JP2014107894A - 電動機制御装置 - Google Patents
電動機制御装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2014107894A JP2014107894A JP2012257634A JP2012257634A JP2014107894A JP 2014107894 A JP2014107894 A JP 2014107894A JP 2012257634 A JP2012257634 A JP 2012257634A JP 2012257634 A JP2012257634 A JP 2012257634A JP 2014107894 A JP2014107894 A JP 2014107894A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic flux
- axis
- value
- primary magnetic
- command value
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Control Of Ac Motors In General (AREA)
Abstract
【解決手段】電動機制御装置1は、第1座標変換部101と、第1計算部102と、第2座標変換部104と、積分器106とを備えている。第1座標変換部101は、三相電流[I]を、δc−γc回転座標系における電流[i]に変換する。第1計算部102は電機子巻線の抵抗値を補正して、δc−γc回転座標系における電圧指令値[v*]を求める。第2座標変換部104は、電圧指令値[v*]を座標変換して、回転電動機3に印加する電圧の他の座標系における電圧指令値[V*]へ変換する。積分器106は回転角速度の指令値ω*に基づいて、δc軸のα軸に対する位相θを計算する。
【選択図】図2
Description
実施の形態について詳細な説明を行う前に、電機子巻線の抵抗値について、想定値と実値とが乖離した場合の一次磁束制御の振る舞いについて簡単に説明する。
今、一次磁束制御が正常には行われないものの、定常状態で回転電動機が回転している場合を想定すれば、回転角速度ωと回転角速度指令値ω*とは一致し、微分演算子による演算結果は零となる。テンソル量{R},{R0}はいずれも非対角成分は零であり、対角成分はそれぞれ想定値R、実値R0を有する。更に、[i]=[iγc iδc]t、[λ1]=[λ1γc λ1δc]t、[Λ1*]=[0 Λδ*]t(を導入すると、式(1)において[v]=[v*]のとき、式(2)が得られる。
式(1)から理解されるように、想定値{R}と実値{R0}とが相違することで、一次磁束指令値[Λ1*]と一次磁束[λ1]とが相違しつつ、電圧指令値[v*]と電圧[v]とを一致させる制御が行われる。換言すれば、磁束偏差[ΔΛ]が小さくなるように想定値{R}を補正すればよい。
第2の実施の形態で説明したように、一次磁束指令値[Λ1*]と一次磁束[λ1]との相違が小さくなるように想定値{R}を補正すればよい。かかる補正を行うため、本実施の形態では振幅差(Λδ*−Λδ)に基づいて、想定値Rを補正する技術を提案する。
第1の実施の形態及び第2の実施の形態で説明されたように、適切な一次制御を行うためには磁束偏差[ΔΛ]を用いて電機子巻線の抵抗値を補正することが望ましい。しかし、磁束偏差[ΔΛ]を用いた補正の対象は、電機子巻線の抵抗値に限定されるものではない。
第1乃至第4の実施の形態において、電動機制御装置1は与えられた一次磁束に基づいて電圧指令値[v*]を求める態様が説明された。しかしながら、一次磁束の推定値[λ1^]を用いても、同様にして電圧指令値[v*]を求めることができる。
一次磁束[λ1]の、第5の実施の形態で示された手法以外の手法による推定を以下に種々例示する。
101 第1座標変換部
102,102A〜102D 第1計算部
103 第2計算部
104 第2座標変換部
105 一次磁束推定部
Claims (6)
- 電機子巻線を有する電機子と、前記電機子と相対的に回転する界磁たる回転子と含む回転電動機に対し、前記界磁が発生する界磁磁束(Λ0)と、前記電機子に流れる電機子電流([I])によって発生する電機子反作用の磁束(id・Ld,iq・Lq)との合成である一次磁束([λ1])を制御する装置であって、
前記電機子電流を、前記回転子の回転に対して所定の位相(φc)を有する回転座標系(δc−γc)における第1電流([i])に変換する第1座標変換部(101)と、
前記回転電動機の電圧方程式に基づいて、前記一次磁束の指令値たる一次磁束指令値([Λ1*])による誘起電圧(ω*・[Λ1*])と、前記第1電流による電圧降下({R}[i])との和として前記回転電動機に印加する電圧の、前記回転座標系における指令値たる第1電圧指令値([v*])として求める計算部(102A〜102D)と、
前記第1電圧指令値を座標変換して、前記回転電動機に印加する電圧の他の座標系における指令値たる第2電圧指令値([V*])へ変換する第2座標変換部(104)と
を備え、
前記電機子巻線の抵抗値は、前記一次磁束の前記一次磁束指令値に対する偏差([ΔΛ])に基づいて補正される、電動機制御装置。 - 前記回転座標系においては、第1軸(δc)と、前記第1軸から90度進相の第2軸(γc)が採用され、
前記抵抗値の前記第2軸の成分は、前記一次磁束の指令値([Λ1*])の前記第1軸の成分(Λδ*)から前記一次磁束の前記第1軸の成分(λ1δc)を減じた差に前記回転座標系の回転角速度(ω)を乗じ、更に前記第1電流の前記第2軸の成分(iγc)で除した値を加えて補正され、
前記抵抗値の前記第1軸の成分は、前記指令値の前記第2軸の成分から前記一次磁束の前記第2軸の成分(λ1γc)を減じた差に前記回転座標系の回転角速度(ω)を乗じ、更に前記第1電流の前記第1軸の成分(iδc)で除した値を加えて補正される、請求項1記載の電動機制御装置。 - 前記回転座標系においては、第1軸(δc)と、前記第1軸から90度進相の第2軸(γc)が採用され、
前記抵抗値は、前記一次磁束の指令値([Λ1*])の前記第1軸の成分(Λδ*)から前記一次磁束の前記第1軸の成分(λ1δc)を減じた差に少なくとも比例演算及び積分演算のいずれかを行って得られる補正値を加えて補正される、請求項1記載の電動機制御装置。 - 前記回転座標系においては、第1軸(δc)と、前記第1軸から90度進相の第2軸(γc)が採用され、
前記抵抗値は、前記一次磁束の指令値([Λ1*])の前記第2軸の成分から前記一次磁束の前記第2軸の成分(λ1γc)を減じた差に少なくとも比例演算及び積分演算のいずれかを行って得られる補正値を用いて補正される、請求項1記載の電動機制御装置。 - 前記回転座標系においては、第1軸(δc)と、前記第1軸から90度進相の第2軸(γc)が採用され、
前記抵抗値は、差分値に少なくとも比例演算及び積分演算のいずれかを行って得られる補正値を加えて補正され、
前記差分値は、前記一次磁束の前記第1軸の成分(λ1δc)の二乗と、前記一次磁束の前記第2軸の成分(λ1γc)の二乗との和の平方根を、前記一次磁束の指令値([Λ1*])の大きさ(Λδ*)から減じて得られる、請求項1記載の電動機制御装置。 - 前記偏差を求める際に用いられる前記一次磁束([λ1])は、その推定値([λ1^])である、請求項1乃至請求項5のいずれか一つに記載の電動機制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012257634A JP5983352B2 (ja) | 2012-11-26 | 2012-11-26 | 電動機制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012257634A JP5983352B2 (ja) | 2012-11-26 | 2012-11-26 | 電動機制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014107894A true JP2014107894A (ja) | 2014-06-09 |
JP5983352B2 JP5983352B2 (ja) | 2016-08-31 |
Family
ID=51028972
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012257634A Active JP5983352B2 (ja) | 2012-11-26 | 2012-11-26 | 電動機制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5983352B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108196122A (zh) * | 2018-02-24 | 2018-06-22 | 深圳世格赛思医疗科技有限公司 | 一种波形相位识别方法、装置、系统、计算机和存储介质 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0491963A (ja) * | 1990-08-06 | 1992-03-25 | Ricoh Co Ltd | サーマルヘッド |
JPH0951700A (ja) * | 1995-05-31 | 1997-02-18 | Meidensha Corp | 回転電機の制御装置 |
JP3672761B2 (ja) * | 1999-03-04 | 2005-07-20 | 譲 常広 | 同期電動機駆動装置 |
WO2005112249A1 (ja) * | 2004-05-14 | 2005-11-24 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | 同期機制御装置 |
-
2012
- 2012-11-26 JP JP2012257634A patent/JP5983352B2/ja active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0491963A (ja) * | 1990-08-06 | 1992-03-25 | Ricoh Co Ltd | サーマルヘッド |
JPH0951700A (ja) * | 1995-05-31 | 1997-02-18 | Meidensha Corp | 回転電機の制御装置 |
JP3672761B2 (ja) * | 1999-03-04 | 2005-07-20 | 譲 常広 | 同期電動機駆動装置 |
WO2005112249A1 (ja) * | 2004-05-14 | 2005-11-24 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | 同期機制御装置 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108196122A (zh) * | 2018-02-24 | 2018-06-22 | 深圳世格赛思医疗科技有限公司 | 一种波形相位识别方法、装置、系统、计算机和存储介质 |
CN108196122B (zh) * | 2018-02-24 | 2023-05-02 | 深圳世格赛思医疗科技有限公司 | 一种波形相位识别方法、装置、系统、计算机和存储介质 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5983352B2 (ja) | 2016-08-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5494760B2 (ja) | 電動機制御装置 | |
JP4198162B2 (ja) | モータ制御装置 | |
JP4674525B2 (ja) | 磁極位置推定方法及びモータ制御装置 | |
JP6367332B2 (ja) | インバータ制御装置及びモータ駆動システム | |
JP5351859B2 (ja) | ベクトル制御装置、及び電動機制御システム | |
JP5073063B2 (ja) | 永久磁石同期電動機の制御装置 | |
WO2016189694A1 (ja) | 交流回転機の制御装置および電動パワーステアリングの制御装置 | |
WO2016121237A1 (ja) | インバータ制御装置及びモータ駆動システム | |
JP5556875B2 (ja) | 一次磁束制御方法 | |
JP2009290980A (ja) | 永久磁石形同期電動機の制御装置 | |
JP2008220169A (ja) | モータ制御装置 | |
JP5660191B2 (ja) | 電動機制御装置 | |
JP2009118557A (ja) | 永久磁石形同期電動機の制御装置 | |
JP5983352B2 (ja) | 電動機制御装置 | |
JP6295631B2 (ja) | 電動機制御装置 | |
WO2015105093A1 (ja) | 電動機の制御装置 | |
JP5375480B2 (ja) | 回転機の制御装置 | |
JP5854057B2 (ja) | 脱調検出装置および電動機駆動システム | |
JPH08205599A (ja) | 誘導電動機の速度推定方法および誘導電動機駆動装置 | |
JP6146288B2 (ja) | 電動機制御装置 | |
AU2013310516B9 (en) | Electric motor control device | |
JP5846195B2 (ja) | 電動機駆動装置の制御装置および電動機駆動システム | |
JP6015647B2 (ja) | 電動機駆動装置の制御装置及び電動機駆動システム | |
JP2015165741A (ja) | 電動機の制御装置および電動機制御システム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150925 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160610 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160705 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160718 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5983352 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |