JP2018098961A - 回転電機の制御装置および回転電機の制御方法 - Google Patents

回転電機の制御装置および回転電機の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ステータ固有の共振周波数領域における回転電機の振動を抑制する。【解決手段】本実施形態の回転電機の制御装置は、回転子と、固定子とを有する回転電機と、前記固定子が有する巻線に所定の位相の電流を供給する駆動制御装置と、を備えた回転電機の制御装置において、前記駆動制御装置は、前記回転子の回転数が、ステータ固有の共振周波数に対応する共振回転数を含んで所定回転数幅を有する共振回転数領域の外側となる場合には、前記電流の位相を、電流に対するトルクが最大となる最大トルク位相に設定し、前記回転子の回転数が、前記共振回転数領域の内側となる場合には、前記電流の位相を前記最大トルク位相よりも遅角側に変更することを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、回転電機の制御装置および回転電機の制御方法に関する。
特許文献1には、永久磁石の磁束に基づき、得られるトルクが最大となるようにモータ電流の位相を制御することで、回転電機が出力し得る最大のトルクを得ることが開示されている。しかしながら、特許文献1では、回転電機における振動は考慮されておらず、ステータ固有の共振周波数領域では、モータ振動が大きくなってしまい、上記のモータ制御では、該周波数帯で振動が大きくなってしまう虞があり、車両商品性が低下してしまう虞がある。
特許第2943657号公報
本発明は、ステータ固有の共振周波数領域における回転電機の振動を抑制することができる回転電機の制御装置および回転電機の制御方法を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、回転子(例えば実施形態のロータ20)と、固定子(例えば実施形態のステータ22)とを有する回転電機(例えば実施形態の回転電機12)と、前記固定子が有する巻線(例えば実施形態の巻線22a)に所定の位相の電流を供給する駆動制御装置(例えば実施形態の駆動制御装置14)と、を備えた回転電機の制御装置(例えば実施形態の回転電機の制御装置10)において、前記駆動制御装置は、前記回転子の回転数が、ステータ固有の共振周波数に対応する共振回転数を含んで所定回転数幅を有する共振回転数領域の外側となる場合には、前記電流の位相を、電流に対するトルクが最大となる最大トルク位相に設定し、前記回転子の回転数が、前記共振回転数領域の内側となる場合には、前記電流の位相を前記最大トルク位相よりも遅角側に変更することを特徴とする、回転電機の制御装置である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の回転電機の制御装置であって、前記駆動制御装置は、前記回転子の回転数が前記共振回転数領域の内側となる場合、前記共振回転数に近づくほど、前記電流の位相を前記最大トルク位相よりも遅角側に変更する際の遅角量を増大させることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の回転電機の制御装置であって、前記駆動制御装置は、前記回転子の回転数が前記共振回転数領域の内側となる場合、前記電流が所定の電流閾値以上のとき、前記電流の位相を前記最大トルク位相よりも遅角側に変更することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか1項に記載の回転電機の制御装置であって、前記駆動制御装置は、前記回転子の回転数が前記共振回転数領域の内側となる場合、前記電流が所定の電流閾値以上のとき、前記電流が高い程、遅角量が増大するように、前記電流の位相を前記最大トルク位相よりも遅角側に変更することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか1項に記載の回転電機の制御装置であって、前記駆動制御装置は、前記回転電機を駆動源として搭載している電動車両において、前記回転電機のみの駆動力で前記電動車両が走行し、且つ前記電動車両が搭載する前記回転電機と異なる他の発電装置が運転していない場合に、前記電流の位相を最大トルク位相よりも遅角側に変更することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、回転子と、固定子とを有する回転電機と、前記固定子が有する巻線に所定の位相の電流を供給する駆動制御装置と、を備えた回転電機の制御装置において、前記駆動制御装置によって、前記回転子の回転数が、ステータ固有の共振周波数に対応する共振回転数を含んで所定回転数幅を有する共振回転数領域の外側となる場合には、前記電流の位相を、電流に対するトルクが最大となる最大トルク位相に設定し、
前記回転子の回転数が、前記共振回転数領域の内側となる場合には、前記電流の位相を前記最大トルク位相よりも遅角側に変更することを特徴とする、回転電機の制御方法である。
請求項1および請求項6に記載の発明によれば、共振回転数領域の外側となる場合には電流の位相が電流に対するトルクが最大となる最大トルク位相に設定され、共振回転数領域の内側となる場合には電流の位相が最大トルク位相よりも遅角側に変更されるので、共振周波数領域外の回転数では、回転電機の効率の低下を抑制しながら、共振周波数領域(振動が大きくなる虞のある領域)のみ、振動を抑えることが可能な電流位相として、回転電機の振動の増加を抑制することができる。
請求項2に記載の発明によれば、電流に応じて固定子の共振応答が増加してもラジアル力を低減させることで、振動の発生を効果的に抑制することができる。
請求項3に記載の発明によれば、加振力を低減し固定子の共振レベルを低減させて、振動の発生を効果的に抑制することができる。
請求項4に記載の発明によれば、電流増加によって加振力が増加しても効果的に振動の発生を抑制することができる。
請求項5に記載の発明によれば、回転電機のみで走行している場合以外でかつ他の発電装置が運転している場合は、回転電機の効率を高くしている状態で駆動することができ、位相を遅角側に変更する場合は、ラジアル力を低減させることで固定子の共振レベルを低減させて、振動の発生を効果的に抑制することができる。
本発明の一実施形態に係る回転電機の制御装置の構成例を示すブロック図である。 図1に示す回転電機12の構成例を模式的に示す断面図である。 図1に示すトルク電流Iqと励磁電流Idの関係の一例を示す図である。 図1に示す回転電機12の出力トルクと駆動電流の位相の関係の一例を示す図である。 図1示す回転電機12の電流位相とモータ効率およびモータ振動の関係の一例を示す図である。 図1示す回転電機12の出力特性(出力トルクと回転数の関係)の一例を示す図である。 図1示す遅角指示部56の動作例を示すフローチャートである。 図1示す回転電機12の出力特性(出力トルクと回転数の関係)の一例を示す図である。 図1示す回転電機12の出力特性(出力トルクと回転数の関係)の一例を示す図である。 回転電機12を搭載した電動車両におけるドライブモードの動作領域の一例を示す図である。
以下、図面を参照し、本発明の回転電機の制御装置および回転電機の制御方法の実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る回転電機の制御装置10(以下、単に制御装置10という)の構成例を示すブロック図である。図1に示す制御装置10は、電気自動車、ハイブリッド自動車等に搭載されるものであり、駆動源としての突極型PM(永久磁石)モータ等の回転電機12と、該回転電機12を駆動制御する駆動制御装置14と、直流電源であるバッテリ16を備える。回転電機12は、図2に示すように、ロータ(回転子)20と、三相(U相、V相およびW相)の巻線22aを有するステータ(固定子)22と、ロータ20の外周面に、ステータ22と対向するように配置されたN極またはS極の複数の永久磁石24および複数の突極部26とを有する。なお、ロータ20の中心には回転軸28が設けられている。
図1の説明に戻り、駆動制御装置14は、回転電機12を駆動制御するものであり、制御部30と、インバータ回路32と、インバータ回路32から出力されるU相およびV相の交流電流(駆動電流)iuおよびivを検出する電流検出器34uおよび34vを有する。この制御部30は、CPU(中央処理装置)およびメモリ等を有するコンピュータで構成される。
インバータ回路32は、図示しない複数のスイッチング素子を有し、制御部30によって複数のスイッチング素子のオンオフが制御されることで、バッテリ16から供給される直流電流を三相の駆動電流iu、ivおよびiwに変換し、変換した三相の駆動電流iu、ivおよびiwを回転電機12に供給する。この変換された三相の駆動電流iu、ivおよびiwは、ステータ22の三相の巻線22aに供給される。これにより、回転電機12が駆動し、ロータ20が回転軸28を中心に回転する。
制御部30は、ベクトル制御によってステータ22が有する三相の巻線22aに流れる三相の駆動電流iu、ivおよびiwを制御する。ベクトル制御では、回転電機12のロータ20の回転位置(回転角度)に応じた座標変換を導入することで、回転電機12に流れる三相の駆動電流iu、ivおよびiwが、トルクを発生するトルク電流Iq(q軸成分)とそれに直交して磁束を発生する励磁電流Id(d軸成分)に変換され、直流モータ的に各成分が独立して制御される。その際、制御部30は、図3に示すように、励磁電流Idとトルク電流Iqの合成ベクトルである電流(以下、駆動電流Isという)の位相β(以下、電流位相βともいう)と振幅Isを、インバータ回路32の複数のスイッチング素子をオンまたはオフすることで制御する。ここで、位相βはq軸を基準とした駆動電流Isの角度である。なお、駆動電流IsというときIsはベクトルを表し、振幅IsというときIsは駆動電流Isの大きさを表すこととする。
図3は、横軸をd軸および縦軸をq軸とするdq座標系において、トルク電流Iqと励磁電流Idの関係を示す図である。図3では、励磁電流Idの例をId1およびId2とし、トルク電流Iqの例をIq1およびIq2とし、駆動電流Isの例をIs1およびIs2とし、そして位相βの例をβ1およびβ2としている。この場合、励磁電流Id1とトルク電流Iq1の合成ベクトルが駆動電流Is1であり、励磁電流Id2とトルク電流Iq2の合成ベクトルが駆動電流Is2である。なお、以下では、Id1およびId2を総称してIq、Iq1およびIq2を総称してIq、Is1およびIs2を総称してIs、そしてβ1およびβ2を総称してβという場合がある。
図3に示すように、トルク電流Iqは、Iq=Is・cosβで表され、励磁電流Idは、Id=−Is・sinβで表すことができる。駆動電流Isの位相βを大きくする程、負の励磁電流Idが増大し、駆動電流Isの位相βを小さくする程、負の励磁電流Idが減少する。この負の励磁電流Idが増大すると永久磁石24が受ける巻線22aからの反磁界が大きくなり、負の励磁電流Idが減少すると永久磁石24が受ける巻線22aからの反磁界が小さくなる。なお、位相β2>位相β1の関係を有するものとする。
次に図4を参照して位相βと回転電機12の出力トルクTとの関係について説明する。図4は、回転電機12の出力トルクTと駆動電流Isの位相βの進み角(進角)の関係を示す図である。駆動電流Isの振幅Isが一定の場合に位相βを変えると、回転電機12の出力トルクTは、図4に示すように変動する。図4は駆動電流Isを一定にした場合の出力トルクTを表す。そのため、図4に示す特性において駆動電流Isの位相βを出力トルクTが最大となる位相に制御した場合に回転電機12の効率が最大となる。この効率を最大とする位相がベスト位相(最大トルク位相)βbであるとする。
図1の説明に戻り、回転電機12には、ロータ20の回転角度θを検出する位置検出器12aが組み付けられている。位置検出器12aは、ホール素子やロータリエンコーダを用いて構成された周知のものである。この位置検出器12aにより得られる回転角度θは、位置検出器12aの組み付け誤差等に起因して、一般にはロータ20の実際の回転位置に対して誤差を生じるが、本実施の形態では、説明を簡単にするため誤差を生じないものとして説明する。
制御部30は、電流指令算出部40、電流変換部42、減算器44、減算器46、電圧指令算出部48、電圧変換部50、インバータ制御部52、および遅角指示部56を備える。
電流指令算出部40は、回転電機12の出力トルクTの指令値(目標値)であるトルク指令値T1に応じて、駆動電流Isの振幅Isおよび位相βを設定し、該設定した振幅Isおよび位相βに基づいて励磁電流指令値Idcおよびトルク電流指令値Iqcを算出する。電流指令算出部40に入力されるトルク指令値T1は、例えば図外の演算処理装置によって車両の運転状態(アクセル操作量等)に応じて設定される。その際、電流指令算出部40は、遅角指示部56が出力した遅角指示信号に基づき駆動電流Isの位相βを設定する。遅角指示部56が出力する遅角指示信号は、位相βを通常の設定状態に設定するのかまたは通常よりも遅角状態に設定するのか、あるいは、遅角状態に設定する場合に遅角量をどのように設定するのかといったことを指示する信号(あるいはデータ)である。ここで、位相βの通常の設定状態とは、図4に示す電流に対するトルクが最大となる最大トルク位相βbに位相βを設定する状態である。
電流変換部42は、電流検出器34uおよび電流検出器34vが検出したU相およびV相の駆動電流iuおよびivを励磁電流Idおよびトルク電流Iqに変換する。ここで、回転電機12は、三相であり、その任意の1つの相を流れる駆動電流iは、他の2つの相を流れる駆動電流iによって一義的に決まる。そこで、本実施形態では、2つの相(U相、V相)の駆動電流iuおよびivを検出するものとしている。詳しくは、電流変換部42は、下記の(1)式を用いて励磁電流Idおよびトルク電流Iqを算出する。なお、(1)式のθは、位置検出器12aが検出したロータ20の回転角度θである。
Figure 2018098961
減算器44は、電流指令算出部40が算出した励磁電流指令値Idcから電流変換部42が変換した励磁電流Idを減算することで偏差を求める。減算器46は、電流指令算出部40が算出したトルク電流指令値Iqcから電流変換部42が変換したトルク電流Iqを減算することで偏差を求める。
電圧指令算出部48は、減算器44および減算器46が求めた偏差(Idc−Id)および(Iqc−Iq)に応じて、d軸の電圧(以下、励磁電圧)指令値Vdc、q軸の電圧(以下、トルク電圧)指令値Vqcを算出する。電圧変換部50は、偏差(Idc−Id)および(Iqc−Iq)がそれぞれ「0」となるようにPI制御(比例積分制御)等のフィードバック制御に基づいて励磁電圧指令値Vdcおよびトルク電圧指令値Vqcを算出する。
電圧変換部50は、電圧指令算出部48が算出した励磁電圧指令値Vdcおよびトルク電圧指令値Vqcを、回転電機12の各相の印加電圧の電圧指令値Vuc、VvcおよびVwcに変換する。詳しくは、電圧変換部50は、下記の(2)式を用いて各相の電圧指令値Vuc、VvcおよびVwcを算出する。(2)式のθは、位置検出器12aが検出したロータ20の回転角度θである。
Figure 2018098961
この電圧指令値Vuc、VvcおよびVwcは、回転電機12の各相の印加電圧の大きさおよび位相を規定するものであり、インバータ制御部52は、電圧変換部50が変換した電圧指令値Vuc、VvcおよびVwcに基づいて、インバータ回路32に対して複数のスイッチング素子を制御する制御信号を送る。これによって、インバータ回路32から出力される三相の駆動電流iu、ivおよびiwの振幅Isおよび位相βは、電流指令算出部40が設定した振幅Isおよび位相βとなるように制御され、回転電機12の各相に印加される電圧Vu、VvおよびVwは、電圧指令値Vuc、VvcおよびVwcとなるように制御される。従って、回転電機12の出力トルクTは、トルク指令値T1となるように制御される。
遅角指示部56は、例えば位置検出器12aが検出したロータ20の回転角度や電流変換部42が算出した励磁電流Idおよびトルク電流Iqを入力し、回転電機12の動作状態に応じて、上述した遅角指示信号を生成し、生成した遅角指示信号を電流指令算出部40に対して出力する。例えば、遅角指示部56は、回転電機12の動作状態が予め定めた所定の条件を満たすか否かを判定し、予め定めた所定の条件を満たさないと判定した場合に位相βを通常の設定状態に設定する旨を指示する遅角指示信号を生成して出力する。また、遅角指示部56は、予め定めた所定の条件を満たすと判定した場合に位相βを通常よりも遅角状態に設定する旨を指示する遅角指示信号を生成して出力する。あるいは、遅角指示部56は、予め定めた所定の条件を満たすと判定した場合に位相βを通常よりも遅角状態に設定する旨と遅角量の値を指示する遅角指示信号を生成して出力する。
なお、通常の設定状態とは、上述したように、位相βを最大トルク位相βbに設定した状態である。また、回転電機12の動作状態とは、回転電機12の動作の様子であり、例えば、回転電機12の回転数(ロータ回転数ともいう)、出力トルク、効率、巻線22aに通電されている電流、巻線22aに印加されている電圧、動作温度等の一または複数をパラメータとして表すことができる。
また、予め定めた所定の条件とは、当該条件を満たさない場合と比較して当該条件を満たす場合に、回転電機12の振動が相対的に大きくなるという要件であり、実験的にあるいはシミュレーション等によって事前に決定されたものである。予め定めた所定の条件は、例えば、ロータ20の回転数がステータ22固有の共振周波数領域にあるということである。共振周波数領域は、例えば、ステータ22固有の共振周波数を、ステータ22の円環中心径によって定まる円環0次固有振動数とし、その円環0次固有振動数を含む所定周波数幅の領域である。ここで、円環0次固有振動数は、ステータ22の半径方向振動(円形輪の半径が伸縮する方向の振動)における節直径数=0個での固有振動数である。例えば、ステータ22の共振周波数領域は、円環0次固有振動数frを用いると、fr−Δf≦f≦fr+Δfの周波数領域(回転数領域)と表すことができる。なお、fは共振周波数領域内の周波数であり、Δfは所定周波数幅の2分の1に対応する。また、円環0次固有振動数frは、fr=k・(1/φ)として定められる。ここで、kはステータの物性によって定まる定数であり、φは円環中心径である。ただし、ステータ22固有の共振周波数としては、円環0次固有振動数に限定されず、例えば他の次数の固有振動数であってもよい。
ここで、図5および図6を参照して、本実施形態の制御装置10による回転電機12の駆動制御の概要について説明する。本実施形態の制御装置10では、遅角指示部56を設けることで、例えば図5に示すように回転電機12の出力特性を制御する。図5は、回転数を一定とした場合の電流位相βの変化に対する回転電機12のモータ効率の変化とモータ振動の変化の関係の一例を示す図である。ここで、モータ効率は回転電機12を電動機として動作させた場合の入力電力に対する機械出力の比である。モータ振動は回転電機12を電動機として動作させた場合の回転電機12の筐体やステータ22等の振動の大きさ(例えば加速度の大きさ)である。
例えば、遅角指示部56で判定の際に用いる予め定めた所定の条件が、ロータ20の回転数がステータ22固有の共振周波数領域であることとした場合、制御装置10では、ロータ20の回転数がステータ22固有の共振周波数領域外のとき、電流位相βが最大トルク位相βbに設定される。一方、同条件において、制御装置10では、ロータ20の回転数がステータ22固有の共振周波数領域内のとき、電流位相βが最大トルク位相βbよりも遅角側の位相(例えば位相βc)に設定される。図5に示すように、電流位相βが最大トルク位相βbよりも遅角側の位相βcに設定された場合、モータ効率は低下するものの、モータ振動は低減される。
図5に示す例のように、ロータ20の回転数がステータ22固有の共振周波数領域である場合に電流位相βを最大トルク位相βbよりも遅角側に変更することとしたとき、回転電機12の出力トルクは例えば図6に示すように低下するものの、振動レベルは抑制される。図6は、回転電機12の出力トルク特性を示す図であり、横軸が回転電機12の回転数であり、縦軸が回転電機12の出力トルクである。出力トルクが正の特性は回転電機12を電動機として動作させる場合であり、出力トルクが負の特性は回転電機12を発電機として動作させる場合である。領域A1および領域A2は回転電機12の固有値が振動に悪影響を与える領域であり、例えば上述した共振周波数領域に対応する。本実施形態の制御装置10では、領域A1や領域A2では、電流位相βを最大トルク位相βbよりも遅角側に変更することで出力トルクの大きさを低下させる。
以上のように、本実施形態によれば、回転電機12の固有値(固有振動数や振動モード)が、回転電機12の振動を増大させる領域(例えば上述した共振周波数領域)外の動作領域(例えば回転数領域)では、電流位相を最大トルク位相に設定してモータ効率の低下を抑制する。一方、同領域(例えば上述した共振周波数領域)内の動作領域(例えば回転数領域)では、振動を抑えることが可能な電流位相に変更することで、回転電機12の動作に伴う振動の増加を抑制する。
次に、図7を参照して、遅角指示部56の動作例について説明する。図7に示す処理は、例えば電流指令算出部40が実行する処理に同期して繰り返し実行される。遅角指示部56は、まず位置検出器12aの出力信号に基づきロータ回転数を算出する(ステップS11)。次に遅角指示部56は、ステップS11で算出したロータ回転数が第1閾値以上か否かを判定する(ステップS12)。第1閾値は、例えば図8に示すように、円環0次固有振動数(第3閾値)より所定の回転数幅だけ小さい回転数であり、上述した共振周波数領域の下限の回転数である。なお、図8は、回転電機12の出力特性(出力トルクと回転数の関係)を模式的に示す図であり、横軸が回転数(ロータ回転数)、縦軸が出力トルクである。ロータ回転数が第1閾値以上でない場合(ステップS12でNOの場合)、遅角指示部56は、位相βを最大トルク位相βbに設定する旨を指示する遅角指示信号を生成して出力する(ステップS16)。
ロータ回転数が第1閾値以上である場合(ステップS12でYESの場合)、遅角指示部56は、ステップS11で算出したロータ回転数が第2閾値以下か否かを判定する(ステップS13)。第2閾値は、例えば図8に示すように、円環0次固有振動数(第3閾値)より所定の回転数幅だけ大きい回転数であり、上述した共振周波数領域の上限の回転数である。ロータ回転数が第2閾値以下でない場合(ステップS13でNOの場合)、遅角指示部56は、位相βを最大トルク位相βbに設定する旨を指示する遅角指示信号を生成して出力する(ステップS16)。
ロータ回転数が第2閾値以下である場合(ステップS13でYESの場合)、遅角指示部56は、駆動電流Isの振幅Isが第4閾値以上か否かを判定する(ステップS14)。上述したように、駆動電流Isは、電流変換部42が出力した励磁電流Idおよびトルク電流Iqの合成ベクトルである。また、第4閾値は、駆動電流Isの振幅Isに対する閾値(電流閾値)であり、例えば図8に示すように、一定の出力トルクに対応する値である。出力トルクは、励磁電流Idを一定とした場合、トルク電流Iqに比例する。したがって、駆動電流Isの振幅Isが第4閾値以上である場合、励磁電流Idが大きく変化しないとしたときには、出力トルクが第4閾値に対応する一定程度の大きさを有していることになる。ステップS14の判定は、出力トルクが比較的小さい場合に位相βを最大トルク位相βbから変更するか否かを決定するための判定である。駆動電流Isの振幅Isが第4閾値以上でない場合(ステップS14でNOの場合)、遅角指示部56は、位相βを最大トルク位相βbに設定する旨を指示する遅角指示信号を生成して出力する(ステップS16)。一方、駆動電流Isの振幅Isが第4閾値以上である場合(ステップS14でYESの場合)、遅角指示部56は、駆動電流Isの振幅Isと第4閾値との差分に応じて位相を遅角させる旨の遅角指示信号を生成して出力する(ステップS15)。
図7に示すように遅角指示部56が遅角指示信号を生成して出力することで、駆動制御装置14は、例えば図8において破線で示すように共振周波数領域内で出力トルクを制限することができる。なお、図7に示す処理は一例であって、例えば、ステップS14のステータ電流Isに基づく判定処理を省略したり、ステップS15で生成される遅角指示信号を単に位相βを通常よりも遅角状態(例えば予め定めた一定の遅角量で遅角させる状態)に設定する旨を指示するものとしたりしてもよい。
以上のように、本実施形態では、遅角指示部56によって図7に示す処理を実行することで、駆動制御装置14は、次のようにしてステータ22が有する巻線22aに所定の位相の駆動電流Is(駆動電流iu、ivおよびiwを座標変換した電流)を供給する。すなわち、駆動制御装置14は、ロータ20の回転数が、ステータ22固有の共振周波数に対応する共振回転数を含んで所定回転数幅を有する共振回転数領域の外側となる場合には、駆動電流Isの位相を、駆動電流に対するトルクが最大となる最大トルク位相に設定し、ロータ20の回転数が、共振回転数領域の内側となる場合には、駆動電流Isの位相を最大トルク位相よりも遅角側に変更する。したがって、本実施形態によれば、ステータ22固有の共振周波数領域における回転電機12の振動を抑制することができる。
以上、本発明を実施するための形態について上記実施形態を用いて説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、図9に示すように、ステータ固有の共振周波数領域内において、回転数が円環0次固有振動数(第3閾値)に近づくにしたがい、遅角量を増大させるようにしてもよい。また、駆動電流が第4閾値以上の場合に、遅角を行うようにし、さらに、駆動電流が高くなるほど、遅角量を増大させるようにしてもよい。また、第1閾値と第2閾値は、出力低下と振動低減効果のバランスに応じて適宜設定することができる。例えば、第1閾値と第3閾値との差および第2閾値と第3閾値との差は、同一であってもよいし、異なっていてもよい。また、第1閾値と第2閾値の一方または両方を、例えば駆動電流Isの振幅Isに応じて変化させてもよい。また、2以上の共振周波数領域を設定してもよい。
また、回転電機12を駆動源として搭載した電動車両において、回転電機12のみの駆動力によって走行し、かつ発電駆動源(例えば内燃機関(エンジン))が運転していない場合にのみ、遅角を行うようにしてもよい。ここで、図10を参照して、回転電機12を駆動源として搭載した電動車両における動作領域の一例について説明する。図10は、回転電機12と内燃機関を駆動源として搭載した電動車両における3種類のドライブモードの動作領域の一例を示す図である。横軸は車速、縦軸は駆動力である。また、図10は、走行抵抗の例をあわせて示している。図10に示す例では、3種類のドライブモードは、EV(電気自動車)ドライブモード、ハイブリッドドライブモードおよびエンジンドライブモードである。EVドライブモードは、バッテリ16に蓄電された電力を使用して回転電機12で走行するモードである。ハイブリッドドライブモードは、エンジン動力を発電機(回転電機12とは別の発電機)で電力に変換し、この電力を用いて回転電機12で走行するモードである。このハイブリッドドライブモードは、バッテリ16を充電する動作領域であるハイブリッドドライブチャージと、発電した電力を用いて回転電機12で走行する動作領域であるハイブリッドドライブアシストとを含む。そして、エンジンドライブモードは、エンジンと車軸がクラッチを用いて固定変速比で連結され、直接車輪をエンジンで駆動するモードである。この際、回転電機12がアシストおよび充電機能を担い、バッテリ16からの放電(アシスト)またはバッテリ16への充電が実施される。そして、3種類のドライブモードは、例えば次のように選択される。例えば、発進から市街地走行等の低車速走行時は主にEVドライブモードが選択され、エンジン低負荷運転による燃費低下が回避される。中車速走行時はエンジン熱効率とバッテリ充放電損失のバランスを考慮しEVドライブモードとハイブリッドドライブモード、あるいはEVドライブモードとエンジンドライブモードが適宜切り替えられて間欠運転によって燃費改善が図られる。高車速走行時はハイブリッドドライブモードとエンジンドライブモードにおいてエネルギー伝達効率が高いモードが適宜選択される。図10に示す例において、回転電機12のみの駆動力によって走行し、かつエンジンが運転していない場合は、EVドライブモードが対応する。よって、図10に示すようなドライブモードで運転される電動車両においては、EVドライブモードが選択されている場合に、回転電機12の電流位相βが最大トルク位相βbから遅角側に変更される。
以下、本発明の実施形態の態様または変形例について例示する。
(1)本実施形態の回転電機の制御装置10は、永久磁石を備えたロータ20と、巻線22aが巻かれたステータ22と、巻線22aに所定の位相の駆動電流を供給する駆動制御装置14と、を備えた回転電機の制御装置10である。そして、駆動制御装置14は、ロータ回転数が第1閾値以下で且つ、第2閾値以上の場合、駆動電流の位相を、所定の駆動電流に対する回転電機12のトルクが最大となる最大トルク位相に設定し、ロータ回転数が第1閾値以上で且つ、第2閾値以下の場合、駆動電流の位相を最大トルク位相から遅角させる。この構成によれば、ロータ回転数が第1閾値以下で且つ、第2閾値以上のときには、最小の駆動電流で回転電機のトルクが最大となるように駆動電流の位相を設定し、第1閾値以上で且つ、第2閾値以下になると、駆動電流の位相を最大トルク位相から遅角させるので、ロータ回転数が第1閾値以下で且つ、第2閾値以上のときは、回転電機の効率を高くした状態で駆動することができ、ロータ回転数が第1閾値以上で且つ、第2閾値以下のときには、ラジアル力を低減させることでステータ共振レベルを低減させて、振動の発生を効果的に抑制することができる。
(2)また、駆動制御装置14は、ロータ回転数が第1閾値以下で且つ、第2閾値以上の場合は、第3閾値に近づくほど、駆動電流の位相が前記最大トルク位相から遅角する遅角量を増大させることができる。この構成によれば、駆動制御装置14は、ロータ回転数が第1閾値以下で且つ、第2閾値以上の場合は、第3閾値に近づくほど、駆動電流の位相が最大トルク位相から遅角する遅角量を増大させるので、図9に示すように、ステータ共振応答が増加してもラジアル力を低減させることで、振動の発生を効果的に抑制することができる。
(3)また、駆動制御装置14は、ロータ回転数が第1閾値以上で且つ、第2閾値以下の場合、且つ、駆動電流が第4閾値以上になると、駆動電流の位相を最大トルク位相から遅角させることができる。この構成によれば、ロータ回転数が 第1閾値以上で且つ、第2閾値以下の場合、且つ、駆動電流が第4閾値以上になると、駆動電流の位相を最大トルク位相から遅角させるので、図9に示すように、加振力を低減しステータ共振レベルを低減させて、振動の発生を効果的に抑制することができる。
(4)また、駆動制御装置14は、ロータ回転数が第1閾値以上で且つ、第2閾値以下の場合、且つ、駆動電流が第4閾値以上の場合は、駆動電流が高い程、駆動電流の位相が最大トルク位相から遅角する遅角量を増大させることができる。この構成によれば、ロータ回転数が第1閾値以上で且つ、第2閾値以下の場合、且つ、駆動電流が第4閾値以上の場合は、駆動電流が高い程、駆動電流の位相が最大トルク位相から遅角する遅角量を増大させるので、駆動電流増加によって加振力が増加しても効果的に振動の発生を抑制することができる。
(5)また、駆動制御装置14は、駆動電流が振幅値が第4閾値以上の場合は駆動電流の振幅値が高い程、第1閾値を小さくすることができる。この構成によれば、駆動電流が振幅値が第4閾値以上の場合は駆動電流の振幅値が高い程、第1閾値を小さくなるので、駆動電流増加によって加振力が増加しても効果的に振動の発生を抑制することができる。
(6)また、駆動制御装置14は、駆動電流が振幅値が第4閾値以上の場合は駆動電流の振幅値が高い程、第2閾値を大きくすることができる。この構成によれば、駆動電流が振幅値が第4閾値以上の場合は駆動電流の振幅値が高い程、第2閾値を大きくなるので、駆動電流増加によって加振力が増加しても効果的に振動の発生を抑制することができる。
(7)また、駆動制御装置14は、回転電機12を駆動源として搭載している電動車両において、回転電機12のみで走行している場合且つ他の発電装置が運転していない場合に駆動電流の位相を最大トルク位相から遅角させることができる。この構成によれば、回転電機12のみを駆動源として走行している場合以外で且つ他の発電装置が運転している場合は、回転電機の効率を高くしている状態で駆動することができ、制御介入する場合は、ラジアル力を低減させることでステータ共振レベルを低減させて、振動の発生を効果的に抑制することができる。
(8)また、駆動制御装置14は、ロータ回転数が第1閾値以上で且つ、第2閾値以下の場合、駆動電流の振幅を最大トルク振幅から減少させることができる。この構成によれば、ロータ回転数が第1閾値以上で且つ、第2閾値以下の場合、駆動電流の振幅を最大トルクから減少させるので、加振力を低減しステータ共振レベルを低減させて、振動の発生を効果的に抑制することができる。
なお、図1に示す制御部30は、1または複数のコンピュータと、そのコンピュータが実行するプログラムとを用いて構成することができ、そのプログラムの一部または全部はコンピュータ読取可能な記録媒体や通信回線を介して頒布することができる。
10…制御装置(回転電機の制御装置)、12…回転電機、12a…位置検出器、14…駆動制御装置、16…バッテリ、20…ロータ、22…ステータ、22a…巻線、24…永久磁石、26…突極部、28…回転軸、30…制御部、32…インバータ回路、34u、34v…電流検出器、40…電流指令算出部、42…電流変換部、44、46…減算器、48…電圧指令算出部、50…電圧変換部、52…インバータ制御部、56…遅角指示部

Claims (6)

  1. 回転子と、固定子とを有する回転電機と、
    前記固定子が有する巻線に所定の位相の電流を供給する駆動制御装置と、
    を備えた回転電機の制御装置において、
    前記駆動制御装置は、
    前記回転子の回転数が、ステータ固有の共振周波数に対応する共振回転数を含んで所定回転数幅を有する共振回転数領域の外側となる場合には、前記電流の位相を、電流に対するトルクが最大となる最大トルク位相に設定し、
    前記回転子の回転数が、前記共振回転数領域の内側となる場合には、前記電流の位相を前記最大トルク位相よりも遅角側に変更する
    ことを特徴とする、回転電機の制御装置。
  2. 前記駆動制御装置は、前記回転子の回転数が前記共振回転数領域の内側となる場合、前記共振回転数に近づくほど、前記電流の位相を前記最大トルク位相よりも遅角側に変更する際の遅角量を増大させる
    ことを特徴とする、請求項1に記載の回転電機の制御装置。
  3. 前記駆動制御装置は、前記回転子の回転数が前記共振回転数領域の内側となる場合、前記電流が所定の電流閾値以上のとき、前記電流の位相を前記最大トルク位相よりも遅角側に変更する
    ことを特徴とする、請求項1または2に記載の回転電機の制御装置。
  4. 前記駆動制御装置は、前記回転子の回転数が前記共振回転数領域の内側となる場合、前記電流が所定の電流閾値以上のとき、前記電流が高い程、遅角量が増大するように、前記電流の位相を前記最大トルク位相よりも遅角側に変更する
    ことを特徴とする、請求項1から3のいずれか1項に記載の回転電機の制御装置。
  5. 前記駆動制御装置は、前記回転電機を駆動源として搭載している電動車両において、前記回転電機のみの駆動力で前記電動車両が走行し、且つ前記電動車両が搭載する前記回転電機と異なる他の発電装置が運転していない場合に、前記電流の位相を最大トルク位相よりも遅角側に変更する
    ことを特徴とする、請求項1から4のいずれか1項に記載の回転電機の制御装置。
  6. 回転子と、固定子とを有する回転電機と、
    前記固定子が有する巻線に所定の位相の電流を供給する駆動制御装置と、
    を備えた回転電機の制御装置において、
    前記駆動制御装置によって、
    前記回転子の回転数が、ステータ固有の共振周波数に対応する共振回転数を含んで所定回転数幅を有する共振回転数領域の外側となる場合には、前記電流の位相を、電流に対するトルクが最大となる最大トルク位相に設定し、
    前記回転子の回転数が、前記共振回転数領域の内側となる場合には、前記電流の位相を前記最大トルク位相よりも遅角側に変更する
    ことを特徴とする、回転電機の制御方法。
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