JP2014110669A - 制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】制御基板が短絡により故障することを防止することができ、さらに、容易に、かつ、短時間で制御基板を交換することができる制御装置を提供する。
【解決手段】制御装置1は、ハウジング22と、ハウジング22内に配置される複数の制御基板29,30と、複数の制御基板29,30がそれぞれ取り付けられた複数の基板取付板41A,41Bとを備える。複数の制御基板29,30は、直立して配置され、横並びに配列されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、給水装置など電動装置の運転を制御する制御装置に係り、特に制御装置内部の制御基板の配置に関するものである。
給水装置、照明装置、空調装置などに用いられる制御装置は、広く制御盤と呼ばれている。この制御盤の内部には、インバータなどの電気機器およびこの電気機器を制御する制御基板が配置されている。例えば、給水装置においては、複数のポンプを複数のインバータを用いて制御する場合があり、この場合にはこれらのインバータを制御する制御基板が制御盤内に設けられる。このような複数のポンプおよびインバータを備えた給水装置においては、あるポンプが故障(漏電、過電流、欠相など)した場合には、自動的に他のポンプに切り替え、断水を回避することができる。
しかしながら、インバータを制御する制御基板が何らかの不具合によって正常に動作しなくなった場合には、すべてのポンプが運転不能となってしまい、故障した制御基板を交換するまで断水状態が続くこととなる。
このような観点から、ポンプを駆動するすべてのインバータを複数の制御基板により制御してポンプを運転することもなされている。それぞれの制御基板は、圧力センサ、フロースイッチなどのポンプの運転制御に必要な物理量検出器に信号線を通じて接続されており、各制御基板はこれら物理量検出器の出力信号に基づいて動作する。このような制御システムによれば、1つの制御基板が故障しても他の制御基板によって給水を継続することが可能になる。しかしながら、この場合、少なくとも2つ以上の制御基板が必要になるため、これら制御基板の配置が問題となる。具体的な問題点を図10を参照しつつ説明する。
図10は、従来の制御盤(制御装置)100を正面から見た模式図である。図10に示すように、制御盤100は、ハウジング101と、ハウジング101内に配置された漏電遮断器(Earth Leakage Circuit Breaker:ELB)102と、漏電遮断器102が接続されたインバータ104と、インバータ104を制御する制御部106とを備えている。インバータ104には、高調波電流を抑制する直流リアクトル(Direct Current Reactor:DCL)107が接続されている。漏電遮断器102と、インバータ104と、直流リアクトル107とにより電気機器部105が構成されている。電気機器部105内には、制御部106に供給される電力を遮断する電力遮断スイッチ108が設けられている。商用電源などの外部電源114からの電力は小型遮断器(Miniature Circuit Breaker:MCB)109を介して各種電気機器に供給される。
制御部106は、インバータ104を制御する主制御基板110と、主制御基板110をバックアップする予備制御基板111と、主制御基板110および予備制御基板111にそれぞれ電力を供給するための電源基板112,113とを備えている。主制御基板110は、ねじ120により基台115の上に固定されており、予備制御基板111はねじ120により基台116の上に固定されている。基台115,116は、ハウジング101の内壁面に固定されている。図10では、主制御基板110は予備制御基板111の真上に配置されている。
主制御基板110が何らかの不具合により正常に動作しなくなると、予備制御基板111が主制御基板110をバックアップして、予備制御基板111がインバータ104を制御する。この場合、ねじ120を緩めて故障した主制御基板110を取り外し、主制御基板110を新たな制御基板に交換する必要があるが、ねじ120を誤って落下させてしまうおそれがある。予備制御基板111には電力が供給されているため、落下したねじ120が予備制御基板111に接触すると、予備制御基板111が短絡(ショート)し、故障するおそれがある。予備制御基板111が故障すると、ポンプが運転不能となり、断水してしまう。
特開2005−351267号公報 特開2009−197792号公報
本発明は、このような従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、制御基板が短絡により故障することを防止することができ、さらに、容易に、かつ、短時間で制御基板を交換することができる制御装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様は、ハウジングと、前記ハウジング内に配置される複数の制御基板と、前記複数の制御基板がそれぞれ取り付けられた複数の基板取付板とを備え、前記複数の制御基板は、直立して配置され、横並びに配列されていることを特徴とする制御装置である。
本発明の好ましい態様は、前記複数の制御基板は、互いに平行に配置されていることを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記複数の基板取付板は、前記ハウジングに着脱可能に固定されていることを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記複数の制御基板は、同一方向を向いて配置されていることを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記複数の基板取付板を互いに連結して該複数の基板取付板を補強する補強部材をさらに備えたことを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、少なくとも1つのインバータと、前記インバータの下方に配置された少なくとも1つの直流リアクトルと、前記直流リアクトルの下方に配置された少なくとも1つの漏電遮断器とをさらに備えたことを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記インバータ、前記直流リアクトル、および前記漏電遮断器の各中心は、鉛直方向において重ならないように配列されていることを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記インバータは複数台であることを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記複数の制御基板に供給される電力を遮断する複数の電力遮断スイッチをさらに備えたことを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記ハウジングには、開閉可能な前面扉が設けられていることを特徴とする。
本発明の他の態様は、ポンプおよびモータを有するポンプユニットと、前記ポンプユニットの運転を制御する上記制御装置とを備えたことを特徴とする給水装置である。
本発明によれば、複数の制御基板を横並びに配列することにより、万が一、締結具が落下しても、制御基板に接触することはない。このような配置により、制御基板が短絡により故障することを防止することができ、さらに制御基板の交換作業を安全に行うことができる。さらに、本発明によれば、制御基板は基板取付板に取り付けられる。したがって、制御基板が故障したときは、制御基板ごと基板取付板を取り外すことで、容易に、かつ、短時間で制御基板を交換することができる。
本発明の第1の実施形態に係る制御装置を備えた給水装置の全体構成を示す概略図である。 制御装置内部の配置を示す正面図である。 制御装置の側面図である。 制御部の拡大正面図である。 図4のV−V線断面図である。 一方の基板取付板と他方の基板取付板とを連結する補強部材を示す図である。 図6のVII−VII線断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る制御装置を示す図である。 一方の基板取付板と他方の基板取付板とを連結する補強部材を示す図である。 従来の制御装置を正面から見た模式図である。
以下、本発明の実施形態について、図1乃至図9を参照しつつ詳細に説明する。図1乃至図9において、同一または相当する構成要素には、同一の符号を付して重複した説明を省略する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る制御装置1を備えた給水装置2の全体構成を示す概略図である。給水装置2は、ポンプおよびモータから構成されたポンプユニット3と、ポンプユニット3の運転を制御する制御装置1とを備えている。ポンプユニット3の吸込側には吸込管11が接続されており、吸込管11には吸込側圧力を測定する圧力計12が設置されている。ポンプユニット3の吐出側には吐出管13が接続されており、吐出管13には吐出側圧力を測定する圧力計14が設置されている。さらに、吐出管13には、ポンプユニット3から流出する水の流量が所定の値にまで低下したことを検出するフロースイッチ15が設置されている。なお、本実施形態は、図示しない水道本管に給水装置2が直接接続された直結給水方式について記しているが、水道本管からいったん図示しない受水槽に給水され、この受水槽に給水装置2が接続された受水槽方式にも本発明は同様に適用可能である。受水槽方式の場合は、吸込側圧力を測定する圧力計12は使用されない。
図2は、制御装置1の内部の配置を示す正面図であり、図3は制御装置1の側面図である。制御装置1は、ポンプユニット3のモータに電力を供給するための電気機器部20と、ポンプユニット3の運転を制御する制御部21とを備えている。これら電気機器部20および制御部21は、ハウジング(筐体)22内に収容されている。図3に示すように、ハウジング22には、開閉可能な前面扉23が設けられており、この前面扉23を開くことで、作業員は制御装置1の内部を目視することができ、制御装置1の各構成要素にアクセスすることができる。電気機器部20は、商用電源などの外部電源4から供給される電力を任意の電圧および任意の周波数の電力に変換する複数のインバータ25と、高調波電流を抑制する複数の直流リアクトル26と、複数の漏電遮断器27とを備えている。このような制御装置1は、しばしば制御盤と呼ばれている。
制御部21は、すべてのインバータ25を制御する主制御基板として機能する制御基板29と、制御基板29をバックアップする予備制御基板として機能する制御基板30とを備えている。図2では、横から見た制御基板29,30が描かれている。通常の運転では、制御基板29がすべてのインバータ25の運転を制御する。制御基板29が故障すると、制御基板30は制御基板29をバックアップして、故障した制御基板29に代わってすべてのインバータ25の運転を制御基板30が制御する。なお、制御基板29と制御基板30のどちらを優先させて使用するかは、任意に設定することができ、必要に応じて切り替えることもできる。
制御部21は、さらに、制御基板29および制御基板30に電力を供給するための電源基板31a,31bと、電源基板31a,31bから制御基板29,30に供給される電力を遮断する電力遮断器32と、圧力計12,14やフロースイッチ15などの各種センサと制御基板29,30とを電気的に接続および遮断するリレー回路28とを備えている。電力遮断器32は、制御基板29に供給される電力を遮断する電力遮断スイッチ32aと、制御基板30に供給される電力を遮断する電力遮断スイッチ32bと、リレー回路28に供給される電力を遮断する電力遮断スイッチ32cとを備えている。本実施形態では、電源基板31a,31bは制御基板29,30とは別に設けられているが、これら電源基板31a,31bをそれぞれ制御基板29,30と一体に設けてもよい。
制御基板29および制御基板30は、図示しないメモリに記憶されたプログラムに基づいて演算制御動作を行うCPU基板、圧力計14の出力信号などの各種信号の入出力を行うI/O基板(入出力基板)などを備えている。制御基板29および制御基板30が備える基板(例えばCPU基板、I/O基板など)は、スペーサなどの介在部材(図示しない)を介して積み重ねられている。本実施形態において、制御基板29および制御基板30は同一の構成を有している。
本実施形態において、制御装置1内には2枚の制御基板29,30が設置され、3つの電力遮断スイッチ32a,32b,32cが設置され、インバータ25、漏電遮断器27、および直流リアクトル26がそれぞれ3台ずつ設置されているが、設置数はこれに限定されるものではない。
インバータ25は、外部電源4から制御装置1に供給された電力を任意の電圧および任意の周波数の電力に変換し、その電力をポンプユニット3に供給する。外部電源4からの電力は、小型遮断器35を介して電気機器部20および制御部21にそれぞれ供給される。具体的には、外部電源4からの電力は、小型遮断器35、ノイズフィルタ(図示しない)、漏電遮断器27を介してインバータ25に供給される。また、外部電源4からの電力は、小型遮断器35および電力遮断器32を介して電源基板31a,31bに供給され、電源基板31a,31bから制御基板29および制御基板30にそれぞれ電力が供給される。
制御装置1内のレイアウトについて、図2を参照しつつ説明する。図2に示すように、制御基板29および制御基板30は直立して配置され、かつ互いに平行に横並びに配列されている。すなわち、制御基板29および制御基板30はその電装面が水平方向を向き、互いに平行に配列されている。ここで、電装面とは、上述したCPU基板やI/O基板が配置された面である。リレー回路28および電力遮断器32は、制御基板29および制御基板30の上方、すなわち、ハウジング22の上部に配置されている。また、水平方向とは、ハウジング22の正面側から見た場合の水平方向であり、ハウジング22の幅方向である。図2では、電源基板31a、制御基板29、電源基板31b、制御基板30は、水平方向(すなわちハウジング22の幅方向)に沿ってこの順に交互に配置されているが、必ずしも交互に配列されていなくてもよい。制御部21全体の高さを低くするために、制御基板29,30および電源基板31a,31bは同じ高さに配置されていることが好ましい。
直流リアクトル26は、インバータ25と漏電遮断器27との間に配置されている。すなわち、インバータ25、直流リアクトル26、および漏電遮断器27は、ハウジング22の上側から下側に向かって、この順に配列されている。さらに、インバータ25、直流リアクトル26、および漏電遮断器27の中心は、ハウジング22の高さ方向(すなわち鉛直方向)において、互いに重ならないように配置されている。かかる配置により電気配線をする際の作業性が良好になり、より安全に作業ができる。
制御基板29,30および電源基板31a,31bは水平方向に沿って配列されているために、制御部21の幅が図10に示す従来の制御部106よりも長くなっているが、直流リアクトル26をインバータ25と漏電遮断器27との間に配置することで、電気機器部20の幅は従来の電気機器部105よりも短くなっている。このような配置により、制御装置1全体の幅は図10に示す従来の制御装置100と同じである。したがって、制御装置1は、既存の給水装置の制御装置全体と交換することが可能である。さらに、制御基板29,30および電源基板31a,31bを水平方向に沿って(すなわち横並びに)配列することで、制御装置1の高さを従来の制御装置100よりも低くすることができるため、制御装置1全体をコンパクトにすることができる。なお、図示はしないが、高調波対策としては、交流リアクトルをインバータ25の入力側に取付けることもある。この場合も交流リアクトルを直流リアクトル26と同様に配置することができる。
制御基板29および制御基板30の具体的な配置を図4および図5を参照しつつ説明する。図4は制御部21の拡大正面図であり、図5は図4のV−V線断面図である。本実施形態において、制御基板29および制御基板30は同一の構成を有しており、制御基板29および制御基板30の設置構造は同一であるため、制御基板29についてのみ説明する。なお、予備制御基板として機能する制御基板30はインバータ25の制御に必要な最低限の構成を有していれば、必ずしも制御基板29と同一の構成を有する必要はない。
図4および図5に示すように、制御基板29は、基板取付板41Aに固定されている。基板取付板41Aは、ハウジング22の背面22aに固定される固定部41aと、制御基板29が取り付けられる取付部41bと、取付部41bの前端部から突出する突出部41cとから構成される。突出部41cは固定部41aと平行である。取付部41bはハウジング22の背面22aに対して垂直に延び、固定部41aと突出部41cとを接続している。
制御基板29と基板取付板41Aの取付部41bとの間には複数の(例えば4つの)スペーサ42が配置されており、このスペーサ42により制御基板29と基板取付板41Aとの間には空間が形成されている。制御基板29は、ねじ、ボルト、またはナットなどの固定具40によりスペーサ42に着脱可能に固定されている。制御基板29は、基板取付板41Aの取付部41bと平行に配置され、ハウジング22の背面22aに対して垂直である。図4および図5に示す例では、制御基板29の四隅が固定具40によってスペーサ42に固定される。このように、制御基板29は固定具40およびスペーサ42を介して基板取付板41Aに取り付けられる。
制御基板29および制御基板30は同一方向を向いて配置されることが好ましい。制御基板29と制御基板30とは同一の構成を有しているため、制御基板29および制御基板30が同一方向を向いて配置されることで、両方の制御基板29,30の配線用端子が正面を向き、配線作業が容易になる。本実施形態では、図2に示すように、制御基板29および制御基板30は、その電装面が電気機器部20を向いて配置されている。
基板取付板41Aの固定部41aは、ねじなどの締結具46,46によりハウジング22の背面22aに固定されている。締結具46の頭部46aと取付板41Aの固定部41aとの間には座金45が配置されている。図4に示すように、2つの締結具46,46は基板取付板41Aの固定部41aの上部および下部に形成された貫通孔(図示しない)を貫通してハウジング22の背面22aに固定されている。この締結具46,46を締め付けることで、基板取付板41Aはハウジング22の背面22aに固定される。また、締結具46,46を緩めることで基板取付板41Aをハウジング22から取り外すことができる。
制御基板29が何らかの不具合(例えば、動作不良や経年劣化による部品破損など)により正常に動作しなくなると、バックアップ機能が作動して制御基板30が制御基板29をバックアップし、制御基板29に代わって全てのインバータ25の運転を制御する。その間、故障した制御基板29を新たな制御基板に交換する必要がある。制御基板29を取り外すときは、電力遮断スイッチ32aにより制御基板29に供給される電力が遮断される。次いで、ハウジング22の背面22aに固定されている2本の締結具46,46を緩め、制御基板29とともに基板取付板41Aを制御装置1から取り出し、故障した制御基板29を新たな制御基板に交換する。本実施形態においては、制御基板29を基板取付板41Aごと制御装置1から取り出すことができるため、制御基板29が取り付けられた基板取付板41Aを作業環境のよい場所まで持っていき、その場所で故障した制御基板29を新たな制御基板に交換することができる。また、正常な制御基板が取り付けられた基板取付板を予め用意しておくことで、現場での制御基板の交換作業を短時間で完了することができる。これにより、容易に、かつ、短時間で制御基板を交換することができる。締結具46,46は、ハウジング22の正面を向いて配置されているので、締結具46,46の取り外しおよび締結を容易に行うことができる。
さらに、本実施形態では、制御基板29および制御基板30は横並びに配列されているため、万が一、締結具46が落下しても、締結具46が制御基板30に接触することはない。したがって、制御基板30が短絡により故障することを防止することができる。
図6に示すように、制御基板29が取り付けられた第1の基板取付板41Aと制御基板30が取り付けられた第2の基板取付板41Bとを連結する補強部材50を設けることが好ましい。この補強部材50は、基板取付板41Aと基板取付板41Bとの間を延びる部材である。このような補強部材50を設けることにより、基板取付板41Aおよび基板取付板41Bの機械的強度が補強され、制御装置1の運搬時などでの制御基板29,30の破損を防止することができる。
補強部材50は、基板取付板41Aと基板取付板41Bとの間を延びる連結部50aと、基板取付板41A,41Bの突出部41c,41cに固定された固定部50bとから構成される。固定部50bはねじなどの締結具51により基板取付板41A,41Bの突出部41c,41cに着脱可能に固定されている。このようにして、補強部材50は基板取付板41Aと基板取付板41Bとを連結し、基板取付板41A,41Bを補強する。本実施形態では、2つの補強部材50が、基板取付板41A,41Bの突出部41c,41cの上部および下部に取り付けられているが、補強部材50を基板取付板41A,41Bの突出部41c,41cの上部または下部のどちらか一方に取り付けてもよい。
図7は、図6のVII−VII線断面図である。補強部材50は、締結具51により基板取付板41A,41Bの突出部41c,41cに着脱可能に固定されている。締結具51の頭部51aと補強部材50との間に座金52が配置されている。基板取付板41Aを取り外すときは、補強部材50を基板取付板41A,41Bから取り外し、その後、ハウジング22の背面22aに固定されている2本の締結具46,46を外して、制御基板29とともに基板取付板41Aを制御装置1から取り出す。
図8は、本発明の第2の実施形態に係る制御装置1を示す図である。特に説明しない本実施形態の構成および動作は、上述した第1の実施形態と同様であるので、その重複する説明を省略する。本実施形態において、電気機器部20には、インバータ25、漏電遮断器27、および直流リアクトル26がそれぞれ6台ずつ設置されている。制御部21は、全インバータ25の運転を制御する主制御基板として機能する制御基板29および制御基板66と、これら制御基板29および制御基板66をそれぞれバックアップする予備制御基板としての制御基板30および制御基板71とを備えている。
制御基板29はインバータ25a,25b,25cの運転を制御しており、制御基板66はインバータ25d,25e,25fの運転を制御している。制御基板29および/または制御基板66が正常に動作しなくなると、制御基板30および制御基板71は、制御基板29および制御基板66をそれぞれバックアップし、制御基板29,66に代わって全インバータ25a〜25fの運転を制御する。バックアップ運転では、制御基板30がインバータ25a,25b,25cの運転を制御し、制御基板71がインバータ25d,25e,25fの運転を制御する。
図8に示すように、制御基板29および制御基板66は、第1の基板取付板41Aの取付部41bに締結具40およびスペーサ42を介して固定されている。制御基板66は制御基板29の真上に配置されており、制御基板29,66は鉛直方向に沿って同一平面上に配列されている。同様に、制御基板30および制御基板71は、第2の基板取付板41Bの取付部41bに締結具40およびスペーサ42を介して固定されている。制御基板71は制御基板30の真上に配置されており、制御基板30,71は鉛直方向に沿って同一平面上に配列されている。
基板取付板41Aおよび基板取付板41Bは、図5で示した形状と実質的に同一の形状を有している。すなわち、基板取付板41Aおよび基板取付板41Bは、それぞれ、締結具46,46によりハウジング22の背面22aに固定されている。制御基板29,66は基板取付板41Aの取付部41bと平行に配置され、制御基板30,71は基板取付板41Bの取付部41bと平行に配置されている。
制御基板29,66と制御基板30,71とは、横並びに配列されており、かつ互いに平行である。すなわち、制御基板29,66の電装面および制御基板30,71の電装面は水平方向を向き、かつ互いに平行に配列されている。制御基板29,66および制御基板30,71は同一方向を向いて配置されることが好ましい。これにより、すべての制御基板の配線用端子が正面を向き、配線作業が容易になる。本実施形態では、図8に示すように、制御基板29,66および制御基板30,71は、その電装面が電気機器部20を向いて配置されている。
本実施形態における基板取付板41Aには制御基板29および制御基板66が取り付けられているため、締結具46,46を外すだけで制御基板29および制御基板66を基板取付板41Aとともに制御装置1から取り出すことができる。これにより、制御基板の交換が容易になり、かつ、短時間で制御基板を交換することができる。
第1の実施形態では、第1の基板取付板41Aには1つの制御基板29が取り付けられ、第2の基板取付板41Bには1つの制御基板30が取り付けられ、第2の実施形態では、第1の基板取付板41Aには2つの制御基板29,66が取り付けられ、第2の基板取付板41Bには2つの制御基板30,71が取り付けられている。このように、インバータ25の台数が増えるに従い、より多くの制御基板を基板取付板41A,41Bにそれぞれ設けることができる。すなわち、第1の基板取付板41Aには、少なくとも1つの主制御基板が取り付けられ、第2の基板取付板41Bには、少なくとも1つの予備制御基板が取り付けられる。
図9は、基板取付板41Aと基板取付板41Bとを連結する補強部材50を示す図である。本実施形態においても基板取付板41Aと基板取付板41Bとを連結する補強部材50を設けることが好ましい。このような補強部材50を設けることにより、基板取付板41Aおよび基板取付板41Bの機械的強度が補強され、制御装置1の運搬時などでの制御基板29,66,30,71の破損を防止することができる。
上述した実施形態は、給水装置に本発明の制御装置を提供した例であるが、本発明に係る制御装置(制御盤)は給水装置以外の電気装置、例えば、空調装置や照明装置にも適用することが可能である。
これまで本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されず、その技術的思想の範囲内において種々異なる形態にて実施されてよいことは言うまでもない。
1 制御装置(制御盤)
2 給水装置
3 ポンプユニット
4 外部電源
11 吸込管
12,14 圧力計
13 吐出管
15 フロースイッチ
20 電気機器部
21 制御部
22 ハウジング(筐体)
23 前面扉
25 インバータ
26 直流リアクトル
27 漏電遮断器
28 リレー回路
29 主制御基板
30 予備制御基板
31a,31b 電源基板
32 電力遮断器
32a,32b,32c 電力遮断スイッチ
35,109 小型遮断器
40 固定具
41A,41B 基板取付板
42 スペーサ
46,51 締結具
50 補強部材
45,52 座金
66 主制御基板
71 予備制御基板

Claims (11)

  1. ハウジングと、
    前記ハウジング内に配置される複数の制御基板と、
    前記複数の制御基板がそれぞれ取り付けられた複数の基板取付板とを備え、
    前記複数の制御基板は、直立して配置され、横並びに配列されていることを特徴とする制御装置。
  2. 前記複数の制御基板は、互いに平行に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記複数の基板取付板は、前記ハウジングに着脱可能に固定されていることを特徴とする請求項1または2に記載の制御装置。
  4. 前記複数の制御基板は、同一方向を向いて配置されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の制御装置。
  5. 前記複数の基板取付板を互いに連結して該複数の基板取付板を補強する補強部材をさらに備えたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の制御装置。
  6. 少なくとも1つのインバータと、
    前記インバータの下方に配置された少なくとも1つの直流リアクトルと、
    前記直流リアクトルの下方に配置された少なくとも1つの漏電遮断器とをさらに備えたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の制御装置。
  7. 前記インバータ、前記直流リアクトル、および前記漏電遮断器の各中心は、鉛直方向において重ならないように配列されていることを特徴とする請求項6に記載の制御装置。
  8. 前記インバータは複数台であることを特徴とする請求項6または7に記載の制御装置。
  9. 前記複数の制御基板に供給される電力を遮断する複数の電力遮断スイッチをさらに備えたことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の制御装置。
  10. 前記ハウジングには、開閉可能な前面扉が設けられていることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の制御装置。
  11. ポンプおよびモータを有するポンプユニットと、
    前記ポンプユニットの運転を制御する請求項1乃至10のいずれか一項に記載の制御装置とを備えたことを特徴とする給水装置。
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