JP2014107928A - 電動機の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】コストを抑えつつ、不可逆減磁の発生を抑制する電動機の制御装置を提供する。
【解決手段】電動機(12)の制御装置(10)は、永久磁石(24)を備えたロータ(20)と、巻線(22a)が巻かれたステータ(22)と、巻線(22a)に所定の位相(β)の駆動電流を供給する駆動制御装置(14)とを備え、駆動制御装置(14)は、駆動電流が第1閾値(th1)よりも小さいときには、所定の駆動電流に対する駆動電流の位相(β)を、電動機(12)のトルクが最大となる最大トルク位相(βb)に設定し、駆動電流が第1閾値(th1)以上になると、駆動電流の位相(β)を前記最大トルク位相(βb)から遅角させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、不可逆減磁の発生を抑制する電動機の制御装置に関する。
電動機において、不可逆減磁が発生すると、トルクが低下してしまうため、不可逆減磁を抑制することが望まれている。不可逆減磁の発生を抑制する方法としては、例えば、ジスプロシウム(Dy)の含有率が高い高保磁力ネオジム磁石を用いたり、磁石の厚みを増やして磁石のパーミアンス係数を増加させるといった方法が知られている。
また、下記特許文献1には、不可逆減磁が発生すると、トルクが最大となる電流の位相が変化するので、不可逆減磁の発生を検出すると、トルクが最大となるように電流の位相を調整することが記載されている。
特許第2943657号公報
しかしながら、磁石の保磁力を向上させるジスプロシウムやネオジム(Nd)等のレアアースの価格が昨今高騰しており、不可逆減磁の発生を抑制するために、ジスプロシウムの含有率を高くする若しくは磁石の厚みを増すと電動機のコストが増大してしまう。
また、上記特許文献1に記載の技術は、不可逆減磁の発生を感知し、その不可逆減磁状態においてトルクが最大となるように電流の位相を調整するものであり、不可逆減磁の発生を抑制させるものではない。
そこで、本発明は、コストを抑えつつ、不可逆減磁の発生を抑制する電動機の制御装置を提供することを目的とする。
本発明に係る電動機の制御装置は、以下の特徴を有する。
第1の特徴;永久磁石を備えたロータと、巻線が巻かれたステータと、前記巻線に所定の位相の駆動電流を供給する駆動制御装置と、を備えた電動機の制御装置において、前記駆動制御装置は、前記駆動電流が第1閾値よりも小さいときには、前記駆動電流の位相を、所定の駆動電流に対する前記電動機のトルクが最大となる最大トルク位相に設定し、前記駆動電流が第1閾値以上になると、前記駆動電流の位相を前記最大トルク位相から遅角させる。
第2の特徴;前記駆動制御装置は、前記駆動電流が前記第1閾値以上の場合は、前記駆動電流が大きくなる程、前記駆動電流の位相が前記最大トルク位相から遅角する遅角量を増大させる。
第3の特徴;前記駆動制御装置は、前記駆動電流が前記第1閾値以上で、且つ、前記永久磁石の温度が第2閾値以上になると、前記駆動電流の位相を前記最大トルク位相から遅角させる。
第4の特徴;前記駆動制御装置は、前記永久磁石の温度が前記第2閾値以上の場合は、前記永久磁石の温度が高い程、前記第1閾値を小さくする。
第5の特徴;前記駆動制御装置は、前記永久磁石の温度が前記第2閾値以上の場合は、前記永久磁石の温度が高い程、前記駆動電流の位相が最大トルク位相から遅角する遅角量を増大させる。
第1の特徴によれば、駆動電流が第1閾値よりも小さいときには、最小の駆動電流で電動機のトルクが最大となるように駆動電流の位相を設定し、駆動電流が第1閾値以上になると、駆動電流の位相を最大トルク位相から遅角させるので、駆動電流が比較的小さいときには、電動機の効率を高くした状態で駆動することができ、駆動電流が比較的大きいときには、永久磁石が受ける巻線からの反磁界を低減させて、永久磁石の不可逆減磁の発生を効果的に抑制することができる。また、永久磁石に含まれるジスプロシウム等の含有率を高くしたり、永久磁石の厚みを増す必要がないので、コストの高いレアアースの量を抑えることができる。
第2の特徴によれば、駆動電流が第1閾値以上の場合は、駆動電流が大きくなる程駆動電流の位相が最大トルク位相から遅角する遅角量を増大させるので、駆動電流が大きい場合であっても巻線からの反磁界を低減させて、永久磁石の不可逆減磁の発生を効果的に抑制することができる。
第3の特徴によれば、駆動電流が第1閾値以上で、且つ、永久磁石の温度が第2閾値以上になると、駆動電流の位相を最大トルク位相から遅角させるので、永久磁石の保磁力が一定値より低くなる高温時に、巻線からの反磁界を低減させて、永久磁石の不可逆減磁の発生を効果的に抑制することができる。
第4の特徴によれば、永久磁石の温度が第2閾値以上の場合は、永久磁石の温度が高い程、第1閾値を小さくするので、永久磁石の温度の上昇に応じて保磁力が低下しても、永久磁石の不可逆減磁の発生を効果的に抑制することができる。
第5の特徴によれば、永久磁石の温度が第2閾値以上の場合は、永久磁石の温度が高い程、駆動電流の位相が最大トルク位相から遅角する遅角量を増大させるので、永久磁石の温度の上昇に応じて保磁力が低下しても、巻線からの反磁界を大きく低減させて、不可逆減磁の発生を効果的に抑制することができる。
制御装置の構成図である。 図1に示す電動機の構成図である。 トルク電流と励磁電流との関係を示す図である。 図4Aは、電動機の出力トルクと駆動電流の位相の進み角との関係を示す図であり、図4Bは、振幅が閾値以上の駆動電流の位相の進み角と永久磁石の磁束の減磁率との関係を示す図である。 永久磁石の減磁曲線の一例を示す図である。 電動機の出力トルクと回転数との関係を示すグラフである。 永久磁石の温度に応じた永久磁石の磁気曲線を示す図である。 図8Aは、電動機の出力トルクと駆動電流の位相の進み角との関係を示す図であり、図8Bは、駆動電流の位相の進み角と永久磁石の磁束の減磁率との関係を永久磁石の温度に応じて示す図である。 永久磁石の温度と駆動電流の振幅に応じた位相との関係を示す図である。 図1に示す制御装置の動作を示すフローチャートである。
本発明に係る電動機の制御装置について、好適な実施の形態を掲げ、添付の図面を参照しながら以下、詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、制御装置10の構成図である。制御装置10は、電気自動車、ハイブリッド自動車等に搭載されるものであり、駆動源としての突極型PMモータ等の電動機12と、該電動機12を駆動制御する駆動制御装置14と、直流電源であるバッテリ16とを備える。電動機12は、図2に示すように、ロータ20と、三相(U相、V相、W相)の巻線22aを有するステータ22と、ロータ20の外周面に、ステータ22と対向するように配置されたN極及びS極の永久磁石24及び突極部26とを有する。なお、ロータ20の中心には回転軸28が設けられている。
図1の説明に戻り、駆動制御装置14は、電動機12を駆動制御するものであり、制御部30と、インバータ回路32と、インバータ回路32から出力されるU相、V相の交流電流(駆動電流)iu、ivを検出する電流検出器34u、34vとを有する。この制御部30は、CPU及びメモリ等を有するコンピュータで構成される。
インバータ回路32は、図示しない複数のスイッチング素子を有し、制御部30によって前記複数のスイッチング素子のオンオフが制御される(電流変換制御が行われる)ことで、バッテリ16から供給される直流電流を三相の駆動電流iu、iv、iwに変換し、変換した三相の駆動電流iu、iv、iwを電動機12に供給する。この変換された三相の駆動電流iu、iv、iwは、ステータ22の三相の巻線22aに供給される。これにより、電動機12が駆動し、ロータ20が回転軸28を中心に回転する。
ここで、制御部30は、電流変換制御を行う際に、ロータ20の位置に対する駆動電流iu、iv、iwの位相βを制御する。この駆動電流iu、iv、iwの位相β及び振幅I(大きさ)は、インバータ回路32の前記複数のスイッチング素子のオンオフによって制御される。三相の駆動電流iu、iv、iwは、図2に示すようにd軸の電流(以下、励磁電流)Idと、q軸の電流(以下、トルク電流)Iqとで表され、励磁電流Idとトルク電流Iqとが合成されたものである。なお、三相の駆動電流iu、iv、iwは振幅Iが同一であり、以下、この三相の駆動電流iu、iv、iwを総称して駆動電流iと呼ぶ場合がある。
図3は、トルク電流Iqと励磁電流Idとの関係を示す図である。図3に示すように、トルク電流Iqは、Iq=Icosβで表され、励磁電流Idは、Id=−Isinβで表すことができる。駆動電流iの位相βを大きくする程(進角させる程)、負の励磁電流Idが増大し、駆動電流iの位相βを小さくする程(遅角させる程)、負の励磁電流Idが減少する。この負の励磁電流Idが増大すると永久磁石24が受ける巻線22aからの反磁界が大きくなり、負の励磁電流Idが減少すると永久磁石24が受ける巻線22aからの反磁界が小さくなる。なお、位相β2>位相β1の関係を有するものとする。
この巻線22aにトルク電流Iqが流れると、トルク電流Iqと永久磁石24の磁束φとによってマグネットトルクが発生する。また、巻線22aに励磁電流Idが流れると、磁性体によって形成される突極部26によってリラクタンストルクが発生する。従って、電動機12の出力トルクTは、マグネットトルクとリラクタンストルクとの合成である。
図1の説明に戻り、電動機12には、ロータ20の回転角度θを検出する位置検出器12aが組み付けられている。位置検出器12aは、ホール素子やエンコーダを用いて構成された周知のものである。この位置検出器12aにより得られる回転角度θは、位置検出器12aの組み付け誤差等に起因して、一般にはロータ20の実際の回転位置に対して誤差を生じるが、本実施の形態では、説明を簡単にするため誤差を生じないものとして説明する。
制御部30は、電流指令算出部40、電流変換部42、減算器44、46、電圧指令算出部48、電圧変換部50、及び、インバータ制御部52を備える。電流指令算出部40は、電動機12の出力トルクTを指令トルク値T1とするために必要な駆動電流iの振幅I及び位相βを設定し、該設定した振幅I及び位相βに基づいて励磁電流指令値Idc及びトルク電流指令値Iqcを算出する。
電流変換部42は、電流検出器34u、34vが検出したU相、V相の駆動電流iu、ivを励磁電流Id、トルク電流Iqに変換する。ここで、電動機12は、三相であり、その任意の1つの相を流れる駆動電流iは、他の2つの相を流れる駆動電流iによって一義的に決まるので、本実施の形態では、2つの相(U相、V相)の駆動電流iu、ivを検出するものとしている。詳しくは、電流変換部42は、下記の(1)式を用いて励磁電流Id及びトルク電流Iqを算出する。なお、(1)式のθは、位置検出器12aが検出したロータ20の回転角度θである。
Figure 2014107928
減算器44は、電流指令算出部40が算出した励磁電流指令値Idcから電流変換部42が変換した励磁電流Idを減算することで偏差を求める。減算器46は、電流指令算出部40が算出したトルク電流指令値Iqcから電流変換部42が変換したトルク電流Iqを減算することで偏差を求める。
電圧指令算出部48は、減算器44、46が求めた偏差(Idc−Id)、(Iqc−Iq)に応じて、d軸の電圧(以下、励磁電圧)指令値Vdc、q軸の電圧(以下、トルク電圧)指令値Vqcを算出する。電圧変換部50は、偏差(Idc−Id)、(Iqc−Iq)がそれぞれ「0」となるようにPI制御等のフィードバック制御に基づいて励磁電圧指令値Vdc及びトルク電圧指令値Vqcを算出する。
電圧変換部50は、電圧指令算出部48が算出した励磁電圧指令値Vdc及びトルク電圧指令値Vqcを、電動機12の各相の印加電圧の指令電圧値Vuc、Vvc、Vwcに変換する。詳しくは、電圧変換部50は、下記の(2)式を用いて各相の指令電圧値Vuc、Vvc、Vwcを算出する。(2)式のθは、位置検出器12aが検出したロータ20の回転角度θである。
Figure 2014107928
この指令電圧値Vuc、Vvc、Vwcは、電動機12の各相の印加電圧の大きさ及び位相を規定するものであり、インバータ制御部52は、電圧変換部50が変換した指令電圧値Vuc、Vvc、Vwcに基づいて、インバータ回路32に前記複数のスイッチング素子を制御する制御信号を送る。これにより、インバータ回路32から出力される三相の駆動電流iu、iv、iwの振幅I及び位相βは、電流指令算出部40が設定した振幅I及び位相βとなり、電動機12の各相に印加される電圧Vu、Vv、Vwは、指令電圧値Vuc、Vvc、Vwcとなる。従って、電動機12の出力トルクTは、指令トルク値T1となる。
図4Aは、電動機12の出力トルクTと駆動電流iの位相βの進み角(進角)との関係を示す図である。駆動電流iの振幅Iが一定の場合に位相βを変えると、電動機12の出力トルクTは、図4Aに示すように変動する。従って、制御部30、詳しくは、電流指令算出部40は、最小の駆動電流i(振幅Iが最小)で電動機12の出力トルクTが最大となるように、駆動電流iの振幅I及び位相βを設定する。これにより、最小の駆動電流iで電動機12の出力トルクTが指令トルク値T1となる位相β(このときの位相βをベスト位相βbと呼ぶ)となるように、インバータ回路32が制御される(通常の位相制御)。図4Aでは、ベスト位相(最大トルク位相)βbの位置をsで表している。
しかしながら、駆動電流iが大きくなり、駆動電流iの振幅Iが閾値(第1閾値)th1以上になると、巻線22aからの反磁界(永久磁石24の磁束φと対向する方向の反磁界)が大きくなり、不可逆減磁が発生する虞がある。図4Bは、振幅Iが閾値th1以上の駆動電流iの位相βの進角と永久磁石24の磁束φの減磁率との関係を示す図である。なお、図4Aにおいても、駆動電流iの振幅Iは閾値th1以上とする。
駆動電流iが閾値th1以上の場合に、駆動電流iの位相βがベスト位相βbの場合は、不可逆減磁が発生する。この不可逆減磁は、駆動電流iが進角する程、永久磁石24が受ける巻線22aからの反磁界が大きくなるため、その減磁率が大きくなる特性を有する。
そこで、電流指令算出部40は、設定した駆動電流iの振幅Iが閾値th1以上の場合には、設定した駆動電流iの位相βをベスト位相βbから遅角させる。また、位相βを遅角させると、電動機12の出力トルクTが下がるので、該遅角後の位相βで出力トルクTが指令トルク値T1となるように、駆動電流iの振幅Iを再設定する。この遅角させる遅角量は、駆動電流iの振幅Iと閾値th1との差分の大きさに応じて大きくなる。
このように、駆動電流iの位相βをベスト位相βbより遅角させる(遅らせる)ことで、磁石が受ける巻線22aからの反磁界を小さくして、不可逆減磁が発生することを防ぐ。この遅角させた位相βの位置をtで表している。
なお、駆動電流iの位相βを、駆動電流iの大きさに応じて連続的に遅角させるようにしてもよいし、駆動電流iの大きさに応じて段階的に遅角させるようにしてもよい。
ここで、不可逆減磁が発生する理由について簡単に説明する。図5は、永久磁石24の減磁曲線の一例を示す図である。図5の縦軸は磁束密度B[T]を示し、横軸は磁場−H[A/m]を示す。図5に示すように、永久磁石24の動作点pは、減磁曲線上にある。駆動電流iの振幅Iが大きくなると、巻線22aからの反磁界が大きくなるので、動作点pは、減磁曲線上に左に移動していき(磁束密度B及び磁場Hが小さくなり)、駆動電流iの振幅Iがある一定値以上になると、動作点pは、クニック点(変曲点)qを通過して更に左に移動してしまう。図5では、駆動電流iの振幅Iが前記一定値以上の場合の動作点pをp´で表している。
クニック点qを通過した動作点p´は、クニック点qより低い位置となるため、永久磁石24に不可逆減磁が発生してしまう。一方、駆動電流iの位相βを遅角させると、巻線22aからの反磁界が低減するので、動作点pは、減磁曲線上に右に移動する。従って、制御部30は、駆動電流iの振幅Iが閾値th1以上になると、インバータ回路32を制御して駆動電流iの位相βを遅角させることで、動作点pがクニック点qを通過しないようにする。ここで、駆動電流iの位相βを遅角させる遅角量(遅らせる度合い)は、駆動電流iの大きさ(振幅I)に応じて大きくなる。つまり、駆動電流iの振幅Iと閾値th1との差分(差分=振幅I−閾値th1)が大きい程、駆動電流iの位相βの遅角量を大きくすることで、巻線22aからの反磁界を低減させる度合いを高くする。この閾値th1は、前記一定値と同じ値であってもよいし、前記一定値より低い値であってもよい。
次に、駆動電流iの大きさが閾値th1以上になる電動機12の運転状態について説明する。図6は、電動機12の出力トルクTと回転数NEとの関係を示すグラフであり、指令トルク値T1が所定値より高くなると、駆動電流iの大きさが閾値th1以上となる。指令トルク値T1が所定値より高くなる場合としては、例えば、登坂時や急加速時等の特定の運転状態に限定されるので、電動機12の位相βの遅角によって電動機12の効率が低下することを抑えることができる。
このように、駆動電流iの振幅Iが閾値th1以上となるまでは、電動機12の出力トルクTが最大となるように、駆動電流iの位相βをベスト位相βbに設定し、駆動電流iの振幅Iが閾値th1以上の場合は、駆動電流iの位相βをベスト位相βbから遅角させるので、駆動電流iが比較的小さいときには電動機12の効率を向上させることができ、駆動電流iが比較的大きいときには、巻線22aからの反磁界を低減させて、永久磁石24の不可逆減磁の発生を効果的に抑制することができる。また、駆動電流iが大きくなる程駆動電流iの位相βを遅角させる遅角量を大きくするので、不必要に駆動電流iの位相βを遅角させることがなく、電動機12の効率を高くすることができる。また、永久磁石24に含まれるジスプロシウム等の含有率を高くしたり、永久磁石24の厚みを増す必要がないので、コストの高いレアアースの量を抑えることができる。
[第2の実施の形態]
次に、第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態においても、図1に示す制御装置10を用い、第1の実施の形態と異なる部分のみを説明する。第2の実施の形態においては、図1の点線で示すように、制御装置10は、更に温度センサ54を有し、制御部30は、温度算出部56を有する。
この温度センサ54は、永久磁石24の温度を示す情報を検出するものであり、例えば、電動機12の潤滑油の温度(油温)や巻線22aの温度を検出する。この油温や巻線22aの温度が検出されると、温度算出部56は、温度センサ54の検出信号から永久磁石24の温度を周知の手法を用いて推定(算出)する。また、温度センサ54は、永久磁石24の温度を直接検出するものであってもよい。
第1の実施の形態では、駆動電流iの振幅Iが閾値th1以上の場合は、駆動電流iの位相βを遅角させるようにしたが、第2の実施の形態では、駆動電流iの振幅Iが閾値th1以上で、且つ、永久磁石24の温度が閾値(第2閾値)th2以上の場合に、駆動電流iの位相βを遅角させるというものである。
図7は、永久磁石24の温度に応じた永久磁石24の磁気曲線60、62、64を示す図である。磁気曲線60は、永久磁石24が第1温度のときの磁気曲線を示し、磁気曲線62は、永久磁石24が第1温度より高い第2温度のときの磁気曲線を示し、磁気曲線64は、永久磁石24が第2温度より高い第3温度のときの磁気曲線を示している。
図7に示すように、永久磁石24の磁気曲線は、永久磁石24の温度によって変わる。つまり、永久磁石24の温度が上昇すると、永久磁石24の保磁力が小さくなり、磁気曲線のクニック点qの位置は、右側方向に移動する(磁場Hが大きい値になる)。従って、永久磁石24の温度が高い程、より低い駆動電流i(小さい振幅I)で不可逆減磁状態になってしまう。
従って、永久磁石24の温度が閾値th2より低い場合には、巻線22aからの反磁界がいくら大きくなっても、不可逆減磁が発生しないように永久磁石24を設計したとしても、永久磁石24の温度によって、不可逆減磁が発生してしまう可能性がある。そこで、第2の実施の形態では、駆動電流iの振幅Iが閾値th1以上で、且つ、永久磁石24の温度が閾値(第2閾値)th2以上の場合に、駆動電流iの位相βをベスト位相βbから遅角させる。
即ち、電流指令算出部40は、設定した駆動電流iの振幅Iが閾値th1以上で、且つ、温度算出部56が算出した永久磁石24の温度が閾値th2以上の場合に、設定した駆動電流iの位相βをベスト位相βbから遅角させる。また、位相βを遅角させると、電動機12の出力トルクTが下がるので、該遅角後の位相βで出力トルクTが指令トルク値T1となるように駆動電流iの振幅Iを再設定する。この遅角させる遅角量は、駆動電流iの振幅Iと閾値th1との差分の大きさに応じて大きくなる。
このように、駆動電流iの振幅Iが閾値以上、且つ、永久磁石24の温度が閾値th2以上となるまでは、電動機12の出力トルクTが最大となるように、駆動電流iの位相βをベスト位相βbに設定し、駆動電流iの振幅Iが閾値th1以上、且つ、永久磁石24の温度が閾値th2以上の場合は、駆動電流iの位相βをベスト位相βbより遅角させるので、永久磁石24の保磁力が一定値より低くなる高温時(閾値th2より高い高温時)に、磁石が受ける巻線22aからの反磁界を低減させることができ、永久磁石24の不可逆減磁の発生を効果的に抑制することができる。なお、位相βを遅角させる遅角量は、駆動電流iの大きさ(振幅I)に応じて大きくなる。
[第3の実施の形態]
次に、第3の実施の形態について説明する。第3の実施の形態においても、図1に示す制御装置10を用い、第2の実施の形態と異なる部分のみを説明する。第3の実施の形態も、制御装置10は、温度センサ54を有し、制御部30は、温度算出部56を有する。
第2の実施の形態では、駆動電流iの振幅Iが閾値th1以上で、且つ、永久磁石24の温度が閾値th2以上の場合に、駆動電流iの位相βを遅角させるというものであるが、第3の実施の形態では、更に、永久磁石24の温度に応じて、閾値th1の値を変えると共に、駆動電流iの位相βの遅角量を変えるというものである。
図8Aは、電動機12の出力トルクTと駆動電流iの位相βの進角との関係を示す図であり、図8Bは、駆動電流iの位相βの進角と永久磁石24の磁束φの減磁率との関係を永久磁石24の温度に応じて示す図である。図8Aでは、ベスト位相βbの位置をsで表している。
線66は、永久磁石24の温度が温度t1のときの駆動電流iの進角と永久磁石24の磁束φの減磁率との関係を示し、線68は、永久磁石24の温度が温度t2のときの駆動電流iの進角と永久磁石24の磁束φの減磁率との関係を示し、線70は、永久磁石24の温度が温度t3のときの駆動電流iの進角と永久磁石24の磁束φの減磁率との関係を示す。なお、閾値th2<温度t1<温度t2<温度t3の関係を有するものとする。
また、図8A、図8Bにおいては、駆動電流iの位相βが、ベスト位相βb(駆動電流iの位相βが位置s)の場合は、温度t1、t2、t3の全ての温度において永久磁石24に不可逆減磁が発生し、駆動電流iの位相βが位置wの場合は、温度t1、t2、t3の全ての温度において永久磁石24に不可逆減磁が発生しない振幅Iの駆動電流iが巻線22aに供給されているものとする。位相βが進角している方を大きい値で表すと、位置s、u、v、wは、w<v<u<s、の関係を有する。
駆動電流iの位相βがベスト位相βbより遅れた位相β(位置u)の場合に、永久磁石24の温度が温度t1の場合は不可逆減磁が発生しないが、永久磁石24の温度が温度t2、t3の場合は不可逆減磁が発生する。そして、更に駆動電流iの位相βが遅れると(駆動電流iの位相βが位置vになると)、永久磁石24の温度が温度t1、t2の場合は不可逆減磁が発生しないが、永久磁石24の温度が温度t3の場合は不可逆減磁が発生する。そして、永久磁石24の位相βが位置wになると、永久磁石24の温度が温度t1、t2、t3であっても不可逆減磁は発生しない。
図8Bに示すように、永久磁石24の温度が高くなる程、永久磁石24の保磁力が低減して不可逆減磁の減磁率が大きくなるので、振幅Iが同じ駆動電流iを巻線22aに供給する場合であっても、永久磁石24の温度が高い程、駆動電流iの位相βをより遅角させなければ、不可逆減磁が発生してしまう。また、図7で説明したように、永久磁石24の温度が高い程、永久磁石24の保磁力が低くなり、より低い駆動電流iで不可逆減磁が発生してしまう。
そこで、第3の実施の形態では、永久磁石24の温度が閾値th2より高くなる程閾値th1の値を小さくすると共に、駆動電流iの振幅Iが同じ場合であっても、永久磁石24の温度が閾値th2より高い程、駆動電流iの位相βをより遅角させる。また、駆動電流iの位相βを遅角させる遅角量は、駆動電流iの振幅Iと閾値th1との差分(振幅I−閾値th1)の大きさに応じて大きくなり、この閾値th1は、永久磁石24の温度が高い程低くなるので、駆動電流iの振幅Iが同じであっても、永久磁石24の温度が高い程、駆動電流iの位相βの遅角量が大きくなる。
即ち、電流指令算出部40は、設定した駆動電流iの振幅Iが閾値th1以上で、且つ、温度算出部56が算出した永久磁石24の温度が閾値th2以上の場合に、設定した駆動電流iの位相βをベスト位相βbから遅角させる。ここで、電流指令算出部40は、温度算出部56が算出した永久磁石24の温度が閾値th2以上の場合は、永久磁石24の温度が高くなる程小さい値の閾値th1を設定する。また、位相βを遅角させると、電動機12の出力トルクTが下がるので、該遅角後の位相βで出力トルクTが指令トルク値T1となるように駆動電流iの振幅Iを再設定する。駆動電流iの位相βをベスト位相βbから遅角させる遅角量は、駆動電流iの振幅Iと閾値th1との差分の大きさに応じて大きくなる。
なお、閾値th1の値を、永久磁石24の温度に応じて連続的に変えてもよいし、永久磁石24の温度に応じて段階的に変えるようにしてもよい。
図9は、永久磁石24の温度と駆動電流iの大きさに応じて設定された位相βとの関係を示す図である。点線72は、駆動電流iの大きさに応じたベスト位相βbを示す曲線であり、駆動電流iが大きい程ベスト位相βbの位置が上方となるように描いている。図9に示すように、このベスト位相βbは、駆動電流iの大きさに応じて異なる。線74は、永久磁石24の温度が温度t1のときに制御部30によって設定される駆動電流iの位相βを表し、線76は、永久磁石24の温度が温度t2のときに制御部30によって設定される駆動電流iの位相βを表し、線78は、永久磁石24の温度が温度t3のときに制御部30によって設定される駆動電流iの位相βを表している。
永久磁石24の温度t1、t2、t3の何れの場合においても、駆動電流iの大きさが閾値th1以上となるまでは、駆動電流iの位相βはベスト位相βbに設定され、閾値th1以上になると、位相βがベスト位相βbから遅角するように設定される。この閾値th1は、永久磁石24の温度が高くなる程、閾値th1を小さくするので、図9に示すように、永久磁石24の温度が温度t3の場合は、温度t1、t2の場合に比べて小さい駆動電流iのときから位相βの遅角が開始されている。また、永久磁石24の温度が温度t2の場合は、温度t1の場合に比べて小さい駆動電流iのときから位相βの遅角が開始されている。
図9に示すように、指令トルク値T1が所定の値のときであって、永久磁石24の温度が温度t3の場合は、駆動電流iの位相βが位相β、駆動電流iの振幅(大きさ)Iが振幅Iとなるように制御部30によって設定される。また、永久磁石24の温度が温度t2の場合は、駆動電流iの位相βが位相β、駆動電流iの振幅Iが振幅Iとなるように制御部30によって設定される。永久磁石24の温度が温度t1の場合は、駆動電流iの位相βが位相β、駆動電流iの振幅Iが振幅Iとなるように制御部30によって設定される。
位相βが進角している方を大きい値で表すと、ベスト位相βb、位相β、位相β、位相βは、β<β<β<βb、の関係を有する。つまり、永久磁石24の温度が高温になる程、遅角させる遅角量を大きくする。また、この振幅I、I、Iは、閾値th1<I<I<I、の関係式を満たす。つまり、永久磁石24の温度が高くなる程、遅角させる遅角量が大きくなり、出力トルクTは小さくなるので、その分、駆動電流iの振幅Iを大きくすることで、電動機12の出力トルクTが指令トルク値T1となるようにする。
このように、永久磁石24の温度が閾値th2以上の場合は、永久磁石24の温度が高くなる程閾値th1の値を小さくするので、永久磁石24の温度の上昇に応じて保磁力が低下しても、永久磁石24の不可逆減磁の発生を効果的に抑えることができ、不必要に駆動電流iの位相βを遅角させることがなく、電動機12の効率を高くすることができる。また、永久磁石24の温度が閾値th2以上の場合は、永久磁石24の温度が高くなる程駆動電流iの位相βをベスト位相βbから遅角させるので、永久磁石24の温度の上昇に応じて保磁力が低下しても、巻線22aからの反磁界を大きく低減させて、不可逆減磁の発生を効果的に抑えることができ、不必要に駆動電流iの位相βを遅角させることがなく、電動機12の効率を高くすることができる。
次に、第3の実施の形態の制御装置10の動作を、図10のフローチャートに従って説明する。なお、制御部30は、原則として、駆動電流iの位相βがベスト位相βbとなるようにインバータ回路32を制御しているものとする。
ステップS1で、温度算出部56は、温度センサ54が検出した検出信号に基づいて永久磁石24の温度を算出し、ステップS2で、電流指令算出部40は、ステップS1で算出された永久磁石24の温度に対応する閾値th1を設定する。算出した永久磁石24の温度が高い程小さい値の閾値th1が設定される。
ステップS3で、電流指令算出部40は、駆動電流iの振幅Iが閾値th1以上であるか否かを判断し、ステップS3で振幅Iが閾値th1以上であると判断すると、ステップS4に進み、ステップS1で算出された永久磁石24の温度が閾値th2以上であるか否かを判断する。
ステップS4で、永久磁石24の温度が閾値th2以上であると判断すると、ステップS5に進み、電流指令算出部40は、駆動電流iの位相βをベスト位相βbから遅角させる。この遅角量は、駆動電流iの振幅Iと閾値th1との差分に応じて大きくなる。また、電流指令算出部40は、遅角後の位相βで電動機12の出力トルクTが指令トルク値T1となるように、駆動電流iの振幅Iを再設定する。
一方で、ステップS3で駆動電流iの振幅Iが閾値th1以上でないと判断された場合、又は、ステップS4で永久磁石24の温度が閾値th2以上でないと判断された場合は、ステップS6に進み、電流指令算出部40は、駆動電流iの位相βをベスト位相βbにする。つまり、最小の駆動電流i(振幅Iが最小)で電動機12の出力トルクTが最大となるように、駆動電流iの振幅I及び位相βを設定する。
上記第1〜第3の実施の形態では、駆動電流iの大きさが閾値th1以下のとき(通常の位相制御)は、電動機12の出力トルクTが最大となるように駆動電流iの位相βを制御したが、最大でなくてもよい。つまり、電動機12の出力トルクTが大きく(電動機12の出力トルクTが一定値以上)なるように駆動電流iの位相βを制御してもよい。但し、このときの位相βは、ベスト位相βbより遅れた位相であることが好ましい。
以上、本発明について好適な実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
10…制御装置 12…電動機
12a…位置検出器 14…駆動制御装置
16…バッテリ 20…ロータ
22…ステータ 22a…巻線
24…永久磁石 26…突極部
28…回転軸 30…制御部
32…インバータ回路 34u、34v…電流検出器
40…電流指令算出部 42…電流変換部
44、46…減算器 48…電圧指令算出部
50…電圧変換部 52…インバータ制御部
54…温度センサ 56…温度算出部

Claims (5)

  1. 永久磁石を備えたロータと、
    巻線が巻かれたステータと、
    前記巻線に所定の位相の駆動電流を供給する駆動制御装置と、
    を備えた電動機の制御装置において、
    前記駆動制御装置は、前記駆動電流が第1閾値よりも小さいときには、前記駆動電流の位相を、所定の駆動電流に対する前記電動機のトルクが最大となる最大トルク位相に設定し、前記駆動電流が第1閾値以上になると、前記駆動電流の位相を前記最大トルク位相から遅角させる
    ことを特徴とする電動機の制御装置。
  2. 請求項1に記載の電動機の制御装置において、
    前記駆動制御装置は、前記駆動電流が前記第1閾値以上の場合は、前記駆動電流が大きくなる程、前記駆動電流の位相が前記最大トルク位相から遅角する遅角量を増大させる
    ことを特徴とする電動機の制御装置。
  3. 請求項1又は2に記載の電動機の制御装置において、
    前記駆動制御装置は、前記駆動電流が前記第1閾値以上で、且つ、前記永久磁石の温度が第2閾値以上になると、前記駆動電流の位相を前記最大トルク位相から遅角させる
    ことを特徴とする電動機の制御装置。
  4. 請求項3に記載の電動機の制御装置において、
    前記駆動制御装置は、前記永久磁石の温度が前記第2閾値以上の場合は、前記永久磁石の温度が高い程、前記第1閾値を小さくする
    ことを特徴とする電動機の制御装置。
  5. 請求項4に記載の電動機の制御装置において、
    前記駆動制御装置は、前記永久磁石の温度が前記第2閾値以上の場合は、前記永久磁石の温度が高い程、前記駆動電流の位相が最大トルク位相から遅角する遅角量を増大させる
    ことを特徴とする電動機の制御装置。
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