、油圧制御バルブを操舵部材に機械的に連結せずに、電動モータ(バルブ駆動用モータ)によって油圧制御バルブの開度を制御するものが開発されている。このような油圧式パワーステアリング装置を、高機能電動ポンプ式油圧パワーステアリング装置(略して「高機能H−EPS」)と呼ぶことにする。
特開2006−306239号公報
本出願人は、バルブ駆動用モータとして三相ブラシレスモータを用いた高機能H−EPSを開発している。以下、図10〜図12を参照して、本出願人が開発した高機能H−EPSにおける三相ブラシレスモータの駆動方法について説明する。
図10は、三相ブラシレスモータの構成を図解的に示す模式図である。
この三相ブラシレスモータ101は、4極6スロットの三相ブラシレスモータである。三相ブラシレスモータ101は、ロータ110と、ロータ110を取り囲むように配置されたステータ120とを備えている。ロータ110は、回転軸111まわりに回転可能に支持されている。ロータ110は、4つの磁極(2組の磁極対)を有している。
ステータ120は、ステータ保持リング121と、ステータ保持リング121から内方に向かって突出した6つのステータ歯122U1,122W1,122V1,122U2,122W2,122V2と、これらのステータ歯にそれぞれ巻回されステータ巻線123U1,123W1,123V1,123U2,123W2,123V2とを有している。
ステータ巻線123U1および123U2は、U相のステータ巻線である。一方のU相のステータ巻線123U1をU相第1ステータ巻線といい、他方のU相のステータ巻線123U2をU相第2ステータ巻線という場合がある。ステータ巻線123V1および123V2は、V相のステータ巻線である。一方のV相のステータ巻線123V1をV相第1ステータ巻線といい、他方のV相のステータ巻線123V2をV相第2ステータ巻線という場合がある。ステータ巻線123W1および123W2は、W相のステータ巻線である。一方のW相のステータ巻線123W1をW相第1ステータ巻線といい、他方のW相のステータ巻線123W2をW相第2ステータ巻線という場合がある。
ステータ歯122U1,122W1,122V1,122U2,122W2,122V2は、ステータ保持リング121の内周部に等間隔で形成されており、それらの間に6つのスロット124を区画している。これらのスロット124に、ステータ巻線123U1,123W1,123V1,123U2,123W2,123V2がそれぞれ収容されている。
図11に示すように、U相第1ステータ巻線123U1、V相第1ステータ巻線123V1およびW第1ステータ巻線123W1の一端PU1,P3V1,PW1は、互いに接続されている。これらのステータ巻線123U1,123V1,123W1の他端は、それぞれU相第2ステータ巻線123U2、V相第2ステータ巻線123V2およびW第2ステータ巻線123W2の一端に接続されている。U相第2ステータ巻線123U2、V相第2ステータ巻線123V2およびW第2ステータ巻線123W2の他端PU2,P3V2,PW2に、モータ駆動回路(三相インバータ回路)が接続される。
高機能H−EPSでは、バルブ駆動用モータの回転角度範囲は、油圧制御バルブの中立位置を中心として機械角で例えば±5度程度の範囲である。バルブ駆動用モータが4極6スロットの三相ブラシレスモータである場合には、バルブ駆動用モータの回転角度範囲は、油圧制御バルブの中立位置を中心として電気角で±10度程度の範囲となる。
そこで、たとえば、図12に図解的に示すように、U相第1ステータ巻線123U1、V相第1ステータ巻線123V1およびW相第1ステータ巻線123W1の方向にそれぞれU軸、V軸およびW軸をとったUVW座標系において、ロータ110の磁極軸(d軸)がW軸と一致するロータ110の回転角度位置が、油圧制御バルブの中立位置となるように、バルブ駆動用モータと油圧制御バルブとを連結する。ロータ110の回転角は、U軸に対するロータ110の磁極軸(d軸)の回転角θであるので、中立位置の回転角θは、電気角で240度となる。そして、前記中立位置に対応する回転角度位置を中心とした電気角で±10度(α=10度)の角度範囲内においてのみロータ110が回転可能となるように、ロータ110の回転角度範囲を規制するストッパ(図示略)が設けられる。
W相第1ステータ巻線123W1には 電圧を印加せずに、U相第1ステータ巻線123U1およびV相第1ステータ巻線123V1への駆動電流(印加電圧)を制御することにより、ロータ110を前記回転角度範囲内で回転制御する。つまり、U相第1ステータ巻線123U1側からV相第1ステータ巻線123V1側に駆動電流を流すと、ロータ110が所定の第1方向に回転する。一方、V相第1ステータ巻線123V1側からU相第1ステータ巻線123U1側に駆動電流を流すと、ロータ110が前記第1方向とは反対の第2方向に回転する。
U相第2ステータ巻線123U2、V相第2ステータ巻線123V2およびW相第2ステータ巻線123W2の方向にU軸、V軸およびW軸をとったUVW座標系においても、図12と同様な構成となる。
このようなモータ駆動方法では、W相のステータ巻線123W1,123W2がモータ駆動に寄与しなくなるので、空間利用効率が低くなる。
この発明の目的は、空間利用効率が高くなる二相モータおよびそれを用いた油圧式パワーステアリング装置を提供することである。
上記の目的を達成するための請求項1記載の発明は、第1相のステータ巻線(83U1,83U2,83U3)と第2相のステータ巻線(83V1,83V2,83V3)との直列回路を有するステータ(80)と、前記ステータに対向し複数の磁極を有するロータ(70)とを含み、前記第1相のステータ巻線と前記第2相のステータ巻線とが電気角で180度の間隔をおいて配置されており、前記ロータの回転角度範囲が電気角で180度未満に制限された状態で使用される、二相モータである。なお、括弧内の英数字は、後述の実施形態における対応構成要素等を表すが、むろん、この発明の範囲は当該実施形態に限定されない。以下、この項において同じ。
この発明によれば、ロータの回転角度範囲が電気角で180度未満に制限された状態で使用される場合でも、全てのステータ巻線をモータ駆動に寄与させることが可能となるので、空間利用効率の高い二相モータを実現することができる。
請求項2記載の発明は、前記直列回路をそのいずれか一方の端子から見た場合、前記第1相のステータ巻線の巻回方向と前記第2相のステータ巻線の巻回方向とが互いに逆となるように、前記第1相のステータ巻線と前記第2相のステータ巻線とが直列に接続されている、請求項1に記載の二相モータである。
請求項3記載の発明は、nを任意の自然数とすると、前記ロータは2n個の磁極を有し、前記ステータは2n個のステータ巻線を有する、請求項1または2に記載の二相モータである。
請求項4記載の発明は、車両のステアリング機構(2)に結合されたパワーシリンダ(16)に、操舵部材(3)に機械的に連結されていない油圧制御バルブ(14)を介して、油圧ポンプ(23)からの作動油を供給することによって、操舵力を補助する油圧式パワーステアリング装置(1)であって、請求項1〜3のいずれか一項に記載された二相モータから構成され、前記油圧制御バルブの開度を制御するためのバルブ駆動用モータ(15)と、前記バルブ駆動用モータを駆動制御するモータ制御手段(50)と、を含む油圧式パワーステアリング装置である。
この発明によれば、バルブ駆動用モータを限られた回転角度範囲内で駆動制御する場合でも、バルブ駆動用モータの全てのステータ巻線をモータ駆動に寄与させることが可能となる。これにより、空間利用効率の高いバルブ駆動用モータを備えた油圧式パワーステアリング装置を実現できる。
請求項5記載の発明は、前記モータ制御手段は、前記油圧制御バルブの開度の指令値である開度指令値を設定する開度指令値設定手段(52)と、前記開度指令値設定手段によって設定される開度指令値に基づいて、前記バルブ駆動用モータを駆動制御する手段(53〜59)とを含む、請求項4に記載の油圧式パワーステアリング装置である。
図1は、この発明の一実施形態に係る油圧式パワーステアリング装置の概略構成を示す模式図である。 図2は、バルブ駆動用モータの構成を図解的に示す模式図である。 図3は、図2のバルブ駆動用モータの各ステータ巻線の接続状態を図解的に示す模式図である。 図4は、図2のバルブ駆動用モータに含まれている3組分の二相のステータ巻線および磁極対のうちの1組分のみを図解的に示す模式図である。 図5は、バルブ駆動用モータ制御部の電気的構成を示すブロック図である。 図6は、検出操舵トルクに対するアシストトルク指令値の設定例を示すグラフである。 図7は、アシストトルク指令値に対するバルブ開度指令値の設定例を示すグラフである。 図8は、操舵角速度に対するポンプ回転指令値の設定例を示すグラフである。 図9は、バルブ駆動用モータの他の例の構成を図解的に示す模式図である。 図10は、三相ブラシレスモータの構成を図解的に示す模式図である。 図11は、図10の三相ブラシレスモータの各ステータ巻線の接続状態を図解的に示す模式図である。 図12は、図10の三相ブラシレスモータをバルブ駆動用モータとして使用した場合の駆動方法を説明するための模式図である。
以下では、この発明の実施の形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係る油圧式パワーステアリング装置の概略構成を示す模式図である。
油圧式パワーステアリング装置1は、車両のステアリング機構2に操舵補助力を与えるためのものである。ステアリング機構2は、車両の操向のために運転者によって操作される操舵部材としてのステアリングホイール3と、このステアリングホイール3に連結されたステアリングシャフト4と、ステアリングシャフト4の先端部に連結され、ピニオンギア6を持つピニオンシャフト5と、ピニオンギア6に噛合するラック7aを有し、車両の左右方向に延びた転舵軸としてのラック軸7とを備えている。
ラック軸7の両端にはタイロッド8がそれぞれ連結されており、このタイロッド8は、それぞれ、左右の転舵輪9,10を支持するナックルアーム11に連結されている。ナックルアーム11は、キングピン12まわりに回動可能に設けられている。
ステアリングホイール3が操作されてステアリングシャフト4が回転されると、この回転が、ピニオンギア6およびラック7aによって、ラック軸7の軸方向に沿う直線運動に変換される。この直線運動は、ナックルアーム11のキングピン12まわりの回転運動に変換され、これにより、左右の転舵輪9,10が転舵される。
ステアリングシャフト4の周囲には、ステアリングシャフト4の回転角である操舵角θhを検出するための操舵角センサ31が配置されている。この実施形態では、操舵角センサ31は、ステアリングシャフト4の中立位置からのステアリングシャフト4の正逆両方向の回転量(回転角)を検出するものであり、中立位置から右方向への回転量を例えば正の値として出力し、中立位置から左方向への回転量を例えば負の値として出力する。ピニオンシャフト5には、操舵トルクThを検出するためのトルクセンサ32が設けられている。
油圧式パワーステアリング装置1は、油圧制御バルブ14、パワーシリンダ17および油圧ポンプ23を含んでいる。油圧制御バルブ14は、例えばロータリバルブであり、ロータハウジング(図示略)と作動油の流通方向を切り替えるためのロータ(図示略)とを備えている。油圧制御バルブ14のロータが電動モータ15(以下「バルブ駆動用モータ15」という)によって回転されることにより、油圧制御バルブ14の開度が制御される。油圧制御バルブ14の近傍には、バルブ駆動用モータ15のロータの回転角θ(油圧制御バルブ14の開度)を検出するための、回転角センサ33が配置されている。この実施形態では、回転角センサ33としては、ホールICを使用した回転角センサが使用されている。ホールICとは、ホール素子とその出力信号をデジタル信号に変換するICとがパッケージ化された素子である。
油圧制御バルブ14は、ステアリング機構2に操舵補助力を与えるパワーシリンダ16に接続されている。パワーシリンダ16は、ステアリング機構2に結合されている。具体的には、パワーシリンダ16は、ラック軸7に一体に設けられたピストン17と、このピストン17によって区画された一対のシリンダ室18,19とを有しており、シリンダ室18,19は、それぞれ、対応する油路20,21を介して、油圧制御バルブ14に接続されている。
油圧制御バルブ14は、リザーバタンク22および操舵補助力発生用の油圧ポンプ23を通る油循環路24の途中部に介装されている。油圧ポンプ23は、例えば、ギヤポンプからなり、電動モータ25(以下、「ポンプ駆動用モータ25」という)によって駆動され、リザーバタンク22に貯留されている作動油をくみ出して油圧制御バルブ14に供給する。余剰分の作動油は、油圧制御バルブ14から油循環路24を介してリザーバタンク22に帰還される。
ポンプ駆動用モータ25は、一方向に回転駆動されて、油圧ポンプ23を駆動するものである。具体的には、ポンプ駆動用モータ25は、その出力軸が油圧ポンプ23の入力軸に連結されており、ポンプ駆動用モータ25の出力軸が回転することで、油圧ポンプ23の入力軸が回転して油圧ポンプ23の駆動が達成される。ポンプ駆動用モータ25は三相ブラシレスモータからなる。ポンプ駆動用モータ25の近傍には、ポンプ駆動用モータ25のロータの回転角θを検出するための、例えばレゾルバからなる回転角センサ34が配置されている。
油圧制御バルブ14は、バルブ駆動用モータ15によって油圧制御バルブ14のロータが基準回転角度位置(中立位置)から一方の方向に回転された場合には、油路20,21のうちの一方を介してパワーシリンダ16のシリンダ室18,19のうちの一方に作動油を供給するとともに、他方の作動油をリザーバタンク22に戻す。また、バルブ駆動用モータ15によって油圧制御バルブ14のロータが中立位置から他方の方向に回転された場合には、油路20,21のうちの他方を介してシリンダ室18,19のうちの他方に作動油を供給するとともに、一方の作動油をリザーバタンク22に戻す。
油圧制御バルブ14のロータが中立位置にある場合には、油圧制御バルブ14は、いわば平衡状態となり、操舵中立でパワーシリンダ16の両シリンダ室18,19は等圧に維持され、作動油は油循環路24を循環する。バルブ駆動用モータ15によって油圧制御バルブ14のロータが回転されると、パワーシリンダ16のシリンダ室18,19のいずれかに作動油が供給され、ピストン17が車幅方向(車両の左右方向)に沿って移動する。これにより、ラック軸7に操舵補助力が作用することになる。
バルブ駆動用モータ15およびポンプ駆動用モータ25は、ECU(Electronic Control Unit:電子制御ユニット)40によって制御される。ECU40には、操舵角センサ31によって検出される操舵角θh、トルクセンサ32によって検出される操舵トルクTh、回転角センサ33の出力信号、回転角センサ34の出力信号、車速センサ35によって検出される車速V、バルブ駆動用モータ15に流れる電流を検出するための電流センサ36(図5参照)の出力信号等が入力される。
図2は、バルブ駆動用モータ15の構成を図解的に示す模式図である。
バルブ駆動用モータ15は、バルブ駆動用モータとして本発明者が新たに開発した6極6スロットの二相ブラシレスモータである。バルブ駆動用モータ15は、ロータ70と、ロータ70を取り囲むように配置されたステータ80とを備えている。ロータ70は、回転軸71まわりに回転可能に支持されている。ロータ70は、6つの磁極(3組の磁極対)を有している。
ステータ80は、ステータ保持リング81と、ステータ保持リング81から内方に向かって突出した6つのステータ歯82U1,82V1,82U2,82V2,82U3,82V3(これらを総称するときには「ステータ歯82」という。)と、これらのステータ歯82にそれぞれ巻回されステータ巻線83U1,83V1,83U2,83V2,83U3,83V3(これらを総称するときには「ステータ巻線83」という。)とを有している。
ステータ巻線83U1,83U2および83U3は、U相(第1相)のステータ巻線である。3つのU相のステータ巻線のうち、ステータ巻線83U1をU相第1ステータ巻線といい、ステータ巻線83U2をU相第2ステータ巻線といい、ステータ巻線83U3をU相第3ステータ巻線と言う場合がある。ステータ巻線83V1,83V2および83V3は、V相(第2相)のステータ巻線である。3つのV相のステータ巻線のうち、ステータ巻線83V1をV相第1ステータ巻線といい、ステータ巻線83V2をV相第2ステータ巻線といい、ステータ巻線83V3をV相第3ステータ巻線と言う場合がある。
U相第1ステータ巻線83U1とV相第1ステータ巻線83V1とによって1組の二相のステータ巻線を構成している。また、U相第2ステータ巻線83U2とV相第2ステータ巻線83V2とによって1組の二相のステータ巻線を構成している。また、U相第3ステータ巻線83U3とV相第3ステータ巻線83V3とによって1組の二相のステータ巻線を構成している。各組の2つのステータ巻線は、電気角で180度(機械角で60度)の角度間隔をおいて配置されている。
6つのステータ歯82は、ステータ保持リング81の内周部に等間隔で形成されており、それらの間に6つのスロット84を区画している。これらのスロット84に、6つのステータ巻線83がそれぞれ収容されている。
図3に示すように、6つのステータ巻線83は、直列に接続されている。より具体的には、6つのステータ巻線83の直列回路をそのいずれか一方の端子から見た場合、U相の3つのステータ巻線83U1,83U2および83U3の巻回方向と、V相の3つのステータ巻線83V1,83V2および83V3の巻回方向とが互いに逆となるように、6つのステータ巻線83が直列に接続されている。したがって、6つのステータ巻線83の直列回路のいずれか一方の端子から他方の端子に向かって電流を流した場合に、U相のステータ巻線83U1,83U2,83U3に電流が流れる方向がロータ70の回転中心から見て時計方向であれば、V相のステータ巻線83V1,83V2,83V3に電流が流れる方向はロータ70の回転中心から見て反時計方向となる。6つの巻線83の直列回路の一端であるステータ巻線83U1の一端PU1と、当該直列回路の他端であるステータ巻線83V1の一端PV1は、モータ駆動回路(Hブリッジ回路)に接続される。
この実施形態では、バルブ駆動用モータ15の回転角度範囲は、油圧制御バルブの中立位置を中心として機械角で±5度程度の範囲である。この実施形態では、バルブ駆動用モータが6極6スロットの二相ブラシレスモータであるので、バルブ駆動用モータの回転角度範囲は、油圧制御バルブの中立位置を中心として電気角で±15度程度の範囲となる。
図4は、バルブ駆動用モータ15に含まれている3組分の二相のステータ巻線および磁極対のうちの1組分のみを図解的に示す模式図である。
ここでは、バルブ駆動用モータ15に含まれている3組分の二相のステータ巻線のうち、U相第1ステータ巻線83U1とV相第1ステータ巻線83V1からなる1組分が示されている。なお、U相第2ステータ巻線83U2とV相第2ステータ巻線83V2からなる組またはU相第3ステータ巻線83U3とV相第3ステータ巻線83V3からなる組を図解的に示した場合にも、図4と同様となる。
U相第1ステータ巻線83U1とV相第1ステータ巻線83V1とは、位相が電気角で180度ずれた位置に配置されている。図4に示すように、U相第1ステータ巻線83U1およびV相第1ステータ巻線83V1の方向にそれぞれU軸およびV軸をとったUV座標系において、ロータ70の磁極軸がU軸(V軸)と直交する状態となるロータ70の回転角度位置が、油圧制御バルブ14の中立位置となるように、バルブ駆動用モータ15と油圧制御バルブ14とが連結されている。そして、前記中立位置に対応する回転角度位置を中心とした電気角で±15度(α=15度)の角度範囲内においてのみロータ70が回転可能となるように、ロータ110の回転角度範囲を規制するストッパ(図示略)が設けられる。
U相のステータ巻線83U1(83U2、83U3)およびV相のステータ巻線83V1(83V2、83V3)への駆動電流(印加電圧)を制御することにより、ロータ110を前記回転角度範囲内で回転制御する。
つまり、U相のステータ巻線83U1(83U2、83U3)側からV相のステータ巻線83V1(83V2、83V3)側に駆動電流を流すと、ロータ70が所定の第1方向に回転する。この際、U相のステータ巻線83U1(83U2、83U3)とV相のステータ巻線83V1(83V2、83V3)とが前述のように接続されているので、U相のステータ巻線およびV相のステータ巻線のうちの一方によって、ロータ70のN極を吸引する磁界が発生し、他方によってロータ70のN極を反発させる磁界(S極を吸引する磁界)が発生する。このため、ロータ70が所定の第1方向に回転する。一方、V相のステータ巻線83V1(83V2、83V3)側からU相のステータ巻線83U1(83U2、83U3)側に駆動電流を流すと、U相のステータ巻線およびV相のステータ巻線によって発生する磁界の方向がそれぞれ反転するので、ロータ70が前記第1方向とは反対の第2方向に回転する。
このように、このバルブ駆動用モータ15では、全てのステータ巻線83V1,83V2,83V3,83U1,83U2,83U3がモータ駆動に寄与するので、空間利用効率が高くなる。
図5は、ECU40の電気的構成を示すブロック図である。
ECU40は、マイクロコンピュータ41と、マイクロコンピュータ41によって制御され、バルブ駆動用モータ15に電力を供給する駆動回路(Hブリッジ回路)42と、マイクロコンピュータ41によって制御され、ポンプ駆動用モータ25に電力を供給する駆動回路(インバータ回路)43とを備えている。
マイクロコンピュータ41は、CPUおよびメモリ(ROMおよびRAMなど)を備えており、所定のプログラムを実行することによって、複数の機能処理部として機能するようになっている。この複数の機能処理部には、バルブ駆動用モータ15を制御するためのバルブ駆動用モータ制御部50と、ポンプ駆動用モータ25を制御するためのポンプ駆動用モータ制御部60とを含んでいる。
バルブ駆動用モータ制御部50は、アシストトルク指令値設定部51と、バルブ開度指令値設定部52と、回転角演算部53と、角度偏差演算部54と、PID(比例積分微分)制御部55と、モータ電流演算部56と、電流偏差演算部57と、PI制御部58と、PWM(Pulse Width Modulation)制御部59とを含んでいる。
アシストトルク指令値設定部51は、トルクセンサ32によって検出される検出操舵トルクThと車速センサ35によって検出される車速Vに基づいて、パワーシリンダ16によって発生させるべきアシストトルクの指令値であるアシストトルク指令値T を設定する。
具体的には、アシストトルク指令値設定部51は、車速毎に検出操舵トルクとアシストトルク指令値との関係を記憶したマップに基づいて、アシストトルク指令値T を設定する。図6は、検出操舵トルクに対するアシストトルク指令値の設定例を示すグラフである。
検出操舵トルクThは、例えば右方向への操舵のためのトルクが正の値にとられ、左方向への操舵のためのトルクが負の値にとられている。また、アシストトルク指令値T は、パワーシリンダ16によって右方向操舵ためのアシストトルクを発生させるときには正の値とされ、パワーシリンダ16によって左方向操舵ためのアシストトルクを発生させるときには負の値とされる。
アシストトルク指令値T は、検出操舵トルクThの正の値に対しては正の値をとり、検出操舵トルクThの負の値に対しては負の値をとる。検出操舵トルクThが−T1〜T1の範囲の微小な値のときには、アシストトルクは零とされる。そして、検出操舵トルクThが−T1〜T1の範囲以外の領域においては、アシストトルク指令値T は、検出操舵トルクThの絶対値が大きくなるほど、その絶対値が大きくなるように設定されている。また、アシストトルク指令値T は、車速センサ35によって検出される車速Vが大きいほど、その絶対値が小さくなるように設定されている。
バルブ開度指令値設定部52は、アシストトルク指令値設定部51によって設定されたアシストトルク指令値T に基づいて、油圧制御バルブ14の開度の指令値(バルブ駆動用モータ15の回転角の指令値)であるバルブ開度指令値(モータ回転角指令値)θ を設定する。この実施形態では、油圧制御バルブ14のロータが中立位置にあるときのバルブ駆動用モータ15の回転角を0°とする。そして、バルブ駆動用モータ15の回転角が0°より大きくなると、パワーシリンダ16によって右方向操舵ためのアシストトルクが発生するように、油圧制御バルブ14の開度が制御されるものとする。一方、バルブ駆動用モータ15の回転角が0°より小さくなると、パワーシリンダ16によって左方向操舵ためのアシストトルクが発生するように、油圧制御バルブ14の開度が制御されるものとする。なお、バルブ駆動用モータ15の回転角度の絶対値が大きくなるほど、パワーシリンダ16によって発生するアシストトルクの絶対値は大きくなる。
バルブ開度指令値設定部52は、アシストトルク指令値T とバルブ開度指令値θ との関係を記憶したマップに基づいて、バルブ開度指令値θ を設定する。図7は、アシストトルク指令値T に対するバルブ開度指令値θ の設定例を示すグラフである。
バルブ開度指令値θ は、アシストトルク指令値T の正の値に対しては正の値をとり、アシストトルク指令値T の負の値に対しては負の値をとる。バルブ開度指令値θ は、アシストトルク指令値T の絶対値が大きくなるほど、その絶対値が大きくなるように設定されている。
回転角演算部53は、回転角センサ33の出力信号に基づいて、バルブ駆動用モータ15の回転角θを演算する。回転角偏差演算部54は、バルブ開度指令値設定部52によって設定されたバルブ開度指令値θ と回転角演算部53によって演算されたバルブ駆動用モータ15の回転角θとの偏差Δθ(=θ −θ)を演算する。
PID制御部55は、回転角偏差演算部54によって演算された回転角偏差Δθに対してPID演算を行なう。すなわち、回転角偏差演算部54およびPID制御部55によって、バルブ駆動用モータ15の回転角θをバルブ開度指令値θ に導くための回転角フィードバック制御手段が構成されている。PID制御部55は、回転角偏差Δθに対してPID演算を行なうことで、バルブ駆動用モータ15の電流指令値を演算する。
モータ電流演算部56は、電流センサ36の出力信号に基づいて、バルブ駆動用モータ15に流れるモータ電流を検出する。電流偏差演算部57は、PID制御部55によって求められた電流指令値と、モータ電流演算部56によって演算されたモータ電流との偏差を演算する。PI制御部58は、電流偏差演算部57によって演算された電流偏差に対してPI演算を行なう。すなわち、電流偏差演算部57およびPI制御部58によって、バルブ駆動用モータ15に流れるモータ電流を電流指令値に導くための電流フィードバック制御手段が構成されている。PI制御部58は、電流偏差に対してPI演算を行なうことで、バルブ駆動用モータ15に印加すべき制御電圧値を演算する。
PWM制御部59は、PI制御部58によって演算された制御電圧値と、回転角演算部53によって演算されたバルブ駆動用モータ15の回転角θとに基づいて、PWM駆動信号を生成して、駆動回路42に供給する。駆動回路42は、Hブリッジ回路からなる。このHブリッジ回路を構成するパワー素子がPWM制御部59から与えられるPWM駆動信号によって制御されることにより、PI制御部58によって演算された制御電圧値に応じた電圧がバルブ駆動用モータ15に印加される。
ポンプ駆動用モータ制御部60は、操舵角速度演算部61と、ポンプ回転数指令値設定部62と、回転角演算部63と、回転数演算部64と、回転数偏差演算部65と、PI制御部66と、PWM制御部67とを含んでいる。
操舵角速度演算部61は、操舵角センサ31の出力値を時間微分することによって、操舵角速度を演算する。ポンプ回転数指令値設定部62は、操舵角速度演算部61によって演算された操舵角速度に基づいて、油圧ポンプ23の回転数(回転速度)の指令値(ポンプ駆動用モータ25の回転数の指令値)であるポンプ回転数指令値(モータ回転数指令値)V を設定する。
具体的には、ポンプ回転数指令値設定部62は、操舵角速度とポンプ回転数指令値V との関係を記憶したマップに基づいてポンプ回転数指令値V を設定する。図8は、操舵角速度に対するポンプ回転数指令値V の設定例を示すグラフである。ポンプ回転数指令値V は、操舵角速度が0のときに所定の下限値をとり、操舵角速度の増加に応じて単調に増加するように設定されている。
回転角演算部63は、回転角センサ34の出力信号に基づいて、ポンプ駆動用モータ25の回転角θを演算する。回転数演算部64は、回転角演算部63によって演算されるポンプ駆動用モータ25の回転角θに基づいて、ポンプ駆動用モータ25の回転数(回転速度)Vを演算する。回転数偏差演算部65は、ポンプ回転数指令値設定部62によって設定されたポンプ回転数指令値V と回転数演算部64によって演算されたポンプ駆動用モータ25の回転数Vとの偏差ΔV(=V −V)を演算する。
PI制御部66は、回転数偏差演算部65によって演算された回転数偏差ΔVに対してPI演算を行なう。すなわち、回転数偏差演算部65およびPI制御部66によって、ポンプ駆動用モータ25の回転数Vをポンプ回転数指令値V に導くための回転数フィードバック制御手段が構成されている。PI制御部66は、回転数偏差ΔVに対してPI演算を行なうことで、ポンプ駆動用モータ25に印加すべき制御電圧値を演算する。
PWM制御部67は、PI制御部66によって演算された制御電圧値と、回転角演算部63によって演算されたポンプ駆動用モータ25の回転角θとに基づいて、駆動信号を生成して、駆動回路43に供給する。これにより、駆動回路43から、PI制御部66によって演算された制御電圧値に応じた電圧がポンプ駆動用モータ25に印加される。
この実施形態では、バルブ駆動用モータ15が前述したような二相ブラシレスモータによって構成されているので、バルブ駆動用モータ15を限られた回転角度範囲(この実施形態では機械角で10度(電気角で30度))の角度範囲内で駆動制御する場合でも、バルブ駆動用モータ15の全てのステータ巻線83U1,83V1,83U2,83V2,83U3,83V3をモータ駆動に寄与させることができる。したがって、バルブ駆動用モータ15の空間利用率効率を高めることができる。
以上、この発明の一実施形態について説明したが、この発明はさらに他の形態で実施することもできる。例えば、前記実施形態では、バルブ駆動用モータ15は、6極6スロットの二相ブラシレスモータであるが、極数およびスロット数はこれに限られない。ただし、nを任意の自然数として、極数およびスロット数が共にnであることが好ましい。
また、前記実施形態では、バルブ駆動用モータ15は、二相ブラシレスモータであるが、二相ブラシ付直流モータであってもよい。
また、バルブ駆動用モータ15は、mを任意の自然数として、2m極mスロットの電動モータであってもよい。たとえば、バルブ駆動用モータは、図9に示すような6極3スロットのブラシレスモータ15Aであってもよい。
このブラシレスモータ15Aは、ロータ70と、ロータ70を取り囲むように配置されたステータ90とを備えている。ロータ70は、回転軸(回転中心)71まわりに回転可能に支持されている。ロータ70は、6つの磁極(3組の磁極対)を有している。
ステータ90は、ステータ保持リング91と、ステータ保持リング91から内方に向かって突出した3つのステータ歯92U1,92U2,92U3と、これらのステータ歯92U1,92U2,92U3にそれぞれ巻回されステータ巻線93U1,93U2,93U3とを有している。
3つのステータ歯92U1,92U2,92U3は、ステータ保持リング91の内周部に等間隔で形成されており、それらの間に3つのスロット94を区画している。これらのスロット94に、3つのステータ巻線93U1,93U2,93U3がそれぞれ収容されている。3つのステータ巻線93U1,93U2,93U3は直列に接続されている。具体的には、この直列回路をそのいずれか一方の端子から見た場合、3つのステータ巻線93U1,93U2,93U3の巻回方向が全て同じ方向となるように、3つのステータ巻線93U1,93U2,93Uが直列に接続されている。このステータ巻線93U1,93U2,93U3の直列回路への駆動電流を制御することによって、ブラシレスモータ15Aが駆動制御される。
この発明は、その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
1…油圧式パワーステアリング装置、2…ステアリング機構、3…ステアリングホイール、14…油圧制御バルブ、15,15A…バルブ駆動用モータ、16…パワーシリンダ、23…油圧ポンプ、52…バルブ開度指令値設定部、70…ロータ、80,90…ステータ、83U1,83V1,83U2,83V2,83U3,83V3…ステータ巻線、93U1,93U2,93U3…ステータ巻線

Claims (5)

  1. 第1相のステータ巻線と第2相のステータ巻線との直列回路を有するステータと、
    前記ステータに対向し複数の磁極を有するロータとを含み、
    前記第1相のステータ巻線と前記第2相のステータ巻線とが電気角で180度の間隔をおいて配置されており、
    前記ロータの回転角度範囲が電気角で180度未満に制限された状態で使用される、二相モータ。
  2. 前記直列回路をそのいずれか一方の端子から見た場合、前記第1相のステータ巻線の巻回方向と前記第2相のステータ巻線の巻回方向とが互いに逆となるように、前記第1相のステータ巻線と前記第2相のステータ巻線とが直列に接続されている、請求項1に記載の二相モータ。
  3. nを任意の自然数とすると、前記ロータは2n個の磁極を有し、前記ステータは2n個のステータ巻線を有する、請求項1または2に記載の二相モータ。
  4. 車両のステアリング機構に結合されたパワーシリンダに、操舵部材に機械的に連結されていない油圧制御バルブを介して、油圧ポンプからの作動油を供給することによって、操舵力を補助する油圧式パワーステアリング装置であって、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載された二相モータから構成され、前記油圧制御バルブの開度を制御するためのバルブ駆動用モータと、
    前記バルブ駆動用モータを駆動制御するモータ制御手段と、を含む油圧式パワーステアリング装置。
  5. 前記モータ制御手段は、
    前記油圧制御バルブの開度の指令値である開度指令値を設定する開度指令値設定手段と、
    前記開度指令値設定手段によって設定される開度指令値に基づいて、前記バルブ駆動用モータを駆動制御する手段とを含む、請求項4に記載の油圧式パワーステアリング装置。
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