JP2014107477A - 発光モジュールおよび当該発光モジュールを用いた照明用光源 - Google Patents

発光モジュールおよび当該発光モジュールを用いた照明用光源 Download PDF

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Abstract

【課題】光の取り出し効率の向上を図ることができる発光モジュールを提供する。
【解決手段】 発光モジュール1では、封止部材19の上面であって、複数のLED13それぞれの直上方に相当する第1領域19aは、隣り合う2つの第1領域19aの間に存在する第2領域19bよりも上方に膨出して形成されている。また、第1領域19aから第2領域19bに至る途中には、膨出量が漸減する傾斜面19cが形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、発光モジュールおよび当該発光モジュールを用いた照明用光源に関し、特に、光の取り出し効率向上技術に関する。
近年、ハロゲン電球、蛍光ランプのような各種光源の分野では、省電力かつ長寿命なLED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)を利用した発光モジュールが提供されている。
このようなLEDを利用した発光モジュールとしては、例えば、基板上に複数のLEDを列状に配置するとともに、これら複数のLEDを封止部材で封止してなるものが提案されている(特許文献1参照)。
特許文献1に記載された発光モジュールでは、封止部材の上面が基板の主面に対して略平行となっている。つまり、封止部材の上面が基板の主面に対して平行、即ち、平坦である。
特開2008−244165号公報
この種の発光モジュールでは、LEDから全方向に光が出射される。そして、LEDから封止部材の上面に対して斜めに入射する光のうち、封止部材の上面と封止部材の外部空間との界面に比較的大きい入射角で入射する光は、当該界面で全反射されてしまう。このような、封止部材の上面と封止部材の外部空間との界面における光の全反射の発生は、光の取り出し効率の低下につながってしまう。
本発明は、上記事由に鑑みてなされたものであり、光の取り出し効率の向上を図ることができる発光モジュールを提供することを目的とする。
本発明に係る発光モジュールは、基板と、基板上に列状に配置された複数の半導体発光素子と、複数の半導体発光素子を一括して封止する形で前記基板上に設けられた封止部材とを備える。そして、封止部材の上面であって、複数の半導体発光素子それぞれの直上方に相当する第1領域は、隣り合う2つの第1領域の間に存在する第2領域よりも上方に膨出して形成されているとともに、第1領域から第2領域に至る途中には、膨出量が漸減する傾斜面が形成されている。
本構成によれば、封止部材の上面であって、複数の半導体発光素子それぞれの直上方に相当する第1領域は、隣り合う2つの第1領域の間に存在する第2領域よりも上方に膨出して形成されている。そして、第1領域から第2領域に至る途中には、膨出量が漸減する傾斜面が形成されている。本構成では、半導体発光素子から封止部材の上面に比較的大きい入射角で入射する光のうち、傾斜面に入射する光は全反射されずに外部に取り出される。従って、本構成は、封止部材の上面が平坦である構成に比べて、封止部材の上面に入射する光の全反射が抑制される分、半導体発光素子から出射された光の取り出し効率の向上を図ることができる。
実施の形態1に係る発光モジュールの一部斜視図。 実施の形態1に係る発光モジュールについて、(a)は図1におけるA1−A1線で破断した断面の矢視図、(b)は図1におけるB1−B1線で破断した断面の矢視図。 比較例に係る発光モジュールの一部斜視図。 比較例に係る発光モジュールについて、(a)は図3におけるA0−A0線で破断した断面の矢視図、(b)は図3におけるB0−B0線で破断した断面の矢視図。 図2(a)の部分拡大図。 実施の形態1に係る発光モジュールの製造方法を説明するための断面図。 実施の形態2に係る発光モジュールの一部斜視図。 実施の形態2に係る発光モジュールについて、(a)は図7におけるA2−A2線で破断した断面の矢視図、(b)は図1におけるB2−B2線で破断した断面の矢視図。 実施の形態3に係る発光モジュールの断面図。 実施の形態3に係る発光モジュールの製造方法を説明するための断面図。 実施の形態4に係るランプユニットの分解斜視図。 変形例に係るLEDおよびサブマウントの斜視図。 変形例に係る発光モジュールを示し、(a)は断面図、(b)は(a)におけるB3−B3線で破断した断面の矢視図。 変形例に係る発光モジュールの断面図。 変形例に係る発光モジュールの製造方法を説明するための断面図。 変形例に係る発光モジュールの平面図。 変形例に係る発光モジュールを備えたランプユニットの斜視図。
<実施の形態1>
<1>構成
図1は、本実施の形態に係る発光モジュール1の一部斜視図である。また、図2は、本実施の形態に係る発光モジュール1を示し、(a)は図1におけるA1−A1線で破断した断面の矢視図、(b)は図1におけるB1−B1線で破断した断面の矢視図である。
発光モジュール1は、基板11と、複数のLED(半導体発光素子)13と、配線15と、封止部材19とを備える。
<基板>
基板11は、平板状部12と、サブマウント(台座部)31とから構成される。ここで、平板状部12は、長尺の平面視矩形状の板材11aと、当該板材11aの表面全体を覆うように形成された絶縁膜11bとからなる。また、板材11aは、例えばアルミニウム等の金属材料から形成されている。また、絶縁膜11bは、例えば白色のポリカーボネート樹脂等の絶縁性を有する樹脂材料から形成されている。
なお、平板状部12に用いられる材料および平板状部12の形状は特に限定されない。平板状部12に用いられる材料は、LED13から出射される光に対する反射率が高く且つ放熱性のよい材料が好ましい。このような材料としては、例えば、アルミナ等のセラミックスがある。
サブマウント31は、円盤状の形状を有し、LED13が配設される配設面31aを有する。このサブマウント31は、平板状部12上に列状に複数個配設されている。サブマウント31の厚みTh1は、例えば0.2mm乃至0.4mmに設定される。このサブマウント31は、例えば、Si等の半導体材料や金属、熱伝導性の良い樹脂材料等から形成されている。なお、サブマウント31をSi等の半導体材料や金属から形成する場合は、LED13が配設される配設面31a側に熱酸化処理等により絶縁膜が形成される。
<LED>
各LED13は、青色発光するGaN系のLEDである。そして、図1に示すように、LED13は、複数のサブマウント31に振り分けた状態で配置されている。なお、複数のLED12それぞれが、複数のサブマウント31それぞれに1個ずつ配置されている。ここで、各LED13は、サブマウント31の配設面31a上に接着剤33により固着されている。ここで、各LED13は、電極(図示せず)のある面をサブマウント31側とは反対側にして(いわゆるフェイスアップの状態で)配置されている。
<配線>
配線15は、平面視略櫛状に形成されている。そして、配線15の櫛歯部分の先端部は、互いに隣り合う2つのサブマウント31の間に位置している。また、配線15には、外部電源に接続されたコネクタが接続可能なソケット21が接続されている。この配線15は、例えば、AgやCu等の金属材料から形成されている。なお、配線15の材料としては、金属材料に限られず、例えば、Si等の半導体材料やその他の導電性材料から形成されるものであってもよい。そして、配線15の櫛歯部分の先端部は、金属ワイヤ17を介してLED13の電極(図示せず)に電気的に接続されている。この金属ワイヤ17は、例えば、金から形成されるものであり、周知のワイヤボンディング法により一端部が配線15の櫛歯部分の先端部に接合され他端部がLED13の電極に接合されている。
<封止部材>
封止部材19は、複数のLED13、配線15の櫛歯部分の先端部および金属ワイヤ17を一括して封止する形で平板状部12の上面(以下、「基板11の主面11c」と称する。)に設けられている。また、図2(a)および(b)に示すように、封止部材19は、基板11の短手方向に沿った断面の形状が半楕円形状である。そして、封止部材19の上面であって、複数のLED13それぞれの直上方に相当する第1領域19aは、封止部材19の上面における複数の第1領域19aの間に位置する第2領域19bよりも基板11の主面11cに直交する方向に膨出している。ここで、封止部材19の上面とは、封止部材19の外側面における第1領域を封止部材19の外側面に沿って複数のLED13の列方向に延伸してなる領域である。
そして、第1領域19aから第2領域19bに至る途中には、第1領域19aから離れるほど、膨出量が漸減する傾斜面19cが形成されている。また、第1領域19aの第2領域19bに対する膨出量T2は、サブマウント31の厚みTh1に略等しい。つまり、上記膨出量T2は、サブマウント31の厚みTh1に基づいて定まる。
ここにおいて、封止部材19の基板11の短手方向の幅FWは、例えば0.8mm乃至3.0mmの範囲内に設定される。この幅FWは、封止部材19によるLED13の封止信頼性を確保する観点から、LED13の幅の2乃至7倍の範囲内に設定することが好ましい。また、基板11の主面11cに直交する方向における、第2領域19bと主面11cとの間の距離T1は、例えば0.2mm乃至1.3mmの範囲内に設定される。この場合、上記膨出量T2(サブマウント31の厚みTh1)は、例えば0.2mm乃至0.4mmの範囲内において、距離T1の30%乃至100%に設定される。
また、封止部材19は、蛍光体を含有した透光性の樹脂材料で形成されている。この透光性の樹脂材料としては、例えば、シリコーン樹脂、フッソ樹脂、シリコーン・エポキシのハイブリッド樹脂、ユリア樹脂などを用いることができる。また、蛍光体としては、例えば、YAG蛍光体((Y,Gd)Al12:Ce3+)、珪酸塩蛍光体((Sr,Ba)SiO4:Eu2+)、窒化物蛍光体((Ca,Sr,Ba)AlSiN:Eu2+)、酸窒化物蛍光体(BaSi12:Eu2+)の粉末を用いることができる。これにより、各LED13から出射される青色光と、当該青色光の一部を蛍光体により変換されて出射される黄緑色の光とが混合することにより白色光が得られる。なお、封止部材19は、必ずしも蛍光体が含有されている必要はない。
<2>発光モジュールの光学的特性について
次に、本実施の形態に係る発光モジュール1の光学的特性について比較例に係る発光モジュール101と対比しながら説明する。
図3は、比較例に係る発光モジュールの一部斜視図である。また、図4は、比較例に係る発光モジュール101を示し、(a)は図3におけるA0−A0線で破断した断面の矢視図、(b)は図3におけるB0−B0線で破断した断面の矢視図である。
発光モジュール101は、サブマウント31を備えていない点と、封止部材119の形状とが発光モジュール1と相違する。なお、発光モジュール1と同様の構成については同一の符号を付して適宜説明を省略する。
発光モジュール101では、封止部材119の外側面のうち、発光部13から出射された光が全反射角θ0よりも小さい入射角で入射する部位ARにおいてのみ、発光部13から出射された光が封止部材119の外部に取り出される。そして、封止部材119の外側面における部位AR以外の部位では、発光部13から出射された光が全反射されてしまう。
一方、本実施の形態に係る発光モジュール1では、前述のように、封止部材19の上面における第1領域19aが第2領域19bに比べて膨出している。
図5は、図2(a)の部分拡大図である。この部分拡大図は、複数のLED13を含み且つ基板11の主面11cに直交する断面を示している。
第2領域19bは、上記列方向に平行に配置された仮想直線S1上に存在する。この仮想直線S1は、比較例の発光モジュール101における、複数のLED13を含み且つ基板11の主面11cに直交する断面の封止部材119の上面に一致する。
また、仮想直線S1上において、発光層13aの第1部位Poi1を通る仮想直線Li1との交点に相当する第2部位Poi2は、基板11の主面11cに直交する方向における傾斜面19cの投影領域内に存在している。
ここで、第1部位Poi1は、発光層13aの上記列方向における端縁に相当する。また、仮想直線Li1は、仮想直線S1とのなす角度が発光層13aから出射される光に対する全反射角(臨界角)θ0に等しい。そして、封止部材19の上面のうち、発光部13から出射された光が全反射角θ0よりも小さい入射角で入射する部位AR1では、全反射されずに外部に取り出される。また、封止部材19の上面のうち部位AR1は、比較例に係る封止部材119の上面の部位AR0に比べて上記列方向における長さが長くなっている。これにより、発光モジュール1は、比較例に係る発光モジュール101に比べて、LED13から出射された光の取出し効率が向上される。
ところで、傾斜面19cは、封止部材19の上面における、基板11の主面11cに直交する方向でサブマウント31の周縁に対向する部位を上記列方向に跨ぐように形成される。そこで、発光モジュール1では、上記仮想直線S1上において、サブマウント31の周縁の一部と第2部位Poi2とが上記列方向において略一致するように設定されている。これにより、仮想直線S1上において、第2部位Poi2が基板11の主面11cに直交する方向における傾斜面19cの投影領域内に確実に配置させることができる。
ここにおいて、サブマウント31の上記列方向における長さをSW、LED13の上記列方向における長さをCW、封止部材19の屈折率をn、封止部材19の外部に存在する空気の屈折率を1.0、主面11cに直交する方向における、第2領域19bと主面11cとの間の距離をT1、サブマウント31の厚みをTh1とすると式(1)乃至式(3)で表される関係が成立する。式(1)は、スネルの法則に基づく関係式である。
Figure 2014107477
Figure 2014107477
Figure 2014107477
例えば、封止部材19がシリコーン樹脂からなるとして、屈折率を1.5とし、距離T1が0.6mm、サブマウント31の厚みTh1が0.3mm、LED13の長さCWを0.2mmとすると、サブマウント31の長さ(直径)SWは、式(1)乃至式(3)から、0.6mm程度となる。この場合、傾斜面19cは、封止部材19の上面における、第1領域19aから上記列方向に約0.2mm離間した部位を跨ぐように形成される。
なお、前述の説明は、複数のLED13を含み且つ基板11の主面11cに直交せず交差する他の断面についても同様のことが言える。
次に、各発光モジュール1,101を実際に作製し、各発光モジュール1,101の光の取り出し効率を測定した結果を以下の表に示す。
Figure 2014107477
上記表において、IFは、LED13に流れる電流の電流値、Vfは、各LED13に印加される電圧の電圧値、Pは、発光モジュール1,101への投入電力を示す。また、Fは、発光モジュール1,101から出射される光の光量、F/Pは、発光モジュール1,101の投入電力に対する光の取り出し効率を示す。
上記表に示す測定結果から判るように、本実施の形態に係る発光モジュール1は、比較例に係る発光モジュール101に比べて、光の取り出し効率が3%程度向上している。このことからも、発光モジュール1は、発光モジュール101に比べて、傾斜面19cから外部に光を取り出すことができる分だけ、LED13から出射される光の取り出し効率が向上していることが判る。
<3>発光モジュールの製造方法
本実施の形態に係る発光モジュール1の製造工程について説明する。
ここでは、ディスペンサ方式を採用して封止部材19を形成する場合について説明する。
図6は、本実施の形態に係る発光モジュールの製造方法を説明するための断面図である。
まず、板材11aに、絶縁膜11bの基となるポリカーボネートからなる樹脂フィルムを熱融着等により貼り付けることにより基板11を形成する。
次に、基板11上に配線15を形成した後に、サブマウント31を配設する。サブマウント31は、接着剤(図示せず)により基板11に固着される。ここにおいて、サブマウント31を配設する前に、フォトリソグラフィ技術およびエッチング技術を利用して、配線15における、櫛歯部分の先端部およびソケット21が配設される部位を除く全体を覆うようにガラス等からなる保護膜(図示せず)を形成してもよい。
続いて、LED13を接着剤(図示せず)によりサブマウント31上に固着し、LED13の電極と配線15の櫛歯部分の先端部とを周知のワイヤボンディング技術を用いて金属ワイヤ17で接続する。これにより、図6(a)に示すような構造体が形成される。
その後、ディスペンサNを用いて、複数のLED13からなる素子列に沿って樹脂ペースト1019を線状に塗布する(図6(b)矢印P参照)。ここで、ディスペンサNの先端の基板11の主面11cからの高さは一定に維持する。すると、図6(b)に示すように、樹脂ペースト1019は、比較的粘度が高い(粘度:20乃至60Pa・sec)ので、サブマウント31に対応する部分がそれ以外の部分に比べて膨出した状態で塗布される。
次に、樹脂ペースト1019を固化させることによって、封止部材19が形成される(図6(c)参照)。
<4>まとめ
結局、本実施の形態に係る発光モジュール1では、封止部材19の上面であって、複数のLED13それぞれの直上方に相当する第1領域19aは、隣り合う2つの第1領域19aの間に存在する第2領域19bよりも上方に膨出して形成されている。そして、第1領域19aから第2領域19bに至る途中には、膨出量が漸減する傾斜面19cが形成されている。この発光モジュール1では、LED13から封止部材19の上面に比較的大きい入射角で入射する光のうち、傾斜面19cに入射する光は全反射されずに外部に取り出される。従って、この発光モジュール1は、比較例に係る発光モジュール101に比べて、封止部材19の上面における全反射が抑制される分、LED13から出射された光の取り出し効率の向上を図ることができる。
<実施の形態2>
本実施の形態に係る発光モジュール1は、基板211に溝部211dを形成することにより封止部材219の上面に曲面からなる傾斜面219cを形成したものである。
図7は、本実施の形態に係る発光モジュール2の一部斜視図である。また、図8は、本実施の形態に係る発光モジュール2を示し、(a)は図7におけるA2−A2線で破断した断面の矢視図、(b)は図7におけるB2−B2線で破断した断面の矢視図である。なお、実施の形態1と同様の構成については同一の符号を付して適宜説明を省略する。
基板211は、長尺の平面視矩形状の板材211aと、当該板材211aの表面の一部を覆うように形成された絶縁膜211bとから構成される。また、基板211の主面211cにおける複数のLED13それぞれを囲繞する領域には、平面視円環状の溝部211dが形成されている。言い換えると、溝部211dは、基板211の主面211cにおけるLED13が配設される領域に対して複数のLED13の列方向における両方で隣接する領域を含むように設けられている。絶縁膜211bは、板材211aの表面における溝部211dに対応する部位以外の部位を覆うように形成されている。溝部211dの深さTh2は、例えば、0.2mm乃至0.4mmに設定される。なお、板材211aおよび絶縁膜211bの材料は、実施の形態1と同様なので詳細な説明は省略する。また、溝部211dは、基板211上に配線15を形成する前後のいずれかにおいて、周知のフォトリソグラフィ技術およびエッチング技術を利用して基板211を加工することにより形成すればよい。
封止部材219は、実施の形態1と同様に、複数のLED13、配線15の櫛歯部分の先端部および金属ワイヤ17を一括して封止する形で基板211の主面211cに設けられている。また、図8(a)および(b)に示すように、封止部材219における、基板211の溝部211dに対応する平面視円環状の部位には、基板211の主面211cに近づく方向に窪んでいる窪み部219fが形成されている。この窪み部219fの底部が、第2領域219bを構成している。また、窪み部におけるLED13に近い側の側壁は、第1領域19aから第2領域219bに至る途中において膨出量が漸減する傾斜面219cを構成している。ここにおいて、複数のLED13それぞれは、基板211上における、基板211の主面211cに直交する方向で複数の第1領域219aに対向する部位、即ち、溝部211dの内側の部位それぞれに配置されている。また、第2領域219bおよび傾斜面219c以外の部位(以下、「中間部」と称する。)219eは、第2領域219bに比べて、基板211の主面211cに直交する方向に膨出している。
ここで、第1領域219aの、第2領域219bに対する基板211の主面211cに直交する方向への膨出量T22は、溝部211dの深さに略等しくなっている。つまり、上記膨出量T22は、溝部211dの深さTh2に基づいて定まる。なお、封止部材19の材料等は、実施の形態1と同様なので詳細な説明は省略する。
ここにおいて、封止部材219は、基板211の短手方向の幅FWが、例えば0.8mm乃至3.0mmの範囲内に設定される。また、基板211の主面211cに直交する方向における、第2領域219bと主面211cとの間の距離T21は、例えば0.2mm乃至1.3mmの範囲内に設定される。この場合、上記膨出量T22(溝部211dの深さTh2)は、例えば0.2mm乃至0.4mmの範囲内において、距離T21の30%乃至100%に設定される。なお、溝部211dの深さTh2は、あくまでも基板211の厚みよりも短い範囲内で設定される。
本実施の形態に係る発光モジュール2では、実施の形態1に係る発光モジュール1が備えるような、サブマウント31が不要である。これにより、発光モジュール2の部品点数を削減することができるので、部材コストの低減を図ることができる。
<実施の形態3>
本実施の形態に係る発光モジュール3は、サブマウントを用いたり基板の加工を行ったりせずに、封止部材319の上面に傾斜面319cを形成したものである。
図9は、本実施の形態に係る発光モジュール3の断面図である。なお、実施の形態1と同様の構成については同一の符号を付して適宜説明を省略する。
封止部材319は、実施の形態1と同様に、複数のLED13、配線15の櫛歯部分の先端部および金属ワイヤ17を一括して封止する形で基板311の主面311cに設けられている。ここで、基板311は、長尺の平面視矩形状の板材311aと、当該板材311aの表面全体を覆うように形成された絶縁膜311bとからなる。封止部材319の第1領域319aは、第1領域319a以外の第2領域319bに比べて、基板311の主面311cに直交する方向に膨出している。ここにおいて、複数のLED13それぞれは、基板311の主面311cに直交する方向で複数の第1領域319aに対向する部位それぞれに配置されている。そして、第1領域319aから第2領域319bに至る途中には、膨出量が漸減する傾斜面319cが形成されている。なお、封止部材319の材料等は、実施の形態1と同様なので詳細な説明は省略する。
ここにおいて、封止部材319の基板311の短手方向の幅FWが、例えば0.8mm乃至3.0mmの範囲内に設定される。また、基板311の主面311cに直交する方向における、第2領域319bと主面311cとの間の距離T31は、例えば0.2mm乃至1.3mmの範囲内に設定される。この場合、上記膨出量T32は、例えば0.2mm乃至0.4mmの範囲内において、距離T31の30%乃至100%に設定される。
次に、本実施の形態に係る発光モジュール3の製造工程の一部について説明する。
本実施の形態に係る発光モジュール3は、実施の形態1と同様に、ディスペンサ方式を採用して封止部材319が形成されるものである。そして、封止部材319を形成する際のディスペンサの先端の基板311の主面311cからの高さ設定を工夫することにより、封止部材319の上面における第1領域319aを第2領域319bに比べて膨出させて、傾斜面319cを形成するものである。ここにおいて、ディスペンサの先端の基板311の主面311cからの高さがある程度高い場合、封止部材319の基となる樹脂ペーストの主面311cに直交する方向の厚みは、樹脂ペーストの吐出量と樹脂ペーストの粘性等により必然的に定まる厚みとなる。一方、ディスペンサの先端の基板311の主面311cからの高さをある程度低くすると、樹脂ペーストは、幅広になるとともにその厚みが上記必然的に定まる厚みよりも薄くなる。本実施の形態では、この樹脂ペースト特性を利用して封止部材319の上面に凹凸形状を形成するものである。
まず、基板311上に配線15を形成するとともにLED13を接着剤(図示せず)により基板311上に固着し、LED13の電極(図示せず)と配線15の櫛歯部分の先端部とを金属ワイヤ17で接続してなる構造体(図10(a)参照)を準備する。
次に、ディスペンサNの先端の基板311の主面311cから高さ(以下、「ディスペンサ高さ」と称する。)を高さH1に設定して、複数のLED13からなる素子列に沿って樹脂ペースト1319を塗布する(図10(a)参照)。
続いて、ディスペンサNの先端がLED13に近づくと、ディスペンサ高さを、高さH1よりも高い高さH2に設定して、樹脂ペースト1319の塗布を続行する(図10(b)参照)。この高さH2は、例えば、0.7mmに設定される。このとき、図10(b)に示すように、樹脂ペースト1319は、比較的粘度が高い(粘度:20乃至60Pa・sec)ので、ディスペンサ高さを高さH2に設定して塗布した部分が、ディスペンサ高さを高さH1に設定して塗布した部分に比べて膨出した状態で塗布される。このように、ディスペンサ高さを変更しながら、樹脂ペースト1319を塗布していく。
その後、樹脂ペースト1319を固化させることによって、封止部材319が形成される(図10(c)参照)。
上記製造方法において、例えば高さH1を0.4mmとし、高さH2を0.7mmとすれば、基板311の主面311cに直交する方向における、封止部材319の第2領域319bと主面311cの間の距離T31は、0.3mmとなり、膨出量T32は、0.3mmとなる。
上記製造方法によれば、高さH1と高さH2の比率を変更することにより、第1領域319aの、第2領域319bに対する基板311の主面311cに直交する方向への膨出量T32を自由に設定することができる。
本実施の形態に係る発光モジュール3では、実施の形態1に係る発光モジュール1が備えるような、サブマウント31が不要である。これにより、発光モジュール2の部品点数を削減することができるので、部材コストの低減を図ることができる。また、実施の形態2に係る発光モジュール2を製造する場合のように、基板211の加工を行う工程を追加で行う必要がない。これにより、発光モジュール3の製造工程の簡素化を図ることができる。
<実施の形態4>
図11は、本実施の形態に係るランプユニット(照明用光源)の分解斜視図である。
ランプユニット201は、実施の形態1で説明した発光モジュール1と、発光モジュール1が取着された長尺の伝熱板2002と、透光性材料(例えば、アクリル樹脂等)により形成され伝熱板2002における発光モジュール1が取着される側を覆う樋状のカバー2003と、伝熱板2002およびカバー2003の長手方向における両端側に取着された一対の口金2004とを備える。
伝熱板2002は、矩形板状の金属板(例えば、アルミニウム板やクロムフリーの亜鉛鋼板等)の短手方向の両側を折曲することにより形成されている。
カバー2003は、長手方向に沿った両端部それぞれの内側にカバー2003の長手方向に沿って形成された2対のリブ2003aが突設されている。そして、伝熱板2002は、その短手方向における両端縁がこの2対のリブ2003aで挟持された状態で、カバー2003に固定される。これにより、発光モジュール1で発生した熱は、伝熱板2002を介してカバー2003に伝導し、カバー2003の外表面から外部に放出されることになる。
口金2004の外周面からは、ランプユニット201を照明器具のソケットに固定するための口金ピン2004aが突出している。
<変形例>
(1)実施の形態1では、サブマウント31が、円盤状である例について説明したが、サブマウント31の形状は円盤状に限定されるものではない。
本変形例に係るサブマウント231,331,431,531の形状を図12に示す。なお、実施の形態1と同様の構成については同一の符号を付して適宜説明を省略する。
図12(a−1)に示すように、本変形例の一例に係るサブマウント231は、平面視楕円状に形成されている。このサブマウント231は、例えば、当該サブマウント231を平面視したときの楕円の長軸方向が複数のLED13の列方向に沿うように基板11の主面11cに配設される。この場合、図12(a−2)に示すように、サブマウント231を平面視したときの長軸の長さa1および短軸の長さb1を適宜設定することにより、封止部材19の上面における傾斜面19cの形状を変更することができる。
また、図12(b−1)に示すように、本変形例の一例に係るサブマウント331は、平面視矩形状(矩形板状)に形成されている。このサブマウント331は、例えば、当該サブマウント331を平面視したときの長辺方向が、列状に配設された複数のLED13の列方向に沿うように、基板11の主面11cに配設される。この場合、図12(b−2)に示すように、サブマウント331を平面視したときの長辺の長さa2および短辺の長さb2を適宜設定することにより、封止部材19の上面における傾斜面19cの形状を変更することができる。図12(b−1)に示す構成のサブマウント331は、実施の形態1に係る円盤状のサブマウント31に比べて、製造容易性の観点から有利である。
更に、図12(c−1)に示すように、本変形例の一例に係るサブマウント431は、平面視矩形状であり且つ厚み方向に直交する第1方向(図12(c−1)の矢印参照)から見たときの形状が台形状となるように形成されている。このサブマウント431は、例えば、上記第1方向に直交する第2方向が、列状に配設された複数のLED13の列方向に沿うように、基板11の主面11cに配設される。この場合、図12(c−2)に示すように、サブマウント331を上記第1方向から見たときの下底の両端の角度φ1,φ2を適宜設定することにより、封止部材19の上面における傾斜面19cの形状を変更することができる。
また、図12(d−1)に示すように、本変形例の一例に係るサブマウント531は、平面視矩形状であり且つ厚み方向に直交する第1方向(図12(d−1)の矢印参照)から見ると上辺が底辺に平行であり当該底辺に比べて短く上辺の両端部と底辺の両端部とが内側に凸となる弧状の曲線で結合した形状となるように形成されている。つまり、サブマウント531における上記第1方向とは直交する第2方向における両端部には断面弧状の曲面531a,531bが形成されている。このサブマウント531は、例えば、上記第1方向に直交する第2方向が、列状に配設された複数のLED13の列方向に沿うように、基板11の主面11cに配設される。この場合、サブマウント531の曲面531a,531bの曲率を適宜設定することにより、封止部材19の上面における傾斜面19cの形状を変更することができる。また、金属ワイヤ17を曲面531a,531bに沿わせるように配置することにより、図6に示す封止部材19を形成する工程において、金属ワイヤ17が封止部材19の基となる樹脂ペースト1019の外部に飛び出し難くすることができる。従って、発光モジュール1の製造工程における不良率低減を図ることができる。
結局、本変形例によれば、サブマウント以外の構成を同じにしつつ、サブマウントの形状を適宜設定するだけで、傾斜面19cの形状を変更することができるので、傾斜面19cの設計容易化を図ることができる。
(2)実施の形態1では、基板11とサブマウント31とが別体である例について説明したが、これに限定されるものではなく、基板11とサブマウント31が一体であってもよい。例えば、基板11とサブマウント31とが一体になった構造体が、樹脂材料を用いた一体成形により形成されるものであってもよい。
(3)実施の形態1では、封止部材19の上面における、隣り合う第1領域19aの間それぞれに傾斜面19cが形成されている例について説明した。しかし、傾斜面19cは、必ずしも隣り合う第1領域19aの間の全てに形成されている必要はなく、例えば、2つ以上の第1領域19a毎に傾斜面19cが形成されているものであってもよい。
(4)実施の形態2では、基板211に溝部211dを形成してなる発光モジュール2の例について説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、基板211に溝部211dの代わりに基板211に孔を形成してなる発光モジュールであってもよい。
図13に、本変形例に係る発光モジュール4を示し、(a)は断面図であり、(b)は(a)におけるB3−B3線で破断した断面の矢視図である。なお、実施の形態2と同様の構成については同一の符号を付して適宜説明を省略する。
基板411は、実施の形態2と同様に、長尺の平面視矩形状の板材411aと、当該板材411aの表面の一部を覆う絶縁膜411bとから構成される。ここで、板材411aには、板材411aの短手方向に延伸する複数の長孔(貫通孔)411dが貫設されている。この長孔411dは、基板411における複数のLED13うちの隣り合う2つに挟まれた領域に形成されている。ここで、第1領域419aの第2領域419bに対する膨出量は、長孔411dの大きさに基づいて定まっている。本変形例では、長孔411dの長手方向の長さが、封止部材419の基板411の短手方向における長さFWに略等しくなっている。また、絶縁膜411bは、板材411aの表面における長孔411d以外の部位を覆っている。なお、本変形例は、基板411が板材411aおよび絶縁膜411bからなる例について説明したが、例えば、基板411が、ガラスやセラミックス等の絶縁性材料単体からなるものであってもよい。
本変形例によれば、実施の形態1のように基板211に円環状の溝部211dを形成する加工に比べて簡単な基板411に孔を貫設する加工を行うだけでよいので、製造の容易化を図ることができる。
(5)実施の形態3では、発光モジュール3について、サブマウントを用いたり基板の加工を行ったりせずに、傾斜面319cを形成する一例について説明したが、この例に限定されるものではない。
図14は、本変形例に係る発光モジュール5の断面図である。また、図15は、変形例に係る発光モジュールの製造方法を説明するための断面図である。なお、実施の形態3と同様の構成については同一の符号を付して適宜説明を省略する。
封止部材519は、実施の形態1と同様に、複数のLED13、配線15の櫛歯部分の先端部および金属ワイヤ17を一括して封止する形で基板11の主面11cに設けられている。また、図14に示すように、封止部材519の上面における、各LED13に対応する第1領域519aの間の略中央部分が、基板11の主面11cに近づく方向に窪んでいる。そして、この窪み部の底部が、第2領域519bを構成し、窪み部におけるLED13側の側壁が、第1領域519aから離れるほど主面11cに直交する方向でLED13との間の距離が減少し且つ第1領域519に連続する傾斜面519cを構成している。なお、封止部材19の材料等は、実施の形態1と同様なので詳細な説明は省略する。
次に、本実施の形態に係る発光モジュール5の製造工程の一部について説明する。
本実施の形態に係る発光モジュール5は、実施の形態1と同様に、ディスペンサ方式を採用して封止部材519が形成されるものである。そして、ディスペンサの先端の基板11の主面11cからの高さを一定にして樹脂ペーストを塗布した直後に、樹脂ペーストの側面に治具を押し当てることにより、傾斜面519cを形成するものである。
まず、基板11上に配線15を形成するとともにLED13を接着剤(図示せず)により基板11上に固着し、LED13の電極(図示せず)と配線15の櫛歯部分の先端部とを金属ワイヤ17で接続してなる構造体(図10(a)参照)を準備する。
次に、ディスペンサNの先端の基板11の主面11cから高さを高さH3に固定して、複数のLED13からなる素子列に沿って樹脂ペースト1319を塗布する(図15(a)参照)。
続いて、基板11の主面11cに塗布された樹脂ペースト1519の上面に治具Gを押し当てる(図15(b)参照)。このとき、図15(b)に示すように、樹脂ペースト1519の上面は、治具Gの先端部の形状に沿って変形した状態となる。そして、図15(b)に示す状態を維持したまま、樹脂ペースト1519を固化させることによって、封止部材19が形成される(図14参照)。
本実施の形態に係る発光モジュール5では、実施の形態3に係る発光モジュール3のように、樹脂ペーストを塗布する工程において、ディスペンサNの基板11の主面11cからの高さを変更する必要がないので、その分、製造容易化を図ることができる。
(6)実施の形態3では、封止部材319の製造方法において、ディスペンサ高さを2種類の高さにステップ状に切り替える例について説明したが、ディスペンサ高さの切換方法はステップ状に限定されるものではない。例えば、第1領域319aに相当する部分から第2領域319bに相当する部分にかけてディスペンサ高さを漸次変化させていくようにしてもよい。
(7)実施の形態1乃至3では、基板11(211,311)の主面11c(211c,311c)に封止部材19(219,319)が1本だけ配設されてなる発光モジュール1,2,3の例について説明したが、封止部材の数は一本に限定されるものではなく、基板の主面に複数の封止部材が配設された構成であってもよい。
図16は、本変形例に係る発光モジュール6の平面図である。
発光モジュール6は、矩形板状の基板611と、基板611上に並設された複数(図16では、22本)の封止部材619と、配線615とを備える。ここで、各封止部材619は、線状に配列された複数のLED(図示せず)、配線15の一部および配線615の一部とLEDの電極とを電気的に接続する複数の金属ワイヤ(図示せず)を一括して封止している。なお、基板611、配線615、LEDおよび金属ワイヤ等の基本的な構造や材料は、実施の形態1乃至3と同様なのでここでは説明を省略する。
図17は、本変形例に係る発光モジュール6を内蔵したランプユニット301の斜視図である。
ランプユニット301は、発光モジュール6以外に、ベース3020、カバー3050、カバー押え部材3060および配線部材3070等を備える。そして、発光モジュール6は、ベース3020に取り付けられている。また、発光モジュール6は、基板611における封止部材619が配設される面側が、カバー固定部材3060を用いて周縁部がベース3020に固定されたカバー3050で覆われている。カバー3050は、例えば、シリコーン樹脂、アクリル樹脂、ガラス等の透光性材料から形成されており、発光モジュール6から出射された光はカバー3050を透過してランプユニット301の外部へ取り出される。また、ベース3020からは、発光モジュール6に電力を供給するための配線部材3070が導出している。
(8)実施の形態1乃至3では、封止部材19(219,319)の第2領域19b(219b,319b)が第2領域である例について説明したが、これに限定されるものではなく、第2領域が、封止部材19(219,319)の長手方向に直交する仮想平面に存在する線輪状の形状であってもよい。具体的には、封止部材19(219,319)の長手方向において隣り合う傾斜面19c(319c)同士、或いは、傾斜面219cと中間部219e同士が接している構成であってもよい。
1,2,3,4,5,6 発光モジュール
11,211,311,411 基板
13 LED(半導体発光素子)
19,219,319,419,519,619 封止部材
19a,219a,319a,419a,519a 第1領域
19b,219b,319b,419b,519b 第2領域
19c,219c,319c,419c,519c 傾斜面
201,301 ランプユニット(照明用光源)
211d 溝部
411d 長孔

Claims (9)

  1. 基板と、
    前記基板上に列状に配置された複数の半導体発光素子と、
    前記複数の半導体発光素子を一括して封止する形で前記基板上に設けられた封止部材とを備え、
    前記封止部材の上面であって、前記複数の半導体発光素子それぞれの直上方に相当する第1領域は、隣り合う2つの前記第1領域の間に存在する第2領域よりも上方に膨出して形成されているとともに、前記第1領域から前記第2領域に至る途中には、膨出量が漸減する傾斜面が形成されている
    ことを特徴とする発光モジュール。
  2. 前記基板は、平板部と、当該平板部に突設された複数の台座部とを備え、
    前記複数の半導体発光素子は、前記複数の台座部上に振り分けた状態で配置され、
    前記複数の台座部それぞれの上方に、前記第1領域が1つずつ存在し、
    前記第1領域の前記第2領域に対する膨出量は、前記台座部の厚みに基づいて定まっている
    ことを特徴とする請求項1記載の発光モジュール。
  3. 前記台座部の厚みは、前記基板の厚み方向における、前記第2領域と前記基板の主面との間の、前記基板の主面に直交する方向における距離の30%乃至100%の範囲内に設定されている
    ことを特徴とする請求項2記載の発光モジュール。
  4. 前記基板における前記複数の半導体発光素子それぞれが配置される領域に隣接する領域には、溝部が形成されており、
    前記第2領域は、前記溝部の直上方に存在し、
    前記第1領域の前記第2領域に対する膨出量は、前記溝部の深さに基づいて定まっている
    ことを特徴とする請求項1記載の発光モジュール。
  5. 前記複数の溝部それぞれは、前記基板における前記複数の半導体発光素子それぞれを囲繞する領域に形成されている
    ことを特徴とする請求項4記載の発光モジュール。
  6. 前記溝部の深さは、前記基板の厚み方向における、前記第1領域と前記基板上の前記溝部以外の部位との間の、前記基板の主面に直交する方向における距離の30%乃至100%の範囲内に設定されている
    ことを特徴とする請求項4または請求項5記載の発光モジュール。
  7. 前記基板における前記複数の半導体発光素子のうちの隣り合う2つに挟まれた領域には、前記基板を厚み方向に貫通する貫通孔が形成されており、
    前記第2領域は、前記貫通孔の直上方に存在し、
    前記第1領域の前記第2領域に対する膨出量は、前記貫通孔の大きさに基づいて定まっている
    ことを特徴とする請求項1記載の発光モジュール。
  8. 前記複数の半導体発光素子を含み且つ前記基板の主面に直交する断面において、
    前記第2領域は、
    前記列方向に平行に配置された第1仮想直線上に存在し、
    前記第1仮想直線上において、前記複数の半導体発光素子のうちの任意の一つの発光層における前記列方向の端縁を通り且つ前記第1仮想直線とのなす角度が前記発光層から出射される光が全反射される角度に等しい第2仮想直線との交点は、
    前記基板の主面に直交する方向における前記傾斜面の投影領域内に存在する
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の発光モジュール。
  9. 請求項1乃至8のいずれか1項に記載の発光モジュールを備える
    ことを特徴とする照明用光源。
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