JP2014109499A - 曳航式電界検出装置、電界検出方法、及びプログラム - Google Patents

曳航式電界検出装置、電界検出方法、及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2014109499A
JP2014109499A JP2012264107A JP2012264107A JP2014109499A JP 2014109499 A JP2014109499 A JP 2014109499A JP 2012264107 A JP2012264107 A JP 2012264107A JP 2012264107 A JP2012264107 A JP 2012264107A JP 2014109499 A JP2014109499 A JP 2014109499A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electric field
detecting
sea
field detection
towed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012264107A
Other languages
English (en)
Inventor
Ichiro Ogura
一郎 小倉
Yasuto Asano
安人 浅野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SGK SYSTEM GIKEN CO Ltd
UNIVERSAL TOKKI CORP
Original Assignee
SGK SYSTEM GIKEN CO Ltd
UNIVERSAL TOKKI CORP
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SGK SYSTEM GIKEN CO Ltd, UNIVERSAL TOKKI CORP filed Critical SGK SYSTEM GIKEN CO Ltd
Priority to JP2012264107A priority Critical patent/JP2014109499A/ja
Publication of JP2014109499A publication Critical patent/JP2014109499A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Geophysics And Detection Of Objects (AREA)
  • Measuring Magnetic Variables (AREA)

Abstract

【課題】海中の電界を精度良く検出することができる曳航式電界検出装置、電界検出方法、及びプログラムを得る。
【解決手段】移動体によって曳航され、海中の電界を検出する、曳航式電界検出装置1であって、海中の電界を、曳航方向である第1方向と第1方向と直交する第2方向の各成分で検出する2軸電界検出センサ10と、海中の磁界を、第1及び第2方向と直交する第3方向の成分で検出する磁界検出センサ2と、当該曳航式電界検出装置1の第1方向の速度を検出する潮流計3と、第1方向の速度及び第3方向の磁界の値に基づいて、当該曳航式電界検出装置1の移動により発生した電界ノイズを検出する電界ノイズ検出手段4と、電界ノイズの値に基づき、検出された海中の電界のうち、第2方向の成分の値を補正する電界補正手段5と、を備えたことを特徴とする。
【選択図】図6

Description

本発明は、移動体によって曳航され、海中の電界を検出する曳航式電界検出装置、電界検出方法、及びプログラムに関する。
従来、移動体によって曳航された磁気検出センサを用いて、移動体から発生する磁気信号を検出する方法が開示されている(例えば特許文献1参照)。また、船舶の接近を検知する方法として、船舶から発生する磁気信号又は音響信号を用いることが知られている。近年、消磁技術の進歩により、船舶から発生する磁気信号が低下しつつある。また、船舶の航行時の静粛化が進んでいる。そのため、海中の電界を検出して船舶の近接等を検知する方法が着目されている。
海中の電界を検出する技術として、電界検出センサを船舶等によって曳航し、海底の鉱脈探査を行うものが開示されている(例えば非特許文献1〜3参照)。
特開2007−218054号公報
USGS(U.S.Geological Survey),"Offshore Industrial Mineral Studies Using a Marine Induced-Polarization Streamer System",[online],[2012年10月1日検索],インターネット〈URL:http://pubs.usgs.gov/info/offshore/〉 Thales Australia,"AMAS ELECTRIC SWEEP",[online],[2012年10月1日検索],インターネット〈URL:http://www.thalesgroup.com/Countries/Australia/Documents/AMAS_Electric_Sweep_Brochure/〉 Jeffrey C.Wynn."Titanium geophysics:The application of induced polarization to see-floor mineral explorarion"GEOPHYSICS,VOL.53,MARCH,1988,p.386-401
しかしながら、電界を検出する電界検出センサを移動体によって曳航すると、導電性媒質である海水中を電界検出センサが移動する。このような移動は、地磁気及び船舶から発生する磁界を横切ることとなり、電磁誘導によって誘導起電力が生じる。そのため、この誘導起電力を要因とする電界ノイズが生じ、船舶から生じる電界信号に重畳する。その結果、電界信号を精度良く検出することができない、という問題点があった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、海中の電界を精度良く検出することができる曳航式電界検出装置を得ることを目的とする。
本発明に係る曳航式電界検出装置は、移動体によって曳航され、海中の電界を検出する、曳航式電界検出装置であって、海中の電界を、当該曳航式電界検出装置の曳航方向である第1方向と、該第1方向と直交する第2方向の各成分で検出する2軸電界検出手段と、海中の磁界を、前記第1及び第2方向と直交する第3方向の成分で検出する磁界検出手段と、当該曳航式電界検出装置の前記第1方向の速度を検出する速度検出手段と、検出された前記第1方向の速度及び前記第3方向の磁界の値に基づいて、当該曳航式電界検出装置の移動により発生した電界ノイズを検出する電界ノイズ検出手段と、前記電界ノイズの値に基づき、前記電界検出手段により検出された前記海中の電界のうち、前記第2方向の成分の値を補正する電界補正手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明に係る電界検出方法は、移動体によって曳航される電界検出手段により、海中の電界を検出する電界検出方法であって、海中の電界を、前記電界検出手段の曳航方向である第1方向と、該第1方向と直交する第2方向の各成分で検出する2軸電界検出ステップと、海中の磁界を、前記第1及び第2方向と直交する第3方向の成分で検出する磁界検出ステップと、前記電界検出手段の前記第1方向の速度を検出する速度検出ステップと、検出された前記第1方向の速度及び前記第3方向の磁界の値に基づいて、前記電界検出手段の移動により発生した電界ノイズを検出する電界ノイズ検出ステップと、前記電界ノイズの値に基づき、前記2軸電界検出ステップにより検出された前記海中の電界のうち、前記第2方向の成分の値を補正する電界補正ステップと、を有することを特徴とする。
本発明に係るプログラムは、上記電界検出方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明は、海中の電界を、曳航方向である第1方向と、該第1方向と直交する第2方向の各成分で検出し、第1方向の速度及び第3方向の磁界の値に基づいて、移動により発生した電界ノイズを検出して、検出された海中の電界のうち、第2方向の成分の値を補正するので、海中の電界を精度良く検出することができる。
実施の形態1に係る曳航式電界検出装置1を曳航する様子を示す図である。 実施の形態1に係る曳航式電界検出装置1の構成を示す図である。 実施の形態1に係る2軸電界検出センサ10の軸方向と検出電界を説明する概念図である。 船舶から生じる電界信号と磁界信号とを示す図である。 実施の形態1に係る2軸電界検出センサ10の軸方向と電界ノイズとの関係を説明する図である。 実施の形態1に係る曳航式電界検出装置1の構成を示す図である。 実施の形態2に係る曳航式電界検出装置1の構成を示す図である。 潮流の影響により生じる電界ノイズを説明する図である。 実施の形態3に係る曳航式電界検出装置1の構成を示す図である。 実施の形態3に係る曳航式電界検出装置1の他の構成を示す図である。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る曳航式電界検出装置1を曳航する様子を示す図である。
図2は、実施の形態1に係る曳航式電界検出装置1の構成を示す図である。
図1及び図2に示すように、曳航式電界検出装置1は、海面を航行する船舶20(曳航船)と曳航ケーブル21により接続され、船舶20によって曳航されて海中の電界を検出するものである。なお、ここでは船舶20によって曳航式電界検出装置1が曳航される場合を説明するが、本発明はこれに限らず、海面又は海中を航行する任意の移動体によって曳航されるものであればよい。また、例えばヘリコプターなど空中を航行する移動体によって曳航式電界検出装置1を曳航しても良い。
曳航式電界検出装置1は、2軸電界検出センサ10を備えている。2軸電界検出センサ10は、曳航ケーブル21を接続する筐体11に搭載されている。
2軸電界検出センサ10は、海水と接する電極12−1、12−2、13−1、13−2を有している。
2軸電界検出センサ10の電極12−1及び12−2の軸方向は、曳航式電界検出装置1の曳航方向と平行となるように配置されている。また、2軸電界検出センサ10の電極13−1及び13−2の軸方向は、曳航式電界検出装置1の曳航方向と直交するように配置されている。ここでは、電極13−1及び13−2の軸方向を鉛直方向とした場合を説明する。
なお、曳航方向は本発明における「第1方向」に相当し、曳航方向と直交する水平方向は本発明における「第3方向」に相当し、曳航方向と直交する鉛直方向は本発明における「第2方向」に相当する。なお、以下の説明において、曳航方向をx軸、水平方向をy軸、鉛直方向をz軸とする。
図3は、実施の形態1に係る2軸電界検出センサ10の軸方向と検出電界を説明する概念図である。
図3に示すように、2軸電界検出センサ10は、電極12−1及び12−2の2点間の電位差と、その電極間の距離とから、電極12−1及び12−2の軸方向(2つの電極を結ぶ方向)の電界を検出する。即ち、電極12−1における電位をφx1、電極12−2における電位をφx2とし、電極間の距離をdxとすると、曳航方向における海中の電界Exは、Ex=(φx1−φx2)/dx、となる。
また、2軸電界検出センサ10は、電極13−1及び13−2の2点間の電位差と、その電極間の距離とから、電極13−1及び13−2の軸方向(2つの電極を結ぶ方向)の電界を検出する。即ち、電極13−1における電位をφz1、電極13−2における電位をφz2とし、電極間の距離をdzとすると、鉛直方向における海中の電界Ezは、Ez=(φz1−φz2)/dz、となる。
この曳航式電界検出装置1は、船舶等の移動体(曳航船以外の船舶を含む)から発生する電界信号を検出することにより、船舶等の接近を検出する移動体検出装置に適用できる。即ち、海水は電解質溶液であるために海水中に異種金属が存在すると、電位差を生じる。この場合、イオン化傾向が大きい金属からイオン化傾向が小さい金属に電流が流れ、陽極表面が腐食する。船舶においては、例えば船体外板が陽極(鉄鋼)、プロペラが陰極(銅合金等)となり、プロペラ主軸を介して船体外板へ電流が戻ってくることにより閉回路が構成される。この電流が腐食電流である。また、このような腐食電流による金属の腐食を防止するため、防食電流を流すこともある。そのため、例えば海水に電流を流すための保護亜鉛や白金等の陽極電極が船体に設けられる。また、船尾部分に設けられているプロペラ、舵等は、海水を介して電流が流れ込む(電流を吸い込む)ための陰極電極として機能する。そして、これらは海水を流れる電流に対して、電流源となり、移動体近傍には電界信号が発生する。このように、船舶等の移動体から発生する電界信号は、特に船舶等の移動体直下にて、移動体の移動方向と鉛直方向との成分が主に発生し、移動方向に対して直交する水平成分(y軸成分)が小さくなる傾向がある。このため、移動体からの電界信号を検知する場合には、検出する海中の電界方向は2軸方向(x軸及びz軸)のみ検出すれば良い。
次に、曳航式電界検出装置1の移動により発生する電界ノイズについて説明する。
図4は、船舶から生じる電界信号と磁界信号とを示す図である。
曳航式電界検出装置1が曳航されると、導電性媒質である海水中を2軸電界検出センサ10が移動する。このような移動は、地磁気及び船舶から発生する磁界を横切ることとなり、電磁誘導によって誘導起電力が生じる。この誘導起電力は、2軸電界検出センサ10によって検出する電界に対するノイズ(電界ノイズE’)となり得る。例えば図4に示すように、電界信号発生源となる船舶20からの電界を検出する場合、この船舶20から生じる船舶磁界と地磁気とが合成された磁界を横切ることとなる。
誘導起電力eは、磁束密度B及び移動速度vに基づいて次式(1)で表される。ここで、磁束密度B及び移動速度vはベクトルであり、誘導起電力eは磁束密度Bと移動速度vとの外積となる。また誘導起電力eもベクトルである。ここで、磁束密度B、移動速度v、誘導起電力eの方向は互いに直交する(フレミングの右手の法則)。
Figure 2014109499
図5は、実施の形態1に係る2軸電界検出センサ10の軸方向と電界ノイズとの関係を説明する図である。
図5において、地磁気及び船舶磁界の合成磁界信号H(Hx,Hy,Hz)を、2軸電界検出センサ10が曳航速度Vx(x軸方向)で横切る場合の電界ノイズを考える。
上記式(1)より、合成磁界信号Hに起因する電界ノイズE’の各軸成分(ex,ey,ez)は、以下となる。
ex=0
ey=Vx・Hz
ez=Vx・Hy
このように、2軸電界検出センサ10が磁界を横切ることにより生じる誘導起電力eは、2軸電界検出センサ10が検出する電界Exと直交する成分のみとなり、検出された電界Exに重畳する電界ノイズの影響を低減することができる。
一方、検出された電界Ezには、電界ノイズE’のz軸成分(ez=Vx・Hy)が重畳することとなる。
以下、このような電界ノイズE’の影響を低減する曳航式電界検出装置1の構成について、説明する。
図6は、実施の形態1に係る曳航式電界検出装置1の構成を示す図である。
図6に示すように、実施の形態1に係る曳航式電界検出装置1は、2軸電界検出センサ10と、磁界検出センサ2と、潮流計3と、電界ノイズ検出手段4と、電界補正手段5とを備えている。なお、潮流計3は、本発明における「速度検出手段」に相当する。
2軸電界検出センサ10は、海中の電界を、当該曳航式電界検出装置1の曳航方向(x軸)と、この曳航方向と直交する方向(z軸)の各成分で検出する。
磁界検出センサ2は、海中の磁界を、前記2軸電界検出センサ10の各軸と直交する方向(y軸)の成分で検出する。
潮流計3は、当該曳航式電界検出装置1の曳航方向の速度(曳航速度Vx)を検出する。なお、曳航式電界検出装置1の動揺を検出するジャイロセンサをさらに備え、このジャイロセンサにより検出された3軸方向の揺動角度によって、潮流計3の検出値を補正することで、曳航方向の速度(曳航速度Vx)がより正確に算出することができる。
電界ノイズ検出手段4は、潮流計3によって検出された曳航速度Vx、及び、磁界検出センサ2によって検出された磁界の値(Hy)に基づいて、当該曳航式電界検出装置1の移動により発生した電界ノイズを検出する。即ち、電界ノイズ検出手段4は、上記式(1)より、合成磁界信号Hに起因する電界ノイズE’のうち、z軸成分(ez=Vx・Hy)のみを算出する。
電界補正手段5は、電界ノイズ検出手段4によって検出された電界ノイズの値に基づき、2軸電界検出センサ10により検出された海中の電界(Ex,Ez)のうち、曳航方向と直交する方向(z軸)の成分の値(Ez)を補正する。即ち、電界補正手段5は、検出された電界Ezから電界ノイズのz軸成分(ez)を減算して出力する。なお、2軸電界検出センサ10により検出された曳航方向の電界Exは、補正すること無く出力される。
以上のように本実施の形態1においては、海中の電界を、曳航方向とこの曳航方向と直交する方向の各成分で検出し、曳航速度、及び、電界を検出する軸方向と直交する方向の磁界の値に基づいて、移動により発生した電界ノイズを検出する。そして、検出された海中の電界のうち、曳航方向と直交する方向の成分の値を補正するので、海中の電界を精度良く検出することができる。
また、2軸電界検出センサ10のうち1つの軸の方向は、曳航式電界検出装置1の曳航方向と平行となるように配置されているので、2軸電界検出センサ10により検出する電界Exに重畳する電界ノイズの影響を低減することができる。よって、海中の電界を精度良く検出することができる曳航式電界検出装置1を得ることができる。
なお、本実施の形態1では、2軸電界検出センサ10の軸方向を曳航方向(x軸)と、これに直交する鉛直方向(z軸)としたが、本発明はこれに限らず、2軸電界検出センサ10の軸方向は、曳航方向(x軸)と、これに直交する任意の方向としても良い。この場合にも、磁界検出センサ2によって、2軸電界検出センサ10の各軸と直交する方向の成分で磁界を検出して、この直交する磁界を用いて当該任意の方向に発生する電界ノイズを検出することで、当該任意の方向の電界を補正するようにしても良い。
なお、電界ノイズ検出手段4、電界補正手段5は、これらの機能を実現する回路デバイスなどのハードウェアで実現することもできるし、マイコンやCPUのような演算装置上で実行されるソフトウェアとして実現することもできる。
実施の形態2.
本実施の形態2では、海水中の船舶等の移動体(曳航船以外の船舶を除く)から発生する電界信号3軸成分を検出する形態について説明する。
図7は、実施の形態2に係る曳航式電界検出装置1の構成を示す図である。
図7に示すように、実施の形態2に係る曳航式電界検出装置1は、2軸磁界検出センサ6と、3軸電界検出センサ14と、潮流計3と、電界ノイズ検出手段4と、電界補正手段5とを備えている。
3軸電界検出センサ14は、海中の電界を、当該曳航式電界検出装置1の曳航方向(x軸)と、この曳航方向と直交する鉛直方向(z軸)と、曳航方向と直交する水平方向(y軸)との各成分で検出する。
2軸磁界検出センサ6は、海中の磁界を、曳航方向と直交する鉛直方向(z軸)と、曳航方向と直交する水平方向(y軸)との各成分で検出する。なお、2軸磁界検出センサ6を3軸磁界検出センサにより構成し、3軸の検出成分のうちの2軸成分のみを用いても良い。
潮流計3は、当該曳航式電界検出装置1の曳航方向の速度(曳航速度Vx)を検出する。なお、曳航式電界検出装置1の動揺を検出するジャイロセンサをさらに備え、このジャイロセンサにより検出された3軸方向の揺動角度によって、潮流計3の検出値を補正することで、曳航方向の速度(曳航速度Vx)がより正確に算出することができる。
電界ノイズ検出手段4は、潮流計3によって検出された曳航速度Vx、及び、2軸磁界検出センサ6によって検出された磁界の値(Hy,Hz)に基づいて、当該曳航式電界検出装置1の移動により発生した電界ノイズを検出する。ここで、本実施の形態2における3軸電界検出センサ14は、検出した電界Eyには、電界ノイズE’のy軸成分(ey=Vx・Hz)が重畳し、検出した電界Ezには、電界ノイズE’のz軸成分(ez=Vx・Hy)が重畳することとなる。このため、電界ノイズ検出手段4は、上記式(1)より、合成磁界信号Hに起因する電界ノイズE’のうち、y軸成分(ey=Vx・Hz)とz軸成分(ez=Vx・Hy)とを算出する。
電界補正手段5は、電界ノイズ検出手段4によって検出された電界ノイズの値に基づき、3軸電界検出センサ14により検出された海中の電界(Ex,Ey,Ez)のうち、曳航方向と直交する水平方向(y軸)及び鉛直方向(z軸)の各成分の値(Ey,Ez)を補正する。即ち、電界補正手段5は、検出された電界Eyから電界ノイズのy軸成分(ey)を減算して出力し、検出された電界Ezから電界ノイズのz軸成分(ez)を減算して出力する。なお、3軸電界検出センサ14により検出された曳航方向の電界Exは、補正すること無く出力される。
以上のように本実施の形態2においては、海中の電界を、曳航方向とこの曳航方向と直交する鉛直方向及び水平方向の各成分で検出し、曳航速度、及び、曳航方向と直交する鉛直方向及び水平方向の磁界の値に基づいて、移動により発生した電界ノイズを検出する。そして、検出された海中の電界のうち、曳航方向と直交する水平方向及び鉛直方向の各成分の値を補正するので、海中の電界を精度良く検出することができる。
また、3軸電界検出センサ14のうち1つの軸の方向は、曳航式電界検出装置1の曳航方向と平行となるように配置されているので、3軸電界検出センサ14により検出する電界Exに重畳する電界ノイズの影響を低減することができる。よって、海中の電界を精度良く検出することができる曳航式電界検出装置1を得ることができる。
実施の形態3.
本実施の形態3では、潮流の影響を考慮して、更に、海中の電界を精度良く検出することができる曳航式電界検出装置1について説明する。
なお、本実施の形態3においては、上記実施の形態1で説明した2軸電界検出センサ10によって、x軸及びz軸方向の電界を検出する場合を例に説明する。
図8は、潮流の影響により生じる電界ノイズを説明する図である。
船舶20によって曳航される曳航式電界検出装置1は、潮流によって、曳航方向以外の方向に移動する場合がある。この移動によっても、2軸電界検出センサ10は、地磁気及び船舶から発生する磁界を横切ることとなり、電磁誘導によって誘導起電力が生じる。
図8に示す例では、曳航式電界検出装置1が船舶20によってx軸方向に曳航されつつ、潮流によってy軸方向にも移動している場合を示している。
図8(a)及び(b)に示すように、曳航式電界検出装置1が潮流の影響を受けると、曳航式電界検出装置1は、曳航速度Vxと潮流速度Vyとの合成速度ベクトルの方向に移動する。
このように、2軸電界検出センサ10が潮流速度Vy(y軸方向)で横切る場合の電界ノイズE’の各軸成分(ex,ey,ez)は、上記式(1)より、以下となる。
ex=Vy・Hz
ey=Vx・Hz
ez=Vx・Hy−Vy・Hx
このように、潮流の影響を受けて2軸電界検出センサ10がy軸方向に移動すると、2軸電界検出センサ10が検出する電界Exには、電界ノイズE’のx軸成分(ex=Vy・Hz)が重畳する。
また、検出された電界Ezには、曳航による移動に起因する誘導起電力と、潮流による移動に起因する誘導起電力とが合成された、電界ノイズE’のz軸成分(ez=Vx・Hy−Vy・Hx)が重畳することとなる。
以下、このような電界ノイズE’の影響を低減する曳航式電界検出装置1の構成について、説明する。
図9は、実施の形態3に係る曳航式電界検出装置1の構成を示す図である。
図9に示すように、実施の形態3に係る曳航式電界検出装置1は、2軸電界検出センサ10と、3軸磁界検出センサ7と、2軸潮流計8と、電界ノイズ検出手段4と、電界補正手段5とを備えている。なお、2軸潮流計8は、本発明における「速度検出手段」及び「潮流検出手段」に相当する。
2軸電界検出センサ10は、海中の電界を、当該曳航式電界検出装置1の曳航方向(x軸)と、この曳航方向と直交する方向(z軸)の各成分で検出する。
3軸磁界検出センサ7は、海中の磁界を、曳航方向と直交する鉛直方向(z軸)と、曳航方向と直交する水平方向(y軸)及び鉛直方向(z軸)との各成分で検出する。
2軸潮流計8は、当該曳航式電界検出装置1の曳航方向の速度(曳航速度Vx)と、曳航方向と直交する水平方向の海水の速度(潮流速度Vy)とを検出する。
電界ノイズ検出手段4は、2軸潮流計8によって検出された曳航速度Vx及び潮流速度Vy、並びに、3軸磁界検出センサ7によって検出された磁界の値(Hx,Hy,Hz)に基づいて、当該曳航式電界検出装置1の移動により発生した電界ノイズを検出する。即ち、電界ノイズ検出手段4は、上記式(1)より、合成磁界信号Hに起因する電界ノイズE’のうち、x軸成分(ex=Vy・Hz)とz軸成分(ez=Vx・Hy−Vy・Hx)とを算出する。
電界補正手段5は、電界ノイズ検出手段4によって検出された電界ノイズの値に基づき、2軸電界検出センサ10により検出された海中の電界(Ex,Ez)の各成分の値を補正する。即ち、電界補正手段5は、検出された電界Exから電界ノイズのx軸成分(ex)を減算して出力し、検出された電界Ezから電界ノイズのz軸成分(ez)を減算して出力する。
以上のように本実施の形態3においては、曳航速度Vxと潮流速度Vyとを検出し、曳航及び潮流の移動により発生した電界ノイズを検出し、この電界ノイズの値に基づき、検出された海中の電界の値を補正するので、潮流により曳航方向以外に移動する場合であっても、電界ノイズの影響を低減することができる。よって、海中の電界を精度良く検出することができる曳航式電界検出装置1を得ることができる。
なお、海中におけるz軸方向の潮流の速度は小さいため、本実施の形態3の2軸潮流計8は、y軸方向の潮流速度を検出しているが、本発明はこれに限らず、z軸方向も加えて、3軸潮流計としても良い。この場合も同様に、曳航速度Vxとz軸方向の潮流速度Vzに起因する電界ノイズを、上記式(1)により算出し、検出した電界の各成分の値を補正するようにしても良い。
なお、本実施の形態3では、上記実施の形態1で説明した2軸電界検出センサ10によって、x軸及びz軸方向の電界を検出する場合を例に説明したが、これに限らず、上記実施の形態2で説明した3軸電界検出センサ14によって、x軸、y軸及びz軸方向の各成分の電界を検出する場合に適用しても良い。
例えば図10に示すように、電界ノイズ検出手段4は、2軸潮流計8によって検出された曳航速度Vx及び潮流速度Vy、並びに、3軸磁界検出センサ7によって検出された磁界の値(Hx,Hy,Hz)に基づいて、上記式(1)より、合成磁界信号Hに起因する電界ノイズE’の各成分(ex=Vy・Hz,ey=Vx・Hz,ez=Vx・Hy−Vy・Hx)を算出する。そして、電界補正手段5は、電界ノイズ検出手段4によって検出された電界ノイズの値に基づき、3軸電界検出センサ14により検出された海中の電界(Ex,Ey,Ez)の各成分の値を補正する。このような構成によって、潮流により曳航方向以外に移動する場合であっても、電界ノイズの影響を低減することができる。よって、海中の電界を精度良く検出することができる曳航式電界検出装置1を得ることができる。
1 曳航式電界検出装置、2 磁界検出センサ、3 潮流計、4 電界ノイズ検出手段、5 電界補正手段、6 2軸磁界検出センサ、7 3軸磁界検出センサ、8 2軸潮流計、10 2軸電界検出センサ、11 筐体、12 電極、13 電極、14 3軸電界検出センサ、20 船舶、21 曳航ケーブル。

Claims (9)

  1. 移動体によって曳航され、海中の電界を検出する、曳航式電界検出装置であって、
    海中の電界を、当該曳航式電界検出装置の曳航方向である第1方向と、該第1方向と直交する第2方向の各成分で検出する2軸電界検出手段と、
    海中の磁界を、前記第1及び第2方向と直交する第3方向の成分で検出する磁界検出手段と、
    当該曳航式電界検出装置の前記第1方向の速度を検出する速度検出手段と、
    検出された前記第1方向の速度及び前記第3方向の磁界の値に基づいて、当該曳航式電界検出装置の移動により発生した電界ノイズを検出する電界ノイズ検出手段と、
    前記電界ノイズの値に基づき、前記2軸電界検出手段により検出された前記海中の電界のうち、前記第2方向の成分の値を補正する電界補正手段と、
    を備えた
    ことを特徴とする曳航式電界検出装置。
  2. 前記第2の方向は、前記第1方向と直交する鉛直方向である
    ことを特徴とする請求項1に記載の曳航式電界検出装置。
  3. 移動体によって曳航され、海中の電界を検出する、曳航式電界検出装置であって、
    海中の電界を、当該曳航式電界検出装置の曳航方向である第1方向と、該第1方向と直交する鉛直方向である第2方向と、前記第1方向と直交する水平方向である第3方向との各成分で検出する3軸電界検出手段と、
    海中の磁界を、前記第2方向及び前記第3方向の各成分で検出する磁界検出手段と、
    当該曳航式電界検出装置の前記第1方向の速度を検出する速度検出手段と、
    検出された前記第1方向の速度、前記第2方向の磁界、及び前記第3方向の磁界の値に基づいて、当該曳航式電界検出装置の移動により発生した電界ノイズを検出する電界ノイズ検出手段と、
    前記電界ノイズの値に基づき、前記2軸電界検出手段により検出された前記海中の電界のうち、前記第2方向の成分の値及び前記第3方向の成分の値を補正する電界補正手段と、
    を備えた
    ことを特徴とする曳航式電界検出装置。
  4. 前記第3方向の海水の速度を検出する潮流検出手段を備え、
    前記磁界検出手段は、海中の磁界を前記第2方向の成分で検出し、
    前記電界ノイズ検出手段は、検出された前記第3方向の海水の速度及び前記第2方向の磁界の値に基づいて、当該曳航式電界検出装置の移動により発生した電界ノイズを検出し、
    前記電界補正手段は、前記電界ノイズの値に基づき、検出された前記海中の電界のうち、前記第1方向の成分の値を補正する
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載の曳航式電界検出装置。
  5. 移動体によって曳航される電界検出手段により、海中の電界を検出する電界検出方法であって、
    海中の電界を、前記電界検出手段の曳航方向である第1方向と、該第1方向と直交する第2方向の各成分で検出する2軸電界検出ステップと、
    海中の磁界を、前記第1及び第2方向と直交する第3方向の成分で検出する磁界検出ステップと、
    前記電界検出手段の前記第1方向の速度を検出する速度検出ステップと、
    検出された前記第1方向の速度及び前記第3方向の磁界の値に基づいて、前記電界検出手段の移動により発生した電界ノイズを検出する電界ノイズ検出ステップと、
    前記電界ノイズの値に基づき、前記2軸電界検出ステップにより検出された前記海中の電界のうち、前記第2方向の成分の値を補正する電界補正ステップと、
    を有する
    ことを特徴とする電界検出方法。
  6. 前記第2の方向は、前記第1方向と直交する鉛直方向である
    ことを特徴とする請求項5に記載の電界検出方法。
  7. 移動体によって曳航される電界検出手段により、海中の電界を検出する電界検出方法であって、
    海中の電界を、前記電界検出手段の曳航方向である第1方向と、該第1方向と直交する鉛直方向である第2方向と、前記第1方向と直交する水平方向である第3方向との各成分で検出する3軸電界検出ステップと、
    海中の磁界を、前記第2方向及び前記第3方向の各成分で検出する磁界検出ステップと、
    前記電界検出手段の前記第1方向の速度を検出する速度検出ステップと、
    検出された前記第1方向の速度、前記第2方向の磁界、及び前記第3方向の磁界の値に基づいて、前記電界検出手段の移動により発生した電界ノイズを検出する電界ノイズ検出ステップと、
    前記電界ノイズの値に基づき、前記3軸電界検出ステップにより検出された前記海中の電界のうち、前記第2方向の成分の値及び前記第3方向の成分の値を補正する電界補正ステップと、
    を備えた
    ことを特徴とする電界検出方法。
  8. 前記第3方向の海水の速度を検出する潮流検出ステップを有し、
    前記磁界検出ステップは、海中の磁界を前記第2方向の成分で検出し、
    前記電界ノイズ検出ステップは、検出された前記第3方向の海水の速度及び前記第2方向の磁界の値に基づいて、前記電界検出手段の移動により発生した電界ノイズを検出し、
    前記電界補正ステップは、前記電界ノイズの値に基づき、検出された前記海中の電界のうち、前記第1方向の成分の値を補正する
    ことを特徴とする請求項6又は7に記載の電界検出方法。
  9. 請求項5〜8の何れか一項に記載の電界検出方法をコンピュータに実行させる
    ことを特徴とするプログラム。
JP2012264107A 2012-12-03 2012-12-03 曳航式電界検出装置、電界検出方法、及びプログラム Pending JP2014109499A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012264107A JP2014109499A (ja) 2012-12-03 2012-12-03 曳航式電界検出装置、電界検出方法、及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012264107A JP2014109499A (ja) 2012-12-03 2012-12-03 曳航式電界検出装置、電界検出方法、及びプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014109499A true JP2014109499A (ja) 2014-06-12

Family

ID=51030213

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012264107A Pending JP2014109499A (ja) 2012-12-03 2012-12-03 曳航式電界検出装置、電界検出方法、及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014109499A (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007127589A (ja) * 2005-11-07 2007-05-24 Universal Shipbuilding Corp 電界検出方法、装置及び電界検出方法のプログラム並びに移動体位置等推定検出方法、装置及び移動体位置等推定検出方法のプログラム
JP2009229137A (ja) * 2008-03-19 2009-10-08 Shimadzu Corp 目標体探査装置
US20100238762A1 (en) * 2007-12-12 2010-09-23 Hornbostel Scott C Method and Apparatus For Evaluating Submarine Formations
JP2011102096A (ja) * 2009-11-11 2011-05-26 Technical Research & Development Institute Ministry Of Defence 船舶の電流モーメント解析装置
JP2011102762A (ja) * 2009-11-11 2011-05-26 Technical Research & Development Institute Ministry Of Defence 水中電界測定装置及び水中電界測定方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007127589A (ja) * 2005-11-07 2007-05-24 Universal Shipbuilding Corp 電界検出方法、装置及び電界検出方法のプログラム並びに移動体位置等推定検出方法、装置及び移動体位置等推定検出方法のプログラム
US20100238762A1 (en) * 2007-12-12 2010-09-23 Hornbostel Scott C Method and Apparatus For Evaluating Submarine Formations
JP2009229137A (ja) * 2008-03-19 2009-10-08 Shimadzu Corp 目標体探査装置
JP2011102096A (ja) * 2009-11-11 2011-05-26 Technical Research & Development Institute Ministry Of Defence 船舶の電流モーメント解析装置
JP2011102762A (ja) * 2009-11-11 2011-05-26 Technical Research & Development Institute Ministry Of Defence 水中電界測定装置及び水中電界測定方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4958424B2 (ja) 電界検出方法、装置及び電界検出方法のプログラム並びに移動体位置等推定検出方法、装置及び移動体位置等推定検出方法のプログラム
JP2018155765A (ja) 自立型水中航行機の地図作成探査のための磁気データの補償
Troni et al. Advances in in situ alignment calibration of Doppler and high/low‐end attitude sensors for underwater vehicle navigation: Theory and experimental evaluation
US9490873B2 (en) Methods and apparatus for underwater electrical near-field signal system
JP6084821B2 (ja) 曳航式電界検出装置
JP5305202B2 (ja) 水中電界測定装置及び水中電界測定方法
US3308659A (en) Electromagnetic speed sensor
JP2014109499A (ja) 曳航式電界検出装置、電界検出方法、及びプログラム
JP4494268B2 (ja) 探知ブイ
JP2017161390A (ja) 水底用電磁探査システム及びこれを用いた探査方法
Vandavasi et al. Machine learning-based electro-magnetic field guided localization technique for autonomous underwater vehicle homing
JP5802988B2 (ja) 船体磁気推定装置及び方法
JP2005195479A (ja) 艦艇の磁気測定方法
JP2005181164A (ja) 移動体位置等推定検出方法、装置及び移動体位置等推定検出方法のプログラム
JP5574768B2 (ja) 移動体位置推定検出システム及び移動体位置推定検出方法
Birsan et al. The effect of roll and pitch motion on ship magnetic signature
JP2004050970A (ja) 船舶の位置検出方法並びに位置検出装置及びシステム
CN112285787B (zh) 从空气中对水下目标极低频磁场进行探测的系统与方法
JP6127734B2 (ja) 水中電界測定装置及び水中電界測定方法
JP2008256400A (ja) 移動体位置等推定検出方法、装置及び移動体位置等推定検出方法のプログラム
JP2006250703A (ja) 海底質の導電率推定方法、システム及び装置並びに海底質の導電率推定方法のプログラム
JP4470805B2 (ja) 磁気センサの位置計測方法
JP5207877B2 (ja) 感応掃海装置
JP2023072986A (ja) 海底構造物検出システム
WO2023238733A1 (ja) 自律型無人潜水船

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151102

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160812

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160823

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160927

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160927

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20170110